JP6817468B2 - センサ、リソグラフィ装置、及びデバイス製造方法 - Google Patents

センサ、リソグラフィ装置、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
[0001] 本出願は、2017年6月19日に出願された、欧州特許出願公開第17176549.8号の優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[0002] 本発明は、センサ、計測装置、かかるセンサを備えるリソグラフィ装置、及びデバイス製造方法に関する。
[0003] リソグラフィ装置は、基板に、通常は基板のターゲット部分に所望のパターンを付与する機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に使用することができる。そのような場合、ICの個々の層に形成すべき回路パターンを生成するために、代替的にマスク又はレチクルとも呼ばれるパターニングデバイスを使用してもよい。このパターンは、基板(例えば、シリコンウェーハ)上のターゲット部分(例えば、1つのダイの一部又はいくつかのダイを含む)に転写することができる。パターンの転写は、典型的には、基板上に設けられた放射感応性材料(レジスト)層上への結像により行われる。概して、単一の基板は、連続的にパターンが付与される隣接したターゲット部分のネットワークを含む。従来のリソグラフィ装置は、ターゲット部分にパターン全体を1回で露光することにより各ターゲット部分が照射される、いわゆるステッパと、照射ビームによりパターンを所与の方向(「スキャン」方向)にスキャンすると同時に基板をこの方向に平行又は反平行に同期してスキャンすることにより各ターゲット部分が照射される、いわゆるスキャナとを含む。基板上にパターンをインプリントすることによりパターニングデバイスから基板にパターンを転写することも可能である。
[0004] リソグラフィ装置には、例えばアライメント及び/又はオーバーレイ計測のために、多くのセンサが設けられる。偏光に強く依存する応答を伴う、セグメント化されたセンサターゲット、例えば、格子が使用される傾向にある。より頑強且つ正確なセンサを提供するために、格子によって回折される光の2つの直交する偏光状態に対する格子の位置を検出することが提案されている。
[0005] そのようなセンサでは、格子によって回折される光は、偏光ビームスプリッタを用いて、第一偏光状態にある光と第一偏光状態に直交する第二偏光状態にある光とに分割され得る。理想的には分割が完全なものであるが、実際には、第一偏光状態にある光が、偏光ビームスプリッタを通過した後に、第二偏光状態にある光の一部を依然として伴い、その逆も然りである。よって、光信号は、「不適切な」偏光状態にある光と「所望の」偏光状態にある光との振幅比に比例する誤差を含む。その上、誤差は2つの偏光ビーム間の位相差に依存する。回折強度及び位相差は、格子のセグメント化と光の波長とに強く依存する。しかしながら、この関係は、単純且つ予測可能な関係ではなく、偏光クロストークに起因する明らかに予測不能な誤差を生じさせる。
[0006] 偏光クロストークに起因する誤差が低減されたセンサを提供することが望ましい。
[0007] 本発明の実施形態によれば、センサであって、
− コヒーレンス長を有する放射をセンサターゲットに向けて放出するための放射源と、
− センサターゲットによって回折された放射を第一偏光状態にある放射と第二偏光状態にある放射とに分割するための偏光ビームスプリッタと
を備え、
第一偏光状態が第二偏光状態に直交し、且つセンサは、第一偏光状態にある放射が、偏光ビームスプリッタを通過した後に、コヒーレンス長よりも長い第二偏光状態にある放射に対して光路差を有するように構成される、
センサが提供される。
[0008] 本発明の別の実施形態によれば、本発明によるセンサを備えるリソグラフィ装置が提供される。
[0009] 本発明の別の実施形態によれば、本発明によるセンサを備える計測装置が提供される。
[00010] 本発明の更なる実施形態によれば、本発明によるセンサ及び/又はリソグラフィ装置が使用されるデバイス製造方法が提供される。
[00011] ここで、対応する参照符号が対応する部分を示す添付の概略図を参照しながら、本発明の実施形態を、単に例示として、説明する。
[00011]図1は、本発明の実施形態によるリソグラフィ装置を描いた図である。 [00011]図2は、本発明の実施形態によるセンサを概略的に描いた図である。 [00011]図3は、本発明の実施形態によるセンサで利用され得る複屈折位相板の実施形態を概略的に描いた図である。 [00011]図4は、本発明の実施形態によるセンサを概略的に描いた図である。
