JP6801549B2 - テニスコート用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、テニスコート用照明装置に関する。
従来、種々のテニスコート用照明装置が提供されている。例えば、テニスコート用照明装置として、LED(Light Emitting Diode)を用いた照明装置が提供されている。
特開2014−082090号公報
しかしながら、上述のような技術においては、一般的にテニスコート(以下、単に「コート」ともいう)に対応する水平面照度のみを主として基準に設計されていることが多く、コートに交差する面である鉛直面照度が充分に考慮されていない場合が多い。そのため、この様な場合には、コートに対応する水平面への光は確保されるが、コートに交差する鉛直面への光が十分確保できず、高く上がったボールの視認性が低下するといった課題がある。例えば、LEDのような指向性の光源を用いた場合、HID(high-Intensity discharge)ランプ等の光源を用いた場合に比べてより顕著となる。
本発明は、テニスコートにおけるボールの視認性の低下を抑制することができるテニスコート用照明装置を提供することを目的とする。
本実施形態のテニスコート用照明装置は、第1発光部と、第2発光部とを具備する。第1発光部は、所定のテニスコートに対応する水平面に光取出面を向けて配置され、テニスコートへ向かう光を放射する。第2発光部は、所定のテニスコート側へ臨むように光取出面を傾斜させて配置され、テニスコートの水平面に沿う方向へ向かう光を放射する。第2発光部から放射される光は、第1発光部から放射される光と同じ方向の光を含む。
本発明によれば、テニスコートにおけるボールの視認性の低下を抑制することができる。
図1は、実施形態1に係るテニスコート用照明装置の概略を示す図である。 図2は、実施形態1に係るテニスコート用照明装置の概略を示す図である。 図3は、実施形態1に係るテニスコート用照明装置の設置の一例を示す図である。 図4は、実施形態1に係るテニスコート用照明装置の構成を示すブロック図である。 図5は、実施形態2に係るテニスコート用照明装置の概略を示す図である。 図6は、実施形態2に係るテニスコート用照明装置の概略を示す図である。 図7は、実施形態2に係るテニスコート用照明装置の設置の一例を示す図である。 図8は、実施形態2に係るテニスコート用照明装置の構成を示すブロック図である。 図9は、テニスボールの相対反射率の一例を示す図である。 図10は、テニスコートの相対反射率の一例を示す図である。 図11は、従来のテニスコート用照明装置の概略を示す図である。 図12は、従来のテニスコート用照明装置の概略を示す図である。
以下で説明する実施形態1に係るテニスコート用照明装置100は、所定のテニスコートに対応する水平面に光取出面111を向けて配置される第1発光部110と、所定のテニスコート側へ臨むように光取出面121を傾斜させて配置される第2発光部120とを具備する。
また、以下で説明する実施形態1に係るテニスコート用照明装置100において、第2発光部120は、第1発光部110における所定のテニスコート側の一端部112に配置される。
また、以下で説明する実施形態1に係るテニスコート用照明装置100において、第1発光部110は、所定のテニスコートに対応する色の光を放射する第1発光素子11を有する。
また、以下で説明する実施形態1に係るテニスコート用照明装置100において、第2発光部120は、緑色の光を放射する第2発光素子12を有する。
以下で説明する実施形態2に係るテニスコート用照明装置200は、所定の光を放射する第1発光素子11及び緑色の光を放射する第2発光素子12を有する発光部210を具備する。
また、以下で説明する実施形態2に係るテニスコート用照明装置200において、発光部210は、所定のテニスコートに対応する水平面に光取出面111を向けて配置される第1発光部110と、所定のテニスコート側へ臨むように光取出面121を傾斜させて配置される第2発光部120とを有する。
また、以下で説明する実施形態1、2に係るテニスコート用照明装置100、200において、第2発光素子12は、ピーク波長が約520nmである。
[実施形態1]
まず、本発明の実施形態1に係るテニスコート用照明装置100を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、実施形態1に係るテニスコート用照明装置の概略を示す図である。具体的には、図1は、光取出面111、121側からの平面視したテニスコート用照明装置100を示す図である。また、具体的には、図2は、テニスコート用照明装置100の側面図である。
