JP6817587B2 - 車載検知システム - Google Patents

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Description

本開示は、システムオンチップを備えた車載検知システムに関する。
自動運転等の様々なアプリケーションの実現を目的として、カメラ等により検知した情報を処理するためのシステムオンチップ(SoC)を備えた車載検知システムの開発が進められている。
従来の車載検知システムにおいては、SoCのワークエリアとして機能するメモリとして、高速アクセス可能なDRAM(Dynamic Random Access Memory)が実装されてきた。また、DRAMは揮発性メモリであることから、SoCで実行されるプログラム等を格納するために、従来の車載検知システムにおいては、DRAMに加えて、DRAMと同じメモリ容量を持つROM(Read Only Memory)も実装する必要があった(特許文献1)。
特許4739870号公報
しかしながら、今後の自動運転の実現に向けたカメラ用センサー(撮像センサー)の高精度化、大容量化に加えて、車両におけるアプリケーションのさらなる増加に伴って、従来の車載検知システムにおいては、DRAM及びROMを合わせたメモリ容量が増大してしまう。メモリ容量、つまり、実装基板に占めるDRAM及びROMの面積比率が増大すると、基板面積を増加させなければならなくなるので、システムの車両への搭載自由度が制約されるという問題が生じる。
また、従来の車載検知システムにおいては、電源投入時にROMからDRAMへデータ転送を行う必要がある。このため、システム規模が大きくなってメモリ容量が増大すると、システムがスタンバイ状態になるまでに要する時間が長くなる。すなわち、システムの起動から車両を発進させるまでに要する時間が長くなるという実用上の問題も生じる。
本開示は、以上に述べた課題を解決するものであって、車両搭載センサーの高精度化、大容量化や車両におけるアプリケーションの増加に対してメモリ容量の増大を抑制できる車載検知システムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本開示に係る車載検知システムの一の態様は、不揮発性メモリと、不揮発性メモリに対してデータの読出し及び書込みを行うシステムオンチップと、システムオンチップに、不揮発性メモリの周囲温度、不揮発性メモリの書換頻度、又は車外の様子を撮影した撮像情報を検知情報として出力する検知部とを備え、システムオンチップは、検知部の出力に応じて不揮発性メモリへ供給する複数の制御信号のうちのクロック信号以外の所定の制御信号を変化させることにより、不揮発性メモリの書込時間を変化させると共に、不揮発性メモリへ供給するクロック信号の周期を書込時間の最大値よりも長く設定することによって、不揮発性メモリへ供給するクロック信号の周期を一定に保持する。
また、本開示に係る車載検知システムの他の態様は、不揮発性メモリと、不揮発性メモリに対してデータの読出し及び書込みを行うシステムオンチップと、システムオンチップに、不揮発性メモリの周囲温度、不揮発性メモリの書換頻度、又は車外の様子を撮影した撮像情報を検知情報として出力する検知部とを備え、システムオンチップは、検知部の出力に応じて不揮発性メモリへ供給する複数の制御信号のうちのクロック信号以外の所定の制御信号を変化させることにより、不揮発性メモリの書込時間を変化させると共に、不揮発性メモリの書込時間の変化に合わせて、不揮発性メモリへ供給するクロック信号の1周期内で書込みが終了するようにクロック信号の周期を変化させる。
本開示に係る車載検知システムによると、検知部の出力に応じてシステムオンチップは不揮発性メモリの制御信号を変化させる。このため、厳しい車載環境においても不揮発性メモリの性能を向上させることができる。例えば、高温下ではリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリを使用するのであれば、不揮発性メモリの周囲温度が例えば50℃以上になった場合に、不揮発性メモリの書込時間が長くなるように制御信号を変化させることによって、不揮発性メモリのリテンション性能を維持することができる。
以上のように、本開示に係る車載検知システムによると、不揮発性メモリの性能向上を実現できるので、不揮発性メモリに記憶されるデータの少なくとも一部については、ワークエリアとして機能するDRAM等のRAMを別途設けることなく、システムオンチップから不揮発性メモリに対してデータの読出し及び書込みを直接行うことができる。従って、メモリ容量やメモリデバイス数の増大、つまり基板面積の増大を抑制できるため、システムの車両への搭載自由度を確保することができる。また、システムを低消費電力化できるため、筐体サイズの縮小や部品の最適化も可能となるので、コスト削減を図ることもできる。
また、本開示に係る車載検知システムによると、不揮発性メモリの性能向上により、使用メモリを不揮発性メモリのみとする構成や、ワークエリアとして機能するDRAM等の容量を小さくした構成を採用できる。このため、電源遮断時に不揮発性メモリによりデータ保持できるだけではなく、電源投入時における不揮発性メモリからDRAM等へのデータ転送を不要にしたり、当該データ転送に要する時間を短縮することができる。従って、システムを高速でスタンバイ状態にすることが可能となる。
本開示によれば、車両搭載センサーの高精度化、大容量化や車両におけるアプリケーションの増加に対してメモリ容量の増大を抑制できる車載検知システムを提供することができる。すなわち、システムの車両への搭載自由度が確保され且つスタンバイまでの待ち時間が短い車載検知システムを実現することができる。
