JP6814280B2 - 通信制御方法、無線端末、及び基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムのための通信制御方法、無線端末、及び基地局に関する。
近年、人が介在することなく通信を行うMTC(Machine Type Communication)及びIoT(Internet of Things)サービスを対象とした無線端末が注目されている。このような無線端末は、低コスト化、カバレッジ広域化、及び低消費電力化を実現することが求められる。このため、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、システム送受信帯域の一部のみに送受信帯域幅を制限した新たな無線端末のカテゴリが仕様化されている。このような新たなカテゴリの無線端末には、繰り返し送信(repetition)等を含む強化カバレッジ(enhanced coverage)機能が適用される。
3GPP技術仕様書 「TS 36.300 V14.1.0」 2016年12月
一実施形態に係る通信制御方法は、移動通信システムにおいて用いられる。前記通信制御方法は、基地局が、複数の周波数チャネルに含まれる第1の周波数チャネルを用いて、ページングメッセージを無線端末に送信するステップAと、前記無線端末が、前記ページングメッセージを受信するステップBと、前記無線端末が、前記複数の周波数チャネルに含まれる第2の周波数チャネルを選択するステップCと、前記無線端末が、前記第2の周波数チャネルを用いて、前記基地局との接続を確立するためのランダムアクセス信号を送信するステップDと、を含む。前記ページングメッセージは、前記第2の周波数チャネルの選択に用いるチャネル識別情報を含む。前記ステップCにおいて、前記無線端末は、前記ページングメッセージに含まれる前記チャネル識別情報に基づいて、前記第2の周波数チャネルを選択する。
一実施形態に係る無線端末は、移動通信システムにおいて用いられる。前記無線端末は、基地局から、複数の周波数チャネルに含まれる第1の周波数チャネルを用いて送信されたページングメッセージを受信する受信部と、前記複数の周波数チャネルに含まれる第2の周波数チャネルを選択する制御部と、前記第2の周波数チャネルを用いて、前記基地局との接続を確立するためのランダムアクセス信号を送信する送信部と、を備える。前記ページングメッセージは、前記第2の周波数チャネルの選択に用いるチャネル識別情報を含む。前記制御部は、前記ページングメッセージに含まれる前記チャネル識別情報に基づいて、前記第2の周波数チャネルを選択する。
一実施形態に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、複数の周波数チャネルに含まれる第1の周波数チャネルを用いて、ページングメッセージを無線端末に送信する送信部を備える。前記ページングメッセージは、前記複数の周波数チャネルに含まれる第2の周波数チャネルを前記無線端末が選択するために用いるチャネル識別情報を含む。前記第2の周波数チャネルは、前記基地局との接続を確立するためのランダムアクセス信号の送信に用いられる。
実施形態に係るLTEシステム(移動通信システム)の構成を示す図である。 実施形態に係るUE(無線端末)の構成を示す図である。 実施形態に係るeNB(基地局)の構成を示す図である。 実施形態に係るLTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックを示す図である。 実施形態に係るLTEシステムの無線フレームの構成を示す図である。 実施形態に係るeMTC UE及びNB−IoT UEが取り扱う周波数チャネルを示す図である。 3GPPリリース13仕様におけるNB−IoT UEのページング及びランダムアクセスの一例を示す図である。 3GPPリリース14仕様におけるNB−IoT UEのページング及びランダムアクセスの一例を示す図である。 NB−IoT UE向けのランダムアクセスプロシージャの一例を示す図である。 実施形態に係る動作シナリオを示す図である。 実施形態に係る動作フローを示す図である。 実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。
(1)移動通信システム
実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。図1は、実施形態に係る移動通信システムであるLTE(Long Term Evolution)システムの構成を示す図である。LTEシステムは、3GPP規格に基づく移動通信システムである。
LTEシステムは、無線端末(UE:User Equipment)100、無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、移動型の通信装置である。UE100は、自身が在圏するセル(サービングセル)を管理するeNB200との無線通信を行う。
E−UTRAN10は、基地局(eNB:evolved Node−B)200を含む。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200は、1又は複数のセルを管理する。eNB200は、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。
