JP6805398B1 - 多結晶シリコンの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(多結晶シリコンの製造装置)
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。まず、本発明の一実施形態にかかる多結晶シリコンロッドの製造方法に用いられる製造装置について、図1および図2を用いて説明する。
Mk≦1.5×π×rk/Rmax (1)
(多結晶シリコンの製造方法)
本実施形態において、多結晶シリコンの製造は、シーメンス法を用いて行われる。シーメンス法における多結晶シリコン析出工程を、図1を参照して以下に概略的に説明する。電源20(電源20A〜C)から供給される電流は、電極6を介してシリコン芯線7へ通電され、シリコン芯線7の温度を多結晶シリコンの析出温度以上に加熱する。このとき、多結晶シリコンの析出温度は、特に限定されないが、シリコン芯線7上に多結晶シリコンを迅速に析出するという観点から、1000〜1100℃程度の温度に保持されることが好ましい。
図1に示されるように、電源20は、制御装置21および入力部22に接続される。実施形態1において、ユーザーによって通電する電流値が入力部22を介して制御装置21に入力されると、制御装置21は、同心円ごとに設置されている電源20の電流値を制御する。具体的には、図2に示すように、円Aの電流は電源20A、円Bの電流は電源20B、円Cの電流は電源20Cから供給される。電源20A〜20Cは、それぞれ個別に制御装置21によって制御される。
同心円の数がnである反応器1について考える。まず、内側から数えてk番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7(またはシリコン芯線7上に析出し生成した多結晶シリコンロッド13)(鉛直方向において、柱状部となる部分)について考える。k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7の輻射熱が、他の同心円上およびk番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7によって遮蔽される割合である熱遮蔽率Skは下記式(2)で示される。
Sk=R×Mk/(2×rk×π) (2)
ここで、Rは、成長過程のある時点における多結晶シリコンロッド13の直径である。析出終了時の多結晶シリコンロッド13の直径をRmaxとすると、Rは、Rmaxの50%〜65%程度に設定されることが好ましい。例えば、析出終了時の多結晶シリコンロッド13の直径が150mmの場合、Rは80〜130mm、好ましくは90〜110mm、より好ましくは95〜105mmに設定される。Mkは、k番目(ただし、kは、1≦k≦nを満たす整数)の同心円上に配置したシリコン芯線7の鉛直方向の柱状部71および72の総数である。例えば、同心円上に3対の電極6がある場合、当該同心円状のシリコン芯線7の柱状部71および72の総数は6である。rkは、k番目の同心円の半径であり、rk+(4/3)×Rmax≦rk+1を満たすことが好ましい。rk+1がrk+(4/3)×Rmaxよりも小さい場合は、析出終了時Rmaxに、隣接する多結晶シリコンロッド13間の距離がRmaxの3分の1未満となり、析出終了後のロッド取り出しが困難となるためである。
Hko=(1−Sk+1)×(1−Sk+2)×・・・×(1−Sn) (3)
同様に、k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7について、当該同心円の中心を通過して、内壁51へ向かう輻射熱率Hkiについて考える。k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7は、k−1番目の多結晶シリコンロッド13によって熱遮蔽率Sk−1で熱遮蔽を受け、続いて、k−2番目、k−3番目、・・・2番目、1番目、1番目、2番目・・・k番目・・・n番目の多結晶シリコンロッド13によって熱遮蔽を受ける。従って、k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7から当該同心円の中心を通過して内壁51へ向かう熱輻射において、輻射熱率Hkiは、下記式(4)で示される。当該輻射熱率Hkiは、熱遮蔽する物が存在せずに内壁51に到達する全輻射熱量に対する、他の同心円上およびk番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7によって遮蔽されずに内壁51に到達する輻射熱量の割合である。
Hki={(1−S1)×・・・×(1−Sk−1)}2×(1−Sk)×(1−Sk+1)×・・・×(1−Sn) (4)
ここで、公知であるように、絶対温度Ts、表面積A2で放射率ε2の物体が、周囲の壁面(表面積A1、放射率ε1、温度Ta)に熱放射によって放出する熱量Qは下記式(5)で示される。
Q=σε2A2×(Ts4‐Ta4) (5)
前記式(5)より、k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7の総輻射熱量Qkは、多結晶シリコンロッド13の表面積Akと、総輻射熱率Hkに比例することが言え、下記式(6)で示すことができる。
Qk=β×Hk×Ak (6)
ここで、総輻射熱率Hkとは、k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7から内壁51へ向かう熱輻射における、下記(i)に対する下記(ii)の割合である。
