JP6806987B2 - 電源スイッチ回路 - Google Patents

電源スイッチ回路 Download PDF

Info

Publication number
JP6806987B2
JP6806987B2 JP2016130275A JP2016130275A JP6806987B2 JP 6806987 B2 JP6806987 B2 JP 6806987B2 JP 2016130275 A JP2016130275 A JP 2016130275A JP 2016130275 A JP2016130275 A JP 2016130275A JP 6806987 B2 JP6806987 B2 JP 6806987B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
battery
power
voltage
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016130275A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018007388A (ja
Inventor
良男 関山
良男 関山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Icom Inc
Original Assignee
Icom Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Icom Inc filed Critical Icom Inc
Priority to JP2016130275A priority Critical patent/JP6806987B2/ja
Publication of JP2018007388A publication Critical patent/JP2018007388A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6806987B2 publication Critical patent/JP6806987B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

本発明は、無線通信装置などに用いられるノンロック式の電源スイッチ回路、特に電池交換などを行った後、自動的に電源オン状態に復旧する電源スイッチ回路に関する。
特許文献1には、ノンロック式の電源スイッチ回路を備えた従来の無線通信装置が開示されている。図4は、この無線通信装置のノンロック式の電源スイッチ回路のブロック構成を示す。図中、実線は電源ラインを表し、破線は駆動信号やオン検出信号などの信号ラインを表す。この電源スイッチ回路100は、ノンロック式の電源スイッチ110、例えば半導体スイッチ素子で構成されたリレー回路111、オン検出回路112、マイクロプロセッサなどで構成された電源制御回路113、制御回路に駆動電力を供給するための第1電源回路114、無線通信装置のディスプレイなどの主回路120へ駆動電力を供給するための第2電源回路119などで構成されている。
このノンロック式の電源スイッチ110は、ユーザーが操作ボタンに押圧力を加えている間だけ接点が導通してオン状態となり、押圧力が解除されると接点が離反してオフ状態になる、例えばタクトスイッチなどのスイッチであり、無線通信装置の筐体に設けられている。電源スイッチ110は、電池115と第1電源回路114との間にダイオード116を介して接続されており、電源スイッチ110のオン状態のときにのみ、電池115から第1電源回路114を介して電源制御回路113へ給電される。また、ダイオード116は、電源スイッチ110のオン・オフに連動して電位が変化するように、オン検出回路112を挟んで電源制御回路113側に配置されている。それによって、電源スイッチ110がオフする際に、リレー回路111の出力電圧はオン検出回路112には印加されず、誤検出を防止することができる。
オン検出回路112は、電源スイッチ110の開閉状態を検出するものであり、ダイオード116のアノード側の電位を検出して電源制御回路113に出力する。電源スイッチ110の操作ボタンに押圧力を加えられ、接点が導通してオン状態となると、オン検出回路112に電池115の電圧が印加され、電圧検出点の電位が変化する。同時に、電池115から電源スイッチ110及びダイオード116を介して第1電源回路114に電流が流れ、電源制御回路113に駆動電力が供給される。
リレー回路111は、例えばFET(電界効果トランジスタ)などの半導体スイッチで構成されており、FETのゲート端子が電源制御回路113に接続されている。オン検出回路112から電源制御回路113に電源スイッチ110のオン検出信号が入力されると、電源制御回路113から駆動信号が出力され、リレー回路111の半導体スイッチ素子が導通し、リレー回路111がオン状態となり、電池115と第1電源回路114が接続される。リレー回路111がオン状態になった後は、電源スイッチ110の操作ボタンの押圧力が解除されても、電池115から電源制御回路113に駆動電力が供給され続け、電源スイッチ回路100がオフされることはない。その反面、ユーザーは、リレー回路111が導通するまで、一定時間電源スイッチ110の操作ボタンの操作ボタンを押し続けなければならない。
電源制御回路113は、内蔵ROM、タイマー、割込みなどの各種入出力を有しており、この電源スイッチ回路100の制御手段として機能し、上記のようにオン検出回路112から電源スイッチ110のオン検出信号が入力されたときにゲート駆動信号が出力してリレー回路111を導通させると共に、無線通信装置のディスプレイなどの主回路120への電源供給や表示信号の出力などを行う。
