JP6810352B2 - 障害解析プログラム、障害解析装置及び障害解析方法 - Google Patents

障害解析プログラム、障害解析装置及び障害解析方法 Download PDF

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Description

本発明は、障害解析プログラム、障害解析装置及び障害解析方法に関する。
例えば、利用者にサービスを提供する事業者(以下、単に事業者とも呼ぶ)は、サービスの提供を行うための業務システム(以下、情報処理システムとも呼ぶ)を構築して稼働させる。そして、上記のような業務システムの運用者(以下、単に運用者とも呼ぶ)は、稼働中の業務システムにおいて障害が発生した場合、発生した障害に関する情報(以下、インシデントとも呼ぶ)を生成する。具体的に、運用者は、例えば、発生した障害の原因調査のために業務システムから取得した資料の名称(以下、単に資料名とも呼ぶ)等を含むインシデントを生成する。
これにより、運用者は、例えば、過去に発生した障害と同じ内容の障害が再度発生した場合に、蓄積されたインシデントを参照することで、原因調査に要する時間を短縮することが可能になる(例えば、特許文献1から5参照)。
特開2003−345628号公報 特開2010−257066号公報 特開2015−153078号公報 特開2010−066841号公報 特開2002−297796号公報
ここで、上記のようなインシデントは、例えば、業務システムにおいて出力されたエラーメッセージを検知した運用者が入力することによって生成される。そのため、各運用者は、例えば、同じ資料名をそれぞれ異なる表現によって入力する場合や資料名の一部を誤った状態で入力する場合がある。また、上記のようなインシデントには、例えば、「障害の原因調査に資料名がAである資料名は不要である。」という文字列のように、発生した障害の原因調査のために取得する必要がなかった資料名が含まれている場合がある。
そのため、運用者は、インシデントに含まれる各資料名の抽出を行う場合、障害の原因調査に必要な資料を効率的に取得することができない。
そこで、一つの側面では、障害の原因調査に必要な資料を効率的に取得することを可能とする障害解析プログラム、障害解析装置及び障害解析方法を提供することを目的とする。
実施の形態の一つの態様によれば、インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出し、前記インシデント毎であって前記第1資料名毎に、抽出した前記第1資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、 前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出し、前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、 前記第1資料名及び第2資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定し、前記インシデント毎に、前記第1資料名及び第2資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する、処理をコンピュータに実行させる。
一つの側面によれば、障害の原因調査に必要な資料を効率的に取得することを可能とする。
図1は、情報処理システム10の構成を示す図である。 図2は、情報処理システム10の構成を示す図である。 図3は、情報処理装置1のハードウエア構成を説明する図である。 図4は、情報処理装置1の機能ブロック図である。 図5は、第1の実施の形態における障害解析処理の概略を説明するフローチャートである。 図6は、第1の実施の形態における障害解析処理の概略を説明するフローチャートである。 図7は、第1の実施の形態における障害解析処理の概略を説明する図である。 図8は、第1の実施の形態における障害解析処理の概略を説明する図である。 図9は、第1の実施の形態における障害解析処理の概略を説明する図である。 図10は、第1の実施の形態における障害解析処理の詳細を説明するフローチャートである。 図11は、第1の実施の形態における障害解析処理の詳細を説明するフローチャートである。 図12は、第1の実施の形態における障害解析処理の詳細を説明するフローチャートである。 図13は、第1の実施の形態における障害解析処理の詳細を説明するフローチャートである。 図14は、インシデント情報131の具体例を説明する図である。 図15は、インシデント情報131の具体例を説明する図である。 図16は、インシデント情報131の具体例を説明する図である。 図17は、インシデント情報131の具体例を説明する図である。 図18は、インシデント情報131の具体例を説明する図である。 図19は、第1特徴値情報132の具体例を説明する図である。 図20は、第2特徴値情報133の具体例を説明する図である。 図21は、クラスタ情報134の具体例を説明する。 図22は、クラスタ特徴情報135の具体例を説明する図である。 図23は、資料名情報136の具体例を説明する図である。 図24は、第2の実施の形態における障害解析処理を説明するフローチャートである。 図25は、第2の実施の形態における障害解析処理を説明するフローチャートである。 図26は、第2の実施の形態における障害解析処理を説明するフローチャートである。 図27は、第2の実施の形態における障害解析処理を説明するフローチャートである。 図28は、S71からS81の処理の具体例について説明する図である。 図29は、S71からS81の処理の具体例について説明する図である。
[情報処理システムの構成]
初めに、情報処理システム10の構成について説明を行う。図1及び図2は、情報処理システム10の構成を示す図である。図1及び図2に示す情報処理システム10は、例えば、情報処理装置1(障害解析装置1)と、記憶装置1aと、操作端末3a、3b及び3c(以下、これらを総称して操作端末3とも呼ぶ)とを有する。
例えば、業務システム(図示しない)から出力されたエラーメッセージを検知した運用者は、図1に示すように、検知したエラーメッセージに対する対処方法を特定するために、操作端末3を介して、検知したエラーメッセージに含まれる文字列からなる検索キーを情報処理装置1に送信する(図1の(1))。そして、情報処理装置1は、操作端末3から検索キーを受信した場合、その検索キーに対応するインシデントを記憶装置1aに記憶されたインシデント情報131から検索する(図1の(2))。その後、情報処理装置1は、検索したインシデントを操作端末3に送信する(図1の(3))。これにより、運用者は、新たに検知したエラーメッセージと同じエラーメッセージが過去に検知された際に生成されたインシデントを特定することが可能になる。
なお、記憶装置1aに記憶されたインシデント情報131には、例えば、運用者が検知したエラーメッセージに対する対処を行うまでに生成された各情報が含まれる。具体的に、このようなインシデントには、例えば、エラーメッセージを検知した運用者が他の部署の担当者(業務システムの開発者等)に問合せを行う際にやり取りされた文章(質問文や回答文)や、発生した事象の調査を行うために取得された資料(例えば、実行されたコマンドや閲覧されたファイル等)の資料名が含まれる。
その後、運用者は、情報処理装置1から受信したインシデントに含まれる資料名を特定する。そして、運用者は、操作端末3を介して業務システム(エラーメッセージを出力した業務システム)にアクセスし、特定した資料名を取得する。これにより、運用者は、新たに検知したエラーメッセージが過去に検知された際に取得された資料と同じ資料を取得することが可能になる。
また、運用者は、例えば、検知したエラーメッセージに対する対処が終了した後、新たに検知したエラーメッセージに対する対処が行われるまでに生成された各情報に基づき、新たなインシデントを生成する(図2の(1))。そして、運用者は、操作端末3を介して、生成した新たなインシデントを情報処理装置1に送信する(図2の(2))。その後、情報処理装置1は、受信した新たなインシデントをインシデント情報131の一部として情報格納領域130に記憶(蓄積)する(図2の(3))。
ここで、上記のようなインシデントは、例えば、運用者が操作端末3において文章を入力することによって生成される。そのため、例えば、複数の運用者がインシデントの生成を行う場合、各運用者は、同じ資料名をそれぞれ異なる表現によって入力する場合や資料名の一部を誤った状態で入力する場合がある。また、上記のようなインシデントには、「障害の原因調査に資料名がAである資料名は不要である。」という文字列のように、発生した障害の原因調査のために取得する必要がなかった資料名が含まれている場合がある。
そのため、運用者は、インシデントに含まれる各資料名の抽出を行う場合、障害の原因調査に必要な資料を効率的に取得することができない。
そこで、情報処理装置1は、インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす資料名(以下、第1資料名とも呼ぶ)を抽出し、インシデント毎であって第1資料名毎に、第1資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する。そして、情報処理装置1は、 インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1資料名と同一の資料名である資料名(以下、第2資料名とも呼ぶ)を抽出し、インシデント毎であって第2資料名毎に、第2資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する。
その後、情報処理装置1は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、各資料名に対応する特徴値の組合せから第2条件を満たす特徴値の組合せ(以下、特定の組合せとも呼ぶ)を特定し、インシデント毎に、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名のうち、特徴値の組合せが特定の組合せと同一である資料名を出力する。
