JP6808404B2 - 警報器 - Google Patents
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また、前記警報器には、外部環境の変化を検知するセンサに加えて、人体に影響を及ぼす緊急度が前記ガス等に比べて低いものを検知対象とするセンサをさらに備えるものが公知となっている(特許文献1参照)。前記警報器は、例えば、ガスセンサと、温湿度センサと、を備え、所定のガス等を検知したときに検知することに加えて、所定の温度または所定の湿度を検知したとき(例えば、熱中症が発症する危険度が高い温度になったとき、または、ウイルスに感染し易い湿度になったとき等)に報知する。
即ち、本発明によれば、不必要時に、所定の温度、所定の湿度、または所定の温湿度であることを報知することを防止することができ、不必要時に、所定の温度、所定の湿度、または所定の温湿度であることを報知することによる電力消費を抑制することができる。
図1に示すように、警報器1は、制御部2と、指示受付部3と、センサ4と、報知部6と、を備える。
報知部6は、センサ4の第一センサ41が所定の濃度の被検知ガスを検知したとき、第二センサ42が所定の温度、所定の湿度、または所定の温湿度を検知したとき、に報知(警報)する。報知部6は、センサ4が検出した値(ガス濃度の値、温度、湿度、または、温湿度等)が予め定められた所定の値(所定の閾値)以上と制御部2が判断したときに報知する。
報知部6の危険報知機能を停止する指示を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断した場合には、ステップS12に移行する。
報知部6の危険報知機能を停止する指示を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断しない場合には、ステップS11を繰返し行う。
このとき、報知部6は、報知部6の危険報知機能を停止する旨等をランプや音声等で報知させてもよい。
以上のようにして、警報器1における報知部6の危険報知機能を停止する動作が行われる。
したがって、警報器1では、不必要時に、所定の濃度の被検知ガス、所定の温度、所定の湿度、または所定の温湿度であることを報知部6が報知することによる電力消費を抑制することができる。また、警報器1では、不必要時に、所定の濃度の被検知ガス、所定の温度、所定の湿度、または所定の温湿度であることを頻繁に報知部6が報知することよる煩わしさを防止することができる。
したがって、警報器1では、不必要時に、報知部6が報知することによる電力消費を抑制することができ、また、不必要時に、報知部6が報知することよる煩わしさを防止することができる。
このように構成することにより、指示受付部3が指示(停止指示)を受付けたときに、第一センサ41に基づいて報知する機能または第二センサ42に基づいて報知する機能とが、意図せずに、停止した状態となることを防止することができる。また、第一センサ41に基づいて報知する機能と第二センサ42に基づいて報知する機能とのうち少なくとも一方について時間の制限なく停止することから、停止した側の報知機能が意図せずに復帰している状態となることを回避することができる。
このように構成することにより、センサ4の第一センサ41が被検知ガスを検知したときの報知部6の危険報知機能を停止することなく、第二センサ42が、所定の温度、所定の湿度、または所定の温湿度を検知したときに報知部6が報知する機能を停止することができる。
したがって、警報器1では、センサ4は、所定の温度、所定の湿度、または所定の温湿度を検知したときに報知部6が報知する機能が停止した状態であっても、報知の緊急度が比較的高い被検知ガスを検知したときの報知部6による報知を確実に行うことができる。
このように構成することにより、警報器1では、報知部6の危険報知機能が停止しているときであってもセンサ4の第一センサ41が所定の濃度の被検知ガスを検知して、報知部6の危険報知機能が停止しているときの警報器1周囲の被検知ガスの濃度の状態を把握することができる。
このように構成することにより、警報器1では、報知部6の危険報知機能が停止しているときであってもセンサ4の第二センサ42が温度または湿度を検知して、報知部6の危険報知機能が停止しているときの、温度、湿度、または温湿度の状態を把握することができる。
このように構成することにより、警報器1では、報知部6の危険報知機能の停止中に、報知部6の危険報知機能が停止中である旨等を報知(催促)して、報知部6の危険報知機能を復帰する設定が忘れられた状態となることを防止することができる。
このように構成することによって、報知部6の危険報知機能が停止しているか否かについて容易に把握することができる。
