JP6815679B2 - 術具 - Google Patents

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Description

本発明は、術具に関する。
マスタースレーブ型の手術ロボットにおいて、安全性向上や、医師の操作習得時間の短縮を図るために、隔離された場所でロボットを操作する術者にロボット鉗子(術具)に働く外力を伝える技術が要望されている。術者に伝えられる外力は、アクチュエータの位置や駆動力等の情報に基づいて推定される。
ロボットの術具を駆動する方法としては、アクチュエータ等の駆動源で発生させた駆動力を、ワイヤを介して術具に伝達して駆動するものが知られている。(例えば、特許文献1参照。)。ワイヤは駆動源および術具の間に配置され、張力(テンション)が所定の範囲内に収まるように調整されている。
特許第4938753号公報
特許文献1に記載された技術では、ワイヤの一部が円柱または円筒状の調整部材に巻き付けられている。調整部材におけるワイヤを巻き取る方向に加える力(トルク)を調整することにより、ワイヤの張力が調整されている。
しかしながら、調整部材におけるトルクを調整することにより、ワイヤの張力を調整する方法は、張力を細かく調整することが難しいという問題があった。また、調整した張力を維持する(固定する)ことが難しいという問題があった。
ワイヤの張力は、駆動力を術具に伝達する際に発生する摩擦力の大きさに影響を与えると考えられる。そのため、複数のワイヤの張力が異なるバラつきが発生しやすくなる。つまり、術具を駆動する際に発生する摩擦力がワイヤ毎に異なる、例えば、術具の動作毎に異なることになる。逆に、術具に働く外力を伝える外力推定についても、伝える際に発生する摩擦力が変化することになり、外力推定の精度が悪化しやすいという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、外力推定の精度を高めやすい術具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の術具は、外部から駆動力が伝達される被駆動部と、前記被駆動部の動きを動作部へ伝達する索状体と、円周面を有するとともに、前記被駆動部から前記動作部へ延びる前記索状体が前記円周面に巻回される回転体と、前記回転体を間に挟んで配置されるとともに、前記回転体を前記被駆動部および前記動作部の少なくとも一方に対して接近離間可能に支持する一対の支持部と、自身の一方の端部が前記一対の支持部の一方に固定可能とされるものであって、前記回転体を回転軸線まわりに回転可能に支持する回転軸部と、前記回転軸部の他方の端部、および、前記一対の支持部の他方の間に配置され、前記回転軸部との相対位置が前記回転軸線方向に変更可能であるとともに、前記他方の支持部に固定可能とされた固定部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明の術具によれば、回転体の被駆動部および動作部の少なくとも一方に対する配置位置を接近離間可能とすることにより、索状体の張力(テンション)調整を行うことができる。例えば、特許文献1に記載された張力の調整方法と比較して、張力の細かな調整を行いやすくなり、また、調整後の張力を維持しやすい。さらに、張力の変動を小さくし、安定させることができるため、被駆動部と動作部との間に働く摩擦力も安定する。そのため、外力推定の精度向上を図りやすくなる。
また、回転軸部および固定部が、回転軸線方向における相対的な位置を変更可能とされているため、回転体の回転が阻害されにくい。例えば、回転軸部が一方の支持部に固定され、固定部が他の支持部に固定される場合において、回転軸部および固定部の組み合わせの長さが、一対の支持部の間隔と異なっていても、相対的な位置を変更することにより当該組合せの長さが調整される。そのため、回転軸部に支持される回転体に固定の影響が伝わりにくく、回転が阻害されにくい。
その他に複数の回転体が設けられている場合において、複数の回転体のそれぞれについて配置位置の接近離間をさせやすくなる。言い換えると、ある1つの回転体について配置位置を固定した後でも、他の回転体について配置位置を接近離間させやすい。