図1は、実施形態に係る車載検知システムのブロック図である。 図2は、比較例に係る車載検知システムのブロック図である。 図3は、実施例1に係る車載検知システムのブロック図である。 図4は、実施例1に係る車載検知システムにおける不揮発性メモリの周囲温度と制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。 図5は、実施例1に係る車載検知システムにおける不揮発性メモリの周囲温度と制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。 図6は、実施例1に係る車載検知システムにおける不揮発性メモリの周囲温度と制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。 図7は、実施例1に係る車載検知システムにおける不揮発性メモリの周囲温度と制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。 図8は、実施例2に係る車載検知システムのブロック図である。 図9は、実施例2に係る車載検知システムにおける不揮発性メモリの書換頻度と制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。 図10は、実施例2に係る車載検知システムにおける不揮発性メモリの書換頻度と制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。 図11は、実施例2に係る車載検知システムにおける不揮発性メモリの書換頻度と制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。 図12は、実施例2に係る車載検知システムにおける不揮発性メモリの書換頻度と制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。 図13は、変形例1に係る車載検知システムにおける不揮発性メモリの構成図である。 図14は、変形例1に係る車載検知システムにおける不揮発性メモリの周囲温度と制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。 図15は、変形例2に係る車載検知システムのブロック図である。 図16は、変形例3に係る車載検知システムのブロック図である。
以下、本開示の実施形態に係る車載検知システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る車載検知システムのブロック図である。図1に示すように、車載検知システム100は、不揮発性メモリ101と、不揮発性メモリ101に対してデータの読出し及び書込みを行うシステムオンチップ(SoC)102と、SoC102に検知情報を出力する検知部103とを備え、SoC102は、検知部103の出力に応じて不揮発性メモリ101の制御信号を変化させる。
不揮発性メモリ101としては、ランダムアクセス可能な不揮発性メモリを用いてもよく、例えば、抵抗変化型メモリ(Resistance RAM)、強誘電体メモリ(Ferroelectric RAM)、磁気抵抗型メモリ(Magnetic RAM)、相変化メモリ(Phase Change Memory)等を用いてもよい。
SoC102は、不揮発性メモリ101に記憶されているプログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備えている。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わないが、例えば半導体集積回路(IC)又はLSI(large scale integration)を含む一つ又は複数の電子回路により構成されていてもよい。複数の電子回路は、一つのチップに集積されていてもよいし、複数のチップに設けられていてもよい。複数のチップは一つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。
検知部103は、不揮発性メモリ101の性能や動作等に関連する情報、例えば、不揮発性メモリ101の周囲温度や書換頻度等を検知する。
車載検知システム100は、例えば車外の様子を撮影するためのカメラ用センサー(撮像センサー)等のセンサー104をさらに備えている。センサー104により取得された情報はSoC102に出力され、SoC102は、センサー104からの出力情報を、例えば不揮発性メモリ101から読み出したプログラムを用いて処理する。
また、車載検知システム100は、車両に搭載された複数の制御ユニットを相互に接続する通信ネットワークであるCAN(Controller Area Network)200に接続されていてもよい。CAN200は、例えばバスを介して、車両に搭載される複数の制御ユニット、各種車載センサ、スイッチ装置等を相互に接続するものであり、これによって、制御ユニット間でデータの共有が図られる。ここで、車載検知システム100は、SoC102とCAN200との間で通信を行うためのCANマイコン105と、CANマイコン105用のメモリであるEEPROM106とをさらに備えていてもよい。
また、車載検知システム100は、不揮発性メモリ101、SoC102、検知部103、CANマイコン105及びEEPROM106にそれぞれ所定の電圧を供給するための電源回路107をさらに備えていてもよい。電源回路107には、外部電源300から電力が供給されてもよい。
以上に説明した本実施形態によると、検知部103の出力に応じてSoC102は不揮発性メモリ101の制御信号を変化させる。このため、厳しい車載環境においても不揮発性メモリ101の性能を向上させることができる。例えば、高温下ではリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を使用するのであれば、不揮発性メモリ101の周囲温度が例えば50℃以上になった場合に、不揮発性メモリ101の書込時間が長くなるように制御信号を変化させることによって、不揮発性メモリ101のリテンション性能の変動を補償することができる。