例えば、テニスコート用照明装置100は、図3に示すように、所定のテニスコートCT11(以下、単に「コートCT11」ともいう)を照明する照明装置として用いられる。図3は、実施形態1に係るテニスコート用照明装置の設置の一例を示す図である。図3の例では、支柱PL11の先端部に取り付けられることによりテニスコート用照明装置100がコートCT11を含むテニス場に設置された場合を示す。なお、以下では、図3のように、テニスコート用照明装置100がコートCT11を含むテニス場に設置された場合を基に説明する。
図1及び図2に示すように、テニスコート用照明装置100は、第1基部101と、第2基部102とを有する。例えば、第1基部101と第2基部102とは一体に形成される。例えば、第1基部101と第2基部102とは、連結部材等により連結されてもよい。また、第1基部101には、第1発光部110が設けられる。また、第2基部102には、第2発光部120が設けられる。例えば、第1基部101と第2基部102とは、第1発光部110の光取出面111と第2発光部120の光取出面121とが交差するように、第1基部101に対して第2基部102を傾斜させて連結される。例えば、第1基部101と第2基部102とは、第1発光部110の光取出面111に直交する直線と第2発光部120の光取出面121に直交する直線とが、光取出面111の反対面側で交差するように、第1基部101に対して第2基部102を傾斜させて連結される。例えば、第1基部101と第2基部102とは、第1発光部110の光取出面111に直交する直線と第2発光部120の光取出面121に直交する直線とが、光取出面121の反対面側で交差するように、第1基部101に対して第2基部102を傾斜させて連結される。
第1発光部110は、白色光を照射する。図1及び図2では、第1発光部110は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を有する。図2では、第1発光部110が配置される第1基部101側が、支柱PL11に取り付けられる。具体的には、第1発光部110は、コートCT11の面(地面)へ光取出面111を向けて配置される。以下、コートCT11の面に交差する方向を「第1方向」ともいう。例えば、第1方向は、コートCT11の面に直交する方向であってもよい。
これにより、図2に示す例では、第1発光部110の光取出面111から放射される光がコートCT11の面へ向かうため、テニスコート用照明装置100は、コートCT11の面への光を確保することができる。具体的には、図2に示す仮想的な光線LR11、LR12のように、テニスコート用照明装置100において、第1発光部110からの光がコートCT11の面へ向かうため、ボールBL11のようなコートCT11の面付近に位置するボールが見えにくくなることが抑制できる。
また、第2発光部120は、白色光を照射する。例えば、第2発光部120は、LED等の発光素子を有する。図2では、第2発光部120は、第1発光部110における所定のテニスコート側の一端部112に配置される。また、第2発光部120は、第1発光部110の光取出面111よりも光取出面121を傾斜させて配置される。例えば、第1発光部110の光取出面111と第2発光部120の光取出面121とが交差するように、第1発光部110に対して第2発光部120を傾斜させて配置される。例えば、第1発光部110と第2発光部120とは、第1発光部110の光取出面111に直交する直線と第2発光部120の光取出面121に直交する直線とが、光取出面111の反対面側で交差するように、第1発光部110に対して第2発光部120を傾斜させて配置される。例えば、第1発光部110の光取出面111に直交する直線と第2発光部120の光取出面121に直交する直線とが、光取出面121の反対面側で交差するように、第1発光部110に対して第2発光部120を傾斜させて配置される。例えば、第2発光部120は、コートCT11に対して光取出面121を傾斜させて配置される。具体的には、第2発光部120は、コートCT11側へ臨むように光取出面121を傾斜させて配置される。
これにより、図2に示す例では、第2発光部120の光取出面121から放射される光がコートCT11の水平面に沿う方向(以下、「第2方向」ともいう)へも向かうため、テニスコート用照明装置100は、コートCT11に交差する面(以下、「鉛直面」ともいう)への光を確保することができる。言い換えると、第2発光部120の光取出面121から放射される光がコートCT11の中央部に位置するネット上等へも向かうため、テニスコート用照明装置100は、コートCT11の鉛直面への光を確保することができる。具体的には、図2に示す仮想的な光線LR14のように、テニスコート用照明装置100において、第2発光部120からの光がコートCT11の第2方向へも向かうため、ボールBL12のようなコートCT11上を高く飛び交うボールが見えにくくなることが抑制できる。また、図2に示す仮想的な光線LR13のように、テニスコート用照明装置100において、第2発光部120からの光がコートCT11の面へ向かうため、発光部を分割したことにより、ボールBL11のようなコートCT11の面付近に位置するボールが見えにくくなることが抑制できる。
