JP6808467B2 - 撮像システム - Google Patents

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本発明は、撮像システムに関する。
従来、複数のカメラを用いて1周360度分の画角の像を取得することで、2次元パノラマ画像を生成する撮像システムが知られている。また、近年、VR(Virtual Reality)などの普及により、3次元パノラマ映像を取得可能な撮像システムが望まれている。特許文献1では、それぞれが2台のカメラを1組として視差画像を取得する複数の撮像手段を用いて、3次元の全方位の動画撮影を実行可能な撮像システムが開示されている。
米国特許出願公開第2006/0088280号明細書
しかしながら、特許文献1の撮像システムでは、システム近傍の3次元情報を取得可能な領域が狭い、すなわち画角が大きく不足している。これを解消するためには、1台あたりのカメラの画角を大きくする、またはカメラの数を増やす必要があるが、コストが大幅に上昇してしまうという課題がある。
このような課題に鑑みて、本発明は、カメラの性能や数を抑えながら周方向へ連続的に3次元情報を取得可能な撮像システムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての撮像システムは、射影面で見た場合にそれぞれが多角形の頂点に配置された複数の撮像手段、前記多角形により形成される閉空間の外部領域の空間情報を取得する制御手段を有する撮像システムであって、前記複数の撮像手段は、第1の撮像手段、前記第1の撮像手段の画角内に配置される第2の撮像手段、および前記第1の撮像手段の撮像領域のうち前記第2の撮像手段により遮蔽される遮蔽領域を撮像する第3の撮像手段を有し、前記制御手段は、前記複数の撮像手段のそれぞれが撮像することで取得した結果に基づき、前記情報として前記外部領域の3次元情報を含む情報を算出することを特徴とする。

本発明によれば、本発明は、カメラの性能や数を抑えながら周方向に連続的に3次元情報を取得可能な撮像システムを提供することができる。
実施例1の撮像システムの模式図である。 カメラ配置の説明図である。 3次元情報を取得する方法の説明図である。 第3カメラ死角の説明図である。 カメラの配置を設定する方法の説明図である。 実施例2の撮像システムの模式図である。 実施例3の撮像システムの模式図である。 実施例4の撮像システムの模式図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1を参照して、本実施例の撮像システム(カメラシステム)100について説明する。図1は、撮像システム100の上面図である。撮像システム100は、複数のカメラ(カメラ群)を有する全周撮像系である。全周とは、水平方向360°の画角に相当する。
撮像システム100は、円周状に配置された6台のカメラC11〜C16を有する。カメラC11〜C16はそれぞれ、光軸(画角中心)が破線で示される円の内側を向くように(内向きに)配置されている。図中の矢印は、カメラの画角境界を示している。θinは内分角である。カメラC11〜C16は等間隔に配置されているので、内分角θinは60度[deg]である。
なお、本実施例では、6台のカメラC11〜C16が等間隔かつ円周状に配置されているが、本発明はこれに限定されない。カメラの数と配置方法は任意である。カメラの数は、4以上15以下であることが実用的であるが、これに限定されない。また、複数のカメラは、各カメラが多角形の頂点となるように配置されてもよい。このとき、各カメラの光軸は、多角形により形成される閉空間の内側を向いている。言い換えると、各カメラは、画角が各カメラと閉空間の重心とを通る直線を含むように配置される。
また、図中では、カメラC11〜C16は、二次元面内で配置されているが、本発明はこれに限定されない。複数のカメラは、紙面奥行き方向へ長さを持つように立体的に配置されてもよい。このとき、水平画角とは射影面内の画角、垂直画角とは射影面に垂直な方向の画角を指す。ここで、「射影面」とは、複数のカメラを平面上に射影した場合に形成される多角形の面積が最大となる面のことである。
また、本実施例では、射影面内で隣接するカメラ同士を繋いで形成される多角形の内側の領域(内部領域)を撮像システム100の内部、外側の領域(外部領域)を撮像システム100の外部としている。カメラが球体のような立体面上に配置されている場合、赤道面(任意の平面でよいが、カメラ同士が重ならない面が好ましい)に射影した平面を基準面として考えればよい。