EPC20は、モビリティ管理エンティティ(MME)及びサービングゲートウェイ(S−GW)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。MMEは、NAS(Non−Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100が在圏するトラッキングエリア(TA)の情報を管理する。トラッキングエリアは、複数のセルからなるエリアである。S−GWは、データの転送制御を行う。MME及びS−GWは、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100(無線端末)の構成を示す図である。UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する処理を実行する。
図3は、eNB200(基地局)の構成を示す図である。eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNBと接続される。バックホール通信部240は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に用いられる。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1レイヤ乃至第3レイヤに区分されている。第1レイヤは物理(PHY)レイヤである。第2レイヤは、MAC(Medium Access Control)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤを含む。第3レイヤは、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、及びRRCレイヤは、AS(Access Stratum)レイヤを構成する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとeNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。eNB200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御情報を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードである。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとMME300CのNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等の機能を有する。
図5は、LTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成を示す図である。無線フレームは、時間軸上で10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間軸上で2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msである。各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数軸上で複数個のリソースブロック(RB)を含む。各サブフレームは、時間軸上で複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数軸上で複数個のサブキャリアを含む。具体的には、12個のサブキャリア及び1つのスロットにより1つのRBが構成される。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御情報を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)として用いられる領域である。各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)として用いることができる領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御情報を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)として用いられる領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)として用いることができる領域である。
(2)eMTC及びNB−IoTの概要