第1電源回路114は、例えば三端子レギュレータなどの安定化電源である。電池115の電圧は電源制御回路113の駆動電圧よりも高く、また、電池115の消耗の度合いに応じて徐々に電圧が低下する。そのため、電池115と電源制御回路113との間に第1電源回路114を設けて、電源制御回路113の安定した動作を確保している。なお、電池115は、例えば乾電池や充電可能な二次電池であり、無線通信装置から取り外し可能である。また、一般的には、ディスプレイなどの主回路120の駆動電圧は電源制御回路113の駆動電圧よりも高いので、出力電圧の異なる第2電源回路119が電池115と主回路120の間に設けられている。
ところで、無線通信装置の使用中に電池115の電圧が低下し、電池115を交換のために取り外したり、ユーザーが無線通信装置を誤って落下させ、電池115が無線通信装置から外れてしまった場合、リレー回路111がオフ状態になってしまうため、新たに又は再度電池115を無線通信装置に装着したときは、改めて電源スイッチ110の操作ボタンに押圧力を加えて、上記の電源オン操作を行わなければならなかった。また、無線通信装置の生産ラインなどにおいても、工程が変わり、電池アダプターを装着するたびに、電源制御回路113を起動させるために、電源スイッチ110の操作ボタンを一定時間押し続けなければならず、作業性を低下させる要因となっていた。
特許文献2には、無線通信中に、電池交換のために無線通信装置から電池を取り外したあと、新たな電池を装着した後すぐに通信の再開を可能にするために、無線通信装置に別の電源でバックアップされた揮発性メモリー又は不揮発性メモリー及びタイマーを設けておき、無線通信装置から電池を取り外す前に情報記憶ボタンを操作すると、そのときの通信チャンネルなどの情報が記憶される、自動車などの移動体用の無線通信装置が開示されている。タイマーでカウントされる時間内に新たな電池が装着されると、メモリーに記憶された情報に基づいて、無線通信が再開される。しかしながら、電池の交換のたびに情報記憶ボタンを操作するのは煩わしく、また、電池交換の頻度はそれほど高くないので、情報記憶ボタンの操作を忘れて電池を取り外してしまう可能性が高く、あまり実用的ではない。また、情報記憶ボタンの操作を忘れて電池を取り外してしまうと、通話チャンネルなどの情報が記憶されていないため、改めて通信チャンネルの設定などをしなければならなかった。
特開2008−11690号公報 特開平2−56125号公報
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、ノンロック式の電源スイッチ回路を備えた無線通信装置などの電子機器において、電源スイッチ回路がオンの状態で電子機器本体から電池を取り外した後、電池を電子機器本体に再装着したときに、改めて電源スイッチを操作することなく自動的にオンの状態に復旧する電源スイッチ回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る電源スイッチ回路は、電池を電源とする電子機器に使用され、
操作ボタンに押圧力が加えられている間だけオン状態となるノンロック式の電源スイッチと、
前記電源スイッチがオン状態になったときに、所定のオン検出信号を出力するオン検出回路と、
所定の駆動信号が入力されている間だけオン状態になるリレー回路と、
前記オン検出回路から前記オン検出信号が入力されると、前記電源スイッチがオフ状態になった後も前記電源スイッチ回路のオン状態を維持させるために、前記リレー回路に前記所定の駆動信号を出力する電源制御回路と、
前記電池の電圧から電池の装着状態を検出する電池検出回路と、
前記電源制御回路に接続され、前記オン検出信号に対応する所定のオン情報を少なくとも一定時間記憶するメモリーと
前記電源制御回路に駆動電力を供給する第1電源回路と、
前記電子機器の主回路に前記第1電源回路の駆動電力の電圧よりも高い電圧の駆動電力を供給する第2電源回路と、を備え、
前記電池検出回路は、前記電池の電圧を検出し、該電圧と前記第2電源回路の駆動電力の電圧よりも高い電圧である所定の閾値とを比較して、前記電池の電圧が前記閾値以上のときに所定の電圧情報信号を出力する電圧検出回路と、前記電池の電圧が入力されたときに復旧信号を出力する復旧信号発生回路と、前記復旧信号が出力されている間、前記リレー回路をオン状態にする信号を出力するオン復旧回路とを備え、
前記電池が前記電子機器から取り外され、前記リレー回路がオフ状態になった後、前記電池又は別の電池が前記電子機器に装着されたときに、前記復旧信号発生回路は、一定時間だけ復旧信号を前記オン復旧回路に出力し、前記オン復旧回路は、前記復旧信号が入力されている間、前記所定の駆動信号を前記リレー回路に出力して、前記リレー回路を一定時間だけオン状態にし、
前記電源制御回路は、前記リレー回路がオン状態となり、前記電池から駆動電力が供給されて再起動すると、前記所定の駆動信号を出力して前記リレー回路のオン状態を維持し、さらに、前記メモリーに前記オン情報が記憶されているか否かを判断すると共に、前記電圧検出回路から前記所定の電圧情報信号が出力されているか否かを判断し、
前記オン情報が記憶されており、なおかつ前記電圧検出回路から所定の電圧情報信号が出力されているときは、前記電源制御回路が、前記所定の駆動信号の出力を継続して前記リレー回路のオン状態を維持し、前記オン情報が記憶されていない、または前記電圧検出回路から所定の電圧情報信号が出力されていないときは、前記所定の駆動信号の出力を停止して、前記リレー回路をオフ状態にすることを特徴とする。
または、前記リレー回路と前記電源制御回路の間に接続され、前記電源制御回路に駆動電力を供給する第1電源回路をさらに備え、前記リレー回路は、前記電池と前記第1電源回路の間に接続され、前記電源スイッチと前記オン検出回路の直列回路は、前記電池に対して前記リレー回路と並列に接続されているように構成してもよい。
また、前記電源スイッチが一定時間以上操作され続け、前記電源制御回路が前記駆動信号の出力を停止し、前記リレー回路が正常に非導通にされるときに、前記メモリーから前記オン情報を消去するように構成してもよい。