撮像システム100は、各カメラによる撮像や各カメラが取得した結果に基づいて空間情報を算出する制御手段(不図示)を有する。また、制御手段は、空間情報を用いて3次元情報を算出する。なお、制御手段は、2次元情報も算出することができる。ここで、空間情報とは、二次元以上の情報であり、画像や映像に限定されない。空間情報には、光線情報のうち光の波長情報や偏光状態が含まれる。光線は物体の反射光や発光体から直接発せられる光であってもよい。また、光線は、可視光に限られず、より広義の用語として電磁波として捉えてもよい。本実施例では、空間情報は、「3次元距離情報」に「RGB色情報」を加えたものとして説明する。
図2を参照して、制御手段による空間情報の処理例として、3次元情報を取得する方法について説明する。図2は、3次元情報を取得する方法の説明図である。本実施例では、ステレオカメラの原理を用いて3次元視する。2点の離れた位置からそれぞれの画角に対応する像を取得すると1組の視差像が得られ、視差の大きさを奥行き情報に変換することで3次元座標を得ることができる。例えば、画像内物体のパターンマッチングなどを用いると、その位置ずれ量から奥行きを簡易に取得できる。図2に示される視差領域W3D2は、カメラC21およびカメラC22のそれぞれの画角WC21、WC22の共通領域であり、3次元情報を取得できる領域である。視差始点P3D2は、画角境界WC21、WC22の交点、つまり視差領域W3D2の開始点である。
なお、物体面を点として考えれば、三角測量の原理と置き換えて考えても基本原理はほぼ同様である。また、複数のカメラを1つの光学系と考えて、全系で光線情報(座標、方位および強度など)を取得するようなライトフィールドカメラとして置き換えても同様である。このように、空間的に離れた検出手段(カメラに限定しない)を用いて、空間情報(または光線情報)を取得可能な方法であればその形態は問わない。以降便宜上カメラで得られる情報を画像と表現することがあるが、これは2次元画像に限られるものではなく、光線情報と置き換えてもよい。
図3を参照して、各カメラの光軸が閉空間の内側を向くように配置される構成の利点について説明する。図3(a)は、光軸が閉空間の外側を向くように各カメラが配置された従来の撮像システム(以下、「外向き撮像システム」という)を示している。図3(b)は、光軸が閉空間の内側を向くように各カメラが配置された撮像システム(以下、「内向き撮像システム」という)を示している。図3では、簡単のためにカメラ数を4にしているが、本発明はこれに限定されない。また、図3の全てのカメラの画角は同一である。
図3(a)において、カメラC31aとカメラC32aを用いて視差画像を取得する場合の視差始点および視差領域はそれぞれ、P3D3aおよびW3D3aで表される。図3(b)において、カメラC31bとカメラC32bを用いて視差画像を取得する場合の視差始点および視差領域はそれぞれ、P3D3bおよびW3D3bで表される。
図3(a)では、視差領域W3D3aは狭く、システムの近傍には3次元情報を得られない領域(以下、3次元死角という)が広がっている。一方、図3(b)では、システムの近傍において視差領域W3Dbが広がっている。他のカメラを用いて視差画像を取得する場合も同様である。
また、図3(b)に示されるように、視差領域は撮像システムの内部も含んでいるため、内向き撮像システムは被写体を取り囲んで3次元測定する撮像系としても使用できる。
また、図3(a)の従来の外向き撮像システムを用いて、図3(b)に示される視差領域を確保するためには、各カメラの画角を大きくする、またはカメラの数を増やす必要がある。
以上より、内向き撮像システムは、外向き撮像システムに比べて画角が小さいカメラを用いた場合やカメラの数が少ない場合であってもシステムの近傍において同等の視差領域を確保できる。
以下、カメラ(第1の撮像手段)C12を基準にした撮像システム100の撮像方法について説明する。カメラC12は、画角の範囲(画角境界WC12で挟まれる範囲)に対応する撮像領域を撮像することができるが、光軸が円の内側を向くように配置されているので、カメラC12による画像や映像には他のカメラが写り込んでしまう。そのため、図1に示されるように、カメラC12から見てカメラ(第2の撮像手段)C15の背面の領域(遮蔽領域)BC12は、カメラC12にとって死角となる。ここで、「死角」とは、物体から直接届く一次光を取得できない領域である。すなわち、領域BC12に配置された物体は、カメラC15によって遮蔽され、カメラC12の画角に対応する画像から検出することができない。なお、死角を形成する遮蔽物は、カメラ筐体だけでなく、カメラを支持する雲台、柱、および壁面も含まれている。
