JP6813864B1 - 口腔内洗浄機及び口腔内洗浄方法 - Google Patents

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【課題】使用に際しては容易に口腔に左差し込むことができ、簡単な操作でその口腔内を洗浄し、口腔内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流す。【解決手段】口腔OC内において水流を発生させる、軸部5の一端に取り付けられた撹拌部材2と、撹拌部材2に連結した軸部5の他端に取り付けられた、撹拌部材2を駆動させる駆動機3と、撹拌部材2と駆動機3との間に取り付けられた、歯で咥えて撹拌部材2と駆動機3とを支持する支持マウスピース4と、から成り、撹拌部材2を口腔OC内に入れ、前記支持マウスピース(4)を咥えて固定した前記駆動機(3)を駆動して該撹拌部材2を動作させ、口腔OC内において含んだ水又は洗浄液の水流を発生させて、口腔内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流す。【選択図】図3

Description

本発明は、人がうがいをする際に用いる口腔内を洗浄する技術に係り、特に口腔内に含ませた水又は洗浄液の水流を発生させて口腔内の汚れを落とす口腔内洗浄機及び口腔内洗浄方法に関する。
うがいは、水又はうがい液を口に含み、唇を閉じて頬の筋肉を動かし、その後その水又うがい液を食べ物のカスや溜まった粘液などと共に吐き出す洗浄方法である。例えば、水道水又はうがい液を口に含み、冷たい水又はうがい液が口中で温かく感じてきたら、吐き出す。うがいをすると食べ物のカスや溜まった粘液などが洗い流されるので、口の中の爽快感を得ることができる。
このうがいは、口腔内を洗浄したり、乾燥による口腔内のネバツキを解消して、口臭を予防したり、口腔内と喉の粘膜についた細菌やウィルスを洗い流すことができる。また、喉を潤して異物を痰と共に排出する繊毛という毛の運動を活発にさせる。口の中の雑菌が肺に入って肺炎を起こす「誤嚥性肺炎」の予防にも効果がある。
そこで、従来より、洗浄液を口腔内に噴射する口腔洗浄器に関する技術が種々提案されている。例えば特許文献1の特開2014−140527号公報「口腔洗浄器」のように、口腔内を洗浄するための液体を溜める貯液部と、該貯液部から前記口腔内へ前記液体を送り出す給液機構と、前記貯液部から前記給液機構へ流れる前記液体を案内する案内機構と、を備え、前記案内機構は、前記液体が流入する第1流入口が形成された第1流入部と、前記液体が流入する第2流入口が形成された第2流入部と、を含み、前記貯液部が前記給液機構の下方にあるとき、前記第2流入口は、前記第1流入口より下方に位置することを特徴とする口腔洗浄器が提案されている。
特開2014−140527号公報
特許文献1の「口腔洗浄器」は、ジェット噴射により使用者の歯間や歯頸部の洗浄、歯茎の刺激を行い得るものである。主に歯ブラシが届きにくいところ、奥歯のくぼみ、歯と歯の間、歯と歯茎の境目に入り込んでいる食べカスや細菌を洗浄するものである。本来のうがいとは異なるものであった。
このような特許文献1の「口腔洗浄器」に限らず、ジェット噴射による口腔洗浄器が複数提案されている。これらの口腔洗浄器は、大量の洗浄液を使用するという問題を有していた。また、従来の口腔洗浄器は、洗浄液のタンクのように容量が大きくなり、携帯には不向きのものが多く、旅先や出張には持参できないという問題を有していた。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、コンパクトな構成にすることで、使用に際しては容易に口腔に入れることができ、その口腔内を洗浄し、口腔内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流すことができる口腔内洗浄機及び口腔内洗浄方法を提供することにある。
第1本発明の口腔内洗浄機は、口腔(OC)に含んだ水又は洗浄液に水流を発生させ、この水流で口腔(OC)内を洗浄し、口腔(OC)内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流す口腔内洗浄機(1)であって、
