JP6802764B2 - 演算装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、予め設定されたアプリケーションによる処理を実行し、実行された処理結果を比較してデータの診断及び修復を行う診断修復装置において、所定のデータを3以上の複数のデータ領域に記憶する記憶手段と、前記所定のデータを前記3以上の複数のデータ領域に異なる形式で書き込み、前記アプリケーションの実行時に前記3以上の複数のデータ領域にそれぞれ書き込んだデータを読み込んで照合し、照合の結果が不一致であった場合に所定の修復を行い、修復後のデータを用いて前記アプリケーションを実行する処理プログラム実行手段と、前記アプリケーションを実行した結果と、少なくとも1つの他の診断修復装置で前記アプリケーションを実行した結果とを照合する照合処理手段が開示されている。
以下、図1〜図8を参照して、制御装置であるECUの第1の実施の形態を説明する。
図1は、ECU100すなわち電子制御装置(Electronic Control Unit)の構成を表すブロック図である。ECU100は、演算装置であるCPU110および、主記憶領域であるメモリ120を有する。メモリ120には後述するように複数のモジュールが格納される。
図2は、第1モジュール入力表15の一例を示す図である。ただし図2では、一度に複数の関数が呼び出された場合の例を示しており、1つの関数の1回呼び出しが第1モジュール入力表15の1行に相当する。また第1モジュール入力表15の各行は、呼び出された順に並んでいる。第1モジュール入力表15の最初の列である「No.」には、各行の番号が格納される。なお各行の順番と識別が可能であれば、数字以外の識別子を用いてもよい。第1モジュール入力表15の2番目の列である「呼び出し関数」には、各呼び出しにおいて呼び出された関数を識別する情報、たとえば関数名や関数のアドレス番地が格納される。第1モジュール入力表15の3番目の列である「入力」には、各呼び出しにおけるモジュールへの入力が格納される。なお図2に示す例では全ての呼び出しにおいて何らかの入力がされているが、入力の値が存在せず引数を持たない関数の場合には引数がないことを示す情報、たとえば「なし」や「−」が記録される。第1モジュール実行部13は、第1アプリケーション12がモジュールを呼び出す際に、第1モジュール入力表15に新たな行を追加し、関数の識別子とモジュールへの入力を記録する。
図3は、第1モジュール出力表16の一例を示す図である。第1モジュール出力表16の各行は、いずれかのモジュールからの1回の出力に対応する。モジュールの出力は入力に応じて発生するので、第1モジュール出力表16の各行はモジュールへの1回ずつの呼び出し、すなわち第1モジュール入力表15の各行に対応する。第1モジュール出力表16の最初の列である「No.」には、各行の番号が格納される。なお各行の順番と識別が可能であれば、数字以外の識別子を用いてもよい。第1モジュール出力表16の2番目の列である「出力」には、それぞれの呼び出しにおけるモジュールの出力が格納される。なお出力値がない場合は出力値がないことを示す情報、たとえば「なし」や「−」が記録される。第1モジュール実行部13は、モジュールを実行してその出力が得られると、第1モジュール出力表16に新たな行を追加してその出力を追記する。
図4は、第1出力照合表17の一例を示す図である。第1出力照合表17の各行は、モジュールに備えられる各関数の出力が比較が可能であるか否かを示す情報が格納される。第1出力照合表17の最初の列である「関数」には、関数の識別子が格納される。第1出力照合表17の第二の列である「出力比較区分」には、その関数の出力の比較を行うか否かを示す情報、たとえば、゛Compare゛、゛Ignore゛、および゛Compare if error゛のいずれかである。゛Compare゛は比較の対象であることを表し、゛Ignore゛は比較の対象ではないことを表す。また゛Compare if error゛は、出力がエラーを示す値であった場合にはその内容を比較し、成功した場合には比較しないことを表す。
図5は、第1モジュール管理表18の一例を示す図である。第1モジュール管理表18の各行には、各モジュールの動作状況が格納される。第1モジュール管理表18の最初の列である「モジュール」にはモジュールを識別する識別子が格納される。次の列である「動作状況」には、そのモジュールの動作状況が格納される。動作状況は、モジュールが正常であるか何らかの問題があるかを、それぞれ゛OK゛と゛NG゛で表している。初期状態では、全てのモジュールは゛OK゛であり、後で述べるように出力が不一致となり障害があるモジュールが特定され、障害があることが特定されたモジュールは゛NG゛となる。なお第1モジュール実行部13は、そのモジュールのうち「動作状況」が゛OK゛のモジュールを使用して出力を得ることで、障害のないモジュールを使用し続けることができる。