カメラC12の死角となる領域BC12は、カメラC12に隣接して配置されるカメラのうち一方のカメラ(第3の撮像手段)C11の画角の範囲(画角境界WC11で挟まれる範囲)内に含まれる。また、領域BC12は、カメラC12に隣接して配置されるカメラのうち他方のカメラC13、すなわちカメラC12に対してカメラC11と対称な位置に配置されるカメラC13の画角の範囲(画角境界WC13で挟まれる範囲)内に含まれる。したがって、領域BC12に対して2視点確保できているため、領域BC12の3次元情報を取得することができる。なお、領域BC12を画角内に捉えるカメラは2台より多くてもよく、台数が多いほど精度は向上する。
以上説明したように、本実施例では、光軸が閉空間の内側を向くように各カメラを配置し、各カメラに対する遮蔽領域を別のカメラで撮像することで、周方向において死角を充分無視できる連続した像を取得することができる。すなわち、撮像システム100は、周方向で空間情報を連続的に取得することができる。また、被写体から各カメラまでの距離は撮像システム100の直径程度確保できるため、システムの近傍に配置された被写体をピントが合った状態で精度よく撮像することが可能である。なお、各カメラの大きさは、撮像システム100全体の大きさに対して充分小さくしておく必要がある。
なお、撮像システム100では、各カメラの周方向における位置は異なるが、各カメラ間の関係(位置関係、画角、および死角など)は回転対称であるため、他のカメラを基準にした場合も同様である。
以下、撮像システム100の複数のカメラの配置について説明する。複数のカメラは、隣接するカメラ間を直線で結んで周回した際の形状が凸多角形となるように配置されることが好ましい。複数のカメラは、円周状に等間隔に(隣接するカメラ間を直線で結んで周回した際の形状が正多角形状となるように)配置することがより好ましい。このように配置することで、各カメラのスペックや画像処理方法を統一でき、実用上簡便な構成となる。配置形状が滑らかな曲線から離れるほど、カメラ間の画角補間関係を取得することが困難になる。例えば、複数のカメラが複雑に入り組むように配置されると、所定のカメラの画角内に他のカメラが多く写り込んでしまうため、画像処理の負荷が増えてしまう。なお、複数のカメラは、円周状から多少ずれて配置されてもカメラスペックや画像の使い方によって補正は可能であり、本発明の効果は得られる。例えば、複数のカメラは楕円状に、すなわち各カメラが楕円軌跡上に位置するように配置されてもよい。
以下、図4を参照して、第3カメラ死角について説明する。図4は、第3カメラ死角の説明図である。第1カメラ(基準カメラ)C42の正面の第2カメラC46の背面に配置された被写体は、第1カメラC42に隣接する第3カメラC41および第4カメラC43を用いて撮像することができる。なお、説明のため、便宜的に第1カメラC42を基準カメラとして第2から第4カメラを決定しているが、他のカメラを基準カメラとしてもよい。
第3カメラC41から見て、第2カメラC46の背面には死角領域BC41が広がっている。第1カメラC42の画角が充分広ければ(カメラ数が8であれば90[deg]程度)、死角領域BC41を撮像することは可能である。また、第2カメラC46のサイズが充分小さく、死角領域BC41内の被写体近傍で物体面の変化が滑らかであれば、第3カメラC41が取得する死角領域BC41の周辺情報から死角領域BC41内の3次元情報を補間し、推定が可能である。なお、取得できる画像は、1視点分である。この補間方法は、遮蔽物で発生する死角だけでなく、被写体背面に発生する死角についても適用できる場合がある。
3次元情報をさらに厳密に取得するためには、もう1視点分のカメラの画角に対応する画像が必要になる。第4カメラC43の画角を用いて死角領域BC41を撮像する場合、画角を十分広くしなければ、死角領域BC41を除去できず、3次元視できない領域DC41が残ってしまう。本実施例では、領域DC41を第3カメラ死角という。第3カメラ死角を除去するために、カメラの画角およびカメラの配置を適切に設定する方法がある。
まず、カメラの画角を設定する方法について説明する。画角を大きくしすぎると、軸外光線の収差が抑えきれないことから画像が劣化するほか、周辺部ほど歪曲が多くなるため画素あたりの情報量が減ってしまう弊害がある。逆に、画角が小さくしすぎると、全周方向で画像が繋がらなくなるおそれがある。したがって、カメラ群の水平全画角の合計値をFOVsum[deg]としたとき、以下の条件式を満足することが好ましい。