口腔(OC)内において水流を発生させる、駆動機(3)で回転する軸部(5)の一端に取り付けられた回転翼(6)から成る撹拌部材(2)と、
前記撹拌部材(2)と前記駆動機(3)との間に取り付けられた、歯で咥えて該撹拌部材(2)と該駆動機(3)とを支持する支持マウスピース(4)と、から成り、
前記撹拌部材(2)を口腔(OC)内に入れ、前記支持マウスピース(4)を咥えて固定した前記駆動機(3)を駆動して該撹拌部材(2)の回転翼(6)を動作させ、口腔(OC)内において含んだ水又は洗浄液の水流を発生させるように構成された、ことを特徴とすることを特徴とする。
第2本発明の口腔内洗浄機は、口腔(OC)に含んだ水又は洗浄液に水流を発生させ、この水流で口腔(OC)内を洗浄し、口腔(OC)内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流す口腔内洗浄機(21)であって、
口腔(OC)内において水流を発生させる、駆動機(3)で回転する軸部(5)の一端に取り付けられた回転翼(6)から成る撹拌部材(2)と、
前記駆動機(3)に取り付けられた、歯で咥えて前記撹拌部材(2)と該駆動機(3)とを支持する支持マウスピース(4)と、から成り、
前記撹拌部材(2)と駆動機(3)を口腔(OC)内に入れ、前記支持マウスピース(4)を咥えて固定した前記駆動機(3)を駆動して該撹拌部材(2)の回転翼(6)を動作させ、口腔(OC)内において含んだ水又は洗浄液の水流を発生させるように構成された、ことを特徴とすることを特徴とする。
前記撹拌部材(2)に保護カバー(11)を着脱自在に取り付けたものが好ましい。
前記撹拌部材(2)は、前記支持マウスピース(4)に首振り自在になるように取り付けられたものが好ましい。
前記保護カバー(11)に、口腔(OC)に含んだ水又は洗浄液が気管、食道に漏出することを防止するために、気管、食道への入口となる口蓋垂(PP)の近傍に当てる喉栓(51)が支持棒(52)を介して着脱自在に取り付けたものが好ましい。
本発明の構成では、口腔内洗浄機(1,21)の撹拌部材(2)を口腔(OC)内に入れ、支持マウスピース(4)を歯で噛むように咥える。これで、口腔内洗浄機(1,21)を口の部分で固定できる。このときは、口腔(OC)内の舌(T)は収縮した状態になり、この支持マウスピース(4)が口を開けた状態に維持し、口腔(OC)内の空間が広がった状態になる。
撹拌部材(2)は、舌(T)の上方と、口蓋(P)の下方の間に位置する。この状態で、撹拌部材(2)を回転などの作動をさせると、口腔(OC)内に含んだ水又は洗浄液の水流が発生する。この狭い口腔(OC)内で生じた水又は洗浄液の水流が、口腔(OC)内を洗浄し、口腔(OC)内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流すことができる。歯磨きと同様な効果を得ることができる。特に、通常の歯磨きでは磨き忘れが多い、歯の内側を洗浄し、その部分の汚れを落とすことができる。しかも、従来の口腔内洗浄機のようにポンプから洗浄液を大量に噴射させる構成とは異なるので、洗浄液の無駄遣いがない。
本発明の口腔内洗浄機(1、21)は、従来のいわゆる電動歯磨きのようなコンパクトなサイズであり、その使用方法も簡単である。
撹拌部材(2)に取り付けた保護カバー(11)は、回転、往復、振動する撹拌部材(2)によって口腔(OC)内を傷つけるおそれがない。
撹拌部材(2)が支持マウスピース(4)に首振り自在に取り付けられた構成では、この撹拌部材(2)を口腔内において所望の方向に向けることができる。口腔(OC)内の洗浄に限らず、歯の内側の洗浄、扁桃腺炎の際にこの扁桃腺に向けて洗浄液(鎮痛剤液)を積極的に当てることができる。
保護カバー(11)に、気管、食道への入口となる口蓋垂(PP)の近傍に当てる喉栓(51)を取り付けたものでは、洗浄の際に、この喉栓(51)を口蓋垂(PP)の近傍に当てることで、水又は洗浄液が気管、食道へ漏れることを防止できる。強力な水流で口腔(OC)内を安全に洗浄することができる。