このように本実施形態によると、不揮発性メモリ101の性能向上を図れるので、ワークエリアとして機能するDRAM等を別途設けることなく、SoC102から不揮発性メモリ101に対して直接データの読出し及び書込みを行うことができる。従って、メモリ容量やメモリデバイス数の増大、つまり基板面積の増大を抑制できるため、システムの車両への搭載自由度を確保することができる。また、システムを低消費電力化できるため、筐体サイズの縮小や部品の最適化も可能となるので、コスト削減を図ることもできる。
また、本実施形態によると、不揮発性メモリ101の性能を向上させることができるので、SoC102が使用するメモリを不揮発性メモリ101のみとする構成を採用できる。言い換えると、SoC102のワークエリアとして機能するDRAM等を設けなくてもよい。このため、電源遮断時に不揮発性メモリ101によりデータ保持できるだけではなく、電源投入時における不揮発性メモリ101からDRAM等へのデータ転送を不要にできるので、システムを高速でスタンバイ状態にすることが可能となる。
尚、本実施形態において、不揮発性メモリ101の周囲温度が例えば50℃以上になった場合に、不揮発性メモリ101の書込時間が長くなるように制御信号を変化させると、車載検知システム100から外部機器への応答が遅くなることがある。そこで、車載検知システム100は、例えば不揮発性メモリ101の書込時間が長くなるように制御していることを、CAN経由で外部機器に知らせる信号を出力するようにしてもよい。
図2は、比較例に係る車載検知システムのブロック図である。図2に示すように、車載検知システム150は、フラッシュメモリ等のROM151と、SoC152と、高速アクセス可能なDRAM等のRAM153とを備えている。ROM151には、SoC152で実行されるプログラム等が格納されており、電源投入時にROM151からRAM153へデータ転送が行われる。このため、ROM151とRAM153とは同じメモリ容量を持つ。また、システム稼働時にはSoC152はRAM153に対してデータの読出し及び書込みを行う。その他、車載検知システム150は、図1に示す車載検知システム100と同様に、センサー154、CANマイコン155、EEPROM156を備えている。また、車載検知システム150は、ROM151、SoC152、RAM153、CANマイコン155及びEEPROM156にそれぞれ所定の電圧を供給するための電源回路157を備えている。
比較例の車載検知システム150によると、車両におけるアプリケーションのさらなる増加や搭載センサーの高精度化、大容量化に伴って、ROM151とRAM153とを合わせたメモリ容量が増大してしまう。すなわち、実装基板に占めるROM151及びRAM153の面積比率が増大する結果、基板面積を増加させなければならなくなるので、システムの車両への搭載自由度が制約されてしまう。
また、比較例の車載検知システム150によると、電源投入時にROM151からRAM153へデータ転送を行う必要がある。このため、システム規模が大きくなってメモリ容量が増大すると、システムがスタンバイ状態になるまでに要する時間が長くなる。すなわち、システムの起動から車両を発進させるまでに要する時間が長くなるという実用上の問題が生じる。
(実施例1)
図3は、実施例1に係る車載検知システムのブロック図である。尚、図3において、図1に示す車載検知システム100と同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図3に示す実施例1の車載検知システム100Aは、検知部103として、不揮発性メモリ101のリテンション性能に影響を及ぼす不揮発性メモリ101の周囲温度を検知する温度検知回路103Aを備えている。温度検知回路103Aは、不揮発性メモリ101の内部又は近傍に配置されてもよい。実施例1では、SoC102は、温度検知回路103Aの出力に応じて不揮発性メモリ101の制御信号を変化させるため、不揮発性メモリ101の周囲温度がリテンション性能に及ぼす影響度合いに応じて、不揮発性メモリ101の書込時間を調整できる。従って、不揮発性メモリ101の周囲温度に起因するリテンション性能の変動を補償することができるので、厳しい車載環境においても不揮発性メモリ101の性能を向上させることができる。
図4は、実施例1の車載検知システム100Aにおける不揮発性メモリ101の周囲温度とSoC102の制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。図4において、「TEMP」は温度検知回路103Aの出力(不揮発性メモリ101の周囲温度)、「CK」はクロック信号、「/WE」は書込信号、「アドレス」はアドレス信号、「データ」はデータ信号、「書込」は不揮発性メモリ101の書込時間をそれぞれ表す(図5〜図7においても同じ)。尚、本例では、高温下でリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を対象としている。