また、前記電源制御回路は、前記メモリーに前記オン情報が記憶されていないときは、前記リレー回路が再導通した後、非導通にするまでの間、前記電子機器の主回路に電力を供給しないように構成してもよい。
上記構成によれば、電源スイッチ回路がオン状態のときに、電子機器から電池が取り外され、電池が再装着されたとすると、電池検出回路に電池の電圧が印加されるので電池の再装着を検出することができ、それに応じて所定の駆動信号をリレー回路に入力して、リレー回路を一定時間だけオン状態にする。リレー回路がオンすると、電源制御回路に駆動電力が入力され、電源制御回路が再起動される。再起動された電源制御回路は、リレー回路のオン状態を維持するために駆動信号を出力すると共に、メモリーにアクセスしてオン情報が記憶されているか否かを判断し、オン情報が記憶されているときは、所定の駆動信号の出力を継続してリレー回路のオン状態を維持する。そのため、ユーザーが改めて電源スイッチを操作することなく、電源スイッチ回路がオン状態に回復し、速やかに電子機器の使用を再開することができる。また、メモリーにオン情報が記憶されていないときは、電子機器の動作が正常に終了していると考えられるので、電源制御回路は、所定の駆動信号の出力を停止して、リレー回路をオフ状態にする。そのため、電池を装着することによってマイクロプロセッサが起動したことをユーザーに気づかせることなく、電源スイッチ回路をオフすることができる。
本発明の一実施形態に係るノンロック式の電源スイッチ回路の第1構成例を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係るノンロック式の電源スイッチ回路の第2構成例を示すブロック図。 上記電源スイッチ回路の第2構成例の回路図。 従来のノンロック式の電源スイッチ回路の構成を示すブロック図。
本発明の一実施形態に係るノンロック式の電源スイッチ回路は、電池を電源とする電子機器、特に携帯式の無線通信装置などに適するものであり、無線通信装置の使用中に電池の電圧が低下し、新しい電池に交換したときや、使用中に誤って無線通信装置を落下させ、電池が無線通信装置から外れたときなどにおいて、無線通信装置に電池が再装着されたときに、改めて電源スイッチの操作ボタンを操作することなく自動的にオンの状態に復旧するように構成されている。以下、図面を参照しつつ、ノンロック式の電源スイッチ回路について説明する。
(第1構成例)
図1は、図4に示す従来例をベースとして構成されたノンロック式の電源スイッチ回路1の第1構成例を示す。この電源スイッチ回路1は、無線通信装置の筐体(図示せず)に設けられた操作ボタンが押圧されている間だけ接点が導通してオン状態となり、押圧力が解除されると接点が離反してオフ状態になるタクトスイッチなどのノンロック式の電源スイッチ10と、電源スイッチ10並列に接続され、MOSFETなどの半導体スイッチなどで構成されたリレー回路11と、電源スイッチ10がオン状態になったことを検出してオン検出信号を出力するオン検出回路12と、この電源スイッチ回路1の各種の動作を制御するマイクロプロセッサなどで構成された広義の電源制御回路13と、リレー回路11と電源制御回路13の間に接続され、電源制御回路13に駆動電力を供給する第1電源回路14と、電池15に接続され、電池15の電圧から電池15が装着されていることを検出する広義の電池検出回路17と、ディスプレイなど無線通信装置の主回路20に駆動電力を供給するための第2電源回路19と、電源制御回路13に接続され、オン検出信号に対応する所定のオン情報を少なくとも一定時間記憶する、例えば不揮発性のメモリー21などで構成されている。リレー回路11は、電池15と第1電源回路14の間に接続され、電源スイッチ10は、ダイオード16を介して電池15と第1電源回路14の間にリレー回路11と並列に接続されている。
電源スイッチ10がオン状態になると、電池15からダイオード16を介して第1電源回路14に電流が流れ、第1電源回路14から駆動電力が電源制御回路13に供給され、電源制御回路13が起動する。これと並行して、オン検出回路12から電源制御回路13にオン検出信号が入力されるので、電源制御回路13は、メモリー21にオン情報を記憶させると共に、リレー回路11を導通させてオン状態を維持させるために、所定の駆動信号を出力する。駆動信号が出力されると、リレー回路11がオン状態になり、電源スイッチ10の操作ボタンから押圧力が解除され、電源スイッチ10がオフ状態になっても、この電源スイッチ回路1のオン状態は維持され、第2電源回路19から無線通信装置の主回路20に駆動電力を供給することが可能となる。
一方、電源スイッチ回路1のオン状態から、無線通信装置から電池15が取り外されると、電力の供給が停止されるので、電源制御回路13をはじめとする全ての機能が停止する。次に、無線通信装置に電池15が再装着されると、電池検出回路17に電池15の電圧が印加され、駆動電力が供給されるので、電池検出回路17は、リレー回路11に対して所定の駆動信号を一定時間出力する。それによって、リレー回路11がオン状態に復旧し、電源制御回路13が再起動する。これと並行して、電池検出回路17から電源制御回路13に電池が装着されたことを示す電池検出信号が入力される。電源制御回路13は、電池検出信号が入力されると、リレー回路11のオン状態を維持するために所定の駆動信号を出力すると共に、メモリー21にアクセスしてオン情報が記憶されているか否かを判断する。メモリー21にオン情報が記憶されているときは、無線通信装置の使用中に電池15の電圧が低下したか、あるいは、ユーザーが誤って無線通信装置を落下させ、電池が外れてしまったことが考えられる。そのため、電源制御回路13は、引き続きリレー回路11のオン状態を維持するため、所定のオン維持信号の出力を続ける。一方、ノンロック式の電源スイッチ回路1のオフ状態で、無線通信装置から電池15が取り外されると、メモリー21にオン情報が記憶されていないので、電源制御回路13は、リレー回路11をオフ状態にするため、所定の駆動信号の出力を停止する。
