JP6817566B2 - 画像生成装置及び画像生成方法 - Google Patents
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Description
実施の形態1に係る画像生成装置は、複数の点光源と、スリットまたはチェッカーパタンのように、光を透過する透光部分と光を遮断する遮光部分とが作られたマスクとからなる照明器と、イメージセンサと、処理回路とを備える。その照明器における互いに位置の異なる複数の点光源は、イメージセンサ上に位置する対象物を順次照明する。このとき、イメージセンサは、そのイメージセンサおよび対象物に到達する光の明暗のパタンが切り替えられながら対象物の撮影を行う。これにより、明暗パタンの異なる複数の画像が取得される。処理回路は、イメージセンサの画素ごとに、複数の画像中で当該画素の輝度が最も高い画像と当該画素の輝度が最も低い画像との輝度の差を求め、画素ごとの輝度の差を画素の輝度値とした画像を生成する。
図1Aは、実施の形態1に係るディッシュ型の細胞培養容器1000の斜視図である。図1Bは、実施の形態1に係るディッシュ型の細胞培養容器1000の断面図である。図1Aおよび図1Bに示すように、細胞培養容器1000は、容器部1010と、照明器140と、イメージセンサ150とを備える。なお、細胞培養容器1000は、シャーレあるいはペトリ皿と呼ばれるディッシュ型の容器であるが、横置きのフラスコ型の容器であってもよい。
図2は、実施の形態1に係る画像生成装置10の機能ブロック図である。図1に示される画像生成装置10は、細胞などの透光性を有する物質の画像を生成する装置であって、撮影部100と、記憶部110と、明暗画像処理部120と、出力部130とを備える。
まず、撮影部100の構成について説明する。撮影部100は、照明器140と、イメージセンサ150と、制御部160とを備える。撮影部100は、対象物である物質の撮影画像(photographic image)を取得する。ここでは、撮影部100は、フォーカスレンズを有さない。なお、実施の形態1に係る画像生成装置10は、制御部160、記憶部110および出力部130を備えているが、これらの構成要素は必須ではなく、画像生成装置10はこれらの構成要素を備えていなくてもよい。
記憶部110は、イメージセンサ150で取得された画像を、制御部160で設定された撮影時に照明または点灯していた点光源141の位置(以下、照明位置ともいう)と対応させて記憶する。
明暗画像処理部120は、少なくとも1つの制御回路または処理回路によって実現される。実施の形態1では、明暗画像処理部120は、上述の第1の画像と第2の画像との差分を導出することにより、物質の第3の画像を生成する。ここで、実施の形態1では、第1の画像、前記第2の画像および前記第3の画像のそれぞれは、イメージセンサ150に含まれる同一の画素に対応する輝度値を有する。
出力部130は、明暗画像処理部120によって生成された画像を提示する出力装置、またはその画像を電子データとして出力する手段である。画像を提示する出力装置は、例えばディスプレイである。電子データとして出力する手段は、例えばUSBコネクタである。
次に、以上のように構成された画像生成装置10の動作について説明する。
撮影部100は、多光源撮影を行う。すなわち、撮影部100は、照明器140の複数の点光源141のそれぞれを順に用いて、対象物を、マスク142を通過した光により照明し、当該対象物の複数の画像を撮影する。具体的には、撮影部100は、照明器140の複数の点光源141のそれぞれが対象物を照明するたびに、イメージセンサ150の受光面に到達した光の強度を記録することにより、対象物の画像を取得する。取得された画像は、撮影時に対象物を照明していた点光源141の位置情報(すなわち照明位置)とともに記憶部110で記憶される。ここでは、複数の点光源141の位置は、イメージセンサ150に対して固定されており、複数の点光源141の各々の位置情報は予め定められている。多光源撮影の詳細は後述する。
明暗画像処理部120は、照明器140のマスク142によってステップS1200で撮影された画像上の明部と暗部に対して、明暗画像処理を行う。ステップS1200において、互いに異なる複数の位置の点光源141のそれぞれにより照明して撮影を行うことで、画像ごとに明部と暗部の位置が異なる。明暗画像処理部120は、ステップS1200で撮影された複数の画像に対して、同一の画素位置の輝度について、画像間で比較する。明暗画像処理部120は、画素ごとに、輝度の最大値より最小値を減算することによって、画素ごとの輝度値を決定する。明暗画像処理の詳細は後述する。
明暗画像処理部120の画像生成部125は、ステップS1300で画素ごとに決定された輝度値に基づき画像を生成し、出力する。その後、画像生成装置10は動作を終了する。
ここで、図10に示すステップS1200の撮影部100の動作の詳細を説明する。
制御部160は、予め定められた複数の照明位置を示すリスト、すなわち照明器140の複数の点光源141の位置を示すリスト(以下、照明位置リストという)を参照して、各照明位置から照明された対象物の撮影が終了したか否かを判定する。
制御部160は、照明位置リストに含まれる複数の照明位置の中から、まだ照明が行われていない照明位置を選択し、照明器140へ制御信号を出力する。この制御信号には、選択された照明位置が含まれている。照明位置リストにおける各照明位置、すなわち各点光源141の位置は、例えば、点光源141ごとに割り当てられた番号によって示される。あるいは、各照明位置は、例えば、イメージセンサ150表面をxy平面とするxyz空間における座標値、または、イメージセンサ150表面に平行な面上に設定されたxy平面における座標値によって示される。照明位置の選択は、例えば、照明位置リストの昇順に行われる。
照明器140は、ステップS1220で制御部160より出力された制御信号に従って、対象物への照明を開始する。つまり、照明器140に含まれる複数の点光源141のうち、ステップS1220で選択された照明位置にある点光源141が光の照射を開始する。
点光源141によって対象物が照明されている間に、イメージセンサ150は、当該点光源141からマスク142を通し、さらに対象物を透過した光によって形成される画像を取得する。
制御部160は、ステップS1240で取得した画像と、当該画像の取得時に照明していた点光源141の照明位置とを対応付けて記憶部110に出力する。記憶部110は画像と照明位置とを対応付けて記憶する。