eMTC及びNB−IoTの概要について説明する。実施形態において、MTC及びIoTサービスを対象とした新たなカテゴリのUE100が存在するシナリオを想定する。新たなカテゴリのUE100は、システム送受信帯域(LTE送受信帯域幅)の一部のみに送受信帯域幅が制限されるUE100である。新たなUEカテゴリは、例えば、カテゴリM1及びカテゴリNB(Narrow Band)−IoTと称される。カテゴリM1は、eMTC(enhanced Machine Type Communications)UEが属するカテゴリである。カテゴリNB−IoT(カテゴリNB1)は、NB−IoT UEが属するカテゴリである。カテゴリM1は、UE100(eMTC UE)の送受信帯域幅を1.08MHz(すなわち、6リソースブロックの帯域幅)に制限する。カテゴリNB−IoT(カテゴリNB1)は、UE100(NB−IoT UE)の送受信帯域幅を180kHz(すなわち、1リソースブロックの帯域幅)にさらに制限する。このような狭帯域化により、eMTC UE及びNB−IoT UEに要求される低コスト化及び低消費電力化が実現可能となる。以下において、eMTC UE及びNB−IoT UEが対応可能な1つの周波数帯域を「周波数チャネル」と称する。
図6は、eMTC UE及びNB−IoT UEが取り扱う周波数チャネルを示す図である。図6に示すように、LTEシステムのシステム周波数帯域の周波数帯域幅は10MHzであり得る。システム送受信帯域の帯域幅は、例えば、50リソースブロック=9MHzである。eMTC UEが対応可能な周波数チャネルの帯域幅は、6リソースブロック=1.08MHz以内である。eMTC UEが対応可能な6リソースブロック以内の周波数チャネルは、「狭帯域(NB:Narrow Band)」と称される。NB−IoT UEが対応可能な周波数チャネルの帯域幅は、1リソースブロック=180kHzである。NB−IoT UEが対応可能な1リソースブロックの周波数チャネルは、「キャリア(carrier)」と称される。
eMTC UEは、LTE送受信帯域幅内で運用される。NB−IoT UEは、LTE送受信帯域幅内で運用される形態、LTE送受信帯域幅外のガードバンドで運用される形態、及びNB−IoT専用の周波数帯域内で運用される形態をサポートする。
eMTC UE及びNB−IoT UEは、カバレッジ広域化(カバレッジ強化)を実現するために、繰り返し送信等を用いた強化カバレッジ(EC:Enhanced Coverage)機能をサポートする。強化カバレッジ機能は、複数のサブフレームを用いて同一信号を繰り返し送信する繰り返し送信(repetition)を含んでもよい。繰り返し送信の回数が多いほど、カバレッジを強化することができる。強化カバレッジ機能は、送信信号の電力密度を上げる電力ブースト(power boosting)を含んでもよい。一例として、送信信号の周波数帯域幅を狭くする狭帯域送信により電力密度を上げる。送信信号の電力密度を上げるほど、カバレッジを強化することができる。強化カバレッジ機能は、送信信号に用いるMCSを下げる低MCS(lower MCS)送信を含んでもよい。データレートが低く、誤り耐性の高いMCSを用いて送信を行うことにより、カバレッジを強化することができる。
(3)NB−IoT UEのページング及びランダムアクセス
NB−IoT UEのページング及びランダムアクセスについて説明する。以下において、UE100がNB−IoT UEである一例を説明する。しかしながら、UE100は、eMTC UEであってもよい。UE100がeMTC UEである場合、「キャリア」を「狭帯域(NB)」と読み替えてもよい。
図7は、3GPPリリース13仕様におけるNB−IoT UEのページング及びランダムアクセスの一例を示す図である。図7に示すように、eNB200は、複数のキャリアを管理する。複数のキャリアのそれぞれは、LTE送受信帯域幅内、LTE送受信帯域幅外のガードバンド内、又はNB−IoT専用の周波数帯域内で運用される。複数のキャリアは、アンカーキャリア(Anchor carrier)及び非アンカーキャリア(Non−anchor carrier)を含む。アンカーキャリアは、UE100がNPSS(Narrowband Primary Synchronization Signal)、NSSS(Narrowband Secondary Synchronization Signal)、NPBCH(Narrowband Physical Broadcast channel)、及びSIB−NB(System Information Block−Narrow Band)が送信されると想定するキャリアである。NPSS及びNSSSは、NB−IoT UE用の物理同期信号である。NPBCHは、NB−IoT UE用の物理ブロードキャストチャネルである。SIB−NBは、NB−IoT UE用のSIBである。非アンカーキャリアは、UE100がNPSS、NSSS、NPBCH、及びSIB−NBが送信されると想定しないキャリアである。アンカーキャリアとして用いられ得るキャリアとして、仕様で定義されたキャリアの情報がUE100に事前設定されていてもよい。
3GPPリリース13仕様において、ページング及びランダムアクセスプロシージャには、アンカーキャリアが用いられる。具体的には、eNB200は、アンカーキャリアを用いて、RRCアイドルモードにあるUE100宛てのページングメッセージを送信する。UE100は、自身に宛てられたページングメッセージを受信する。UE100は、ページングメッセージの受信に応じて、RRCコネクティッドモードに遷移するためのランダムアクセスプロシージャを開始する。具体的には、UE100は、アンカーキャリアを用いて、ランダムアクセス信号をeNB200に送信する。ランダムアクセス信号は、ランダムアクセスプリアンブルと称されてもよい。NB−IoT UEがランダムアクセス信号の送信に用いる物理チャネルは、NPRACH(Narrowband Physical Random Access channel)と称される。