このような構成により、電源スイッチ回路1がオンの状態で無線通信装置から電池15を取り外したあと、電池15を再装着したときに、改めて電源スイッチ10の操作ボタンを操作することなく自動的に電源スイッチ回路1をオン状態に復旧させることができ、また、無線通信装置が正常にオフされていたときは、例えばディスプレイなどの主回路を作動させないので、ユーザーには電源制御回路13が一時的に再起動したことを気づかせることはなく、きわめて自然に電池の交換などを行うことができる。
(第2構成例)
ところで、図1を参照した第1構成例において、広義の電源制御回路13及び広義の電池検出回路17から直接所定の駆動信号をリレー回路11に出力するように説明したが、マイクロプロセッサなどの制御素子に対して入出力される信号の電圧及び電流のレベルと、MOSFETなどの電力用半導体スイッチ素子を駆動するためのゲート駆動信号などの電圧及び電流のレベルとは異なるため、上記所定の駆動信号を出力するために、広義の電源制御回路13及び広義の電池検出回路17は、リレー回路11に駆動信号を入力するためのトランジスタなどで構成されたスイッチ回路を備えている。
図2及び図3は、電源スイッチ回路1の第2構成例を示す。図2は、第2構成例ブロック図であり、図3はその回路図である。この第2構成例では、電源スイッチ10の一端が、抵抗12A及び12Bやダイオード12Cなどで構成されたオン検出回路12を介して電池15に接続されており、他端がグランドに接続されている。また、オン検出回路12の電圧検出点はダイオード12Dを介してマイクロプロセッサ(CPU)22に接続されている。マイクロプロセッサ22は、内蔵ROM、タイマー、割込みなどの各種入出力を有しており、この電源スイッチ回路1の制御手段として機能する。また、電源制御回路13はマイクロプロセッサ22と、半導体スイッチ素子23Aなどで構成され、マイクロプロセッサ22から出力されるオン維持信号に応じて、リレー回路11の半導体スイッチ素子11Aに所定の駆動信号を出力するオン維持回路23を備えている。さらに、電池検出回路17は、電池15の電圧を検出する電圧検出回路24と、例えば微分回路によって構成され、電池15からの電力によって、例えば1ショットのパルス信号を復旧信号として出力する復旧信号発生回路25と、半導体スイッチ素子26Aなどで構成され、復旧信号発生回路25から出力される復旧信号に応じて、リレー回路11の半導体スイッチ素子11Aに所定の駆動信号を出力するオン復旧回路26を備えている。その他の構成は第1構成例の場合と同様である。
電池15は、例えば乾電池や二次電池であり、無線通信装置の筐体内部に装着されている。リレー回路11は、図3に示すように例えばMOSFETなどの半導体スイッチ素子11Aを備えており、半導体スイッチ素子11Aのゲートなどの制御端子に所定の電圧の駆動信号が入力されている間だけ導通するように構成されている。また、半導体スイッチ素子11Aの制御端子は、オン検出回路12の抵抗12Aと12Bの間に接続されている。第1電源回路14は、例えば三端子レギュレータなどの定電圧素子を備えた定電圧回路であり、リレー回路11とマイクロプロセッサ22の間に接続され、マイクロプロセッサ22に、第1の電圧、例えば3Vの駆動電力を供給する。また、第2電源回路19は、トランジスタ19A〜19Cなどで構成された定電圧電源回路であり、リレー回路11と主回路20の間に接続され、主回路20に、第2の電圧、例えば5Vの駆動電力を供給する。電池15の電圧は、これら電源制御回路13や主回路20の駆動電力よりも高く、例えば5.2V以上に設定されている。
オン維持回路23は、例えばバイポーラトランジスタなどの半導体スイッチ素子23Aを備え、半導体スイッチ素子23Aの制御端子はマイクロプロセッサ22に接続されており、マイクロプロセッサ22から所定のオン維持信号が入力される。また、半導体スイッチ素子23Aの出力端子はリレー回路11の半導体スイッチ素子11Aの制御端子に接続されており、マイクロプロセッサ22から所定のオン維持信号が出力されると、この半導体スイッチ素子23Aにより、リレー回路11の半導体スイッチ素子11Aの制御端子に駆動信号が入力される。
電圧検出回路24は、例えばチップ型の電流/電圧検出素子であり、電池15が接続される端子の電圧が所定の閾値(例えば5.2V)以上か否か検出し、閾値よりも高いときは所定の電圧情報をマイクロプロセッサ22に出力する。復旧信号発生回路25は、例えばダイオード、抵抗、コンデンサなどで構成された微分回路であり、電池15が装着され、電圧が急上昇すると、この復旧信号発生回路25に矩形パルス信号が入力され、復旧信号発生回路25からは、入力電圧を微分したような波形の1ショットのパルス信号である復旧信号が出力される。復旧信号発生回路25の出力端子は、オン復旧回路26に接続されている。オン復旧回路26は、例えばバイポーラトランジスタなどの半導体スイッチ素子26Aを備えており、復旧信号発生回路25からの復旧信号が半導体スイッチ素子26Aの制御端子に入力される。また、半導体スイッチ素子26Aの出力端子はリレー回路11の半導体スイッチ素子11Aの制御端子に接続されており、復旧信号発生回路25から復旧信号が出力されると、この半導体スイッチ素子26Aにより、リレー回路11の半導体スイッチ素子11Aの制御端子に駆動信号が入力される。それによって、半導体スイッチ素子11Aが導通し、リレー回路11がオン状態となる。なお、復旧信号の電圧は、時間の経過と共に徐々に低下するので、復旧信号の電圧が半導体スイッチ素子26Aを導通させうる制御電圧以下になると、半導体スイッチ素子26Aから駆動信号が出力されなくなり、半導体スイッチ素子11Aが非導通となり、リレー回路11がオフ状態になる。この復旧信号発生回路25(微分回路)の時定数を適宜選択することによって、マイクロプロセッサ22が起動するまでの時間(例えば200msec)を確保することができる。