すなわち、例えば、各インシデントにおいてプロンプト文字列と同じ行に含まれる文字列であってプロンプト文字列の後(例えば、プロンプト文字列の直後)に位置する文字列は、過去に行われた障害の原因調査において実際に取得された資料の資料名(第1条件を満たす第1資料名)であると判断することが可能である。
そのため、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、インシデントにおいてプロンプト文字列の直後に位置する文字列を、今回の障害の原因調査を行うために必要な第1資料名として抽出する。そして、情報処理装置1は、抽出した第1資料名と同じ名称の第2資料名を各インシデントから再度取得する。
これにより、情報処理装置1は、例えば、プロンプト文字列の直後に位置する文字列からだけでなく、プロンプト文字列の直後に位置していない文字列からも、過去に行われた障害の原因調査において実際に取得された資料名を抽出することが可能になる。そのため、情報処理装置1は、過去に行われた障害の原因調査において実際に取得されたものであると判断される資料名を網羅的に取得することが可能になる。
また、資料名に対応する特徴値の組合せは、インシデントに含まれている目的(例えば、障害の原因調査のための取得)が同一である限り、同一の資料名がインシデントに複数回含まれている場合であっても全て同一になる。そのため、資料名が他と同一であるにもかかわらず、特徴値の組合せが他の大半の資料名と異なる資料名がインシデントに含まれている場合、その資料名は、他の大半の資料名と異なる目的でインシデントに含まれているものであると判断することが可能である。
そのため、情報処理装置1は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、例えば、各資料名に対応する特徴値の組合せのうち、大半の特徴値の組合せである特定の組合せを特定する。そして、情報処理装置1は、インシデント毎に、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名のうち、特徴値の組合せが特定の組合せと同じである資料名を特定して出力する。
これにより、情報処理装置1は、各インシデントに含まれる資料名のうち、過去に行われた障害の原因調査において取得されていない資料名(他の資料名とインシデントに含まれる目的が異なる資料名)が出力されることを防止することが可能になる。そのため、情報処理装置1は、障害の原因調査に必要な資料を効率的に取得することが可能になる。
[情報処理装置のハードウエア構成]
次に、情報処理装置1のハードウエア構成について説明する。図3は、情報処理装置1のハードウエア構成を説明する図である。
情報処理装置1は、プロセッサであるCPU101と、メモリ102と、外部インターフェース(I/Oユニット)103と、記憶媒体(ストレージ)104とを有する。各部は、バス105を介して互いに接続される。
記憶媒体104は、記憶媒体104内のプログラム格納領域(図示しない)に、過去に行われた障害の原因調査において取得された資料名を特定する処理(以下、障害解析処理とも呼ぶ)を行うためのプログラム110を記憶する。
CPU101は、図3に示すように、プログラム110の実行時に、プログラム110を記憶媒体104からメモリ102にロードし、プログラム110と協働して障害解析処理を行う。
記憶媒体104は、例えば、障害解析処理を行う際に用いられる情報を記憶する情報格納領域130(以下、記憶部130とも呼ぶ)を有する。また、外部インターフェース103は、操作端末3と通信を行う。なお、情報格納領域130は、例えば、図1等で説明した記憶装置1aに対応する。
[情報処理装置のソフトウエア構成]
次に、情報処理装置1のソフトウエア構成について説明する。図4は、情報処理装置1の機能ブロック図である。CPU101は、図4に示すように、プログラム110と協働することにより、第1資料抽出部111と、第1特徴値算出部112と、第2資料抽出部113と、第2特徴値算出部114と、特徴特定部115と、資料名出力部116と、資料検索部117として動作する。
また、情報格納領域130には、図4に示すように、インシデント情報131と、第1特徴値情報132と、第2特徴値情報133と、クラスタ情報134と、クラスタ特徴情報135と、資料名情報136とが記憶される。
第1資料抽出部111は、情報格納領域130に記憶されたインシデント情報131に含まれるインシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出する。具体的に、第1資料抽出部111は、例えば、各インシデントに含まれる文字列において、特定文字列(例えば、プロンプト文字列)の直後に位置する文字列を第1資料名として抽出する。
第1特徴値算出部112は、インシデント情報131に含まれるインシデント毎であって第1資料名毎に、第1資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せ(以下、第1特徴値情報132とも呼ぶ)を算出する。
第2資料抽出部113は、 インシデント情報131に含まれるインシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出する。
第2特徴値算出部114は、インシデント情報131に含まれるインシデント毎であって第2資料名毎に、第2資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せ(以下、第2特徴値情報133とも呼ぶ)を算出する。
特徴特定部115は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、各資料名に対応する特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せ(以下、クラスタ特徴情報135とも呼ぶ)を特定する。
資料名出力部116は、インシデント毎に、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名のうち、特徴値の組合せが特定の組合せと同一である資料名を示す情報(以下、資料名情報136とも呼ぶ)を出力する。
資料検索部117は、インシデント情報131に含まれるインシデントから、所定の検索キーを含むインシデントを検索する。そして、資料検索部117は、業務システム(例えば、エラーメッセージを出力した業務システム)から、検索したインシデントに含まれる資料名に対応する資料を取得する。クラスタ情報134の説明については後述する。
[第1の実施の形態の概略]
次に、第1の実施の形態の概略について説明する。図5及び図6は、第1の実施の形態における障害解析処理の概略を説明するフローチャートである。図7から図9は、第1の実施の形態における障害解析処理の概略を説明する図である。図7から図9を参照しながら、図5及び図6に示す障害解析処理を説明する。
情報処理装置1は、図5に示すように、障害解析タイミングまで待機する(S1のNO)。障害解析タイミングは、例えば、1日1回等の定期的なタイミングであってよい。また、障害解析タイミングは、例えば、運用者が情報処理装置1に対して障害解析処理を行う旨の入力を行ったタイミングであってよい。
そして、障害解析タイミングになった場合(S1のYES)、情報処理装置1は、図7に示すように、インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出する(S2)。続いて、情報処理装置1は、図7に示すように、インシデント毎であってS2の処理で抽出した第1資料名毎に、第1資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する(S3)。
さらに、情報処理装置1は、図8に示すように、インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列からS2において抽出した第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出する(S4)。具体的に、情報処理装置1は、例えば、第1資料名と同一の資料名であって、S2の処理において抽出された第1資料名以外の資料名を第2資料名として抽出する。そして、情報処理装置1は、図8に示すように、インシデント毎であってS4の処理で抽出した第2資料名毎に、第2資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する(S5)。
すなわち、各インシデントに含まれる文字列のうち、例えば、プロンプト文字列の直後に位置する文字列は、過去に行われた障害の原因調査において実際に取得された資料の資料名(第1条件を満たす第1資料名)であると判断することが可能である。
そのため、本実施の形態における情報処理装置1は、例えば、インシデントにおいてプロンプト文字列の直後に位置する文字列を、今回の障害の原因調査を行うために必要な第1資料名として抽出する。そして、情報処理装置1は、抽出した第1資料名と同じ名称の第2資料名を各インシデントから再度取得する。
これにより、情報処理装置1は、例えば、プロンプト文字列の直後に位置する文字列からだけでなく、プロンプト文字列の直後に位置していない文字列からも、過去に行われた障害の原因調査において実際に取得された資料名を抽出することが可能になる。そのため、情報処理装置1は、過去に行われた障害の原因調査において実際に取得されたものであると判断される資料名を網羅的に取得することが可能になる。
続いて、情報処理装置1は、図6及び図9に示すように、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、S3及びS5の処理で算出した特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定する(S11)。そして、情報処理装置1は、図9に示すように、インシデント毎に、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名のうち、S3及びS5の処理で算出した特徴値の組合せがS11の処理で特定した特定の組合せと同一である資料名を出力する(S12)。その後、情報処理装置1は、次の障害解析タイミングまで待機する(S1のNO)。