eNB200は、ランダムアクセスプロシージャによりRRCコネクティッドモードに遷移したUE100に対して、非アンカーキャリアを設定し得る。非アンカーキャリアが設定されたUE100は、RRCコネクティッドモードにある間は、非アンカーキャリアのみを用いてeNB200との通信を行う。非アンカーキャリアには、同期信号、ページングメッセージ、及びブロードキャスト情報(SIB)の送信用の無線リソースを不要とすることができる。よって、非アンカーキャリアは、アンカーキャリアに比べて、データ用の無線リソースを増加させることができる。
図8は、3GPPリリース14仕様におけるNB−IoT UEのページング及びランダムアクセスの一例を示す図である。3GPPリリース13仕様において、ページング及びランダムアクセスプロシージャには、アンカーキャリアだけではなく、非アンカーキャリアを用いることが可能である。具体的には、eNB200及びUE100は、ページングメッセージの宛先のUE100の識別子に基づいて、ページングメッセージの送受信に用いるキャリアを選択する。このような識別子としては、UE100のUIM(User Identity Module)に記憶されたIMSI(International Mobile Subscriber Identity)が用いられる。UE100は、UIMまたはIMSIに基づいて選択されたキャリアを用いて、自身に宛てられたページングメッセージを受信する。UE100は、ページングメッセージの受信に応じて、RRCコネクティッドモードに遷移するためのランダムアクセスプロシージャを開始する。具体的には、UE100は、ランダムに選択したキャリアを用いて、ランダムアクセス信号(NPRACH)をeNB200に送信する。このようなキャリア選択方法を用いることにより、アンカーキャリアに負荷が集中することを回避し、非アンカーキャリアに負荷を分散することが可能である。
図9は、NB−IoT UE向けのランダムアクセスプロシージャの一例を示す図である。UE100は、RRCコネクティッドモードに遷移するためにランダムアクセスプロシージャを実行する。
RRCアイドルモードにあるUE100は、eNB200のセルをサービングセルとして選択している。UE100は、通常のカバレッジのための第1のセル選択基準(第1のS−criteria)が満たされず、強化カバレッジのための第2のセル選択基準(第2のS−criteria)が満たされた場合、自身が強化カバレッジに居ると判定してもよい。「強化カバレッジに居るUE」とは、セルにアクセスするために強化カバレッジ機能(強化カバレッジモード)を用いることが必要とされるUEを意味する。
ステップS1001において、eNB200は、NPRACH関連情報をブロードキャストシグナリング(例えば、SIBタイプ2−NB)により送信する。NPRACH関連情報は、強化カバレッジレベルごとに設けられた各種のパラメータを含む。一例として、強化カバレッジレベルは、強化カバレッジレベル0乃至3の合計4つのレベルが規定される。各種のパラメータは、RSRP(Reference Signal Received Power)閾値、NPRACHリソース、及び最大プリアンブル送信回数を含む。NPRACHリソースは、無線リソース(時間・周波数リソース)及び信号系列(プリアンブル系列)を含む。UE100は、受信したNPRACH関連情報を記憶する。
ステップS1002において、UE100は、eNB200から送信される参照信号に基づいてRSRPを測定する。
ステップS1003において、UE100は、測定したRSRPを強化カバレッジレベルごとのRSRP閾値と比較することにより、自身の強化カバレッジレベルを決定する。強化カバレッジレベルは、UE100に必要とされる強化カバレッジの度合いを示す。強化カバレッジレベルは、少なくとも繰り返し送信における送信回数(すなわち、Repetition回数)と関連する。
ステップS1004において、UE100は、自身の強化カバレッジレベルに対応するNPRACHリソースを選択する。UE100は、eNB200が管理する複数のキャリアのうち、NPRACH送信(プリアンブル送信)に用いるキャリアを選択してもよい。NPRACH送信(プリアンブル送信)に用いるキャリアは、予め定められたアンカーキャリア又はランダムに選択したキャリアであってもよい。
ステップS1005において、UE100は、選択したキャリア、且つ選択したNPRACHリソースを用いて、Msg 1(ランダムアクセスプリアンブル)をeNB200に送信する。eNB200は、受信したMsg 1に用いられたNPRACHリソースに基づいて、UE100の強化カバレッジレベルを特定する。
ステップS1006において、eNB200は、スケジューリング情報を含むMsg 2(ランダムアクセス応答)をUE100に送信する。スケジューリング情報は、UE100に割り当てたNPUSCH(Narrowband Physical Uplink Shared Channel)リソースを示す。UE100は、Msg 2を正常に受信するまで、自身の強化カバレッジレベルに対応する最大プリアンブル送信回数までMsg 1を複数回送信し得る。
