図1は、本発明の実施形態の学習管理システムのシステム構成の一例を示すブロック図である
学習管理システム100は、MFP101、MFP管理サーバ102、学習管理サーバ103、OCRサーバ105、ネットワーク104より構成される。
MFP101は、印刷機能およびスキャン機能を装備した機器であり、学生や教員が提出物等を印刷したり、スキャンしたりするために使用される。
MFP管理サーバ102は、MFP101の機能を制御し、MFP101にてスキャンされた電子データを登録および管理し、学習管理サーバ103と提出物等の管理データや、提出物等の電子データの送受信を実施する情報処理装置である。
学習管理サーバ103は、学習全般の情報やデータを管理し、MFP管理サーバ102からの要求に対して必要なデータを送信し、MFP管理サーバから受信した提出物等の電子データを管理する情報処理装置である。
OCRサーバ105は、MFP101にてスキャンされた電子データから、所定の領域の文字データを認識し、認識結果を学習管理サーバ103に送信する情報処理装置である。
ネットワーク104は、MFP101とMFP管理サーバ102および学習管理サーバ103を連携させる。ネットワーク104は、インターネットであってもよいし、LAN(Local Area Network)であってもよい。
次に、本発明の実施形態の学習管理システムを構成する機器、装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、図1のMFP管理サーバ102、学習管理サーバ103、OCRサーバ105に適用可能なハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御する。なお、表示器はCRTや、液晶ディスプレイ等の様々な種類が存在する。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるCFカードメモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したネットワーク104)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
図3は、図1に示したMFP101のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LAN(例えば、図1に示したネットワーク104)や公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304は外部記憶装置(ハードディスクドライブ(HDD))で、システムを制御するための各種プログラム,画像データ等を格納する。
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部(UI)308とのインタフェース部であり、操作部308に表示する画像データを操作部308に対して出力する。また、操作部I/F307は、操作部308から本システム使用者が入力した情報(例えば、ユーザ情報等)をCPU301に伝える役割をする。なお、操作部308はタッチパネルを有する表示部を備え、該表示部に表示されたボタンを、ユーザが押下(指等でタッチ)することにより、各種指示を行うことができる。
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク(LAN)に接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、FAXの送受信等のデータの入出力を行う。
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394,プリンタポート,RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証で必要となるICカードの読み取り用のカードリーダ319が外部I/F318に接続されている。そして、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319によるICカードからの情報読み取りを制御し、該ICカードから読み取られた情報を取得可能である。尚、ICカードに限らず、ユーザを特定することが可能な記憶媒体であればよい。この場合、記憶媒体にはユーザを識別するための識別情報が記憶される。この識別情報は、記憶媒体の製造番号でも、ユーザが企業内で与えられるユーザコードであってもよい。
以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部314とコントローラユニット316を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、装置使用者が操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。なお、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、ICカード(例えば、ソニー社のフェリカ(FeliCa(登録商標)))内に記憶されている情報を読み取り、該読み取った情報を外部I/F318を介してCPU301へ通知する。
