JP6816760B2 - ガラス板及びガラス構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス板及びガラス構造体に関する。
従来、図9に示すように、平滑な第1面112及びこの第1面112と反対側の第2面114から成る装飾用ガラス110が知られている(特許文献1)。第2面114は、それぞれが切子面116a、116b、116c、116dによって画定される複数の切子を含む切子形成面である。
特許第3184522号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、意匠性を向上させるために、傾斜角を変更せずに大きな切子面(傾斜面)を形成するためには、ガラス板の厚みを厚くしなければならないという問題があった。そのため、大きな傾斜面を形成することが困難だった。
このような背景に鑑み、本発明は、大きな傾斜面を有するガラス板の提供を主な目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は
第1面と、前記第1面と対向する第2面とを備えるガラス板であって、
前記第1面の表面に、前記第1面を基準として、前記第2面側に形成される凹部と、
前記第1面の表面に、前記第1面を基準として、前記第2面と反対側に形成される凸部と、を備え
前記第1面側が接着面であり、前記第2面は人が触れられる面であり、
前記ガラス板が、車両用装飾部材として用いられることを特徴とするガラス板
を提供する。
本発明によれば、大きな傾斜面が形成できるガラス板を提供できる。
本発明の一実施形態に係るガラス板の一例を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るガラス板の、図1におけるA−A線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係るガラス板において、凸部の傾斜面と意匠性向上の関係の一例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係るガラス板の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態の第2変形例に係るガラス板の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るガラス板を用いたガラス構造体の第1例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るガラス板を用いたガラス構造体の第2例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るガラス板を用いたガラス構造体の第3例を示す断面図である。 従来技術に係るガラス板の一例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態に係る積層板について説明する。なお、以下の説明において、一例として、車両用摺動窓として用いられる合わせガラスの場合について記述するが、本発明はこれに限定されない。例えば、積層板は、建築用の窓ガラス、グレージング、プラスチック板、或いは車両の内装又は外装に用いられる化粧板などであってもよい。
また、積層板は、車両用窓として、例えば、フロントガラス、摺動窓、嵌め込み窓、リアガラス、ルーフガラスなどであってもよい。
また、実施形態を説明するための図面において、図内左下に矢印で座標を定義しており、必要があればこの座標を用いて説明する。また、本明細書において「X方向」とは、X座標を示す矢印の根元から先端に向かう方向だけでなく、180度反転した先端から根元に向かう方向も指すものとする。「Y方向」「Z方向」も同様に、それぞれY、Z座標を示す矢印の根元から先端に向かう方向だけでなく、180度反対とした先端から根元に向かう方向も指すものとする。本明細書において、X方向及びY方向は平面方向、Z方向は板厚方向ともいう。
また、本明細書において、「平行」、「垂直」などの用語は、本発明の効果を損なわない程度のズレを許容するものである。例えば、厳密な意味での平行、垂直の位置関係を基準として、±5°程度の誤差は許容する。
また本願において、凹凸部又は凸部は、切子に限定されない。例えば、金型などを用いて、軟化点付近まで加熱したガラス板をプレス成形して得られる形状でもよい。プレス時に、金型の凹部を減圧し、ガラスが金型の凹部の奥まで入り込むように凹凸部又は凸部を成形してもよい。また、溶融させたガラスを金型に流し込んで、冷却させて凹凸部又は凸部を作成してもよい。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係るガラス板の一例を示す平面図である。図2は、本発明の一実施形態に係るガラス板の図1におけるA−A線に沿った断面図である。図3は、本発明の一実施形態に係るガラス板において、凸部の傾斜面と意匠性向上の関係の一例を模式的に示す図である。図4、5は、本発明の一実施形態の変形例に係るガラス板の例をそれぞれ示す図である。
A−A線に沿った断面は、ガラス板101の重心Gを通る。
第1の実施形態に係るガラス板101は、第1面201と、第1面201と対向する第2面202とを備える。また、平面視において、ガラス板101は、周縁102に沿った周縁領域103と、周縁領域103よりも面内側を占める面内領域104とを備える。
ガラス板101は、第1面201の表面に、第1面201を基準として、第2面202側に形成される凹部205を備える。また、ガラス板101は、第1面201の表面に、第1面201を基準として、第2面202と反対側に形成される凸部203を備える。