このとき、警報器1は、第二センサ42に基づく報知部6の危険報知機能が停止中において、センサ4の第一センサ41が所定の濃度の被検知ガスを検知した旨を報知部6が報知するときに、報知部6のガスランプに加えて温湿度ランプも点灯(例えば、ガスランプと温湿度ランプとを交互に点滅点灯、または、ガスランプと温湿度ランプとを同時に点灯等)する構成とすることもできる。
このように構成することにより、警報器1では、報知部6が報知することによってセンサ4が検知した検知対象の状態を把握することができる。
このような構成に加えて、警報器1では、第二センサ42が所定の温度を検知したときと、所定の湿度を検知したときと、または、所定の温湿度を検知したときと、で異なる態様で報知する構成とすることもできる。
このように構成されることにより、暑さまたは乾燥のそれぞれの警戒度に応じて複数のレベルにおいて報知部6が報知することから、暑さや乾燥に関するより細かい状態を把握することができる。
このように構成されることにより、暑さに関する報知または乾燥に関する報知毎に、報知部6の危険報知機能の停止する範囲を任意のものに設定して、利用者の状態(健康状態や年齢等)に応じた暑さや乾燥に関する報知を行うことができる。
また例えば、警報器1は、数日(例えば、3日間)等の長期不在の場合には、操作具によって指示受付部3に24時間停止させる場合よりも少し長い期間を指示することによって、報知部6の危険報知機能を3日間停止し、報知部6の危険報知機能を停止してから3日経過後に、報知部6の危険報知機能が自動的に復帰するように構成される。
また例えば、警報器1は、報知部6の危険報知機能を時間の制限なく停止する場合には、操作具によって指示受付部3に3日間停止させる場合よりも長い期間を指示することによって、報知部6の危険報知機能を停止し、操作具によって指示受付部3が操作されなければ報知部6の危険報知機能が復帰しないように構成される。
上記操作具による指示受付部3の操作の例として、操作スイッチの押圧操作があげられる。このような例の場合、操作スイッチの押圧操作の時間(押し時間)を異ならせることで、報知部6の危険報知機能の停止期間を選択して設定することができる。
警報器1は、報知部6の危険報知機能が停止しているときと、報知部6の危険報知機能が復帰しているときとで、警報器1の点検動作を実行するときの報知部6が報知する態様または警報器1の点検内容が異なる構成とすることができる。例えば、警報器1は、報知部6の危険報知機能が停止しているときと、報知部6の危険報知機能が復帰しているときとで、報知部6のランプの点灯態様が異なる構成としたり、報知部6の危険報知機能が停止しているときには、報知部6の危険報知機能が停止している旨を通常の点検に関する報知(報知部6の危険報知機能復帰時における点検に関する報知)とあわせて報知する構成とすることができる。
なお、警報器1では、要求される仕様に応じて、第一センサ41に基づく報知機能のみについて、第二センサ42に基づく報知機能のみについて、または、第一センサ41に基づく報知機能と第二センサ42に基づく報知機能とのいずれについても、停止可能に構成することもできる。
具体的には、警報器1は、センサ4の第二センサ42によって所定の温度が検知された旨を報知部6が報知しているときに指示受付部3が指示を受付けることによって、第二センサ42によって所定の温度が検知された旨の報知部6の報知動作を所定時間(例えば、30分間)停止することができるように構成される。
警報器1は、センサ4の第一センサ41によって所定の濃度の被検知ガスが検知された旨を報知部6が報知しているときに指示受付部3が指示を受付けることによって、第一センサ41によって所定の濃度の被検知ガスが検知された旨の報知部6の報知動作を所定時間(例えば、3分間)停止することができるように構成される。
報知部6の危険報知機能の停止時間は、第一センサ41に基づく報知と第二センサ42に基づく報知とで、同じものとしてもよく、また、異なるものとしてもよい。報知部6の危険報知機能の停止時間は、第一センサ41に基づく報知と第二センサ42に基づく報知と異なるものとする場合には、例えば、報知の緊急度の高いほう(第一センサ41)の報知機能の停止時間を短く設定し、緊急度の低いほう(第二センサ42)の報知機能の停止時間を長く設定することができる。
報知部6の危険報知機能を停止してから所定時間経過した、と制御部2が判断した場合には、ステップS24に移行する。
報知部6の危険報知機能を停止してから所定時間経過した、と制御部2が判断しない場合には、ステップS22に移行する。なお、報知部6の危険報知機能を時間の制限なく停止する設定が行われているときには、報知部6の危険報知機能を停止してから所定時間経過した、と制御部2が判断しない場合として、ステップS22に移行する。