図4は、本発明の実施形態の学習管理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
学習管理システム100は、MFP101、MFP管理サーバ102、学習管理サーバ103、OCRサーバ105を持つ。
MFP101は、画面表示部411、操作受付部412、スキャン実行部413、データ送受信部414を持つ。
画面表示部411は、ユーザに対して情報を提示し、ユーザからの操作を受け付けるための画面を表示する機能部である。操作受付部412は、ユーザからのログイン操作や各種処理の実行要求等の操作を受け付け、処理要求をコントローラユニット316に伝達し、さらに処理要求をMFP管理サーバ102に送信する機能部である。スキャン実行部413は課題用紙をスキャンして電子データとして取り込む機能部である。データ送受信部414は、画面表示データ等を受信し、取り込んだ電子データを関連情報とともにMFP管理サーバ102に送信する機能部である。
MFP管理サーバ102は、ユーザ認証部421、画面表示制御部422、スキャンデータ管理部423、データ送受信部424を持つ。
ユーザ認証部421は、MFP101からユーザログイン情報を受信して、ユーザ認証を実施する機能部である。認証したユーザのログイン情報により、担当するコースや提出すべき課題の判定を実施する。画面表示制御部422は、MFP101に必要な画面を表示するための表示データを生成し送信する機能部である。スキャンデータ管理部423は、受信した電子データをデータベース等に格納し、当該電子データに対して作成したユーザを紐付けて管理する機能部である。データ送受信部424は、MFP101から電子データを受信し、学習管理サーバ103に必要情報、要求等を送信する機能部である。本実施例では、MFP101に関連する情報処理をMFP管理サーバ102にて実施し、MFP101はMFP管理サーバ102の処理を受けて画面表示および操作受け付けを主に実施する構成としているが、MFP101側にMFP管理サーバ102の機能を持たせ、MFP101単体で処理する構成としてもよい。
学習管理サーバ103は、データ管理部431、画面表示制御部432、データ送受信部433を持つ。
データ管理部431は、課題データ等の学習に関連するデータを管理する機能部である。データ管理部431にて管理されるデータには、図11(a)に例示する学生テーブル1100、図11(b)に例示する教員テーブル1110、図11(c)に例示するコーステーブル1120、図11(d)に例示する担当教員テーブル1130、図11(e)に例示する履修者テーブル1140、図12(a)に例示する課題テーブル1200、図12(b)に例示する課題対象者テーブル1210、図12(c)に例示する課題データテーブル1220、等がある。
画面表示制御部432は、不図示のクライアント端末に課題データの確認や課題更新に必要な画面を表示させる機能部であり、各画面は学習管理サーバ103自身のディスプレイ等に表示させてもよい。データ送受信部433は、MFP管理サーバ102やOCRサーバ105との間で必要情報、要求等を送信、受信する機能部である。
OCRサーバ105は、OCR実行部451、データ送受信部452を持つ。
OCR実行部451は、格納されている電子データをもとにOCR(文字認識)を実行する機能部である。データ送受信部452は、学習管理サーバ103との間で、必要情報、要求等を送信、受信する機能部である。
以下、図を参照して、学習管理システム100における処理について説明する。
MFP101、MFP管理サーバ102、学習管理サーバ103、OCRサーバ105に割り当てられた各処理が、MFP101のコントローラユニット316、MFP管理サーバ102のCPU201、学習管理サーバ103のCPU201、OCRサーバ105のCPU201においてそれぞれ実行される。
図5、図6、図7、図8は、学習管理システム100の全体処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS101では、MFP101は、サービスを起動させる。
ステップS102では、MFP101は、ログイン画面表示要求をMFP管理サーバ102に送信する。
ステップS103では、MFP管理サーバ102は、MFP101からのログイン画面取得要求を受信する。
ステップS104では、MFP管理サーバ102は、ログイン画面データを表示するための表示データを生成し、MFP101に送信する。
ステップS105では、MFP101は、MFP管理サーバ102から送信されたログイン画面の表示データを受信し、受信した表示データをもとに操作部308にログイン画面を表示する。
