JP6808019B2 - 車載装置、局側装置及びキャリブレーション方法 - Google Patents

車載装置、局側装置及びキャリブレーション方法 Download PDF

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Description

この発明は、モービルマッピングシステム(以下、MMSと記す)に関する。この発明は、自己位置を推定する装置、カメラ、レーザスキャナを備え、車両に搭載されて、道路及び道路周辺の形状を計測する車載装置に関する。
MMSのような、自己位置を推定する装置、カメラ、レーザスキャナを計測車両に搭載し、計測車両を走行させて、道路及び道路周辺の形状を計測するシステムは広く使われている。MMSの計測車両では、経年変化や小さな衝突などにより、カメラ及びレーザスキャナの取り付け位置あるいは取り付け姿勢が変化し、計測の精度劣化が発生する。この精度劣化を防ぐために、MMSの計測車両では、例えば1年に一度の定期点検を実施し、精度の確保のためのキャリブレーションを実施している(例えば特許文献1、2)。
キャリブレーションとは、カメラ及びレーザスキャナの現在の取り付け位置及び取り付け姿勢を推定する工程である。
MMSでは、工場内に設けられた、測量点を有する専用フィールドを計測車両が規定の走行を行って計測対象を計測し、その計測データを用いて、キャリブレーションを行っている。以下、カメラ及びレーザスキャナの取り付け位置及び取り付け姿勢の推定のための計測車両の走行をキャリブレーション走行と呼び、カメラ及びレーザスキャナの取り付け位置及び取り付け姿勢の推定作業を較正作業と呼ぶ。また、較正作業で得られたカメラ及びレーザスキャナの取り付け位置及び取り付け姿勢のそれぞれをカメラ較正位置及びカメラ較正角度、レーザスキャナ較正位置及びレーザスキャナ較正角度と呼ぶ。
キャリブレーション走行は計測車両の出荷時だけでなく、精度確保のため、上記のように、一年に一度行う。その場合、GPS(Global Positioning System)測位による誤差の吸収のために、専用フィールドの同じコースを3往復、合計6回走行により計測を行い、平均的なカメラ較正角度、レーザスキャナ較正角度を算出している。
キャリブレーション走行を工場内の専用フィールドで行う場合は、計測車両を工場まで持ち込む必要がある。しかし、遠方から工場に持ち込むには手間が必要である。また、海外から計測車両を工場に持ち込むのは、実質不可能である。さらに、自動運転用のMMSが大量に稼働した場合には、より効率的にキャリブレーション走行が実施できることが望まれる。
国際公開第2013/145072号パンフレット 特開2010−175423号公報
この発明は、効率的にキャリブレーション走行が実施できる手段の提供を目的とする。
この発明の車載装置は、
車両に搭載され、測位受信機と、前記車両が通過する領域の三次元点群データの生成の元になる元データを前記車両の移動にともない採取するレーザスキャナと、記憶装置とを備える車載装置である。
前記車載装置は、
前記レーザスキャナに前記元データを採取させると共に、前記三次元点群データの生成に必要な前記レーザスキャナに対する設定値であり較正の対象となる設定値であるレーザ用キャリブレーションパラメータを較正するための区間として公道に設けられ測量された複数の測量点を有するキャリブレーション区間を前記車両が走行するときに、前記レーザスキャナに前記元データである区間元データを採取させる元データ採取部と、
前記測位受信機が測位衛星から受信する測位信号を用いて位置情報を生成する測位部と、
前記区間元データの採取期間の位置情報と、前記区間元データとを対応付けて前記記憶装置に格納する対応付け部と
を備える。
この発明は、計測車両が頻繁に走行する公道をキャリブレーション区間として利用できる。よって、専用フィールドのある工場まで計測車両を移動する手間が省け、効率が上がる。また、工場内で特別な走行をする必要がなく、走行のための人手が削減できる。また、計測車両が頻繁に走行する公道であれば、複数回の走行が自然になされるので、レーザスキャナ等の精度劣化または異常を、より速く検知できる。
実施の形態1の図で、工場内の専用フィールドを模式的に示す図。 実施の形態1の図で、三次元点群データD(c)と、基準三次元点群データD(0)との比較例の画像を示す図。 実施の形態1の図で、計測車両10を示す外観図。 実施の形態1の図で、車載装置100の構成図。 実施の形態1の図で、局側装置200の構成図。 実施の形態1の図で、キャリブレーションセンター20へのデータの流れを示す図。 実施の形態1の図で、キャリブレーション方法を説明するフローチャート。 実施の形態1の図で、キャリブレーション区間として設定する場所を模式的に示す図。 実施の形態1の図で、キャリブレーション区間として設定するのに好ましい場所を模式的に示す図。 実施の形態1の図で、車載装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態1の図で、局側装置200の動作を示すフローチャート。 実施の形態1の図で、局側品質情報を示す図。 実施の形態1の図で、区間元データに局側品質情報を対応付けた状態を示す図。 実施の形態2の車載装置100の構成図。 実施の形態3の車載装置100の構成図。 図1を補足する図。 図2を補足する図。
実施の形態1.