図2に示すように、マイクロプロセッサ22はメモリー21に接続されており、後述するように、マイクロプロセッサ22は、メモリー21に電源スイッチ10が電源オン状態になったことを示すオン情報をはじめとして様々な情報を記憶させる。また、マイクロプロセッサ22は、この無線通信装置の様々な機能を制御することも可能である。例えば、ヨットやプレジャーボートで使用されるような無線通信装置においては、図3に示すように、電源スイッチ回路1は、MOSFETなどの半導体スイッチやバイポーラトランジスタなどで構成された水没検出回路27を備えており、ユーザーが誤って無線通信装置を水中に落下させたときなどにおいて、無線通信装置が水没したことを自動的に検出して、LEDなどを点滅させ、その位置をユーザーに知らせることができるように構成されている。無線通信装置の筐体は防水構造を備え、さらに水没したときに浮くように構成されている。水没検出回路27の端子27A及び27Bは筐体の外周面に設けられており、水没したときに、端子27Aと27Bが導通する。端子27Aと27Bが導通すると、電池15からMOSFETなどの半導体スイッチ素子27Cの制御電極に駆動信号が入力され(ゲート電流が流れ)、半導体スイッチ素子27Cが導通し、さらにバイポーラトランジスタなどの半導体スイッチ素子27D及び27Eがそれぞれ導通する。リレー回路11は非導通の状態、すなわち無線通信装置がオフの状態であっても、半導体スイッチ素子27Eが導通すると、リレー回路11の半導体スイッチ素子11Aの制御電極に駆動信号が入力され、リレー回路11が導通する。リレー回路11が導通すると、第1電源回路14を介してマイクロプロセッサ22に駆動電力が供給され、マイクロプロセッサ22が起動する。マイクロプロセッサ22が起動すると、マイクロプロセッサ22は、半導体スイッチ素子27Dから出力される水没検出信号を検知し、LEDなどの主回路20への駆動信号を出力し、LEDを点滅させるので、夜間であっても水没した無線通信装置を回収することができる。
(通常の電源オン動作)
次に、この電源スイッチ回路1を無線通信装置に用いた場合の動作について説明する。最初に通常の電源オン動作について説明する。電池15は、無線通信装置に正しく装着されており、前回正常に電源オフ動作が行われたものとする。電源スイッチ10の操作ボタンに押圧力が加えられると、電源スイッチ10の接点が導通し、オン検出回路12の電圧検出点の電圧が高から低に変化する(オン検出信号)と共に、電源スイッチ10がオン状態になると、電池15からオン検出回路12に電流が流れ、リレー回路11の半導体スイッチ素子11Aの制御端子に駆動信号が入力され、リレー回路11が導通する。この段階では、リレー回路11は電源スイッチ10が押圧されている間だけ導通しているので、マイクロプロセッサ22が起動するまで、電源スイッチ10を一定時間以上押圧し続ける必要がある。
リレー回路11が導通すると、第1電源回路14を介してマイクロプロセッサ22に駆動電力が供給され、マイクロプロセッサ22が起動される。マイクロプロセッサ22が起動されると、マイクロプロセッサ22は、オン検出回路12の電圧検出点の電圧を閾値と比較して電源スイッチ10がオン状態になっていることを検出する。マイクロプロセッサ22は、電源スイッチ10がオフ状態になった後もリレー回路11を導通させ続けるために、所定のオン維持信号をオン維持回路23に出力し続けると共に、オン検出信号に対応する所定のオン情報をメモリー21に記憶させる。メモリー21にオン情報を記憶させる手段としては、例えば「電源オンフラグ」をオンさせる。
マイクロプロセッサ22からオン維持信号が出力され続けると、電源スイッチ10に加えられていた押圧力が解除され、電源スイッチ10がオフ状態になり、オン検出回路12からの駆動信号が入力されなくなっても、このオン維持信号によりオン維持回路23からリレー回路11に駆動信号が入力され続けるので、リレー回路11のオン状態が維持される。また、リレー回路11のオン状態が維持されると、第2電源回路19を介して無線通信装置の主回路20に駆動電力を供給することが可能となる。
(通常の電源オフ動作)
次に、通常の電源オフ動作について説明する。電源スイッチ10の操作ボタンが上記電源オン動作のときよりも長い一定時間押圧され続けると、その間、オン検出回路12の電圧検出点の電圧が低状態(オン検出信号)を維持し続ける。マイクロプロセッサ22は、このオン検出信号の持続時間と閾値を比較し、オン検出信号が一定時間持続したときに、電源オフ動作を開始する。まず、マイクロプロセッサ22は、例えば「電源オンフラグ」をオフすることによってメモリー21に記憶させていたオン情報を消去し、オン維持回路23に対して出力していたオン維持信号を停止する。そうすると、オン維持回路23から駆動信号が出力されなくなり、リレー回路11の半導体スイッチ素子11Aが非導通になり、リレー回路11がオフ状態になると共に、マイクロプロセッサ22も停止する。
(電池の脱着時の動作)
電源スイッチ回路1のオン状態において、無線通信装置の通信中に電池15の電圧が低下し、電池15を交換する必要が生じ、電池15を無線通信装置から取り外した場合や、誤って無線通信装置を落下させ、電池15が無線通信装置から脱落してしまった場合、電源スイッチ回路1の電源が失われるので、この電源スイッチ回路1を構成する全ての回路の半導体スイッチ素子が非導通になる。そして、新しい電池15を無線通信装置に装着したり、脱落した電池15を再装着したりすると、電池15の電圧が電圧検出回路24及び復旧信号発生回路25に印加される。復旧信号発生回路25は上記のように微分回路であるので、直流である電池15の電圧が印加されると、復旧信号発生回路25から1ショットのパルス信号である復旧信号が出力される。この復旧信号がオン復旧回路26を構成する半導体スイッチ素子26Aの制御端子に入力されると、この半導体スイッチ素子26Aが導通し、オン復旧回路26から駆動信号が出力され、それによってリレー回路11の半導体スイッチ素子11Aが導通する。このとき、リレー回路11は、復旧信号発生回路25から出力される復旧信号のパルス電圧が、オン復旧回路26の半導体スイッチ素子26Aを導通させるのに必要な所定の閾値(例えば1.2V)以上の間だけ導通される。
