JP6808403B2 - 警報器 - Google Patents
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Description
即ち、本発明によれば、不必要時に、センサが外部環境の変化を検知して報知することを防止することができ、また、不必要時に、センサが外部環境の変化を検知して報知することによる電力消費を抑制することができる。
図1に示すように、警報器1は、制御部2と、指示受付部3と、センサ4と、報知部6と、を備える。
報知部6は、センサ4の第一センサ41が所定の濃度の被検知ガスを検知したとき、第二センサ42が所定の温度、所定の湿度、または所定の温湿度(所定の温度および/または所定の湿度)を検知したとき、に報知(警報)する。報知部6は、センサ4が検出した値(ガス濃度の値、温度、湿度、または、温湿度等)が予め定められた所定の値(所定の閾値)以上と制御部2が判断したときに報知する。
報知部6の報知動作の停止時間は、第一センサ41に基づく報知と第二センサ42に基づく報知とで、同じものとしてもよく、また、異なるものとしてもよい。報知部6の報知動作の停止時間は、第一センサ41に基づく報知と第二センサ42に基づく報知と異なるものとする場合には、例えば、報知の緊急度の高いほう(第一センサ41)の報知機能の停止時間を短く設定し、緊急度の低いほう(第二センサ42)の報知機能の停止時間を長く設定することができる。
警報器1の第二センサ42の検知機能の停止は、例えば第二センサ42に電源供給を行わないことや、第二センサ42に電源供給は行うものの検知対象を検知できない程度の電源供給のみ行うこと等によって実現される。
警報器1では、第一センサ41についても、第二センサ42と同様に検知機能を停止可能に構成することもできる。もっとも、第一センサ41と第二センサ42とでは検知対象の緊急度が異なることから、要求される仕様に応じて、第一センサ41のみについて、第二センサ42のみについて、または、第一センサ41と第二センサ42とのいずれについても、検知機能を停止可能に構成することもできる。
第二センサ42の検知機能を停止する指示を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断した場合には、ステップS12に移行する。
第二センサ42の検知機能を停止する指示を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断しない場合には、ステップS11を繰返し行う。
このとき、報知部6は、第二センサ42の検知機能を停止する旨等を報知させてもよい。
以上のようにして、警報器1における第二センサ42の検知機能を停止する動作が行われる。
したがって、警報器1では、不必要時に、センサ4が所定の外部環境の変化を検知して報知部6が報知することによる電力消費を抑制することができる。また、警報器1では、不必要時に、センサ4が所定の外部環境の変化を検知して報知部6が報知することによる煩わしさを防止することができる。
したがって、警報器1では、不必要時に、所定の温度および/または所定の湿度であることを第二センサ42が検知して報知部6が報知することによる電力消費を抑制することができる。また、警報器1では、不必要時に、所定の温度および/または所定の湿度であることを頻繁に報知部6が報知することよる煩わしさを防止することができる。
したがって、警報器1では、不必要時に、所定の温度および/または所定の湿度であることを第二センサ42が検知して報知部6が報知することによる電力消費を抑制することができ、また、不必要時に、所定の温度および/または所定の湿度であることを第二センサ42が検知して報知部6が報知することよる煩わしさを防止することができる。
したがって、警報器1では、第二センサ42が所定の温度および/または所定の湿度を検知する機能が停止した状態であっても、第一センサ41が外部環境の変化を検知して報知部6が報知することを確実に行うことができる。
第一センサ41は、ユーザへの影響の観点から報知の緊急性が第二センサ42よりも高いものを検知し、その検知機能は停止されないことから、必要な安全性を担保しつつ電力消費を抑制することができる。
このように構成することにより、警報器1では、第二センサ42の検知機能の停止中に、第二センサ42の検知機能が停止中である旨等を報知(催促)して、第二センサ42の検知機能を復帰する設定が忘れられた状態となることを防止することができる。
また報知部6は、第二センサ42の検知機能の停止中に、第二センサ42の検知機能が停止であることがわかる表示(例えば定期的にランプ点滅など)を行うように構成することもできる。
このとき、警報器1は、第二センサ42の検知機能の停止中において、第一センサ41が外部環境の変化を検知した旨を報知部6が報知するときに、報知部6の第一ランプに加えて第二ランプも点灯(例えば、第一ランプと第二ランプとを交互に点滅点灯、または、第一ランプと第二ランプとを同時に点灯等)する構成とすることもできる。
警報器1は、第二センサ42の検知機能が停止しているときと、第二センサ42の検知機能が復帰しているときとで、警報器1の点検動作を実行するときの報知部6が報知する態様または警報器1の点検内容が異なる構成とすることができる。例えば、警報器1は、第二センサ42の検知機能が停止しているときと、第二センサ42の検知機能が復帰しているときとで、報知部6のランプの点灯態様や報知するメッセージ等が異なる構成とすることができる。
第二センサ42の検知機能を停止してから所定時間経過した、と制御部2が判断した場合には、ステップS24に移行する。
第二センサ42の検知機能を停止してから所定時間経過した、と制御部2が判断しない場合には、ステップS22に移行する。なお、第二センサ42の検知機能を時間の制限なく停止する設定が行われているときには、第二センサ42の検知機能を停止してから所定時間経過した、と制御部2が判断しない場合として、ステップS22に移行する。
第二センサ42の検知機能を復帰する指示(復帰指示)を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断した場合には、ステップS24に移行する。
第二センサ42の検知機能を復帰する指示を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断しない場合には、ステップS23に移行する。