以下に実施の形態1を説明する。実施の形態1の一つの特徴は、公道にキャリブレーション走行のためのキャリブレーション区間を設定し、計測車両10が公道のキャリブレーション区間を走行することで、キャリブレーション走行用の専用フィールドが工場内に設けられた際の課題を解決するものである。キャリブレーション区間とは、レーザ用キャリブレーションパラメータを較正するための区間として公道に設けられた区間であり、かつ、カメラ用キャリブレーションパラメータを較正するための区間として公道に設けられた区間でもある。
実施の形態1のもとになる、工場内でのキャリブレーション走行を簡単に説明する。後述する図3の計測車両10が工場内の専用フィールドを走行するものとする。キャリブレーション走行によって、計測車両10に取り付けられている各レーザスキャナについてのレーザ用キャリブレーションパラメータと、計測車両10に取り付けられている各カメラについてのカメラ用キャリブレーションパラメータとが較正される。
<キャリブレーションパラメータの較正方法>
レーザ用キャリブレーションパラメータ及びカメラ用キャリブレーションパラメータの構成方法は、特開2010−175423号公報に記載の方法に準拠する。レーザ用キャリブレーションパラメータとは、レーザスキャナの取り付け位置(X,Y,Z)及びレーザスキャナの取り付け姿勢(φ,θ,ψ)である。φはロール角、θはピッチ角、ψはヨー角である。カメラ用キャリブレーションパラメータとは、カメラの取り付け位置(X,Y,Z)及びカメラの取り付け姿勢(φ,θ,ψ)である。
図1は、工場内の専用フィールドを模式的に示す図である。なお、図1は画像を使用しているが、図16は図1に相当する図を示している。図16は図1をもとに描いた、図1に相当する図である。
工場内の専用フィールドには、黒丸で示す測量点11が17か所示されている。MMSの計測車両10に搭載される計測機器は、使用するレーザスキャナまたはカメラなどのセンサによって取得するデータに計測精度に差が生じるが、これを補正するために専用フィールドを用いている。
専用フィールドは測量点11を持っているが、この測量点11によって正しく調整された、基準三次元点群データがわかっている。
以下では、レーザスキャナの計測結果から得られる三次元位置情報を有する複数の点の集まりを三次元点群データDと呼び、基準となる三次元点群データDを基準三次元点群データデータD(0)と呼ぶ。
計測車両10を専用フィールドでキャリブレーション走行させて計測した計測データから得られる三次元点群データD(i)が、基準三次元点群データD(0)に一致するようにキャリブレーションが実施される。
以下では、レーザスキャナのレーザ用キャリブレーションパラメータの較正を説明する。
基準三次元点群データD(0)は、元データd1(0),位置情報d2(0),レーザ用キャリブレーションパラメータd3(0)から生成される。この関係を示すものが以下の式1である。
F(d1(0),d2(0),d3(0))=D(0) (式1)
d1(0):元データ
d2(0):位置情報
d3(0):レーザ用キャリブレーションパラメータ
F:三次元点群データDを生成する処理
元データd1(0)は、計測車両10に搭載されたレーザスキャナによる計測データであり、基準三次元点群データD(0)の生成の元となるデータである。
位置情報d2(0)は、元データに対応付けられており、元データが計測された位置を示す情報である。レーザ用キャリブレーションパラメータd3(0)は、レーザスキャナに対して設定された設定値である。基準三次元点群データD(0)を生成する元データ及び位置情報には「(0)」の添え字を付した。
計測車両10のキャリブレーション走行によって、元データd1(c)と、位置情報d2(c)とが取得される。
なおレーザ用キャリブレーションパラメータd3は設定値であり計測値ではないので、この例では、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)と表記する。元データd1(c)、位置情報d2(c)及びレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)とから、以下の式2により、キャリブレーション走行時に計測した元データd1(c)から、後処理において三次元点群データD(c)が生成される。
F(d1(c),d2(c),d3(i))=D(c) (式2)
後処理において、基準三次元点群データD(0)と三次元点群データD(c)との比較から、三次元点群データD(c)を基準三次元点群データD(0)にするレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)が決定される。
<カメラ用キャリブレーションパラメータの較正の動作>
カメラ用キャリブレーションパラメータの較正の場合、レーザスキャナが計測した点群である元データと、キャリブレーション用画像とを重畳して重なるように、カメラ用キャリブレーションパラメータの較正が行われる。
図2は、三次元点群データD(c)と、基準三次元点群データD(0)との比較例の画像を示す図である。なお、図2は画像を使用しているが、図17は図2に相当する図を示している。図17は図2をもとに描いた、図2に相当する図である。
<***動作の説明***>
図3は、計測車両10を示す外観図である。計測車両10は、計測ユニット110及びオドメータ120を装備した車両である。計測ユニット110は計測車両10の天板の上に設置され、オドメータ120は計測車両10の車軸に設置されている。
計測ユニット110は、6台のカメラ111A−Fと、4台のレーザスキャナ112A−Dと、3台のGPS受信機113A−C(GPS:Global Positioning System)と、1台のIMU114(Inertial Measurement Unit)とを備える。
カメラ111A−Fは、計測車両10の周囲を撮像する装置である。カメラ111Aは計測車両10の右前方を撮像し、カメラ111Bは計測車両10の左前方を撮像する。カメラ111Cは計測車両10の右側方を撮像し、カメラ111Dは計測車両10の左側方を撮像する。カメラ111Eは計測車両10の右後方を撮像し、カメラ111Fは計測車両10の左後方を撮像する。
レーザスキャナ112A−Dはレーザ光を照射し、レーザ光を照射した計測地点までの距離および方位を計測する装置である。レーザスキャナ112Aは計測車両10の前側下方を計測し、レーザスキャナ112Bは計測車両10の後ろ側上方を計測する。レーザスキャナ112Cは計測車両10の前側上方を計測し、レーザスキャナ112Dは計測車両10の後ろ側下方を計測する。