ところで、電池15の電圧が上記第1の電圧(例えば3V)以上であれば、第1電源回路14はマイクロプロセッサ22に駆動電力を供給することができる。一方、電池15の電圧が第2の電圧(例えば5V)未満であれば、第2電源回路19は無線通信装置の主回路20に駆動電力を供給することができない。そこで、電圧検出回路24は、電池15の電圧が所定の閾値(例えば5.2V)以上であれば、所定の電圧情報信号をマイクロプロセッサ22に出力する。
リレー回路11が導通すると、第1電源回路14を介してマイクロプロセッサ22に駆動電力が供給され、マイクロプロセッサ22が起動される。マイクロプロセッサ22は、リレー回路11のオン状態を維持するために、オン維持回路23にオン維持信号を出力し、オン維持回路23から駆動信号がリレー回路11に出力され、リレー回路11のオン状態が維持される。これと並行して、マイクロプロセッサ22は、メモリー21にアクセスしてオン情報が記憶されているか否かを判断すると共に、電圧検出回路24から電圧情報信号が出力されているか否かを判断する。
メモリー21にオン情報が記憶されていない場合、電源スイッチ回路1が正常にオフされた後、無線通信装置から電池15が取り外され、さらに再装着されているので、マイクロプロセッサ22は、そのまま第2電源回路19から主回路20に駆動電力を供給することなく、オン維持信号の出力を停止し、リレー回路11の半導体スイッチ素子11Aを非導通にし、リレー回路11をオフ状態にする。そのため、例えば無線通信装置のディスプレイには何も表示されず、バックライトやその他の表示装置も点灯しないので、電池15を装着することによってマイクロプロセッサ22が起動したことをユーザーに気づかせることなく、電源スイッチ回路1をオフすることができる。
一方、メモリー21にオン情報が記憶されているけれども電圧検出回路24から電圧情報信号が出力されていないときは、電池15の電圧が所定の閾値(例えば5.2V)よりも低く、そのままリレー回路11のオン状態が維持しても、第2電源回路19から主回路20に駆動電力を供給できないので、マイクロプロセッサ22は、オン維持信号の出力を停止し、リレー回路11の半導体スイッチ素子11Aを非導通にし、リレー回路11をオフ状態にする。そのため、電池15を交換したにもかかわらず無線通信装置が起動しないので、ユーザーに電池15の電圧が低いことを気づかせることができる。
メモリー21にオン情報が記憶されており、電圧検出回路24から電圧情報信号が出力されているときは、電池15の電圧が所定の閾値(例えば5.2V)よりも高く、そのままリレー回路11のオン状態が維持しても、第2電源回路19から主回路20に駆動電力を供給することができるので、リレー回路11のオン状態を維持するために、オン維持回路23にオン維持信号を出力し続ける。それによって、ユーザーは、電池15を新たな電池に交換した後又外れた電池15を再装着した後、改めて電源スイッチ10を操作することなく、電源スイッチ回路1をオン状態に復旧させ、速やかに無線通信装置による通信を再開させることができる。
また、無線通信装置の生産ラインなどにおいて、工程が変わり、電池15の代わりに電池アダプターなどを装着する場合も同様に、マイクロプロセッサ22を起動させるために、改めて電源スイッチ10の操作ボタンを一定時間押し続ける必要はなく、従来のノンロック式の電源スイッチ回路に比べて作業性を著しく改善することができる。
なお、この電源スイッチ回路1にバッファコンデンサなどのバックアップ電源を設け、電池15が無線通信装置から取り外された後も一定時間(例えば5msec)マイクロプロセッサ22が動作できるようにしておき、その間にマイクロプロセッサ22が、電圧検出回路24から電圧情報信号が出力されなくなったことを検出すると、それに応じて無線通信装置の運用周波数など通信の復旧に必要な情報をメモリー21に記憶させるように構成してもよい。あるいは、電池15が無線通信装置から取り外されていなくても、電池15の電圧の低下により電圧検出回路24から電圧情報信号が出力されなくなったときに、電池15が取り外される場合に備えて、通信装置の運用周波数など通信の復旧に必要な情報をメモリー21に記憶させるように構成してもよい。さらに、メモリー21は、不揮発性のメモリーに限られず、コンデンサやボタン電池などでバックアップされた揮発性メモリーであってもよい。さらに、リレー回路11は、MOSFETなどの半導体スイッチのみならず、電磁石で駆動される機械式のリレーで構成されていてもよい。
また、本発明に係る電源スイッチ回路は、上記無線通信装置に用いられるだけでなく、電池を電源とするその他の電子機器にも使用することができ、操作ボタンに押圧力が加えられている間だけオン状態となるノンロック式の電源スイッチと、前記電源スイッチがオン状態になったときに、所定のオン検出信号を出力するオン検出回路と、所定の駆動信号が入力されている間だけオン状態になるリレー回路と、前記オン検出回路から前記オン検出信号が入力されると、前記電源スイッチがオフ状態になった後も前記電源スイッチ回路のオン状態を維持させるために、前記リレー回路に前記所定の駆動信号を出力する電源制御回路と、前記電池の電圧から電池の装着状態を検出する電池検出回路と、前記電源制御回路に接続され、前記オン検出信号に対応する所定のオン情報を少なくとも一定時間記憶するメモリーと、を備え、前記電池が前記電子機器から取り外され、前記リレー回路がオフ状態になった後、前記電池又は別の電池が前記電子機器に装着されたときに、前記電池検出回路は、前記所定の駆動信号を前記リレー回路に入力して、前記リレー回路を一定時間だけオン状態にし、前記電源制御回路は、前記リレー回路がオン状態となり、前記電池から駆動電力が供給されて再起動すると、前記所定の駆動信号を出力して前記リレー回路のオン状態を維持し、さらに、前記メモリーに前記オン情報が記憶されているか否かを判断し、前記オン情報が記憶されているときは、前記所定の駆動信号の出力を継続して前記リレー回路のオン状態を維持し、前記オン情報が記憶されていないときは、前記所定の駆動信号の出力を停止して、前記リレー回路をオフ状態にするように構成されていればよい。