実施例1の撹拌部材と駆動機の間に支持マウスピースが取り付けられた構成の口腔内洗浄機を示し、キャップを外した側面図である。 実施例1の撹拌部材と駆動機の間に支持マウスピースが取り付けられた構成の口腔内洗浄機を示す分解側面図である。 実施例1の口腔内洗浄機を使用する状態を示す顔の断面図である。 実施例2の撹拌部材と駆動機が一体化してコンパクトになった口腔内洗浄機を示す側面図である。 実施例2の撹拌部材と駆動機が一体化してコンパクトになった口腔内洗浄機を使用する状態を示す顔の断面図である。 撹拌部材の変形例1であり、撹拌部材が振動翼から成る口腔内洗浄機を示す側面図である。 撹拌部材の変形例2であり、撹拌部材が往復翼から成る口腔内洗浄機を示す側面図である。 支持マウスピースの変形例を備えた口腔内洗浄機を示す側面図である。 保護カバーに口蓋扁桃の近傍に当てる喉栓を取り付けた変形例を備えた口腔内洗浄機を示す側面図である。
本発明の口腔内洗浄機は、撹拌部材を人の口腔内に入れ、支持マウスピースを咥えることで、この口腔内洗浄機を口に固定し、駆動機を駆動して撹拌部材を動作させ、口腔内において含んだ水又は洗浄液の水流を発生させ、これで口腔内を洗浄し、口腔内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流す装置である。
<実施例1の口腔内洗浄機の構成>
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は実施例1の撹拌部材と駆動機の間に支持マウスピースが取り付けられた構成の口腔内洗浄機を示し、キャップを外した側面図である。図2は実施例1の撹拌部材と駆動機の間に支持マウスピースが取り付けられた構成の口腔内洗浄機を示す分解側面図である。
実施例1の口腔内洗浄機1は、撹拌部材2と駆動機3の間に口で咥える支持マウスピース4が取り付けられた構成の洗浄機である。実施例1の口腔内洗浄機1は、口腔OC内において水流を発生させる撹拌部材2と、この撹拌部材2を駆動させる駆動機3とから成る洗浄機である。撹拌部材2と駆動機3とを連結する部分に支持マウスピース4が取り付けられる。
撹拌部材2は、例えば軸部5の一端に回転翼6が取り付けられたものである。この回転翼6は、口腔OC内において水流を発生させる。撹拌部材2は、口腔OCに含んだ水又は洗浄液に水流を発生させるものであるため、口腔内洗浄機1の使用後に、撹拌部材2の消毒、滅菌又は洗浄が容易な形状が好ましい。例えば、凹みは隙間がなく、使用後にブラシ等で容易に汚れを落としやすい形状が好ましい。
図示例の回転翼6は、扇風機のような数枚の羽根からなる形状ではなく、洗濯機で良く用いられているように略円錐形状の部材に数本の凸条が放射状に延びた形状のものが好ましい。このような形状の回転翼6は、その回転中にかす等が絡まらず、使用後にこれを容易に洗浄できるからである。但し、図示例のような回転翼6の形状に限定されないことは勿論である。種々の形状の回転翼6を用いることができる。図2の分解図に示すように、この回転翼6は軸部5の一端に着脱自在に取り付けられ、容易に交換できるようになっている。
駆動機3は、この撹拌部材2に連結した軸部5の他端に取り付けられたモータ等の部材である。その電源はコンパクトなバッテリー7が適している。駆動機3の駆動時間も数10秒程度だからである。例えばケース8内に駆動機3と一体化して収納される構成が好ましい。なお、電源は図示例のようなバッテリー7に限定されず、商用電源を用いられることは勿論可能である。スイッチは、後述するケース8の一部に取り付けられる(図示していない)。
支持マウスピース4は、撹拌部材2と駆動機3とを連結する部分に着脱自在に取り付けられている。この支持マウスピース4は、歯で噛むように咥えることで、撹拌部材2と駆動機3を口に固定する機能を有する。この支持マウスピース4は、駆動機3とバッテリー7を収納するケース8に取り付けられ、容易に交換できるようになっている。実施例1では、撹拌部材2と駆動機3との連結部分(軸部5)が細くなっているので、この支持マウスピース4を配置しやすい。