ここで、図11及び図12に示す従来に係るテニスコート用照明装置500を用いて、従来のテニスコート用照明装置の構成例を示す。図11及び図12は、従来のテニスコート用照明装置の概略を示す図である。
図11及び図12に示すように、テニスコート用照明装置500は、発光部510を有する。発光部510は、白色光を照射する。図11及び図12では、発光部510は、LED等の発光素子を有する。図12では、テニスコート用照明装置500は、支柱PL51の先端部に取り付けられる。また、図12では、発光部510は、コートCT11の面へ光取出面511を向けて配置される。
このように、図12に示す従来の例では、発光部510の光取出面511から放射される光がコートCT11の面へ向かうため、テニスコート用照明装置500は、コートCT11の面への光を確保することができる。具体的には、図12に示す仮想的な光線LR51、LR52、LR53のように、テニスコート用照明装置500において、発光部510からの光がコートCT11の面へ向かうため、ボールBL51のようなコートCT11の面付近に位置するボールが見えにくくなることが抑制できる。
しかしながら、図12に示す仮想的な光線LR54のように、テニスコート用照明装置500において、発光部510からコートCT11の第2方向へ向かう光が少ないため、ボールBL52のようなコートCT11上を高く飛び交うボールが見えにくくなる。このような従来のテニスコート用照明装置500のように、水平面への光(照度)にのみ注目して設計すると、コート面よりも高い方向である第2方向の照度が疎かになってしまい、頻繁に高く飛び交うテニスボールが見えにくくなる可能性がある。
一方、上述したように、実施形態1に係るテニスコート用照明装置100では、図2に示すように、第2発光部120の光取出面121から放射される光がコートCT11の第2方向へも向かうため、コートCT11の面に沿う方向への光を確保することができる。そのため、実施形態1に係るテニスコート用照明装置100は、従来のテニスコート用照明装置500に比べて、ボールBL12のようなコートCT11上を高く飛び交うボールが見えにくくなることが抑制できる。
上述のように、テニスコート用照明装置100は、発光面を二分割して、一方を水平面用の発光部(第1発光部110)、もう一方を鉛直面用の発光部(第2発光部120)とする。このように、各発光部(第1発光部110、第2発光部120)の機能を分けることにより、テニスコート用照明装置100は、JIS(例えば、JIS Z9127)推奨の水平面照度を確保しつつ、高さ方向に上がったボールも適切に見える照明環境を実現することが可能になる。
[テニスコート用照明装置の構成例]
次に、図4を用いて、実施形態1に係るテニスコート用照明装置100の構成について説明する。図4は、実施形態1に係るテニスコート用照明装置の構成を示すブロック図である。図4に示すように、テニスコート用照明装置100は、第1発光部110と、第2発光部120と、制御部130と、電源部140とを有する。
なお、テニスコート用照明装置100は、NIC(Network Interface Card)によって実現され、図示しない所定のネットワークを介して外部装置と通信する通信部を有してもよい。また、テニスコート用照明装置100は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、照明装置の制御に用いられる所定の情報を記憶する記憶部を有してもよい。
第1発光部110は、白色光を照射する。例えば、第1発光部110は、LED等の発光素子を有する。例えば、第1発光部110は、白色の光を発光する発光素子を有してもよい。また、例えば、第1発光部110は、複数の色の光を発光する複数種類の発光素子を有してもよい。
第1発光部110は、所定のテニスコートに対応する水平面に光取出面111を向けて配置される。図3の例では、第1発光部110は、コートCT11に対応する水平面に光取出面111を向けて配置される。
例えば、第1発光部110は、所定のテニスコートに対応する色の光を放射する第1発光素子11(図5参照)を有してもよい。例えば、第1発光部110は、テニスコートがクレイコートである場合、クレイ(土)に対応する色の光を放射する第1発光素子11を有してもよい。例えば、第1発光部110は、テニスコートが人工芝である場合、人工芝に対応する色の光を放射する第1発光素子11を有してもよい。このように、第1発光部110は、テニスコートの種類に対応した色の光を放射する第1発光素子11を有してもよい。例えば、第1発光部110は、テニスコートが青色の面である場合、青色の光を放射する第1発光素子11を有してもよい。また、例えば、第1発光部110は、白色の光を放射する発光素子を有してもよい。例えば、第1発光部110は、所定のテニスコートに対応する色の光を放射する第1発光素子11と白色光を放射する他の発光素子とを有してもよい。