[00012] 図1は、本発明の一実施形態によるリソグラフィ装置を概略的に描いている。装置は、
− 放射ビームB(例えば、UV放射又はEUV放射)を調節するように構成された照明システム(イルミネータ)ILと、
− パターニングデバイス(例えばマスク)MAを支持するように構築され、且つ特定のパラメータに従ってパターニングデバイスを正確に位置決めするように構成された第一ポジショナPMに接続された支持構造(例えばマスクテーブル)MTと、
− 基板(例えば、レジストコートウェーハ)Wを保持するように構築され、且つ特定のパラメータに従って基板を正確に位置決めするように構成された第二ポジショナPWに接続された基板テーブル(例えば、ウェーハテーブル)WTa又はWTbと、
− 放射ビームBに付与されるパターンを基板Wのターゲット部分C(例えば、1つ又は複数のダイを含む)にパターニングデバイスMAにより投影するように構成された投影システム(例えば、屈折投影レンズシステム)PS
を更に含む。
[00013] 照明システムは、放射の誘導、整形、及び/又は制御のための、屈折型、反射型、磁気型、電磁型、静電型又は他のタイプの光学コンポーネント、又はこれらの任意の組み合わせなどの、種々のタイプの光学コンポーネントを含み得る。
[00014] 支持構造MTは、パターニングデバイスMAを支持する、すなわちパターニングデバイスMAの重量を支える。マスク支持構造は、パターニングデバイスMAの向き、リソグラフィ装置の設計、及び例えばパターニングデバイスMAが真空環境内に保持されるかどうかなどの他の条件に応じた様式でパターニングデバイスMAを保持する。支持構造MTは、パターニングデバイスMAを保持するために、機械式、真空式、静電式又は他のクランプ技術を使用することができる。支持構造MTは、例えば、必要に応じて固定され得る又は移動可能であり得る、フレーム又はテーブルであってもよい。支持構造MTは、パターニングデバイスMAが、例えば投影システムPSに対して、所望の位置にあることを確実にし得る。本明細書での「レチクル」又は「マスク」という用語のいかなる使用も、より一般的な用語である「パターニングデバイス」と同義であると見なしてよい。
[00015] 本明細書で使用される「パターニングデバイス」という用語は、基板Wのターゲット部分にパターンを生成する目的で放射ビームの断面にパターンを付与するために使用できる任意のデバイスを指すものとして広く解釈されるべきである。例えばパターンが位相シフトフィーチャ又はいわゆるアシストフィーチャを含む場合に、放射ビームに付与されるパターンが基板Wのターゲット部分における所望のパターンに厳密には対応しない場合があることを留意すべきである。通例、放射ビームに付与されるパターンは、ターゲット部分に生成される集積回路のなどのデバイス内の特定の機能層に対応することになる。
[00016] パターニングデバイスMAは、透過型又は反射型であってもよい。パターニングデバイスの例としては、マスク、プログラマブルミラーアレイ、及びプログラマブルLCDパネルが挙げられる。マスクは、リソグラフィにおいて周知であるとともに、バイナリ、レベルソン型位相シフト、及び減衰型位相シフトなどのマスクタイプ、並びに種々のハイブリッドマスクタイプを含む。プログラマブルミラーアレイの一例では、小型ミラーのマトリクス配列が用いられ、小型ミラーの各々は、入射する放射ビームを異なる方向に反射するように個々に傾斜させることができる。傾斜したミラーは、ミラーマトリックスにより反射される放射ビームにパターンを付与する。
[00017] 本明細書で使用される「放射」及び「ビーム」という用語は、紫外線(UV)放射(例えば、約365、248、193、157又は126nmの波長を有する)及び極端紫外線(EUV)放射(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)、並びにイオンビーム又は電子ビームなどの、粒子ビームを含む、全てのタイプの電磁放射を包含する。
[00018] 本明細書で使用される「投影システム」という用語は、使用される露光放射に適したもの、又は液浸液の使用若しくは真空の使用などのその他の要因に適したものとして、屈折型、反射型、反射屈折型、磁気型、電磁型及び静電型光学システム、又はこれらの任意の組み合わせを含む、任意のタイプの投影システムを包含するものとして広く解釈されるべきである。本明細書での「投影レンズ」という用語のいかなる使用も、より一般的な用語である「投影システム」と同義であると見なしてよい。
