JP6803590B2 - ソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具 - Google Patents

ソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6803590B2
JP6803590B2 JP2018236000A JP2018236000A JP6803590B2 JP 6803590 B2 JP6803590 B2 JP 6803590B2 JP 2018236000 A JP2018236000 A JP 2018236000A JP 2018236000 A JP2018236000 A JP 2018236000A JP 6803590 B2 JP6803590 B2 JP 6803590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar panel
roof
net
holder
protective net
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018236000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020097835A (ja
Inventor
武士 栗原
武士 栗原
隆志 野島
隆志 野島
藤田 幸彦
幸彦 藤田
龍二 五十嵐
龍二 五十嵐
Original Assignee
株式会社ルーフタイルグループジャパン
株式会社野島角清製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ルーフタイルグループジャパン, 株式会社野島角清製作所 filed Critical 株式会社ルーフタイルグループジャパン
Priority to JP2018236000A priority Critical patent/JP6803590B2/ja
Publication of JP2020097835A publication Critical patent/JP2020097835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6803590B2 publication Critical patent/JP6803590B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

本発明は、屋根とソーラーパネルの間に存する間隙部に、鳥や雪などの有害要因が入り込むことを防止できるソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具に関するものである。
ソーラーパネル設備屋根は、ソーラーパネル下の間隙部に鳥が侵入して巣を作ってしまうことがあり、鳥の巣ができてしまうと獣臭がしたり糞で汚れたりして不衛生となり、場合によってはソーラーパネルの電気的設備状況にも不具合を生じることがある。
また、降雪地域では、ソーラーパネル下の間隙部に雪が入り込むことがあるが、この間隙部に雪が長期間停留して取付金具や支持架台に接触し続けると、取付金具や支持架台に腐食を生じるおそれがある。
そこで出願人は、屋根とソーラーパネルの間の間隙部に、鳥や雪などの有害要因が入り込むことを防止するソーラーパネル設備屋根への防護用ネット設置方法を完成させて特許出願している(特許文献1参照)。
特開2018−105002号公報
上記特許文献1では、折曲変形自在で折曲変形した際に復帰弾性が生じる防護用ネットを折曲変形して屋根とソーラーパネル外周部との間の前記間隙部に挿入し、この折曲変形状態の防護用ネットを復帰弾性により屋根とソーラーパネル外周部に圧接させて前記間隙部に保持している(出願人の施工実験によれば、防護用ネットの復帰弾性を利用した圧接保持作用だけでもしっかりと防護用ネットは位置決め状態に保持されることが確認されている。)。
しかしながら、近年はこれまでにない巨大台風が発生するなど、異常気象が増加傾向にあるため、上記圧接保持作用だけでは防護用ネットの保持力が不足するケースも懸念される。
本発明は、このような現状に鑑み、屋根とソーラーパネル外周部との間の間隙部に挿入した防護用ネットを強固な外れ止め(位置決め)状態に保持でき、しかもソーラーパネルのメーカーや、屋根の種類や仕様を問わずに防護用ネットを保持可能となるソーラーパネル設備屋根用鳥進入防止器具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
屋根1とこの屋根1上に設備されているソーラーパネル2との間の間隙部4に、鳥や雪などの有害要因が侵入することを防止するために設置するソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具であって、屋根1とソーラーパネル2の外周部との間の前記間隙部4に折曲変形させて挿入することで変形に抗する復帰弾性により屋根1とソーラーパネル2の外周部に圧接する防護用ネット5と、前記間隙部4に挿入した前記防護用ネット5とソーラーパネル2の外周部とに係止して防護用ネット5を間隙部4から外れ止め状態に保持するネット保持具7とから成り、前記ネット保持具7は、保持具本体8に、前記ソーラーパネル2の外周部に締付挟持係止する締付部9が設けられていると共に、この締付部9の下方に、前記防護用ネット5の網目6に差込係止する差込部13が設けられていることを特徴とするソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具に係るものである。