例えば、固定部がなく回転軸部のみが設けられている場合には、ある1つの回転体について配置位置を固定すると、ある1つの回転体に対応する回転軸の一方および他方の端部は一対の支持部と当接する。このとき、一対の支持部が互いに接近し、その間隔が回転軸の長さと同等になる。つまり、他の回転体に対応する回転軸の一方および他方の端部も一対の支持部と当接する。すると、他の回転体の配置位置を接近離間させようとしても、他の回転体に対応する回転軸の端部が一対の支持部と当接する面に働く摩擦力が大きくなりやすいため、接近離間させにくい。
これに対して、回転軸部と固定部との相対的な位置が変更可能であると、ある1つの回転体について配置位置を固定しても、一対の支持部が互いに接近することがない。つまり、他の回転体に対応する回転軸と支持部との当接面、および、固定部と支持部との当接面に働く摩擦力が大きくなりにくい。そのため、ある1つの回転体について配置位置を固定した後でも、他の回転体について配置位置を接近離間させやすい。
さらに、相対的な位置を変更することにより当該組合せの長さが調整されるため、一対の支持部に対しても負荷がかかりにくい。例えば、一対の支持部が回転軸線に対して交差する方向に延びる板状の部材である場合、負荷により一対の支持部が変形したり、破損したりする可能性がある。このような場合であっても、負荷がかかりにくいため一対の支持部の変形や破損を抑制しやすい。
上記発明においては、前記一対の支持部は、前記回転体の接近離間方向へ延びる長孔を有し、前記長孔に挿通されるとともに、それぞれ前記回転軸部および前記固定部を前記一方の支持部および前記他方の支持部に押し当て可能とする固定子が設けられていることが好ましい。
このように長孔および固定子を用いて、回転軸部を一方の支持部に押し当て、固定部を他方の支持部に押し当てることにより、回転体の被駆動部および動作部の少なくとも一方に対する配置位置を固定することができる。押し当て力を強くすることにより、当該配置位置の固定がより確実に行うことができるとともに、押し当て力を弱めることにより、当該配置位置の変更が行いやすくなる。
上記発明においては、前記回転軸部および前記固定部の一方は、前記回転軸線方向に延びる凸部を有し、他方は前記凸部と嵌合する凹部を有することが好ましい。
このように回転軸線方向に延びる凸部、および、凸部と嵌合する凹部を用いることにより、回転軸部および固定部における回転軸線方向の相対的な位置関係を変更することができる。また、回転軸線方向と交差する方向への相対的な位置関係は、維持することができる。
上記発明においては、前記被駆動部は、伝達される前記駆動力により直線状に往復移動されるものであり、前記回転体は、前記動作部との間に前記被駆動部を挟む位置に配置され、前記回転体に巻き付けられた前記索状体の一方の端部は前記被駆動部に向かって延び、他方の端部は前記動作部に向かって延びて配置されていることが好ましい。
このように、回転体および動作部の間に被駆動部を配置し、被駆動部の往復移動を回転体に巻き付けられた索状体により動作部に伝達することにより、索状体の張力調整を行いやすくなる。
本発明の術具によれば、回転体の被駆動部および動作部の少なくとも一方に対する配置位置を接近離間可能とし、回転軸部および固定部が、回転軸線方向における相対的な位置を変更可能とすることにより、術具における外力推定の精度を高めやすいという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る術具の構成を説明する図である。 図1の術具におけるアダプタとの係合状態を説明する部分断面視図である。 図1の術具における第1ハウジング部および第2ハウジング部の配置位置を説明する斜視図である。 図1のハウジング内の構成を説明する上面視図である。 図1のハウジング内の構成を説明する部分断面視図である。 図6(a)はプーリに設けられる溝および切欠き部の構成を説明する図であり、図6(b)はプーリからシャフトにのびるワイヤの配置を説明する摸式図である。 図7(a)は本実施形態におけるワイヤの動きを説明する模式図であり、図7(b)はらせん状の溝におけるワイヤの動きを説明する模式図である。