図3の例では、第1発光部110は、コートCT11に対応する色の光を放射する第1発光素子11を有してもよい。例えば、第1発光部110は、コートを視認しやくすなる色の光を放射する第1発光素子11を有してもよい。例えば、第1発光部110は、コートが反射しやすい色の光を放射する第1発光素子11を有してもよい。例えば、第1発光部110は、コートの反射率が高い色の光を放射する第1発光素子11を有してもよい。図10に示す相対反射率のコートの場合、第1発光部110は、520nmの波長の光を放射する第1発光素子11を有してもよい。
第2発光部120は、白色光を照射する。例えば、第2発光部120は、LED等の発光素子を有する。例えば、第2発光部120は、白色の光を発光する発光素子を有してもよい。また、例えば、第2発光部120は、複数の色の光を発光する複数種類の発光素子を有してもよい。
第2発光部120は、所定のテニスコート側へ臨むように光取出面121を傾斜させて配置される。図3の例では、第2発光部120は、コートCT11側へ臨むように光取出面121を傾斜させて配置される。また、第2発光部120は、第1発光部110における所定のテニスコート側の一端部112に配置される。図3の例では、第2発光部120は、第1発光部110におけるコートCT11側の一端部112に配置される。
例えば、第2発光部120は、緑色の光を放射する第2発光素子12(図5参照)を有してもよい。また、例えば、第2発光部120は、白色の光を放射する発光素子を有してもよい。例えば、第2発光部120は緑色の光を放射する第2発光素子12と白色光を放射する他の発光素子とを有してもよい。例えば、第2発光部120は、ピーク波長が約520nmであってもよい。
例えば、第2発光部120は、ボールを視認しやくすなる色の光を放射する第2発光素子12を有してもよい。例えば、第2発光部120は、ボールが反射しやすい色の光を放射する第2発光素子12を有してもよい。例えば、第2発光部120は、ボールの反射率が高い色の光を放射する第2発光素子1211を有してもよい。図9に示す相対反射率のボールの場合、第2発光部120は、520nmの波長の光を放射する第2発光素子12を有してもよい。図2の例では、第2発光部120は、ボールBL12に対応する色の光を放射する第2発光素子12を有してもよい。例えば、第1発光部110と第2発光部120とは、異なる色の光を放射してもよい。
制御部130は、テニスコート用照明装置100に関する種々の制御を行う。例えば、制御部130は、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行することにより、テニスコート用照明装置100に関する種々の制御を行ってもよい。
例えば、制御部130は、第1発光部110の光出力を制御する。また、例えば、制御部130は、第2発光部120の光出力を制御する。例えば、制御部130は、二分割にされた発光部の光量を独立して制御する。例えば、制御部130は、第1発光部110及び第2発光部120の光量を独立して制御する。
電源部140は、制御部130に電気を供給する。例えば、電源部140は、制御部130や第1発光部110や第2発光部120へ電力を供給する。なお、電源部140は、制御部130を介さずに直接第1発光部110や第2発光部120へ電力を供給してもよい。
[実施形態2]
実施形態1に係るテニスコート用照明装置100においては、発光部を分割した態様を示したが、テニスコート用照明装置は発光部を分割することなく、鉛直面への光を確保してもよい。この点について、図5〜図10を用いて説明する。
まず、本発明の実施形態2に係るテニスコート用照明装置200を図面に基づいて説明する。図5及び図6は、実施形態2に係るテニスコート用照明装置の概略を示す図である。具体的には、図5は、光取出面211側からの平面視したテニスコート用照明装置200を示す図である。また、具体的には、図6は、テニスコート用照明装置200の側面図である。
例えば、テニスコート用照明装置200は、図7に示すように、所定のテニスコートCT21(以下、単に「コートCT21」ともいう)やテニスコートCT22(以下、単に「コートCT22」ともいう)を照明する照明装置として用いられる。図7は、実施形態2に係るテニスコート用照明装置の設置の一例を示す図である。図7の例では、支柱PL21の先端部に取り付けられることによりテニスコート用照明装置200がコートCT21やコートCT22を含むテニス場に設置された場合を示す。なお、以下では、図7のように、テニスコート用照明装置200がコートCT21やコートCT22を含むテニス場に設置された場合を基に説明する。図7の例では、複数のテニスコート用照明装置200がコートCT21やコートCT22を囲むように設置される。