ステップS1007において、UE100は、スケジューリング情報に基づいて、Msg 3をeNB200に送信する。Msg 3は、RRC Connection Requestメッセージであってもよい。
ステップS1008において、eNB200は、Msg 4をUE100に送信する。
ステップS1009において、UE100は、Msg 4の受信に応じてRRCコネクティッドモードに遷移する。その後、eNB200は、特定した強化カバレッジレベルに基づいて、UE100への繰り返し送信等を制御する。
(4)実施形態に係る動作
上述したように、3GPPリリース14仕様のランダムアクセスプロシージャは、3GPPリリース13仕様のランダムアクセスプロシージャに比べてアンカーキャリアの負荷を低減することができる。しかしながら、3GPPリリース14仕様のランダムアクセスプロシージャにおいて、UE100は、NPRACH送信(プリアンブル送信)に用いるキャリアをランダムに選択する。このため、UE100は、負荷が高い状態にあるキャリア又は一時的に使用不能なキャリア等を選択し得る。よって、3GPPリリース14仕様のランダムアクセスプロシージャには、プリアンブル送信に用いるキャリアを適切に選択可能とする点において改善の余地がある。
(4.1)動作シナリオ
実施形態に係る動作シナリオについて説明する。図10は、実施形態に係る動作シナリオを示す図である。図10に示すように、UE100(NB−IoT UE)は、eNB200のセルカバレッジのうち強化カバレッジ(CE)に居る。eNB200は、複数のキャリアを管理する。eNB200は、複数のキャリアのうち一部のキャリアについて負荷が高い状態にある又は一時的に使用不能であると判断し得る。eNB200は、そのようなキャリアについてアクセス規制(ACB:Access Class Barring)を行うと判断し得る。
(4.2)動作フロー
実施形態に係る動作フローについて説明する。図11は、実施形態に係る動作フローを示す図である。ここでは、図9と重複する動作の説明を省略する。UE100は、eNB200のセルカバレッジのうち強化カバレッジ(CE)に居る。UE100は、RRCアイドルモードである。一例として、eNB200は、MMEからUE100宛てのページングメッセージ(S1ページングメッセージ)を受信したことに応じて、UE100宛てのページングメッセージ(RRCページングメッセージ)を送信すると判断する。
図11に示すように、ステップS1において、eNB200(送信部210)は、複数のキャリアに含まれる第1のキャリアを用いて、ページングメッセージをUE100に送信する。第1のキャリアは、UE100のIMSIに基づいて選択されたキャリアであってもよい。第1のキャリアは、予め定められたアンカーキャリアであってもよい。ページングメッセージは、プリアンブル送信に用いる第2のキャリアの選択に用いるキャリア識別情報(チャネル識別情報)を含む。詳細は後述するが、キャリア識別情報は、少なくとも1つのキャリアを示す。キャリアは、キャリア番号、リソースブロック番号、及び周波数のうち少なくとも1つにより示される。キャリアの組み合わせからなるパターンが定義される場合、キャリア識別情報は、当該パターンを示してもよい。当該パターンは、仕様により規定されてUE100に事前設定されてもよい。当該パターンは、eNB200からUE100に設定されてもよい。
ステップS2において、UE100(受信部110)は、第1のキャリアを用いてページングメッセージをeNB200から受信する。
ステップS3において、UE100(制御部130)は、複数のキャリアに含まれる第2のキャリアを選択する。具体的には、UE100は、ページングメッセージに含まれるキャリア識別情報に基づいて、第2のキャリアを選択する。
ステップS4において、UE100(送信部120)は、第2のキャリアを用いて、eNB200との接続を確立するためのランダムアクセス信号(ランダムアクセスプリアンブル)を送信する。eNB200(受信部220)は、第2のキャリアを用いてUE100からランダムアクセスプリアンブルを受信する。
このように、eNB200は、ページングメッセージ中のキャリア識別情報により、プリアンブル送信に用いる第2のキャリアを直接的に又は間接的に指定する。UE100は、直接的に又は間接的に指定された第2のキャリアを用いてプリアンブル送信を行う。よって、eNB200は、負荷が高い状態にあるキャリア又は一時的に使用不能なキャリア等をUE100が選択しないよう制御することが可能である。eNB200は、負荷が低い状態にあるキャリアを優先的にUE100に選択させてもよい。したがって、プリアンブル送信に用いるキャリアを適切に選択可能とすることが可能である。
(4.3)ページングメッセージの具体例
eNB200からUE100に送信されるページングメッセージ(RRCページングメッセージ)の具体例について説明する。ページングメッセージは、当該ページングメッセージが宛てられた複数のUE100を示す複数の宛先識別子をさらに含む。このような複数の宛先識別子からなるリストは、ページングレコードリストと称されてもよい。宛先識別子は、IMSIを含んでもよい。