報知部6の危険報知機能を復帰する指示を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断した場合には、ステップS24に移行する。
報知部6の危険報知機能を復帰する指示を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断しない場合には、ステップS23に移行する。
復帰条件を満たすと制御部2が判断した場合には、ステップS24に移行する。
所定の条件を満たすと制御部2が判断しない場合には、ステップS21に移行する。
以上のようにして、警報器1における報知部6の危険報知機能が復帰する動作が行われる。
なお、上記では、報知部6の危険報知機能が復帰するための条件として、三つの条件(報知部6の危険報知機能を復帰させる指示を指示受付部3が受付けること、報知部6の危険報知機能が停止してから所定時間経過したこと、および、報知部6の危険報知機能が停止してから所定時間経過前に報知部6の危険報知機能が復帰条件を満たすこと)を備えている例を示したが、それに限らず、報知部6の危険報知機能が復帰するための条件を、一つまたは二個以上備える構成としてもよい。
したがって、警報器1によれば、警報器1の周囲の状態に応じて、第一センサ41が検知したときに報知する報知部6の危険報知機能の停止時間と、第二センサ42が検知したときに報知する報知部6の危険報知機能の停止時間とで、報知部6の危険報知機能が停止してから報知部6の危険報知機能が復帰するまでの所定時間を、それぞれ異なる時間に設定して、利便性を向上させることができる。
また例えば、報知部6の危険報知機能が停止してから所定時間経過前に報知部6の危険報知機能が復帰する場合には、報知部6の危険報知機能が復帰した旨を音声とランプとで報知部6は報知し、報知部6の危険報知機能が停止してから所定時間経過後に報知部6の危険報知機能が復帰する場合には、報知部6の危険報知機能が復帰した旨をランプで報知部6は報知する。
また例えば、報知部6の危険報知機能が停止してから所定時間経過前に報知部6の危険報知機能が復帰する場合には、所定時間経過後に復帰する場合と比較して報知部6の報知時における音量を小さく設定する。
また上記と同様に、報知部6の危険報知機能が停止してから所定時間経過前に復帰条件を満たして報知部6の危険報知機能が復帰する場合と、それ以外の場合とでは、報知部6の危険報知機能が復帰したことを報知部6が報知する内容を変更したり、報知部6の危険報知機能が復帰したことを報知部6が報知する手段を異なる構成(音声およびランプで報知、または、ランプのみで報知)とすることもできる。
このように構成することで、報知部6の危険報知機能が復帰した後の警報器1の動作態様が、報知部6の危険報知機能が停止してから所定時間経過したか否か、または、報知部6の危険報知機能が停止してから所定時間経過前に指示受付部3が復帰指示を受付けたか否かによって、常に異なることを防ぐことができる。
また、復帰条件が、予め設定される時間になったことに基づく条件とされる場合には、指示受付部3に復帰指示をすることによる報知部6の危険報知機能を復帰させる設定を忘れていても、予め設定される時間になったときに、報知部6の報知する機能を復帰させることができる。
このように構成することにより、電源がOFFされる前に報知部6の危険報知機能が停止した状態が、電源をONして再起動した後も継続していることを防止することができる。
ここで、センサ4の第二センサ42が検出する温度、湿度、または温湿度のうち少なくとも一つが報知部6の危険報知機能の停止を禁止するほど警戒レベルの高い状態とは、所定時間以内(例えば、1時間以内)にセンサ4の第二センサ42が所定の温度、所定の湿度、または所定の温湿度であることを検知しているとき、または、センサ4の第二センサ42が所定の閾値未満であるが所定の温度、所定の湿度、または所定の温湿度であることを検出したとき等で、予め設定される。
停止禁止条件を満たす、と制御部2が判断した場合には、ステップS11に移行する。このとき、報知部6の危険報知機能を停止する指示を指示受付部3が受付けたが停止禁止条件を満たすために報知部6の危険報知機能を停止しない旨を、報知部6が報知する。
停止禁止条件を満たす、と制御部2が判断しない場合には、ステップS12に移行する。
停止禁止条件が、直近の報知部6の報知する動作から所定時間経過していないことに基づく条件とされる場合には、直近の報知部6の報知する動作から所定時間経過していない危険な状態が継続している可能性が高いときに、指示受付部3が停止示を受付けて報知部6の報知する機能が停止されることを防止することができる。