図4に示すように、クロック信号CKの周期は周囲温度TEMPに関係なく一定に保持されている。また、クロック信号CKがhighに立上がるときに、書込信号/WEと新たなアドレス及びデータを不揮発性メモリ101が取り込み始めることにより、不揮発性メモリ101への書込が開始される。本例では、SoC102は、周囲温度TEMPに応じた書込時間情報をアドレス信号に付与する。具体的には、図4に示すように、SoC102は、周囲温度TEMPが50℃よりも低い場合には、通常の書込時間(書込時間1:例えば1マイクロ秒)で書込を行うことをアドレス信号に設定し、周囲温度TEMPが50℃以上の場合には、通常よりも長い書込時間(書込時間2:例えば100マイクロ秒)で書込を行うことをアドレス信号に設定する。これにより、SoC102は、不揮発性メモリ101の周囲温度に起因するリテンション性能の変動を補償する。尚、本例では、SoC102がクロック信号CKの周期を「書込時間2」(つまり書込時間の最大値)よりも長く設定することにより、クロック信号CKの周期は周囲温度TEMPに関係なく一定に保持されている。
尚、以上の説明においては、「書込時間1」は、例えば1マイクロ秒であり、「書込時間2」は、例えば100マイクロ秒であるので、両者には100倍の違いがあるが、図4のタイミング図では、説明を分かりやすくするために、「書込時間2」の幅を実際よりも小さく表現している。このような表現は、以下に説明する他のタイミング図においても同様である。
図5は、実施例1の車載検知システム100Aにおける不揮発性メモリ101の周囲温度とSoC102の制御信号との関係を示すタイミング図の他の一例である。本例でも、高温下でリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を対象としている。
図5に示すように、クロック信号CKがhighに立上がるときに、書込信号/WEと新たなアドレス及びデータを不揮発性メモリ101が取り込み始めることにより、不揮発性メモリ101への書込が開始される。また、本例でも、SoC102は、周囲温度TEMPに応じた書込時間情報をアドレス信号に付与しておく。具体的には、図5に示すように、SoC102は、周囲温度TEMPが50℃よりも低い場合には、通常の書込時間(書込時間1)で書込を行うことをアドレス信号に設定し、周囲温度TEMPが50℃以上の場合には、通常よりも長い書込時間(書込時間2)で書込を行うことをアドレス信号に設定する。これにより、SoC102は、不揮発性メモリ101の周囲温度に起因するリテンション性能の変動を補償する。尚、本例では、SoC102は、周囲温度TEMPが50℃以上の場合には、書込終了(書込時間2の経過)後にクロック信号CKをhighに立上げることにより、言い換えると、書込終了まではクロック信号CKをlowのままにしておくことにより、周囲温度TEMPが50℃よりも低い場合と比べてクロック信号CKの周期を長くしている。
図6は、実施例1の車載検知システム100Aにおける不揮発性メモリ101の周囲温度とSoC102の制御信号との関係を示すタイミング図の他の一例である。本例でも、高温下でリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を対象としている。
図6に示すように、クロック信号CKの周期は周囲温度TEMPに関係なく一定に保持されている。また、クロック信号CKがhighに立上がるときに、書込信号/WEと新たなアドレス及びデータを不揮発性メモリ101が取り込み始めることにより、不揮発性メモリ101への書込が開始される。本例では、SoC102は、書込信号/WEがhighに立上がるタイミングで不揮発性メモリ101への書込を終了する。具体的には、SoC102は、図6に示すように、周囲温度TEMPが50℃よりも低い場合には、書込信号/WEを通常のタイミングでhighに立上げることにより、通常の書込時間(書込時間1)を設定する。一方、周囲温度TEMPが50℃以上の場合には、SoC102は、書込信号/WEを通常よりも遅いタイミングでhighに立上げることにより、通常よりも長い書込時間(書込時間2)を設定する。これにより、SoC102は、不揮発性メモリ101の周囲温度に起因するリテンション性能の変動を補償する。尚、本例では、SoC102がクロック信号CKの周期を「書込時間2」(つまり書込時間の最大値)よりも長く設定することにより、クロック信号CKの周期は周囲温度TEMPに関係なく一定に保持されている。
図7は、実施例1の車載検知システム100Aにおける不揮発性メモリ101の周囲温度とSoC102の制御信号との関係を示すタイミング図の他の一例である。本例でも、高温下でリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を対象としている。
図7に示すように、クロック信号CKがhighに立上がるときに、書込信号/WEと新たなアドレス及びデータを不揮発性メモリ101が取り込み始めることにより、不揮発性メモリ101への書込が開始される。また、本例でも、SoC102は、書込信号/WEがhighに立上がるタイミングで不揮発性メモリ101への書込を終了する。具体的には、図7に示すように、SoC102は、周囲温度TEMPが50℃よりも低い場合には、書込信号/WEを通常のタイミングでhighに立上げることにより、通常の書込時間(書込時間1)を設定する。一方、SoC102は、周囲温度TEMPが50℃以上の場合には、書込信号/WEを通常よりも遅いタイミングでhighに立上げることにより、通常よりも長い書込時間(書込時間2)を設定する。これにより、SoC102は、不揮発性メモリ101の周囲温度に起因するリテンション性能の変動を補償する。尚、本例では、SoC102は、周囲温度TEMPが50℃以上の場合には、書込終了(書込時間2の経過)後にクロック信号CKをhighに立上げることにより、言い換えると、書込終了まではクロック信号CKをlowのままにしておくことにより、周囲温度TEMPが50℃よりも低い場合と比べてクロック信号CKの周期を長くしている。
尚、実施例1において、不揮発性メモリ101の書込時間を変化させる周囲温度の閾値は、50℃であるとして説明したが、特に限定されるものではなく、メモリ特性等に応じて50℃よりも高く又は低く設定してもよい。また、必要に応じて周囲温度の閾値を多段階に設定してもよい。また、周囲温度の閾値における範囲、すなわち、精度は、例えば±10%(閾値が50℃なら、45℃から55℃までの範囲)としてもよい。この範囲についてもメモリ特性等に応じて適宜設定可能である。