一例として、ページングメッセージ中のキャリア識別情報は、複数の宛先識別子(ページングレコードリスト)に共通に適用される共通情報である。言い換えると、ページングメッセージ中のキャリア識別情報は、ページングメッセージが宛てられた複数のUE100に共通に適用される。
他の例として、ページングメッセージ中のキャリア識別情報は、複数の宛先識別子のそれぞれに個別に適用される専用情報である。言い換えると、ページングメッセージ中のキャリア識別情報は、ページングメッセージが宛てられた複数のUE100のそれぞれに個別に適用される。ページングメッセージにおいて、宛先識別子とキャリア識別情報とが1対1で設けられてもよい。図11のステップS3において、UE100は、自身の識別子に対応するキャリア識別情報(すなわち、UE100に専用のキャリア識別情報)をページングメッセージの中から特定し、特定したキャリア識別情報に基づいて第2のキャリアを選択してもよい。
(4.4)キャリア識別情報の具体例
ページングメッセージ中のキャリア識別情報の具体例について説明する。
第1の例として、キャリア識別情報は、第2のキャリアとして用いるべき1つのキャリアを示す情報である。キャリア識別情報は、当該1つのキャリアのキャリア番号、当該1つのキャリアに対応するリソースブロックのリソースブロック番号、又は当該1つのキャリアの周波数を示す情報であってもよい。第1の例において、UE100は、キャリア識別情報が示す1つのキャリアを第2のキャリアとして選択する(図11のステップS3)。
第2の例として、キャリア識別情報は、第2のキャリアとして用いることが許容される複数のキャリアを示す情報である。キャリア識別情報は、当該複数のキャリアのキャリア番号のリスト、当該複数のキャリアに対応する複数のリソースブロックのリソースブロック番号リスト、又は当該複数のキャリアの周波数リストであってもよい。第2の例において、UE100は、キャリア識別情報が示す複数のキャリアの中から第2のキャリアとして用いるキャリアを選択する(図11のステップS3)。UE100は、キャリア識別情報が示す複数のキャリアの中からランダムに第2のキャリアを選択してもよい。
第3の例として、キャリア識別情報は、第2のキャリアとして用いることが禁止される1又は複数のキャリアを示す情報である。キャリア識別情報の具体的な構成方法は、第1の例及び第2の例と同様である。第3の例において、UE100は、キャリア識別情報が示す1又は複数のキャリア以外のキャリアの中から第2のキャリアとして用いるキャリアを選択する(図11のステップS3)。UE100は、キャリア識別情報が示す1又は複数のキャリア以外のキャリアの中からランダムに第2のキャリアを選択してもよい。
第3の例において、eNB200は、第2のキャリアとして用いることが許容される1又は複数のキャリアを示す情報を含むシステム情報(SIB)をブロードキャストしてもよい。UE100は、SIBにより示されるキャリア(利用可能なキャリア)のうち、キャリア識別情報が示す1又は複数のキャリア(利用禁止キャリア)以外のキャリアの中から第2のキャリアとして用いるキャリアを選択してもよい。
上述した第1の例乃至第3の例(第1の方式乃至第3の方式)のうち2以上の方式を組み合わせて実施してもよい。
上述した第1の例乃至第3の例(第1の方式乃至第3の方式)のうち1つの例を選択的に用いてもよい。eNB200は、第1の方式乃至第3の方式のうち1つの方式を示す情報をUE100に通知してもよい。このような情報は、ページングメッセージ又はSIBに含まれてもよい。UE100は、eNB200から通知された方式に応じてキャリア識別情報の内容を解釈する。
(4.5)動作シーケンスの一例
図12は、実施形態に係る動作シーケンスの一例を示す図である。eNB200は、3つのキャリア(carrier #1〜#3)を管理する。eNB200は、3つのキャリアのうちキャリア#3を第2のキャリアとして用いることが好ましいと判断し得る。
図12に示すように、eNB200は、キャリア#1を用いて、ページングメッセージ(Paging)をUE100に送信する。キャリア#1は、UE100のIMSIに基づいて選択されたキャリアであってもよい。キャリア#1は、予め定められたアンカーキャリアであってもよい。ページングメッセージは、プリアンブル送信に用いる第2のキャリアの選択に用いるキャリア識別情報を含む。図12の例において、キャリア識別情報は、プリアンブル送信に用いる第2のキャリアとしてキャリア#3を指定する情報(NPRACH on carrier #3)である。UE100は、ページングメッセージを受信する。UE100は、ページングメッセージに含まれるキャリア識別情報に基づいて、キャリア#3を第2のキャリアとして選択する。UE100は、キャリア#3を用いてプリアンブル送信(NPRACH送信)を行う。
(4.6)変更例1
上述したようなプリアンブル送信は、競合ベース(contention−based)のプリアンブル送信を想定している。しかしながら、プリアンブル送信は、非競合ベース(Non−contention−based)であってもよい。
変更例1において、ページングメッセージは、ランダムアクセス信号(ランダムアクセスプリアンブル)に適用するランダムアクセス信号パラメータをさらに含む。ランダムアクセス信号パラメータは、ページングメッセージ中の複数の宛先識別子のそれぞれに個別に適用される専用情報であってもよい。ページングメッセージにおいて、宛先識別子とランダムアクセス信号パラメータとが1対1で設けられてもよい。ランダムアクセス信号パラメータは、信号系列(プリアンブル系列)及び無線リソース(NPRACHリソース)のうち少なくとも1つを示す。