GPS受信機113A−Cは、測位衛星から測位信号を受信するアンテナおよび受信結果に基づいて測位する装置である。
IMU114は、3軸方向(X,Y,Z)の角速度を計測する装置(ジャイロセンサおよび加速度センサ)である。
オドメータ120は、計測車両10の走行速度を計測する装置である。
図4は、車載装置100の構成図である。車載装置100は、計測車両10に搭載される。車載装置100は、測位受信機9113であるGPS受信機113A−Cと、計測車両10が通過する領域(計測車両10が走行する道路及び道路の周辺)の三次元点群データDの生成の元になる元データd1を計測車両10の移動にともない採取するレーザスキャナを含む採取装置9111と、記憶装置9140を備える。採取装置9111は、6台のカメラ111A−F、4のレーザスキャナ112A−D、IMU113及びオドメータ120から構成される。記憶装置9140は主記憶装置141及び補助記憶装置142から構成される。図4を詳しく説明する。
車載装置100は、コンピュータである。車載装置100は、ハードウェアとして、プロセッサ130、主記憶装置141、補助記憶装置142、入力装置150及び入出力インタフェース装置160を備える。プロセッサ130は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
また、車載装置100は、6のカメラ111A−F、4台数のレーザスキャナA−D、オドメータ120、IMU114及び3台のGPS受信機113A−Cを備える。
プロセッサ130は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ130は、具体例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
主記憶装置141は、読み書きが可能な揮発性の記憶装置である。主記憶装置141の具体例としては、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
補助記憶装置142は、読み書きが可能な不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置142には、車載装置100の機能を実現するためのプログラムや他のデータが記憶される。補助記憶装置142は、具体例としては、磁気ディスク装置(Hard Disk Drive)である。また、補助記憶装置142は、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記憶媒体を使用する記憶装置であってもよい。
入力装置150は、車載装置100にデータを入力する装置である。入力装置150は、例えばタッチパネルである。入力装置150から、設定値である、レーザ用キャリブレーションパラメータd3及びカメラキャリブレーションパラメータが、入力可能である。入力装置150から入力されたデータは、補助記憶装置142に格納される。
入出力インタフェース装置160は、プロセッサ130が、採取装置9111、GPS受信機113A−C及び入力装置150と通信するためのインタフェース装置である。
車載装置100は、機能要素として、格納制御部131、元データ採取部132、測位部133及び対応付け部134を備える。格納制御部131、元データ採取部132、測位部133及び対応付け部134の機能は、ソフトウェアにより実現される。補助記憶装置142には、格納制御部131、元データ採取部132、測位部133及び対応付け部134の機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、プロセッサ130により読み込まれ実行される。これにより、格納制御部131、元データ採取部132、測位部133及び対応付け部134の機能が実現される。なお、格納制御部131は、主記憶装置141、補助記憶装置142へのデータの格納あるいはデータの読み出しを制御する。
格納制御部131、元データ採取部132、測位部133及び対応付け部134の機能は、ソフトウェアであるプログラムにより実現される。
格納制御部131、元データ採取部132、測位部133及び対応付け部134の機能を実現するプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよいし、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
図1では、プロセッサ130は、1つだけ示されている。しかし、車載装置100は、プロセッサ130を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、格納制御部131、元データ採取部132,測位部133及び対応付け部134の機能を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ130と同じように、演算処理を行うICである。
図5は、キャリブレーションセンター20に配置される局側装置200の構成図である。
図6は、キャリブレーションセンター20へのデータの流れを示す図である。
車載装置100では、レーザスキャナがキャリブレーション区間で区間元データd1(k)を計測し、GPS受信機が、区間元データd1(k)に対応する位置情報d2(k)を計測する。また車載装置100では、カメラがキャリブレーション区間で、キャリブレーション用画像を撮影する。キャリブレーション用画像は位置情報d2(k)に対応付けられる。車載装置100はレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)と、カメラ用キャリブレーションパラメータを保有しているとする。
(1)区間元データd1(k)
(2)位置情報d2(k)
(3)レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)
(4)カメラ用キャリブレーションパラメータ及び、
(5)キャリブレーション用画像は、
キャリブレーションセンター20に送られる。キャリブレーションセンター20は、レーザスキャナについては上記の式2に基づき較正処理を実施する。基準三次元点群データD(0)は、局側装置200が保有している。
なお、カメラについては、工場内の専用フィールの較正で述べた方法で較正処理を実施する。
