JP6802051B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
防漏カフ非重複領域2Mの横方向Yの長さ即ち幅は、好ましくは20mm以上、さらに好ましくは30mm以上、そして、好ましくは90mm以下、さらに好ましくは80mm以下である。
サイド領域2Sは、表面シート2の横方向Yの全長即ち全幅に対して、好ましくは3%以上、さらに好ましくは5%以上、そして、好ましくは50%以下、さらに好ましくは40%以下である。
サイド領域2Sの横方向Yの長さ即ち幅は、好ましくは3mm以上、さらに好ましくは5mm以上、そして、好ましくは30mm以下、さらに好ましくは25mm以下である。
吸収性物品における測定対象(表面シート等)の股下部に位置する部分から、測定する位置(防漏カフ非重複領域、サイド領域等)において、該吸収性物品の縦方向長さ20mm及び横方向長さ50mmの平面視矩形形状を切り出して試験片とする。試験片に対する接触角の測定にはイオン交換水を用いる。
接触角の測定は例えば、下記のようにして行うことができる。まず、試験片をその肌対向面を上に向けて水平面上に載置し、該試験片の側方に光学顕微鏡(キーエンス製デジタルマイクロスコープ「VHX−1000」)を配置して、該光学顕微鏡の倍率を、該試験片の測定対象部位が十分に視野に入り観察できる大きさ(10〜100倍)になるように調整する。次いで、20マイクロリットルの評価液(イオン交換水)を、試験片の測定対象部位に対してその真上から滴下し、その液滴が該測定対象部位に着液してから10秒経過後の画像を光学顕微鏡により撮影する。そして、撮影された液滴の空気に触れる面と試験片の表面(肌対向面等)とのなす角を算出し、接触角とする(解析方法はθ/2法。小数点以下2桁まで計測。)。
試験片の任意の20箇所について、前記方法により接触角を測定し、その20個の測定値の合計を平均した値を、当該測定対象の水との接触角と定義する。
おむつ1Aにおいては、表面シート2がサイド領域2Sを有している、即ち表面シート2が防漏カフ形成用シート50の固定部52よりも横方向Yの外方に延出していることにより、特に股下部Bを中心として着用者の脚周りのクッション性が良好で、着用感に優れる。ここで、この種の吸収性物品における表面シートとしては従来、その主たる役割に鑑みて親水度の比較的高いシートが使用されているところ、仮に、表面シート2のサイド領域2Sの親水度が従来通りに高いものであると、サイド領域2Sの肌対向面を被覆する防漏カフ形成用シート50が疎水性即ち水との接触角が90度以上であっても、排泄物が固定部52よりも横方向Yの内方且つ近傍に存在する場合に、この高親水度のサイド領域2Sが駆動力となって、該排泄物が固定部52を越えて横方向Yの外方に染み出し、横漏れの原因となるおそれがある。これに対し、おむつ1Aにおいては前述した通り、防漏カフ形成用シート50が疎水性であることに加えてさらに、前記大小関係が成立するように、表面シート2の親水度が横方向Yにおいて制御されているため、排泄物が固定部52を越えて横方向Yの外方に染み出しにくく、横漏れが効果的に抑制される。従っておむつ1Aは、着用者の脚周りのクッション性が良好で着用感に優れ、且つ横漏れ防止性にも優れる。
サイド領域2Sの水との接触角(サイド領域2Sが複数のシートの積層体から構成される場合は、水との接触角が最小のシートの該接触角)は、好ましくは100度以上、さらに好ましくは110度以上である。サイド領域2Sの水との接触角の上限については特に制限はないが、該接触角が大きすぎると表面シート2の通気性が低下する場合があることから、この点を考慮して該接触角は、好ましくは150度以下、さらに好ましくは140度以下である。
防漏カフ非重複領域2Mの水との接触角(防漏カフ非重複領域2Mが複数のシートの積層体から構成される場合は、水との接触角が最小のシートの該接触角)は、好ましくは85度以下、さらに好ましくは80度以下である。防漏カフ非重複領域2Mの水との接触角の下限については特に制限はないが、該接触角が小さすぎると表面シート2の親水性が過大となって、吸収性コア40に一旦吸収された尿等の体液が表面シート2側に移行するいわゆる液戻りの発生が懸念されることから、この点を考慮して該接触角は、好ましくは40度以上、さらに好ましくは50度以上である。
防漏カフ非重複領域2Mの第2シート21は、これよりも親水度の低い(水との接触角が大きい)第1シート20に比して、水との接触角が5度以上小さいことが好ましく、10度以上小さいことがさらに好ましい。
