JP6810875B2 - プレートチェンおよびコンベア装置 - Google Patents

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本発明は、コンベア装置に利用される荷重受部材である、被搬送物の荷重を受けるプレート部と駆動に利用されるチェン部とが一体となったプレートチェンに関する。また、このプレートチェンを備えたコンベア装置に関する。
従来、荷物などの被搬送物を搬送するための装置としと金属製のスラットやトラフ(キャリアローラ)を用いたコンベア装置が利用されている。図6にコンベア装置の一例として、無端チェンにより多数のスラットを移動させてその上に載置する被搬送物を移動させる装置を示す。図6に示すように、このコンベア装置21は、モータなどにより駆動される一対のチェン22に複数の金属製のスラット23が設置され、このスラット23上に被搬送物(図示省略)が載置される構造を有している。チェン22の回転に伴い、スラット23上の被搬送物が所定方向に移動させられる。チェン22は、載置面が下方に撓まないノーバック機構を有するノーバックチェンである。
この種のコンベア装置として、例えば特許文献1が提案されている。特許文献1のコンベア装置は、直線状で上下に位置する搬送経路部および返送経路部を、これらの端部同士を進路変更経路部により繋いだ縦循環経路を有し、無端チェンにより多数のスラットを移動させながら搬送経路部で被搬送物を搬送するものであり、特にスラットの上下面を反転させずに進路変更経路部を移動できる機構を備えたことに特徴を有する。また、特許文献2では、チェンに十分な張力を与え、起動時の脈動による騒音や振動の発生を低減できるスラットコンベヤとして、所定構造の押圧体をスプリングの付勢によって回動体に当接させて押圧し、回動体を湾曲させてチェンに張力を与えるものが提案されている。
また、垂直上下方向に被搬送物を連続的に移動させる垂直搬送用コンベア装置が知られている。このコンベア装置の荷受台は、例えば、被搬送物を載せて垂直移動する際には、水平状態を維持するように平板状に構成され、元の位置に戻る際には垂直状態で走行するようにガイドローラにより旋回する。このようなコンベア装置として、特許文献3が提案されている。特許文献3のコンベア装置は、荷受台を平板状に構成するため、鋼材製のクサビ駒が荷受面の左右縁部に設けられているところ、このクサビ駒同士が密接する際の衝合音(騒音)を防止すべく、クサビ駒をウレタン樹脂などの消音作用を有する合成樹脂材から構成したものである。
特開2012−158396号公報 特開2004−277140号公報 特開2004−51368号公報
食品や医薬品の小物、ばら物などを搬送する用途として使用されるコンベヤ装置などは、被搬送物へのゴミや汚れの付着を防止するために、コンベヤの搬送面、およびその周辺の機器を常時清潔にしておく必要がある。このため、コンベヤ装置に汚れが生じたとき洗浄するか、あるいは見た目に汚れが生じていない場合でも定期的に洗浄している。
上述した特許文献1〜3を含め、従来のコンベア装置のように、金属製のスラット、トラフ、フレームなどで荷重を受け、チェンを介して駆動をする構成である場合、スラットなどから出る錆や鉄粉、チェンの潤滑に用いる潤滑油が被搬送物に付着しやすく、用途によっては該コンベア装置をその搬送ラインに適用することが困難な場合がある。また、洗浄する際にも、部品点数が多いと組み立てに時間が掛かり、メンテナンス性に劣る。さらに、部品点数が多い場合には、コンベア装置の製造コスト自体も高くなる。
また、コンベア装置における荷重受部材は、必要とする駆動力を省力化できることから、極力軽量化を図ることが好ましい。特に、垂直搬送用コンベア装置では、搬送物を持ち上げるために大きな駆動力を必要とするため、荷重受部材の軽量化が有効である。
また、ノーバックチェンを用いることで、載置面の搬送方向前後の撓みに対しては対処可能であるが、それのみでは載置面の幅方向の撓みに対しての対処は十分でない。また、スラットなどの幅方向の蛇行に対しては、別途、蛇行防止機構などを設ける必要がある。
本発明はこのような問題に対処するためになされたものであり、コンベア装置に用いられる荷重受部材であり、部品点数が少なく製造およびメンテナンスが容易であり、軽量かつ衛生的であり、加えて、載置面の搬送方向前後および幅方向の撓みと蛇行を防止できるプレートチェン、および、このプレートチェンを備えたコンベア装置を提供することを目的とする。