その後、制御部160は、照明器140へ制御信号を出力して、対象物への照明を停止させる。なお、照明の停止は、制御部160からの制御信号に従って行われなくてもよい。例えば、照明器140は、点光源141のうちの1つの点光源による照明を開始してからの時間長を計時して、計時した時間長が予め定められた時間長を超えたら照明を能動的に停止してもよい。あるいはステップS1240でイメージセンサ150が画像の取得を終了した後に、イメージセンサ150は、照明を停止するための制御信号を照明器140に出力してもよい。ステップS1260の後、ステップS1210へ戻る。
ここで、照明位置すなわち複数の点光源141の位置と、明区間、暗区間、および明区間と暗区間をあわせた周期について詳細に説明する。
図10に示すステップS1300の明暗画像処理部120の動作の詳細を説明する。
明暗画像処理部120のデータ取得部121は、複数の画像と、その複数の画像のそれぞれに対応する照明位置とが記憶部110に格納されているか否かを判定する。この複数の画像と複数の照明位置のそれぞれは、ステップS1200において2周期の区間に配置された複数の点光源141がそれぞれ順に照明したときに取得された画像および照明位置である。データ取得部121は、格納されていると判定すると(ステップS1301においてyes)、明暗画像処理を続行する(ステップS1310へ進む)。
データ取得部121は、ステップS1200で取得された複数の画像およびその複数の画像のそれぞれに対応する照明位置を記憶部110より取得する。
画素選択部126は、生成する画像に含まれる全画素について輝度値の計算処理が終了したか否かを判定する。より具体的には、その計算処理とは、ステップS1320からステップS1360までの処理を意味する。
画素選択部126は、生成する画像に含まれる複数の画素の中から1つの画素を選択する。ここで選択される1つの画素、つまり選択画素は、生成する画像に含まれる複数の画素のうち、計算処理がまだ実行されていない画素である。なお、生成する画像の画素値(すなわち輝度値)の初期値は0である。
最大値決定部122は、ステップS1330で選択された画素(すなわち選択画素)について、ステップS1200で撮影された複数の画像のそれぞれに含まれる、当該選択画素と同一位置にある画素の輝度値を比較する。その比較の結果、最大値決定部122は、最大の輝度値を、当該選択画素の輝度の最大値として決定する。
最小値決定部123は、ステップS1330で選択された画素(すなわち選択画素)について、ステップS1200で撮影された複数の画像のそれぞれに含まれる、当該選択画素と同一位置にある画素の輝度値を比較する。その比較の結果、最小値決定部123は、最小の輝度値を、当該選択画素の輝度の最小値として決定する。
計算部124は、ステップS1341で決定された輝度の最大値より、ステップS1342で決定された輝度の最小値を減算する。
画像生成部125は、ステップS1350で計算した輝度値を、当該選択画素の輝度値として記憶する。
以上のように実施の形態1に係る画像生成装置10によれば、位置の異なる複数の点光源141からの光を、マスク142に通して対象物およびイメージセンサ150に投射して、透過光による撮影を行う。マスク142は、スリットあるいはチェッカーパタンなどの、遮光部分と透光部分との繰り返しパタンを持つ。この撮影によって取得された複数の画像から、生成しようとする画像中の画素(すなわち選択画素)ごとに、マスク142の透光部分を光が通過して直接光としてその画素に届いた状態で撮影された画像を特定する。そして、その特定された画像に含まれる、その選択画素と同一位置にある画素の輝度値を輝度の最大値として決定する。同様に、撮影によって取得された複数の画像から、選択画素ごとに、マスク142の遮光部分により点光源141からの直接光がさえぎられた状態で撮影された画像を特定する。そして、その特定された画像に含まれる、その選択画素と同一位置にある画素の輝度値を輝度の最小値として決定する。輝度の最大値は、直接光と対象物による散乱光あるいは屈折光とに応じた輝度を示す。輝度の最小値は、直接光以外の、対象物による散乱光あるいは屈折光に応じた輝度を示す。輝度の最大値から最小値を減算することで、直接光によって得られた輝度値を求めることができる。これにより、散乱光あるいは屈折光によるノイズを削減し、直接光による鮮明な画像を生成することができる。
図26Aおよび図26Bは、0.04mmの平均直径を有する複数のガラスビーズが樹脂で固められた状態を撮影した画像である。図26A及び図26Bに示す複数の球が、ガラスビーズに相当する。
次に、実施の形態1の変形例について説明する。実施の形態1では、各画素が1周期以上の範囲で撮影され、選択画素ごとに、複数の画像のそれぞれにおける、その選択画素と同一位置の画素の最大の輝度値と最小の輝度値とを決定する。そして、最大の輝度値から最小の輝度値を減じて当該選択画素の輝度を求めた。本変形例では、最大の輝度値と最小の輝度値とのうち分散が小さい、すなわち安定している輝度値を、選択画素の輝度の最大値または最小値に採用する。そして、採用された輝度値が最大値であれば、その最大値が得られときの照明位置と上述の周期とを用いて、選択画素の輝度の最小値を決定する。一方、採用された輝度値が最小値であれば、その最小値が得られときの照明位置と上述の周期とを用いて、選択画素の輝度の最大値を決定する。
本変形例に係る画像生成装置10の動作について説明する。本変形例に係る画像生成装置10の全体的な概略動作は、実施の形態1の図10に示すフローチャートで示した動作と同様である。しかし、本変形例に係るステップS1200の多光源撮影およびステップS1300の明暗画像処理のそれぞれの詳細な動作は、実施の形態1とは異なる。また、本変形例に係るステップS1400の画像生成の動作は、実施の形態1と同様であるため、その動作の説明を省略する。
本変形例に係るステップS1200の多光源撮影の詳細について説明する。本変形例に係るステップS1200では、図11に示すステップS1210からステップS1260の動作のうち、ステップS1210の動作が実施の形態1と異なる。
次に、本変形例に係るステップS1400の明暗画像処理の詳細を説明する。
画素選択部126は、ステップS1310でデータ取得部121が取得した複数の画像のそれぞれを、周期が異なる複数のグループに分類する、すなわちグループ化する。つまり、画素選択部126は、複数の画像のそれぞれに対応する照明位置に基づき、明区間と暗区間とからなる周期ごとに、1周期分の複数の照明位置のそれぞれの画像を1つのグループに分類する。この複数のグループのそれぞれは、明区間および暗区間からなる周期に対応する。なお、周期の始点と終点は明区間と暗区間の境界である必要は無い。本変形例では、ステップS1200で参照される予め定められた照明位置リストは、3周期以上の区間に位置する複数の照明位置を示す。本変形例では5周期の区間に位置する1周期辺り6つの照明の位置を示す。すなわち、ステップS2301では、複数の画像は、3つ以上のグループ、本変形例では5つのグループにグループ化される。ステップS1200において、5周期分の区間に位置する複数の照明位置からの照明による撮影が行われた場合には、ステップS2301において、複数の画像は、5つのグループにグループ化される。