表面シート2Aの防漏カフ非重複領域2M(前記吸収体重複領域)において、相対的に親水度の高い(水との接触角が小さい)第2シート21の水との接触角は、好ましくは40度以上、さらに好ましくは50度以上、そして、好ましくは80度以下、さらに好ましくは75度以下である。
同様の観点から、サイド領域2Sの前記任意領域の全面積に対する、該任意領域に存する高密度部22Aの総面積の割合(任意領域に存する高密度部22Aの総面積/任意領域の全面積)は、好ましくは10%以上、さらに好ましくは15%以上、そして、好ましくは50%以下、さらに好ましくは30%以下である。
同様の観点から、サイド領域2Sにおける複数の高密度部22Aそれぞれの面積は、好ましくは100mm2以上、さらに好ましくは120mm2以上、そして、好ましくは300mm2以下、さらに好ましくは250mm2以下である。尚、高密度部22Aの平面視形状は、図示の如き四角形形状に限定されず、円形状などの任意の形状を選択できる。
本発明は、前記実施形態の如き展開型の使い捨ておむつに制限されず、人体から排出される体液(尿、軟便、経血、汗等)の吸収に用いられる物品を広く包含し、パンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、生理用ショーツ等も包含される。
前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
着用者の前後方向に対応する縦方向及びこれに直交する横方向を有すると共に、着用者の股間部に配される股下部並びにその前後に延在する腹側部及び背側部を有し、液保持性の吸収体と、該吸収体よりも着用者の肌に近い位置で該吸収体と重なる表面シートと、該吸収体の横方向両端部に沿って配され、該股下部において着用者の肌に向かって起立する一対の防漏カフとを備える吸収性物品であって、
前記一対の防漏カフは、それぞれ、前記表面シートの肌対向面に部分的に固定された固定部を有し、且つ該固定部よりも横方向内方に自由端部を有する、疎水性の防漏カフ形成用シートを具備し、該固定部は、横方向に所定の長さを持って縦方向に延在しており、
前記表面シートは、横方向中央部に、前記吸収性物品の展開且つ伸長状態における平面視において前記防漏カフ形成用シートと重ならない、防漏カフ非重複領域を有し、
前記表面シートにおける、前記固定部の横方向最内方位置から横方向外方に延出するサイド領域は、その肌対向面が前記防漏カフ形成用シートで被覆され、且つ前記防漏カフ非重複領域に比して親水度が低い吸収性物品。
前記表面シートは、第1シートと、該第1シートに比して横方向長さが長い第2シートとの積層体を含み、該積層体において該第1シートと該第2シートとが部分的に接合されて複数の接合部が形成され、該第1シートが、該接合部以外の部位において該第2シートから離れる方向に突出して、着用者の肌側に向かって突出する複数の凸部を形成しており、
前記防漏カフ非重複領域が、前記積層体を含んで構成され、
前記第2シートは、前記第1シートの横方向両端それぞれから横方向外方に延出し、その延出部の肌対向面に前記防漏カフ形成用シートが部分的に固定されて前記固定部が形成され、前記サイド領域が、該第2シートの延出部を含んで構成されている前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記第1シートの横方向両端が、一対の前記防漏カフ形成用シートの一方の前記固定部と他方の前記固定部との間に位置している前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記表面シートにおいて、平面視において前記吸収体と重なる吸収体重複領域に前記積層体が位置し、該吸収体重複領域以外の他の領域に前記第2シートが位置する前記<2>〜<3>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<5>
前記表面シートは、横方向の中央領域たる前記防漏カフ非重複領域が、肌対向面に凹凸を有する前記積層体からなり、横方向の両端部たる一対の前記サイド領域が、それぞれ、前記第2シートからなる前記<2>〜<4>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<6>
前記第1シートにおける、複数の前記接合部どうし間に位置する部分が凸状に隆起して、前記積層体の肌対向面側の前記凸部を形成しており、
前記積層体は、肌対向面に起伏の大きな凹凸が形成され、非肌対向面が略平坦である前記<2>〜<5>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<7>