すなわち、資料名に対応する特徴値の組合せは、インシデントに含まれている目的(例えば、障害の原因調査のための取得)が同一である限り、同一の資料名がインシデントに複数回含まれている場合であっても同一になる。そのため、資料名が他と同一であるにもかかわらず、特徴値の組合せが他の大半の資料名と異なる資料名がインシデントに含まれている場合、その資料名は、他の資料名と異なる目的でインシデントに含まれているものであると判断することが可能である。
そのため、情報処理装置1は、第1資料名及び第2資料名毎に、例えば、各資料名に対応する特徴値の組合せのうち、大半の特徴値の組合せである特定の組合せを特定する。そして、情報処理装置1は、インシデント毎に、第1資料名及び第2資料名のうち、特徴値の組合せが特定の組合せと同じである資料名を特定して出力する。
これにより、情報処理装置1は、各インシデントに含まれる資料名のうち、過去に行われた障害の原因調査において取得されていない資料名(他の資料名とインシデントに含まれる目的が異なる資料名)が出力されることを防止することが可能になる。そのため、情報処理装置1は、障害の原因調査に必要な資料を効率的に取得することが可能になる。
なお、情報処理装置1は、S4の処理において、各インシデントに含まれる文字列から第1資料名と同一の資料名を全て抽出するものであってもよい。そして、情報処理装置1は、この場合、S5の処理において、第2の資料名に対応する特徴値の組合せの算出だけでなく、第1の資料名に対応する特徴値の組合せの算出についても行うものであってよい。これにより、情報処理装置1は、S3の処理を省略し、各資料名に対応する特徴値の組合せの算出を行う処理をまとめて行うことが可能になる。
[第1の実施の形態の詳細]
次に、第1の実施の形態の詳細について説明する。図10から図13は、第1の実施の形態における障害解析処理の詳細を説明するフローチャートである。また、図14から図23は、第1の実施の形態における障害解析処理の詳細を説明する図である。図14から図23を参照しながら、図10から図13に示す障害解析処理を説明する。
情報処理装置1の第1資料抽出部111は、図10に示すように、障害解析タイミングまで待機する(S21のNO)。
そして、障害解析タイミングになった場合(S21のYES)、第1資料抽出部111は、例えば、情報格納領域130に記憶されたインシデント情報131に含まれる各インシデント内の文字列において、特定文字列の直後に位置する文字列のそれぞれを第1資料名として抽出する(S22)。具体的に、第1資料抽出部111は、例えば、プロンプト文字列の直後に位置する文字列のそれぞれを第1資料名として抽出する。なお、第1資料抽出部111は、例えば、正規表現を利用することにより、プロンプト文字列の直後に位置する文字列から第1資料名のみを抽出するものであってよい。
その後、情報処理装置1の第1特徴値算出部112は、各インシデント情報131に含まれる各インシデント内の文字列のうち、S22の処理で抽出された第1資料名を含む行の次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列を特定する(S23)。以下、インシデント情報131の具体例について説明を行う。
[インシデント情報の具体例]
図14から図18は、インシデント情報131の具体例を説明する図である。図14及び図15に示すインシデント情報131では、項番1のみを表記し、図16に示すインシデント情報131では、項番1及び2のみを表記し、図17に示すインシデント情報131では、項番5のみを表記し、図18に示すインシデント情報131では、項番3のみを表記する。また、インシデント情報131に含まれる各項番は、例えば、インシデントを生成した運用者によって関連性の深い文字列毎に区分けされたものである。なお、以下、図14から図18に示すインシデント情報131のインシデントIDがそれぞれ1から5であるものとする。
図14に示すインシデント情報131の項番1において、プロンプトの直後には、「ifconfig −a」という文字列131aが記載されている。そのため、第1資料抽出部111は、この場合、S22の処理において、正規表現を利用することによって抽出された「ifconfig」を第1資料名として特定する。そして、第1資料抽出部111は、S23の処理において、文字列131aを含む次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列である文字列131bを特定する。
また、図15に示すインシデント情報131の項番1において、プロンプトの直後には、「cat /var/log/massages」という文字列131cが記載されている。そのため、第1資料抽出部111は、この場合、S22の処理において、正規表現を利用することによって抽出された「/var/log/massages」を第1資料名として特定する。そして、第1資料抽出部111は、S23の処理において、文字列131cを含む次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列である文字列131dを特定する。
さらに、図16に示すインシデント情報131の項番1において、プロンプトの直後には、「netstat −an」という文字列131eが記載されている。そのため、第1資料抽出部111は、この場合、S22の処理において、正規表現を利用することによって抽出された「netstat」を第1資料名として特定する。さらに、第1資料抽出部111は、S23の処理において、文字列131eを含む次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列である文字列131fを特定する。
また、図16に示すインシデント情報131の項番2において、プロンプトの直後には、「dstat −−tcp」という文字列131gが記載されている。そのため、第1資料抽出部111は、この場合、S22の処理において、正規表現を利用することによって抽出された「dstat」を第1資料名として特定する。さらに、第1資料抽出部111は、S23の処理において、文字列131gを含む次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列である文字列131hを特定する。
図10に戻り、第1特徴値算出部112は、インシデント毎であってS22の処理で抽出した第1資料名毎に、S23の処理で特定した文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する(S24)。具体的に、第1特徴値算出部112は、S23の処理で特定した文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを含む第1特徴値情報132を生成する。以下、S24の処理の詳細について説明を行う。
[S24の処理の詳細]
第1特徴値算出部112は、S24の処理において、例えば、1以上の特徴として「S23の処理で特定した文字列が特定文字(例えば、「=」または「:」)によって区切られた文字列を含んでいること」及び「S23の処理で特定した文字列が時刻を含んでいること」を用いる。また、第1特徴値算出部112は、S24の処理において、例えば、1以上の特徴として「S23の処理で特定した文字列が表形式によって記載されていること」及び「S23の処理で特定した文字列のうち、項目以外の文字列が数字のみを含むこと」を用いる。
具体的に、図14に示すインシデント情報131の項番1において、文字列131bは、例えば、「:」によって区切られた文字列である「addr:192.168.0.1」を含む。一方、文字列131bは、時刻を含んでおらず、表形式によって記載されておらず、項目以外の文字列が数字以外を含んでいる。そのため、第1特徴値算出部112は、この場合、「S23の処理で特定した文字列が特定文字によって区切られた文字列を含んでいること」という特徴に対応する特徴値(以下、単に設定値とも呼ぶ)として「YES(以下、単にYとも表記する)」を特定する。また、第1特徴値算出部112は、「S23の処理で特定した文字列が時刻を含んでいること」という特徴に対応する特徴値(以下、単に時刻とも呼ぶ)として「NO(以下、単にNとも表記する)」を特定する。また、第1特徴値算出部112は、「S23の処理で特定した文字列が表形式によって記載されていること」という特徴に対応する特徴値(以下、単に表形式情報とも呼ぶ)として「N」を特定する。さらに、第1特徴値算出部112は、「S23の処理で特定した文字列のうち、項目以外の文字列が数字のみを含むこと」という特徴に対応する特徴値(以下、単に数値とも呼ぶ)として「N」を特定する。
また、図15に示すインシデント情報131の項番1において、文字列131dは、例えば、「:」によって区切られた文字列(時刻)である「11:59:55」という文字列を含む。一方、文字列131bは、表形式によって記載されておらず、項目以外の文字列が数字以外を含んでいる。そのため、第1特徴値算出部112は、この場合、設定値として「Y」を特定し、時刻として「Y」を特定し、表形式情報として「N」を特定し、数値として「N」を特定する。
また、図16に示すインシデント情報131の項番1において、文字列131fは、例えば、「:」を含む文字列である「127.0.0.1:50990」を含み、表形式によって記載されている。一方、文字列131fは、時刻を含んでおらず、項目以外の文字列が数字以外を含んでいる。そのため、第1特徴値算出部112は、この場合、設定値として「Y」を特定し、時刻として「N」を特定し、表形式情報として「Y」を特定し、数値として「N」を特定する。
さらに、図16に示すインシデント情報131の項番2において、文字列131hは、例えば、表形式によって記載されており、項目以外の文字列が数字のみを含む。一方、文字列131hは、特定文字によって区切られた文字列を含んでおらず、時刻を含んでいる。そのため、第1特徴値算出部112は、この場合、設定値として「N」を特定し、時刻として「N」を特定し、表形式情報として「Y」を特定し、数値として「Y」を特定する。以下、S24の処理で生成される第1特徴値情報132の具体例について説明を行う。