この支持マウスピース4は、胃カメラと称される内視鏡のカメラ部分を口から差し込む際に、人が口に咥えるマウスピースと似た構成を有する。例えば、支持マウスピース4の鍔部9が口腔OCの外側の唇部分に当たるように、噛付部10を咥えるようになっている。この鍔部9は口腔OC内に含んだ水又は洗浄液が唇から漏れないようにする部分である。噛付部10を咥えることで、上顎と下顎との間隔が広がる(図3参照)。その結果、撹拌部材2を入れる空間と共に、水又は洗浄液が流れる空間を形成することになる。支持マウスピース4は、歯で咥える際に歯が痛くならないように、材質はポリウレタン樹脂のような柔軟性を有する素材が好ましい。勿論、硬質プラスチック素材を用いることも可能である。
この支持マウスピース4は、撹拌部材2と駆動機3とを連結する部分に取り付けられる。その結果、口腔内洗浄機1を口の位置で固定することができる。この支持マウスピース4は、この連結部分に交換自在に取り付けられるようになっている。本発明の口腔内洗浄機1を使用する人の口の大きさに応じて交換できるようにするためである。大人と子供で口の大小の違いがあるため、大人用、子供用と交換できるようになっている。また、使用後にケース8から取り外してブラシ等で汚れを落とすためである。
撹拌部材2に保護カバー11を着脱自在に取り付ける。この保護カバー11は、略半球形状になる網、または穴11aが多数開けられた部材である。網又は穴11aに、水又は洗浄液が容易に通るようになっている。図示例は多数の穴11aが開けられた例を示している。この保護カバー11があるので、回転、後述する往復又は振動する撹拌部材2で口腔OC内を傷つけるおそれがない。なお、撹拌部材2の形状又は構成、駆動機3の動作スピードに応じては、口腔OC内を傷つけるおそれが無い、又は低いときは、この保護カバー11を装着しないで撹拌部材2のみを動作させることも可能である。
更に、この保護カバー11を覆うように、これに略円筒形状のキャップ12を取り付ける。このキャップ12は、口腔OC内に入れる撹拌部材2と保護カバー11に埃が付着することを防止して衛生上の向上を図る機能を有する。また、撹拌部材2と保護カバー11が他のものに当たって壊れないようにする機能を有する。
<口腔内洗浄機の使用方法>
図3は実施例1の口腔内洗浄機を使用する状態を示す顔の断面図である。
実施例1の口腔内洗浄機1は、図示するように、撹拌部材2を口腔OC内に入れ、支持マウスピース4を噛むことで、この口腔内洗浄機1を口の位置で固定する。このとき、支持マウスピース4を噛むことで、口がある程度開いた状態になるため、口腔OC内の容積が広がる。この広がった状態の舌Tの上方と、口蓋Pの下方の間に、撹拌部材2が位置する。この状態で、撹拌部材2の回転動作などをさせると、口腔OC内に含んだ水又は洗浄液の水流が発生する。この狭い口腔OC内で生じた水又は洗浄液の水流が、口腔OC内を移動しながら洗浄し、口腔OC内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流すことができる。舌Tについて舌苔の除去をすることができる。更には、歯磨きと同様に歯の裏側を洗浄(歯磨き)する効果が生じる。
口腔OC内に入れた撹拌部材2を数十秒から数分程度作動させたら、駆動機3を停止させる。その後、支持マウスピース4と共に撹拌部材2を口腔OCから外し、口腔OC内に含んだ水又は洗浄液を吐き出す。必要に応じて通常のうがいをして口腔OC内の水又は洗浄液を除去して洗浄が完了する。本発明の口腔内洗浄機1は、恰も洗濯機のように口腔OC内を洗浄することができる。
なお、必要に応じて、再度同じ動作を繰り返してもよい。より高度に口腔OC内を洗浄することも可能である。また、1回目は水のみの洗浄にし、2回目は洗浄液を用いた洗浄といった種々の洗浄方法がある。
使用した後の撹拌部材2と支持マウスピース4は、食器用の中性洗剤で洗浄すれば衛生的に保存することができる。保護カバー11、キャップ12も撹拌部材2から取り外して中性洗剤で洗浄することが好ましい。
<実施例2の口腔内洗浄機の構成>
図4は実施例2の撹拌部材と駆動機が一体化してコンパクトになった口腔内洗浄機を示す側面図である。図5は実施例2の撹拌部材と駆動機が一体化してコンパクトになった口腔内洗浄機を使用する状態を示す顔の断面図である。
実施例2の口腔内洗浄機21は、撹拌部材2と駆動機3が一体的に構成され、よりコンパクトになった洗浄機である。実施例2の口腔内洗浄機21は、口腔OC内において水流を発生させる撹拌部材2と、この撹拌部材2に連結した駆動機3と、駆動機3部分に取り付けられた支持マウスピース4と、から成る洗浄機である。その他の撹拌部材2と駆動機3と支持マウスピース4の構成は、実施例1の口腔内洗浄機1と略同じものであるため説明を省略する。