[00019] ここで描かれているように、装置は、透過型(例えば、透過型マスクを用いる)である。代替的に、装置は、反射型(例えば、上で言及したタイプのプログラマブルミラーアレイを用いるか、又は反射マスクを用いる)であってもよい。
[00020] リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブル(及び/又は2つ以上のマスクテーブル)を有するタイプであってもよい。そのような「マルチステージ」機械では、追加のテーブルを並行して使用してもよく、又は、露光のために1つ若しくは複数の他のテーブルを使用する間に、1つ若しくは複数のテーブルに対して予備ステップを実行してもよい。図1の例における2つの基板WTa及びWTbは、これを図示したものである。本明細書に開示する本発明は、独立型として使用できるが、特に単一ステージ装置又はマルチステージ装置の何れかの露光前測定ステージにおいて追加の機能を提供することができる。
[00021] リソグラフィ装置はまた、投影システムPSと基板Wとの間の空間を満たすために、比較的高い屈折率を有する液体、例えば水で基板Wの少なくとも一部分が覆われ得るタイプであってもよい。液浸液はまた、リソグラフィ装置内の他の空間に、例えば、パターニングデバイスMAと投影システムPSとの間に適用されてもよい。液浸技術は、投影システムの開口数を増加させることで当技術分野ではよく知られている。本明細書で使用される「液浸」という用語は、基板Wなどの構造が液体に浸されなければならないことを意味するのではなく、露光中に液体が投影システムPSと基板Wとの間に位置することを意味するに過ぎない。
[00022] 図1を参照すると、イルミネータILは、放射源SOから放射ビームを受け取る。例えば、放射源SOがエキシマレーザである場合には、放射源SOとリソグラフィ装置とが別体であってもよい。そのような場合に、放射源SOはリソグラフィ装置の一部を形成するとは見なされず、放射ビームは、例えば、好適な誘導ミラー及び/又はビームエキスパンダを備えるビームデリバリシステムBDの助けにより、放射源SOからイルミネータILに渡される。他の場合、例えば放射源が水銀ランプである場合には、放射源は、リソグラフィ装置の一体部であってもよい。放射源SO及びイルミネータILは、必要に応じてビームデリバリシステムBDと共に、放射システムと呼ばれることがある。
[00023] イルミネータILは、放射ビームの角度強度分布を調節するためのアジャスタADを備え得る。通例では、イルミネータの瞳面内の強度分布の少なくとも外側及び/又は内側半径範囲(一般にそれぞれσ外側及びσ内側と呼ばれる)を調節することができる。加えて、イルミネータILは、インテグレータIN及びコンデンサCOなどの、他の種々の構成要素を備え得る。イルミネータは、放射ビームの断面における所望の均一性及び強度分布を有するように、放射ビームを調節するために使用されてもよい。
[00024] 放射ビームBは、支持構造MT(例えば、マスクテーブル)上に保持される、パターニングデバイスMA(例えば、マスク)に入射して、パターニングデバイスMAによってパターンが付与される。パターニングデバイスMAを通り抜けた後に、放射ビームBは投影システムPSを通過し、投影システムPSは基板Wのターゲット部分Cにビームの焦点を合わせる。第二ポジショナPW及び位置センサIF(例えば、干渉デバイス、リニアエンコーダ又は静電容量センサ)の助けにより、基板テーブルWTa/WTbは、例えば、異なるターゲット部分Cを放射ビームBの経路に位置決めするように正確に移動させることができる。同様に、第一ポジショナPM及び別の位置センサ(図1には明示的に描かれていない)は、例えば、マスクライブラリの機械検索後に、又はスキャン中に、放射ビームBの経路に対してパターニングデバイスMAを正確に位置決めするために使用することができる。概して、支持構造MTの移動は、第一ポジショナPMの一部を形成する、ロングストロークモジュール(粗動位置決め)及びショートストロークモジュール(微動位置決め)の助けにより実現されてもよい。同様に、基板テーブルWTa/WTbの移動は、第二ポジショナPWの一部を形成する、ロングストロークモジュール及びショートストロークモジュールを使用して実現されてもよい。ステッパの場合(スキャナとは対照的に)、支持構造MTは、ショートストロークアクチュエータのみに接続されてもよく、又は固定されてもよい。パターニングデバイスMA及び基板Wは、マスクアライメントマークM1、M2及び基板アライメントマークP1、P2を使用して位置合わせされてもよい。図示の基板アライメントマークは専用のターゲット部分を占めるが、基板アライメントマークはターゲット部分間の空間に位置してもよい(これらはスクライブラインアライメントマークとして知られている)。同様に、2つ以上のダイがパターニングデバイスMA上に設けられる状況では、マスクアライメントマークM1、M2がダイの間に位置してもよい。