[第1特徴値情報の具体例]
図19は、第1特徴値情報132の具体例を説明する図である。図19に示す第1特徴値情報132は、第1特徴値情報132に含まれる各情報を識別する「ID」と、インシデント情報131に含まれる各インシデントを識別する「インシデントID」と、各インシデントに含まれる項番を識別する「項番」とを項目として有している。また、図19に示す第1特徴値情報132は、資料名が設定される「資料名」と、設定値が設定される「設定値」と、時刻が設定される「時刻」と、表形式情報が設定される「表形式」と、数値が設定される「数値」とを項目として有している。
具体的に、図14に示すインシデント情報131(インシデントIDが1であるインシデント情報131)の項番1から抽出された第1資料名は、「ifconfig」である。そして、「ifconfig」に対応する設定値、時刻、表形式情報及び数値は、それぞれ「Y」、「N」、「N」及び「N」である。そのため、第1特徴値算出部112は、図19における「ID」が「1」である情報のように、「インシデントID」として「1」を設定し、「項番」として「1」を設定し、「資料名」として「ifconfig」を設定する。さらに、第1特徴値算出部112は、図19における「ID」が「1」である情報のように、「設定値」として「Y」を設定し、「時刻」として「N」を設定し、「表形式」として「N」を設定し、「数値」として「N」を設定する。図19に含まれる他の情報については説明を省略する。
図11に戻り、情報処理装置1の第2資料抽出部113は、情報格納領域130に記憶されたインシデント情報131に含まれる各インシデント内の文字列から、S22の処理で抽出した第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出する(S31)。
すなわち、第2資料抽出部113は、例えば、特定文字列の直後に位置しない資料名であって、第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出する。具体的に、第2資料抽出部113は、図17に示すように、例えば、特定文字列の直後に位置しない資料名であって、抽出済の第1資料名と同一の資料名である文字列131iを第2資料名として特定する。
これにより、情報処理装置1は、例えば、プロンプト文字列の直後に位置する文字列だけでなく、プロンプト文字列の直後に位置していない文字列からも、過去に行われた障害の原因調査において実際に取得された資料名を抽出することが可能になる。
その後、情報処理装置1の第2特徴値算出部114は、各インシデント情報131に含まれる各インシデント内の文字列のうち、S31の処理で抽出された第2資料名を含む行の次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列を特定する(S32)。具体的に、第2特徴値算出部114は、図17に示すように、文字列131iを含む行の次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列である文字列131jを特定する。
そして、第2特徴値算出部114は、インシデント毎であってS31の処理で抽出した第2資料名毎に、S32の処理で特定した文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する(S33)。具体的に、第2特徴値算出部114は、S32の処理で特定した文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを含む第2特徴値情報133を生成する。以下、第2特徴値情報133の具体例について説明を行う。
[第2特徴値情報の具体例]
図20は、第2特徴値情報133の具体例を説明する図である。図20に示す第2特徴値情報133は、図19において説明した第1特徴値情報132と同じ項目を有している。また、図20に示す第2特徴値情報133は、図19で説明した第1特徴値情報132に含まれる各情報を含んでいる。
具体的に、図17に示すインシデント情報131(インシデントIDが4であるインシデント情報131)の項番5から抽出された第1資料名は、「ifconfig」であり、「ifconfig」に対応する文字列の設定値、時刻、表形式情報及び数値は、それぞれ「Y」、「N」、「N」及び「N」である。そのため、第1特徴値算出部112は、図20における「ID」が「8」である情報のように、「インシデントID」として「4」を設定し、「項番」として「5」を設定し、「資料名」として「ifconfig」を設定する。さらに、第1特徴値算出部112は、図20における「ID」が「8」である情報のように、「設定値」として「Y」を設定し、「時刻」として「N」を設定し、「表形式」として「N」を設定し、「数値」として「N」を設定する。図20に含まれる他の情報については説明を省略する。
なお、情報処理装置1は、S31の処理において、各インシデントに含まれる文字列から第1資料名と同一の資料名を全て抽出するものであってもよい。そして、情報処理装置1は、この場合、S32の処理において、第2の資料名に対応する文字列の特定だけでなく、第1の資料名に対応する文字列の特定についても行うものであってもよい。さらに、情報処理装置1は、この場合、S33の処理において、第2の資料名に対応する特徴値の組合せだけでなく、第1の資料名に対応する特徴値の組合せの算出についても行う。これにより、情報処理装置1は、S23及びS24の処理を省略し、各資料名に対応する文字列の特定及び特徴値の組合せの算出を行う処理をまとめて行うことが可能になる。
図12に戻り、情報処理装置1の特徴特定部115は、S24及びS33の処理で特定した特徴値の組合せを各資料名に対応する特徴値の組合せ毎に分類する(S41)。具体的に、特徴特定部115は、S33の処理で特定した特徴値の組合せを、第1資料名及び第2資料名に含まれる各資料名に対応する特徴値の組合せ毎に分類したクラスタ情報134を生成する。以下、クラスタ情報134の具体例について説明を行う。
[クラスタ情報の具体例]
図21は、クラスタ情報134の具体例を説明する。具体的に、図21は、図20において説明した第2特徴値情報133のうち、「資料名」が「ifconfig」である情報について分類されたクラスタ情報134である。
図21に示すクラスタ情報134は、クラスタ情報134に含まれる各情報を識別する「ID」と、資料名が設定される「資料名」と、設定値が設定される「設定値」とを項目として有している。また、図21に示すクラスタ情報134は、時刻が設定される「時刻」と、表形式情報が設定される「表形式」と、数値が設定される「数値」とを項目として有している。
具体的に、図21に示すクラスタ情報134には、図20において説明した第2特徴値情報133における「ID」が「1」、「3」、「4」、「8」、「9」及び「11」である情報の「資料名」、「設定値」、「時刻」、「表形式」及び「数値」に対応する情報がそれぞれ設定されている。
図12に戻り、特徴特定部115は、S41の処理で分類した特徴値の組合せ(第1資料名及び第2資料名に含まれる各資料名)毎であって1以上の特徴毎に、特徴値のばらつきを算出する(S42)。そして、特徴特定部115は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって1以上の特徴毎に、S42の処理で算出したばらつきが所定の閾値未満であるか否かを判定する(S43)。
その後、特徴特定部115は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって1以上の特徴毎に、S42の処理で算出したばらつきが所定の閾値未満であると判定された場合、最も多い特徴値を特定の値として特定し、S42の処理で算出したばらつきが所定の閾値以上であると判定された場合、ばらつきが所定の閾値以上であることを示す値を特定の値として特定する(S44)。さらに、特徴特定部115は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、S44の処理で特定した特定の値の組合せを特定の組合せとして特定する(S45)。そして、特徴特定部115は、例えば、S45の処理において特定した特定の組合せを含むクラスタ特徴情報135を生成する。
すなわち、各資料名に対応する特徴値の組合せは、インシデントに含まれている目的が同一である限り、同一の資料名がインシデントに複数回含まれている場合であっても全て同一になる。そのため、資料名が他と同一であるにもかかわらず、特徴値の組合せが他の大半の資料名と異なる資料名がインシデントに含まれている場合、その資料名は、他の大半の資料名と異なる目的でインシデントに含まれているものであると判断することが可能である。
そこで、特徴特定部115は、S44及びS45の処理において、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって特徴毎に、最も多い特徴値を特定の値として特定する。そして、特徴特定部115は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、特定の値の組合せを特定の組合せとして特定する。
これにより、特徴特定部115は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、大半を占めている特徴値の組合せである特定の組合せを特定することが可能になる。そして、特徴特定部115は、特徴値の組合せが特定の組合せと異なる資料名がインシデントに含まれている場合、その資料名が他の大半の資料名と異なる目的でインシデントに含まれているものであると判断することが可能になる。
具体的に、図18に示すインシデント情報131には、「ifconfig」からなる文字列131kが含まれている。しかしながら、図18に示すインシデント情報131において、「ifconfig」からなる文字列131kを含む行は、「ifconfig」が過去に行われた障害の原因調査において取得されなかった資料名であることを説明する行である。そのため、情報処理装置1は、この場合、過去に行われた障害の原因調査において取得された資料名として、図18に示すインシデント情報131に含まれる「ifconfig」を出力しないことが好ましい。