この発明の一実施形態に係る術具1について、図1から図7を参照しながら説明する。本実施形態の術具1は、マスタースレーブ型の手術ロボットに適用されるものであり、手術に用いられるものである。術具1には、図1に示すように、先端に鉗子(動作部)12が配置されたシャフト11と、手術ロボットに取り付けられるハウジング20と、が主に設けられている。
シャフト11は、ハウジング20から延びる棒状に形成された部材である。本実施形態では、シャフト11がZ軸方向へ延びる棒状の部材である例に適用して説明する。シャフト11におけるハウジング20に対して反対側の端部(Z軸の正側の端部)である先端には動作部である鉗子12が設けられている。シャフト11の内部には、ハウジング20から鉗子12に向かって延びる(Z軸方向に沿って)空間が設けられている。当該空間には、後述するワイヤ35が配置可能とされている。
ハウジング20は、図2に示すように手術ロボットのアダプタ2に取り付け、取り外し可能とされるものであり、アダプタ2の動力伝達部(外部)3を介して、動力部4から鉗子12を駆動する駆動力が伝達されるものである。
ハウジング20には、図3から図5に示すように、第1ハウジング部(支持部)21および第2ハウジング部(支持部)22と、駆動子(被駆動部)31と、ワイヤ(索状体)35と、プーリ(回転体)41と、プーリ回転軸(回転軸部)46と、固定ブロック(固定部)51と、固定ねじ(固定子)56と、が主に設けられている。
第1ハウジング部21および第2ハウジング部22は、図4および図5に示すように、ハウジング20の筐体の少なくとも一部を構成する板状の部材である。本実施形態では、第1ハウジング部21がハウジング20におけるアダプタ2と対向する面(Y軸の負側の面)に配置され、第2ハウジング部22がハウジング20におけるアダプタ2とは反対側の面(Y軸の正側の面)に配置されるものである例に適用して説明する。さらに第1ハウジング部21および第2ハウジング部22は、X−Z平面と平行に配置されている例に適用して説明する。
第1ハウジング部21および第2ハウジング部22の間には、図4および図5に示すように、ワイヤ35、ガイドプーリ26、プーリ41、プーリ回転軸46、および、固定ブロック51が少なくとも配置されている。
第1ハウジング部21および第2ハウジング部22におけるシャフト11と反対側(Z軸の負側)の端部近傍の領域には、プーリ41の配置に用いられるプーリ用長孔(長孔)23が設けられている。
プーリ用長孔23は、第1ハウジング部21および第2ハウジング部22におけるシャフト11側(Z軸の正側)に向かって延びる貫通孔である。言い換えると、Z軸方向に沿って延びる長孔である。また、本実施形態では、3つのプーリ用長孔23が、X軸方向に間隔をあけて並んで配置されている例に適用して説明する。なお、プーリ用長孔23が設けられる数は、3つよりも多くてもよいし、少なくてもよい。
第1ハウジング部21には、駆動子31が配置される駆動用長孔24が設けられている。駆動用長孔24は、駆動子31を第1ハウジング部21に沿う方向への移動を許容し、第1ハウジング部21から離れる方向(Y軸方向)への移動を規制するものである。
駆動用長孔24は、第1ハウジング部21におけるプーリ用長孔23よりもシャフト11側に設けられている。例えば、第1ハウジング部21におけるZ軸方向の中央領域に設けられている。
駆動用長孔24は、シャフト11側(Z軸の正側)に向かって直線状に延びる貫通孔である。言い換えると、Z軸方向に沿って延びる長孔である。また、本実施形態では、3つの駆動用長孔24が、X軸方向に間隔をあけて並んで配置されている例に適用して説明する。なお、駆動用長孔24が設けられる数は、プーリ用長孔23の数に対応した数であってもよいし、3つよりも多くてもよいし、少なくてもよい。
本実施形態では、3つの駆動用長孔24におけるZ軸方向の長さが等しい例に適用して説明する。なお、3つの駆動用長孔24におけるZ軸方向の長さは、上述のように等しくてもよいし、異なっていてもよい。
