LXRは、Willy,P.J.,et al.,「LXR,a nuclear receptor that defines a distinct retinoid response pathway」,Genes & Development 9:1033−1045(Cold Spring Harbor Laboratory Press)により最初に説明がなされた。
肝臓X受容体(LXRアルファおよびLXRベータ)は、表皮において高頻度に発現し、LXR活性化物質はケラチノサイトの増殖および分化を刺激する。LXRの活性化はまた、数多くのメカニズム、例えば、表皮脂質合成を刺激すること、層状体形成および分泌を増加させること、そして角質層の脂質の細胞外プロセシングに必要な酵素の活性を増加させること等によって透過性バリア・ホメオスタシスを改善し、透過性バリア機能を仲介する層状膜の形成にもつながる。LXR活性化はまた、抗炎症性であり、アレルギー性および刺激性接触皮膚炎の動物モデルにおいて炎症を軽減する。(Schmuth et al.2008,Journal of Lipid Research,49,499−509)。
表皮は、環境への過剰な経皮的水分損失に対してバリアを形成する役割を果たしている。このバリアは、集合的に角質層と言われる、無核で角化した、表皮の最外層によって形成される。角質層は、経皮水分喪失(またはTEWL)と呼ばれる作用である、皮膚における自然な水分喪失の量を調整する。正常な健康的で水分を含んだ皮膚は、毎日約80〜100グラムの水分を大気へと失う。TEWL作用は、表皮バリアおよび脂質構造の完全性に影響され、健康的な皮膚のためにこれらの要素は、TEWLの量を調整し、角質層における適切な水分レベルを維持するのに役立つ。
このようにして、正常な表皮バリアの維持は、表皮の過剰増殖を抑制する生理的手段である。
表皮バリアの破裂または機能不全を伴うまたは起こす異常の例としては、口唇炎、ひび割れた唇、鼻の炎症、および外陰腟炎等の、粘膜の炎症;アトピー性および脂漏性皮膚炎、アレルギーまたは刺激性接触皮膚炎、亀裂性湿疹(eczema craquelee)、光アレルギー性皮膚炎、光毒性皮膚炎、植物性光線皮膚炎、放射線皮膚炎およびうっ血性皮膚炎等の湿疹性皮膚炎(eczematous dermnatitides)、皮膚または粘膜の外傷、火傷、水疱性障害または虚血から生じる潰瘍およびびらん;いくつかの形の魚鱗癬;表皮水疱症;乾癬;肥厚性瘢痕およびケロイド、内因性老化および光老化による皮膚変化、等が挙げられる。
機能性バリアの維持において役割を果たす表皮の構成要素は、角質層脂質の細胞間層状二層シートである。角質層脂質の合成は、循環または食事の影響から比較的自律している。その代わりに、透過性バリア機能における変化により合成反応が調整される。調整は、3つの主要な脂質の各々の律速酵素:即ち、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ(セラミドに対して)と、HMGCoAレダクターゼ(コレステロール対して)と、アセチルCoAカルボキシラーゼおよび脂肪酸シンターゼの両方(脂肪酸に対して)と、についての活性、リン酸化(活性化)状態、質量、およびmRNAの変化を通して行われる。バリア機能における変化の他の結果は、細胞外脂質・プロセシングの主要な酵素の調整である。1つのそのような酵素はベータ−グルコセレブロシダーゼで、これは、前駆体グリコシルセラミドのセラミドへの変換を触媒する。
成熟し十分分化した角質層および機能性表皮透過性バリアの形成は、肝臓X受容体(LXR)とその2つのアイソフォームであるLXRアルファおよびLXRベータの所定の活性化物質の局所的投与によって促進されるということが現在発見されている。
LXR活性化物質は、少なくとも2つの平行なメカニズム−表皮分化および脂質産生の刺激によってバリア機能を改善する。表皮脂質産生の増加は、これらの核ホルモン受容体のさらなる内在活性化物質を生成することになる可能性があるので、この作用は、角質層の角質細胞および細胞外マトリクスの両方の生成を協調的に調整する、一種のフィードフォワード・メカニズムとして見ることができる。
Hatanoらは、LXR活性化物質の局所的適用は、ハプテン誘発マウスモデルにおけるAD様皮膚症の複数のパラメータを改善することを示した(Hatano et al(2010)The Journal of Allergy and Clinical Immunology 125(1)160−169。このモデルは、ヒトADの既知の臨床的、構造的、機能的、脂質生化学的、および免疫学的異常の事実上全てについて要点を述べている。
アトピー性皮膚炎(AD)発生の素因となる、バリアにとって重要なタンパク質の遺伝性異常。逆に、バリア機能の正常化は、ADにおける炎症の2つの主な誘因を順次低減するであろう。本明細書に記載されるのは、例えば、不安な角質細胞から派生するサイトカインの産生を低減する方法である。一実施形態では、局所的LXR活性化物質を用いた治療は、IL−1αおよびTNFαのレベルを低減する。加えて、改善した透過性バリア機能は同時に、ハプテンおよび微生物病原体を含む炎症促進性生体異物の経皮浸透を低減する。
Chang(Mol Endocrinol 2008, 22, 2407−2419)らは、正常なヒト表皮ケラチノサイトにおいて、および光老化のマウスモデルにおいて、LXRリガンドの有効性を示した。マウスモデルにおける有効性のための包括的な分子基盤は、正常なヒト表皮ケラチノサイト、および、LXR野生型とLXRノックアウト型マウスから調製された皮膚細胞、の生体外研究によって確立された。これらの研究において、LXR活性化物質は:
(a)UV活性化した表皮ケラチノサイトおよびTNFα−活性化した皮膚線維芽細胞におけるサイトカインとメタロプロテイナーゼの発現を低減した
(b)ケラチノサイト分化マーカーの発現を増加させた
(c)ケラチノサイトにおける脂肪酸合成に必要な遺伝子の発現を増加させた
(d)皮膚細胞におけるコレステロール結合タンパク質および脂質・トランスポーターの発現を増加させた
(e)ケラチノサイトにおけるセラミド合成に伴う酵素の発現を増加させた。
Lee(J Invest Dermatol.2012 Dec 6.doi:10.1038/jid.2012.409.[Epub ahead of print])らは、ヒト・プライマリ・メラノサイト、MNT−1、およびB16メラノーマ細胞においてLXR活性化およびLXRアゴニストが、Ras−およびERK−誘発MITF分解によるメラニン形成酵素の下方制御によってメラニン形成を抑制することを示した、と表した。このことは、LXRは色素性障害において重要な標的タンパク質であり得るということと、LXRアゴニストは白斑を含む皮膚色素性障害の治療において有益であり得るということの理論的根拠を支える。
Pencheva(Cell.2012 Nov 21:151(5):1068−82)らは、皮膚におけるApoEのようなアポリポタンパク質を標的とすることによって、メラノーマ転移および血管形成において関係するLRP1/LRP8のような分子標的が収束的に生ずることを示した。ApoEはLXRに対する標的遺伝子であるので、LXR活性化は、転移性メラノーマを含む皮膚悪性疾患の治療において有益であり得る。
従って、本明細書に記載されるのは、局所的投与にあたって薬剤的に許容できる製剤の活性成分としてLXR活性化物質を含む、方法および組成物である。