この点、図18に示すインシデント情報131の項番3において、文字列131kに対応する文字列131lは、特定文字によって区切られた文字列を含んでおらず、時刻を含んでおらず、表形式によって記載されておらず、項目以外の文字列が数字以外を含んでいる。そのため、特徴特定部115は、例えば、S41の処理において、図21で説明したクラスタ情報134に示すように、「ID」が「4」である情報の「設定値」、「時刻」、「表形式」及び「数値」として全て「N」を設定する。そして、特徴特定部115は、例えば、S44及びS45の処理において、図21で説明したクラスタ情報134における「ID」が「1」、「2」、「3」、「5」及び「6」である情報の特徴値の組合せが特定の組合せであると特定する。
これにより、情報処理装置1は、後述するように、図21で説明したクラスタ情報134における「ID」が「4」である情報の特徴値の組合せが、他の大半の情報(「ID」が「1」、「2」、「3」、「5」及び「6」である情報)の特徴値の組合せ(特定の組合せ)と異なるものであると判定することが可能になる。そのため、情報処理装置1は、図18に示すインシデント情報131の項番3に含まれる「ifconfig」を、過去に行われた障害の原因調査において取得された資料名として出力しない旨の判定を行うことが可能になる。
なお、各資料名に対応する特徴値には、ばらつきが大きいために、過去に行われた障害の原因調査において取得された資料名を特定する際に利用することができない(利用価値が小さい)特徴値が存在する場合がある。そのため、特徴特定部115は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって特徴毎の最も多い特徴値を特定の値として特定する前に、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって特徴毎の特徴値のばらつきを算出する(S42)。そして、特徴特定部115は、算出したばらつきが所定の閾値未満である特徴値について、最も多い特徴値を特定の値として特定し、算出したばらつきが所定の閾値以上である特徴値について、ばらつきが所定の閾値以上であることを示す値を特定の値として特定する(S44)。
これにより、情報処理装置1は、過去に行われた障害の原因調査において取得された資料名を特定する際の精度をより高めることが可能になる。以下、S42からS45の処理の詳細について説明を行う。
[S42からS45の処理の詳細]
特徴特定部115は、S42の処理において、以下の式(1)を利用することによって、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって1以上の特徴毎に、各資料名に対応する特徴値のばらつきを算出する。式(1)において、P(X)は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって1以上の特徴毎の特徴値のうち、各特徴値の割合を示す関数である。また、H(X)は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって1以上の特徴毎の特徴値のばらつきを示す関数である。
H(X)=−ΣP(X)logP(X) ・・・ (1)
例えば、図21で説明したクラスタ情報134における「設定値」には、それぞれ「Y」、「Y」、「Y」、「Y」、「N」、「Y」が設定されている。そのため、特徴特定部115は、例えば、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって1以上の特徴毎の特徴値のうち、「Y」が設定されている特徴値の割合を示す「P(Y)」として「0.83」を特定する。また、特徴特定部115は、例えば、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって1以上の特徴毎の特徴値のうち、「N」が設定されている特徴値の割合を示す「P(Y)」として「0.17」を特定する。そして、特徴特定部115は、この場合、H(X)として「0.66」を算出する。
その後、特徴特定部115は、S43の処理において、例えば、所定の閾値が「0.8」である場合、S42の処理で算出した「0.66」が所定の閾値よりも小さいと判定する。そのため、特徴特定部115は、S44の処理において、例えば、図21で説明したクラスタ情報134における「設定値」に対応する特徴値(特定の値)として、「設定値」として最も多く設定された値である「Y」を特定する。
さらに、図21で説明したクラスタ情報134において、「時刻」、「表形式」及び「数値」には、全て「N」が設定されている。そのため、特徴特定部115は、式(1)を利用することにより、図21で説明したクラスタ情報134における「時刻」、「表形式」及び「数値」に対応する特定の値として、それぞれ「N」を特定する。
したがって、特徴特定部115は、S45の処理において、例えば、図21で説明したクラスタ情報134に対応する特定の組合せとして、「Y」、「N」、「N」及び「N」の組合せを特定し、特定した特定の組合せを含むクラスタ特徴情報135を生成する。
なお、特徴特定部115は、S42の処理で算出したばらつきが所定の閾値以上である場合、「設定値」等に対応する特定の値として、例えば、ばらつきが所定の閾値以上であることを示す値である「−」を特定するものであってよい。以下、クラスタ特徴情報135の具体例について説明を行う。
[クラスタ特徴情報の具体例]
図22は、クラスタ特徴情報135の具体例を説明する図である。図22に示すクラスタ特徴情報135は、図21で説明したクラスタ情報134と同じ項目を有している。
具体的に、図22に示すクラスタ特徴情報135において、「ID」が「1」である情報には、「資料名」として「ifconfig」が設定され、「設定値」として「Y」が設定され、「時刻」として「N」が設定され、「表形式」として「N」が設定され、「数値」として「N」が設定されている。図22に含まれる他の情報については説明を省略する。
図12に戻り、資料名出力部116は、インシデント毎に、第1資料名及び第2資料名に含まれる各資料名のうち、S24及びS33の処理で算出した特徴値の組合せがS45の処理で特定した特定の組合せと同一である資料名を出力する(S46)。
具体的に、図20で説明した第2特徴値情報133のうち、「資料名」が「ifconfig」である情報は、「ID」が「1」、「3」、「4」、「8」、「9」及び「11」である情報である。また、図22で説明したクラスタ特徴情報135において、「資料名」が「ifconfig」である情報の「設定値」、「時刻」、「表形式」及び「数値」には、それぞれ「Y」、「N」、「N」及び「N」が設定されている。
そのため、資料名出力部116は、S46の処理において、図20で説明した第2特徴値情報133のうち、「設定値」、「時刻」、「表形式」及び「数値」に「Y」、「N」、「N」及び「N」が設定されている情報である「ID」が「1」、「3」、「4」、「8」及び「11」である情報を特定する。さらに、資料名出力部116は、図20で説明した第2特徴値情報133のうち、「ID」が「1」、「3」、「4」、「8」及び「11」である情報の「インシデントID」に設定された情報である「1」、「2」、「4」、「5」及び「6」を特定する。そして、資料名出力部116は、特定した情報を含む資料名情報136を生成する。
なお、クラスタ特徴情報135の「設定値」等に「−」が設定されている場合、資料名出力部116は、クラスタ特徴情報135の「設定値」等に設定されている「−」が、第2特徴値情報133の「設定値」等に設定された「Y」及び「N」の両方に対応するものと判定するものであってよい。具体的に、資料名出力部116は、例えば、クラスタ特徴情報135の「設定値」等に「Y」、「−」、「N」及び「N」が設定された情報が、第2特徴値情報133の「設定値」等に「Y」、「Y」、「N」及び「N」が設定された情報と「Y」、「N」、「N」及び「N」が設定された情報との両方に対応するものと判定するものであってよい。以下、資料名情報136の具体例について説明を行う。
[資料名情報の具体例]
図23は、資料名情報136の具体例を説明する図である。図23に示す資料名情報136は、資料名情報136に含まれる各情報を識別する「ID」と、各インシデントを識別する「インシデントID」と、資料名が設定される「資料名」とを項目として有する。
具体的に、資料名出力部116は、例えば、「インシデントID」が「1」、「2」、「4」、「5」及び「6」である情報の「資料名」に「ifconfig」を設定する。図23に含まれる他の情報については説明を省略する。
すなわち、資料名情報136は、例えば、「インシデントID」が「3」であるインシデントに対応する障害が過去に発生した際に、「資料名」が「ifconfig」、「/var/log/messages」、「semanage」である資料の取得が行われたことを示している。
これにより、情報処理装置1は、新たな障害が発生した場合に、資料名情報136を参照することで、発生した障害に内容が類似する障害が過去に発生した際に運用者によって取得された資料を効率的に特定することが可能になる。
[資料検索処理]
次に、新たな障害が発生した際に、資料名情報136を参照して資料の検索を行う処理(以下、資料検索処理とも呼ぶ)について説明する。図13は、資料検索処理を説明するフローチャートである。
情報処理装置1の資料検索部117は、図13に示すように、資料検索タイミングまで待機する(S51のNO)。資料検索タイミングは、例えば、業務システムからエラーメッセージが出力されたタイミングであってよい。
そして、資料検索タイミングになった場合(S51のYES)、資料検索部117は、例えば、情報格納領域130に記憶されたインシデント情報131から、業務システムから出力されたエラーメッセージの文字列を含むインシデントを特定する(S52)。その後、資料検索部117は、情報格納領域130に記憶された資料名情報136を参照し、S52の処理で特定したインシデントに対応する資料名を特定する(S53)。
