JP6810440B2 - 穴あきスクリュー中栓、及び該中栓付き容器用キャップ - Google Patents

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本発明は、液体溶液容器の容器口に装着される穴あきスクリュー中栓、及び該中栓付き容器用キャップに関する。
接着剤等を入れる液体容器であって、そのキャップに刷毛が取り付けられた液体容器が知られている。特許文献1には、刷毛本体部分で、比較的多くの接着剤を、収納容器内から取り出せ、被塗布物の被塗布面まで運ぶ際及び、塗布作業時に垂らしてしまう虞が少なく、塗布面積や端縁部からの寸法に応じて、効率良く接着作業を行える接着剤の塗布用刷毛構造が開示されている。具体的には、特許文献1に記載の塗布用刷毛構造は、棒状の芯材の外周面に、刷毛本体を植毛した接着剤の塗布用刷毛構造において、前記芯材の長手方向に、所定間隔で目安線を設けて、該目安線の位置では、前記刷毛本体の植毛間隔を、他の刷毛本体が植毛された部分に比して拡大していることを特徴とするものである。
特開2012−110801号公報
従来の液体容器は、液体容器のキャップに取り付けられた刷毛を用いて接着剤等の液体を塗布することができる容器である。実際の塗布作業の現場において、作業員が液体容器に手足等をぶつけ、液体容器を倒してしまうことがしばしば発生する。その場合、液体容器内部の液体が容器口から大量に漏れでてしまう。作業員は、塗布作業を一旦中断してその清掃処理に当たる必要があり、余計な作業の発生や現場の作業時間のロスとなる問題がある。
また、キャップに取り付けられた刷毛に容器内の液体を吸わせる際に、容器内の液体量が十分である場合には、刷毛に必要以上の液体を吸わせてしまうという問題もある。この場合、容器口の縁で刷毛をしごきながら、刷毛に吸わせた余分な液体を落とすことになるが、容器口周囲がしごいた液体で汚れてしまうという不便がある。
そこで、本発明は、液体容器が倒れたとしても、液体容器内の液体が容器口から漏れ出るのを防ぐ又は低減するとともに、キャップに刷毛が取り付けられている場合には、刷毛への液体の付き過ぎを防止する穴あきスクリュー中栓、及び該中栓付き容器用キャップを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、以下の特徴を有する穴あきスクリュー中栓等を提供する。
[1]液体容器の容器口に装着可能に構成された筒状の胴部と、前記胴部の上部に設けられ、前記容器口のキャップを装着可能に構成された筒状の上部締結部と、前記胴部の下部に設けられ、前記胴部が前記容器口に装着された際には前記容器口から前記液体容器の内部へ挿通する筒状の誘導路とを備え、前記上部締結部、前記胴部、及び前記誘導路の内側空間は、長手方向に連通する穴あきスクリュー中栓。
[2]前記誘導路は、前記上部締結部とは反対側の開口端に向かって細くなるようテーパー状に形成されている、[1]に記載の穴あきスクリュー中栓。
[3]前記胴部の内周壁には、前記容器口の外周壁に形成された螺旋溝と螺合可能に構成された螺旋溝が形成され、前記上部締結部の外周壁には、前記キャップの内周壁に形成された螺旋溝と螺合可能に構成された螺旋溝が形成されている、[2]に記載の穴あきスクリュー中栓。
[4]前記胴部は、前記容器口に密着して装着可能な伸縮部材で構成されている、[2]に記載の穴あきスクリュー中栓。
[5]前記キャップに刷毛付き棒状柄部材が設けられた場合に、前記誘導路は、前記キャップに設けられた前記刷毛付き棒状柄部材を収納可能に構成され、前記誘導路の長さは、前記刷毛付き棒状柄部材を備えたキャップが前記上部締結部に螺合されたときに、前記刷毛の刷毛先が前記誘導路の前記開口端よりも長くなるように構成されている、[3]又は[4]に記載の穴あきスクリュー中栓。
[6]液体容器の容器口に装着可能に構成されたキャップと、前記キャップを装着し、前記容器口に装着可能に構成された穴あきスクリュー中栓とを備えた中栓付き容器用キャップであって、前記穴あきスクリュー中栓は、前記容器口に装着可能に構成された筒状の胴部、前記胴部の上部に設けられ、前記キャップを装着可能に構成された筒状の上部締結部、及び前記胴部の下部に設けられ、前記胴部が前記容器口に装着された際には前記容器口から前記液体容器の内部へ挿通する筒状の誘導路を備え、前記上部締結部、前記胴部、及び前記誘導路の内側空間は、長手方向に連通する、中栓付き容器用キャップ。
[7]前記誘導路は、前記上部締結部とは反対側の開口端に向かって細くなるようテーパー状に形成されている、[6]に記載の中栓付き容器用キャップ。