実施例2の口腔内洗浄機21は、支持マウスピース4がケース8の駆動機3部分に着脱自在に取り付けられている。コンパクトな駆動機3とこれと一体化した撹拌部材2が全て口腔OC内に収まる形態を有する。更には、図示していないが、バッテリー7も駆動機3と一体化することで更にコンパクトな形状になる。
実施例2の口腔内洗浄機21の使用方法は、上述した実施例1の口腔内洗浄機1と略同じである。更に、器具の洗浄方法も略同じであるため説明を省略する。
<撹拌部材の変形例1(振動翼)>
図6は撹拌部材の変形例1であり、撹拌部材が振動翼から成る口腔内洗浄機を示す側面図である。
撹拌部材2は、図1〜図4に示すような駆動機3で回転する回転翼6に限定されない。図6に示す撹拌部材2の変形例1は、駆動機3で振動する軸部5に取り付けられた振動翼31である。この振動翼31は、例えば駆動機3で振動する軸材の周囲に付けられ複数の突起などからなるものである。これを口腔OC内で振動せると水又は洗浄液の水流が生じる。この振動翼31の振動で発生した水又は洗浄液の振動水流が狭い口腔OC内で生じて、口腔OC内を洗浄し、口腔OC内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流すことができる。
振動翼31を駆動する駆動機3の構成は、モータ、ソレノイドなど種々の構造のものである。この振動翼31は、実施例1の口腔内洗浄機1と実施例2の口腔内洗浄機21のいずれにも取り付けることができる。振動翼31は、舌T、口蓋Pを傷つけるおそれがない、形状、駆動速度の場合は、必ずしも保護カバー11を装着する必要はない。口腔OC内で生じた振動水流の水勢の状態そのままで口腔OC内を洗浄することができる。
<撹拌部材の変形例2(往復翼)>
図7は撹拌部材の変形例2であり、撹拌部材が往復翼から成る口腔内洗浄機を示す側面図である。
図7に示す撹拌部材2の変形例2は、駆動機3で往復動する軸部5に取り付けられた往復翼41である。この往復翼41は、例えば駆動機3で振動する軸材の周囲に付けられ複数枚の円板などからなるものである。これを口腔OC内で往復動させると水又は洗浄液の水流が生じる。この往復翼41の往復動作で発生した水又は洗浄液が狭い口腔OC内で移動して、口腔OC内を洗浄し、口腔OC内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流すことができる。
往復翼41を駆動する駆動機3の構成は、モータ、ソレノイドなど種々の構造のものを用いる。この往復翼41についても、実施例1の口腔内洗浄機1と実施例2の口腔内洗浄機21のいずれにも取り付けることができる。往復翼41についても、舌T、口蓋Pを傷つけるおそれがない、形状、駆動速度の場合は、必ずしも保護カバー11を装着する必要はない。口腔OC内で生じた振動水流の水勢の状態そのままで口腔OC内を洗浄することができる。
<支持マウスピースの変形例>
図8は支持マウスピースの変形例を備えた口腔内洗浄機を示す側面図である。
支持マウスピース4の変形例は、駆動機3に首振り自在に取り付けられた口腔内洗浄機である。例えば、支持マウスピース4をポリエチレンのような柔らかいプラスチック樹脂で製造し、この支持マウスピース4の貫通穴にケース8を首振り自在に取り付けたものである。支持マウスピース4自体が柔らかいので、支持マウスピース4の鍔部9と噛付部10の位置に対して、口腔内洗浄機1,21の向きを可変することができる。
このように駆動機3が支持マウスピース4に首振り自在に取り付けられた構成では、撹拌部材2を口腔OC内において所望の方向に向けることができる。口腔OC内の洗浄に限らず、歯の内側の洗浄、扁桃腺炎の際にこの扁桃腺に向けて洗浄液(鎮痛剤液)を積極的に当てることができる。
<保護カバーの変形例>
図9は保護カバーに口蓋扁桃の近傍に当てる喉栓を取り付けた変形例を備えた口腔内洗浄機を示す側面図である。
