JP6811073B2 - コンパクト容器 - Google Patents
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Description
このコンパクト容器を使用する場合、中敷シートを収容部上から退避させて収容部を開放させる。
また、中敷シートの固定部が、上面視で弧状を呈する容器本体の装着孔の形状に沿って弧状を呈している。これにより、直立姿勢から、本体部が折曲部回りに固定部に対して回転移動すると、本体部のうち固定部と接続されている部分には、固定部の湾曲した形状に倣って復元変形しようとする弾性復元力が生じることとなる。
以上のように、ヒンジ部が生じさせる弾性復元力と、固定部が上面視で弧状を呈していることによる弾性復元力と、の合力によって、中敷シートを直立姿勢のまま安定させることが可能となり、収容部内の内容物を露出させた状態を維持することができる。
また、中敷シートに作用する前述の弾性復元力によって、蓋体を開放させる動作に伴って、収容部を覆っていた本体部がこの収容部上から退避するように、本体部をヒンジ部回りに自ずと回転移動させることができる。これにより、中敷シートを収容部上から退避させる使用者の操作を省略させて、操作性を向上させることができる。
さらに、上面視において、弧状の装着孔が張り出している向きに、直立姿勢の本体部を、折曲部回りに固定部に対して回転移動させると、本体部のうち固定部に接続されている部分が反転変形するのに伴い、本体部の姿勢が保持される。例えば、上面視において、弧状の装着孔が収容部の反対側に向けて張り出している場合には、本体部を、収容部から離れる方向に直立姿勢を超えて回転移動させると、本体部の下面が上方を向き、収容部を大きく開放させた開姿勢となり、この開姿勢が保持される。一方、上面視において、弧状の装着孔が収容部側に向けて張り出している場合には、本体部が収容部を覆う閉姿勢の状態で中敷シートを保持することができる。
そして、上記のように中敷シートを反転変形させる際にクリック感が生じるため、直立姿勢から開姿勢へと、あるいは閉姿勢から直立姿勢へと、中敷シートの姿勢が変化したことを使用者に知覚させて、操作感をより向上させることができる。
さらに、直立姿勢の状態から、上面視において装着孔が張り出す方向に、本体部を折曲部回りに固定部に対して回転移動させた場合には、ヒンジ部の直交方向における長さが長いことから、このヒンジ部がより大きく反転変形することとなり、クリック感を大きくして操作感をより向上させることができる。
以下、第1実施形態に係るコンパクト容器の構成を、図1〜図4を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため縮尺を適宜変更している。
図2(a)に示すように、蓋体14内には、内容物を皮膚などの被塗布面に塗布する塗布具50が収容されている。塗布具50は、中敷シート15上に載置されている。蓋体14の頂壁には、鏡体30が取り付けられている。鏡体30は、板状に形成されている。鏡体30は、蓋体14の天壁部の下面に固定されている。図1に示すように、蓋体14の後端部には、ヒンジ凸部29が設けられている。ヒンジ凸部29は、蓋体14から下方に向けて延びている。ヒンジ凸部29は、容器本体13の後端部に設けられて前方に向けて窪むヒンジ凹部23の内側に位置している。ヒンジ凹部23とヒンジ凸部29とが、左右方向に延びる軸部31を介して連結されることで、前記ヒンジ16が構成されている。
図1に示すように、容器本体13はプッシュピース24を備えている。プッシュピース24は、容器本体13の前端部に設けられている。プッシュピース24は、前方付勢状態で後方に向けて押し込み可能に設けられている。
容器本体13および蓋体14には、係合部が各別に設けられている。蓋体14が閉じられた状態では、容器本体13および蓋体14の各係合部が互いに係合することで、蓋体14のヒンジ16回りの回動が規制される。各係合部は、互いに乗り越え可能に係合されており、プッシュピース24が後方に向けて押し込まれたときにこの係合が解除され、蓋体14のヒンジ16周りの回動が許容される。
図2(a)、(b)および図3に示すように、中敷シート15は、第1収容部11aを全域にわたって覆う本体部33と、装着孔11e内に差し込まれた固定部34と、本体部33と固定部34とを連結する折曲部37と、を備えている。固定部34は、本体部33から下方に向けて突出している。図3に示すように、本体部33および固定部34は、折曲部37を平らにすることで平面状に展開することが可能であり、中敷シート15は透明かつ弾性を有する1枚のシート材によって形成されている。すなわち、図2(a)、(b)に示す中敷シート15は、折曲部37に沿って折り曲げられた状態となっている。中敷シート15は全体として透明であるため、中敷シート15の本体部33を通して第1収容部11a内の内容物を視認することができる。