また、前記ネット保持具7は、前記保持具本体8に対し前記差込部13がスライド移動自在に設けられていて、この差込部13と、保持具本体8に設けられている前記締付部9との位置関係をスライド変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載のソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具に係るものである。
また、前記ネット保持具7の締付部9は、ソーラーパネル2外周部の金属フレーム部3に対し上下から挟持する上顎10と下顎11を備えていると共に、操作部12を備えて、この操作部12の締付操作により上顎10が対向する下顎11に接近移動若しくは下顎11が対向する上顎10に接近移動することで前記金属フレーム部3に挟持係止し得るように構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具に係るものである。
また、前記ネット保持具7の差込部13は、櫛歯状に形成されていて、前記防護用ネット5の複数の網目6に差込係止し得るように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、上記特許文献1と同様に、屋根とソーラーパネルの外周部との間の間隙部に防護用ネットを折曲変形させて挿入することによって間隙部に防護用ネットを圧接保持できるが、さらにネット保持具の締付部をソーラーパネルの外周部に締付挟持係止すると共に、間隙部に圧接保持されている防護用ネットの網目にネット保持具の差込部を差込係止することによって防護用ネットを間隙部から強固な外れ止め状態に保持することができ、しかも本発明のネット保持具は、ソーラーパネルの外周部に締付部で締付挟持係止するので、メーカーを問わずソーラーパネル外周部に対しネット保持具を無加工で係止できる上、屋根に防護用ネットを係止保持する構成とは異なり、屋根の種類や仕様にかかわらず防護用ネットを外れ止め状態に保持することが可能で汎用性が高いなど、極めて実用性に優れたソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具となる。
また、請求項2記載の発明においては、ソーラーパネルの屋根への設備状況等により屋根とソーラーパネルの外周部との間の間隙部の上下幅は現場によって異なるが、どのような現場においても締付部と差込部との位置関係をスライド変更してネット保持具をソーラーパネル外周部と防護用ネットに良好に係止でき、防護用ネットを間隙部から確固な外れ止め状態に保持できる一層実用性に優れた構成のソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具となる。
また、請求項3記載の発明においては、ソーラーパネルの外周部に締付挟持係止可能な締付部を簡易構成にして容易に設計実現可能となると共に、締付部がソーラーパネル外周部の金属フレーム部に対して挟持係止するので、受光面を塞ぐように挟持係止して発電効率の低下を招いたり受光面を損傷したりするような不都合がないなど、一層実用性に優れた構成のソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具となる。
また、請求項4記載の発明においては、防護用ネットの複数の網目に櫛歯状の差込部を差込係止できて確固に防護用ネットを外れ止め保持できる一層実用性に優れた構成のソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具となる。
本実施例の使用状態を示す概略説明斜視図である。 本実施例の使用状態を示す拡大斜視図である。 本実施例の使用状態を示す、ソーラーパネルの金属フレーム部と防護用ネットを切り欠いた拡大側面図である。 本実施例のネット保持具を示す斜視図である。 本実施例のネット保持具を示す側断面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
例えば、先ず、防護用ネット5を折曲変形して、この折曲変形状態の防護用ネット5を屋根1とソーラーパネル2の外周部との間の間隙部4に挿入し、この折曲変形状態の防護用ネット5を、復帰弾性により屋根1とソーラーパネル2の外周部に圧接させて前記間隙部4に保持する。
次いで、ネット保持具7に設けられている締付部9をソーラーパネル2の外周部に締付挟持係止すると共に、この締付部9の下方に設けられている差込部13を、前記間隙部4に保持されている折曲変形状態の防護用ネット5の網目6に差込係止すると、前記防護用ネット5が間隙部4から強固な外れ止め状態に保持されることになる。
また、この際、締付部9によってソーラーパネル2外周部に締付挟持係止するネット保持具7は、ソーラーパネル2のメーカーを問わずにソーラーパネル2外周部に対しネット保持具7を無加工で係止できる。
さらに、ネット保持具7を介してソーラーパネル2の外周部に対し防護用ネット5を係止保持する本発明は、屋根1に対して防護用ネット5を係止保持する構成とは異なり、屋根1の種類や仕様にかかわらず防護用ネット5を外れ止め状態に保持することが可能である。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、屋根1とこの屋根1上に設備されているソーラーパネル2との間の間隙部4に、鳥や雪などの有害要因が侵入することを防止するために設置するソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具であって、屋根1とソーラーパネル2の外周部との間の前記間隙部4に折曲変形させて挿入することで変形に抗する復帰弾性により屋根1とソーラーパネル2の外周部に圧接する防護用ネット5と、前記間隙部4に挿入した前記防護用ネット5とソーラーパネル2の外周部とに係止して防護用ネット5を間隙部4から外れ止め状態に保持するネット保持具7とから構成されている。