続いて、資料検索部117は、例えば、エラーメッセージを出力した業務システムにアクセスし、S53の処理で特定した資料名である資料を取得する(S54)。そして、資料検索部117は、S54の処理で取得した資料を出力する(S55)。具体的に、資料検索部117は、S54の処理で取得した資料を操作端末3に出力する。
これにより、運用者は、新たな障害が発生した場合に、発生した障害の原因調査を行う際に有用な資料を効率的に取得することが可能になる。
[第2の実施の形態の詳細]
次に、第2の実施の形態の詳細について説明する。図24から図27は、第2の実施の形態における障害解析処理を説明するフローチャートである。また、図28及び図29は、第1の実施の形態における障害解析処理を説明する図である。図28及び図29を参照しながら、図24から図27に示す障害解析処理を説明する。
第2の実施の形態における障害解析処理では、第1特徴値情報132に含まれる情報のうち、必要がないと判定された情報については、第2特徴値情報133に含まれないように処理を行う。これにより、情報処理装置1は、障害の原因調査に必要な資料をより効率的に取得することが可能になる。
第1資料抽出部111は、図24に示すように、障害解析タイミングまで待機する(S61のNO)。そして、障害解析タイミングになった場合(S61のYES)、第1資料抽出部111は、第1の実施の形態の場合と同様に、情報格納領域130に記憶されたインシデント情報131に含まれる各インシデント内の文字列において、特定文字列の直後に位置する文字列のそれぞれを第1資料名として抽出する(S62)。
続いて、第1特徴値算出部112は、第1の実施の形態の場合と同様に、各インシデント情報131に含まれる各インシデント内の文字列のうち、S62の処理で抽出された第1資料名を含む行の次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列を特定する(S63)。そして、第1特徴値算出部112は、インシデント毎であってS62の処理で抽出した第1資料名毎に、S63の処理で特定した文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する(S64)。
その後、特徴特定部115は、第1の実施の形態における場合と異なり、図25に示すように、S63の処理で特定した特徴値の組合せを各第1資料名に対応する特徴値の組合せ毎に分類する(S71)。そして、特徴特定部115は、S71の処理で分類した特徴値の組合せ(第1資料名)毎であって1以上の特徴毎に、特徴値のばらつきを算出する(S72)。さらに、特徴特定部115は、第1資料名毎であって1以上の特徴毎に、S72の処理で算出したばらつきが所定の閾値未満であるか否かを判定する(S73)。
続いて、特徴特定部115は、第1資料名毎であって1以上の特徴毎に、S72の処理で算出したばらつきが所定の閾値未満であると判定された場合、最も多い特徴値を特定の値として特定し、S72の処理で算出したばらつきが所定の閾値以上であると判定された場合、ばらつきが所定の閾値以上であることを示す値を特定の値として特定する(S74)。さらに、特徴特定部115は、第1資料名毎に、S74の処理で特定した特定の値の組合せを特定の組合せとして特定する(S75)。そして、特徴特定部115は、S75で特定した特定の値の組合せのうち、ばらつきが所定の閾値以上であることを示す値のみからなる組合せに対応する第3資料名を特定する(S76)。
その後、第2資料抽出部113は、図26に示すように、第1の実施の形態における場合と異なり、情報格納領域130に記憶されたインシデント情報131に含まれる各インシデント内の文字列から、S22の処理で抽出した第1資料名と同一の資料名のうちの第3資料名以外の資料名を第2資料名として抽出する(S81)。
すなわち、第2の実施の形態における情報処理装置1は、特定の組合せの特定をS62の処理で抽出された第1の資料名に対しても行う。そして、第2の実施の形態における情報処理装置1は、特徴値のばらつきが大きいために、過去に行われた障害の原因調査において取得された資料名を特定する際に利用することができない(利用価値が小さい)特徴値の組合せに対応する資料名(第3資料名)を特定する。さらに、第2の実施の形態における情報処理装置1は、第2資料名を抽出する際に、第3資料名として特定された資料名を除外する。
これにより、第2の実施の形態における情報処理装置1は、障害の原因調査に必要な資料をより効率的に取得することを可能とする資料名情報136を生成することが可能になる。以下、S71からS81の具体例について説明を行う。
[S71からS81の処理の具体例]
図28及び図29は、S71からS81の処理の具体例について説明する図である。具体的に、図28は、第2の実施の形態における第1特徴値情報132(以下、第1特徴値情報132aとも呼ぶ)を説明する図である。また、図29は、第2の実施の形態におけるクラスタ情報134(以下、クラスタ情報134aとも呼ぶ)を説明する図です。
図28に示す第1特徴値情報132aは、図19で説明した第1特徴値情報132aと比較して、「ID」が「12」である情報と「ID」が「13」である情報とをさらに含む。
具体的に、図28に示す第1特徴値情報132aにおいて、「ID」が「12」である情報には、「インシデントID」として「7」が設定され、「項番」として「2」が設定され、「資料名」として「AAA」が設定されている。そして、図28に示す第1特徴値情報132aにおいて、「ID」が「12」である情報には、「設定値」として「Y」が設定され、「時刻」として「Y」が設定され、「表形式」として「Y」が設定され、「数値」として「Y」が設定されている。また、図28に示す第1特徴値情報132aにおいて、「ID」が「13」である情報には、「インシデントID」として「8」が設定され、「項番」として「3」が設定され、「資料名」として「AAA」が設定されている。そして、図28に示す第1特徴値情報132aにおいて、「ID」が「13」である情報には、「設定値」として「N」が設定され、「時刻」として「N」が設定され、「表形式」として「N」が設定され、「数値」として「N」が設定されている。
そして、特徴特定部115は、図29に示すように、例えば、図28に示す第1特徴値情報132aのうち、「資料名」が「AAA」である情報の「設定値」、「時刻」、「表形式」及び「数値」を示す情報を抽出し、クラスタ情報134aとして生成する(S71)。
ここで、S73の処理における所定の閾値が「0.8」である場合において、式(1)を利用して「資料名」が「AAA」である資料に対応する特定の値を算出した場合、全ての特定の値が所定の閾値以上になる(S72からS74)。そのため、特徴特定部115は、「資料名」が「AAA」である資料の資料名を、第3資料名として特定する(S75、S76)。したがって、第2資料抽出部113は、この場合、「資料名」が「AAA」である資料に関する情報を含まない第2特徴値情報133を生成する(S81)。
その後、第2特徴値算出部114は、第1の実施の形態の場合と同様に、各インシデント情報131に含まれる各インシデント内の文字列のうち、S81の処理で抽出された第2資料名を含む行の次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列を特定する(S82)。そして、第2特徴値算出部114は、インシデント毎であってS81の処理で抽出した第2資料名毎に、S82の処理で特定した文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する(S83)。
続いて、特徴特定部115は、図27に示すように、第1の実施の形態の場合と同様に、S64及びS83の処理で特定した特徴値の組合せを、第1資料名及び第2資料名に含まれる各資料名に対応する特徴値の組合せ毎に分類する(S91)。そして、特徴特定部115は、S91の処理で分類した特徴値の組合せ(第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名)毎であって1以上の特徴毎に、特徴値のばらつきを算出する(S92)。さらに、特徴特定部115は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって1以上の特徴毎に、S92の処理で算出したばらつきが所定の閾値未満であるか否かを判定する(S93)。
その後、特徴特定部115は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎であって1以上の特徴毎に、S92の処理で算出したばらつきが所定の閾値未満であると判定された場合、最も多い特徴値を特定の値として特定し、S92の処理で算出したばらつきが所定の閾値以上であると判定された場合、ばらつきが所定の閾値以上であることを示す値を特定の値として特定する(S94)。さらに、特徴特定部115は、第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、S44の処理で特定した特定の値の組合せを特定の組合せとして特定する(S95)。
そして、資料名出力部116は、インシデント毎に、第1資料名及び第2資料名に含まれる各資料名のうち、S64及びS83の処理で算出した特徴値の組合せがS95の処理で特定した特定の組合せと同一である資料名を出力する(S96)。
これにより、第2の実施の形態における情報処理装置1は、障害の原因調査に必要な資料をより効率的に取得することを可能とする資料名情報136を生成することが可能になる。
以上の実施の形態をまとめると、以下の付記の通りである。
(付記1)
インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出し、
前記インシデント毎であって前記第1資料名毎に、抽出した前記第1資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出し、
前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
前記第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定し、
前記インシデント毎に、前記第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする障害解析プログラム。