また、実施例1において、高温下でリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を対象としたが、これに代えて、高温下でリテンション性能が改善するタイプの不揮発性メモリを使用する場合は、SoC102は、周囲温度が閾値以上になった場合に、通常よりも短い書込時間で書込を行えばよい。
また、実施例1において、「書込時間1」が1マイクロ秒であり、「書込時間2」が100マイクロ秒である場合を例示したが、「書込時間1」及び「書込時間2」は特に限定されるものではなく、メモリ特性等に応じて適宜設定可能である。例えば、使用する不揮発性メモリ101が抵抗変化型メモリであれば、前述のように、「書込時間1」を1マイクロ秒、「書込時間2」を100マイクロ秒とし、使用する不揮発性メモリ101が磁気抵抗型メモリであれば、「書込時間1」を例えば10ナノ秒〜100ナノ秒程度とし、「書込時間2」を100マイクロ秒としてもよい。このような「書込時間1」及び「書込時間2」についての説明は、下記の実施例2においても同様である。
(実施例2)
図8は、実施例2に係る車載検知システムのブロック図である。尚、図8において、図1に示す車載検知システム100と同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図8に示す実施例2の車載検知システム100Bは、検知部103として、不揮発性メモリ101のリテンション性能に影響を及ぼす不揮発性メモリ101の書換頻度(単位時間当たりの書換回数)を検知する書換頻度検知回路103Bを備えている。書換頻度検知回路103Bは、不揮発性メモリ101の内部又は近傍に配置されてもよい。実施例2では、SoC102は、書換頻度検知回路103Bの出力に応じて不揮発性メモリ101の制御信号を変化させるため、不揮発性メモリ101の書換頻度がリテンション性能に及ぼす影響度合いに応じて、不揮発性メモリ101の書込時間を調整できる。従って、不揮発性メモリ101の書換頻度に起因するリテンション性能の変動を補償することができるので、厳しい車載環境においても不揮発性メモリ101の性能を向上させることができる。
図9は、実施例2の車載検知システム100Bにおける不揮発性メモリ101の書換頻度とSoC102の制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。図9において、「DET」は書換頻度検知回路103Bの出力(不揮発性メモリ101の書換頻度(単位時間当たりの書換回数))、「CK」はクロック信号、「/WE」は書込信号、「アドレス」はアドレス信号、「データ」はデータ信号、「書込」は不揮発性メモリ101の書込時間をそれぞれ表す(図10〜図12においても同じ)。尚、本例では、書換頻度が多くなるとリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を対象としている。
図9に示すように、クロック信号CKの周期は書換頻度DETに関係なく一定に保持されている。また、クロック信号CKがhighに立上がるときに、書込信号/WEと新たなアドレス及びデータを不揮発性メモリ101が取り込み始めることにより、不揮発性メモリ101への書込が開始される。本例では、SoC102は、書換頻度DETに応じた書込時間情報をアドレス信号に付与する。具体的には、図9に示すように、SoC102は、書換頻度DET(単位時間当たりの書換回数)が1000回よりも少ない場合には、通常の書込時間(書込時間1)で書込を行うことをアドレス信号に設定し、書換頻度DETが1000回以上の場合には、通常よりも長い書込時間(書込時間2)で書込を行うことをアドレス信号に設定する。これにより、SoC102は、不揮発性メモリ101の書換頻度に起因するリテンション性能の変動を補償する。尚、本例では、SoC102がクロック信号CKの周期を「書込時間2」(つまり書込時間の最大値)よりも長く設定することにより、クロック信号CKの周期は周囲温度TEMPに関係なく一定に保持されている。
図10は、実施例2の車載検知システム100Bにおける不揮発性メモリ101の書換頻度とSoC102の制御信号との関係を示すタイミング図の他の一例である。本例でも、書換頻度が多くなるとリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を対象としている。
図10に示すように、クロック信号CKがhighに立上がるときに、書込信号/WEと新たなアドレス及びデータを不揮発性メモリ101が取り込み始めることにより、不揮発性メモリ101への書込が開始される。また、本例でも、SoC102は、書換頻度DETに応じた書込時間情報をアドレス信号に付与しておく。具体的には、SoC102は、書換頻度DET(単位時間当たりの書換回数)が1000回よりも少ない場合には、通常の書込時間(書込時間1)で書込を行うことをアドレス信号に設定し、書換頻度DETが1000回以上の場合には、通常よりも長い書込時間(書込時間2)で書込を行うことをアドレス信号に設定する。これにより、SoC102は、不揮発性メモリ101の書換頻度に起因するリテンション性能の変動を補償する。尚、本例では、書換頻度DETが1000回以上の場合には、SoC102は、書込終了(書込時間2の経過)後にクロック信号CKをhighに立上げることにより、言い換えると、書込終了まではクロック信号CKをlowのままにしておくことにより、書換頻度DETが1000回よりも少ない場合と比べてクロック信号CKの周期を長くしている。