さらに、画素選択部126は、ステップS2301でのグループ化によって生成された全てのグループ、すなわち全ての周期のそれぞれについて、選択画素の輝度の最大値と、その選択画素の輝度の最小値とが決定されているか否かを判定する。その輝度の最大値は、上述の1周期内最大値であり、その輝度の最小値は、上述の1周期内最小値である。つまり、ステップS2302では、全ての周期のそれぞれで、選択画素の1周期内最大値および1周期内最小値が決定されているか否かが判定される。
画素選択部126は、全周期(すなわち全てのグループ)のうち、選択画素の輝度の最大値と最小値の決定がまだ実行されていない1周期(すなわちグループ)を決定する。
最大値決定部122は、その決定された1周期(すなわちグループ)に分類された複数の画像のそれぞれの、選択画素と同一位置にある画素の輝度値を比較する。具体的には、最大値決定部122は、ステップS1200で撮影された複数の画像のうちの、ステップS2303で決定された1周期の区間に配置された複数の照明により撮影された複数の画像の中で、ステップS1330で選択された画素と同一位置にある画素の輝度値を比較する。これにより、最大値決定部122は、その1周期(すなわちグループ)に対して、選択画素の輝度の最大値(すなわち1周期内最大値)を決定する。
最小値決定部123は、その決定された1周期(すなわちグループ)に分類された複数の画像のそれぞれの、選択画素と同一位置にある画素の輝度値を比較する。具体的には、最小値決定部123は、ステップS1200で撮影された複数の画像のうちの、ステップS2303で決定された1周期の区間に配置された複数の照明により撮影された複数の画像の中で、ステップS1330で選択された画素と同一位置にある画素の輝度値を比較する。これにより、最小値決定部123は、その1周期(すなわちグループ)に対して、選択画素の輝度の最小値(すなわち1周期内最小値)を決定する。
記憶部127は、ステップS2304で決定された輝度の最大値と、撮影によってその最大値が得られたときの点光源141の照明位置と記憶する。さらに、記憶部127は、ステップS2305で決定された輝度の最小値と、撮影によってその最小値が得られたときの点光源141の照明位置とを記憶する。このとき、記憶部127は、最大の輝度値と、その最大の輝度値に対応する照明位置と、最小の輝度値と、その最小の輝度値に対応する照明位置とを、ステップS2303で選択された周期とあわせて記憶する。その後、明暗画像処理部120は、ステップS2302からステップS2306の処理を繰り返し実行する。
計算部124は、ステップS2306で記憶された周期ごとの輝度の最大値の分散を求める。さらに、計算部124は、周期ごとの輝度の最小値の分散を求める。さらに、計算部124は、輝度の最大値の分散と最小値の分散とを比較する。
計算部124は、ステップS2306で記憶された周期ごとの最小値のうち最も小さい値を、選択画素に採用される最終的な輝度の最小値として決定する。この最終的な輝度の最小値は、上述の全周期内最小値である。すなわち、計算部124は、ステップS2307で選択された群が最小値群であれば、その最小値群に含まれる複数の1周期内最小値から、最小の1周期内最小値を、全周期内最小値として選択するとともに、選択画素の輝度の最小値として採用する。
計算部124は、ステップS2308で決定された選択画素の輝度の最小値(すなわち全周期内最小値)に対応する照明位置から半周期の距離だけずれた照明位置を特定する。そして、計算部124は、記憶部127が保持する複数の画像から、その特定された照明位置の点光源141の照明により撮影された画像を参照する。計算部124は、その参照する画像に含まれる、選択画素と同一位置にある画素の輝度値を、その選択画素に採用される最終的な輝度の最大値として決定する。この最終的な輝度の最大値は、上述の全周期内最大値である。すなわち、計算部124は、ステップS2308で全周期内最小値を選択したときには、その全周期内最小値に対応する画像を取得した際の照明位置から、半周期の距離だけ離れた照明位置の点光源141が照明しているときに撮影された画像を特定する。そして、計算部124は、その特定された画像に含まれる、選択画素と同一位置にある画素の輝度値を、選択画素の輝度の最大値として採用する。
計算部124は、ステップS2306で記憶された周期ごとの最大値のうち最も大きい値を、選択画素に採用される最終的な輝度の最大値として決定する。この最終的な輝度の最大値は、上述の全周期内最大値である。すなわち、計算部124は、ステップS2307で選択された群が最大値群であれば、その最大値群に含まれる複数の1周期内最大値から、最大の1周期内最大値を、全周期内最大値として選択するとともに、選択画素の輝度の最大値として採用する。
計算部124は、ステップS2310で決定された選択画素の輝度の最大値(すなわち全周期内最大値)に対応する照明位置から半周期の距離だけずれた照明位置を特定する。そして、計算部124は、記憶部127が保持する複数の画像から、その特定された照明位置の点光源141の照明により撮影された画像を参照する。計算部124は、その参照する画像に含まれる、選択画素と同一位置にある画素の輝度値を、その選択画素に採用される最終的な輝度の最小値として決定する。この最終的な輝度の最小値は、上述の全周期内最小値である。すなわち、計算部124は、ステップS2310で全周期内最大値を選択したときには、その全周期内最大値に対応する画像を取得した際の照明位置から、半周期の距離だけ離れた照明位置の点光源141が照明しているときに撮影された画像を特定する。そして、計算部124は、その特定された画像に含まれる、選択画素と同一位置にある画素の輝度値を、選択画素の輝度の最小値として採用する。
計算部124は、ステップS2309あるいはステップS2310で決定された選択画素の輝度の最大値より、ステップS2308あるいはステップS2311で決定された選択画素の輝度の最小値を減算する。
画像生成部125は、ステップS1350で計算した最大値と最小値の差分を、選択画素の輝度値として記憶する。