このような構成により、ガラス板101の板厚を大きくしなくても、大きな傾斜面206が得られる。
なお、本明細書でいう「ガラス板の板厚」とは、第2面から凸部203の先端までの距離Bを指す。
次に、図3を参照して、傾斜面206が大きくなると意匠性が向上する原理について説明する。ここでは、第1面201側を接着面として、第2面202側から凸部203及び凹部205を見る場合を例として述べる。ここで、凸部203の角度βが90°で、かつ第1面が光を全反射する面であるとする。
図3における破線は、ガラス板101に対して垂直な第1光が、第2面202に入射してからの光路301を示す。第1光は、第1傾斜面206aに45°の角度で入射し、第1点302において第2傾斜面206bの方向に反射する。その後第1光は、第2傾斜面206bに45°の角度で入射し、第2点303において第2面202の方向に反射する。すなわち、凸部203の傾斜面206a、206bで反射された結果、ガラス板101に垂直に入射した第1光は、第1光が入射した方向と同一の方向に反射される。
図3における一点鎖線は、ガラス板101に対して垂直な第2光が第2面202に入射してからの光路304を示す。第2光についても、第1光と同様に、凸部203の第1傾斜面206a(第3点305)、第2傾斜面206b(第4点306)で反射された結果、ガラス板101に垂直に入射した第2光は、第2光が入射した方向と同一の方向に反射される。
上記の説明においては、2つの光路について代表的な例として述べたが、このような光路を有する光が多いほど、第2面202側から凸部203及び凹部205を見る人にとって、凸部203及び凹部205の輝きがより大きく見える。すなわち、傾斜面206a、206bが大きいほど(断面図において、傾斜面206a及び206bが長いほど)、人が感じる光量(輝度)が大きくなり、意匠性が向上する。
凸部203及び凹部205は、図2に示されるようにガラス板101の面内領域104に形成されてよい。凸部203及び凹部205は、面内領域104の全体にわたって設けられてもよいし、面内領域104の一部のみに設けられてもよい。
凸部203及び凹部205は、ガラス板101の周縁領域103に形成されてよい。凸部203及び凹部205は、周縁領域103の全体にわたって設けられてもよいし、周縁領域103の一部のみに設けられてもよい。図6は、第1面201側を接着面として、ガラス板101単体を壁面などの板状体502に貼り付けた構成の一例を示す断面図である。凸部203及び凹部205がガラス板101の周縁102に沿って存在すると、周縁領域103内で、板状体502と第1面201との間に隙間Fが形成されないため、ガラス板101は周縁領域103から剥がれにくい。
また、凸部203及び凹部205の組は複数形成されてもよい。第1面201から複数の凸部203のそれぞれの先端までの長さは互いに異なっていても良い。また、第1面201から複数の凹部のそれぞれの先端までの長さは互いに異なっていてもよい。
凸部203及び凹部205の形状は、三角錐形状或いは四角錐形状などであってもよい。凸部203及び凹部205の形状は、図2おいて、同一断面でY方向に奥行きを有する形状であってもよい。これらの選択により、意匠性の自由度が高くなる。
凸部203及び凹部205の先端は、先細り形状であってもよい。先細り形状とは、第1面201から凸部203及び凹部205の先端に向かうにつれて、徐々にテーパー状に窄まる形状を指す。これにより、ガラス板101に差し込む光の屈折及び反射を利用した意匠性をガラス板101に付与できる。凸部203及び凹部205の最先端部分は尖鋭形状でもよい。この形状により、傾斜面206をより大きくできるため、ガラス板101の意匠性を向上できる。例えば、凸部203及び凹部205の先端の曲率半径は、1mm以下が好ましく、より好ましくは0.8mm以下、さらに好ましくは0.5mm以下である。
また、凸部203及び凹部205の先端の形状は、平面であってもよい。この形状により、第1面201側を接着面として、ガラス板101単体を壁面などの板状体702に貼り付ける際に、必要な接着面積を確保しやすい。凸部203の先端の平面は、凸部203の先端を研磨することにより、形成されてもよい。
第1面201を基準として、凸部203の先端までの距離は、0.1mm以上が好ましく、より好ましくは0.5mm以上、さらに好ましくは1mm以上である。第1面201と比較して、ガラス板101に入射する光の屈折及び反射の違いがより顕著となり、より複雑な意匠性をガラス板101に付与できる。第1面201を基準として、凸部203の先端までの距離は、20mm以下が好ましく、より好ましくは18mm以下、さらに好ましくは15mm以下である。これにより、凸部203が破損しにくい。
第1面201を基準として、凹部205の先端までの距離は、0.1mm以上が好ましく、より好ましくは0.5mm以上、さらに好ましくは1mm以上である。第1面201と比較して、ガラス板101に入射する光の屈折及び反射の違いがより顕著となり、より複雑な意匠性をガラス板101に付与できる。第1面201を基準として、凹部205の先端までの距離は、20mm以下が好ましく、より好ましくは18mm以下、さらに好ましくは15mm以下である。これにより、凸部203が破損しにくい。
また、第2面202から凸部203の先端までの距離Bは、10mm以下であることが好ましく、より好ましくは8mm以下である。これにより、ガラス板101の重量が軽くなり、ガラス板101を壁面などの板状体502に貼り付ける際、より小さな接着力で貼り付けることができる。