図11は、実施例2の車載検知システム100Bにおける不揮発性メモリ101の書換頻度とSoC102の制御信号との関係を示すタイミング図の他の一例である。本例でも、書換頻度が多くなるとリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を対象としている。
図11に示すように、クロック信号CKの周期は書換頻度DETに関係なく一定に保持されている。また、クロック信号CKがhighに立上がるときに、書込信号/WEと新たなアドレス及びデータを不揮発性メモリ101が取り込み始めることにより、不揮発性メモリ101への書込が開始される。本例では、SoC102は、書込信号/WEがhighに立上がるタイミングで不揮発性メモリ101への書込を終了する。具体的には、図11に示すように、SoC102は、書換頻度DET(単位時間当たりの書換回数)が1000回よりも少ない場合には、書込信号/WEを通常のタイミングでhighに立上げることにより、通常の書込時間(書込時間1)を設定する。一方、SoC102は、書換頻度DETが1000回以上の場合には、書込信号/WEを通常よりも遅いタイミングでhighに立上げることにより、通常よりも長い書込時間(書込時間2)を設定する。これにより、SoC102は、不揮発性メモリ101の書換頻度に起因するリテンション性能の変動を補償する。尚、本例では、SoC102がクロック信号CKの周期を「書込時間2」(つまり書込時間の最大値)よりも長く設定することにより、クロック信号CKの周期は周囲温度TEMPに関係なく一定に保持されている。
図12は、実施例2の車載検知システム100Bにおける不揮発性メモリ101の書換頻度とSoC102の制御信号との関係を示すタイミング図の他の一例である。本例でも、書換頻度が多くなるとリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を対象している。
図12に示すように、クロック信号CKがhighに立上がるときに、書込信号/WEと新たなアドレス及びデータを不揮発性メモリ101が取り込み始めることにより、不揮発性メモリ101への書込が開始される。また、本例でも、SoC102は、書込信号/WEがhighに立上がるタイミングで不揮発性メモリ101への書込を終了する。具体的には、図12に示すように、SoC102は、書換頻度DET(単位時間当たりの書換回数)が1000回よりも少ない場合には、書込信号/WEを通常のタイミングでhighに立上げることにより、通常の書込時間(書込時間1)を設定する。一方、SoC102は、書換頻度DETが1000回以上の場合には、書込信号/WEを通常よりも遅いタイミングでhighに立上げることにより、通常よりも長い書込時間(書込時間2)を設定する。これにより、SoC102は、不揮発性メモリ101の書換頻度に起因するリテンション性能の変動を補償する。尚、本例では、書換頻度DETが1000回以上の場合には、SoC102は、書込終了(書込時間2の経過)後にクロック信号CKをhighに立上げることにより、言い換えると、書込終了まではクロック信号CKをlowのままにしておくことにより、書換頻度DETが1000回よりも少ない場合と比べてクロック信号CKの周期を長くしている。
尚、実施例2において、不揮発性メモリ101の書込時間を変化させる書換頻度の閾値は、1000回であるとして説明したが、特に限定されるものではなく、メモリ特性等に応じて1000回よりも多く(但し1000万回程度まで)又は少なく(但し100回程度まで)設定してもよい。つまり、不揮発性メモリ101の種類に応じて書換頻度の閾値は100回程度から1000万回程度までの幅を持つので、メモリ特性等に適宜設定すればよい。また、必要に応じて書換頻度の閾値を多段階に設定してもよい。また、書換頻度の閾値における範囲、すなわち、精度は、例えば±10%(閾値が1000回なら、900回から1100回までの範囲)としてもよい。この範囲についてもメモリ特性等に応じて適宜設定可能である。
また、実施例2において、書換頻度が多くなるとリテンション性能が劣化するタイプの不揮発性メモリ101を対象としたが、これに代えて、書換頻度が多くなるとリテンション性能が改善するタイプの不揮発性メモリを使用する場合は、SoC102は、書換頻度が閾値以上になった場合に、通常よりも短い書込時間で書込を行えばよい。
また、実施例1、2では不揮発性メモリの周囲温度や書換頻度に応じて、不揮発性メモリの制御信号を変化させたが、これに代えて、不揮発性メモリの性能や動作等に関連するその他の情報を検知して、当該検知情報に応じて不揮発性メモリの制御信号を変化させてもよい。
(変形例1)
前述の実施例1、2では、SoC102が、検知部103(温度検知回路103Aや書換頻度検知回路103B)の出力に応じて不揮発性メモリ101の制御信号を変化させることにより、不揮発性メモリ101の書込時間を変化させた。
それに対して、変形例1では、不揮発性メモリ101は複数のメモリアレイを有しており、SoC102は、検知部103の出力に応じて不揮発性メモリ101の制御信号を変化させることにより、不揮発性メモリ101の書込対象メモリアレイを変える。
図13は、変形例1の不揮発性メモリ101の構成の一例を示す模式図である。図13に示すように、変形例1の不揮発性メモリ101は、高温下でのリテンション性能が通常のメモリアレイ101a(メモリアレイ1)と、高温下でのリテンション性能が優れたメモリアレイ101b(メモリアレイ2)とを有している。
以下、変形例1に係る車載検知システムが、不揮発性メモリ101を除き、図3に示す実施例1に係る車載検知システムと同様の構成を有している場合について説明する。