(付記2)
付記1において、
前記第1資料名を抽出する処理では、各インシデントに含まれる文字列のうち、特定文字列と同じ行に含まれる文字列であって前記特定文字列の後に位置する文字列を前記第1資料名として抽出する、
ことを特徴とする障害解析プログラム。
(付記3)
付記2において、
前記特定文字列は、プロンプト文字列である、
ことを特徴とする障害解析プログラム。
(付記4)
付記1において、
前記第1資料名に対応付けられた文字列は、各インシデントに含まれる文字列のうち、前記第1資料名を含む行の次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列である、
ことを特徴とする障害解析プログラム。
(付記5)
付記1において、
前記第1資料名に対応付けられた文字列から特徴値の組合せを算出する処理では、前記第1資料名に対応付けられた文字列が前記1以上の特徴に含まれる特定の特徴の内容に合致している場合、前記特定の特徴の特徴値として第1の値を算出し、前記第1資料名に対応付けられた文字列が前記1以上の特徴に含まれる特定の特徴の内容に合致していない場合、前記特定の特徴の特徴値として第2の値を算出する、
ことを特徴とする障害解析プログラム。
(付記6)
付記5において、
前記1以上の特徴は、特定文字が文字列に含まれることを示す第1特徴を含み、
前記第1資料名に対応付けられた文字列から特徴値の組合せを算出する処理では、前記第1資料名に対応付けられた文字列が特定文字によって区切られた文字列を含む場合、前記第1特徴の特徴値として前記第1の値を特定し、前記第1資料名に対応付けられた文字列が特定文字によって区切られた文字列を含まない場合、前記第1特徴の特徴値として前記第2の値を特定する、
ことを特徴とする障害解析プログラム。
(付記7)
付記5において、
前記1以上の特徴は、時刻が文字列に含まれることを示す第2特徴を含み、
前記第1資料名に対応付けられた文字列から特徴値の組合せを算出する処理では、前記第1資料名に対応付けられた文字列が時刻を含む場合、前記第2特徴の特徴値として前記第1の値を特定し、前記第1資料名に対応付けられた文字列が時刻を含まない場合、前記第2特徴の特徴値として前記第2の値を特定する、
ことを特徴とする障害解析プログラム。
(付記8)
付記5において、
前記1以上の特徴は、文字列が表形式であることを示す第3特徴を含み、
前記第1資料名に対応付けられた文字列から特徴値の組合せを算出する処理では、前記第1資料名に対応付けられた文字列が表形式である場合、前記第3特徴の特徴値として前記第1の値を特定し、前記第1資料名に対応付けられた文字列が表形式でない場合、前記第3特徴の特徴値として前記第2の値を特定する、
ことを特徴とする障害解析プログラム。
(付記9)
付記5において、
前記特定の組合せを特定する処理では、
前記第2資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、前記特徴値のばらつきを算出し、
前記第2資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、算出した前記ばらつきが所定の閾値未満であるか否かを判定し、
前記第2資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、算出した前記ばらつきが前記所定の閾値未満である場合、最も多い前記特徴値を特定の値として特定し、算出した前記ばらつきが前記所定の閾値以上である場合、前記ばらつきが前記所定の閾値以上であることを示す値を前記特定の値として特定し、
前記第2資料名毎に、前記特定の値の組合せを前記特定の組合せとして特定する、
ことを特徴とする障害解析プログラム。
(付記10)
付記9において、さらに、
前記第2資料名を抽出する処理の前に、
前記第1資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、前記特徴値のばらつきを算出し、
前記第1資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、算出した前記ばらつきが所定の閾値未満であるか否かを判定し、
前記第1資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、算出した前記ばらつきが前記所定の閾値未満である場合、最も多い前記特徴値を前記特定の値として特定し、算出した前記ばらつきが前記所定の閾値以上である場合、前記ばらつきが前記所定の閾値以上であることを示す値を前記特定の値として特定し、
特定した前記特定の値の組合せのうち、前記ばらつきが前記所定の閾値以上であることを示す値のみからなる組合せに対応する第3資料名を特定する、
処理をコンピュータに実行させ、
前記第2資料名を抽出する処理では、前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から、前記第1資料名と同一の資料名のうちの前記第3資料名以外の資料名を前記第2資料名として抽出する、
ことを特徴とする障害解析プログラム。
(付記11)
インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出し、
前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出し、
前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
前記第2資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定し、
前記インシデント毎に、前記第2資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする障害解析プログラム。
(付記12)
インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出する第1資料抽出部と、
前記インシデント毎であって前記第1資料名毎に、抽出した前記第1資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する第1特徴値算出部と、
前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出する第2資料抽出部と、
前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する第2特徴値算出部と、
前記第1資料名及び第2資料名毎に含まれる資料名に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定する特徴特定部と、
前記インシデント毎に、前記第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する資料名出力部と、を有する、
ことを特徴とする障害解析装置。
(付記13)
インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出する第1資料抽出部と、
前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出する第2資料抽出部と、
前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する特徴値算出部と、
前記第2資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定する特徴特定部と、
前記インシデント毎に、前記第2資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する資料名出力部と、を有する、
ことを特徴とする障害解析装置。
(付記14)
インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出し、
前記インシデント毎であって前記第1資料名毎に、抽出した前記第1資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出し、
前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
前記第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定し、
前記インシデント毎に、前記第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する、
ことを特徴とする障害解析方法。
(付記15)
インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出し、
前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出し、
前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
前記第2資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定し、
前記インシデント毎に、前記第2資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する、
ことを特徴とする障害解析方法。
1:情報処理装置 1a:記憶装置
3a:操作端末 3b:操作端末
3c:操作端末

Claims (14)

  1. インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出し、
    前記インシデント毎であって前記第1資料名毎に、抽出した前記第1資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
    前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出し、
    前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
    前記第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定し、