復帰条件を満たすと制御部2が判断した場合には、ステップS24に移行する。
所定の条件を満たすと制御部2が判断しない場合には、ステップS21に移行する。
以上のようにして、警報器1における第二センサ42の検知機能が復帰する動作が行われる。
なお、上記では、第二センサ42の検知機能が復帰するための条件として、三つの条件(第二センサ42の検知機能が停止してから所定時間経過したとき、指示受付部3が第二センサ42の検知機能を復帰させる指示を受付けること、および第二センサ42の検知機能が停止してから所定時間経過前に第二センサ42の検知機能が復帰条件を満たすこと)を備えている例を示したが、それに限らず、第二センサ42の検知機能が復帰するための条件を、一つまたは二個以上備える構成としてもよい。
また、復帰条件が、予め設定される時間になったことに基づく条件とされる場合には、第二センサ42の検知機能を復帰させる設定を忘れていても、予め設定される時間になったときに、第二センサ42の検知機能を復帰させることができる。
また例えば、第二センサ42の検知機能が停止してから所定時間経過前に第二センサ42の検知機能が復帰する場合には、第二センサ42の検知機能が復帰した旨を音声とランプとで報知部6は報知し、第二センサ42の検知機能が停止してから所定時間経過後に第二センサ42の検知機能が復帰する場合には、第二センサ42の検知機能が復帰した旨をランプで報知部6は報知する。
また例えば、第二センサ42の検知機能が停止してから所定時間経過前に第二センサ42の検知機能が復帰する場合には、所定時間経過後に復帰する場合と比較して報知部6の報知時における音量を小さく設定する。
ここで、温度および/または湿度が報知部6の危険報知機能の停止を禁止するほど警戒レベルの高い状態であることとは、所定時間以内(例えば、1時間以内)に第二センサ42が所定の温度および/または所定の湿度であることを検知しているとき、または、第二センサ42が所定の閾値未満であるが所定の温度および/または所定の湿度であることを検出したとき等で、予め設定される。
停止禁止条件を満たす、と制御部2が判断した場合には、ステップS11に移行する。このとき、第二センサ42の検知機能を停止する指示を指示受付部3が受付けたが停止禁止条件を満たすために第二センサ42の検知機能を停止しない旨を、報知部6が報知する。
停止禁止条件を満たす、と制御部2が判断しない場合には、ステップS12に移行する。
第二センサ42の検知機能を停止する直近の指示を指示受付部3が受付けてから所定時間以内に、第二センサ42の検知機能を停止する指示を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断しない場合には、ステップS11に移行する。
なお、第二実施形態に係る警報器1の説明については、第一実施形態に係る警報器1と同様の部分の説明を適宜省略し、第一実施形態に係る警報器1と異なる部分を中心に説明する。
例えば、人検知部7は、赤外線センサ、超音波センサ、または、可視光センサ等の人感センサで構成され、人が動作している状態を検知して人を検知する。また例えば、人検知部7は、ドアセンサで構成され、ドアの開閉を検知して人を検知する。また例えば、人検知部7は、ガスコンロやIHコンロ等の調理器のスイッチがON/OFFされたこと、または、ガスメータまたは電気メータ等のメータ機器が計測した値等、を検出して人を検知する。また例えば、人検知部7は、調理器周りのガス漏れ、調理器周りの煙や湯気等、または、調理器上に配置される鍋やフライパン等の調理道具の表面温度等、を検出して人を検知する。
復帰条件は、指示受付部3が第二センサ42の検知機能を復帰させる指示を受付けることに基づく条件、および、第二センサ42の検知機能が停止してから所定時間経過したことに基づく条件以外の条件であり、第二センサ42の検知機能が停止している状態で、予め設定される時間になったこと、および/または、人検知部7が人の存在を検知したこと等に基づく条件として、指示受付部3が指示を受付けることによって予め設定される。
また、他の復帰条件として、第二センサ42の検知機能が停止してから所定時間(第二センサ42の検知機能が停止する設定時間よりも短い時間)経過前に人検知部7が人の不在を検知しており(人の存在を検知せず)、当該所定時間経過後に、人検知部7が人の存在を検知した場合があげられる。
2 制御部
3 指示受付部
4 センサ
6 報知部
7 人検知部
41 第一センサ
42 第二センサ
Claims (5)
- 外部環境の変化を検知するセンサを備え、前記センサが所定の外部環境の変化を検知した時に検知する警報器であって、
前記センサは、外部環境の変化を検知する第一センサと、前記第一センサとは検知対象が異なり、温度および/または湿度を検知する第二センサと、を備え、前記第一センサが所定の外部環境の変化を検知したとき、または、前記第二センサが所定の温度および/または所定の湿度を検知したときに報知し、
前記第二センサの所定の温度および/または所定の湿度を検知する機能を停止可能に構成され、
人を検知したときに、前記第二センサの所定の温度および/または所定の湿度を検知する機能が復帰可能に構成される、
警報器。 - 前記第一センサは、検知対象を、ガス、CO、または、火災のうち少なくとも1つとする、
請求項1に記載の警報器。 - 所定の条件を満たしたときに、前記第二センサの所定の温度および/または所定の湿度を検知する機能が復帰可能に構成される、
請求項1または請求項2に記載の警報器。 - 予め設定される時間になったときに、前記第二センサの所定の温度および/または所定の湿度を検知する機能が復帰可能に構成される、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の警報器。 - 前記第二センサの所定の温度および/または所定の湿度を検知する機能が停止してから所定時間経過したときに、前記第二センサの所定の温度および/または所定の湿度を検知する機能が復帰可能に構成される、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の警報器。
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