また、第2面202から凹部205の先端までの距離Cは、第2面202から第1面201までの距離Dの70%以上であることが好ましく、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上である。ガラス板101の第2面202側から第1面201側に向けて外力(例えば押圧力)が働いた際に、ガラス板101は全体的にたわむ。この構成により、凹部205に引張応力が集中しても、ガラス板101が破損しにくい。
また、凹部205の角度α及び凸部203の角度βのうち、少なくとも一つの角度は、90°±20°であることが好ましく、より好ましくは90°±15°、さらに好ましくは90°±10°である。これにより、凸部203及び凹部205で反射した光が、元の光の入射方向に戻りやすく、人がより大きな輝度を有する光として感じやすい。特に、角度α、βともに上記の範囲内であることが好ましい。
また、凹部205の角度αと、凸部203の角度βとは、互いに異なってもよい。特に、図4に示されるように、大きな角度αを有する凹部205を設けると、凹部205に引張応力が集中してもガラス板101が破損しにくく、かつ大きな輝度を有する、意匠性の高いガラス板101が得られる。
ここで、凸部203及び凹部205がそれぞれ任意の曲率半径を有する場合、角度αとは、凹部205の先端において、凹部205を構成する傾斜面206の延長線がなす角度である。同様に、角度βとは、凸部203の先端において、凸部203を構成する傾斜面206の延長線がなす角度である。
第1面201、凸部203及び凹部205の表面は、研磨されてもよい。これにより、金型などで成形した際の型跡を除去できるとともに、表面が平滑になり、光が乱反射にしにくくなり、ガラス板101の意匠性が向上する。第1面201の表面粗さは10μm以下が好ましく、より好ましくは5μm以下、さらに好ましくは1μm以下である。
図5に示すように、第1面201、凸部203及び凹部205は、表面にコーティング層401を有してもよい。コーティング層401は、耐傷性の向上を目的としたハードコートであってもよい。また、コーティング層401は、金、クロム、アルミニウム、或いは金属酸化物を蒸着させた層であってもよい。金属光沢を付与できるので、ガラス板101の意匠性が向上する。また、コーティング膜は、波長380〜750nmで、入射角が45°の方向から入射する光に対して、70%以上の反射率を有することが好ましく、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは85%以上である。凸部203及び凹部205の反射率がより全反射に近づくと、人はより大きな輝度を感じやすい。コーティング層401は、特に凸部203及び凹部205に設けられてもよい。
第2面202は、研磨された研磨面であってもよい。第1面201側を接着面としてガラス板101を壁面などに貼り合わせたとき、第2面202は人が触れられる面となるため、第2面202は滑らかであることが好ましい。また第2面202の表面に、指紋や傷がつきにくい保護層を形成してもよい。
ガラス板101は、可視光性透過率(Tv)が70%以上、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上である。第1面201側を接着面としてガラス板101を壁面などに貼り合わせたとき、第2面202側から第1面201を見る人が、第1面201で屈折又は反射した光から、独特の意匠性を感じることができる。
ガラス板101は、強化ガラスであってもよい。ガラス板101は、風冷強化又は化学強化された強化ガラスであってもよい。
図6乃至8はそれぞれ、本願の一実施形態のガラス板101を用いた、ガラス構造体の第1例510、第2例610、第3例710を示す断面図である。ガラス板101は、第1面201側を接着面として、接着材501を介して板状体502と接着している。接着材501は、公知の接着剤でよく、両面テープなどでもよい。
図6において、凸部203及び凹部205は、接着材501を備え、板状体502と接着している。この際、凸部203と板状体502の間に存在する接着材の厚みと、凹部205と板状体502の間に存在する接着材の厚みとの差が小さければ、接着強度が安定するため好ましい。
また、板状体502と第1面201との間の隙間Fには、接着材501は存在してもよい。これにより、ガラス板101と板状体502との接着強度を高められる。
図7において、ガラス構造体は、ガラス板101と、板状体502と、スペーサー601を備え、スペーサー601は接着材501を介して、ガラス板101及び板状体502と結合される。スペーサー601によって、連続的な接着面積を確保できるため、ガラス板101と板状体502との接着強度を高められる。また、スペーサー601によって形成される、板状体502とガラス板101との間の空間602には、接着材501を配置しなくてもよい。これにより、用いる接着材501の量を削減できる。また、接着材が凸部203及び凹部205に存在すると、ガラスと接着材の屈折率によっては、接着材によって、凹凸部分が本来有する意匠性が損なわれる可能性がある。接着材が存在しなければ、その可能性を低減できる。
図8は、図7に示されたガラス構造体の変形例を示す。すなわち、図8は、スペーサー601と板状体502とが一体化された例を示す。図8に示されたスペーサー付板状体701を用いることにより、用いる接着材501の量を削減できる。またスペーサー601を配置する工程などを省略できる。スペーサー付板状体701は、例えば、スペーサー601と板状体502とが一体的に成形された板状体である。