[00025] 描かれている装置は、支持構造MT及び基板テーブルWTa/WTbが同期してスキャンされる、少なくともスキャンモードで使用することができ、その一方で、放射ビームに付与されたパターンがターゲット部分Cに投影される(すなわち、単一動的露光)。支持構造MTに対する基板テーブルWTa/WTbの速度及び方向は、投影システムPSの拡大(縮小)特性及び像反転特性によって決定されてもよい。スキャンモードでは、露光フィールドの最大サイズによって単一動的露光でのターゲット部分の(非スキャン方向における)幅が制限され、それに対して、スキャン動作の長さによってターゲット部分の(スキャン方向における)高さが決定される。
[00026] スキャンモードに加えて、描かれている装置は、以下のモードのうちの少なくとも1つのモードで使用することができる。
1.ステップモードでは、支持構造MT及び基板テーブルWTa/WTbは基本的に静止状態に維持され、その一方で、放射ビームに付与されたパターン全体がターゲット部分Cに1回で投影される(すなわち、単一静的露光)。次いで、基板テーブルWTa/WTbは、異なるターゲット部分Cを露光させることができるようにX方向及び/又はY方向にずらされる。ステップモードでは、露光フィールドの最大サイズによって、単一静的露光で結像されるターゲット部分Cのサイズが制限される。
2.別のモードでは、支持構造MTは、プログラマブルパターニングデバイスを保持して基本的に静止状態に維持され、且つ放射ビームに付与されたパターンがターゲット部分Cに投影される間に基板テーブルWTa/WTbが移動又はスキャンされる。このモードでは、通例はパルス放射源が用いられ、且つプログラマブルパターニングデバイスが、基板テーブルWTa/WTbの毎回の移動後に又はスキャン中の連続する放射パルス間に必要に応じて更新される。この動作モードは、上で言及したタイプのプログラマブルミラーアレイなどの、プログラマブルパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに容易に適用することができる。
[00027] 上で説明した使用モードの組み合わせ及び/若しくは変形、又は全く異なる使用モードを用いることもできる。
[00028] リソグラフィ装置LAは、2つの基板テーブルWTa及びWTbと、2つのステーション(露光ステーション及び測定ステーション)であって、これらの間で基板テーブルを交換できる2つのステーションとを有するいわゆるデュアルステージタイプである。一方の基板テーブル上の1つの基板を露光ステーションで露光している間に、別の基板を測定ステーションにおける他方の基板テーブル上に装填することができ、結果として、種々の準備ステップが実行され得る。準備ステップは、レベルセンサLSを用いて基板の表面をマッピングすることと、アライメントセンサASを用いて基板上のアライメントマーカの位置を測定することとを含み得る。これによって、装置のスループットの大幅な増大が可能となる。基板テーブルが測定ステーションにあるとき及び露光ステーションにあるときに位置センサIFが基板テーブルの位置を測定できない場合には、基板テーブルの位置を両方のステーションで追跡できるように第二位置センサが設けられてもよい。
[00029] 装置は、説明する種々のアクチュエータ及びセンサの全ての移動及び測定を制御するリソグラフィ装置制御ユニットLACUを更に含む。制御ユニットLACUはまた、装置の動作に関連する所望の計算を実施する信号処理及びデータ処理能力を含む。実際、制御ユニットLACUは、各々が装置内のサブシステム又はコンポーネントのリアルタイムデータ取得、処理及び制御を扱う、多数のサブユニットのシステムとして実現されるであろう。例えば、1つの処理サブシステムを基板ポジショナPWのサーボ制御専用にしてもよい。別々のユニットが粗動及び微動アクチュエータ又は異なる軸さえも扱ってもよい。別のユニットを位置センサIFの読み出し専用にしてもよい。オペレータ及び他の装置をリソグラフィ製造プロセスに従事させた状態で、これらのサブシステム処理ユニットと通信する、中央処理ユニットによって、装置の全体的な制御がなされてもよい。