停止禁止条件が、報知部6の危険報知機能を停止する指示を指示受付部3が受付けないことについて予め設定されていることに基づく条件とされる場合には、例えば子供等によって意図せずに指示受付部3が停止指示を受付けて報知部6の報知する機能が誤って停止されることを防止することができる。
報知部6の危険報知機能を停止する指示を指示受付部3が直近で受付けてから所定時間以内に、報知部6の危険報知機能を停止する指示を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断した場合には、ステップS12に移行する。このとき、停止禁止条件を満たすが指示受付部3が再度停止指示を受付けたために報知部6の危険報知機能を停止する旨を、報知部6が報知する。
報知部6の危険報知機能を停止する指示を指示受付部3が直近で受付けてから所定時間以内に、報知部6の危険報知機能を停止する指示を指示受付部3が受付けた、と制御部2が判断しない場合には、ステップS11に移行する。
このようにすることでも、報知部6が報知することによる電力消費を抑制し、不必要時における、音声報知による煩わしさを防止することができつつ、危険な状態にあることを知らせることができる。
なお、第二実施形態に係る警報器1の説明については、第一実施形態に係る警報器1と同様の部分の説明を適宜省略し、第一実施形態に係る警報器1と異なる部分を中心に説明する。
例えば、人検知部7は、赤外線センサ、超音波センサ、または、可視光センサ等の人感センサで構成され、人が動作している状態を検知して人を検知する。また例えば、人検知部7は、ドアセンサで構成され、ドアの開閉を検知して人を検知する。また例えば、人検知部7は、ガスコンロやIHコンロ等の調理器のスイッチがON/OFFされたこと、または、ガスメータまたは電気メータ等のメータ機器が計測した値等、を検出して人を検知する。また例えば、人検知部7は、調理器周りのガス漏れ、調理器周りの煙や湯気等、または、調理器上に配置される鍋やフライパン等の調理道具の表面温度等、を検出して人を検知する。
また、他の復帰条件として、報知部6の危険報知機能が停止してから所定時間(報知部6の危険報知機能が停止する設定時間よりも短い時間)経過前に人検知部7が人の不在を検知しており(人の存在を検知せず)、当該所定時間経過後に、人検知部7が人の存在を検知した場合があげられる。
2 制御部
3 指示受付部
4 センサ
6 報知部
7 人検知部
41 第一センサ
42 第二センサ
Claims (7)
- 外部環境の変化を検知する第一センサと、
人体に影響を及ぼす緊急度が第一センサに比べて低いものを検知対象とする第二センサと、
を備え、
前記第一センサが外部環境の変化を検知したとき、または、前記第二センサが検知対象を検知したときに報知する警報器であって、
停止指示を受けたときに前記報知する機能を停止可能に構成され、
所定の条件を満たしたときに、前記報知する機能が復帰可能に構成されるものであり、
前記所定の条件は、人が存在することに基づく条件である、
警報器。 - 前記停止可能な報知機能は、前記第二センサが、所定の温度、所定の湿度、または、所定の温湿度を検知したときに報知する機能である、
請求項1に記載の警報器。 - 前記停止指示の態様によって、前記報知する機能の停止時間を設定可能に構成される、
請求項1または請求項2に記載の警報器。 - 前記停止指示を受け付けたときに、前記第一センサに基づいて報知する機能と前記第二センサに基づいて報知する機能のうち少なくとも一方を時間の制限なく停止可能に構成される、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の警報器。 - 前記第二センサは、前記報知する機能が停止しているときに、前記所定の温度、前記所定の湿度、または、前記所定の温湿度を検知可能に構成される、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の警報器。 - 前記所定の条件は、前記第二センサの検出する状態が警戒レベルの高い状態にあることに基づく条件である、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の警報器。 - 前記報知する機能が停止してから所定時間経過したときに、前記報知する機能が復帰可能に構成され、
前記所定時間経過前に前記所定の条件を満たして前記停止した報知する機能が復帰する場合と、前記所定時間経過後に前記停止した報知する機能が復帰する場合とでは、前記停止した報知する機能が復帰した後の前記警報器の動作態様が異なる、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の警報器。
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