中敷シート15の厚さは、例えば約30μm〜1000μmであり、30μm〜500μmの範囲内がより好ましい。本実施形態の場合、中敷シート15は、例えば100μm〜500μm、好ましくは200μmのPETシートにより形成されている。この場合、本体部33を確実に直立させることができる程度に、後述するヒンジ部38の曲げ剛性を確保することができる。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
さらに、直立姿勢を超えて本体部33を回転移動させた場合には、ヒンジ部38の直交方向における長さが長いことから、この帯状のヒンジ部38が大きく反転変形することとなり、クリック感を大きくして操作感をより向上させることができる。
この場合、各第1貫通部39が左右方向の幅を有しているため、左右方向における本体部33と固定部34との間の隙間が確保され、本体部33を反転変形させる際に、この本体部33が固定部34に接触して反転変形が妨げられてしまうのを抑えることができる。
次に、本発明に係る第3実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の中敷シート15は、例えば約700μm程度の厚みを有するシートを用いて形成されてもよい。
次に、本発明に係る第4実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では、中敷シート15の形状は第1実施形態と同様であるが、上面視における装着孔11eの形状が第1実施形態と異なっている。
本体部33を所定量回転移動させると、クリック感とともに本体部33およびヒンジ部38の反転変形が解除されて、固定部34が呈する曲面に本体部33が倣い、本体部33が固定部34から上方に真っ直ぐ延びる直立姿勢となる(図9(b)参照)。
また、直立姿勢を超えて本体部33を回転移動させても、中敷シート15に作用する弾性復元力によって本体部33は直立姿勢に戻る。これにより、直立姿勢が安定して維持される。
そして、本体部33を上方に引き上げることにより、クリック感とともに本体部33およびヒンジ部38の反転変形が解除されて、直立姿勢の状態が維持される。
あるいは、図5または図6に示す中敷シート15と、図8に示すような上面視で第1収容部11a側に凸の円弧状を呈する装着孔11eを有する容器本体13と、を組み合わせてもよい。
Claims (1)
- 内容物が収容される収容部を備える容器本体と、
前記収容部を開放可能に閉塞する蓋体と、
前記容器本体と前記蓋体との間に配置された中敷シートと、を備えるコンパクト容器であって、
前記中敷シートは、前記収容部を覆う本体部と、前記容器本体に形成された装着孔に差し込まれた固定部と、前記本体部と前記固定部とを連結する折曲部と、を備え、
前記装着孔は、上方に向けて開口するとともに、上面視において弧状を呈する長孔とされ、
前記固定部は、上面視において前記装着孔の形状に沿って弧状を呈し、
前記折曲部のうち、前記折曲部が延びる延在方向の両端部を除いた部分に、前記延在方向に延び、かつこの中敷シートの厚さ方向に前記折曲部を貫く第1貫通部が、前記延在方向に間隔を空けて一対形成され、
前記中敷きシートは、前記折曲部を平らにすることで平面状に展開することが可能であるとともに、弾性復元力を有し、
前記折曲部に、一対の前記第1貫通部それぞれにおいて、前記延在方向の両端部のうち、前記延在方向で互いに対向する内端部から前記延在方向に直交する方向に延びる第2貫通部が形成されていることを特徴とする、コンパクト容器。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2016213781A JP6811073B2 (ja) | 2016-10-31 | 2016-10-31 | コンパクト容器 |
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JP6811073B2 true JP6811073B2 (ja) | 2021-01-13 |
Family
ID=62113075
Family Applications (1)
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JP2016213781A Active JP6811073B2 (ja) | 2016-10-31 | 2016-10-31 | コンパクト容器 |
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2016
- 2016-10-31 JP JP2016213781A patent/JP6811073B2/ja active Active
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