ガイドプーリ26は、駆動子31からシャフト11に延びるワイヤ35を、シャフト11の内部空間に導くものである。より具体的には、X軸方向において、シャフト11よりも正側、または、負側に離れて配置された駆動子31から延びるワイヤ35を、シャフト11に導くものである。
ガイドプーリ26は、図4および図5に示すように、第1ハウジング部21および第2ハウジング部22の間であって、シャフト11側(Z軸の正側)の端部領域に配置されている。言い換えると、第1ハウジング部21および第2ハウジング部22の間の空間における駆動用長孔24とシャフト11との間に配置されている。
ガイドプーリ26は、第1ハウジング部21および第2ハウジング部22の少なくとも一方に取り付けられ、Y軸方向に延びる軸線まわりに回転可能とされている。ガイドプーリ26の形状や構成としては、公知の形状は構成を用いることができ、特に限定するものではない。
駆動子31は、図4および図5に示すように、アダプタ2の動力伝達部3から駆動力が伝達されるものであり、伝達された駆動力をワイヤ35に伝達するものである。駆動子31は、動力伝達部3から伝達される駆動力によって駆動用長孔24に沿って往復移動するものである。
駆動子31における駆動用長孔24と対向する面には、駆動子31を第1ハウジング部21に沿って相対移動可能とするとともに、第1ハウジング部21から外れる方向への移動を規制する凹凸形状が形成されている。駆動用長孔24には、駆動子31の凹凸形状と組み合わせられる凹凸形状が形成されている。なお、当該凹凸形状としては公知の形状を用いることができ、特に限定するものではない。
さらに駆動子31における動力伝達部3と対向する領域には、駆動力の伝達に用いられる凹凸形状が形成されている。当該凹凸形状は、駆動子31と動力伝達部3がY軸方向へ係合離間可能な形状でもある。なお、当該凹凸形状としては公知の形状を用いることができ、特に限定するものではない。
ワイヤ35は、駆動子31に伝達された駆動力を鉗子12へ伝達するものである。言い換えると、駆動子31の動きを鉗子12へ伝達するものである。ワイヤ35を構成する材料や形状としては、公知の材料や形状を用いることができ、特に限定するものではない。
駆動子31からZ軸の負方向へ延びるワイヤ35は、プーリ41に巻き付けられる。ワイヤ35は、プーリに巻き付けられた後に、Z軸の正方向に向かって延び、シャフト11の内部へ導かれる。
駆動子31からZ軸の正方向へ延びるワイヤ35は、例えば、駆動子31がX軸方向において、シャフト11よりも正側に離れて配置されたものである場合には、ガイドプーリ26に巻き付けられ、シャフト11の内部へ導かれる。
シャフト11の内部へ導かれたワイヤ35は、鉗子12へ駆動力を伝達する。駆動力を伝達する構成としては、公知の構成を用いることができる。例えば、シャフト11の内部へ導かれたワイヤ35のそれぞれの端部が、鉗子12に取り付けられる構成であってもよいし、ワイヤ35のそれぞれの端部がつながってループ状となり、鉗子12に設けられたプーリに巻き付けられていてもよい。
プーリ41は、ワイヤ35が巻き付けられる円周面を有する円筒状に形成された部材であり、駆動子31からZ軸の負方向へ延びるワイヤ35の向きを、Z軸の正方向へ変えるものである。
プーリ41は、プーリ回転軸46、固定ブロック51、および、固定ねじ56を用いてプーリ用長孔23に配置されるものである。言い換えると、鉗子12が設けられたシャフト11との間に駆動子31を挟む位置に配置されるものである。
円筒状に形成されたプーリ41の中心軸線方向の長さ、言い換えると、Y軸方向の高さは、第1ハウジング部21および第2ハウジング部22の間隔よりも短く(低く)形成されている。
円筒状に形成されたプーリ41の内部空間は、プーリ回転軸46が配置される空間であり、プーリ41とプーリ回転軸46との間には、プーリ41を回転軸線Lまわりに回転可能に支持するベアリング44が設けられている。なお、プーリ41の中心軸線と回転軸線Lは一致している。
円筒状に形成されたプーリ41の円周面には、図6(a)に示すように、3つの環状に形成された溝42が、プーリ41の中心軸線方向(Y軸方向)に等間隔に並んで設けられている。本実施形態では溝42の幅が、2つのワイヤ35を並べた長さと等しい例に適用して説明する。なお、溝42の幅は2つのワイヤ35を並べた長さよりも大きくてもよいし、小さくてもよい。