本実施例の防護用ネット5は、常態が略平板状を呈し折曲変形自在で折曲変形した際に復帰弾性が生じる(折曲変形したままにならず適度な保形強度を有する)耐候性に優れた合成樹脂製のネットであって、鳥や雪の侵入に対して有効な防護性能を発揮する大きさ(ピッチ)の網目6を具備するものが採用されている。尚、天然樹脂製の防護用ネット5が採用されても良い。
この防護用ネット5としては、例えば、市販の「トリカルネット(登録商標)」が好適であり、これを設置対象のソーラーパネル2のサイズに応じた大きさや施工し易い大きさに切り分けて使用することが好ましい。
本実施例では、例えば、長方形状に切断形成したこの防護用ネット5を折曲変形して、この折曲変形状態の防護用ネット5を屋根1とソーラーパネル2外周部との間の前記間隙部4に挿入し、この折曲変形状態の防護用ネット5を、復帰弾性により屋根1とソーラーパネル2外周部に圧接させて、この防護用ネット5をソーラーパネル2外周部に沿って(ソーラーパネル2の外周部全周若しくは複数並設状態に設備されたソーラーパネル2群の外周部全周を囲うようにして)前記間隙部4に保持している(図1参照)。
具体的には、防護用ネット5を、その対向短方向縁がU字状となるように折曲変形させて横長のU字状体とし、このU字状防護用ネット5を屋根1とソーラーパネル2外周部との間の前記間隙部4に挿入する(図2,図3参照)。
そして、このU字状防護用ネット5の変形状態を解除し、形状復帰弾性によりこの防護
用ネット5の短手方向の両端を屋根1上面とソーラーパネル2の外周部下面とに圧接させて、この圧接摩擦力により防護用ネット5をソーラーパネル2外周部に沿って前記間隙部4に位置決め保持している。
また、U字状に変形させた防護用ネット5は、その折り返し部14側を前記ソーラーパネル2に対し外方に向けた状態にして前記間隙部4に挿入し、この折り返し部14がソーラーパネル2外周部より外方へやや突出する状態で防護用ネット5を前記間隙部4に保持している(図3参照)。尚、折り返し部14をソーラーパネル2外周部と面一状態にして防護用ネット5を前記間隙部4に保持することとしても良い。
尚、防護用ネット4の折曲変形は、本実施例で示したU字状に限らず、例えば丸め(円筒状などに折曲)たり、ジグザグ状に折曲したりしても良く、この折曲変形時の形状復帰弾性により防護用ネット4の適所を屋根1とソーラーパネル2外周部に圧接させて防護用ネット4を前記間隙部3に位置決め保持する。
また、請求項1中の「ソーラーパネルの外周部」なる記載は、一枚のソーラーパネル2の外周部という意味だけではなく、複数並べて設置されているソーラーパネル2群の外周部をも含む意味合いで用いている。
本実施例のネット保持具7は、保持具本体8に、前記ソーラーパネル2の外周部に締付挟持係止する締付部9が設けられていると共に、この締付部9の下方に、前記防護用ネット5の網目6に差込係止する差込部13が設けられている。
具体的には、保持具本体8は、正面視で上下方向に長さを有する金属製の帯板材で構成されていると共に、この帯板材の上部がそれより下側の部位に対し直角に折曲されて側面視で逆L字状を呈する形状に形成されている(図2〜図5参照)。以下、本実施例では、この上部横板部の突出方向側を、説明の都合上保持具本体8の前側と定めて説明する。
また、この保持具本体8は、少なくとも左右両側縁部が前方へ直角に折曲されて、この左右の折曲片15が後述するスライド体17の昇降スライド移動をガイドするガイド片15として機能するように構成されている。
この保持具本体8の前側に前記締付部9が設けられ、この締付部9は、ネット保持具7をソーラーパネル2外周部の金属フレーム部3に外方から沿わせた際に、この金属フレーム部3を上下から挟持する上顎10と下顎11を備えていると共に、操作部12を備えて、この操作部12の締付操作により下顎11が対向する上顎10に接近移動することで前記金属フレーム部3に挟持係止し得るように構成されている。
さらに詳しくは、保持具本体8の上部横板部の突出先端側の下面に横長帯板状のクッション材16(例えば防振ゴム製等)が付設されて、この上部横板部のクッション材16付下面が、前記上顎10として構成されている。
また、この上顎10の下方たる保持具本体8の前側面の下方に、前記下顎11を備えたスライド体17が付設されている。
このスライド体17は、保持具本体8よりも短い上下長を有する金属製の帯板材で構成されていると共に、帯板材の上部がそれより下側の部位に対し直角前方に折曲されて側面視で逆L字状を呈する形状に形成されており、このスライド体17の上側横板部の突出先端側上面(前記上顎11と対向する上面)に横長帯板状のクッション材16が付設されて、この上側横板部のクッション材16付上面が、前記下顎11として構成されている。即ち、下顎11が、前記上顎10と上下対向状態に配設されている。
また、このスライド体17は、保持具本体8を前後方向に貫通する取付具19としてのリベット19によって保持具本体8に付設されている。