保護カバー11の変形例は、保護カバー11の長手方向の一部に気管、食道への入口となる口蓋垂PPの近傍に当てる喉栓51を着脱自在に取り付けたものである。この保護カバー11の変形例は、洗浄の際に、この喉栓51を口蓋垂PPの近傍(気管、食道への入口)に当てて、水又は洗浄液が気管、食道へ漏れることを防止できる。この喉栓51は保護カバー11の一部と支持棒52でつながれている。この支持棒52はある程度の柔軟性を有し、喉栓51が口蓋垂PPの近傍(気管、食道への入口)に強く当たらないようになっている。必要に応じて支持棒52の途中又は喉栓51側にコイルバネ等の弾性部材を連結することも可能である。
本発明の口腔内洗浄機1,21は、コンパクトな小型の洗浄機であるために、従来の電動歯ブラシと同様な感覚で使用することができる。また、かさ張らないため、旅行や出張に持参しやすい。口臭を気にする人に適している。
なお、本発明は、コンパクトな構成にすることで、使用に際しては容易に口腔OCに左差し込むことができ、簡単な操作でその口腔OC内を洗浄し、口腔OC内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流すことができる構成であれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の口腔内洗浄機は、主にうがい、歯磨きの際に利用するが、扁桃腺炎のようなときは洗浄液に代えて鎮痛剤液を扁桃腺に向けて積極的に当てて炎症を和らげる際に用いることができる。
1,21 口腔内洗浄機
2 撹拌部材
3 駆動機
4 支持マウスピース
5 軸部
6 回転翼
31 振動翼
41 往復翼
51 喉栓
52 支持棒
OC 口腔
PP 口蓋垂

Claims (5)

  1. 口腔(OC)に含んだ水又は洗浄液に水流を発生させ、この水流で口腔(OC)内を洗浄し、口腔(OC)内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流す口腔内洗浄機(1)であって、
    口腔(OC)内において水流を発生させる、駆動機(3)で回転する軸部(5)の一端に取り付けられた回転翼(6)から成る撹拌部材(2)と、
    前記撹拌部材(2)と前記駆動機(3)との間に取り付けられた、歯で咥えて該撹拌部材(2)と該駆動機(3)とを支持する支持マウスピース(4)と、から成り、
    前記撹拌部材(2)を口腔(OC)内に入れ、前記支持マウスピース(4)を咥えて固定した前記駆動機(3)を駆動して該撹拌部材(2)の回転翼(6)を動作させ、口腔(OC)内において含んだ水又は洗浄液の水流を発生させるように構成された、ことを特徴とする口腔内洗浄機。
  2. 口腔(OC)に含んだ水又は洗浄液に水流を発生させ、この水流で口腔(OC)内を洗浄し、口腔(OC)内の粘膜についた細菌、ウィルスを洗い流す口腔内洗浄機(21)であって、
    口腔(OC)内において水流を発生させる、駆動機(3)で回転する軸部(5)の一端に取り付けられた回転翼(6)から成る撹拌部材(2)と、
    前記駆動機(3)に取り付けられた、歯で咥えて前記撹拌部材(2)と該駆動機(3)とを支持する支持マウスピース(4)と、から成り、
    前記撹拌部材(2)と駆動機(3)を口腔(OC)内に入れ、前記支持マウスピース(4)を咥えて固定した前記駆動機(3)を駆動して該撹拌部材(2)の回転翼(6)を動作させ、口腔(OC)内において含んだ水又は洗浄液の水流を発生させるように構成された、ことを特徴とする口腔内洗浄機。
  3. 前記撹拌部材(2)に保護カバー(11)を着脱自在に取り付けた、ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載された口腔内洗浄機。
  4. 前記撹拌部材(2)は、前記支持マウスピース(4)に首振り自在になるように取り付けられた、ことを特徴とする請求項1,2又は3のいずれか1項に記載された口腔内洗浄機。
  5. 前記保護カバー(11)に、口腔(OC)に含んだ水又は洗浄液が気管、食道に漏出することを防止するために、気管、食道への入口となる口蓋垂(PP)の近傍に当てる喉栓(51)が支持棒(52)を介して着脱自在に取り付けた、ことを特徴とする請求項1,2,3又は4のいずれか1項に記載された口腔内洗浄機。

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