図13にログイン画面の一例を示す。ログイン画面1300は、ユーザにカードリーダ319にユーザのIDカードをタッチさせて認証処理を実行するまでの待機画面である。
ステップS107では、MFP101は、ユーザによりカードリーダ319にユーザのIDカードがタッチされた否かを判定する。タッチされたと判定した場合、ステップS108に処理を進める。そうでない場合には、ステップS107にて待機する。
ステップS108では、MFP101は、認証処理要求をMFP管理サーバ102に送信する。その際に、ステップS107にてタッチされたIDカードから取得した認証情報をMFP管理サーバ102に送信する。
ステップS109では、MFP管理サーバ102は、MFP101からの認証処理要求と認証情報を受信する。
ステップS110では、MFP管理サーバ102は、受信した認証情報を基に認証処理を実行する。
ステップS111では、MFP管理サーバ102は、認証処理が成功したか失敗するかを判定する。成功と判定した場合には、ステップS112へ処理を進める。失敗と判定した場合には、ステップS104へ処理を戻し、ユーザに再度IDカードのタッチ操作を要求する。
ステップS112では、MFP管理サーバ102は、メニュー画面を表示するための表示データを生成し、MFP101に送信する。
ステップS113では、MFP101は、MFP管理サーバ102から送信されたメニュー画面の表示データを受信し、受信した表示データをもとに操作部308にメニュー画面を表示する。
図14にメニュー画面の一例を示す。メニュー画面1400は、MFP101の基本機能であるコピー、プリント、スキャンして送信の各機能を実行するボタンを備えており、さらに課題データをスキャンするための課題スキャンボタン1401を備え、各ボタンの押下により対応する機能が実行され、操作部308に実行機能に応じた画面が表示される。
ステップS115では、MFP101は、表示したメニュー画面1400において、ユーザからの実行モードボタンの押下を検知したか否かを判別する。課題スキャンボタン1401の押下を検知したと判定した場合には、ステップS116に処理を進める。そうでない場合には、ステップS115にて待機する(または、他のボタンが押下されれば対応する機能を実行する)。
ステップS116では、MFP101は、ログインしたユーザ(教員)が担当するコース一覧表示要求を送信する。
ステップS117では、MFP管理サーバ102は、MFP101よりコース一覧表示要求を受信する。
ステップS118では、MFP管理サーバ102は、学習管理サーバ103にコース一覧取得要求を送信する。この時、ログイン時に取得したユーザIDを送信する。
ステップS119では、学習管理サーバ103は、コース一覧取得要求を受信する。
ステップS120では、学習管理サーバ103は、コース検索処理を実行する。この時、MFP管理サーバ102から送信されたユーザIDを検索条件として図11(d)に示す担当教員テーブル1130を検索して該当するコースIDを取得する。
ステップS121では、学習管理サーバ103は、コース一覧取得処理結果をMFP管理サーバ102へ送信する。
ステップS122では、MFP管理サーバ102は、コース一覧取得処理結果を学習管理サーバ103から受信する。
ステップS123では、MFP管理サーバ102は、コース一覧取得処理結果にもとづいてコース一覧画面を表示するための表示データを生成し、MFP101に送信する。
ステップS124では、MFP101は、コース一覧画面の表示データをMFP管理サーバ102から受信し、受信した表示データをもとに操作部308にコース一覧画面を表示する。
図15にコース一覧画面の一例を示す。コース一覧画面1500は、ユーザである教員が担当しているコースの一覧を時間割形式に表示する。コース一覧画面1500はコース選択リンク1501を備えており、対象のコースのリンクを押下することにより、対象のコースの課題一覧画面が表示される。
ステップS126では、MFP101は、コース一覧画面1500においてユーザによりコースが選択されたか否かを判定する。コースが選択されたと判定した場合、ステップS127に処理を進める。そうでない場合には、ステップS126にて待機する(または、他のボタンが押下されれば対応する処理を実行する)。
ステップS127では、MFP101は、ユーザにより選択されたコースに対応する課題一覧画面表示要求をMFP管理サーバ102に送信する。この時、選択されたコースのコースIDを送信する。
ステップS128では、MFP管理サーバ102は、MFP101より課題一覧画面表示要求を受信する。
ステップS129では、MFP管理サーバ102は、学習管理サーバ103に課題一覧取得要求を送信する。この時、MFP101から送信されたコースIDを送信する。
ステップS130では、学習管理サーバ103は、MFP管理サーバ102より課題一覧取得要求を受信する。
ステップS131では、学習管理サーバ103は、課題検索処理を実行する。この時、MFP管理サーバ102から送信されたコースIDを検索条件として図12(a)に示す課題テーブル1200を検索して該当する課題IDを取得する。