板状体502及びスペーサー付板状体701は、建築の壁面、グレージング、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル機器、車両用内装部材或いは車両用外装部材であってもよい。特に、板状体502、スペーサー付板状体701が車両用内装部材或いは車両用外装部材(車両用装飾部材)である場合、ガラス板101にはエンジンの振動や車両走行時の路面からの振動が与えられるため、図7及び図8に示されるような高い接着強度を得やすいガラス構造体が好適に用いられる。
本発明は、ガラス板及びガラス構造体に関し、特に車両用装飾部材や室内用装飾部材などに好適に用いられる。
本国際特許出願は、2016年3月17日に出願した日本国特許出願第2016−054013号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2016−054013号の全内容を参照によりここに援用する。
101 ガラス板
102 周縁
103 周縁領域
104 面内領域
201 第1面
202 第2面
203 凸部
206 傾斜面
206a 第1傾斜面
206b 第2傾斜面
301 第1光の光路
302 第1点
303 第2点
304 第2光の光路
305 第3点
306 第4点
401 コーティング層
501 接着材
502 板状体
510、610、710 ガラス構造体
601 スペーサー
602 空間
701 スペーサー付板状体
α 凹部の角度
β 凸部の角度
G 重心
A−A 重心を通る断面
B 第2面から凸部の先端までの距離
C 第2面から凹部までの距離
D 第2面から第1面までの距離
F 板状体と第1面との間の隙間

Claims (15)

  1. 第1面と、前記第1面と対向する第2面とを備えるガラス板であって、
    前記第1面の表面に、前記第1面を基準として、前記第2面側に形成される凹部と、
    前記第1面の表面に、前記第1面を基準として、前記第2面と反対側に形成される凸部と、を備え
    前記第1面側が接着面であり、前記第2面は人が触れられる面であり、
    前記ガラス板が、車両用装飾部材として用いられることを特徴とするガラス板。
  2. 前記凸部及び前記凹部の先端の曲率半径は、1mm以下であることを特徴とする、請求項1に記載のガラス板。
  3. 前記第1面を基準として、前記凸部の先端までの距離は、0.1mm以上20mm以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のガラス板。
  4. 前記第1面を基準として、前記凹部の先端までの距離は、0.1mm以上20mm以下であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のガラス板。
  5. 前記第2面から前記凸部の先端までの距離は、10mm以下であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のガラス板。
  6. 前記第2面から前記凹部の先端までの距離は、前記第2面から前記第1面までの距離の70%以上であることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のガラス板。
  7. 前記第1面の表面粗さは10μm以下であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のガラス板。
  8. 前記第2面は滑らかであることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のガラス板。
  9. 前記凹部及び前記凸部は、表面にコーティング層を備えることを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載のガラス板。
  10. 前記コーティングは、波長380〜750nmで、45°の方向から入射する光に対して、70%以上の反射率を有することを特徴とする、請求項に記載のガラス板。
  11. 前記凸部及び前記凹部のうち、少なくとも一方の角度は、90°±20°の範囲内であることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のガラス板。
  12. 前記ガラス板は、風冷強化ガラスであることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のガラス板。
  13. 前記ガラス板は、化学強化ガラスであることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のガラス板。
  14. ガラス構造体であって、
    請求項1から13のいずれか一項に記載のガラス板と、
    板状体と、を備え、
    前記凸部及び前記凹部に接着材を備え、
    前記ガラス板が、前記接着材を介して、前記板状体に接着されることを特徴とするガラス構造体。
  15. ガラス構造体であって、
    請求項1から13のいずれか一項に記載のガラス板と、
    板状体と、
    スペーサーと、を備え、
    前記スペーサーは、前記第1面及び前記板状体と結合されることを特徴とするガラス構造体。
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