本発明のプレートチェンは、被搬送物を搬送するためのコンベア装置に用いる、該被搬送物を載置するプレート部と、該プレート部をスプロケットを介して駆動するためのチェン部とを備えてなるプレートチェンであり、上記プレートチェンは、合成樹脂製の複数のプレートチェン構成部材を少なくとも搬送方向に複数並べて相互に連結して構成され、上記プレート部は、上記被搬送物の載置面が略平面状であり、上記チェン部は、該プレート部の上記載置面の背面側に設けられたスプロケットが掛かる凹部からなり、上記載置面が撓まない構造として、搬送方向で隣接する上記プレート構成部材同士は、上記プレート部側においてそれらの突き当り部を有することを特徴とする。
上記凹部が幅方向に複数設けられ、上記チェン部は幅方向で同位置の上記凹部で構成されていることを特徴とする。
上記プレートチェン構成部材は、上記プレート部を構成する本体部と、該本体部から搬送方向前後側に突出した複数の連結部とを有し、上記連結部は、幅方向で離間して複数設けられ、かつ、搬送方向前側と搬送方向後側で幅方向に見て重ならない位置に設けられ、上記プレートチェン構成部材同士は、それぞれの上記連結部を幅方向で交互に配置し、連結部材を介して相互に連結されていることを特徴とする。
上記プレートチェン構成部材は、上記本体部の上記載置面側の搬送方向前後側端部に上記突き当り部を有し、搬送方向にみて、搬送方向前側端部の突き当り部が、上記本体部から搬送方向前側に突出した上記連結部の連結部材の上部に位置し、搬送方向後側端部の突き当り部が、上記本体部から搬送方向後側に突出した上記連結部の連結部材の上部に、それぞれ位置することを特徴とする。
本発明のコンベア装置は、被搬送物を搬送するためのコンベア装置であって、該コンベア装置は、合成樹脂製のプレートチェンと、これを駆動するスプロケットとを備えてなり、上記プレートチェンが、上記本発明のプレートチェンであることを特徴とする。また、上記コンベア装置は、複数の上記スプロケットのみで、上記プレートチェンを支持していることを特徴とする。
本発明のプレートチェンは、被搬送物の荷重を受けるプレート部と駆動に利用されるチェン部とを一体に有する合成樹脂製の荷重受部材であるので、従来のフレーム、トラフ、スラットなどで荷重を受ける構造と比較して、部品点数が少なく、製造およびメンテナンス(洗浄)が容易であり、組み立て時間の短縮により製造コストやメンテナンスコストを低減できる。また、プレート部が樹脂製であるので、錆や鉄粉による被搬送物の汚染を防止でき、衛生的である。さらに、合成樹脂製でプレート部とチェン部とが一体に成形され、部品点数も少ないので、荷重受部材として、従来の構造(スラットなどを利用)と比較して、軽量化が図れる。
載置面が撓まない構造として、搬送方向で隣接するプレート構成部材同士は、プレート部側においてそれらの突き当り部を有するので、載置面の搬送方向前後の撓みを防止できる。また、プレート部の背面のチェン部に直接スプロケットが掛かるので、プレート部(載置面)の幅方向の蛇行を防止できる。
チェン部は、複数連結されたプレートチェン構成部材のプレート部の載置面の背面側に設けられたスプロケットが掛かる凹部(幅方向で同位置)からなるので、プレートチェン構成部材の配置や凹部の配置を種々変更することで、複数のチェン部(スプロケットを掛ける位置が異なるもの)を形成でき、スプロケットの配置の自由度が上がる。これにより、スプロケットの配置位置や個数を容易に変更でき、載置面の幅方向の撓みを防止できる。
プレートチェン構成部材は、プレート部を構成する本体部と、該本体部から搬送方向前後側に突出した複数の連結部とを有し、連結部は、幅方向で離間して複数設けられ、かつ、搬送方向前側と搬送方向後側で幅方向に見て重ならない位置に設けられ、プレートチェン構成部材同士は、それぞれの連結部を幅方向で交互に配置し、連結部材を介して相互に連結されているので、プレートチェン構成部材同士を強固に連結できる。
上記連結部の構造に加えて、プレートチェン構成部材は、本体部の載置面側の搬送方向前後側端部に突き当り部を有し、搬送方向にみて、搬送方向前側端部の突き当り部が、本体部から搬送方向前側に突出した連結部の連結部材の上部に位置し、搬送方向後側端部の突き当り部が、本体部から搬送方向後側に突出した連結部の連結部材の上部に、それぞれ位置するので、隣接するプレート構成部材の突き当り部が突き当たって形成される載置面を安定して略平面とできる。