さらにプーリ41には、隣接する溝42をつなぐ2つの切欠き部43が設けられている。切欠き部43は、隣接する溝42を区画する畝状の突起の一部を削り落したものであり、ワイヤ35が一方の溝42から他方の溝42に配置できる幅を有している。本実施形態では2つの切欠き部43が、プーリ41の円周面における同じ位相に並んで設けられている例に適用して説明する。なお、2つの切欠き部43が同じ位相に並んで設けられていてもよいし、異なる位相に設けられていてもよい。
プーリ回転軸46は、図5に示すように、プーリ41を回転可能に支持する円筒状または円柱状に形成された部材である。プーリ回転軸46には、プーリ41の内部空間に配置されたベアリング44に挿通される挿通部47と、挿通部47の一方の端部に設けられた拡径部48と、が主に設けられている。挿通部47の先端(凸部)49は、後述する固定ブロック51の凹部52に挿入されるものである。
拡径部48は、ベアリング44における挿通部47が挿通される内径よりも大きな径を有する形状である。プーリ回転軸46は、挿通部47をベアリング44に挿通させ、拡径部48をベアリング44に当接させた状態において、挿通部47の端部、および、拡径部48の端部がプーリ41から突出する長さを有している。
プーリ回転軸46における拡径部48側の端面には、固定ねじ56と螺合するねじ穴50が設けられている。ねじ穴50は、円筒状または円柱状に形成されたプーリ回転軸46の中心軸線上に設けられている。なお、ねじ穴50は、プーリ回転軸46を貫通する孔であってもよいし、底を有する穴であってもよい。
固定ブロック51は、プーリ回転軸46とともにプーリ41を支持する円筒状または円柱状に形成された部材である。固定ブロック51におけるプーリ回転軸46側の端部には、挿通部47の先端49が挿入される凹部52と、反対側の端部には固定ねじ56と螺合するねじ穴53と、が設けられている。
なお、本実施形態では固定ブロック51に凹部52を設け、当該凹部52に挿通部47の先端49を挿入する例に適用して説明するが、挿通部47に凹部を設けて固定ブロック51に設けた凸部を当該凹部に挿入する構成であってもよい。
固定ブロック51は、プーリ回転軸46の先端49と第2ハウジング部22との間に配置されている。固定ブロック51は、第2ハウジング部22に対してZ軸方向に相対移動可能であるとともに固定可能とされている。また固定ブロック51は、プーリ回転軸46との相対位置がY軸方向に沿って変更可能であると共に、プーリ回転軸46との間でX軸方向やZ軸方向への相対移動は規制されている。
固定ねじ56は、図5に示すように、プーリ用長孔23に挿通されるとともに、プーリ回転軸46および固定ブロック51と螺合される雄ネジである。プーリ回転軸46のねじ穴50に螺合される固定ねじ56は、プーリ回転軸46とともに第1ハウジング部21を挟むものであり、プーリ回転軸46を第1ハウジング部21に押し当てて固定するものである。固定ブロック51のねじ穴53に螺合される固定ねじ56は、固定ブロック51とともに第2ハウジング部22を挟むものであり、固定ブロック51を第2ハウジング部22に押し当てて固定するものである。
次に、上記の構成からなる術具1における動作について説明する。
術具1の鉗子12を駆動する駆動力は、図2に示すように、動力部4からアダプタ2の動力伝達部3を介して、駆動子31に伝達される。駆動子31は、図2および図4に示すように、ハウジング20に対して駆動用長孔24に沿ってZ軸方向へ相対的に往復移動する。
駆動子31の移動はワイヤ35に伝達される。ワイヤ35は自身が延びる方向に沿って往復移動する。駆動子31から鉗子12側(Z軸方向の正側)に延びるワイヤ35は、ガイドプーリ26によりガイドされる方向に沿って往復移動する。駆動子31からプーリ41側(Z軸方向の負側)に延びるワイヤ35は、プーリ41およびガイドプーリ26によりガイドされる方向に沿って往復移動する。