以上のように、マスク142の透光部分を通過した光による撮影によって得られたはずの輝度の最大値と、マスク142の遮光部分により直接光がさえぎられた状態の撮影によって得られたはずの輝度の最小値が、不安定になる場合がある。これは、光のマスク142通過時の干渉等が原因としてあげられる。しかし、実施の形態1の変形例に係る画像生成装置10によれば、明区間と暗区間とを含む周期を3周期以上含むように、照明位置を設定して撮影を行う。そして、輝度の最小値と最大値のどちらかの安定している一方を基準として選択し、その基準に対応する照明位置から半周期ずれた照明位置による撮影結果の輝度を計算に用いる。つまり、本変形例では、干渉等によって不安定になった値ではなく、マスク142の周期によって生ずる輝度の最大値と最小値の組み合わせを用いる。これにより、散乱光あるいは屈折光によるノイズを削減し、直接光による鮮明な画像を生成することができる。すなわち、干渉等の不安定な状態があっても、直接光による輝度を生成することが出来る。
実施の形態2について説明する。実施の形態1では、各画素を明区間と暗区間の1周期以上の範囲で撮影し、選択画素ごとに、輝度の最大値と最小値を決定して、最大値から最小値を減じることによって当該選択画素の輝度値を求める。また、実施の形態1の変形例では、3周期以上の区間で撮影し、周期ごとに輝度の最大値と最小値を求め、周期ごとの最大値と最小値のうち分散の小さい値を選択する。そして、分散が小さい値が最大値であれば、周期ごとの最大値のうちの最大の値を基準とし、逆に、分散が小さい値が最小値であれば、周期ごとの最小値のうちの最小の値を基準として扱う。基準の値を有する画像を取得した際の照明位置から半周期の距離だけずれた照明位置の点光源141が照明しているときに撮影された画像のうちの、選択画素と同一位置にある画素の輝度を、選択画素の輝度の最小値または最大値として採用する。これにより、図15に示したような輝度の最大値または最小値が不安定であるような場合でも、ノイズを削減し、直接光によって照明された物質の画像を生成することができる。
図17は、実施の形態2に係る画像生成装置20の機能ブロック図である。図17に示すように、画像生成装置20は、細胞などの透光性を有する物質の画像を生成する装置であって、撮影部200と、記憶部110と、明暗画像処理部120と、出力部130とを備える。撮影部200は、照明器240、制御部260およびイメージセンサ150を備える。照明器240は、第1の光源141A、第2の光源141B、マスク242および駆動部243を備える。
まず、撮影部200の構成について説明する。撮影部200は、照明器240と、イメージセンサ150と、制御部260とを備える。
記憶部110は、イメージセンサ150で取得された画像を、制御部260で設定された撮影時の照明位置と、マスク242の有無の情報とに対応させて記憶する。マスク242の有無の情報は、イメージセンサ150と複数の点光源141との間に、マスク242が設置されているか(すなわちマスク242があるか)、その間からマスク242が除去されているか(すなわちマスク242がないか)を示す。
明暗画像処理部120は、実施の形態1の明暗画像処理部120と同様の構成を有し、少なくとも1つの制御回路または処理回路によって実現される。実施の形態2に係る明暗画像処理部120は、上述の第1の画像および第2の画像から、大きい輝度値を有する画像または小さい輝度値を有する画像を選択し、選択された画像と第4の画像とに基づく差分を導出することにより、物質の第5の画像を生成する。ここで、実施の形態2では、その第1の画像、第2の画像、第4の画像および第5の画像のそれぞれは、イメージセンサ150に含まれる同一の画素に対応する輝度値を有する。
出力部130は、明暗画像処理部120によって生成された画像を提示する出力装置、またはその画像を電子データとして出力する手段である。
次に、以上のように構成された画像生成装置20の動作について説明する。実施の形態2に係る画像生成装置20の全体的な概略動作は、実施の形態1の図10のフローチャートで示した画像生成装置10の全体的な概略動作と同様であるので説明を省略する。
図20は、実施の形態2に係る画像生成装置20の撮影部200の動作の詳細の一例を示したフローチャートである。図20に従って、撮影部200の動作の詳細を説明する。
制御部260は、駆動部243にマスク除去信号を出力する。駆動部243は、照明器240のマスク242を、複数の点光源141とイメージセンサ150との間から除去、すなわち移動させる。これにより、制御部260は、複数の点光源141から射出される光がマスク242によって遮断されない状態を設定する。
制御部260は、複数の点光源141のうち、イメージセンサ150の中央の直上にある点光源141を点灯する中央点灯信号を出力する。照明器240は、制御部260からの中央点灯信号を受け、複数の点光源141のうち、イメージセンサ150の中央の直上にある点光源141のみの光の照射を開始する。
点光源141によって対象物が照明されている間に、イメージセンサ150は、当該点光源141から対象物を透過した光によって形成される画像を取得する。このとき当該点光源141から射出された光はマスク242を通過しない。すなわち、当該点光源141から射出された光は、遮断されることなく、対象物及びイメージセンサ150へ到達する。
制御部260は、ステップS2230で取得した画像と、当該画像を取得したときの照明位置と、マスク242の有無の情報(具体的には「なし」)とをあわせて、記憶部110に出力する。記憶部110は、画像と照明位置とマスク242の有無の情報とを対応付けて、例えば図19に示すように記憶する。
制御部260は、駆動部243にマスク設置信号を出力する。駆動部243は、照明器240のマスク242を移動させ、複数の点光源141とイメージセンサ150との間に設置する。これにより、制御部260は、複数の点光源141から射出される光が、マスク242を通して対象物およびイメージセンサ150に照射される状態を設定する。
制御部260は、照明位置リストを参照して、各照明位置から照明された対象物の撮影が終了したか否かを判定する。
制御部260は、照明位置リストに含まれる複数の照明位置の中から、まだ照明が行われていない照明位置を選択し、照明器240へ制御信号を出力する。
照明器240は、ステップS1220で制御部260より出力された制御信号に従って、対象物への照明を開始する。つまり、照明器140に含まれる複数の点光源141のうち、ステップS1220で選択された照明位置にある点光源141が光の照射を開始する。
点光源141によって対象物が照明されている間に、イメージセンサ150は、当該点光源141からマスク242を通し、さらに対象物を透過した光によって形成される画像を取得する。
制御部260は、ステップS1240で取得した画像と、当該画像を取得したときの照明位置と、マスク242の有無の情報(具体的には「あり」)とを対応付けて記憶部110に出力する。記憶部110は、画像と照明位置とマスク242の有無の情報とを対応付けて記憶する。
その後、制御部260は、照明器240へ制御信号を出力して、対象物への照明を停止させる。ステップS1260の後、ステップS1210へ戻る。