[8]前記キャップに刷毛付き棒状柄部材が設けられた場合に、前記誘導路は、前記キャップに設けられた前記刷毛付き棒状柄部材を収容可能に構成され、前記誘導路の長さは、前記刷毛付き棒状柄部材を備えたキャップが前記上部締結部に装着されたときに、前記刷毛の刷毛先が前記誘導路の前記開口端よりも長くなるように構成されている、[8]に記載の中栓付き容器用キャップ。
本発明の穴あきスクリュー中栓は、液体容器が倒れたとしても、液体容器内部の液体が容器口から漏れ出るのを防ぐ又は低減することを可能にする。また、キャップに刷毛が取り付けられている場合には、刷毛への液体の付き過ぎを防止する。
本発明の一実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓及び該中栓付き容器用キャップの外観構成を説明する説明図である。 (a)は本発明の一実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓の側面断面図であり、(b)は本発明の一実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓の上面図である。 本発明の他の実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓の外観構成を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓及び該中栓付き容器用キャップの使用状態を断面図を用いて説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓及び該中栓付き容器用キャップの使用状態を断面図を用いて説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓の使用状態を断面図を用いて説明する説明図である。 (a)は従来の液体容器からの液漏れの具合を説明する説明図であり、(b)は本発明の一実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓を備えた液体容器からの液漏れの具合を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓を備えた液体容器の液漏れ具合を断面図を用いて説明する説明図である。 (a)は、本発明の他の実施形態に係る、キャップに刷毛付き棒状柄部材が設けられていない中栓付き容器用キャップの模式図であり、(b)は、本発明の他の実施形態に係る、キャップに刷毛付き棒状柄部材が設けられた中栓付き容器用キャップの模式図である。
本発明の一実施形態について、以下図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る穴あきスクリュー中栓10と、穴あきスクリュー中栓10が装着される液体容器20、及び穴あきスクリュー中栓10に装着されるスクリュー22の外観を示す模式図である。図2は、(a)穴あきスクリュー中栓10の中心軸を通る断面図、及び(b)穴あきスクリュー中栓10の上面図を示す。
図1に示すように、穴あきスクリュー中栓10は、液体容器20の容器口21に装着され、キャップ22は、穴あきスクリュー中栓10に装着されるよう構成されている。すなわち、容器口21用のキャップ22を有する液体容器20に対して穴あきスクリュー中栓10を使用する場合、穴あきスクリュー中栓10は、液体容器10の容器口21とそのキャップ22との間に装着される。
図1及び2に示すように、穴あきスクリュー中栓10は、胴部11、上部締結部12、及び誘導路13を備えている。胴部11は、液体容器20の容器口21に装着可能に構成された筒状の部材である。上部締結部12は、胴部11の上側に設けられ、容器口21用のキャップ22を装着可能に構成された筒状の部材である。
このとき、本発明の典型的な一実施形態においては、容器口21用のキャップ22を上部締結部12に装着するように構成されるので、上部締結部12の径と容器口21の径とは同じになる。