ワイヤ35はシャフト11の内部空間を鉗子12まで延びており、ワイヤ35の往復移動は鉗子12に伝達される。鉗子12は、ワイヤ35の往復移動に基づいて開閉動作を行う。本実施形態では、ワイヤ35の往復移動に基づいて鉗子12が開閉動作を行う例に適用して説明するが、その他に、鉗子12の向きを変更する屈曲動作など、他の動作を行ってもよい。
次に、ワイヤ35の張力(テンション)を調整する方法について図4および図5を参照しながら説明する。まず、ワイヤ35の張力は、ハウジング20に対するプーリ41の相対位置を変更することにより行われる。具体的には、プーリ用長孔23に沿ってプーリ41をZ軸方向へ移動させることにより張力が調整される。例えば、プーリ41をシャフト11から離れる方向(Z軸の負方向)へ移動させることにより張力が高められ、シャフト11に近づく方向(Z軸の正方向)へ移動させることにより張力が弱められる。
プーリ41をプーリ用長孔23に沿って移動させる場合には、プーリ回転軸46に螺合されている固定ねじ56が緩められるとともに、固定ブロック51に螺合されている固定ねじ56が緩められる。言い換えると、第1ハウジング部21へのプーリ回転軸46の押し当て力を弱めるとともに、第2ハウジング部22への固定ブロック51の押し当て力を弱める。
これにより、プーリ回転軸46および固定ブロック51は、Y軸方向に相対的に接近可能となる。そのため、プーリ回転軸46と第1ハウジング部21との間、および、固定ブロック51と第2ハウジング部22との間に間隔の形成が可能となる。
その後ワイヤ35の張力が所望の値となる位置へ、プーリ41の相対的に移動させる。プーリ41の相対的な位置が定まると、プーリ回転軸46に螺合されている固定ねじ56を締めるとともに、固定ブロック51に螺合されている固定ねじ56を締める。このときプーリ回転軸46および固定ブロック51は、Y軸方向に相対的に離間する。
言い換えると、第1ハウジング部21へのプーリ回転軸46の押し当て力を強めるとともに、第2ハウジング部22への固定ブロック51の押し当て力を強める。これによりプーリ回転軸46と第1ハウジング部21との間、および、固定ブロック51と第2ハウジング部22との間の摩擦力が高まる。つまり、プーリ41の配置位置が固定される。
次にプーリ41へのワイヤ35の巻き付けについて図6(a)から図7(b)を参照しながら説明する。例えば、シャフト11の内部に導くワイヤ35を、図6(b)に示すようにY軸方向に並んで配置する場合には、ワイヤ35は図6(a)に示すようにプーリ41に巻き付けられる。
具体的には、駆動子31またはシャフト11から延びるワイヤ35は、プーリ41におけるZ軸方向の正側または負側の溝42に巻かれる。当該溝42に巻かれたワイヤ35は、切欠き部43においてプーリ41における中央に設けられた溝42へ導かれて中央の溝42に巻かれる。さらにワイヤ35は切欠き部43を通ってプーリ41におけるZ軸方向の負側または正側の溝42に巻かれ、その後シャフト11または駆動子31へ延びる。
その一方で、シャフト11の内部に導くワイヤ35を、図6(b)に示すようにY軸方向における同じ位置で間隔をあけて並べて配置する場合には、ワイヤ35はプーリ41における中央に設けられた溝42にのみ巻かれる。
図6(a)に示すプーリ41において駆動子31に移動に伴いワイヤ35が往復移動すると、図7(a)に示すように、ワイヤ35の往復移動に伴いプーリ41も回転する(プーリ41の位相も変化する)。この際、ワイヤ35はY軸方向の位置が所定の範囲内に保たれたまま相対移動する。
言い換えると、ワイヤ35はX−Z平面に沿って形成された溝42に巻き付けられているため、プーリ41が回転してもワイヤ35が溝42に入り込むY軸方向の位置や、溝42から出てくるY軸方向の位置は所定の範囲内に保ち易い。なおプーリ41は、ワイヤ35が溝42に入り込む位置や溝42から出てくる位置と、切欠き部43とが重なるまでは回転しないものとする。
これに対して、例えば、図7(b)に示すように、プーリ141の円周面にワイヤ35が巻き付けられるらせん状の溝142が設けられている場合には、ワイヤ35の往復移動に伴いワイヤ35のY軸方向の位置が変動する。つまりワイヤ35の往復移動に伴いプーリ41が回転すると、せん状の溝142にワイヤ35が入り込む位置や、出てくる位置がY軸方向に移動する。これに伴い、ワイヤ35のY軸方向の位置が変動する。