上記連結部材が、合成樹脂製の連結ピンであるので、金属製の連結ピンなどを用いる場合と比較してプレートチェンの軽量化が図れる。また、耐摩耗性および摺動性に優れる合成樹脂を採用することで、連結部の円滑な動作が可能となる。
本発明のコンベア装置は、被搬送物を搬送するためのコンベア装置であって、該コンベア装置は、合成樹脂製のプレートチェンと、これを駆動するスプロケットとを備えてなり、上記プレートチェンが、上記本発明のプレートチェンであるので、装置全体としても、部品点数が少なく製造およびメンテナンスが容易であり、軽量かつ衛生的である。また、荷重受部材であるプレートチェンにおいて、載置面の搬送方向前後および幅方向の撓みと蛇行を防止でき、搬送性能に優れる。さらに、スプロケットのみでプレートチェンを支持する構造とでき、荷重を受けるトラフ(キャリアローラ)などを省く構造とできる。
本発明のプレートチェンを備えたコンベア装置の一例を示す図である。 プレートチェンの構成の一例を示す平面図である。 プレートチェンの一部を示す図である。 プレートチェン構成部材単独の図である。 プレートチェン構成部材単独の図である。 従来のコンベア装置の構成を示す図である。
本発明のプレートチェンを備えたコンベア装置の一実施例を図1および図2に基づいて説明する。図1は該コンベア装置の示す平面図(a)、側面図(b)および正面図(c)である。なお、被搬送物は、図1(b)にのみ記載し、他の図では省略している。図1に示すように、コンベア装置1は、荷重受部材である合成樹脂製のプレートチェン2と、これを駆動するスプロケット3とを備えてなる。プレートチェン2は、複数のプレートチェン構成部材からなる無端ベルト状(輪状)部材であり、被搬送物8を載置するプレート部2aと、プレート部2aをスプロケット3を介して駆動するためのチェン部2bとを有する。プレートチェン2において、輪の外径側(表面側)にプレート部2aが形成され、その裏面側である内径側にチェン部2bが形成されている。フレーム6は、脚部7により装置設置面からの所定高さに配置され、該フレーム6でモータ5などの各部材を支持している。モータ5により軸4(図1(a)中の左側が駆動側軸)が回転し、これに固定されたスプロケット3の歯が、プレートチェン2のチェン部2bを構成する凹部に掛かり、このスプロケット3の回転によりプレートチェン2(プレート部2a)が駆動させられる。これにより、プレートチェン2のプレート部2aに載置された被搬送物8が、図中矢印方向に搬送される。
図2にプレートチェン2の構成の一例(平面図)を示す。図2に示すプレートチェン2は、複数のプレートチェン構成部材9を搬送方向と幅方向にそれぞれ複数連結して構成されている。プレートチェン2のプレート部2aの表面が被搬送物の載置面であり、略平面状とされている。プレートチェン2は、所定構造の突き当り部からなる内径側に撓まない機構(ノーバック機構)を有する。このため、従来のノーバックチェンを利用する場合と同様に載置面の撓みを防止できる。また、プレートチェン2は、被搬送物の荷重を受けるプレート部と駆動に利用されるチェン部とを一体に有する合成樹脂製の荷重受部材である。このため、金属製のスラットやトラフ(キャリアローラ)で荷重を受ける構造と比較して、簡易な構造であり、部品点数が少ない。エンドレスに対しての組み立て性に優れ、機長変更にも容易に対応できる。本発明のコンベア装置では、この合成樹脂製のプレートチェン2に特徴があり、他の構成部材については図1などの形態に限定されず公知の構成部材を利用できる。
プレートチェン2を構成するプレートチェン構成部材9の成形に使用できる合成樹脂としては、適用するコンベア装置の使用環境に対応可能な耐熱性、機械的強度、食品適応性などを有する樹脂であれば特に限定されない。例えば、ポリアミド(PA:ナイロン6,6、ナイロン6T、ナイロン9Tなど)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアセタール(POM)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)、熱可塑性ポリイミド(TPI)などが挙げられる。また、上記各樹脂をベース樹脂とし、必要に応じて繊維補強材、充填材、固体潤滑剤などを配合した樹脂組成物を用いてもよい。摺動特性に優れた合成樹脂とすることで、潤滑油やグリースを使用しない無潤滑化も可能である。また、成形方法は特に限定されず、生産性に優れることから射出成形を採用することが好ましい。