ステップS132では、学習管理サーバ103は、課題一覧取得処理結果をMFP管理サーバ102へ送信する。
ステップS133では、MFP管理サーバ102は、課題一覧取得処理結果を学習管理サーバ103から受信する。
ステップS134では、MFP管理サーバ102は、課題一覧取得処理結果にもとづいて課題一覧画面を表示するための表示データを生成し、MFP101に送信する。
ステップS135では、MFP101は、課題一覧画面の表示データをMFP管理サーバ102から受信し、受信した表示データをもとに操作部308に課題一覧画面を表示する。
図16に課題一覧画面の一例を示す。課題一覧画面1600は、ユーザにより選択されたコースに対応する課題を一覧形式で表示する。課題一覧画面1600は、課題ごとに返却/フィードバックリンク1601、課題新規作成ボタン1602を備えている。対象の課題の返却/フィードバックリンク1601を押下することによりスキャン実行画面が表示される。課題新規作成ボタン1602を押下することにより課題新規作成画面が表示される。
ステップS137では、MFP101は、課題一覧画面1600においてユーザにより課題が選択されたか否か、つまり、特定の課題の返却/フィードバックリンク1601が押下されたか否かを判定する。課題が選択されたと判定した場合、ステップS141に処理を進める。そうでない場合には、ステップS138に処理を進める。
ステップS138では、MFP101は、課題新規作成ボタン1602が押下されたか否かを判定する。ボタンが押下されたと判定した場合、ステップS139に処理を進める。そうでない場合には、ステップS137に戻り、ユーザ操作があるまで待機する(または、他のボタンが押下されれば対応する処理を実行する)。
ステップS139では、課題新規登録処理(図9)を実行する。
ここで、図9を参照して、課題新規登録処理について説明する。本処理では、MFP101の課題一覧画面1600にて課題新規作成ボタン1602が押下されたことを受けて、学習管理サーバ103にて課題を新規登録し、新規登録された課題に対してスキャン実行指示を受け付け可能な課題新規登録完了画面1800を表示する。
ステップS201では、MFP101は、MFP管理サーバ102に課題新規作成画面表示要求を送信する。
ステップS202では、MFP管理サーバ102は、MFP101より課題新規作成画面表示要求を受信する。
ステップS203では、MFP管理サーバ102は、課題新規作成画面を表示するためのデータを生成し、MFP101に送信する。
ステップS204では、MFP101は、課題新規作成画面の表示データをMFP管理サーバ102から受信し、受信した表示データをもとに操作部308に課題新規作成画面を表示する。
図17に課題新規作成画面の一例を示す。課題新規作成画面1700では、課題名称1701を入力し、新規課題登録ボタン1702を押下することにより、新規に課題が登録される。課題名称1701は所定の規則で初期提案させるようにしてもよい。また、その他の項目を課題新規作成画面1700から入力できるようにしてもよい。
ステップS206では、MFP101は、ユーザにより新規課題登録ボタン1702が押下されたか否かを判定する。ボタンが押下されたと判定した場合、ステップS207に処理を進める。そうでない場合は、ステップS206にて待機する(または、他のボタンが押下されれば対応する処理を実行する)。
ステップS207では、MFP101は、課題新規登録要求をMFP管理サーバ102に送信する。この時、コースIDと入力された課題名称を送信する。
ステップS208では、MFP管理サーバ102は、課題新規登録要求をMFP101より受信する。
ステップS209では、MFP管理サーバ102は、課題新規登録要求を学習管理サーバ103に送信する。この時、MFP101より送信されたコースIDと課題名称を送信する。
ステップS210では、学習管理サーバ103は、課題新規登録要求をMFP管理サーバ102より受信する。
ステップS211では、学習管理サーバ103は、課題を新規登録する。ここで、新規の課題IDを採番し、MFP管理サーバ102より送信されたコースID内での課題番号を採番する。図12(a)に示す課題テーブル1200に新たなレコードを生成し、採番した課題IDおよび課題番号を課題ID1201および課題番号1203に、MFP管理サーバ102より送信されたコースIDおよび課題名称をコースID1202および課題名称1204に設定する。課題内容1205については、本実施例では学習管理サーバ103の課題編集画面より入力する項目としているため空白となるが、課題新規作成画面1700にて入力し、ここで設定するようにしてもよい。
ステップS212では、学習管理サーバ103は、課題新規登録結果をMFP管理サーバ102に送信する。正常に登録された場合は正常登録された結果を、エラーの場合はエラーの内容を送信する。本実施例では正常に登録された場合について説明し、エラーの場合の説明は省略する。