局側装置200も車載装置100と同様にコンピュータである。局側装置200はハードウェアとして、プロセッサ210、局側主記憶装置220、局側補助記憶装置230、局側入出力インタフェース装置240及び局側入力装置250を備える。局側装置200は機能要素として局側点群データ生成部211及び局側較正部212を備える。局側点群データ生成部211及び局側較正部212の機能はプログラムで実現される。局側点群データ生成部211及び局側較正部212の機能を実現するプログラムは、局側補助記憶装置230に格納されている。
局側点群データ生成部211及び局側較正部212の機能を実現するプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよいし、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
なお、図4に示すプロセッサ130及び図5に示すプロセッサ210は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。
***キャリブレーション方法の説明***
図7は、実施の形態1のレーザ用キャリブレーションパラメータの較正方法を説明するフローチャートである。図7を参照してレーザ用キャリブレーションパラメータの較正方法を説明する。局側装置200は現在のレーザ用キャリブレーションパラメータとしてレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)を保有しているとする。
なお、カメラ用キャリブレーションパラメータについては、工場内の専用フィールの較正で述べた方法で較正処理を実施する。
(1)ステップS11において、測量された複数の測量点を含む区間であるキャリブレーション区間を、一人または複数の作業者が公道に設定する。
ステップ11では、計測車両10が公道を走行する頻度を示す走行頻度に基づいて、キャリブレーション区間が設定される。例えば、走行履歴からみて走行頻度の高い主幹道路において、条件が整った場所を「キャリブレーション区間」に指定し、測量を行って真値を得ておき、真値から基準三次元点群データD(0)を求めておく。ここで真値とは、地球上の絶対位置が判明している値を意味する。また「条件が整った場所」は後述する。
(2)ステップS12において、キャリブレーション区間における計測車両10の走行によって、レーザスキャナが、元データd1である区間元データd1(k)を採取する。
(3)ステップS13において、車載装置100は、測位受信機9113が測位衛星から受信する測位信号を用いて位置情報を生成する。なお、ステップS12の区間元データd1(k)の採取とステップS13の位置情報の生成とは並列して実施する。
計測車両10がキャリブレーション区間を走行して計測した計測データをキャリブレーションセンター20に送付し、レーザ用キャリブレーションパラメータの較正を局側装置200が実施する。キャリブレーションセンター20に送付する計測データとは、少なくとも、区間元データd1(k)、位置情報d2(k)である。局側装置200がレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)を保有する仕組みの場合はレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)は送らなくてもよい。以下では特に説明のない場合は、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)もキャリブレーションセンター20に送るとする。
一度の走行データのみから較正処理を実施すると、GPSの誤差が発生するので、複数回走行して得た計測データを元にして局側装置200は較正を実施する。なお、計測データをキャリブレーションセンター20に送る仕組みがある場合、「キャリブレーション区間」を走行したかどうかを走行径路から判別すればよいので、明示的にキャリブレーション区間のデータを送らなくても良い。計測データをキャリブレーションセンター20に送る仕組の場合、最後にレーザ用キャリブレーションパラメータの較正を行った日付を局側装置200側で持っていれば、一定期間経過した後に、蓄積されているデータをもとに、レーザ用キャリブレーションパラメータを較正することが可能である。
キャリブレーション走行の計測結果から得られる三次元点群データD(c)が基準三次元点群データD(0)と著しく異なる場合、例えばGPS誤差の範囲外まで異なる場合、計測車両10が異常データを取得している事が判別する。さらに、レーザ用キャリブレーションパラメータの較正を行って精度復帰が可能かどうか判定できる。
(4)ステップS14において、車載装置100は、区間元データd1(k)の採取期間の位置情報d2(k)と、区間元データd1(k)とを対応付ける。
(5)ステップS15において車載装置100あるいは局側装置200は、区間元データd1(k)と、区間元データd1(k)に対応付けられた位置情報d2(k)と、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)とに基づいて、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)を較正する。
図8は、キャリブレーション区間として設定する場所を模式的に示す図である。主要国道または主要高速道路など、車両が多く通行する公道を「キャリブレーション区間」に指定する。指定の条件として、次の(a)〜(c)の3点があげられる。
(a)見開けていて、測位衛星300が捉えやすいこと。
(b)道路標識51、電柱、白線52、橋脚など、動かないターゲットが複数存在すること。
(c)一方方向だけでなく、道路標識51等のターゲットを挟んで反対方向からも走行できること。
「キャリブレーション区間」において、計測車両10がターゲットとなる地物や白線52を測量点として事前に測量しておき、測量点の真値を得て、真値から点群が作成され、この点群から基準三次元点群データD(0)が事前に作成される。
(1)キャリブレーション区間は、計測車両10が公道を走行する頻度を示す走行頻度に基づいて、公道に設けられる。つまり、キャリブレーション区間は、特定の公道において、計測車両10が走行する頻度の高い区間が、キャリブレーション区間として設定される。走行頻度は、計測車両10の走行履歴から判断される。
(2)キャリブレーション区間は予め登録されている。つまり、どのような公道のどのような区間がキャリブレーション区間かは、予め登録されている。キャリブレーション区間は、例えば、車載装置100を管理する管理装置に登録されている。局側装置200は管理装置の例である。