(ii)他の同心円およびk番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7によって遮蔽されずに内壁51に到達する輻射熱量
また、総輻射熱量Qkは、同心円の外側方向への輻射熱量Qkoと、同心円の中心方向への輻射熱量Qkiとの合計であるので、下記式(7)で示すことができる。
Qk=Qko+Qki=(β×Hko×Ako)+(β×Hki×Aki) (7)
Akを、同心円の外側方向Akoと、同心円の中心方向Akiとに分けると、Ak=Ako+Akiであり、Ako=Aki=(1/2)×Akと仮定すると、Qkは、下記式(8)で示される。
Qk={β×Hko×(1/2)×Ak}+{β×Hki×(1/2)×Ak}=β×(1/2)×Ak×(Hko+Hki) (8)
このことから、Hk=(1/2)×Hki+(1/2)×Hkoであるといえる。
Hk=(1/2)×Hki+(1/2)Hko=(1/2)×[(1−Sk+1)×・・・×(1−Sn)+{(1−S1)×・・・×(1−Sk−1)}2×(1−Sk)×(1−Sk+1)×・・・×(1−Sn)] (9)
次に、最も外側の同心円(n番目の同心円)上に配置されたシリコン芯線7について、熱遮蔽率Snは、前記式(2)と同様に、下記式(10)で示される。当該熱遮蔽率Snは、n番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7の輻射熱が、他の同心円上およびn番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7によって遮蔽される割合である。
Sn=R×Mn/(2×rn×π) (10)
ここで、n番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7から当該同心円の外側方向へ向かう熱輻射における輻射熱率Hnoについて考える。当該輻射熱率Hnoは、熱遮蔽する物が存在せずに内壁51に到達する全輻射熱量に対する、他の同心円上に配置されたシリコン芯線7によって遮蔽されずに内壁51に到達する輻射熱量の割合である。n番目の同心円は最外円であるため、他の円の多結晶シリコンロッド13によって輻射熱が遮蔽されず、Hno=1.0となる。
Hni={(1−S1)×・・・×(1−Sn−1)}2×(1−Sn) (11)
よって、n番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7から内壁51へ向かう熱輻射における総輻射熱率Hnは、前記式(9)と同様に、下記式(12)で示される。当該総輻射熱率Hnは、熱遮蔽する物が存在せずに内壁51に到達する全輻射熱量に対する、他の同心円上およびn番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7によって遮蔽されずに内壁51に到達する輻射熱量の割合である。
Hn=(1/2)×Hni+(1/2)×Hno=(1/2)×{1+{(1−S1)×・・・×(1−Sn−1)}2×(1−Sn) (12)
k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7から内壁51への総輻射熱量をQkとすると、k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7の総輻射熱率Hkは、総輻射熱量Qkに比例する。総輻射熱量をQkによる熱損失の補充を、k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7に供給する電流値Ikで調節する場合、IkはHkおよびQkに依存する。
Ik=In×(Qk/Qn)α (0<α≦0.3) (13)
すなわち、前記式(13)を利用して、各同心円の多結晶シリコンロッド13に流す電流値を、最も外側の同心円の多結晶シリコンロッド13に流す電流値の一次関数として決定することができる。そのため、総輻射熱量Qkと総輻射熱量Qnとの比(Qk/Qn)を求めれば、特定のInに対応するIkを求めることができる。k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7の総輻射熱率Hkは、総輻射熱量Qkに比例し、n番目の同心円上に配置されたシリコン芯線7の総輻射熱率Hnは、総輻射熱量Qnに比例する。このことから、総輻射熱量Qkと総輻射熱量Qnとの比は、下記式(14)で示される。
Qk/Qn=Hk/Hn (14)
前記式(14)におけるHkを式(9)で置き換えるとともに、前記式(14)におけるHnを式(12)で置き換えることができる。このように置き換えた式における熱遮蔽率Skを式(2)によって求め、当該置き換えた式における熱遮蔽率Snを式(10)によって求めることができる。このようにしてQk/Qnを求めることができる。つまり、成長過程のある時点における多結晶シリコンロッド13の直径(R)、同心円の半径(rkおよびrn)、および当該同心円上に配置したシリコン芯線7の柱状部の総数(MkおよびMn)から、最外殻にあるシリコン芯線7に印加する特定の電流値(In)に対応する、k番目の同心円上のシリコン芯線7に印加する電流値(Ik)を導き出すことができる。
本発明の一態様によれば、上述の方法によって決定した電流比率で電流を流すことにより、反応器1内においてワンバッチで生成される多結晶シリコンロッドの太さのばらつきを低減することができる。これにより均一な太さの多結晶シリコンロッド13を得ることができる。得られる多結晶シリコンロッド13の太さにばらつきがあると、ワンバッチでの多結晶シリコンロッド13の生産量の低下につながる。また、生成した多結晶シリコンロッド13の太さが不均一であると、底板から取り外す際の吊り上げる力の調整、生成ロッドを破砕工程に出す前の粗割工程での力の調整などの非定常作業が発生し、作業効率が低下する。本発明の一態様により、より均一な太さで多結晶シリコンロッド13を得ることにより、上述のような問題を解決し、生産性を向上させることができる。