変形例1によると、SoC102は、温度検知回路103Aの出力に応じて不揮発性メモリ101の制御信号を変化させることによって、不揮発性メモリ101の周囲温度に応じて、不揮発性メモリ101の書込対象メモリアレイを変えることができる。従って、不揮発性メモリ101の周囲温度に起因するリテンション性能の変動を補償することができるので、厳しい車載環境においても不揮発性メモリ101の性能を向上させることができる。
図14は、変形例1における不揮発性メモリ101の周囲温度とSoC102の制御信号との関係を示すタイミング図の一例である。図14において、「TEMP」は温度検知回路103Aの出力(不揮発性メモリ101の周囲温度)、「CK」はクロック信号、「/WE」は書込信号、「アドレス」はアドレス信号、「データ」はデータ信号、「書込」は不揮発性メモリ101の書込時間をそれぞれ表す。
図14に示すように、クロック信号CKの周期は周囲温度TEMPに関係なく一定に保持されている。また、クロック信号CKがhighに立上がるときに、書込信号/WEと新たなアドレス及びデータを不揮発性メモリ101が取り込み始めることにより、不揮発性メモリ101への書込が開始される。変形例1では、SoC102は、周囲温度TEMPに応じた書込対象メモリアレイ情報をアドレス信号に付与する。具体的には、図14に示すように、SoC102は、周囲温度TEMPが50℃よりも低い場合には、高温下でのリテンション性能が通常のメモリアレイ1に書込を行うことをアドレス信号に設定し、周囲温度TEMPが50℃以上の場合には、高温下でのリテンション性能が優れたメモリアレイ2に書込を行うことをアドレス信号に設定する。これにより、SoC102は、不揮発性メモリ101の周囲温度に起因するリテンション性能の変動を補償する。
以上、変形例1に係る車載検知システムが、図3に示す実施例1に係る車載検知システム100Aと同様の構成を有している場合について説明したが、変形例1は、図8に示す実施例2の車載検知システム100Bにも適用可能である。
すなわち、不揮発性メモリ101は、書換頻度が高いときのリテンション性能が通常のメモリアレイ(メモリアレイ1)と、書換頻度が高いときのリテンション性能が優れたメモリアレイ(メモリアレイ2)とを有し、SoC102は、書換頻度検知回路103Bの出力に応じて不揮発性メモリ101の制御信号を変化させることによって、不揮発性メモリ101の書換頻度に応じて、不揮発性メモリ101の書込対象メモリアレイを変えてもよい。これにより、不揮発性メモリ101の書換頻度に起因するリテンション性能の変動を補償することができるので、厳しい車載環境においても不揮発性メモリ101の性能を向上させることができる。
この場合の不揮発性メモリ101の制御は、例えば、書換頻度が閾値よりも低い場合、書換頻度が高いときのリテンション性能が通常のメモリアレイ1に書込を行うことをアドレス信号に設定し、書換頻度が閾値以上の場合、書換頻度が高いときのリテンション性能が優れたメモリアレイ2に書込を行うことをアドレス信号に設定してもよい。
尚、変形例1において、不揮発性メモリ101の書込対象メモリアレイを変える周囲温度や書換頻度の閾値は、特に限定されるものではなく、メモリ特性等に応じて任意に設定でき、また、必要に応じて閾値を多段階に設定してもよい。
また、変形例1では不揮発性メモリ101の周囲温度や書換頻度に応じて、不揮発性メモリ101の制御信号を変化させたが、これに代えて、不揮発性メモリ101の性能や動作等に関連するその他の情報を検知して、当該検知情報に応じて不揮発性メモリの制御信号を変化させてもよい。
(変形例2)
図15は、変形例2に係る車載検知システムのブロック図である。尚、図15において、図1に示す車載検知システム100と同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
前述の実施例1、2では、検知部103として、温度検知回路103Aや書換頻度検知回路103Bを設けて、温度検知回路103Aや書換頻度検知回路103Bの出力に応じてSoC102は不揮発性メモリ101の制御信号を変化させた。
それに対して、図15に示す変形例2の車載検知システム100Cでは、例えば車外の様子を撮影するためのカメラ用センサー(撮像センサー)等のセンサー104Cを用い、当該センサー104Cの出力に応じてSoC102は不揮発性メモリ101の制御信号を変化させる。すなわち、変形例2では、図1に示す車載検知システム100の検知部103がセンサー104Cで構成されている。
センサー104Cが撮像センサーであれば、例えば、撮像情報の重要度に応じて不揮発性メモリ101の制御信号を変化させることにより、不揮発性メモリ101の書込時間や書込対象メモリアレイを変化させてもよい。
尚、変形例2は、センサー104Cが撮像センサー以外のセンサーである場合にも適用可能である。
また、実施例1の温度検知回路103Aや実施例2の書換頻度検知回路103B等の検知部103と、変形例2のセンサー104Cとを併用して、これらの出力の組み合わせに応じてSoC102は不揮発性メモリ101の制御信号を変化させてもよい。
(変形例3)
図16は、変形例3に係る車載検知システムのブロック図である。尚、図16において、図1に示す車載検知システム100と同じ構成要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示す車載検知システム100では、検知部103は検知した情報をSoC102に直接出力した。
それに対して、図16に示す変形例3の車載検知システム100Dでは、検知部103Dで検知された情報は、CAN(Controller Area Network)200D及びCANマイコン105を経由してSoC102に出力される。
尚、変形例3において、SoC102は、CAN200Dに接続された車両CPUの1つであってもよい。
また、変形例3において、検知部103Dに代えて、変形例2のセンサー104Cが設けられていてもよい。