(3)またキャリブレーション区間のもつ複数の測量点も、キャリブレーション区間に対応付けられて、キャリブレーション区間とともに登録されている。
<計測の契機>
計測車両10は、何らかの契機に基づきキャリブレーション区間で計測を開始し、レーザスキャナ及びカメラによる計測データを保持しておく。
計測開始の契機は、以下のようである。
記憶装置9140が、キャリブレーション区間の位置を格納している。元データ採取部132は、キャリブレーション区間の位置と、測位部133の生成した位置情報との比較に基づいて、測位部133の生成した現在の位置情報がキャリブレーション区間の直前位置かどうかを判定する。元データ採取部132が、測位部133の生成した現在の位置情報がキャリブレーション区間の直前位置と判定した場合、その判定結果が計測開始の契機である。測位部133の生成した現在の位置情報がキャリブレーション区間の直前位置と判定した場合、元データ採取部132は、レーザスキャナに区間元データd1(k)の採取を開始させ、及び、キャリブレーション用画像の撮影をカメラに開始させる。
これによりキャリブレーション区間では必ず計測を行うことができる。あるいは図8に示すように、キャリブレーション区間の開始する箇所に、キャリブレーション区間の開始を通知する信号を放送する路側装置400を設置する。あるいは計測車両10の搭乗者が、計測開始のためのスイッチを操作してもよい。
<キャリブレーションパラメータの更新>
一度の計測では誤差が大きいので、複数回の計測で得られた計測データを用いて、レーザ用キャリブレーションパラメータ及びカメラ用キャリブレーションパラメータが較正される。基本的には定期点検期間に貯められた計測データを用いて、レーザ用キャリブレーションパラメータ及びカメラ用キャリブレーションパラメータが較正される。レーザ用キャリブレーションパラメータあるいはカメラ用キャリブレーションパラメータを変更しなければならない場合は、キャリブレーションセンター20は、計測車両10のユーザに電子メールで変更依頼を通知し、ユーザに車両データを更新してもらう。なおレーザ用キャリブレーションパラメータ及びカメラ用キャリブレーションパラメータは、後処理の時に必要なデータなので、必ずしも車両側での更新が必要なわけではない。
図9は、キャリブレーション区間として設定するのに好ましい場所を模式的に示す図である。図9の方が図8よりも、キャリブレーション区間として好ましい。理由は、上記で述べた(a)〜(c)に加え、白線52の形状が複雑で評価しやすいためである。道の両側に、ターゲットが複数存在することが望ましい。
***動作の説明***
図10は、車載装置100の動作を示すフローチャートである。図10を参照して車載装置100の動作を説明する。
ステップS21において、元データ採取部132は、キャリブレーション区間を計測車両10が走行するときに、レーザスキャナに元データd1である区間元データd1(k)を採取させる。
キャリブレーション区間とは、複数の測量点を有する区間である。「複数の測量点」は、三次元点群データDの生成に必要なレーザスキャナに対する設定値であり較正の対象となる設定値であるレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)を較正するための区間として公道に設けられ測量された複数の測量点である。
キャリブレーション区間は、カメラ用キャリブレーションパラメータを較正するための区間でもある。
ステップS21では、元データ採取部132は、レーザスキャナに区間元データを採取させるときに、キャリブレーション用画像をカメラに撮影させる。「キャリブレーション用画像」は、カメラに対する設定値であり較正の対象となる設定値であるカメラ用キャリブレーションパラメータの較正に使用する画像である。
ステップS22において、測位部133は、測位受信機9113が測位衛星300から受信する測位信号を用いて位置情報を生成する。
ステップS23において、対応付け部134は、区間元データd1(k)の採取期間の位置情報d2(k)と、区間元データd1(k)とを対応付けて記憶装置140に格納する。
また、対応付け部134は、区間元データd1(k)の採取期間の位置情報d2(k)と、キャリブレーション用画像とを対応付けて記憶装置140に格納する。
ステップS23において格納された後は、実施の形態1では、
(a)車載装置100が予め保有するレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)
(b)ステップS23で格納された位置情報d2(k)
(c)区間元データd1(k)
(d)車載装置100が予め保有するカメラ用キャリブレーションパラメータ、
(e)及びキャリブレーション用画像、
が、キャリブレーションセンター20に送付される。送付方法はどのような態様でもよい。郵送でもよいし車載装置100からキャリブレーションセンター20の局側装置へネットワーク経由で送信してもよい。
<局側装置200の較正の動作>
次に、キャリブレーションセンター20が、上記の(a)〜(e)を取得した場合の、較正の動作を説明する。まず、キャリブレーションセンター20がレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)を較正する動作を説明し、そのあとにカメラ用キャリブレーションパラメータを較正する場合を説明する。
<レーザ用キャリブレーションパラメータの較正の動作>
図11は、局側装置200の動作を示すフローチャートである。図11を参照して、局側装置200がレーザ用キャリブレーションパラメータを較正する動作を説明する。
ステップS31において、局側点群データ生成部211は、車載装置100から取得した、区間元データd1(k)と、区間元データd1(k)に対応付け部134によって対応付けられた位置情報d2(k)と、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)とを用いて、三次元点群データD(i)を生成する。
つまり、局側点群データ生成部211は、F(d1(k),d2(k),d3(i))=D(i)を生成する。