さらに詳しくは、スライド体17の下側縦板部にガイド孔18が貫通形成され、このガイド孔18に前記リベット19が通されることによってスライド体17が保持具本体8に抜止状態に付設されていると共に、このガイド孔18は、上下方向に長さを有する長孔に形成されていて、このガイド孔18がリベット19に対して移動可能な範囲内で保持具本体8に対しスライド体17が昇降スライド移動可能となるように構成されている。
また、スライド体17は、左右幅寸法が保持具本体8の左右幅寸法よりやや小さく設定されており、これにより保持具本体8に対する昇降スライド移動が、前記左右のガイド片15にガイドされてスムーズに行われるように構成されている。
また、保持具本体8の上部横板部にボルト通し孔20が貫通形成されていると共に、このボルト通し孔20と位置を対応させてスライド体17の上側横板部に雌螺子孔21が貫通形成され、前記ボルト通し孔20に上方から挿通した六角ボルト22のボルト先端が前記雌螺子孔21に螺着されている。そして、六角ボルト22の頭部12を回動操作すると、六角ボルト22に対する雌螺子孔21の回動螺動によりスライド体17が保持具本体8に対して昇降スライド移動するように構成され、下顎11が対向する上顎10に接近移動するように頭部21を回動操作することで、ソーラーパネル2の金属フレーム部3を上顎10と下顎11で締付挟持係止し得るように構成されている。即ち、本実施例では、前記六角ボルト22の頭部12が、前記操作部12として機能するように構成されており、この締付挟持係止構造により、メーカーを問わず如何なるサイズのソーラーパネル2に対してもその金属フレーム部3に締付挟持係止できるように構成されている。尚、図示していないが、上顎10側が保持具本体8に対し昇降スライド移動可能に設けられて、この上顎10が対向する下顎11に接近移動する構成が採用されていても良い。
このネット保持具7は、保持具本体8の前側をソーラーパネル2の金属フレーム部3の外側面に沿わせてからこの金属フレーム部3を上顎10と下顎11で締付挟持係止するが、この際に保持具本体8(の前側面)をソーラーパネル2の外周部の金属フレーム部3の外側面から離間させるスペーサ部23が上顎10と下顎11の間の保持具本体8の前側面に付設されている。即ち、このスペーサ部23が金属フレーム部3の外側面に当接すると、上顎10と下顎11が確実に金属フレーム部3の上下に配設されるように構成されており、上顎11がソーラーパネル2の受光面に接して挟持することなく、その外側に存する金属フレーム部3だけを確実に挟持し得るように構成されている。図中符号26はスペーサ部23を保持具本体8に固定するための固定具(リベット)である。
また、スライド体17と保持具本体8との間に、スライド体17より長く保持具本体8より短い上下長を有する金属製の帯板材で構成されているスライド板24が重合配設されており、このスライド板24の下部に前記差込部13が設けられている。
また、このスライド板24は、前記リベット19によってスライド体17と共に保持具本体8に付設されており、さらにこのリベット19が貫通する取付孔25は、上下方向に長さを有する長孔に形成されていて、この取付孔25がリベット19に対して移動可能な範囲内で保持具本体8に対しスライド板24がスライド体17とは別に昇降スライド移動可能となるように構成されている。
また、このスライド板24は、前記スライド体17と同等の左右幅寸法を有するように設定されていて、保持具本体8に対する昇降スライド移動が、スライド体17同様前記左右のガイド片15にガイドされてスムーズに行われるように構成されている。
また、このスライド板24の下部は、図2〜図5に示すように、側面視で略J字状に折曲形成されており、さらに上方に向かって突出するその折曲先端が櫛歯状(熊手状)に切欠形成されていると共に、この複数(図面は五個)の櫛歯状先端が前記防護用ネット5の網目6の並設間隔と同等の並設間隔で横方向に並設するように切欠形成されて、この複数の櫛歯状先端が、防護用ネット5の複数の網目6に同時に差込係止される前記差込部13として構成されている。
即ち、本実施例の差込部13(を備えたスライド板24)は、前記保持具本体8に対し昇降スライド移動自在に設けられていて、この差込部13と、保持具本体8上部に設けられている前記締付部9との間隔を広狭調整可能(差込部13と締付部9の位置関係をスライド変更可能)に構成されている。従って、屋根1とソーラーパネル2の外周部との間の間隙部4の上下幅は現場によって異なるが、どのような現場においても締付部9と差込部13との間隔を広狭調整して差込部13を防護用ネット5の網目6に対して良好に差込係止でき、防護用ネット5を間隙部4から確固な外れ止め状態に保持できるように構成されている。
また、差込部13より下方に存するスライド板24の下端が平坦面に形成されて、この下端の平坦面が屋根1上面に面接地可能な接地部27として構成されている。
次に、本実施例の使用方法(ソーラーパネル2設備屋根1への設置方法)を説明する。
例えば、先ず、屋根1と複数のソーラーパネル2群の屋根勾配下方側外周部との間の間隙部4に、U字状に折曲変形させた防護用ネット5を横設状態で挿入配設し、この折曲変形状態の防護用ネット5を、復帰弾性により屋根1とソーラーパネル2の外周部に圧接させて前記間隙部4に保持する。
上記と同様の手法にて、屋根1と複数のソーラーパネル2群の屋根勾配上方側外周部との間の間隙部4にも、U字状に折曲変形させた防護用ネット5を横設状態に挿入配設して圧接位置決め保持する。
次いで、屋根1と複数のソーラーパネル2群の両脇外周部との間の間隙部4に、U字状に折曲変形させた防護用ネット5を縦設状態で挿入配設して圧接位置決め保持する。