本明細書に記載される、LXR活性化物質を含有する局所用製剤、または活性化物質は、皮膚および/または粘膜に塗布されて、有益な効果が出る。活性化物質は、ローション、溶液、ジェル、クリーム、皮膚軟化薬クリーム、軟膏、噴霧剤、その他局所的塗布ができる形のものとして、製剤される。製剤にはまた、製剤が患部に広がるのを促進するがその他の点では生物学的に不活性である1つまたは複数の薬剤を、含有することができる。これらの薬剤の例としては、界面活性剤、保湿剤、浸潤剤、乳化剤、または噴霧剤が挙げられる。
バリアの発達を増強することにおいて有効であると本明細書で称する量は、塗布した場合に破裂性または機能不全性表皮透過性バリアの症状の実質的軽減をもたらす量である。どのような特定の場合においても最適な量は、当業者に容易に分かるか、または、日常的な実験によって判断できる。
LXR活性化物質を用いた局所治療を受けやすい皮膚異常の例としては:アトピー性および脂漏性皮膚炎;口唇炎、ひび割れた唇、鼻の炎症、および外陰腟炎等の、粘膜の炎症;アレルギー性および刺激性接触から生じる湿疹性皮膚炎、亀裂性湿疹(eczema craquelee)、放射性およびうっ血性皮膚炎;静脈性、動脈性、塞栓性、または糖尿病性潰瘍を含む潰瘍およびびらんで、化学的もしくは熱的火傷、水疱性障害、または脈管の損傷もしくは虚血に起因するもの;魚鱗癬で、バリア異常の関連するものまたはしないもの;表皮水疱症;乾癬;肥厚性瘢痕およびケロイド;内因性老化、光老化および/またはダーマトヘリオサス(dermatoheliosus);リグニン・メラノーマ、基底細胞癌、有棘細胞癌、日光角化症、およびウィルス性誘発新生物(いぼおよび尖圭コンジローム)を含むメラノーマおよび非メラノーマ皮膚癌、が挙げられる。
投与の最適な方法と頻度は、当業者に容易に分かるか、または、日常的な実験によって判断できる。ほとんどの場合、効果的な結果は、患部、または期待する効果が達成されると考えられる部分を、薄い層が覆うように局所的に塗布することにより達成される。対処する異常、その段階または程度、および塗布を行うのは治療のためか予防のためかによって、有効な結果は、2〜3日に1回の塗布から、1日に4回以上の塗布までの塗布量によって達成される。
本明細書に記載される方法と組成物は一般的に、例えば、ヒト、家庭のペット、家畜、および他の畜産動物を含む哺乳動物の皮膚の治療に適用できる。
定義
本開示の内容においては、多くの用語が使用されるものとする。
本明細書で使用される場合、「約」または「おおよそ」という用語は、ある与えられた値または範囲の20%以内、好ましくは10%以内、さらに好ましくは5%以内を意味する。
本明細書で使用される場合、「治療的に有効な量」という用語は、処置の必要な哺乳動物に投与した場合、皮膚老化に関係する異常を少なくとも部分的に改善するか、または少なくとも部分的に予防するのに有効である、LXR調節因子の量を指す。
本明細書で使用される場合、「発現」という用語は、ポリヌクレオチドをmRNAへ転写し、そしてペプチド、ポリペプチド、またはタンパク質へ翻訳する作用を含む。
「調節」という用語は、活性または発現の、標的分子による減少または増加を含む。例えば、TIMP1調節因子は、TIMP1調節因子の存在がTIMP1発現の増加または減少という結果を生じさせる場合、TIMP1の発現を調節すると考えられている。
「活性化物質」という用語は、分子種が局所的に投与されるとき、その種自体が受容体に結合するかまたは種の代謝産物が受容体に結合するかにかかわらず、示された受容体の活性化という結果を生じさせる分子種を表すために本明細書で使用される。このようにして、活性化物質は、受容体のリガンドである可能性があり、または、それは、受容体のリガンドへ代謝される活性化物質、つまり組織内で形成され、実際のリガンドである代謝産物である可能性がある。
TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、またはデコリンの発現「を誘発する」または「の誘発」という用語は、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、またはデコリンmRNAおよび/またはタンパク質の発現の増加、誘発、または別様の増大を指す。増加、誘発、または増大は、本明細書に提示される測定法のひとつによって測定することができる。TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、またはデコリンの発現の誘発は、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、またはデコリンの最大限の発現を必ずしも示さない。TIMP1、ABCA12またはデコリンの発現の増加は、例えば、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、またはそれ以上であり得る。一実施形態では、誘発は、治療していないケラチノサイトからのTIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、またはデコリンmRNAの発現レベルを、LXR調節因子で治療したケラチノサイトからのTIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、またはデコリンmRNAの発現レベルのそれと比較することによって測定する。
TNFα、MMP1、MMP3、またはIL−8の発現「を抑制する」または「の抑制」という用語は、TNFα、MMP1、MMP3、またはIL−8 mRNAおよび/またはタンパク質の発現の低減、抑制、または別様の減少を指す。結合の低減、抑制、または減少は、本明細書に提示される測定法のひとつによって測定することができる。TNFα、MMP1、MMP3、またはIL−8の発現の抑制は、TNFα、MMP1、MMP3、またはIL−8の発現の完全な否定を必ずしも示さない。発現の低減は、例えば、少なくとも約10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、またはそれ以上であり得る。一実施形態では、抑制は、治療していないケラチノサイトからのTNFα、MMP1、MMP3、またはIL−8 mRNAの発現レベルを、LXR調節因子で治療したケラチノサイトからのTNFα、MMP1、MMP3、またはIL−8 mRNAの発現レベルのそれと比較することによって測定する。
「肝臓X受容体」または「LXR」は、LXRαとLXRβの両方、およびその変異体、アイソフォーム、および活性断片を指す。LXRβは遍在的に発現され、他方、LXRαの発現は、肝臓、腎臓、腸、脾臓、脂肪組織、マクロファージ、骨格筋、および、本明細書に実証されるように皮膚に限定される。LXRα配列の代表的なGenBank(登録商標)受入番号は、次のものを含む:ヒト(Homo sapiens、Q 13133)、マウス(Mus musculus、Q9Z0Y9)、ラット(Rattus norvegicus、Q62685)、雌ウシ(Bos taurus、Q5E9B6)、ブタ(Sus scrofa、AAY43056)、ニワトリ(Gallus gallus、AAM90897)。LXRβの代表的なGenBank(登録商標)受入番号は、次のものを含む:ヒト(Homo sapiens、P55055)、マウス(Mus musculus、Q60644)、ラット(Rattus norvegicus、Q62755)、雌ウシ(Bos taurus、Q5BIS6)。
「哺乳類」という用語は、ヒト、ヒト以外の霊長類、イヌ、ネコ、ウシ、ヒツジ、ブタ、ネズミ、または他の獣医または実験関係の哺乳動物を指す。当業者は、1つの種の哺乳動物における病状の重症度を低減する治療法が、他の種の哺乳動物に対する治療法の効果を予測させる、ということを認識する。