誘導路13は、胴部11の下側に設けられ、胴部11が容器口21に装着された際には、容器口21から液体容器20の内部へ挿通するように構成された筒状の部材である。誘導路13は、下側(つまり上部締結部12とは反対側の開口端13a)に向かって細くなるようテーパー状(つまり、先細状に)に形成されている。誘導路13をこのようなテーパー状に形成することにより、液体容器20内部への空気の侵入を低減することができ、仮に液体容器20を倒したとしても液体容器20内部の空気圧を減圧状態に保ちやすくなる。これにより、穴あきスクリュー中栓10を装着した液体容器20が倒れたときには、液体容器20内の空気圧が減圧するように作用するため、容器内部に充填された液体は液体容器20から外に漏れにくくなる。また、誘導路13をテーパー状にすると、キャップ22の刷毛24付き棒状柄部材23を収容するのが容易となる。
また、図2に示されるように、誘導路13の開口端13aの直径(開口面積)を胴部11の内径(内側断面積)すなわち容器口21の直径(開口面積)よりも小さくすることで、液体容器10が倒れたときの液漏れ低減効果をより向上させることができる。また、誘導路13の開口端13aの端面は、胴部11下側の開口面(容器口21に装着される場合には、容器口21の開口面)と並行になるように形成しておくことで、液体容器20がどのような倒れ方をしても、液漏れ低減の効果を一定にすることができる。なお、上述した効果の程度が低下する場合もあるが、誘導路13を直線筒状又は下方に沿って幅広筒状になる(広くなる)ように形成することもできる。
胴部11、上部締結部12、及び誘導路13の内側には、穴あきスクリュー中栓10の長手方向に連続した中空部14が形成されている。つまり、胴部11、上部締結部12、及び誘導路13の内側空間は、長手方向に連通する。中空部14は、キャップ22に取り付けられた刷毛24付きの棒状柄部材23を収容できる容積(長さ及び径)を有する。好ましくは、キャップ22が上部締結部12に装着された場合に、刷毛24が誘導路13の下側の開口端13aよりも長くなるように(突き出るように)、誘導路13の長手方向の長さを調整するとよい。なお、本明細書において、向き「上側」及び「下側」は、液体容器20を机等の面に置いた状態を基準にする。
図2に示すように、本発明の一実施形態において、穴あきスクリュー中栓10の胴部11の内周壁には、液体容器20の容器口21の外周壁に形成された螺旋溝21aと螺合可能に構成された螺旋溝11aが形成されている。また、上部締結部12の外周壁には、キャップ22の内周壁に形成された螺旋溝(不図示)と螺合可能に構成された螺旋溝12aが形成されている。
この場合、本発明の典型的な一実施形態においては、容器口21用のキャップ22を上部締結部12に装着するように構成されるので、螺旋溝12aの溝ピッチと螺旋溝21aの溝ピッチとは同じピッチになる。
図3に示すように、胴部11を、容器口21に密着して装着可能な(つまり、液体容器20内部の液体30が漏れないような)伸縮部材で形成し、胴部11の内周壁に螺旋溝を設けないようにしてもよい。当該伸縮部材としては、例えばシリコーンゴム等の弾性材料を採用することができる。
本発明の一実施形態における穴あきスクリュー中栓10では、胴部11が容器口21に装着された際に、胴部11と容器口21との間から液体容器20に入っていた液体が漏れ出ないように密着性が保たれていればよい。同様に、キャップ22が上部締結部12に装着された際に、キャップ22と上部締結部12との間から液体が漏れ出ないように密着性が保たれていればよい。
穴あきスクリュー中栓10の胴部11、上部締結部12、及び誘導路13の材料としては、合成樹脂、シリコン樹脂、テフロン(登録商標)、ガラス、又は金属などの各種材料を用いることができる。とくに、液体容器20に容れる液体と反応しない(溶解しない)ように穴あきスクリュー中栓10の材料を選択するとよい。胴部11、上部締結部12、及び誘導路13は射出成形法等により一体連続的に形成されていてもよい。胴部11、上部締結部12、及び誘導路13の材料がそれぞれ異なるようにしてもよい。また、図1に示すように、胴部11及びキャップ22の外周壁には、滑りにくくするための凹凸溝等の滑り防止手段が形成されていてもよい。
図4は、穴あきスクリュー中栓10の胴部11を液体容器20の容器口に装着し、キャップ22を穴あきスクリュー中栓10の上部締結部に装着した状態を示す断面図である。
図4に示すように、液体溶液20には液体30が充填されており、穴あきスクリュー中栓10の誘導路13は液体30に浸かっている。図4に示す例では、誘導路13の長さは、キャップ22に取り付けられた棒状柄部材23の刷毛24の刷毛部分ないし刷毛先だけが誘導路13の開口端13aから突き出るように設計されている(つまり、同図の装着状態において、誘導路13の長さは、刷毛付き棒状柄部材23を備えたキャップ22が上部締結部に装着されたときに、刷毛24の刷毛先が誘導路13の開口端よりも長くなるように構成されている)。また、開口端13aと棒状柄部材23との間に図示しないパッキン等の密封部材を設けて、両者の間の隙間を低減する又は無くすことで、液体30が誘導路13の内側(中空部14)に侵入するのを低減する又は防ぐようにしてもよい。