変更例1において、UE100は、自身の識別子に対応するランダムアクセス信号パラメータをページングメッセージの中から特定し、特定したキャリア識別情報に基づいて信号系列(プリアンブル系列)及び無線リソース(NPRACHリソース)のうち少なくとも1つを決定する。UE100は、第2のキャリアを用いて、ページングメッセージに含まれるランダムアクセス信号パラメータが適用されたランダムアクセスプリアンブルを送信する(図11のステップS4)。これにより、第2のキャリアにおけるプリアンブル送信の衝突を回避することができる。
(4.7)変更例2
上述した実施形態において、1つのeNB200が複数のキャリアを管理する一例を説明した。しかしながら、複数のキャリアは、複数のeNB200に跨がって管理されてもよい。一例として、図12において、キャリア#1が第1のeNBにより管理され、キャリア#2及び#3が第2のeNBにより管理されているシナリオを想定する。
このようなシナリオにおいて、各eNBは、自身が管理しているキャリアにおける混雑度を示す情報を他のeNBにX2インターフェイス上で通知してもよい。一例として、キャリア#2及び#3を管理する第2のeNBは、キャリア#2及び#3のそれぞれの混雑度を示す混雑度情報(例えば、無線リソースの使用率)を第1のeNBに通知してもよい。
各eNBは、自身が管理しているキャリアのうち、プリアンブル送信(NPRACH送信)に用いることを推奨するキャリアを示す推奨キャリア情報を他のeNBにX2インターフェイス上で通知してもよい。一例として、キャリア#2及び#3を管理する第2のeNBは、プリアンブル送信に用いることを推奨するキャリアとして、キャリア#3を示す情報を第1のeNBに通知してもよい。
各eNBは、自身が管理しているキャリアのうち、プリアンブル送信(NPRACH送信)に用いることを禁止するキャリアを示す禁止キャリア情報を他のeNBにX2インターフェイス上で通知してもよい。一例として、キャリア#2及び#3を管理する第2のeNBは、プリアンブル送信に用いることを禁止するキャリアとして、キャリア#2を示す情報を第1のeNBに通知してもよい。
混雑度情報、推奨キャリア情報、及び禁止キャリア情報のうち2以上の情報を組み合わせて用いてもよい。
第1のeNBは、上述したような通知の送信を第2のeNBに対してX2インターフェイス上で要求してもよい。第2のeNBは、第1のeNBからの要求の受信に応じて、上述したような通知を第1のeNBに送信してもよい。要求は、通知の対象とするキャリアを示す情報を含んでもよい。要求は、混雑度情報、推奨キャリア情報、及び禁止キャリア情報のうちどの情報の送信を要求するかを示す情報を含んでもよい。
(4.8)比較例
上述した実施形態において、第2のキャリアの選択に用いるキャリア識別情報をページングメッセージに含める動作を説明した。このようなキャリア識別情報をページングメッセージに代えてシステム情報(SIB)に含める動作を比較例として想定する。
比較例において、eNB200が周期的にブロードキャストするシステム情報にキャリア識別情報を含める。しかしながら、システム情報は送信周期が決まっており、システム情報を動的に変更することは難しいという問題がある。また、システム情報は、その内容を変更する前に、変更通知(SIB update)をUE100に対して行う必要がある。UE100は変更通知を監視する必要があるため、UE100の消費電力が増加するという問題がある。
これに対し、キャリア識別情報をページングメッセージに含めることにより、適切なUE100に対して適切なタイミングでキャリア識別情報を送信することができる。具体的には、キャリア識別情報をページングメッセージに含める方法は、より動的な制御(キャリア指定)が可能となり、且つ、UE100の受信負荷(消費電力)を低減することが可能となる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態において、UE100がNB−IoT UEである一例を説明した。しかしながら、UE100は、eMTC UEであってもよい。UE100がeMTC UEである場合、上述した実施形態に係る動作において、「キャリア」を「狭帯域(NB)」と読み替えてもよい。また、「NPRACH」を「PRACH」と読み替えてもよい。また、UE100は、通常のLTE UEであってもよい。UE100が通常のLTE UEである場合、上述した実施形態に係る動作において、「キャリア」を「周波数」(キャリア周波数)と読み替えてもよい。
上述した実施形態において、キャリア識別情報を認識することができないレガシーUEの存在を考慮していなかった。レガシーUEは、ページングメッセージ中のキャリア識別情報を無視してもよい。レガシーUEは、予め定められたアンカーキャリア又はランダムに選択したキャリアを用いてプリアンブル送信を行なってもよい。