「炎症誘発性サイトカイン」は、本明細書で使用される場合、細胞毒性、炎症性、または遅延型過敏性の反応を活性化する可能性のあるサイトカインを指す。炎症誘発性サイトカインの例としては:コロニー刺激因子(CSF)、例えば、顆粒球マクロファージCSF、顆粒球CSF、エリスロポエチン;トランスフォーミング増殖因子(TGF)、例えば、TGFβ;インターフェロン(IFN)、例えば、IFNα、IFNβ、IFNγ;インターロイキン(IL)、例えば、IL−1α、IL−1β、IL−3、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−11、IL−12、IL−15;腫瘍壊死因子(TNF)、例えば、TNFα、TNFβ;接着タンパク質、例えば、細胞内接着分子(ICAM)、血管細胞接着分子(VCAM);増殖因子、例えば、白血病抑制因子(LIF)、マクロファージ遊走阻止因子(MIF)、上皮増殖因子(EGF)、血小板由来増殖因子(PDGF)、線維芽細胞増殖因子(FGF)、インスリン様増殖因子(IGF)、神経成長因子(NGF)、B細胞増殖因子(BCGF);ケモカイン、例えば、単球走化性タンパク質(MCP−1、MCP−2、MCP−3)、マクロファージ炎症性タンパク質(MIP)、増殖関連オンコジーン、ガンマ・インターフェロン誘導型タンパク質;ロイコトリエン、例えば、ロイコトリエンB4、ロイコトリエン(leukotrine)D4;血管作動因子、例えば、ヒスタミン、ブラジキニン、血小板活性化因子(PAF);プロスタグランジン合成酵素、例えば、プロスタグランジン合成酵素E2が挙げられる。
「皮膚老化」という用語は:内因性の、加齢による生理的老化(例えば、深くなる顔のしわ、皮膚の厚みの減少、弾力のなさ、および/またはきずのない滑らかな表面)から起こる異常、光老化(例えば、深いしわ、黄色く革のような表面、皮膚の硬化、弾力線維症、粗さ、色素沈着異常(年齢によるしみ)および/または赤く炎症を起こした肌)から起こる異常、および、ステロイド誘発性皮膚の菲薄化から起こる異常、を含む。
LXR調節因子
本明細書に記載される組成物および方法での使用を企図されるLXR調節因子は、LXRαおよび/またはLXRβの調節因子の活性をもった化合物である。「LXR調節因子」という用語は、LXRαならびに/またはLXRβアゴニスト、アンタゴニスト、および組織選択的LXR調節因子、さらに、皮膚細胞におけるLXRの発現および/またはタンパク質レベルを誘発する他の薬剤をも含む。
好ましい化合物は、LXRαおよび/またはLXRβの調節因子の活性をもったLXR調節因子である。好ましいLXR調節因子は、LXR活性化物質である。「LXR活性化物質」または「LXRの活性化物質」という用語は、LXRαならびに/またはLXRβアゴニスト、部分アゴニスト、および組織選択的LXR調節因子、さらに、皮膚細胞におけるLXRの発現および/またはタンパク質レベルを誘発する他の薬剤をも含む。
一態様は、式(A):
式(A)
(式中、
Xは、−O−または−S−であり;
AおよびBは各々窒素であり、ここで、AおよびBは、ともに結合してヘテロアリール基5員環を形成し;
L1およびL2は、各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は、−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
別の態様は、式(I):
式(I)
(式中、
Xは、−O−または−S−であり;
L1およびL2は、各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は、−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物において、Xは−O−である。さらなる実施形態では、R1は水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R1は水素である。いくつかの実施形態では、R1はハロゲンである。いくつかの実施形態では、R1は−CF3である。いくつかの実施形態では、R1は−OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=N−OH)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=S)N(R8)2である。さらなる実施形態では、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態ではR8は水素である。いくつかの実施形態ではR8は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8はメチルである。いくつかの実施形態では、R8はエチルである。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態ではR8は、炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R8はアリール基である。いくつかの実施形態では、R8はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物において、Xは−O−であり、R2は−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は、−OR9である。いくつかの実施形態では、R2は、−N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)OR9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は、−NR10C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=N−OH)R9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=S)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数3〜8のシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数1〜6のハロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、置換されていてもよいアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は、置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R9は、水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R9は、水素である。いくつかの実施形態では、R9は、炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は、メチルである。いくつかの実施形態では、R9は、エチルである。いくつかの実施形態では、R9は、炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は、炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R9は、アリール基である。