前記第1シート及び前記第2シートがそれぞれ不織布である前記<2>〜<6>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<8>
前記第1シート及び前記第2シートの坪量は、それぞれ、好ましくは10g/m2以上、さらに好ましくは12g/m2以上、そして、好ましくは30g/m2以下、さらに好ましくは25g/m2以下である前記<2>〜<7>の何れか1項に記載の吸収性物品。
前記第1シートは、前記サイド領域を構成する前記第2シートに比して親水度が高い前記<2>〜<8>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<10>
前記第1シートは、該第1シートと共に前記積層体を構成する前記第2シートに比して親水度が低い前記<2>〜<9>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<11>
親水度に関して、前記防漏カフ非重複領域の前記第2シート>前記第1シート(前記防漏カフ非重複領域)>前記サイド領域の前記第2シート、なる大小関係が成立する前記<2>〜<10>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<12>
前記サイド領域の前記第2シートは、前記第1シートに比して、水との接触角が好ましくは25度以上大きく、さらに好ましくは35度以上大きい前記<2>〜<11>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<13>
前記防漏カフ非重複領域の前記第2シートは、前記第1シートに比して、水との接触角が好ましくは5度以上小さく、さらに好ましくは10度以上小さい前記<2>〜<12>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<14>
前記表面シートの前記防漏カフ非重複領域において、相対的に親水度の低い前記第1シートの水との接触角は、好ましくは40度以上、さらに好ましくは50度以上、そして、好ましくは85度以下、さらに好ましくは80度以下である前記<2>〜<13>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<15>
前記表面シートの前記防漏カフ非重複領域において、相対的に親水度の高い前記第2シートの水との接触角は、好ましくは40度以上、さらに好ましくは50度以上、そして、好ましくは80度以下、さらに好ましくは75度以下である前記<2>〜<14>の何れか1項に記載の吸収性物品。
前記サイド領域に、周辺部に比して密度の高い高密度部が複数散在している前記<1>〜<15>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<17>
前記サイド領域から縦15mm、横10mmの平面視長方形形状の領域を任意に選択した場合、その任意領域に存する前記高密度部の総数は、好ましくは100個以上、さらに好ましくは120個以上、そして、好ましくは300個以下、さらに好ましくは250個以下である前記<16>に記載の吸収性物品。
<18>
前記サイド領域の前記任意領域の全面積に対する、該任意領域に存する前記高密度部の総面積の割合(前記任意領域に存する前記高密度部の総面積/前記任意領域の全面積)は、好ましくは10%以上、さらに好ましくは15%以上、そして、好ましくは50%以下、さらに好ましくは30%以下である前記<17>に記載の吸収性物品。
<19>
前記サイド領域における複数の前記高密度部それぞれの面積は、好ましくは100mm2以上、さらに好ましくは120mm2以上、そして、好ましくは300mm2以下、さらに好ましくは250mm2以下である前記<16>〜<18>の何れか1項に記載の吸収性物品。
前記防漏カフ形成用シートは、前記吸収体の縦方向に沿う側縁を横方向に跨ぐように配され、縦方向に沿う内側縁部と、該内側縁部よりも横方向外方に位置して縦方向に沿う外側縁部とを有し、
前記吸収性物品の展開且つ伸長状態における平面視において、前記防漏カフ形成用シートの前記内側縁部が前記吸収体と重なり、前記外側縁部が該吸収体の前記側縁よりも横方向外方に位置している前記<1>〜<19>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<21>