上記の構成の術具1によれば、駆動子31および鉗子12に対するプーリ41の配置位置を接近離間可能とすることにより、ワイヤ35の張力(テンション)調整を行うことができる。例えば、特許文献1に記載された張力の調整方法と比較して、張力の細かな調整を行いやすくなり、また、調整後の張力を維持しやすい。さらに、張力の変動を小さくし、安定させることができるため、駆動子31と鉗子12との間に働く摩擦力も安定する。そのため、駆動子31と鉗子12との間に働く摩擦力が不安定な方法と比較して、外力推定の精度向上を図りやすくなる。
このように外力推定の精度を高めることにより、術具1を用いたより安全な手術が可能となり、合併症の少ない手術が可能となる。更には患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上や、医師の術中の負担低減を図りやすくなり、手術ロボットにおけるラーニングカーブの向上に寄与しやすくなる。
また、プーリ回転軸46および固定ブロック51が、回転軸線L方向における相対的な位置を変更可能とされているため、プーリ41の回転が阻害されにくい。例えば、プーリ回転軸46が第1ハウジング部21に固定され、固定ブロック51が第2ハウジング部22に固定される場合において、プーリ回転軸46および固定ブロック51の組み合わせの長さが、第1ハウジング部21および第2ハウジング部22の間隔と異なっていても、相対的な位置を変更することにより当該組合せの長さが調整される。そのため、プーリ回転軸46に支持されるプーリ41に固定の影響が伝わりにくく、回転が阻害されにくい。
本実施形態のように3つのプーリ41が設けられている場合において、3つのプーリ41のそれぞれについて配置位置の接近離間をさせやすくなる。言い換えると、ある1つのプーリ41について配置位置を固定した後でも、他のプーリ41について配置位置を接近離間させやすい。
例えば、固定ブロック51がなくプーリ回転軸46のみが設けられている場合には、ある1つのプーリ41について配置位置を固定すると、ある1つのプーリ41に対応するプーリ回転軸46の一方および他方の端部は第1ハウジング部21および第2ハウジング部22と当接する。このとき、第1ハウジング部21および第2ハウジング部22が互いに接近し、その間隔がプーリ回転軸46の長さと同等になる。つまり、他のプーリ41に対応するプーリ回転軸46の一方および他方の端部も第1ハウジング部21および第2ハウジング部22と当接する。すると、他のプーリ41の配置位置を接近離間させようとしても、他のプーリ41に対応するプーリ回転軸46の端部が第1ハウジング部21および第2ハウジング部22と当接する面に働く摩擦力が大きくなりやすいため、接近離間させにくい。
これに対して、プーリ回転軸46と固定ブロック51との相対的な位置が変更可能であると、ある1つのプーリ41について配置位置を固定しても、第1ハウジング部21および第2ハウジング部22が互いに接近することがない。つまり、他のプーリ41に対応するプーリ回転軸46と第1ハウジング部21との当接面、および、固定ブロック51と第2ハウジング部22との当接面に働く摩擦力が大きくなりにくい。そのため、ある1つのプーリ41について配置位置を固定した後でも、他のプーリ41について配置位置を接近離間させやすい。
さらに、相対的な位置を変更することにより当該組合せの長さが調整されるため、第1ハウジング部21および第2ハウジング部22に対しても負荷がかかりにくい。例えば、第1ハウジング部21および第2ハウジング部22の場合、当該負荷により第1ハウジング部21および第2ハウジング部22が変形したり、破損したりする可能性がある。このような場合であっても、負荷がかかりにくいため第1ハウジング部21および第2ハウジング部22の変形や破損を抑制しやすい。
プーリ用長孔23および固定ねじ56を用いて、プーリ回転軸46を第1ハウジング部21に押し当て、固定ブロック51を第2ハウジング部22に押し当てることにより、プーリ41の駆動子31および鉗子12の少なくとも一方に対する配置位置を固定することができる。押し当て力を強くすることにより、当該配置位置の固定がより確実に行うことができるとともに、押し当て力を弱めることにより、当該配置位置の変更が行いやすくなる。