図6は、ECU100の動作例を示す図である。図6(a)〜図6(d)はすべて同一の時刻における情報を示しており、図6(a)は第1モジュール入力表15を示す図、図6(b)はPモジュール41の出力である第1モジュール出力表16を示す図、図6(c)はQモジュール42の出力である第2モジュール出力表26を示す図、図6(d)はRモジュール43の出力である第1モジュール出力表16Aの例を示す図である。なお第1出力照合表17は、図4に例示したものを使用して説明する。なおRモジュール43の出力は第1モジュール出力表16に含まれるが、ここでは説明のために第1モジュール出力表16とは独立した第1モジュール出力表16Aに格納されるとして説明する。
図7および図8は、図6を参照して説明した動作例を実現する第1モジュール実行部13の動作を表すフローチャートである。図7は障害検出処理、図8は障害特定処理の詳細を示す。なお第2プログラム21に備えられる第2モジュール実行部23の動作は、第1プログラム11の第1モジュール実行部13の動作とほぼ同様である。以下では両者に共通する点は第1プログラム11の第1モジュール実行部13のみを説明する。
第1プログラム11および第2プログラム21は、同じ動作を行うアプリケーションがそれぞれ動作している。このため、第1プログラム11および第2プログラム21の動作は、モジュールにバグなどの障害がなければ、同じ動作を行う。また図1に示すように、第1プログラム11および第2プログラム21に備えられるモジュールは、それぞれPモジュール41とRモジュール43、Qモジュール42とRモジュール43である。第1プログラム11はPモジュール41を優先し、第2プログラム21はQモジュール42を優先して選択するので、第1プログラム11と第2プログラム21はそれぞれ、同じ入力を異なるモジュールに入力する。したがってこれらの出力は同じ値になることが期待され、これを第1モジュール実行部13が照合する。両者が不一致である場合には、いずれかのモジュールに障害があることがわかるため、障害を有するモジュールの出力を第1アプリケーション12がそのまま使用することを防ぐことができる。
(1)ECU100は、同一の機能を有し異なる実装がなされたPモジュール41、Qモジュール42、およびRモジュール43が格納されるメモリ120と、Pモジュール41、Qモジュール42、およびRモジュール43を実行するCPU110と、CPU110によるPモジュール41の出力およびQモジュール42の出力に基づき障害を検出する第1モジュール実行部13および第2モジュール実行部23(図7のS706〜S710)と、を備える。ECU100はさらに、図7に示す障害検出処理により障害が検出されるとRモジュール43の使用を開始し、Pモジュール41の出力と、Qモジュール42の出力と、Rモジュール43の出力と、に基づき障害のあるソフトウェアモジュールを特定する第1モジュール実行部13および第2モジュール実行部23(図8のS804)と、を備える。すなわちECU100は、3つのモジュールを備えるが障害が検出されるまではそのうち2つのモジュールしか使用せず、障害が検出されて障害のあるモジュールを特定するために3つ目のモジュールを使用する。そのためECU100は、限られた演算資源を用いて障害の検出および障害の特定を実現することができる。
図7においては、常に出力の照合を行うこととしたが、照合をモジュールの呼び出しのたびに行わないとしてもよい。たとえば、モジュールの呼び出しが一定の回数、たとえば3回ごとに照合を行ってもよい。この場合には、カウンタを利用して呼び出し回数を計数し、3の倍数となった場合にのみ照合を行う。また一定の時間、たとえば10msごとに照合を行ってもよい。この場合には、時間を計測するタイマデバイスなどを利用して、前回の照合から10ms以上経過した場合に照合を行う。照合を行わなかった場合には、そのモジュールの呼び出しの入力と出力は、第1モジュール入力表15と第1モジュール出力表16に追記される。