また、前記リレー回路と前記電源制御回路の間に接続され、前記電源制御回路に駆動電力を供給する第1電源回路をさらに備え、前記リレー回路は、前記電池と前記第1電源回路の間に接続され、前記電源スイッチは、前記電池と前記第1電源回路の間に前記リレー回路と並列に接続されているように構成してもよい。
または、前記リレー回路と前記電源制御回路の間に接続され、前記電源制御回路に駆動電力を供給する第1電源回路をさらに備え、前記リレー回路は、前記電池と前記第1電源回路の間に接続され、前記電源スイッチと前記オン検出回路の直列回路は、前記電池に対して前記リレー回路と並列に接続されているように構成してもよい。
また、前記第1電源回路と並行に前記リレー回路に接続され、前記電子機器の主回路に前記第1電源回路の駆動電力の電圧よりも高い電圧の駆動電力を供給する第2電源回路をさらに備えるように構成してもよい。
また、前記電源スイッチが一定時間以上操作され続け、前記電源制御回路が前記駆動信号の出力を停止し、前記リレー回路が正常に非導通にされるときに、前記メモリーから前記オン情報を消去するように構成してもよい。
また、前記電源制御回路は、前記メモリーに前記オン情報が記憶されていないときは、前記リレー回路が再導通した後、非導通にするまでの間、前記電子機器の主回路に電力を供給しないように構成してもよい。
また、前記電源制御回路は、前記オン検出信号が入力されたときに、前記リレー回路のオン状態を維持するために所定のオン維持信号を出力するマイクロプロセッサと、半導体スイッチ素子を備え、前記オン維持信号が入力されている間、前記リレー回路に前記駆動信号を出力し続けるオン維持回路を備えるように構成してもよい。
また、前記リレー回路は半導体スイッチ素子で構成され、前記電池検出回路は、前記電池の電圧を検出し、該電圧と所定の閾値とを比較して、前記電圧が前記閾値以上のときに、所定の電圧情報信号を出力する電圧検出回路と、前記電池の端子に接続され、前記電池の電圧が入力されたときに、1ショットのパルス信号の復旧信号を出力する復旧信号発生回路と、半導体スイッチ素子を備え、前記復旧信号が入力されている間、前記リレー回路の前記半導体スイッチ素子に前記駆動信号を出力し続けるオン復旧回路を備えるように構成してもよい。
さらに、上記いずれかの電源スイッチ回路を備えた無線通信装置において、前記電池が無線通信装置から取り外された後も一定時間電源制御回路を動作させるバックアップ電源を設け、前記一定時間に前記無線通信装置の復旧に必要な情報を前記メモリーに記憶させるように構成してもよい。
あるいは、上記いずれかの電源スイッチ回路を備えた無線通信装置において、前記電池の電圧が低下したときに、通信装置の運用周波数など復旧に必要な情報をメモリーに記憶させるように構成してもよい。
1 電源スイッチ回路
10 ノンロック式の電源スイッチ
11 リレー回路
12 オン検出回路
13 電源制御回路
14 第1電源回路
15 電池
16 ダイオード
17 電池検出回路
19 第2電源回路
20 主回路
21 メモリー
22 マイクロプロセッサ(CPU)
23 オン維持回路
24 電圧検出回路
25 復旧信号発生回路
26 オン復旧回路
27 水没検出回路

Claims (4)

  1. 電池を電源とする電子機器に使用される電源スイッチ回路であって、
    操作ボタンに押圧力が加えられている間だけオン状態となるノンロック式の電源スイッチと、
    前記電源スイッチがオン状態になったときに、所定のオン検出信号を出力するオン検出回路と、
    所定の駆動信号が入力されている間だけオン状態になるリレー回路と、
    前記オン検出回路から前記オン検出信号が入力されると、前記電源スイッチがオフ状態になった後も前記電源スイッチ回路のオン状態を維持させるために、前記リレー回路に前記所定の駆動信号を出力する電源制御回路と、
    前記電池の電圧から電池の装着状態を検出する電池検出回路と、
    前記電源制御回路に接続され、前記オン検出信号に対応する所定のオン情報を少なくとも一定時間記憶するメモリーと
    前記電源制御回路に駆動電力を供給する第1電源回路と、
    前記電子機器の主回路に前記第1電源回路の駆動電力の電圧よりも高い電圧の駆動電力を供給する第2電源回路と、を備え、
    前記電池検出回路は、前記電池の電圧を検出し、該電圧と前記第2電源回路の駆動電力の電圧よりも高い電圧である所定の閾値とを比較して、前記電池の電圧が前記閾値以上のときに所定の電圧情報信号を出力する電圧検出回路と、前記電池の電圧が入力されたときに復旧信号を出力する復旧信号発生回路と、前記復旧信号が出力されている間、前記リレー回路をオン状態にする信号を出力するオン復旧回路とを備え、
    前記電池が前記電子機器から取り外され、前記リレー回路がオフ状態になった後、前記電池又は別の電池が前記電子機器に装着されたときに、前記復旧信号発生回路は、一定時間だけ復旧信号を前記オン復旧回路に出力し、前記オン復旧回路は、前記復旧信号が入力されている間、前記所定の駆動信号を前記リレー回路に出力して、前記リレー回路を一定時間だけオン状態にし、
    前記電源制御回路は、前記リレー回路がオン状態となり、前記電池から駆動電力が供給されて再起動すると、前記所定の駆動信号を出力して前記リレー回路のオン状態を維持し、さらに、前記メモリーに前記オン情報が記憶されているか否かを判断すると共に、前記電圧検出回路から前記所定の電圧情報信号が出力されているか否かを判断し、
    前記オン情報が記憶されており、なおかつ前記電圧検出回路から所定の電圧情報信号が出力されているときは、前記電源制御回路が、前記所定の駆動信号の出力を継続して前記リレー回路のオン状態を維持し、前記オン情報が記憶されていない、または前記電圧検出回路から所定の電圧情報信号が出力されていないときは、前記所定の駆動信号の出力を停止して、前記リレー回路をオフ状態にすることを特徴とする電源スイッチ回路。