金属製のスラットと樹脂チェンを用いるような構成の場合、スラットとチェンの線膨張係数が異なり、使用環境によってはチェンが伸びて機構不良などを起こすおそれがある。これに対して、本発明ではプレート部とチェン部とが一体の合成樹脂からなるので、チェンの伸びと環境変化に対応できる。また、上記列挙したようなエンジニアリングプラスチックを採用することで、チェンとして十分な機械的強度(引張り強度など)を確保できる。その他、錆や鉄粉が発生せず、洗浄時の水切れもよいため、衛生面で有利となる。
プレートチェン2の詳細構造を図3〜図5に基づき説明する。図3は、プレートチェンの一部を示す平面図(a)、正面図(b)、背面図(c)および側面拡大図(d)である。また、図4と図5は、プレートチェンを構成するプレートチェン構成部材単独の平面図(a)、正面図(b)、背面図(c)および側面図(d)である。図3に示す形態のプレートチェン2は、2種類のプレートチェン構成部材9を交互に連結して構成されている。この2種類は幅方向の長さが異なる。プレートチェン構成部材9は、少なくとも搬送方向に複数並べて相互に連結して構成すればよく、搬送方向と垂直方向である幅方向には、搬送物のサイズを考慮してプレートチェン幅を広くする場合など、必要に応じて所定数を連結すればよい。また、プレートチェン構成部材9は、2種類に限定されず、1種類でも3種類以上としてもよい。
プレートチェン構成部材9は、上述の合成樹脂などによる樹脂成形品であり、その表面9cがプレート部2aの一部を構成し、裏面の凹部9dがチェン部2bの一部を構成する。すなわち、連続して隣接する複数のプレートチェン構成部材9の表面9cからプレート部2aの上記載置面が形成され、同様に背面に設けられた凹部9dからチェン部2bが形成されている。チェン部2bは、幅方向で同位置の凹部9dで構成されている。プレート部2aの背面のチェン部に直接スプロケットが掛かり、プレート部2aとチェン部2bとが一体であるので、プレート部2a(載置面)が幅方向に蛇行することを防止できる。
このプレートチェンでは、幅方向の同位置において搬送方向に並んだ凹部群毎にチェン部2bが構成され、スプロケットの配置位置や個数を適宜設定できる。図1(c)に示す形態では、プレートチェンの幅を略3等分するように、スプロケットを幅方向中央側の2箇所に設けてプレートチェンを支持している。これにより、載置面の幅方向の撓みを防止しつつ、スプロケットのみでプレートチェンを支持できる。
図4および図5に示すように、各プレートチェン構成部材9は、プレート部を構成する本体部9aと、本体部9aから搬送方向前後側に突出した複数の連結部9bとを有する。なお、搬送方向前後側とは、搬送方向前側(搬送方向上流側)と搬送方向後側(搬送方向下流側)の両側の意味である。図4および図5に示す形態の連結部9bは、幅方向で離間して複数設けられ、かつ、搬送方向前側と搬送方向後側で幅方向に見て重ならない位置に設けられている。図3に示すように、この構造を備えたプレートチェン2は、プレートチェン構成部材同士をそれぞれの連結部を幅方向で交互に配置し、連結部に設けられた貫通孔に、連結部材である連結ピン10を通して、相互に回動可能に連結している。
連結部材である連結ピン10の材質は特に限定されないが、プレートチェンの軽量化が図れることから、合成樹脂製の連結ピンとすることが好ましい。合成樹脂としては、プレートチェン構成部材と同様の材料を使用できる。なお、プレートチェン構成部材同士の連結は、相互に回動可能な形態であればその手段は上述の連結部(連結ピンなどを利用)に限定されず、凹凸形状による嵌合などであってもよい。
本発明のプレートチェンにおけるノーバック機構を図3(d)に基づいて説明する。図3(d)に示すように、搬送方向で隣接するプレート構成部材同士は、プレート部2a側において、それらの突き当り部9e、9fを有する。より詳細には、隣接するプレート構成部材9’と9’’は、連結部において連結部材である連結ピン10を支点として相互に回動可能に連結されており、プレート部2a側に回動させると、プレート構成部材9’の突き当り部9eと、プレート構成部材9’’の突き当り部9fとが当接する。突き当り部9eは、プレート構成部材9’の本体部の載置面側の搬送方向後側端部の突き当り部であり、その本体部から搬送方向後側に突出した連結部9b’の連結ピン10の上部に位置する。突き当り部9fは、プレート構成部材9’’の本体部の載置面側の搬送方向前側端部の突き当り部であり、その本体部から搬送方向前側に突出した連結部9b’’の連結ピン10の上部に位置する。それぞれの突き当り部は、プレート部2aに対して垂直な面で構成されている。この構成により、これらの突き当り部が当接することで、プレート構成部材9’の表面と、プレート構成部材9’’の表面とが略面一となり、これ以上は同方向に回動しなくなる。他のプレート構成部材との間も同様の構成を有し、全体としてプレート部2aの表面が略平面となり、プレートチェンが被搬送物の重みなどにより内径側に撓むことを防止できる(ノーバック機構)。