[00030] 図2は、本発明の実施形態によるセンサSEを概略的に描いており、このセンサは、例えばオーバーレイ特性を測定するように配置された、図1のリソグラフィ装置又は計測装置の一部であってもよく、且つ格子又はマスクの位置を決定するために上で説明したような格子GR又はマークと相互作用することができる。以下の説明では、特に格子がセンサターゲットと呼ばれているが、厳密に言えば、本発明はセンサターゲットとして非格子フィーチャにも適用されることに留意されたい。
[00031] センサSEは、コヒーレンス長を有する放射LIを格子GR、例えばアライメントマークに向けて放出するように構成された放射源LSを備える。コヒーレンス長は、例えば、10μm〜1mmの範囲内であってもよい。コヒーレンス長は、コヒーレント波が所定のコヒーレンス度を維持する伝搬方向である。本発明は、全ての干渉波が辿る光路の差がコヒーレンス長未満である場合に波干渉が比較的強く且つ干渉波の少なくとも一部が辿る光路の差がコヒーレンス長を超える場合に波干渉が比較的弱いという特性を活用する。
[00032] この実施形態では、放射源LSから格子GRに向けて放射LIを誘導する反射性光学要素ROEが使用される。適切な光学特性を有する放射LIが格子GRに入射するように放射LIを操作するために追加の又は代替的な光学要素が使用され得ることは当業者には明らかであろう。放射源LS及びこれらの光学要素は、適切であれば、所望の特性を有する放射LIを回折又は散乱の目的で格子GRに提供するように構成された照明システムの一部と見なされてもよい。
[00033] 図2の実施形態では、格子GRに入射する放射LIが円偏光される。格子GRは、格子GRによって回折される放射が、図2に実線で表す第一偏光状態にある放射L1と、図2に破線で表す第二偏光状態にある波長L2とを含むような、セグメント化された格子である。
[00034] 回折された放射L1及びL2は、次に、回折された放射L1及びL2を収集するように構成された光学要素OE、及び複屈折位相板BRPを通過する。この例では板の形状を有するが、他の任意の好適な形状を有する、複屈折位相板BRPが適用されてもよい。例えばカルサイトなどの好適な複屈折材料を含む複屈折位相板BRPは、偏光状態に依存する屈折率を有するとともに、第一偏光状態にある放射L1とコヒーレンス長よりも大きい第二偏光状態にある放射L2との光路差をもたらす厚さを有する。
[00035] 例として、2つの偏光状態間の屈折率差が例えば0.1であり、且つ放射LIのコヒーレンス長が100μmである場合、2つの偏光状態がコヒーレンス長よりも大きな光路長差を累積できるように複屈折位相板の厚さが少なくとも100μm/0.1=1mmであることが好ましい。
[00036] 放射L1及びL2は、次に、格子GRによって回折された放射を主に第一偏光状態にある放射L1’と主に第二偏光状態にある放射L2’とに分割するように構成された偏光ビームスプリッタPBSを通過する。理想の世界では、偏光ビームスプリッタの分割は完全なものであり、並びに放射L1’は放射L1に等しく且つ放射L2’は放射L2に等しい。しかしながら、放射L1’は、放射L1に加えて、第二偏光状態にある放射L2のごく一部も含み、且つ放射L2’は、放射L2に加えて、第一偏光状態にある放射L1のごく一部も含む。
[00037] 複屈折位相板BRPによって、放射L1及び放射L2がインコヒーレントであり、したがって、2つの放射間の位相差がもはやそれほど重要な役割を果たさず、また、誤差が、振幅ではなく放射L1の強度と放射L2の強度との比率の関数となり、これによって、放射L1’及び放射L2’が、干渉計、例えば自己参照干渉計で使用される場合に、より正確な位置測定がもたらされる。
[00038] 図3は、図2のセンサの代替的な実施形態を描いている。2つの実施形態の違いは、図3の実施形態では、単一の複屈折位相板BRPが第一複屈折位相板BRP1と第二複屈折位相板BRP2とに置き換えられていることであり、この例では、第一複屈折位相板BRP1と第二複屈折位相板BRP2の両方が板の形状を有するが、他の任意の好適な形状が適用され得る。第一複屈折位相板BRP1の光学面OS1の法線N1が、上記光学面OS1に入射する放射L3の伝搬方向に対してゼロでない角度αをなし、且つ第二複屈折位相板BRP2の光学面OS2の法線N2が、光学面OS2を出る放射L4の伝搬方向に対してゼロでない角度βをなすように、第一複屈折位相板BRP1及び第二複屈折位相板BRP2は、傾斜している。第一複屈折位相板BRP1及び第二複屈折位相板BRP2の角度α、β及び厚さは、第一複屈折位相板と第二複屈折位相板の両方を通過した放射L4が、第一複屈折位相板と第二複屈折位相板の両方を通過する前の放射L3と実質的に同じ方向に伝搬する、つまり、放射L3と放射L4とが整合されるように、換言すれば、破線で表すようにビームシフトがゼロになるように選択されている。角度α及びβは、光学面からの戻り反射を防ぐためにゼロではない。波長依存ビームシフトを防ぐために、2つの複屈折位相板を通過した後に、ビームシフトがゼロになることが好ましい。角度α及びβは、ミリラジアン単位の大きさであることが好ましい。