以上に述べた実施形態(各実施例、変形例を含む。以下同じ。)の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物又はその用途を制限することを意図するものではなく、発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、実施例、変形例の任意の組み合わせが可能である。
また、以上に述べた実施形態では、SoCによって不揮発性メモリの制御信号を変化させることにより、不揮発性メモリの書込時間又は書込対象メモリアレイを変化させたが、不揮発性メモリの制御対象は、これらに限られるものではない。
また、以上に述べた実施形態では、SoCに用いられるメモリとして不揮発性メモリのみを設けたが、車両におけるアプリケーションによっては、不揮発性メモリに記憶されるデータの少なくとも一部については、ワークエリアとして機能するDRAM等を別途設けてもよい。この場合にも、同じメモリ容量のROMとDRAMとが実装された従来の車載検知システムと比較して、DRAM等の容量を小さくすることができるので、システムの車両への搭載自由度を確保することができる。また、電源投入時における不揮発性メモリからDRAM等へのデータ転送に要する時間を短縮することができる。
また、以上に述べた実施形態では、いずれもセンサーが設けられた構成について説明したが、センサーが設けられない構成であってもよい。例えば、車載検知システムは、検知部として温度検出回路を内蔵したECU(Electronic Control Unit )であってもよい。この場合、車載検知システムは、検出された温度に応じて不揮発性メモリの制御信号を変化させると共に、検出された温度を例えばCAN経由で外部機器に出力してもよい。このようにすると、ECUの温度を出力するための車載検知システムが構成される。
本開示は、システムオンチップを備えた車載検知システムとして有用である。
100、100A、100B、100C、100D 車載検知システム
101 不揮発性メモリ
101a メモリアレイ1
101b メモリアレイ2
102 SoC
103、103D 検知部
103A 温度検知回路
103B 書換頻度検知回路
104、104C センサー
105 CANマイコン
106 EEPROM
107 電源回路
200、200D CAN
300 外部電源

Claims (7)

  1. 不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに対してデータの読出し及び書込みを行うシステムオンチップと、
    前記システムオンチップに、前記不揮発性メモリの周囲温度、前記不揮発性メモリの書換頻度、又は車外の様子を撮影した撮像情報を検知情報として出力する検知部とを備え、
    前記システムオンチップは、前記検知部の出力に応じて前記不揮発性メモリへ供給する複数の制御信号のうちのクロック信号以外の所定の制御信号を変化させることにより、前記不揮発性メモリの書込時間を変化させると共に、前記不揮発性メモリへ供給する前記クロック信号の周期を前記書込時間の最大値よりも長く設定することによって、前記不揮発性メモリへ供給する前記クロック信号の周期を一定に保持する、
    車載検知システム。
  2. 不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに対してデータの読出し及び書込みを行うシステムオンチップと、
    前記システムオンチップに、前記不揮発性メモリの周囲温度、前記不揮発性メモリの書換頻度、又は車外の様子を撮影した撮像情報を検知情報として出力する検知部とを備え、
    前記システムオンチップは、前記検知部の出力に応じて前記不揮発性メモリへ供給する複数の制御信号のうちのクロック信号以外の所定の制御信号を変化させることにより、前記不揮発性メモリの書込時間を変化させると共に、前記不揮発性メモリの書込時間の変化に合わせて、前記不揮発性メモリへ供給する前記クロック信号の1周期内で書込みが終了するように前記クロック信号の周期を変化させる、
    車載検知システム。
  3. 請求項1又は2に記載の車載検知システムにおいて、
    前記不揮発性メモリは複数のメモリアレイを有し、
    前記システムオンチップは、前記不揮発性メモリへ供給する複数の制御信号のうちのクロック信号以外の所定の制御信号を変化させることにより、前記不揮発性メモリの書込対象メモリアレイを変える、
    車載検知システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記検知は、前記不揮発性メモリの内部又は近傍に配置されている、
    車載検知システム。
    車載検知システム。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の車載検知システムにおいて、
    前記検知部と前記システムオンチップとの間に介在するCAN(Controller Area Network)をさらに備えている、
    車載検知システム。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の車載検知システムにおいて、
    前記不揮発性メモリは、ランダムアクセス可能なメモリである、
    車載検知システム。
  7. 請求項に記載の車載検知システムにおいて、
    前記不揮発性メモリは、抵抗変化型メモリ(Resistance RAM)、強誘電体メモリ(Ferroelectric RAM)、磁気抵抗型メモリ(Magnetic RAM)又は相変化メモリ(Phase Change Memory)である、
    車載検知システム。
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