図7および図8に示すフローチャートでは、障害が特定された後でもモジュール選択を行い二重系を維持するものとした。しかし障害が特定された場合は、障害が検出されたモジュールを利用したアプリケーションを停止させ、以降は他方のアプリケーションのみ動作を継続させてもよい。本変形例は、障害が検出されたモジュールを利用したアプリケーションに対して他方の正常であるアプリケーションの状態を引き継いで実行を継続させることが困難な場合に特に有効である。すなわち本変形は、再起動や修復までの一時的な処理として有用である。
上述した実施の形態では、第1プログラム11および第2プログラム21の両方が図8のフローチャートで示す処理を実行していた。しかし第1プログラム11と第2プログラム21がそれぞれ代替モジュールとして選択するモジュールが同一、たとえば上述のようにRモジュール43であるときには、片方の処理のみで十分である。したがって、代替モジュールの実行と比較処理(S801〜S804)は、いずれか片方のプログラムのモジュール実行部のみが行い、その結果を他方のモジュール実行部に伝達してもよい。本変形例によれば、照合処理を行わない他方のプログラムあるいはCPUコアにおいては、その間別の処理を実行することができ、CPUの利用効率を向上させることができる。
ECU100は、Pモジュール41、Qモジュール42、およびRモジュール43の3つのモジュールを有したが、4種類以上のモジュールを有してもよい。たとえば、第1プログラム11はPモジュール41とRモジュール43、第2プログラム21はQモジュール42とZモジュールを有してもよい。この場合は障害特定の処理において、第1プログラム11の第1モジュール実行部13はRモジュール43、第2プログラム21はZモジュールを実行する。
第1出力照合表17の「出力比較区分」は、図4において゛Compare゛、゛Ignore゛、゛Compare if error゛の3種類のみを示した。しかし「出力比較区分」はこれに限定されない。たとえば、エラーの種類は問わず成功時のみ比較する区分を設けてもよいし、エラーと成功のどちらかであったかのみを比較する区分を設けてもよい。さらに出力値の一部、たとえば上位3ビットや下位1ビットのみ比較する区分を設けてもよい。本変形例によれば、利用するモジュールの仕様にあわせて区分を作成することで、障害判定の精度を向上させ、迅速な障害の検出が行うことができる。
上述した実施の形態では、第1プログラム11および第2プログラム21は、それぞれ1つのアプリケーションのみを備えた。しかし各プログラムがモジュールを使用するアプリケーションを複数備えてもよい。この場合は、第1モジュール入力表15には、呼び出し元のアプリケーションを識別する列が追加され、呼び出し元のアプリケーションと呼び出された関数との関係を示す情報が格納される。本変形例によれば、モジュールが複数のアプリケーションから共有して利用される場合でも、上述した実施の形態における効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、ソフトウェアモジュールであるPモジュール41やRモジュール43は、第1アプリケーション12と異なるものとして説明した。しかしソフトウェアモジュールは静的にリンクされるライブラリであり、第1アプリケーション12に予め組み込まれてもよい。この場合は、たとえばPモジュール41への入力およびPモジュール41からの出力は、第1アプリケーション12の内部で実行される。
図8のS801において、代替モジュールは以下のように選択された。第1モジュール実行部13は、第1モジュール管理表18において動作状況が゛OK゛であるモジュールであって、自身が使用したモジュールおよびS705によって得た出力を行ったモジュール以外のモジュールを選択した。すなわちS801では第1モジュール実行部13および第2モジュール実行部23のいずれでも使われなかったモジュールを選択した。しかし自身が実行していない方のモジュール、すなわちS705によって得た出力を行ったモジュールもさらに実行してもよい。
(7)CPU110は、第1CPUコア111および第2CPUコア112を備える。障害特定部は、第1CPUコア111が演算したPモジュール41の出力と、第2CPUコア112が演算したQモジュール42の出力とが一致しない場合に、第2CPUコア112が演算したPモジュール41の出力と、第1CPUコア111が演算したQモジュール42の出力とを用いて、第1CPUコア111または第2CPUコア112に障害があることを特定する。
図7のS702におけるモジュールの選択は、あらかじめ設定された優先度に基づいて行われてもよい。この場合はたとえば、第1モジュール管理表18のそれぞれの行に優先度が設定される。そして第1モジュール実行部13は、動作状況が゛OK゛であるモジュールであって優先度が最も高いモジュールを選択する。第2モジュール管理表28および第2モジュール実行部23も同様である。