ステップS1300の明暗画像処理部120の動作の詳細を説明する。
明暗画像処理部120のデータ取得部121は、ステップS1200で取得された複数の画像と、その複数の画像のそれぞれに対応する照明位置と、マスク242の有無の情報とを記憶部110より取得し、記憶部127に記憶する。
画素選択部126は、生成する画像に含まれる全画素について輝度値の計算処理が終了したか否かを判定する。
画素選択部126は、生成する画像に含まれる複数の画素の中から1つの画素を選択する。ここで選択される1つの画素、つまり選択画素は、生成する画像に含まれる複数の画素のうち、計算処理がまだ実行されていない画素である。
最大値決定部122は、ステップS1330で選択された画素(すなわち選択画素)について、マスク242があるときにステップS1240で撮影された複数の画像のそれぞれに含まれる、当該選択画素と同一位置にある画素の輝度値を比較する。その比較の結果、最大値決定部122は、最大の輝度値を、当該選択画素の輝度の最大値として決定する。
計算部124は、ステップS2331で決定された当該選択画素の輝度の最大値の2倍より、マスク242がないときにステップS2230で撮影された画像に含まれる、当該選択画素と同一位置の画素の輝度値を減算する。
画像生成部125は、ステップS2332で計算した輝度値を、当該選択画素の輝度として記憶する。
最小値決定部123は、ステップS1330で選択された画素(すなわち選択画素)について、マスク242があるときにステップS1240で撮影された複数の画像のそれぞれに含まれる、当該選択画素と同一位置にある画素の輝度値を比較する。その比較の結果、最小値決定部123は、最小の輝度値を、当該選択画素の輝度の最小値として決定する。
計算部124は、マスク無しのときにステップS2230で撮影された画像に含まれる、選択画素と同一位置の画素の輝度値から、ステップS2341で決定された選択画素の輝度の最小値の2倍を減じる。これにより、当該選択画素の直接成分による輝度値を生成することが出来る。
以上のように、実施の形態2に係る画像生成装置20によれば、遮光部分と透光部分との繰り返しパタンを持つマスク242を通して対象物およびイメージセンサ150に光を投射する。そして、生成しようとする画像に含まれる選択画素ごとに、透過光により撮影された複数の画像のそれぞれの中の、その選択画素と同一位置にある画素の輝度値のうち、最大の輝度値を、その選択画素の輝度の最大値として求める。さらに、生成しようとする画像に含まれる選択画素ごとに、その選択画素の輝度の最大値の2倍から、マスク242が無い状態で撮影された画像の当該選択画素と同一位置にある画素の輝度値を減じる。これにより、光のうち屈折光または散乱光を除去した直接成分によって照明された対象物の画像を生成することができる。または、生成しようとする画像に含まれる選択画素ごとに、透過光により撮影された複数の画像のそれぞれの中の、その選択画素と同一位置にある画素の輝度値のうち、最小の輝度値を、その選択画素の輝度の最小値として求める。さらに、生成しようとする画像に含まれる選択画素ごとに、マスク242が無しの状態で撮影された画像の当該選択画素と同一位置にある画素の輝度値から、その選択画素の輝度の最小値の2倍を減じる。これにより、光のうち屈折光または散乱光を除去した直接成分によって照明された対象物の画像を生成することができる。
実施の形態2の変形例について説明する。実施の形態2では、計算に用いるマスク242がない状態で撮影を行うときに、イメージセンサ150の中央の直上に位置する点光源141を用いた。しかし、厳密には、点光源141からの光の直接成分は、点光源141の位置とイメージセンサ150上の画素の位置との関係によって異なる。したがって、実施の形態2のように、最大値または最小値の輝度の画素を含む画像に対応する照明位置と、マスク242がない状態での撮影時の照明位置とが必ずしも一致しない場合には、直接成分に誤差が含まれる。
本変形例に係る画像生成装置20の動作について説明する。本変形例に係る画像生成装置20の全体的な概略動作は、実施の形態1の図10のフローチャートで示した画像生成装置10の全体的な概略動作と同様である。しかし、本変形例に係るステップS1200の多光源撮影およびステップS1300の明暗画像処理のそれぞれの詳細な動作は、実施の形態1または2とは異なる。また、本変形例に係るステップS1400の画像生成の動作は、実施の形態1または2と同様であるため、その動作の説明を省略する。
図23は、実施の形態2の変形例に係る画像生成装置20の撮影部200の詳細な動作の一例を示したフローチャートである。つまり、図23は、実施の形態2の変形例における多光源撮影(図10のステップS1200)の詳細な動作の一例を示す。図23に従って、ステップS1200の詳細について説明する。本変形例の多光源撮影に含まれる各動作のうち、実施の形態1の図11および実施の形態2の図20と共通の動作については、同一の符号を付し、説明を省略する。
制御部260は、駆動部243にマスク除去信号を出力する。駆動部243は、照明器240のマスク242を、複数の点光源141とイメージセンサ150との間から移動させる。これにより、制御部260は、複数の点光源141から射出される光がマスク242によって遮断されない状態を設定する。
制御部260は、照明位置リストを参照して、各照明位置から照明された対象物の撮影が終了したか否かを判定する。この照明位置リストは、マスク242を設置した条件で用いられる照明位置リストと共通である。
制御部260は、照明位置リストに含まれる複数の照明位置の中から、まだ照明が行われていない照明位置を選択し、照明器240へ制御信号を出力する。
照明器240は、ステップS4220で制御部260より出力された制御信号に従って、その照明器240に含まれる複数の点光源141のうち、ステップS4220で選択された照明位置にある点光源141による光の照射を開始する。
点光源141によって対象物が照明されている間に、イメージセンサ150は、当該点光源141から射出され、対象物を透過した光によって形成される画像を取得する。
制御部260は、ステップS4240で取得した画像と、当該画像を取得したときの照明位置と、マスク242の有無の情報(具体的には「なし」)とを対応付けて記憶部110に出力する。記憶部110は、画像と照明位置とマスク242の有無の情報とを対応付けて記憶する。
その後、制御部260は、照明器240へ制御信号を出力して、対象物への照明を停止させる。ステップS4260の後、ステップS4210へ戻る。
マスク242がない状態での撮影終了後、制御部260は、駆動部243にマスク設置信号を出力する。駆動部243は、照明器240のマスク242を移動させ、複数の点光源141とイメージセンサ150との間に設置する。これにより、制御部260は、複数の点光源141から射出される光が、マスク242を通して対象物およびイメージセンサ150に照射される状態を設定する。