ステップS213では、MFP管理サーバ102は、課題新規登録結果を学習管理サーバ103より受信する。ここでは、登録された課題の課題IDや課題名称とともに正常に登録された結果を受信する。
ステップS214では、MFP管理サーバ102は、課題新規登録完了画面を表示するためのデータを生成し、MFP101に送信する。
ステップS215では、MFP101は、課題新規登録完了画面の表示データをMFP管理サーバ102より受信し、受信した表示データをもとに操作部308に課題新規登録完了画面を表示する。
図18に課題新規登録完了画面の一例を示す。課題新規登録完了画面1800には、課題を登録したコース名や、課題名称等とともに、課題が正常に新規登録されたことが表示される。また、スキャン実行ボタン1801を押下することによりスキャン実行画面が表示される。
ステップS211での課題新規登録後、学習管理サーバ103にて登録した課題の更新が可能である(ステップS217)。課題更新処理については図10にて後述する。
以上で課題新規登録処理の説明を終了する。
全体処理の説明に戻る。
ステップS140では、MFP101は、課題新規登録完了画面1800においてユーザによりスキャン実行ボタン1801が押下されたか否かを判定する。ボタンが押下されたと判定した場合、ステップS141に処理を進める。そうでない場合は、ステップS140にて待機する(または、他のボタンが押下されれば対応する処理を実行する)。
ステップS141では、MFP101は、スキャン実行画面の表示要求をMFP管理サーバ102に送信する。
ステップS142では、MFP管理サーバ102は、スキャン実行画面の表示要求をMFP101より受信する。
ステップS143では、MFP管理サーバ102は、スキャン実行画面を表示するためのデータを生成し、MFP101に送信する。
ステップS144では、MFP101は、スキャン実行画面の表示データをMFP管理サーバ102より受信し、受信した表示データをもとに操作部308にスキャン実行画面を表示する。
図19にスキャン実行画面の一例を示す。スキャン実行画面1900には、スキャンの対象となる課題名称やコース名、スキャン実行用の設定内容等が表示され、スキャン開始ボタン1901を押下することにより、表示されている内容に従ってスキャンが実行される。
ステップS146では、MFP101は、スキャン実行画面1900において、ユーザによりスキャン開始ボタン1901が押下されたか否かを判定する。ボタンが押下されたと判定した場合は、ステップS147に処理を進める。そうでない場合は、ステップS146にて待機する(または、他のボタンが押下されれば対応する処理を実行する)。
ステップS147では、MFP101は、スキャン実行する。ここでは、学生より学籍番号や解答内容等が記入されて提出され、教員により評価された課題用紙をまとめてMFP101のスキャナ部314から取り込み、スキャンデータとしてHDD304等に一時保存する。
ステップS148では、MFP101は、一時保存したスキャンデータをMFP管理サーバ102に送信する。
ステップS149では、MFP管理サーバ102は、MFP101より送信されたスキャンデータを受信する。
ステップS150では、MFP管理サーバ102は、受信したスキャンデータを課題IDに対応付けて任意の記憶装置に登録する。記憶装置は、MFP管理サーバ102や学習管理サーバ103の外部メモリ211であってもよいし、ネットワーク104により接続可能な別のファイルサーバ等の記憶装置であってもよい。
ステップS151では、MFP管理サーバ102は、スキャン実行完了画面を表示するためのデータを生成し、MFP101に送信する。
ステップS152では、MFP101は、スキャン実行完了画面の表示データを受信し、受信した表示データをもとに操作部308にスキャン実行完了画面を表示する。
図20にスキャン実行完了画面の一例を示す。スキャン実行完了画面2000には、スキャンした課題名やコース名が表示され、スキャンが正常に完了したことが表示される。各ボタンの押下により、該当する画面に遷移する。
ステップS154では、MFP管理サーバ102は、スキャンデータの登録通知を学習管理サーバ103に送信する。この時、スキャンデータに対応する課題IDやスキャンデータのファイル名等を送信する。
ステップS155では、学習管理サーバ103は、スキャンデータの登録通知を受信する。
ステップS156では、学習管理サーバ103は、課題データ登録処理(図10)を実行する。なお本実施例では、スキャンデータの登録通知を受信してすぐに本処理を実行しているが、定期バッチ処理等、非同期で実行してもよい。
ここで図10を参照して、課題データ登録処理について説明する。
ステップS301では、学習管理サーバ103は、OCR実行要求をOCRサーバ105に送信する。この時、ステップS150で登録されたスキャンデータのファイル名等を送信する。