第1CPUコア111および第2CPUコア112は、CPUコア間の通信を行う代わりに、必要な情報が格納されているメモリ120の領域を読み込んでもよい。ただしこの場合は、他方のCPUコアもモジュールの出力を得ていることを確認する必要がある。この確認は、同期的な通信を用いる場合には明らかであるし、第1モジュール出力表16に記録されている行数を検査することで行ってもよい。なお他方のCPUコアがモジュールの出力を得ていない場合には、他方のCPUコアがモジュールの出力を得るまで待機する。
上述した複数のモジュールは、同一のアーキテクチャを対象とした同一の機能を有する異なるバージョンや異なるリビジョンのライブラリであってもよい。バージョンやリビジョンの違いにより、実装が異なる場合があるからである。
さらに上述した複数のモジュールは、全ての機能が同一でなくてもよく、プアプリケーションから使用される関数を含んでいれば、その他の関数を含んでいてもよい。たとえばアプリケーションがモジュールに備えられる関数A,関数B、関数Cを呼び出す場合に、あるモジュールは関数A〜Cのみを備え、他のモジュールは関数A〜Cに加えて関数Dをさらに備えてもよい。
図9〜図10を参照して、制御装置であるECUの第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、CPUコアを1つのみ備える点で、第1の実施の形態と異なる。
図9において、ECU100AのCPU110Aは、第1CPUコア111を有する。第1CPUコア111は、第1プログラム11を動作させる。第1プログラム11の第1モジュール実行部13Bは、Pモジュール41、Qモジュール42、およびRモジュール43の3つのモジュールを動作させる。
図11〜図12を参照して、制御装置であるECUの第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、主に、障害の特定に別のECUを用いる点で、第1の実施の形態と異なる。
上述した第3の実施の形態では、第1プログラム11および第2プログラム21が異なるECUにおいて実行された。しかし第1の実施形態におけるECU100と同様に、同一ECUの異なるCPUコアにおいて実行してもよい。この場合は、障害検出の処理は第1の実施例と同じであり、障害特定の処理のみが第3の実施の形態で示した処理となる。これによって、必要なECUの数を削減することができる。
第1プログラム11および第2プログラム21が同一ECUの異なるCPUコアにおいて実行され、さらに同一のECUが、代替モジュール実行部1140を実行する第3のCPUコアを備えてもよい。この場合は、ネットワークインタフェース1110および通信ネットワークバス1120は、同一ECU内のコア間通信を行うものとして実現できる。これによって、必要なECUの数を1つとすることができる。
上述した第3の実施の形態では、第1ECU1101および第2ECU1102を一組のみ示した。しかし同様の処理を行うECUの組が複数存在してもよい。そしてこれらのECUの組において、代替実行ECU1130を共有してもよい。代替実行ECU1130は、障害が検出されたときのみ動作するため、代替実行ECU1130の稼働率は低い。そのため複数組のECUからの要求に応じて処理を実行することで、代替実行ECU1130の稼働率を向上させることができる。
上述した第3の実施の形態の変形例3において、代替実行ECU1130は複数あってもよい。さらに、いずれかのプログラムを実行するECUが、代替実行ECU1130としての機能を兼ね備えてもよい。これにより、変形例3の場合と比較して、障害特定ECU一つが故障しても障害特定の機能を他のECUによって継続することができる。
(8)第1ECU1001は、他の演算装置と通信を行う第1ネットワークインタフェース119と、現在の計算負荷の大きさを通信部を介して他の演算装置に出力する代替モジュール実行部1140とを備える。第1モジュール実行部13Cは、受信した現在の計算負荷に基づき第3のソフトウェアモジュールの出力を算出させる代替実行ECU1003を決定する。そのため複数の代替実行ECU1003の負荷を平準化することができる。