制御部260は、照明位置リストを参照して、各照明位置から照明された対象物の撮影が終了したか否かを判定する。この照明位置リストは、ステップS4210で参照した照明位置リストと同一である。
制御部260は、照明位置リストに含まれる複数の照明位置の中から、まだ照明が行われていない照明位置を選択し、照明器240へ制御信号を出力する。
照明器240は、ステップS1220で制御部260より出力された制御信号に従って、対象物への照明を開始する。つまり、照明器240に含まれる複数の点光源141のうち、ステップS1220で選択された照明位置にある点光源141が光の照射を開始する。
点光源141によって対象物が照明されている間に、イメージセンサ150は、当該点光源141からマスク242を通し、さらに対象物を透過した光によって形成される画像を取得する。
制御部260は、ステップS1240で取得した画像と、当該画像を取得したときの照明位置と、マスク242の有無の情報(具体的には「あり」)とを対応付けて記憶部110に出力する。記憶部110は、画像と照明位置とマスク242の有無の情報とを対応付けて記憶する。
その後、制御部260は、照明器240へ制御信号を出力して、対象物への照明を停止させる。ステップS1260の後、ステップS1210へ戻る。
ステップS1300の明暗画像処理部120の動作の詳細を説明する。
明暗画像処理部120のデータ取得部121は、ステップS1200で取得された複数の画像と、その複数の画像のそれぞれに対応する照明位置と、マスク242の有無の情報とを記憶部110より取得し、記憶部127に記憶する。
画素選択部126は、生成する画像に含まれる全画素について輝度の計算処理が終了したか否かを判定する。
画素選択部126は、生成する画像に含まれる複数の画素の中から1つの画素を選択する。ここで選択される1つの画素、つまり選択画素は、生成する画像に含まれる複数の画素のうち、計算処理がまだ実行されていない画素である。
最大値決定部122は、ステップS4330で選択された画素(すなわち選択画素)について、マスク242があるときにステップS1240で撮影された複数の画像のそれぞれに含まれる、当該選択画素と同一位置にある画素の輝度値を比較する。その比較の結果、最大値決定部122は、最大の輝度値を、当該選択画素の輝度の最大値として決定する。さらに、最大値決定部122は、その最大の輝度値を有する画素を含む画像が撮影された照明位置を特定する。
計算部124は、ステップS4331で特定された照明位置のときに、マスク242がない状態で撮影された画像を、記憶部127より選択する。
計算部124は、ステップS4331で決定された当該選択画素の輝度の最大値の2倍より、ステップS4332で選択された画像における、その選択画素と同一位置にある画素の輝度値を減算する。なお、ステップS4332で選択された画像は、最大の輝度値を有する画素を含む画像が取得されたときの照明位置と同一の照明位置の点光源141がマスク242を通さずに対象物を照明しているときに撮影された画像である。
画像生成部125は、ステップS4333で計算した輝度値を当該選択画素の輝度値として記憶する。
最小値決定部123は、ステップS4330で選択された画素(すなわち選択画素)について、マスク242が設置されているときにステップS1240で撮影された複数の画像のそれぞれに含まれる、当該選択画素と同一位置にある画素の輝度値を比較する。その比較の結果、最小値決定部123は、最小の輝度値を、当該選択画素の輝度の最小値として決定する。さらに、最小値決定部123は、その最小の輝度値を有する画素を含む画像が撮影された照明位置を特定する。
計算部124は、ステップS4332で選択された画像における、その選択画素と同一位置にある画素の輝度値より、ステップS4341で決定された当該選択画素の輝度の最小値の2倍を減算する。なお、ステップS4332で選択された画像は、最小の輝度値を有する画素を含む画像が取得されたときの照明位置と同一の照明位置の点光源141がマスク242を通さずに対象物を照明しているときに撮影された画像である。
以上のように、実施の形態2の変形例に係る画像生成装置20によれば、遮光部分と透光部分との繰り返しパタンを持つマスク242を通して対象物およびイメージセンサ150に光を投射する。そして、生成しようとする画像に含まれる選択画素ごとに、透過光により撮影された複数の画像のそれぞれの中の、その選択画素と同一位置にある画素の輝度値のうち、最大の輝度値を、その選択画素の輝度の最大値として求める。さらに、選択画素ごとに、その輝度の最大値が撮影によって得られたときと同一の照明位置から照明され、マスク242が無い状態で撮影された画像のうちの当該選択画素と同一位置にある画素の輝度値をマスクなし撮影輝度値として求める。そして、選択画素ごとに、その選択画素の輝度の最大値の2倍から、その選択画素に対応するマスクなし撮影輝度値を減じる。これにより、光のうち屈折光または散乱光を除去した直接成分によって照明された対象物の画像を生成することができる。
図28Aおよび図28Bは、図26A、図26Bと同様に、0.04mmの平均直径を有する複数のガラスビーズが樹脂で固められた状態を撮影した画像である。図28Aの画像は、図26Aの画像と同一である。図28Bの画像は、実施の形態2の方法で撮影し、かつ合成された画像である。図28Bの画像は、図28Aの画像に比べて、コントラストが大きく、かつ、輪郭が明瞭である。
以上、一つまたは複数の態様に係る画像生成装置について、各実施の形態およびその変形例に基づいて説明したが、本開示は、これらの各実施の形態およびその変形例に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記各実施の形態またはその変形例に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれてもよい。
回路によって実行されてもよい。LSI又はICは、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップを組み合わせて構成されてもよい。例えば、記憶素子以外の機能ブロックは、一つのチップに集積されてもよい。ここでは、LSI、または、ICと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(very large scale integration)、若しくはULSI(ultra large scale integration) と呼ばれるかもしれない。LSIの製造後にプログラムされる、Field Programmable Gate Array (FPGA)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができるreconfigurable logic deviceも同じ目的で使うことができる。