次いで、間隙部4に挿入した各防護用ネット5の折り返し部14の網目6に、ネット保持具7の下部に設けられている差込部13を差込係止し、その後ネット保持具7の上部に設けられている締付部9を操作部12の操作によりソーラーパネル2の外周部に締付挟持係止すると、前記防護用ネット5が間隙部4から外れ止め状態に保持されることになる。
また、この際、保持具本体8に対して昇降スライド移動自在なスライド板24は、その下端の接地部27が屋根1上面に接地した状態となるが、この接地状態で差込部13が網目6から抜けないように差込部13を差込む網目6を選択する(折り返し部14の下側に存する網目6を選択して差込部13を差込む。)。
尚、図面は、ソーラーパネル2の外周部の一辺につき一箇所ずつネット保持具7を配設した場合を示しているが、これに限られるものではない。
また、詳しく図示していないが、縦設状態に配設する防護用ネット5の長手方向の両端部分を、ソーラーパネル2の角隅部分の下方で横設状態に設置保持された前記防護用ネット5の長手方向の両端部分と重合させ、この重合する縦・横双方の防護用ネット5の両端の網目6に図示省略の結束バンドを挿通して結束することにより、縦・横の防護用ネット5同士を接続している。
本実施例のソーラーパネル2に対する防護用ネット5の設置順序は、上記に限らず順不同である。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 屋根
2 ソーラーパネル
3 金属フレーム部
4 間隙部
5 防護用ネット
6 網目
7 ネット保持具
8 保持具本体
9 締付部
10 上顎
11 下顎
12 操作部
13 差込部

Claims (4)

  1. 屋根とこの屋根上に設備されているソーラーパネルとの間の間隙部に、鳥や雪などの有害要因が侵入することを防止するために設置するソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具であって、屋根とソーラーパネルの外周部との間の前記間隙部に折曲変形させて挿入することで変形に抗する復帰弾性により屋根とソーラーパネルの外周部に圧接する防護用ネットと、前記間隙部に挿入した前記防護用ネットとソーラーパネルの外周部とに係止して防護用ネットを間隙部から外れ止め状態に保持するネット保持具とから成り、前記ネット保持具は、保持具本体に、前記ソーラーパネルの外周部に締付挟持係止する締付部が設けられていると共に、この締付部の下方に、前記防護用ネットの網目に差込係止する差込部が設けられていることを特徴とするソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具。
  2. 前記ネット保持具は、前記保持具本体に対し前記差込部がスライド移動自在に設けられていて、この差込部と、保持具本体に設けられている前記締付部との位置関係をスライド変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載のソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具。
  3. 前記ネット保持具の締付部は、ソーラーパネル外周部の金属フレーム部に対し上下から挟持する上顎と下顎を備えていると共に、操作部を備えて、この操作部の締付操作により上顎が対向する下顎に接近移動若しくは下顎が対向する上顎に接近移動することで前記金属フレーム部に挟持係止し得るように構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具。
  4. 前記ネット保持具の差込部は、櫛歯状に形成されていて、前記防護用ネットの複数の網目に差込係止し得るように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具。
JP2018236000A 2018-12-18 2018-12-18 ソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具 Active JP6803590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018236000A JP6803590B2 (ja) 2018-12-18 2018-12-18 ソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018236000A JP6803590B2 (ja) 2018-12-18 2018-12-18 ソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020097835A JP2020097835A (ja) 2020-06-25
JP6803590B2 true JP6803590B2 (ja) 2020-12-23

Family

ID=71105779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018236000A Active JP6803590B2 (ja) 2018-12-18 2018-12-18 ソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6803590B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7204207B2 (ja) * 2019-07-19 2023-01-16 株式会社コーユー 防鳥装置
JP7342797B2 (ja) 2020-06-04 2023-09-12 株式会社デンソー 電源システム