図5及び図6に示すように、テニスコート用照明装置200は、基部201を有する。また、基部201には、発光部210が設けられる。
発光部210は、白色光を照射する。図5及び図6では、発光部210は、LED等の発光素子を有する。例えば、発光部210は、所定の光を放射する第1発光素子11及び緑色の光を放射する第2発光素子12を有する。第1発光素子11は、白色光を放射する。第2発光素子12は、ピーク波長が約520nmである光を放射する。図6では、発光部210が配置される基部201側が、支柱PL21に取り付けられる。具体的には、発光部210は、コートCT21の面やコートCT22の面へ光取出面211を向けて配置される。発光部210は、コートCT21の面やコートCT22の面に交差する方向(第1方向)に光取出面211を向けて配置される。
これにより、図6に示す例では、発光部210の光取出面211から放射される光がコートCT21の面やコートCT22の面へ向かうため、テニスコート用照明装置200は、コートCT21の面やコートCT22の面への光を確保することができる。具体的には、図6に示す仮想的な光線LR21、LR22のように、テニスコート用照明装置200において、発光部210からの光がコートCT21の面やコートCT22の面へ向かうため、ボールBL21のようなコートCT21の面やコートCT22の面付近に位置するボールが見えにくくなることが抑制できる。
ここで、図9及び図10を用いて、テニスコートにおける各照射対象の相対反射率について説明する。図9は、テニスボールの相対反射率の一例を示す図である。図10は、テニスコートの相対反射率の一例を示す図である。
図9に示すように、テニスボールは、520nm付近の光を最も反射する照射対象である。図6の例では、ボールBL21やボールBL22は、520nm付近の光、すなわち、緑色の光を最も反射する照射対象である。例えば、ボールBL21やボールBL22は、緑色の光を照射することにより視認性が増大する対象である。一方、図10に示すように、テニスコートは、520nm付近がピークではあり、全体的に均一な反射率となる照射対象である。図7に示す、コートCT21やコートCT22は、緑色の光を最も反射しつつ、全体的に一様に光を反射する照射対象である。
また、上述したように、テニスコート用照明装置200においては、発光部210がピーク波長が約520nm、すなわち緑色の光を放射する第2発光素子12を有するため、発光部210からコートCT21の面やコートCT22の面に沿う方向(第2方向)へ向かう光が少ない場合であっても、第2方向に位置するテニスボールの視認性の低下を抑制することができる。言い換えると、テニスコート用照明装置200は、ボールBL22のテニスボールを視認しやすくする緑色の光を放射するため、ボールBL22のようなコートCT21やコートCT22上を高く飛び交うボールが見えにくくなることが抑制できる。例えば、図7に示すコートCT21やコートCT22の中央に位置するネット付近に設置されたテニスコート用照明装置200により、コートCT21やコートCT22のネット上を飛び交うボールが見えにくくなることが抑制できる。例えば、図6に示す仮想的な光線LR23、LR24のように、テニスコート用照明装置100において、第2発光部120からコートCT21やコートCT22の第2方向へも向かうため、コートCT21やコートCT22のネット上を飛び交うボールが見えにくくなることが抑制できる。
上述のように、テニスコート用照明装置200は、白色LED(第1発光素子11)に加えてピーク波長が520nm(例えば、半値全幅20nm)の単色LED(第2発光素子12)を付加する。図9及び図10に示すように、一般的にテニスで使用されるボールやコートの分光反射率のピークが約520nmとなっているため、ピーク波長を520nmの第2発光素子12を用いることにより、テニスコート用照明装置200は、テニスコートにおけるボールの視認性の低下を抑制することができる。このように、テニスコート用照明装置200は、白色LEDに黄緑色系のLEDを付加することにより、JIS推奨の水平面照度を確保しつつ、高さ方向に上がったボールも適切に見える照明環境を実現することが可能になる。したがって、テニスコート用照明装置200は、快適に競技ができるテニス照明環境が実現できる。なお、上記の説明では付加する単色LEDの波長を520nmとしたが、ピーク波長は緑色系(およそ500nm〜570nm)であればよく、半値全幅も50nm以下であれば20nm以外であってもよい。
[テニスコート用照明装置の構成例]