アは、ソフトウエア内の特定の機能を、処理装置(processor)と周辺のデバイスに実行
させる。システム又は装置は、ソフトウエアが記録されている一つ又は一つ以上の非一時的記録媒体、処理装置(processor)、及び必要とされるハードウエアデバイス、例えば
インターフェース、を備えていても良い。
100、200 撮影部
110、127 記憶部
120 明暗画像処理部
121 データ取得部
122 最大値決定部
123 最小値決定部
124 計算部
125 画像生成部
126 画素選択部
130 出力部
140、240 照明器
141 点光源
142、242 マスク
160、260 制御部
150 イメージセンサ
243 駆動部
Claims (20)
- 透光性を有する物質の画像を生成する画像生成装置であって、
前記物質を照明する第1の光源と、
前記第1の光源から所定の距離だけ離れた位置から前記物質を照明する第2の光源と、
前記物質が配置されるイメージセンサと、
前記第1の光源および第2の光源からの光が透過する透光部分、ならびに前記光を遮蔽する遮光部分を有し、前記イメージセンサと前記第1の光源および前記第2の光源との間に位置するマスクと、
処理回路とを備え、
前記イメージセンサは、
前記第1の光源により照明されたときに、前記物質の第1の画像を取得し、前記第2の光源により照明されたときに、前記物質の第2の画像を取得し、
前記処理回路は、
前記第1の画像に含まれる画素の輝度値と、前記第2の画像に含まれる画素であって、前記第1の画像に含まれる画素と同一の位置にある画素の輝度値との差分を導出することにより、前記物質の第3の画像を生成する、
画像生成装置。 - 前記イメージセンサの受光面の一部の領域は、
前記物質を照明する第1の光源と前記領域との間に前記マスクの前記透光部分が配置されている状態で前記第1の画像を取得し、
前記物質を照明する第2の光源と前記領域との間に前記マスクの前記遮光部分が配置されている状態で前記第2の画像を取得する、
請求項1に記載の画像生成装置。 - 前記イメージセンサの受光面の一部の領域は、
前記第1の光源および前記第2の光源を含む複数の光源のそれぞれが順に前記物質を照明しているときに、前記第1の画像および前記第2の画像を含む互いに輝度値の異なる複数の画像を取得し、
前記処理回路は、
前記複数の画像のうち、最大の輝度値を有する画像であって、前記第1の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第1の画像として選択し、
前記複数の画像のうち、最小の輝度値を有する画像であって、前記第2の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第2の画像として選択する、
請求項2に記載の画像生成装置。 - 前記第1の光源は前記第2の光源から半周期離れて位置し、
前記半周期は、前記透光部分に対応する1つの明区間の距離と、前記遮光部分に対応する1つの暗区間の距離とを合算した距離である1周期の距離の1/2の距離であり、
前記イメージセンサの受光面の一部の領域は、
前記第1の光源および前記第2の光源を含む複数の光源のそれぞれが順に前記物質を照明する場合において、最大の輝度値を有する画像と最小の輝度値を有する画像とを取得し、
前記処理回路は、
最大の輝度値を有する輝度最大画像を含む第1の画像群と、最小の輝度値を有する輝度最小画像を含む第2の画像群とのうち、輝度値の分散が小さい画像群を選択し、
(i)選択された前記画像群が前記第1の画像群である場合には、
前記第1の画像群のうち、最大の輝度値を有する画像であって、前記第1の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第1の画
像として選択し、
前記第2の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第2の画像として選択し、
(ii)選択された前記画像群が前記第2の画像群である場合には、
前記第2の画像群のうち、最小の輝度値を有する画像であって、前記第2の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第2の画像として選択し、
前記第1の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第1の画像として選択する、
請求項2に記載の画像生成装置。 - 透光性を有する物質の画像を生成する画像生成装置であって、
前記物質を照明する第1の光源、および前記第1の光源から所定の距離だけ離れた位置から前記物質を照明する第2の光源を含む複数の光源からなる光源群と、
前記物質が配置されるイメージセンサと、
前記第1の光源および前記第2の光源からの光が透過する透光部分、ならびに前記光を遮蔽する遮光部分を有するマスクと、
処理回路とを備え、
前記イメージセンサは、
(a)前記第1の光源により照明されたときに、前記物質の第1の画像を取得し、
(b)前記第2の光源により照明されたときに、前記物質の第2の画像を取得し、
(c)前記光源群に含まれる光源により照明されたときに、前記物質の第4の画像を取得し、
ここで、前記第1の画像および前記第2の画像は、前記イメージセンサと前記第1の光源および前記第2の光源との間に位置する前記マスクを介して取得され、前記第4の画像は、前記マスクを介さず取得され、
前記処理回路は、
前記第1の画像および前記第2の画像から、大きい輝度値を有する画像または小さい輝度値を有する画像を選択し、前記選択された画像と前記第4の画像とに基づく差分を導出することにより、前記物質の第5の画像を生成する、
画像生成装置。 - 前記第1の画像、前記第2の画像、前記第4の画像および前記第5の画像のそれぞれは、
前記イメージセンサに含まれる同一の画素に対応する輝度値を有する、
請求項5に記載の画像生成装置。 - 前記マスクにおける前記透光部分と前記遮光部分との面積比は1:1である、
請求項5または6に記載の画像生成装置。 - 前記処理回路は、
前記選択された画像の輝度値の2倍と、前記第4の画像の輝度値との差分を導出することにより、前記第5の画像の輝度値を生成する、
請求項7に記載の画像生成装置。 - 前記処理回路は、
前記第1の画像および前記第2の画像から、大きい輝度値を有する画像を選択した場合には、
前記選択された画像の輝度値の2倍から、前記第4の画像の輝度値を減算することにより、前記第5の画像の輝度値を生成する、
請求項8に記載の画像生成装置。 - 前記処理回路は、