いくつかの実施形態では、R9は、ヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物においては、Xは−O−であり、L1およびL2は各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々結合である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は、炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物においては、Xは−O−であり、R4はアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでアリール基またはヘテロアリール基は少なくとも1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物においては、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、式Iの化合物においては、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているヘテロアリール基であり、各R11は、独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R11は−OR10である。さらなる実施形態では、R11は−N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−CNである。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OR10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−NR10C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11はNR10SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SOR10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のハロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいアリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各R10は独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R10は水素である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R10はアリール基である。いくつかの実施形態では、R10はヘテロアリール基である。
別の実施形態では、式Iの化合物において、Xは−O−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式Iの化合物においては、Xは−O−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は−OR9である。さらなる実施形態では、R2は−N(R9)2である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式Iの化合物において、Xは−O−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
上述の実施形態の別の実施形態では、R3は水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のハロアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は水素である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3はハロゲンである。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のハロアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物において、Xは−S−である。さらなる実施形態では、R1は水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R1は水素である。いくつかの実施形態では、R1はハロゲンである。いくつかの実施形態では、R1は−CF3である。いくつかの実施形態では、R1は−OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=N−OH)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=S)N(R8)2である。さらなる実施形態では、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R8は水素である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8はメチルである。いくつかの実施形態では、R8はエチルである。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R8はアリール基である。いくつかの実施形態では、R8はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物において、Xは−S−であり、R2は−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は−OR9である。いくつかの実施形態では、R2は−N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OR9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−NR10C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=N−OH)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=S)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数3〜8のシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数1〜6のハロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は置換されていてもよいアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R9は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R9は水素である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9はメチルである。いくつかの実施形態では、R9はエチルである。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R9はアリール基である。