JP6813049B2 - 複合プリフォームの製造装置、複合プリフォームおよびその製造方法、ならびに複合容器およびその製造方法 - Google Patents
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まず、図1および図2により、本実施の形態による複合容器の概要について説明する。
なお、本明細書中、「上」および「下」とは、それぞれ複合容器10Aを正立させた状態(図1)における上方および下方のことをいう。
この場合、容器本体10そのものの厚みを厚くすることなく、内容液の温度が複合容器10Aの表面まで伝達しにくくすることが可能となる。これにより、複合容器10Aの保冷性が高められる。例えば、容器本体10のうち胴部20の全部又は一部にプラスチック製部材40を設け、胴部20の保冷性を高めても良い。また、使用者が複合容器10Aを把持した際、冷たすぎることにより複合容器10Aを持ちにくくなることが防止される。このような材料としては、発泡化したポリウレタン、ポリスチレン、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、フェノール樹脂、ポリ塩化ビニル、ユリア樹脂、シリコーン、ポリイミド、メラミン樹脂などが考えられる。これら樹脂を含んでなる樹脂材料に、中空粒子を混合することが好ましい。中空粒子の平均粒子径は、1〜200μmであることが好ましく、5〜80μmであることがより好ましい。なお、「平均粒子径」とは、体積平均粒子径を意味し、粒度分布・粒径分布測定装置(例えば、ナノトラック粒度分布測定装置、日機装株式会社製など)を用いて公知の方法により測定することができる。また、中空粒子としては、樹脂などから構成される有機系中空粒子であってもよく、ガラスなどから構成される無機系中空粒子であってもよいが、分散性が優れるという理由から、有機系中空粒子が好ましい。有機系中空粒子を構成する樹脂としては、例えば、架橋スチレン−アクリル樹脂などのスチレン系樹脂、アクリロニトリル−アクリル樹脂などの(メタ)アクリル系樹脂、フェノール系樹脂、フッ素系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂などを挙げることができる。また、ローペイクHP−1055、ローペイクHP−91、ローペイクOP−84J、ローペイクウルトラ、ローペイクSE、ローペイクST(ロームアンドハース(株)製)、ニポールMH−5055(日本ゼオン(株)製)、SX8782、SX866(JSR(株)製)などの市販される中空粒子を用いることも出来る。中空粒子の含有量としては、プラスチック製部材40aに含有される樹脂材料100質量部に対して、0.01〜50質量部であることが好ましく、1〜20質量部であることがより好ましい。
次に、図4乃至図6により複合容器および複合プリフォームの各変形例について説明する。図4乃至図6に示す変形例において、図1乃至図3に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、図7および図8により、本実施の形態による複合プリフォームの製造装置の概要について説明する。
なお、これに限らず、供給領域101、プラスチック製部材装着ユニット102、加熱ユニット103、冷却ユニット104および取出領域105が、平面方向から見て、直線状に配置されていても良い。
この供給領域101において、外部からプリフォーム10aが自動又は手動で供給される。供給されたプリフォーム10aは、口部11aを下方に向けた状態で回転搬送機構106に保持される。
なお、加熱ユニット103において、プラスチック製部材40aを周方向均等に加熱するため、プリフォーム10aをその中心軸線に沿って回転(自転)させることが好ましい。
次に図7、図8および図9(a)〜(f)により、本実施の形態による複合プリフォーム70の製造方法および複合容器10Aの製造方法(ブロー成形方法)について説明する。
10A 複合容器
10a プリフォーム
40、40a プラスチック製部材
50 ブロー成形金型
70 複合プリフォーム
100 複合プリフォームの製造装置
101 供給領域
102 プラスチック製部材装着ユニット
103 加熱ユニット
104 冷却ユニット
105 取出領域
106 回転搬送機構
107 制御部
Claims (5)
- 複合容器の製造装置において、
複合プリフォームの製造装置と、ブロー成形機とを備え、
前記複合プリフォームの製造装置は、
プラスチック材料製のプリフォームが供給される供給領域と、
前記供給領域の下流側に設けられ、前記プリフォームの外側に、前記プリフォームに対して熱収縮する作用をもつプラスチック製部材を剥離可能に設けるプラスチック製部材装着ユニットと、
前記プラスチック製部材装着ユニットの下流側に設けられ、前記プラスチック製部材を加熱することにより、前記プラスチック製部材を前記プリフォームに対して熱収縮させ、前記プラスチック製部材を、前記プリフォームに対して移動又は回転せず、かつ自重で落下しない程度に密着させる、加熱ユニットとを有し、
前記ブロー成形機は、
前記複合プリフォームを加熱する加熱装置と、
前記加熱装置によって加熱された前記複合プリフォームをブロー成形することにより複合容器を作製するブロー成形金型とを有することを特徴とする複合容器の製造装置。 - 前記複合プリフォームの製造装置は、前記加熱ユニットの下流側に設けられ、前記プラスチック製部材を冷却する冷却ユニットを更に有することを特徴とする請求項1記載の複合容器の製造装置。
- 前記複合プリフォームの製造装置は、前記プリフォームを、前記供給領域から、前記プラスチック製部材装着ユニットを介して前記加熱ユニットに順次搬送する回転搬送機構を更に有することを特徴とする請求項1又は2記載の複合容器の製造装置。
- 前記プラスチック製部材装着ユニットは、
前記プラスチック製部材用の原反を供給する原反供給部と、
前記原反供給部から供給された原反を所定の長さに切断する原反切断部と、
前記原反切断部で切断された原反を広げることにより、前記プラスチック製部材を作製し、このプラスチック製部材を前記プリフォームの外側に挿着する挿着部とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の複合容器の製造装置。 - 前記加熱装置は、複合プリフォームを、その口部を下に向けた状態で回転しながら加熱することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の複合容器の製造装置。
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