前記防漏カフ形成用シートの前記内側縁部は、少なくとも前記股下部(具体的には例えば、前記股下部並びに前記腹側部及び前記背側部における該股下部寄りの部分)においては、前記吸収性物品の他の構成部材と非接合の自由端部とされ、前記腹側部及び前記背側部における該吸収性物品の縦方向前後端部においては、前記表面シートに接合されている前記<20>に記載の吸収性物品。
<22>
前記一対の防漏カフは、それぞれ、前記防漏カフ形成用シートに固定された1本又は複数本の糸状の防漏カフ形成用弾性部材を含んでおり、該防漏カフ形成用弾性部材は、縦方向に伸長状態で該防漏カフ形成用シートの前記内側縁部即ち前記自由端部に固定されている前記<21>に記載の吸収性物品。
<23>
さらに、前記吸収体よりも着用者の肌から遠い位置で該吸収体と重なる裏面シートを備え、前記防漏カフ形成用シートの前記外側縁部は、その縦方向の全長にわたって該裏面シートに接合されている前記<20>〜<22>の何れか1項に記載の吸収性物品。
前記防漏カフ非重複領域は、前記表面シートの横方向の全長即ち全幅に対して、好ましくは10%以上、さらに好ましくは15%以上、そして、好ましくは70%以下、さらに好ましくは60%以下である前記<1>〜<23>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<25>
前記防漏カフ非重複領域の横方向長さ即ち幅は、好ましくは20mm以上、さらに好ましくは30mm以上、そして、好ましくは90mm以下、さらに好ましくは80mm以下である前記<1>〜<24>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<26>
前記サイド領域は、前記表面シートの横方向の全長即ち全幅に対して、好ましくは3%以上、さらに好ましくは5%以上、そして、好ましくは50%以下、さらに好ましくは40%以下である前記<1>〜<25>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<27>
前記サイド領域の横方向長さ即ち幅は、好ましくは3mm以上、さらに好ましくは5mm以上、そして、好ましくは30mm以下、さらに好ましくは25mm以下である前記<1>〜<26>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<28>
前記固定部の横方向長さ即ち幅は、好ましくは1mm以上、さらに好ましくは2mm以上、そして、好ましくは30mm以下、さらに好ましくは25mm以下である前記<1>〜<27>の何れか1項に記載の吸収性物品。
前記サイド領域は、前記防漏カフ非重複領域に比して、水との接触角が好ましくは20度以上大きく、さらに好ましくは30度以上大きい前記<1>〜<28>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<30>
前記サイド領域の水との接触角(前記サイド領域が複数のシートの積層体から構成される場合は、水との接触角が最小のシートの該接触角)は、好ましくは100度以上、さらに好ましくは110度以上、そして、好ましくは150度以下、さらに好ましくは140度以下である前記<1>〜<29>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<31>
前記防漏カフ非重複領域の水との接触角(前記防漏カフ非重複領域が複数のシートの積層体から構成される場合は、水との接触角が最小のシートの該接触角)は、好ましくは85度以下、さらに好ましくは80度以下、そして、好ましくは40度以上、さらに好ましくは50度以上である前記<1>〜<30>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<32>
前記表面シート全体が、低親水性又は疎水性の繊維を主体とする不織布を含んで構成され、且つ該不織布における前記防漏カフ非重複領域に相当する部位に親水化処理が施され、該不織布における前記サイド領域に相当する部位には親水化処理が施されていない前記<1>〜<31>の何れか1項に記載の吸収性物品。
前記表面シートが不織布である前記<1>〜<32>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<34>
前記表面シートの坪量は、好ましくは10g/m2以上、さらに好ましくは12g/m2以上、そして、好ましくは30g/m2以下、さらに好ましくは25g/m2以下である前記<1>〜<33>の何れか1項に記載の吸収性物品。
前記固定部が疎水性接着剤によって形成されている前記<1>〜<34>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<36>