いくつかの実施形態では、R9はヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物において、Xは−S−であり、L1およびL2は各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々結合である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物において、Xは−S−であり、R4はアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでアリール基またはヘテロアリール基は少なくとも1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているアリール基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は2つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は3つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式Iの化合物において、Xは−S−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、式Iの化合物において、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているヘテロアリール基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R11は−OR10である。さらなる実施形態では、R11は−N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−CNである。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OR10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−NR10C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11はNR10SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SOR10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のハロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいアリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各R10は独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R10は水素である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R10はアリール基である。いくつかの実施形態では、R10はヘテロアリール基である。
別の実施形態では、式Iの化合物において、Xは−S−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式Iの化合物において、Xは−S−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は−OR9である。さらなる実施形態では、R2は−N(R9)2である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式Iの化合物において、Xは−S−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
上述の実施形態の別の実施形態では、R3は水素であり、ハロゲンであり、炭素数1〜6のアルキル基であり、または炭素数1〜6のハロアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は水素である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3はハロゲンである。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のハロアルキル基である。
別の態様は、式(B):
式(B)
(式中、
Xは、−O−または−S−であり;
AおよびBは各々窒素であり、ここで、AおよびBは、ともに結合してヘテロアリール基5員環を形成し;
L1およびL2は、各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は、−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
別の態様は、式(II):
式(II)
(式中、
Xは、−O−または−S−であり;
L1およびL2は、各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は、−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−O−である。さらなる実施形態では、R1は水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R1は水素である。いくつかの実施形態では、R1はハロゲンである。いくつかの実施形態では、R1は−CF3である。いくつかの実施形態では、R1は−OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=N−OH)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=S)N(R8)2である。さらなる実施形態では、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態ではR8は水素である。いくつかの実施形態ではR8は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8はメチルである。いくつかの実施形態では、R8はエチルである。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態ではR8は、炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R8はアリール基である。いくつかの実施形態では、R8はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−O−であり、R2は−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は、−OR9である。いくつかの実施形態では、R2は、−N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)OR9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は、−NR10C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=N−OH)R9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=S)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数3〜8のシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数1〜6のハロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、置換されていてもよいアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は、置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R9は、水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R9は、水素である。いくつかの実施形態では、R9は、炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は、メチルである。いくつかの実施形態では、R9は、エチルである。