360<FOVsum≦1400 (1)
図4において、第3カメラ死角を完全に除去するためには、第4カメラC43の画角境界WC43は、死角領域BC41の方位に対して平行である必要がある。このとき、カメラ群の水平全画角の合計値FOVsumは、1080[deg]よりも大きくなる必要がある。対して、充分遠方では視差情報が不要(1視点情報で充分)であることを踏まえ、条件式(1)の数値範囲を以下のように設定することが好ましい。
540≦FOVsum≦1300 (1a)
カメラスペックを抑えながら、全周方向においてさらに精度よく3次元情報を取得するために、条件式(1)の数値範囲を以下のように設定することが更に好ましい。
700≦FOVsum≦1200 (1b)
次に、図5を参照して、カメラの配置を設定する方法に説明する。図5は、カメラの配置を設定することで第3カメラ死角を除去する方法の説明図である。上部に撮像システムの上面図、下部に側面図が示されている。上面から見ると円周状に配置された8台のカメラは、側面から見ると配置される高さが異なるように配置されている。
上述したように、第3カメラC41の画角内に第2カメラC46が配置されていることで死角が発生する。そこで、図5の側面図に示されるように、第2カメラC46および第3カメラC41は配置される高さが異なるように配置することで、第2カメラC46は実質的に第3カメラC41の画角の範囲(画角境界WC41で挟まれる範囲)から外れる状態となる。すなわち、第3カメラ死角の発生を抑制することができる。このように、撮像システムの各カメラを射影面に対して垂直に段差をつけて配置することで、第3カメラ死角を除去することができる。
また、この方法における第3カメラC41の画角は、以下の条件式(2)、(3)を満足することが好ましい。
ΔZ≧L23×tan(ωy)+Φ (2)
0≦ωy<80 (3)
ここで、ΔZは第2カメラC46と第3カメラC41の射影面に垂直な方向の位置の差分、L23は第2カメラC46および第3カメラC41の射影面上の距離、Φは第2カメラC46の遮蔽面の射影面に垂直な方向の径である。また、ωy[deg]は、第3カメラC41の画角の境界を決める線のうち第2カメラC46側の線と射影面との成す角度である。
更に好ましくは、条件式(2)、(3)の数値範囲を以下のように設定すればよい。
ΔZ≧L23×tan(ωy)+Φ/2 (2a)
0≦ωy<70 (3a)
また、第3カメラC41の画角のアスペクト比が固定であれば、条件式(2)、(3)の数値範囲を以下のように設定すればよい。
ΔZ≧L23×tan(ωy)+Φ/2 (2b)
0≦ωy≦(FOVx/2+360/N)×Ap−Δωy (3b)
ここで、FOVxは第3カメラC41の水平全画角、Apは第3カメラC41の垂直画角/水平画角で規定されたアスペクト比、Δωy[deg]は第3カメラC41の光軸(カメラ中心線)と射影面との成す角(第3カメラC41の上下傾き角)である。
また、図5に示されるように、カメラが円周状に配置される場合、どのカメラについても対称である必要があるため、周期配置している必要がある。したがって、カメラ数Nは2n個(nは自然数)であることが好ましい。さらに、図5の側面図に示されるように、カメラが交互に上下配置する撮像システムでは、第1カメラと第3カメラが互いに異なる高さに配置されるための条件はカメラ数Nが4n個の場合である。すなわち、第3カメラ死角を除去するために、カメラ数Nは4n個であることがより好ましい。
また、本実施例の撮像システムは、カメラの数、配置、および画角の関係だけで説明できるため、比例拡大・縮小が可能であり、カメラ群に小さな筐体のカメラを適用すれば人が運搬可能なサイズとして構成できる。また、カメラ群として既に設置されている複数の監視カメラを有する監視カメラ群を用いることで、複数の監視カメラを用いた撮像システムを実現することができる。
ここで、撮像システム100の具体的な数値について説明する。撮像システム100の直径(射影面の直径)は2.0[m]、内分角θinは60[deg]、各カメラの水平全画角は125[deg]、垂直全画角は95[deg]、各カメラを正面から見た遮蔽面の径はΦ20[mm]である。撮像システム100の水平画角の合計は750[deg]であり、2視点分の全周角度(2×360=720[deg])を満足する情報を得ることができる。
以上説明したように、本実施例の撮像システム100は、周方向に連続的にシステム近傍の3次元情報を高精度に取得することができる。