[00039] 好ましくは、第一複屈折位相板BRP1の屈折率の温度感度は、第二複屈折位相板BRP2の屈折率の温度感度とは対照的である。その場合、温度に対するセンサの感度が低減される。より好ましくは、第一複屈折位相板BRP1の屈折率の温度感度と第一複屈折位相板BRP1の厚さとの積は、第二複屈折位相板BRP2の屈折率の温度感度と第二複屈折位相板BRP2の厚さとの積と実質的に等しい。
[00040] 別の実施形態では、格子GRに入射する放射LIは、線形偏光放射(例えば、X又はY偏光放射)を含む。この実施形態における格子GRは、格子GRによって回折される放射が入射放射とは異なる偏光状態にある放射(放射源によって放出された放射である)を含むように、入射放射の偏光を例えばXからYに又その逆に(180度)変化させるように構成される格子である。換言すれば、格子は、第一偏光状態を有する入射放射を、第一偏光状態と異なる第二偏光状態を有する回折放射に変える。格子が1つ若しくは複数の半導体又は他の材料層の下に埋設される場合、入射放射はまた、層のうちの1つ又は複数の層の上面(又は別の表面)から、例えば、下にある格子から生じる残留表面トポグラフィから反射及び/又は散乱する。上面(又は格子の上部における積層の他の表面)から散乱及び/又は反射された放射の偏光状態は、大幅に変化せずに、格子GRから回折された放射の第二偏光状態とは異なる元の第一偏光状態を維持する。1つ又は複数の複屈折位相板は、この場合、第二偏光状態にある、格子GRから回折された放射と、コヒーレンス長よりも大きい第一偏光状態にある、格子GRから散乱及び/又は反射されない放射との間に光路差をもたらすように配置される。これによって、格子GRから回折された放射と格子から(例えば、上面から)散乱及び/又は反射されない放射とのコヒーレント加算ではなくインコヒーレントになり、これによって、(2つの放射間の位相差がもはやそれほど重要な役割を果たさず、誤差が、振幅ではなく格子から回折された放射の強度と別の表面から散乱された放射の強度との比率の関数となるので)格子の位置などの、格子の特性を決定する際の誤差が低減される。
[00041] 実施形態では、1つ又は複数の複屈折位相板は、第一偏光状態にある放射と第二偏光状態にある放射との光路差が格子からの回折後のコヒーレンス長よりも大きくなるように配置される。この場合、1つ又は複数の複屈折位相板は、例えば、格子GRと光学要素OEとの間に位置決めされる。
[00042] 図示の実施形態は単一の複屈折位相板(図2)又は2つの複屈折位相板(図3)を開示しているが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、より多くの複屈折位相板を備え得る。つまり、光路差が、主に1つ又は複数の複屈折位相板によって生じ得る。
[00043] 実施形態では、格子の上部に設けられた少なくとも1つの層は、可視波長範囲の放射に対して不透明である。この場合、放射源は、例えば1000nm、1500nm又は2000nmまでの波長範囲の、赤外線放射を放出するように配置されてもよい。実施形態では、放射源は、例えばUVから赤外線までの、広い波長範囲の放射を放出するように配置された広帯域放射源である。
[00044] 図示の実施形態は、格子GRと偏光ビームスプリッタPBSとの間にのみ存在する1つ又は複数の複屈折位相板の位置を開示し説明しているが、1つ又は複数の複屈折位相板は、追加位置又は代替位置に良好に位置し得る。
[00045] 実施形態では、1つ又は複数の複屈折位相板は、第一偏光状態にある放射と(第一偏光状態と異なる)第二偏光状態にある放射との光路差が放射と格子との相互作用前にコヒーレンス長よりも大きくなるように配置される。この場合、1つ又は複数の複屈折位相板は、放射源と格子との間に、例えば、放射源と反射性光学要素ROEとの間に位置決めされてもよい。放射源はこの例では円偏光放射を提供し、且つ1つ又は複数の複屈折位相板は、放射源の下流側で且つ放射と格子との相互作用前に位置決めされる。1つ又は複数の複屈折位相板は、1つ又は複数の複屈折位相板との相互作用前に円偏光放射の線形のX偏光成分とY偏光成分との光路差がコヒーレンス長よりも大きくなるように構成される。例えば、その際、複屈折位相板は、放射源と光学要素ROEとの間に位置決めされる。