ステップS32において、局側較正部212は、生成された三次元点群データD(i)と、予め保有するキャリブレーション区間の基準三次元点群データD(0)とを比較する。そして、局側較正部212は、比較結果に基づいて、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)を較正する。つまり、局側較正部212は、F(d1(k),d2(k),d3(i))=D(i)から生成された三次元点群データD(i)と、基準三次元点群データD(0)との比較により、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)を較正する。較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータをレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)と表記する。
ステップS33において、局側較正部212は、較正結果に基づいて、較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)に、較正の確度を対応付けることにより局側品質情報を生成する。
図12は、局側品質情報を示す図である。番号1=1の行に較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータが記載されている。番号1=1の行では省略しているが、後述する、較正後のカメラ用キャリブレーションパラメータも、実際には番号1=1の行に記載される。
番号1=2のキャリブレーション確度は、例えば真値の三次元座標値と、較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)を用いて得られた、真値に対応すべき三次元点群データD(i)との誤差から決まる。誤差の小さいほど高い品位である。図12にはその他、番号1=3から番号1=14も含め、14の項目が記載される。
また、局側較正部212は、区間元データに、局側品質情報を対応付ける。
図13は、区間元データに、局側品質情報が対応付けられた状態を示す。
図13では、較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータと、レーザスキャナキャリブレーション確度とが局側品質情報を構成する。またレーザスキャナデータ1のData1.1,Data1.2等が区間元データである。
<カメラ用キャリブレーションパラメータの較正の動作>
局側較正部212は、カメラ用キャリブレーションパラメータの較正の場合、レーザスキャナが計測した点群である元データと、キャリブレーション用画像とを重畳し、重なるように、カメラ用キャリブレーションパラメータの較正が行われる。
<較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータの保有>
車載装置100は、局側装置200で較正されたレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)を局側装置200から取得し格納している。対応付け部134は、レーザスキャナが採取した元データd1を、較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)と対応付ける。
次回のキャリブレーション走行の際に、レーザスキャナに関しては、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)と、位置情報d2(k+1)及び区間元データd1(k+1)とが、キャリブレーションセンター20に送付される。なお、車載装置100がレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)を保有することは必須ではない。このため、局側装置200が、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)と、位置情報d2(k+1)及び区間元データd1(k+1)との対応がわかる構成であれば、局側装置200のみがレーザ用キャリブレーションパラメータを保有する構成でもよい。または、後処理装置が、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)と、位置情報d2(k+1)及び区間元データd1(k+1)との対応がわかる構成であれば、後処理装置のみがレーザ用キャリブレーションパラメータを保有する構成でもよい。
<較正後のカメラ用キャリブレーションパラメータの保有>
同様に、車載装置100は、局側装置200で較正されたカメラ用キャリブレーションパラメータを局側装置200から取得し格納している。対応付け部134は、カメラが採取した画像を、較正後のカメラ用キャリブレーションパラメータと対応付ける。次回のキャリブレーション走行の際に、カメラに関しては、現在車載装置100で保有している較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータと、キャリブレーション用画像とが、キャリブレーションセンター20に送付される。なお、レーザ用キャリブレーションパラメータと同様に、車載装置100がカメラ用キャリブレーションパラメータを保有することは必須ではない。
***実施の形態1の効果***
実施の形態1のキャリブレーション方法あるいは車載装置100によれば、主として以下の(1),(2),(3)の効果がある。
(1)実施の形態1によれば、計測車両が良く走行する公道をキャリブレーション区間として利用するため、専用フィールドのある工場まで計測車両を移動する手間が省けるので効率が上がる。
なお、計測車両は計測専用の車両に限らず、貨物車両、宅配便の車両、バス等に、車載装置100を搭載した車両でもよい。
(2)工場内で特別な走行をする必要がなく、走行のための人手が削減できる。
(3)計測車両が良く走行する公道であれば、複数回の走行が自然になされるので、レーザスキャナ及びカメラの精度劣化または異常を、より速く検知できる。
実施の形態1のキャリブレーション方法あるいは車載装置100によれば、さらに、以下の効果がある。複数の計測車両が「キャリブレーション区間」を走行することにより、計測車両間の比較が可能となり、データの異なりから、採取装置の不良または不良の初期症状を予見する事も可能となる。これは車両取得データの健全性の確認にも利用可能ということである。例えば、他の車や標準データと比較して、
・受信感度が低くなっている、
・Fix率が低下している、
・レーザの反射輝度が異なっている、
・カメラの色合いが異なっている、
など、キャリブレーションだけではなく、不良または不良の初期症状を他の車の取得データと比較する事から予見できる。
実施の形態2.