回転軸線L方向に延びるプーリ回転軸46の先端49、および、先端49と嵌合する固定ブロック51の凹部52を用いることにより、プーリ回転軸46および固定ブロック51における回転軸線L方向の相対的な位置関係を変更することができる。また、回転軸線L方向と交差する方向への相対的な位置関係は、維持することができる。
プーリ41および鉗子12の間に駆動子31を配置し、駆動子31の往復移動をプーリ41に巻き付けられたワイヤ35により鉗子12に伝達することにより、ワイヤ35の張力調整を行いやすくなる。
らせん状の溝142が設けられたプーリ141と比較して、プーリ41の位相が変化しても、ワイヤ35のY軸方向の位置の変動を抑制しやすく、ワイヤ35の張力を安定させやすい。つまり、ワイヤ35のY軸方向の位置の変動が抑制されるため、ワイヤ35が配置される経路長さの変動を抑制しやすく、ワイヤ35の張力を安定させやすい。
そのため、駆動子31と鉗子12との間に働く摩擦力も安定させやすく、駆動子31と鉗子12との間に働く摩擦力が不安定な方法と比較して、外力推定の精度向上を図りやすくなる。このように外力推定の精度を高めることにより、術具1を用いたより安全な手術が可能となり、合併症の少ない手術が可能となる。更には患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上や、医師の術中の負担低減を図りやすくなり、手術ロボットにおけるラーニングカーブの向上に寄与しやすくなる。
らせん状の溝142が設けられたプーリ141と比較して、プーリ41の位相によるワイヤ35が溝42に入り込むY軸方向の位置や、溝42から出てくるY軸方向の位置の変動を抑制しやすい。そのため、ワイヤ35をプーリ41に巻き付ける際に、プーリ41の位相に注意を払う必要が低くなる。言い換えると、ワイヤ35をプーリ41に巻き付ける作業を行いやすくなる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記の実施の形態においては、術具1に鉗子12が設けられている例に適用して説明するが、手術に用いられる他の器具が設けられていてもよく、限定するものではない。
1…術具、 3…動力伝達部(外部)、 12…鉗子(動作部)、 21…第1ハウジング部(支持部)、 22…第2ハウジング部(支持部)、 23…プーリ用長孔(長孔)、 31…駆動子(被駆動部)、 35…ワイヤ(索状体)、 41…プーリ(回転体)、 46…プーリ回転軸(回転軸部)、 49…先端(凸部)、 51…固定ブロック(固定部)、 52…凹部、 56…固定ねじ(固定子)

Claims (4)

  1. 外部から駆動力が伝達される被駆動部と、
    前記被駆動部の動きを伝達する索状体と、
    円周面を有するとともに、前記被駆動部から延びる前記索状体が前記円周面に巻き回わされる回転体と、
    が設けられ、
    前記円周面には、前記回転体の中心軸線方向に並んで設けられるとともに前記索状体が巻き回わし可能な複数の溝と、
    前記複数の溝のうち、隣接する溝同士をつなぐとともに、前記隣接する溝にわたって前記索状体が配置可能とされた少なくとも1つの切欠き部と、が設けられている術具。
  2. 前記円周面に設けられた前記複数の溝のうち、隣接する溝同士の間に、突起が設けられ、
    前記少なくとも1つの切欠き部は前記突起に設けられた凹みである請求項1記載の術具。
  3. 前記複数の溝は3つ以上設けられ、
    前記少なくとも1つの切欠き部は、複数の切欠き部であって、
    前記中心軸線方向に離れて配置された前記複数の切欠き部はそれぞれ同じ位相に設けられている請求項1または2に記載の術具。
  4. 前記複数の溝は3つ以上設けられ、
    前記少なくとも1つの切欠き部は、複数の切欠き部であって、
    前記中心軸線方向に離れて配置された前記複数の切欠き部はそれぞれ異なる位相に設けられている請求項1または2に記載の術具。
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