上述した第3の実施の形態では、障害特定処理は、第1ECU1001の第1モジュール実行部13C、または第2ECU1002の第2モジュール実行部23Cにおいて実行された。しかし障害特定処理は、代替モジュール実行部1140において実行されてもよい。この場合に代替実行ECU1003は、第1ECU1001および第2ECU1002において実行されたモジュールの出力値も取得する。代替モジュール実行部1140における障害特定処理は、図12におけるS803,S804と同様である。代替モジュール実行部1140は、障害が特定されたモジュールを示す情報を各ECUに送信する。第1モジュール実行部13Cおよび第2モジュール実行部23Cはその情報を受信し、S805以降の処理を実行する。本変形例によれば、第1ECU1001および第2ECU1002の第1モジュール実行部13Cおよび第2モジュール実行部23Cの処理負荷と代替モジュール実行部1140の処理負荷のバランスをとることができる。
11…第1プログラム
12…第1アプリケーション
13、13B,13C…第1モジュール実行部
15…第1モジュール入力表
16…第1モジュール出力表
17…第1出力照合表
18…第1モジュール管理表
21…第2プログラム
22…第2アプリケーション
23、23C…第2モジュール実行部
25…第2モジュール入力表
26…第2モジュール出力表
27…第2出力照合表
28…第2モジュール管理表
41…Pモジュール
42…Qモジュール
43…Rモジュール
110…CPU
111…第1CPUコア
112…第2CPUコア
Claims (8)
- 同一の機能を有し異なる実装がなされた第1のソフトウェアモジュール、第2のソフトウェアモジュール、および第3のソフトウェアモジュールが格納される記憶部と、
前記第1のソフトウェアモジュール、前記第2のソフトウェアモジュール、前記第3のソフトウェアモジュールを実行する演算部と、
前記演算部による前記第1のソフトウェアモジュールの出力、および前記第2のソフトウェアモジュールの出力に基づき障害を検出する検出部と、
前記検出部が障害を検出すると、前記第3のソフトウェアモジュールの使用を開始し、前記第1のソフトウェアモジュールの出力と、前記第2のソフトウェアモジュールの出力と、前記第3のソフトウェアモジュールの出力と、に基づき障害のあるソフトウェアモジュールを特定する障害特定部と、を備える演算装置。 - 請求項1に記載の演算装置において、
前記障害特定部により障害があることが特定されたソフトウェアモジュールの使用を停止する演算装置。 - 請求項2に記載の演算装置において、
前記検出部は、前記障害特定部が前記第1のソフトウェアモジュールおよび前記第2のソフトウェアモジュールのいずれか一方を障害があるソフトウェアモジュールとして特定すると、前記第1のソフトウェアモジュールおよび前記第2のソフトウェアモジュールのうち障害があることが特定されていないソフトウェアモジュール、および前記第3のソフトウェアモジュールの出力に基づき障害を検出する演算装置。 - 請求項1に記載の演算装置において、
前記第1のソフトウェアモジュール、前記第2のソフトウェアモジュール、および前記第3のソフトウェアモジュールには、32ビットCPU用のソフトウェアモジュールと、64ビットCPU用のソフトウェアモジュールとが含まれる演算装置。 - 請求項1に記載の演算装置において、
前記第1のソフトウェアモジュール、および前記第2のソフトウェアモジュールは並列に実行される演算装置。 - 請求項1に記載の演算装置において、
前記演算部は第1コアおよび第2コアを備え、
前記障害特定部は、前記第1コアが演算した前記第1のソフトウェアモジュールの出力と、前記第2コアが演算した前記第2のソフトウェアモジュールの出力とが一致しない場合に、前記第2コアが演算した前記第1のソフトウェアモジュールの出力と、前記第1コアが演算した前記第2のソフトウェアモジュールの出力とを用いて、前記第1コアまたは前記第2コアに障害があることを特定する演算装置。 - 請求項1に記載の演算装置において、
他の前記演算装置と通信を行う通信部と、
現在の計算負荷の大きさを前記通信部を介して前記他の演算装置に出力する負荷算出部とをさらに備え、
前記障害特定部は、受信した現在の前記計算負荷に基づき前記第3のソフトウェアモジュールの出力を算出させる前記演算装置を決定する演算指令部とをさらに備える演算装置。 - 請求項1に記載の演算装置において、
前記第1のソフトウェアモジュール、前記第2のソフトウェアモジュール、および前記第3のソフトウェアモジュールのそれぞれには複数の関数が含まれ、
前記複数の関数のそれぞれについて前記検出部の動作を規定する出力照合表をさらに備え、
前記検出部は、前記出力照合表を参照して前記関数ごとに障害検出の条件を判断する演算装置。
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