図14を参照して実施の形態2を説明する。
実施の形態1では、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)と、位置情報d2(k)及び区間元データd1(k)が、キャリブレーションセンター20に送付され、キャリブレーションセンター20でレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)が較正された。
カメラ用キャリブレーションパラメータについては、カメラ用キャリブレーションパラメータとキャリブレーション用画像とがキャリブレーションセンター20に送付され,キャリブレーションセンター20でカメラ用キャリブレーションパラメータが較正された。
実施の形態2は、車載装置100自身が、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)を及び
カメラ用キャリブレーションパラメータを較正する。
図14は、実施の形態2の車載装置100の構成図である。図14は図4に対して車載装置100が点群データ生成部135及び較正部136を備える。点群データ生成部135及び較正部136の機能は実施の形態1で述べた格納制御部131から対応付け部134と同様にプログラムで実現される。
まず、レーザ用キャリブレーションパラメータの較正について説明する。
補助記憶装置142は、キャリブレーション区間の基準三次元点群データD(0)を格納している。
点群データ生成部135は、ステップS23で格納された区間元データd1(k)と、区間元データd1(k)に対応付け部134によって対応付けられた位置情報d2(k)と、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)とを用いて三次元点群データD(i)を生成する。
実施の形態2では図14とステップS21からS23まで同じである。
較正部136は、生成された三次元点群データD(i)と、基準三次元点群データD(0)とを比較し、比較結果に基づいて、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)を較正する。較正部136は、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)を較正することで、較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)を生成する。
較正部136は、較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)に、較正の確度を対応付けることにより品質情報を生成する。これは図12及図13と同様である
実施の形態2によれば、車載装置100がレーザ用キャリブレーションパラメータ及びカメラ用キャリブレーションパラメータを較正するので、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)、位置情報d2(k)、区間元データd1(k)、及びキャリブレーションパラメータ、キャリブレーション用画像を、キャリブレーションセンター20に送付する必要がなくなる効果がある。
実施の形態3.
図15を参照して実施の形態3を説明する。実施の形態2では、車載装置100自身が、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i)及びカメラ用キャリブレーションパラメータを較正した。
実施の形態3では、車載装置100が、較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)を用いて、三次元地図を生成する。
図15は、実施の形態3の車載装置100の構成図である。図15は図14に対して車載装置100が地図生成部137を備える。地図生成部137の機能は実施の形態1で述べた格納制御部131から対応付け部134と同様にプログラムで実現される。
図15の車載装置100では、点群データ生成部135が、較正後のレーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)と、測位部133によって生成された位置情報d2と、元データ採取部132によって採取された元データd1とに基づいて、三次元点群データD(i+1)を生成する。
生成される三次元点群データD(i+1)は、キャリブレーションのためのものではなく、通常に生成される三次元点群データである。地図生成部137は、レーザ用キャリブレーションパラメータd3(i+1)を用いて生成された三次元点群データD(i+1)を用いて、三次元地図を生成する。
実施の形態3の効果として、複数の計測車両10を異なる地域を走行させることで、地域ごとの三次元地図が計測車両10内で生成できることになる。さらに、それぞれの計測車両10からセンター局に三次元地図を送信し、センター局でそれぞれの三次元地図を統合することで広範囲の三次元地図を生成することができる。
d1 元データ、d2 位置情報、d3 レーザ用キャリブレーションパラメータ、D 三次元点群データ、10 計測車両、11 測量点、20 キャリブレーションセンター、51 道路標識、52 白線、100 車載装置、110 計測ユニット、111 カメラ、112 レーザスキャナ、113 GPS受信機、114 IMU、120 オドメータ、130 プロセッサ、131 格納制御部、132 元データ採取部、133 測位部、134 対応付け部、135 点群データ生成部、136 較正部、137 地図生成部、141 主記憶装置、142 補助記憶装置、150 入力装置、160 入出力インタフェース装置、200 局側装置、210 プロセッサ、211 局側点群データ生成部、212 局側較正部、220 局側主記憶装置、230 局側補助記憶装置、240 局側入出力インタフェース装置、250 局側入力装置、300 測位衛星、400 路側装置、9111 採取装置、9113 測位受信機、9140 記憶装置。

Claims (13)

  1. 車両に搭載され、測位受信機と、前記車両が通過する領域の三次元点群データの生成の元になる元データを前記車両の移動にともない採取するレーザスキャナと、記憶装置とを備える車載装置において、
    前記記憶装置は、
    前記三次元点群データの生成に必要な前記レーザスキャナに対する設定値であり較正の対象となる設定値であるレーザ用キャリブレーションパラメータを較正するための区間として公道に設けられ測量された複数の測量点を有するキャリブレーション区間の位置を格納しており、
    前記車載装置は、