  2. 前記リレー回路と前記電源制御回路の間に接続され、前記電源制御回路に駆動電力を供給する第1電源回路をさらに備え、
    前記リレー回路は、前記電池と前記第1電源回路の間に接続され、前記電源スイッチと前記オン検出回路の直列回路は、前記電池に対して前記リレー回路と並列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電源スイッチ回路。
  3. 前記電源スイッチが一定時間以上操作され続け、前記電源制御回路が前記駆動信号の出力を停止し、前記リレー回路が正常に非導通にされたときに、前記メモリーから前記オン情報を消去することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源スイッチ回路。
  4. 前記電源制御回路は、前記メモリーに前記オン情報が記憶されていないときは、前記リレー回路が再導通した後、非導通にするまでの間、前記電子機器の主回路に電力を供給しないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電源スイッチ回路。
JP2016130275A 2016-06-30 2016-06-30 電源スイッチ回路 Active JP6806987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016130275A JP6806987B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 電源スイッチ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016130275A JP6806987B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 電源スイッチ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018007388A JP2018007388A (ja) 2018-01-11
JP6806987B2 true JP6806987B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=60948200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016130275A Active JP6806987B2 (ja) 2016-06-30 2016-06-30 電源スイッチ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6806987B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110112800B (zh) * 2019-04-26 2023-11-21 上海爻火微电子有限公司 对接式充电电路与电子设备
KR20210103298A (ko) * 2020-02-13 2021-08-23 주식회사 엘지에너지솔루션 비상 전원 공급 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018007388A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1832294B (zh) 在电池组的备用状态期间具有低功耗的电池状态监测电路
US8990595B2 (en) Power supply control device
EP2945041B1 (en) Mobile terminal capable of restoring application after rebooting
US8319488B2 (en) Momentarily enabled electronic device
JP6806987B2 (ja) 電源スイッチ回路
CN107769317B (zh) 控制电路、具有该控制电路的电池及电池控制方法
US7948283B2 (en) Apparatus for awaking an electronic device from a standby mode
JP5084117B2 (ja) パック電池と電気機器
US20170045926A1 (en) Portable computing device with hibernate mode
CN107295125B (zh) 一种手持终端开关电路及控制方法
JP6723808B2 (ja) 情報設定機器、バッテリパックおよび電動作業機
JP2005278371A (ja) 充電式電気機器
JP2007018428A (ja) 携帯情報端末
JP4983117B2 (ja) 電源スイッチ回路
JP2020196126A (ja) 電動作業機
CN108574318B (zh) 充放电控制电路和电池装置
JP2012130188A (ja) 電源瞬断対応装置
JP5466429B2 (ja) 電源制御装置
JP2005287171A (ja) 携帯機器の電源装置、携帯機器の電源制御方法
JP2016095771A (ja) 機器駆動バッテリーのバックアップ回路
JP6550902B2 (ja) 電子機器
CN213402520U (zh) 一种电动工具控制电路及电动工具
JP4449860B2 (ja) 電源供給用スイッチ装置とそれを用いた電子機器
JPH06244699A (ja) 電源投入装置
CN111669158B (zh) 一种便携式的多功能开关电路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6806987

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250