    前記インシデント毎に、前記第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする障害解析プログラム。
  2. 請求項1において、
    前記第1資料名を抽出する処理では、各インシデントに含まれる文字列のうち、特定文字列と同じ行に含まれる文字列であって前記特定文字列の後に位置する文字列を前記第1資料名として抽出する、
    ことを特徴とする障害解析プログラム。
  3. 請求項1において、
    前記第1資料名に対応付けられた文字列は、各インシデントに含まれる文字列のうち、前記第1資料名を含む行の次の行から空白のみを含む行の前の行に含まれる文字列である、
    ことを特徴とする障害解析プログラム。
  4. 請求項1において、
    前記第1資料名に対応付けられた文字列から特徴値の組合せを算出する処理では、前記第1資料名に対応付けられた文字列が前記1以上の特徴に含まれる特定の特徴の内容に合致している場合、前記特定の特徴の特徴値として第1の値を算出し、前記第1資料名に対応付けられた文字列が前記1以上の特徴に含まれる特定の特徴の内容に合致していない場合、前記特定の特徴の特徴値として第2の値を算出する、
    ことを特徴とする障害解析プログラム。
  5. 請求項4において、
    前記1以上の特徴は、特定文字が文字列に含まれることを示す第1特徴を含み、
    前記第1資料名に対応付けられた文字列から特徴値の組合せを算出する処理では、前記第1資料名に対応付けられた文字列が特定文字によって区切られた文字列を含む場合、前記第1特徴の特徴値として前記第1の値を特定し、前記第1資料名に対応付けられた文字列が特定文字によって区切られた文字列を含まない場合、前記第1特徴の特徴値として前記第2の値を特定する、
    ことを特徴とする障害解析プログラム。
  6. 請求項4において、
    前記1以上の特徴は、時刻が文字列に含まれることを示す第2特徴を含み、
    前記第1資料名に対応付けられた文字列から特徴値の組合せを算出する処理では、前記第1資料名に対応付けられた文字列が時刻を含む場合、前記第2特徴の特徴値として前記第1の値を特定し、前記第1資料名に対応付けられた文字列が時刻を含まない場合、前記第2特徴の特徴値として前記第2の値を特定する、
    ことを特徴とする障害解析プログラム。
  7. 請求項4において、
    前記1以上の特徴は、文字列が表形式であることを示す第3特徴を含み、
    前記第1資料名に対応付けられた文字列から特徴値の組合せを算出する処理では、前記第1資料名に対応付けられた文字列が表形式である場合、前記第3特徴の特徴値として前記第1の値を特定し、前記第1資料名に対応付けられた文字列が表形式でない場合、前記第3特徴の特徴値として前記第2の値を特定する、
    ことを特徴とする障害解析プログラム。
  8. 請求項4において、
    前記特定の組合せを特定する処理では、
    前記第2資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、前記特徴値のばらつきを算出し、
    前記第2資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、算出した前記ばらつきが所定の閾値未満であるか否かを判定し、
    前記第2資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、算出した前記ばらつきが前記所定の閾値未満である場合、最も多い前記特徴値を特定の値として特定し、算出した前記ばらつきが前記所定の閾値以上である場合、前記ばらつきが前記所定の閾値以上であることを示す値を前記特定の値として特定し、
    前記第2資料名毎に、前記特定の値の組合せを前記特定の組合せとして特定する、
    ことを特徴とする障害解析プログラム。
  9. 請求項8において、さらに、
    前記第2資料名を抽出する処理の前に、
    前記第1資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、前記特徴値のばらつきを算出し、
    前記第1資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、算出した前記ばらつきが所定の閾値未満であるか否かを判定し、
    前記第1資料名毎であって前記1以上の特徴毎に、算出した前記ばらつきが前記所定の閾値未満である場合、最も多い前記特徴値を前記特定の値として特定し、算出した前記ばらつきが前記所定の閾値以上である場合、前記ばらつきが前記所定の閾値以上であることを示す値を前記特定の値として特定し、
    特定した前記特定の値の組合せのうち、前記ばらつきが前記所定の閾値以上であることを示す値のみからなる組合せに対応する第3資料名を特定する、
    処理をコンピュータに実行させ、
    前記第2資料名を抽出する処理では、前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から、前記第1資料名と同一の資料名のうちの前記第3資料名以外の資料名を前記第2資料名として抽出する、
    ことを特徴とする障害解析プログラム。
  10. インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出し、
    前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出し、
    前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
    前記第2資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定し、
    前記インシデント毎に、前記第2資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする障害解析プログラム。
  11. インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出する第1資料抽出部と、
    前記インシデント毎であって前記第1資料名毎に、抽出した前記第1資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する第1特徴値算出部と、
    前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出する第2資料抽出部と、
    前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する第2特徴値算出部と、
    前記第1資料名及び第2資料名毎に含まれる資料名に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定する特徴特定部と、
    前記インシデント毎に、前記第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する資料名出力部と、を有する、
    ことを特徴とする障害解析装置。
  12. インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出する第1資料抽出部と、
    前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出する第2資料抽出部と、
    前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出する特徴値算出部と、
    前記第2資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定する特徴特定部と、
    前記インシデント毎に、前記第2資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する資料名出力部と、を有する、
    ことを特徴とする障害解析装置。
  13. コンピュータが、
    インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出し、
    前記インシデント毎であって前記第1資料名毎に、抽出した前記第1資料名に対応付けられた文字列から1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
    前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出し、
    前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
    前記第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定し、
    前記インシデント毎に、前記第1資料名及び第2資料名に含まれる資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する、
    処理を実行することを特徴とする障害解析方法。
  14. コンピュータが、
    インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から第1条件を満たす第1資料名を抽出し、
    前記インシデント毎に、各インシデントに含まれる文字列から前記第1資料名と同一の資料名である第2資料名を抽出し、
    前記インシデント毎であって前記第2資料名毎に、抽出した前記第2資料名に対応付けられた文字列から前記1以上の特徴それぞれに対応する特徴値の組合せを算出し、
    前記第2資料名毎に、各資料名に対応する前記特徴値の組合せから第2条件を満たす特定の組合せを特定し、
    前記インシデント毎に、前記第2資料名のうち、算出した前記特徴値の組合せが前記特定の組合せと同一である資料名を出力する、
    処理を実行することを特徴とする障害解析方法。
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