前記股下部において、前記固定部の横方向最外方位置が前記サイド領域の横方向外側端と一致している前記<1>〜<35>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<37>
前記サイド領域の構成繊維が、前記防漏カフ非重複領域の構成繊維に比して親水度の低い低親水性又は疎水性の繊維である前記<1>〜<36>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<38>
前記防漏カフ形成用シートが疎水性のシート材料を含んで構成されている前記<1>〜<37>の何れか1項に記載の吸収性物品。
<39>
前記固定部は、平面視において縦方向に延びる連続した直線状をなしている前記<1>〜<38>の何れか1項に記載の吸収性物品。
2,2A 表面シート
2M 防漏カフ非重複領域(中央領域)
2S サイド領域
20 第1シート
21 第2シート
22 接合部
22A 高密度部
23 凸部
3 裏面シート
4 吸収体
5 防漏カフ
50 防漏カフ形成用シート
51 防漏カフ形成用弾性部材
52 固定部
52a 固定部の横方向最内方位置
52b 固定部の横方向最外方位置
53 防漏カフ形成用シートの内側縁部
54 防漏カフ形成用シートの外側縁部
55 防漏カフ形成用シート自由端部
A 腹側部
B 股下部
C 背側部
X 縦方向
Y 横方向
Claims (7)
- 着用者の前後方向に対応する縦方向及びこれに直交する横方向を有すると共に、着用者の股間部に配される股下部並びにその前後に延在する腹側部及び背側部を有し、液保持性の吸収体と、該吸収体よりも着用者の肌に近い位置で該吸収体と重なる表面シートと、該吸収体の横方向両端部に沿って配され、該股下部において着用者の肌に向かって起立する一対の防漏カフとを備える吸収性物品であって、
前記一対の防漏カフは、それぞれ、前記表面シートの肌対向面に部分的に固定された固定部を有し、且つ該固定部よりも横方向内方に自由端部を有する、疎水性の防漏カフ形成用シートを具備し、該固定部は、横方向に所定の長さを持って縦方向に延在しており、
前記表面シートは、横方向中央部に、前記吸収性物品の展開且つ伸長状態における平面視において前記防漏カフ形成用シートと重ならない、防漏カフ非重複領域を有し、
前記表面シートにおける、前記固定部の横方向最内方位置から横方向外方に延出するサイド領域は、その肌対向面が前記防漏カフ形成用シートで被覆され、且つ前記防漏カフ非重複領域に比して親水度が低く、
前記表面シートは、第1シートと、該第1シートに比して横方向長さが長い第2シートとの積層体を含み、該積層体において該第1シートと該第2シートとが部分的に接合されて複数の接合部が形成され、該第1シートが、該接合部以外の部位において該第2シートから離れる方向に突出して、着用者の肌側に向かって突出する複数の凸部を形成しており、
前記防漏カフ非重複領域が、前記積層体を含んで構成され、
前記第2シートは、前記第1シートの横方向両端それぞれから横方向外方に延出し、その延出部の肌対向面に前記防漏カフ形成用シートが部分的に固定されて前記固定部が形成され、前記サイド領域が、該第2シートの延出部を含んで構成されている吸収性物品。 - 前記第1シートの横方向両端が、一対の前記防漏カフ形成用シートの一方の前記固定部と他方の前記固定部との間に位置している請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記第1シートは、前記サイド領域を構成する前記第2シートに比して親水度が高い請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記第1シートは、該第1シートと共に前記積層体を構成する前記第2シートに比して親水度が低い請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記サイド領域に、周辺部に比して密度の高い高密度部が複数散在している請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記固定部が疎水性接着剤によって形成されている請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記股下部において、前記固定部の横方向最外方位置が前記サイド領域の横方向外側端と一致している請求項1〜6の何れか1項に記載の吸収性物品。
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