    前記記憶装置に格納された前記キャリブレーション区間の位置を前記車両が走行するときに、前記レーザスキャナに前記元データである区間元データを採取させる元データ採取部と、
    前記測位受信機が測位衛星から受信する測位信号を用いて位置情報を生成する測位部と、
    前記区間元データの採取期間の位置情報と、前記区間元データとを対応付けて前記記憶装置に格納する対応付け部と
    を備え
    前記キャリブレーション区間は、
    前記車両が前記公道を走行する頻度を示す走行頻度に基づいて、前記公道に設けられる車載装置。
  2. 前記元データ採取部は、
    前記キャリブレーション区間の位置と、前記測位部の生成した前記位置情報との比較に基づいて、前記レーザスキャナに前記区間元データの採取を開始させる請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記車載装置は、さらに、カメラを備え、
    前記元データ採取部は、
    前記レーザスキャナに前記区間元データを採取させるときに、前記カメラに対する設定値であり較正の対象となる設定値であるカメラ用キャリブレーションパラメータの較正に使用するキャリブレーション用画像を前記カメラに撮影させ、
    前記対応付け部は、
    前記区間元データの採取期間の位置情報と、前記キャリブレーション用画像とを対応付けて前記記憶装置に格納する請求項1または請求項2に記載の車載装置。
  4. 前記キャリブレーション区間は、
    前記車載装置を管理する管理装置に登録されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載装置。
  5. 前記複数の測量点は、
    前記キャリブレーション区間に対応付けられて前記管理装置に登録されている請求項に記載の車載装置。
  6. 前記記憶装置は、
    前記キャリブレーション区間の基準三次元点群データを格納しており、
    前記車載装置は、さらに、
    前記区間元データと、前記区間元データに前記対応付け部によって対応付けられた前記位置情報と、前記レーザ用キャリブレーションパラメータとを用いて前記三次元点群データを生成する点群データ生成部と、
    生成された前記三次元点群データと、前記基準三次元点群データとを比較し、比較結果に基づいて、前記レーザ用キャリブレーションパラメータを較正する較正部と
    を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車載装置。
  7. 前記較正部は、
    較正後の前記レーザ用キャリブレーションパラメータに、較正の確度を対応付けることにより品質情報を生成する請求項に記載の車載装置。
  8. 前記点群データ生成部は、
    較正後の前記レーザ用キャリブレーションパラメータと、前記測位部によって生成された位置情報と、前記元データ採取部によって採取された元データとに基づいて、前記三次元点群データを生成し、
    前記車載装置は、さらに、
    較正後の前記レーザ用キャリブレーションパラメータを用いて生成された前記三次元点群データを用いて、三次元地図を生成する地図生成部を備える請求項に記載の車載装置。
  9. 前記記憶装置は、
    前記区間元データと、前記区間元データに前記対応付け部によって対応付けられた前記位置情報と、前記レーザ用キャリブレーションパラメータとを用いて前記三次元点群データを生成する装置であって、生成した前記三次元点群データと、前記キャリブレーション区間の基準三次元点群データとを比較し、比較結果に基づいて、前記レーザ用キャリブレーションパラメータを較正する装置である局側装置によって較正された、較正後の前記レーザ用キャリブレーションパラメータを格納しており、
    前記対応付け部は、
    前記レーザスキャナが採取した前記元データを前記較正後の前記レーザ用キャリブレーションパラメータと対応付ける請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車載装置。
  10. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車載装置から取得した、前記区間元データと、前記区間元データに前記対応付け部によって対応付けられた前記位置情報と、前記レーザ用キャリブレーションパラメータとを用いて前記三次元点群データを生成する局側点群データ生成部と、
    生成された前記三次元点群データと、前記キャリブレーション区間の基準三次元点群データとを比較し、比較結果に基づいて、前記レーザ用キャリブレーションパラメータを較正する局側較正部と
    を備える局側装置。
  11. 前記局側較正部は、
    較正後の前記レーザ用キャリブレーションパラメータに、較正の確度を対応付けることにより局側品質情報を生成する請求項10に記載の局側装置。
  12. 前記局側較正部は、
    前記区間元データに、前記局側品質情報を対応付ける請求項11に記載の局側装置。
  13. 車両に搭載され、測位受信機と、前記車両が通過する領域の三次元点群データの生成の元になる元データを前記車両の移動にともない採取するレーザスキャナとを備える車載装置の前記レーザスキャナが採取した前記元データから前記三次元点群データを生成するときに必要な前記レーザスキャナに対する設定値であり、較正の対象となる設定値であるレーザ用キャリブレーションパラメータを較正するキャリブレーション方法において、
    測量された複数の測量点を含む区間であるキャリブレーション区間を公道に設定する設定ステップと、
    前記キャリブレーション区間の位置を記憶装置に格納する格納ステップと、
    前記格納ステップで前記記憶装置に格納された前記キャリブレーション区間の位置を前記車両が走行するときに、前記レーザスキャナに前記元データである区間元データを採取させる元データ採取ステップと、
    前記測位受信機が測位衛星から受信する測位信号を用いて位置情報を生成する測位ステップと、
    前記区間元データの採取期間の位置情報と、前記区間元データとを対応付ける対応付けステップと、
    前記区間元データと、前記区間元データに対応付けられた前記位置情報と、前記レーザ用キャリブレーションパラメータとに基づいて、前記レーザ用キャリブレーションパラメータを較正する較正ステップと
    を備え
    前記設定ステップは、
    前記車両が前記公道を走行する頻度を示す走行頻度に基づいて、前記公道に前記キャリブレーション区間を設定するキャリブレーション方法。
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