NL2026147B1 (en) * 2020-07-27 2022-03-29 Ebs European Building Supply B V A bird guard assembly and methods for installing such an assembly on a roof for preventing bird nesting underneath a solar panel

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015123005A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 株式会社Siソーラー 空間遮蔽具
US10171025B2 (en) * 2015-07-08 2019-01-01 Lumeta, Llc Apparatus and method for solar panel module mounting inserts
JP6526621B2 (ja) * 2016-12-27 2019-06-05 エーエイチアイ ルーフィング リミテッドAhi Roofing Limited ソーラーパネル設備屋根への防護用ネット設置方法
JP6829442B2 (ja) * 2017-09-25 2021-02-10 慎示 石橋 防鳥装置
JP7007725B2 (ja) * 2018-06-19 2022-01-25 株式会社コーユー 防鳥装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020097835A (ja) 2020-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6803590B2 (ja) ソーラーパネル設備屋根用鳥侵入防止器具
JP6526621B2 (ja) ソーラーパネル設備屋根への防護用ネット設置方法
US9175478B2 (en) Snow fence for a solar panel
KR101377785B1 (ko) 일체형 접지를 갖는 광기전 모듈 장착 클립
US20100193012A1 (en) Non-Corrosive Photovoltaic Panel Mounting Bracket
US9865938B2 (en) Apparatus for electrically bonding a solar array
US8888431B2 (en) Adjustable bonding washer
US20120227791A1 (en) Mounting, grounding and wire management systems for solar panel arrays
CA2484995A1 (en) Adjustable electrical outlet box assembly
WO2014008296A1 (en) Assembly for clamping and grounding objects
US20110039430A1 (en) Fastening assembly and method
DE102015103599A1 (de) Befestigungssystem zum Montieren von Geräten, insbesondere Elektrogeräten
DE202008002264U1 (de) Haltevorrichtung für plattenförmige Elemente
US10094133B2 (en) Panel assembly
DE202009002440U1 (de) Einsatzelement zur Anordnung an einem mit Abstand auf einer Dachfläche montierten Solarmodul
US9163454B1 (en) Corrosion resistant screen frame assembly
JP7134485B2 (ja) ソーラーパネル設置屋根用鳥類侵入防止具
DE112012002900B4 (de) Montageanordnung für einen Kondensator
JP7204207B2 (ja) 防鳥装置
DE202009011309U1 (de) Vorrichtung zum elektrischen Erfassen der Wärmeabgabe eines Heizkörpers
JP5128557B2 (ja) 屋根用設置物取付金具
KR20160138732A (ko) 엘리베이터 도어판의 보호판 체결장치
US20130200018A1 (en) Ballasted roof and ground mounted solar panel racking system
RU161654U1 (ru) Устройство для крепления кабелей
JP6189367B2 (ja) ソーラーパネル取付金具

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190606

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20191204

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6803590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250