図4は、複屈折位相板と更なる複屈折位相板とを備えるセンサの更なる実施形態を示している。より具体的には、この実施形態におけるセンサは、放射源LSと反射性光学要素ROEとの間(すなわち、センサの照明経路)に位置決めされた照明経路用複屈折位相板BRPaと、光学要素OEと偏光ビームスプリッタPBSとの間(すなわち、センサの検出経路)に位置決めされた検出経路用複屈折位相板BRPbとを備える。検出経路用複屈折位相板BRPbは、偏光状態の位相差に対する光学要素OE(又は格子と位相板の間に位置決めされた他の光学要素)の影響を少なくとも部分的に補償する。この実施形態における複屈折位相板は板の形状を有するが、その代わりに、他の好適な形状が適用されてもよい。一実施形態では、照明経路用複屈折位相板BRPaの厚さは、パルス放射源の場合に放射パルスの時間と空間に十分な分離をもたらすために、検出経路用複屈折位相板BRPbの厚さと異なる。照明経路用複屈折位相板及び検出経路用複屈折位相板の1つ又は各々が図3に示すように第一及び第二複屈折位相板を含むことに留意されたい。
[00046] 図示の実施形態は主に複屈折を利用してコヒーレンス長よりも大きな光路差を2つの偏光状態に累積させるが、本発明はまた、例えば、偏光ビームスプリッタを使用して、特定の偏光状態を有する放射に光路長を幾何学的に追加し、且つ偏光ビームコンバイナを用いて放射を再結合し得る。1つ又は複数の複屈折位相板の利点は、追加的又は代替的に僅かな空間しか必要としないより簡単な解決策であり得るということである。
[00047] 格子の位置がどのように決定されるかについてはあまり情報が与えられていないが、ここで明確に述べるように、図示のセンサは、第一偏光状態にある放射L1’を使用して格子GRの位置を測定するために偏光ビームスプリッタPBSの下流側に配置された第一干渉計と、第二偏光状態にある放射L2’を使用して格子GRの位置を測定するために偏光ビームスプリッタPBSの下流側に配置された第二干渉計とを更に備え得る。第一及び第二干渉計は、好ましくは、自己参照干渉計である。
[00048] 実施形態では、センサは、第一偏光状態にある放射に異なる幾何学的光路を提供するように構成され、そして、この幾何学的光路は、第二偏光状態にある放射に対する幾何学的経路とは異なる。
[00049] 描かれている実施形態は格子GRを示しているが、本発明はまた、非格子フィーチャを有するセンサターゲットにも適用される。このような場合、「センサターゲット/格子によって回折される」という語句は、「センサターゲット/非格子フィーチャによって散乱される」を含むように解釈されてもよく、又は「センサターゲット/非格子フィーチャによって散乱される」によって置き換えられてもよい。
[00050] 本文ではICの製造におけるリソグラフィ装置の使用についての具体的な言及がなされ得るが、本明細書で説明するリソグラフィ装置が、集積光学システム、磁気ドメインメモリ用の誘導及び検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどの製造などの、他の用途を有し得ることを理解すべきである。当業者であれば、そのような代替的な用途の文脈では、本明細書での「ウェーハ」又は「ダイ」という用語のいかなる使用も、より一般的な用語である「基板」又は「ターゲット部分」とそれぞれ同義であると見なされ得ることを認識するであろう。本明細書で言及される基板は、露光前又は露光後に、例えばトラック(典型的にはレジスト層を基板に塗布し、露光されたレジストを現像するツール)、メトロロジツール及び/又はインスペクションツールで処理されてもよい。適用可能であれば、本明細書における開示は、そのような基板プロセシングツール及び他の基板プロセシングツールに適用されてもよい。更に、基板は、例えば、積層ICを生成するために、2回以上処理され得るので、本明細書で使用される基板という用語は、処理された複数の層を既に含む基板を指すこともある。
[00051] 光リソグラフィの文脈での本発明の実施形態の使用についての具体的な言及が上記でなされたが、本発明が他の用途、例えばインプリントリソグラフィに使用され得ることと、文脈が許す限り、本発明が光リソグラフィに限定されないことが認識されるであろう。インプリントリソグラフィでは、パターニングデバイスにおけるトポグラフィが基板上に生成されるパターンを画定する。パターニングデバイスのトポグラフィは、基板に供給されたレジスト層に押し込まれてもよく、その後、電磁放射、熱、圧力又はこれらの組み合わせを加えることによりレジストを硬化させる。パターニングデバイスは、レジストが硬化された後に、レジストから外されて、レジストにパターンを残す。