次に、図8を用いて、実施形態2に係るテニスコート用照明装置200の構成について説明する。図8は、実施形態2に係るテニスコート用照明装置の構成を示すブロック図である。図8に示すように、テニスコート用照明装置200は、発光部210と、制御部230と、電源部240とを有する。
なお、テニスコート用照明装置200は、NIC(Network Interface Card)によって実現され、図示しない所定のネットワークを介して外部装置と通信する通信部を有してもよい。また、テニスコート用照明装置200は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、照明装置の制御に用いられる所定の情報を記憶する記憶部を有してもよい。
発光部210は、白色光を照射する。例えば、発光部210は、LED等の発光素子を有する。例えば、発光部210は、所定の光を放射する第1発光素子11及び緑色の光を放射する第2発光素子12を有する。第1発光素子11は、白色光を放射する。第2発光素子12は、ピーク波長が約520nmである光を放射する。なお、第1発光素子11が所定のテニスコートに対応する色の光を放射する場合、発光部210は、白色光を照射する他の発光素子を有してもよい。また、例えば、発光部210は、複数の色の光を発光する複数種類の発光素子を有してもよい。
発光部210は、所定のテニスコートに対応する水平面に光取出面211を向けて配置される。図7の例では、発光部210は、コートCT21やコートCT22に対応する水平面に光取出面211を向けて配置される。
制御部230は、テニスコート用照明装置200に関する種々の制御を行う。例えば、制御部230は、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行することにより、テニスコート用照明装置200に関する種々の制御を行ってもよい。
例えば、制御部230は、発光部210の光出力を制御する。例えば、制御部230は、発光部210の光量を制御する。
電源部240は、制御部230に電気を供給する。例えば、電源部240は、制御部230や発光部210へ電力を供給する。なお、電源部240は、制御部230を介さずに直接発光部210へ電力を供給してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。また、これらの実施形態やその変形は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
実施形態1に係るテニスコート用照明装置100及び実施形態2に係るテニスコート用照明装置200を組み合わせた態様のテニスコート用照明装置であってもよい。例えば、テニスコート用照明装置200において、発光部210は、所定のテニスコートに対応する水平面に光取出面111を向けて配置される第1発光部110と、所定のテニスコート側へ臨むように光取出面121を傾斜させて配置される第2発光部120とを有してもよい。テニスコート用照明装置200の発光部210は、第1発光部110及び第2発光部120に二分割されてもよい。この場合、テニスコート用照明装置200の発光部210のうち、第1発光部110は、第1発光素子11が白色の光を放射するLEDであり、第2発光素子12がコートに対応する色を放射するLEDであってもよい。また、テニスコート用照明装置200の発光部210のうち、第2発光部120は、第1発光素子11が白色の光を放射するLEDであり、第2発光素子12がボールに対応する色を放射するLEDであってもよい。
100 テニスコート用照明装置
110 第1発光部
120 第2発光部
130 制御部
140 電源部

Claims (4)

  1. 所定のテニスコートに対応する水平面に光取出面を向けて配置され、前記テニスコートへ向かう光を放射する第1発光部と;
    前記所定のテニスコート側へ臨むように光取出面を傾斜させて配置され、前記テニスコートの水平面に沿う方向へ向かう光を放射する第2発光部と;
    を具備し、
    前記第2発光部から放射される光は、前記第1発光部から放射される光と同じ方向の光を含むことを特徴とするテニスコート用照明装置。
  2. 前記第2発光部は、第1発光部における前記所定のテニスコート側の一端部に配置される
    請求項1に記載のテニスコート用照明装置。
  3. 前記第1発光部は、前記所定のテニスコートの反射率が高い波長の光を放射する第1発光素子を有する
    請求項1または請求項2に記載のテニスコート用照明装置。
  4. 前記第2発光部は、緑色の光を放射する第2発光素子を有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のテニスコート用照明装置。
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