本発明のコンベア装置は、被搬送物を搬送するためのコンベア装置であって、該コンベア装置は、上述した本発明の合成樹脂製のプレートチェンと、これを駆動するスプロケットとを備えてなる。上述のプレートチェンを利用することで、装置全体として、従来必要とされた複数の構成を省略でき、部品点数が少なく製造やメンテナンスが容易である。また、軽量化が図れ、垂直搬送用コンベア装置にも好適となる。
本発明のプレートチェンを用いたコンベア装置は、部品点数が少なく製造およびメンテナンスが容易であり、軽量かつ衛生的であり、加えて、載置面の搬送方向前後および幅方向の撓みと蛇行を防止できるので、垂直搬送用コンベア装置を含め、多くの搬送システムのコンベア装置として好適に利用できる。
1 コンベア装置
2 プレートチェン
3 スプロケット
4 軸
5 モータ
6 フレーム
7 脚部
8 被搬送物
9 プレートチェン構成部材
9a 本体部
9b 連結部
9c 表面
9d 凹部
9e、9f 突き当り部
10 連結ピン

Claims (6)

  1. 被搬送物を搬送するためのコンベア装置に用いる、該被搬送物を載置するプレート部と、該プレート部をスプロケットを介して駆動するためのチェン部とを備えてなるプレートチェンであり、
    前記プレートチェンは、合成樹脂製の複数のプレートチェン構成部材を少なくとも搬送方向に複数並べて相互に連結して構成され、前記プレート部は、前記被搬送物の載置面が略平面状であり、前記チェン部は、該プレート部の前記載置面の背面側に設けられたスプロケットが掛かる凹部からなり、
    前記載置面が撓まない構造として、搬送方向で隣接する前記プレート構成部材同士は、前記プレート部側においてそれらの突き当り部を有し、
    前記プレートチェン構成部材は、前記プレート部を構成する本体部と、該本体部から搬送方向前後側に突出した複数の連結部とを有し、
    前記連結部は、幅方向で離間して複数設けられ、かつ、搬送方向前側と搬送方向後側で幅方向に見て重ならない位置に設けられ、
    前記プレートチェン構成部材同士は、それぞれの前記連結部を幅方向で交互に配置し、連結部材を介して相互に連結され、
    前記プレートチェン構成部材は、前記本体部の前記載置面側の搬送方向前後側端部に前記突き当り部を有し、搬送方向にみて、搬送方向前側端部の突き当り部が、前記本体部から搬送方向前側に突出した前記連結部の連結部材の直径幅の上部に位置し、搬送方向後側端部の突き当り部が、前記本体部から搬送方向後側に突出した前記連結部の連結部材の直径幅の上部に、それぞれ位置することを特徴とするプレートチェン。
  2. 前記凹部が幅方向に複数設けられ、前記チェン部は幅方向で同位置の前記凹部で構成されていることを特徴とする請求項1記載のプレートチェン。
  3. 前記連結部材が、合成樹脂製の連結ピンであることを特徴とする請求項または請求項記載のプレートチェン。
  4. 前記プレートチェン構成部材において、搬送方向前後側端部の前記突き当り部はそれぞれ、前記プレート部に対して垂直な面で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項記載のプレートチェン。
  5. 被搬送物を搬送するためのコンベア装置であって、
    前記コンベア装置は、合成樹脂製のプレートチェンと、これを駆動するスプロケットとを備えてなり、
    前記プレートチェンが、請求項1から請求項までのいずれか1項記載のプレートチェンであることを特徴とするコンベア装置。
  6. 前記コンベア装置は、複数の前記スプロケットのみで、前記プレートチェンを支持していることを特徴とする請求項記載のコンベア装置。
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