[00052] 本発明の具体的な実施形態を上で説明してきたが、上で説明した以外の仕方で本発明が実施され得ることが認識されよう。例えば、本発明は、上で開示した方法を記述する機械可読命令の1つ若しくは複数のシーケンスを含むコンピュータプログラム、又はかかるコンピュータプログラムが記憶されたデータ記録媒体(例えば、半導体メモリ、磁気ディスク若しくは光ディスク)の形態をとってもよい。
[00053] 上の説明は、限定的なものではなく例示的なものと意図されている。したがって、以下に記載する特許請求の範囲から逸脱することなく、説明した本発明に修正を加え得ることは、当業者には明らかであろう。

Claims (15)

  1. コヒーレンス長を有する放射をセンサターゲットに向けて放出するための放射源と、
    センサターゲットと相互作用させた放射を第一偏光状態にある放射と第二偏光状態にある放射とに分割するように構成される偏光ビームスプリッタと
    を備え、
    前記第一偏光状態が前記第二偏光状態に直交し、および
    ンサは、前記第一偏光状態にある放射が、前記偏光ビームスプリッタを通過した後に、前記コヒーレンス長よりも長い前記第二偏光状態にある放射に対して光路差を有するように構成される、
    センサ。
  2. 前記センサは、前記第一偏光状態にある放射が、前記センサターゲットとの相互作用の後に、前記コヒーレンス長よりも長い前記第二偏光状態にある放射に対して光路差を有するように構成される、請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記光路差をもたらすように構成された複屈折位相板を備える、請求項1又は2に記載のセンサ。
  4. 前記複屈折位相板が、前記放射源と前記センサターゲットとの間に位置決めされる、請求項3に記載のセンサ。
  5. 更なる複屈折位相板が、前記センサターゲットと前記偏光ビームスプリッタとの間に配置される、請求項4に記載のセンサ。
  6. 前記複屈折位相板の厚さと前記更なる複屈折位相板の厚さとが異なる、請求項5に記載のセンサ。
  7. 前記複屈折位相板が、前記センサターゲットと前記偏光ビームスプリッタとの間に位置決めされる、請求項3に記載のセンサ。
  8. 前記複屈折位相板及び/又は更なる複屈折位相板が、2つ以上の複屈折位相板を含む、請求項3〜7の何れか一項に記載のセンサ。
  9. 前記複屈折位相板及び/又は更なる複屈折位相板が、前記光路差をもたらすように構成された第一複屈折位相板及び第二複屈折位相板を含み、
    前記第一複屈折位相板の光学面の法線が、前記第一複屈折位相板を通過する前記放射の前記伝搬方向に平行ではなく、および
    前記第二複屈折位相板は、前記第一複屈折位相板と前記第二複屈折位相板の両方を通過した放射が、前記第一複屈折位相板と前記第二複屈折位相板の両方を通過する前の放射と実質的に同じ方向に伝搬するような向きに配置される、
    請求項3〜8の何れか一項に記載のセンサ。
  10. 前記第一複屈折位相板の屈折率の温度感度が、前記第二複屈折位相板の屈折率の温度感度とは対照的である、請求項9に記載のセンサ。
  11. 前記放射源が、円偏光放射を放出するように構成される、請求項1〜10の何れか一項に記載のセンサ。
  12. 請求項1〜11の何れか一項に記載のセンサを備える計測装置。
  13. 請求項1〜11の何れか一項に記載のセンサを備えるリソグラフィ装置。
  14. 放射ビームを調節するように構成された照明システムと、
    パターニングデバイスを支持するように構築された支持体であって、前記パターニングデバイスが、パターン付与された放射ビームを形成するために前記放射ビームの断面にパターンを付与することが可能である、前記支持体と、
    基板を保持するように構築された基板テーブルと、
    前記パターン付与された放射ビームを前記基板のターゲット部分に投影するように構成された投影システムと
    を更に備え、
    前記センサが、前記基板テーブル上に設けられたセンサターゲット、前記支持体、前記支持体によって支持されたパターニングデバイス、及び/又は前記基板テーブルによって保持された基板の位置を測定するように構成される、
    請求項13に記載のリソグラフィ装置。
  15. 請求項1〜11の何れか一項に記載のセンサ及び/又は請求項12に記載の計測装置及び/又は請求項13若しくは14に記載のリソグラフィ装置が使用される、デバイス製造方法。
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