上述した実施形態において、UE100がeNB200のセルカバレッジのうち強化カバレッジ(CE)に居るシナリオを想定した。しかしながら、UE100が強化カバレッジ(CE)に居ないシナリオ(すなわち、UE100が通常のセルカバレッジ内に居るシナリオ)に対して、上述した実施形態に係る動作を用いてもよい。
UE100及びeNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。UE100及びeNB200が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップセットが提供されてもよい。
上述した実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外の移動通信システム(例えば、第5世代移動通信システム)に、上述した実施形態に係る動作を適用してもよい。
本願は日本国特許出願第2017−056934号(2017年3月23日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。

Claims (5)

  1. 移動通信システムにおいて用いられる通信制御方法であって、
    基地局が、複数の周波数チャネルに含まれる第1の周波数チャネルを用いて、ページングメッセージを無線端末に送信するステップAと、
    前記無線端末が、前記ページングメッセージを受信するステップBと、
    前記無線端末が、前記複数の周波数チャネルに含まれる第2の周波数チャネルを選択するステップCと、
    前記無線端末が、前記第2の周波数チャネルを用いて、前記基地局との接続を確立するための競合ベースのランダムアクセス信号を送信するステップDと、を含み、
    前記ページングメッセージは、前記第2の周波数チャネルの選択に用いる情報であって、少なくとも1つの周波数チャネルを示すチャネル識別情報を含み、
    前記チャネル識別情報は、前記第2の周波数チャネルとして用いることが禁止される1又は複数の周波数チャネルを示す情報であり、
    前記ステップCにおいて、前記無線端末は、前記基地局からのシステム情報で示され、前記第2の周波数チャネルとして用いることが許容される周波数チャネルのうち、前記チャネル識別情報が示す1又は複数の周波数チャネル以外の周波数チャネルの中から、前記第2の周波数チャネルとして用いる周波数チャネルを選択する
    通信制御方法。
  2. 前記ページングメッセージは、前記ページングメッセージが宛てられた複数の無線端末を示す複数の宛先識別子をさらに含み、
    前記チャネル識別情報は、前記複数の宛先識別子に共通に適用される共通情報である
    請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記ページングメッセージは、前記ページングメッセージが宛てられた複数の無線端末を示す複数の宛先識別子をさらに含み、
    前記チャネル識別情報は、前記複数の宛先識別子のそれぞれに個別に適用される専用情報であり、
    前記ステップCにおいて、前記無線端末は、前記無線端末の識別子に対応する前記チャネル識別情報を前記ページングメッセージの中から特定し、前記特定したチャネル識別情報に基づいて前記第2の周波数チャネルを選択する
    請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 前記複数の周波数チャネルは、前記基地局を含む複数の基地局によって管理され、
    前記複数の基地局に含まれる他の基地局が、前記複数のチャネルのうち前記他の基地局が管理する周波数チャネルにおける混雑度を示す混雑度情報、前記複数のチャネルであって、前記他の基地局が管理する周波数チャネルのうち、前記第2の周波数チャネルとして用いることを推奨する周波数チャネルを示す推奨情報、及び前記複数のチャネルであって、前記他の基地局が管理する周波数チャネルのうち、前記第2の周波数チャネルとして用いることを禁止する周波数チャネルを示す禁止情報のうち少なくとも1つを前記基地局に送信するステップEを含む
    請求項1に記載の通信制御方法。
  5. 移動通信システムにおいて用いられる無線端末であって、
    基地局から、複数の周波数チャネルに含まれる第1の周波数チャネルを用いて送信されたページングメッセージを受信する受信部と、
    前記複数の周波数チャネルに含まれる第2の周波数チャネルを選択する制御部と、
    前記第2の周波数チャネルを用いて、前記基地局との接続を確立するための競合ベースのランダムアクセス信号を送信する送信部と、を備え、
    前記ページングメッセージは、前記第2の周波数チャネルの選択に用いる情報であって、少なくとも1つの周波数チャネルを示すチャネル識別情報を含み、
    前記チャネル識別情報は、前記第2の周波数チャネルとして用いることが禁止される1又は複数の周波数チャネルを示す情報であり、
    前記制御部は、前記基地局からのシステム情報で示され、前記第2の周波数チャネルとして用いることが許容される周波数チャネルのうち、前記チャネル識別情報が示す1又は複数の周波数チャネル以外の周波数チャネルの中から、前記第2の周波数チャネルとして用いる周波数チャネルを選択する
    無線端末。
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