同心円の半径rA、rB、rCがそれぞれ300mm、600mm、900mmである同心円A、B、およびCの円周上にシリコン芯線7をそれぞれ4本、8本、16本配置した反応器1を用いて、R=100(mm)のときの各円の総輻射熱率Hkを、熱遮蔽率Skの式に基づいて計算した。その結果を表1に示す。
同心円の半径rA、rB、rC、rD、rEがそれぞれ400mm、800mm、1200mm、1600mm、2000mmである同心円A、B、C、DおよびEの円周上にシリコン芯線7をそれぞれ4本、8本、16本、32本、および48本配置した反応器1を用いて、R=100(mm)のときの各円の総輻射熱率Hkを、熱遮蔽率Skの式に基づいて計算した。その結果を表4に示す。
比較例として、同心円の半径rA、rB、rCがそれぞれ300mm、600mm、900mmである同心円A、B、およびCの円周上にシリコン芯線7をそれぞれ4本、8本、16本配置した反応器1を用いて、各円に同じ電流を印加した。円Cの多結晶シリコンロッド13が150mmになるまで析出を行った。このとき、反応器1内で得られた全ての多結晶シリコンロッド13のうち、ロッド径の最大値と最小値の差を最大値で除した値(ばらつき)は13%であった。
実施形態1では、Rの値について、成長過程のあるひとつの時点における多結晶シリコンロッド13の直径として、所定の定数を用いてInとIkとの電流値比率を導き出した。そして、製造工程を通して一定の前記電流値比率を用いて多結晶シリコンロッド13が製造されている。
2・・・反応室
3・・・底板
5・・・ベルジャ
6・・・電極
7・・・シリコン芯線
13・・・多結晶シリコンロッド
20・・・電源
21・・・制御装置
22・・・入力部
51・・・内壁
Claims (2)
- 複数の同心円上にシリコン芯線を配置したベルジャ内で前記シリコン芯線に電流を流すことにより多結晶シリコンを成長させる、多結晶シリコンロッドの製造方法であって、
前記複数の同心円のうちのある同心円上に配置されたシリコン芯線に通電する電流値が、当該同心円よりも内側の同心円上に配置されたシリコン芯線に通電する電流値よりも大きくなるように、前記シリコン芯線のそれぞれに通電する電流値を制御し、
前記複数の同心円の最も内側の同心円から数えてk番目の同心円上に配置されたシリコン芯線に流す電流を、
I k =I n ×(Q k /Q n ) α (0<α≦0.3)
を満たすように制御し、
前記式中、nは、前記ベルジャ内の同心円の数を示す1より大きい整数であり、
kは、1≦k<nを満たす整数であり、
I n は、前記複数の同心円の最も外側の同心円上に配置されたシリコン芯線に流す電流であり、
Q n は、前記最も外側の同心円上に配置されたシリコン芯線から前記ベルジャの内壁への総輻射熱量であり、
Q k は、前記k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線から前記内壁への総輻射熱量であることを特徴とする、多結晶シリコンロッドの製造方法。 - 前記k番目の同心円上に配置されたシリコン芯線が、当該同心円上および他の同心円上に配置されたシリコン芯線の輻射熱を遮蔽する割合である熱遮蔽率Skを、
Sk=R×Mk/(2×rk×π)とし、
前記k番目の同心円から、当該同心円の外側へ向かう輻射熱率Hkoを、
Hko=(1−Sk+1)×・・・×(1−Sn)とし、
前記k番目の同心円から、当該同心円の中心を通過して前記内壁へ向かう輻射熱率Hkiを、
Hki={(1−S1)×・・・×(1−Sk−1)}2×(1−Sk)×(1−Sk+1)×・・・×(1−Sn)とすると、
前記k番目の同心円上におけるシリコン芯線から前記内壁への総輻射熱率Hkは、
Hk=(1/2)×Hki+(1/2)×Hko=(1/2)×[(1−Sk+1)×・・・×(1−Sn)+{(1−S1)×・・・×(1−Sk−1)}2×(1−Sk)×(1−Sk+1)×・・・×(1−Sn)]であり、
前記最も外側の同心円上に配置されたシリコン芯線が、当該同心円上および他の同心円上に配置されたシリコン芯線の輻射熱を遮蔽する割合である熱遮蔽率Snを、
Sn=(R×Mn)/(2×rn×π)とし、
前記最も外側の同心円から、当該同心円の外側へ向かう輻射熱率Hnoを、
Hno=1とし、
前記最も外側の同心円から、当該同心円の中心を通過して前記内壁へ向かう輻射熱率Hniを、
Hni={(1−S1)×・・・×(1−Sn−1)}2×(1−Sn)とすると、
前記最も外側の同心円上に配置されたシリコン芯線の総輻射熱率Hnは、
Hn=(1/2)×Hni+(1/2)×Hno=(1/2)×{1+{(1−S1)×・・・×(1−Sn−1)}2×(1−Sn)であり、
Qk/Qn=Hk/Hnとし、
前記式中、Rは、成長過程のある時点における前記多結晶シリコンロッドの直径であり、
rxは、前記最も内側の同心円から数えてx番目(ただし、xは、1≦x≦nを満たす整数)の同心円の半径であり、
Myは、前記最も内側の同心円から数えてy番目(ただし、yは、1≦y≦nを満たす整数)の同心円上に配置した前記シリコン芯線の総数である、請求項1に記載の多結晶シリコンロッドの製造方法。
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