図6を参照して、本実施例の撮像システム200の構成について説明する。図6は、撮像システム200の構成図である。図6(a)は上面図、図6(b)は側面図である。撮像システム200の基本構成は実施例1の撮像システム100と同様であるが、撮像システム200では、カメラ群C51を構成するカメラの数を8台とし、カメラを図6(b)に示されるように隣接するカメラの高さが互い違いになるように配置されている。
撮像システム200の直径は10.0[m]、高さは3.5[m]、各カメラの水平全画角は100[deg]、垂直全画角は75[deg]に設定されている。また、上層(高い位置)に配置された4台のカメラの上向きのあおり角、および下層(低い位置)に配置された4台のカメラの下向きのあおり角はいずれも30[deg]に設定されている。
撮像システム200では、第1カメラは、どのカメラを選択しても、第2および第3カメラに相当するカメラとは必ず高さが異なるため、水平方位の遠方で第3カメラ死角が発生することはない。
以上説明したように、撮像システム200は、周方向に連続的にシステム近傍の3次元情報を高精度に取得することができるとともに、第3カメラ死角を回避することが可能である。
図7を参照して、本実施例の撮像システム300の構成について説明する。図7は、撮像システム300の構成図である。図7(a)は上面図、図7(b)は側面図である。撮像システム300の基本構成は、実施例1の撮像システム100と同様である。撮像システム300では、カメラ群C61を構成するカメラを図7(b)に示されるように隣接するカメラの高さが互い違いになるように配置され、カメラ群C61の中央に天頂向きの天頂カメラC62Cが設置されていることが撮像システム100の構成と異なる。
第1カメラの画角内に位置する第2カメラ遮蔽分の立体角は死角になり、画像処理には利用しないため、天頂カメラC62Cはこの死角領域に設置されている。天頂カメラC62Cのサイズは、第1カメラから見たときの第2カメラの立体角に収まるように、各辺8[mm]程度に設定されている。また、天頂カメラC62Cの水平・垂直全画角は、90[deg]に設定されている。
以上説明したように、撮像システム300は、周方向に連続的にシステム近傍の3次元情報を高精度に取得することができるとともに、垂直方向の撮影画角を拡大することが可能である。
図8を参照して、本実施例の撮像システム400の構成について説明する。図8は、撮像システム400の構成図である。撮像システム400の基本構成は、実施例1の撮像システム100と同様であるが、撮像システムでは、カメラ群を構成するカメラ数を8台、システムの直径を1.0[m]、各カメラの水平全画角を135[deg]に設定している。また、第2カメラC76の側面には、反射ミラー(反射素子)M73が設置される。
反射ミラーM73は、第4のカメラC73の画角内に、第3カメラC71から見た第2カメラC76の死角領域BC71と共通部分を有する反射像領域MC73が形成されるように配置される。
上記構成により、撮像システム400は、周方向に連続的にシステム近傍の3次元情報を高精度に取得することができるとともに、第3カメラ死角を回避することが可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
また、本発明の撮像システムに別の距離推定機能を付加してもよい。カメラ単体で距離を推定する方法として、カメラ内のセンサで入射光束の位相差を検出して距離を推定する方法、入射光をライトフィールドとして取得して物体距離を推定する方法、およびレーザー光の往復時間差を検出して推定する方法などが知られている。仮に、本発明で使用する光学系と共存できる構成であれば、距離推定機能を本発明の撮像システムに付加して距離測定を補助してもよい。また、使用するカメラ群の各カメラが距離推定機能を有してもよい。距離推定機能を本発明の撮像システムと組み合わせることで、例えば、画像処理だけでは距離精度が得られない撮影条件のときに利用できる。
C11 カメラ(第3の撮像手段)
C12 カメラ(第1の撮像手段)
C13 カメラ(撮像手段)
C14 カメラ(撮像手段)
C15 カメラ(第2の撮像手段)
C16 カメラ(撮像手段)
100 撮像手段

Claims (17)

  1. 射影面で見た場合にそれぞれが多角形の頂点に配置された複数の撮像手段と、前記多角形により形成される閉空間の外部領域の情報を取得する制御手段を有する撮像システムであって、
    前記複数の撮像手段は、第1の撮像手段、前記第1の撮像手段の画角内に配置される第2の撮像手段、および前記第1の撮像手段の撮像領域のうち前記第2の撮像手段により遮蔽される遮蔽領域を撮像する第3の撮像手段を有し、