液体容器20に入っている液体30は、水、アルコール、油、樹脂、酸、有機溶媒、接着剤、滑剤、又はペンキ等の液体である。限定されないが、穴あきスクリュー中栓10の液体漏れ低減効果は、水や油よりも粘度を有する液体30に対してより効果的である。例えば、本発明の一実施形態における液体30の粘度は、室温において1〜10000mPa・s、より好ましくは150〜2500mPa・sである。もちろん、液体が水や油であっても本発明の相応の効果を奏する。
作業員は、液体容器20内の液体30を塗布する場合、図5に示すように、キャップ22の部分のみを回して持ち上げ、棒状柄部材23及び刷毛24に付いた余分な液体30を穴あきスクリュー中栓10の中空部14を使って落とした後、刷毛24についた液体30を対象物に塗布するようにすることができる。刷毛24に液体を補充する際、作業員は、穴あきスクリュー中栓10の中空部14に入っている液体30に刷毛24の部分だけを漬けて、液体30を刷毛24に補充し塗布作業を続けることができる。
液体容器20を静置させたまま穴あきスクリュー中栓10内部の中空部14に入っている液体30を使用していくと、図6に示すように、液体容器20内の液体30の水位30aに比べて、中空部14内の液体30の水位30bが下がってくる。これは、液体容器20の容器口21と穴あきスクリュー中栓10の胴部11との間が密閉(完全に密閉された状態及びほぼ密閉された状態を含む)されており、空気が液体容器20内へ入って行かない(又は行きにくい)。その結果、液体容器20内の水位30aが低下するとともに空間40が大きくなると、液体容器20の空間40内の空気の圧力が大気圧に比べて低減するためである。
本発明の一実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓10を用いることで、中空部14内の液面30bが下がることにより生じた中空部14内の空間を使って、作業者は、棒状柄部材23及び刷毛24に付いた余分な液体30を落とすことができる。その結果、棒状柄部材23及び刷毛24からの液垂れを低減でき、それによる作業現場の汚損が低減される。また、誘導路13をテーパー状に形成しておくことで、中空部14上側のスペースを比較的大きくとることができ、棒状柄部材23及び刷毛24に付いた液体30を振り落とすスペースを確保しつつ、開口端13aの直径が容器口21の直径よりも小さいことによる液漏れ低減効果の向上をも達成される。
図7は、液体容器10が横倒れした状態で液体30が漏れ出ている様子を従来の液体容器(a)と本発明の一実施形態にかかる穴あきスクリュー中栓を備えた液体容器(b)を対比的に示す模式図であり、図8は図7(b)の断面を模式的に表した図である。
図7(a)に示すように、穴あきスクリュー中栓10を装着していない従来の液体容器20を横倒ししてしまうと、中から大量の液体30が勢い良く出てきてしまう。しかしながら、図7(b)に示すように、穴あきスクリュー中栓10を装着した液体容器20を横倒ししてしまったとしても、出てくる液体30の量は大幅に低減され、また液体30が出てくる勢いも低減される。これは、図8に示すように、穴あきスクリュー中栓10を装着したことで、液体容器20が横倒れした場合であっても、空気が外から液体容器20内に入って行きにくく、それでも液体容器20内の液体が外へ出ようとすると、液体容器20内部の液面30aが下がることによる液体容器20内部の減圧効果が液漏れを抑制するためである。
そのため、作業員は、誤って液体容器10を横倒ししたとしても、液体30が漏れ出て作業現場の汚損を広げる前に液体容器20を元に立て直すことができ、たとえそれに間に合わず液体30が外に漏れ出たとしてもその量は少ない。このように、本発明の穴あきスクリュー中栓10を用いることで、作業現場の汚損を防止又は低減し、汚損の広がりも低減することができる。
本発明の他の実施形態は、中栓付き容器用キャップに関する。図9は、同図(a)がキャップに刷毛付き棒状柄部材が設けられていない中栓付き容器用キャップ50の模式図であり、同図(b)にキャップに刷毛付き棒状柄部材が設けられた中栓付き容器用キャップ60の模式図を示す。