ステップS302では、OCRサーバ105は、学習管理サーバ103よりOCR実行要求を受信する。
ステップS303では、OCRサーバ105は、ステップS150で登録されたスキャンデータを記憶装置より取得する。
ステップS304では、OCRサーバ105は、スキャンデータに対してOCR処理を実行する。ここでは、スキャンデータを提出者(学生)ごとに分割し、分割されたスキャンデータごとにOCR結果として、学生により記入されたユーザID(学籍番号)、教員により記入された得点(評価結果)を文字認識により取得する。
ステップS305では、OCRサーバ105は、取得したOCR結果を学習管理サーバ103に送信する。この時、提出者ごとに分割されたスキャンデータ、または、保管先パスを送信する。
ステップS306では、学習管理サーバ103は、OCRサーバ105よりOCR結果を受信する。
ステップS307では、学習管理サーバ103は、受信したOCR結果をもとに課題データを登録する。ここでは、図12(c)に示す課題データテーブル1220において、課題ID1221に対して、提出者ごとに分割されたスキャンデータごとに課題データNO1222を採番して新規レコードを登録し、課題データファイル1223に提出者ごとに分割されたスキャンデータの保管先、ユーザID1224および得点1225にOCR処理により取得したユーザIDおよび得点を設定する。ユーザID、得点がOCR処理により取得できなかった場合は、ブランクとなる。
なお、本実施例では、学習管理サーバ103よりOCRサーバ105にOCR実行要求を送信してOCR処理を実行するようにしているが、OCRサーバ105にてスキャンデータの登録を検知してOCR処理を実行したり、定期実行によりOCR実行をしたりしてもよい。
以上で課題データ登録処理の説明を終了する。
ステップS156の課題データ登録処理の完了により、全体処理を終了する。
以上で全体処理の説明を終了する。
ここで、図10を参照して、ステップS217の課題更新処理について説明する。本処理は課題新規登録後に任意で実施する処理である。
ステップS401では、学習管理サーバ103は、コース別課題管理画面を、サーバ自身のディスプレイ210または不図示のクライアント端末のディスプレイに表示する(以下、画面表示先は同様)。なお本処理の前に、不図示のコース一覧画面よりコースを指定する処理があるが、当該処理を省略し、すでにコースが選択されたものとして説明する。
図21にコース別課題管理画面の一例を示す。コース別課題管理画面2100には、指定されたコースに対応する課題の一覧が表示され、課題ごとに更新用リンク2102、状況リンク、削除リンクを備える。更新用リンク2102の押下を受け付けることにより、対応する課題に対する課題編集画面を表示する。また状況リンクは、課題データが登録済みである場合には同リンクの押下を受け付けることにより、不図示の課題データ確認画面を表示する。削除リンクは、同リンクの押下を受け付けることにより課題テーブル1200から対応する課題のレコードを削除する。また、課題新規作成ボタン2101の押下により課題編集画面を表示し、課題を新規作成することも可能である。
ステップS402では、学習管理サーバ103は、コース別課題管理画面2100において課題が選択されたか、つまり、特定の課題の更新用リンク2102が押下されたか否かを判定する。課題が選択された場合は、ステップS403に処理を進める。そうでない場合は、ステップS402にて待機する(または、他のボタンが押下されれば対応する処理を実行する)。
ステップS403では、学習管理サーバ103は、選択された課題に対する課題編集画面を表示する。
図22に課題編集画面の一例を示す。課題編集画面2200には、コース名や課題ID等が表示され、課題名称2201や課題内容等を入力または更新する。本実施例では、MFP101の課題新規作成画面1700では必要最小限の項目のみ入力可能としているため、課題内容等のその他の項目は本画面で入力する。登録・更新ボタン2202の押下を受け付けることにより、入力内容をもとに課題テーブル1200のデータを更新する。
ステップS404では、学習管理サーバ103は、登録・更新ボタン2202が押下されたか否かを判定する。ボタンが押下されたと判定した場合、ステップS405に処理を進める。そうでない場合は、ステップS404にて待機する(または、キャンセルボタンが押下されれば前画面に戻る)。
ステップS405では、学習管理サーバ103は、課題編集画面2200に入力された内容をもとに課題テーブル1200のデータを更新する。
以上で課題更新処理の説明を終了する。
上記により、学習管理サーバ103の課題テーブル1200に課題、つまり提出物情報が事前登録されていない場合でも、スキャン実行時にMFP101にて課題を新規登録し、スキャンしたデータを適切に登録および管理できるようになる。
以上、各実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。