    前記制御手段は、前記複数の撮像手段のそれぞれが撮像することで取得した結果に基づき、前記情報として前記外部領域の3次元情報を含む情報を算出することを特徴とする撮像システム。
  2. 前記第3の撮像手段の数は、2以上であることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記複数の撮像手段のそれぞれの光軸は、前記閉空間の内側を向いていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像システム。
  4. 前記複数の撮像手段の各撮像手段の画角は、前記各撮像手段と前記閉空間の重心とを通る直線を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像システム。
  5. 前記多角形は、凸多角形であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像システム。
  6. 前記多角形の全ての頂点は、楕円軌跡上に位置することを特徴とする請求項1から5のいずれか項に記載の撮像システム。
  7. 前記多角形は、正多角形であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像システム。
  8. 前記複数の撮像手段の水平全画角の和をFOVsum[deg]としたとき、
    360<FOVsum≦14
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像システム。
  9. 前記複数の撮像手段のうち少なくとも1つの撮像手段は、前記射影面に垂直な方向の位置が他の撮像手段の位置とは異なるように配置されることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像システム。
  10. 前記第1および第3の撮像手段は隣接し、
    前記第2および第3の撮像手段は、前記射影面に垂直な方向の位置が互いに異なるように配置されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像システム。
  11. 前記第2および第3の撮像手段の前記射影面に垂直な方向の位置の差分をΔZ、前記第2および第3の撮像手段の前記射影面上の距離をL23、前記第2の撮像手段の前記射影面に垂直な方向の幅をΦ、前記第3の撮像手段の垂直画角のうち前記第2の撮像手段側の画角と前記射影面との成す角度をωy[deg]としたとき、
    ΔZ≧L23×tan(ωy)+Φ
    0≦ωy<80
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項10に記載の撮像システム。
  12. 前記複数の撮像手段の数は、2n(nは自然数)であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の撮像システム。
  13. 前記複数の撮像手段の数は、4n(nは自然数)であることを特徴とする請求項12に記載の撮像システム。
  14. 前記複数の撮像手段の数は、4以上15以下であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の撮像システム。
  15. 前記射影面において前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段を直線で結んだ線上の位置に配置される撮像手段を更に有することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に撮像システム。
  16. 前記第2の撮像手段は、側面に取り付けられた反射素子を有することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の撮像システム。
  17. 前記複数の撮像手段は、前記第1の撮像手段に隣接する2つの撮像手段を有し、
    前記2つの撮像手段のうち一方は、前記第3の撮像手段であり、
    前記第3の撮像手段に対して前記反射素子により反射される反射像領域は、前記2つの撮像手段のうち他方の撮像領域のうち前記第2の撮像手段により遮蔽される領域を含むことを特徴とする請求項16に記載の撮像システム。
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