中栓付き容器用キャップ50、60は、液体容器用のキャップ22と、上述した穴あきスクリュー中栓10とがキャップユニットとなったものである。すなわち、図9(a)に示すように、中栓付き容器用キャップ50は、液体容器の容器口に装着可能に構成されたキャップ22と、キャップ22を装着し、容器口に装着可能に構成された上述の穴あきスクリュー中栓10とからなる。また、図9(b)に示すように、キャップに刷毛が設けられた中栓付き容器用キャップ60では、キャップ22に刷毛24付き棒状柄部材23が取り付けられ、中空部14が刷毛付き棒状柄部材23を収容可能に構成されている。また、図9に示すように、中栓付き容器用キャップ50、60の誘導路13は、上部締結部12とは反対側の開口端に向かってテーパー状に形成されていてもよい。また、中栓付き容器用キャップ60の誘導路13の長さは、上部締結部12がキャップ22に螺合されたときに、刷毛24の部分が誘導路13の開口端から飛び出すように(つまり、刷毛24の刷毛部分ないし刷毛先が誘導路13の開口端よりも長くなるように)設計されていてもよい。
上記実施形態で説明される寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構造又は様々な条件に応じて変更される。また、本発明は、具体的に記載された上記実施形態に限定されるものではない。
10:穴あきスクリュー中栓
11:胴部
12:上部締結部
13:誘導路
14:中空部
20:液体容器
21:容器口
22:キャップ
23:棒状柄部材
24:刷毛
30:液体
40:空間

Claims (6)

  1. 液体容器の容器口に装着可能に構成された筒状の胴部と、
    前記胴部の上部に設けられ、前記容器口のキャップを装着可能に構成された筒状の上部締結部と、
    前記胴部に設けられた誘導路であって、前記胴部が前記容器口に装着された際には前記容器口から前記胴部の下端を越えて前記液体容器の内部へ向かって挿通する筒状の誘導路と
    を備え、
    前記誘導路は、前記上部締結部側開口よりも前記液体容器側開口のほうが細くなるようテーパー状に形成されており、
    前記上部締結部、前記胴部、及び前記誘導路の内側空間は、長手方向に連通する、穴あきスクリュー中栓。
  2. 前記胴部の内周壁には、前記容器口の外周壁に形成された螺旋溝と螺合可能に構成された螺旋溝が形成され、
    前記上部締結部の外周壁には、前記キャップの内周壁に形成された螺旋溝と螺合可能に構成された螺旋溝が形成されている、請求項に記載の穴あきスクリュー中栓。
  3. 前記胴部は、前記容器口に密着して装着可能な伸縮部材で構成されている、請求項に記載の穴あきスクリュー中栓。
  4. 前記キャップに刷毛付き棒状柄部材が設けられた場合に、
    前記誘導路は、前記キャップに設けられた前記刷毛付き棒状柄部材を収納可能に構成され、
    前記誘導路の長さは、前記刷毛付き棒状柄部材を備えたキャップが前記上部締結部に螺合されたときに、前記刷毛の刷毛先が前記誘導路の前記開口端よりも長くなるように構成されている、請求項又はに記載の穴あきスクリュー中栓。
  5. 液体容器の容器口に装着可能に構成されたキャップと、
    前記キャップを装着し、前記容器口に装着可能に構成された穴あきスクリュー中栓と
    を備えた中栓付き容器用キャップであって、
    前記穴あきスクリュー中栓は、
    前記容器口に装着可能に構成された筒状の胴部、
    前記胴部の上部に設けられ、前記キャップを装着可能に構成された筒状の上部締結部、及び
    前記胴部に設けられた誘導路であって、前記胴部が前記容器口に装着された際には前記容器口から前記胴部の下端を越えて前記液体容器の内部へ向かって挿通する筒状の誘導路
    を備え、
    前記誘導路は、前記上部締結部側開口よりも前記液体容器側開口のほうが細くなるようテーパー状に形成されており、
    前記上部締結部、前記胴部、及び前記誘導路の内側空間は、長手方向に連通する中栓付き容器用キャップ。
  6. 前記キャップに刷毛付き棒状柄部材が設けられた場合に、
    前記誘導路は、前記キャップに設けられた前記刷毛付き棒状柄部材を収容可能に構成され、
    前記誘導路の長さは、前記刷毛付き棒状柄部材を備えたキャップが前記上部締結部に装着されたときに、前記刷毛の刷毛先が前記誘導路の前記開口端よりも長くなるように構成されている、請求項に記載の中栓付き容器用キャップ。
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