前記第1の画像および前記第2の画像から、小さい輝度値を有する画像を選択した場合には、
前記第4の画像の輝度値から、前記選択された画像の輝度値の2倍を減算することにより、前記第5の画像の輝度値を生成する、
請求項8に記載の画像生成装置。 - 透光性を有する物質の画像を生成する画像生成方法であって、
前記物質を照明する第1の光源と、
前記第1の光源から所定の距離だけ離れた位置から前記物質を照明する第2の光源と、
前記物質が配置されるイメージセンサと、
前記第1の光源および第2の光源からの光が透過する透光部分、ならびに前記光を遮蔽する遮光部分を有し、前記イメージセンサと前記第1の光源および前記第2の光源との間に位置するマスクとを用い、
(a)前記第1の光源により照明されたときに、前記イメージセンサが前記物質の第1の画像を取得し、
(b)前記第2の光源により照明されたときに、前記イメージセンサが前記物質の第2の画像を取得し、
(c)前記第1の画像に含まれる画素の輝度値と、前記第2の画像に含まれる画素であって、前記第1の画像に含まれる画素と同一の位置にある画素の輝度値との差分を導出することにより、前記物質の第3の画像を生成する、
画像生成方法。 - 前記イメージセンサの受光面の一部の領域は、
前記(a)では、
前記物質を照明する第1の光源と前記領域との間に前記マスクの前記透光部分が配置されている状態で前記第1の画像を取得し、
前記(b)では、
前記物質を照明する第2の光源と前記領域との間に前記マスクの前記遮光部分が配置されている状態で前記第2の画像を取得する
請求項11に記載の画像生成方法。 - 前記(a)および(b)では、
前記イメージセンサの受光面の一部の領域は、
前記第1の光源および前記第2の光源を含む複数の光源のそれぞれが順に前記物質を照明しているときに、前記第1の画像および前記第2の画像を含む互いに輝度値の異なる複数の画像を取得し、
前記(c)では、
前記複数の画像のうち、最大の輝度値を有する画像であって、前記第1の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第1の画像として選択し、
前記複数の画像のうち、最小の輝度値を有する画像であって、前記第2の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第2の画像として選択する
請求項12に記載の画像生成方法。 - 前記第1の光源は前記第2の光源から半周期離れて位置し、
前記半周期は、前記透光部分に対応する1つの明区間の距離と、前記遮光部分に対応する1つの暗区間の距離とを合算した距離である1周期の距離の1/2の距離であり、
前記(a)および(b)では、
前記イメージセンサの受光面の一部の領域は、
前記第1の光源および前記第2の光源を含む複数の光源のそれぞれが順に前記物質を照明しているときに、最大の輝度値を有する画像と最小の輝度値を有する画像とを取得することによって、前記第1の画像および前記第2の画像を含む複数の画像を取得し、
前記(c)では、
取得される最大の輝度値を有する輝度最大画像を含む第1の画像群と、取得される最小の輝度値を有する輝度最小画像を含む第2の画像群とのうち、輝度値の分散が小さい画像群を選択し、
(i)選択された前記画像群が前記第1の画像群である場合には、
前記第1の画像群のうち、最大の輝度値を有する画像であって、前記第1の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第1の画像として選択し、
前記第2の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第2の画像として選択し、
(ii)選択された前記画像群が前記第2の画像群である場合には、
前記第1の画像群のうち、最小の輝度値を有する画像であって、前記第2の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第2の画像として選択し、
前記第1の光源が前記物質を照明しているときに前記イメージセンサによって取得される画像を、前記第1の画像として選択する
請求項12に記載の画像生成方法。 - 透光性を有する物質の画像を生成する画像生成方法であって、
前記物質を照明する第1の光源、および前記第1の光源から所定の距離だけ離れた位置から前記物質を照明する第2の光源を含む複数の光源からなる光源群と、
前記物質が配置されるイメージセンサと、
前記第1の光源および前記第2の光源からの光が透過する透光部分、ならびに前記光を遮蔽する遮光部分を有するマスクとを用い、
(a)前記イメージセンサと前記第1の光源および前記第2の光源との間に前記マスクを配置し、
(b)前記マスクが配置されている状態で前記第1の光源により照明されたときに、前記イメージセンサが前記物質の第1の画像を取得し、
(c)前記マスクが配置されている状態で前記第2の光源により照明されたときに、前記イメージセンサが前記物質の第2の画像を取得し、
(d)前記イメージセンサと前記第1の光源および前記第2の光源との間から前記マスクを除去し、
(e)前記マスクが除去されている状態で、前記光源群に含まれる光源により照明されたときに、前記イメージセンサが前記物質の第4の画像を取得し、
(f)前記第1の画像および前記第2の画像から、大きい輝度値を有する画像または小さい輝度値を有する画像を選択し、
(g)前記選択された画像と前記第4の画像とに基づく差分を導出することにより、前記物質の第5の画像を生成する、
画像生成方法。 - 前記第1の画像、前記第2の画像、前記第4の画像および前記第5の画像のそれぞれは、
前記イメージセンサに含まれる同一の画素に対応する輝度値を有する
請求項15に記載の画像生成方法。 - 前記マスクにおける前記透光部分と前記遮光部分との面積比は1:1である
請求項15または16に記載の画像生成方法。 - 前記(g)では、
前記選択された画像の輝度値の2倍と、前記第4の画像の輝度値との差分を導出することにより、前記第5の画像の輝度値を生成する、
請求項17に記載の画像生成方法。 - 前記(g)では、
前記第1の画像および前記第2の画像から、大きい輝度値を有する画像を選択した場合には、
前記選択された画像の輝度値の2倍から、前記第4の画像の輝度値を減算することにより、前記第5の画像の輝度値を生成する、
請求項18に記載の画像生成方法。 - 前記(g)では、
前記第1の画像および前記第2の画像から、小さい輝度値を有する画像を選択した場合には、
前記第4の画像の輝度値から、前記選択された画像の輝度値の2倍を減算することにより、前記第5の画像の輝度値を生成する、
請求項18に記載の画像生成方法。
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