いくつかの実施形態では、R9は、炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は、炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R9は、アリール基である。いくつかの実施形態では、R9は、ヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−O−であり、L1およびL2は各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々結合である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は、炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−O−であり、R4はアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでアリール基またはヘテロアリール基は少なくとも1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているヘテロアリール基であり、各R11は、独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R11は−OR10である。さらなる実施形態では、R11は−N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−CNである。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OR10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−NR10C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11はNR10SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SOR10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のハロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいアリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各R10は独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R10は水素である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R10はアリール基である。いくつかの実施形態では、R10はヘテロアリール基である。
別の実施形態では、式IIの化合物において、Xは−O−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IIの化合物において、Xは−O−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は−OR9である。さらなる実施形態では、R2は−N(R9)2である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IIの化合物において、Xは−O−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
上述の実施形態の別の実施形態では、R3は水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のハロアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は水素である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3はハロゲンである。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のハロアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−S−である。さらなる実施形態では、R1は水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R1は水素である。いくつかの実施形態では、R1はハロゲンである。いくつかの実施形態では、R1は−CF3である。いくつかの実施形態では、R1は−OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=N−OH)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=S)N(R8)2である。さらなる実施形態では、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R8は水素である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8はメチルである。いくつかの実施形態では、R8はエチルである。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R8はアリール基である。いくつかの実施形態では、R8はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−S−であり、R2は−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は−OR9である。いくつかの実施形態では、R2は−N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OR9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−NR10C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=S)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=S)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数3〜8のシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数1〜6のハロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は置換されていてもよいアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R9は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R9は水素である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9はメチルである。いくつかの実施形態では、R9はエチルである。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R9はアリール基である。いくつかの実施形態では、R9はヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−S−であり、L1およびL2は各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々結合である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−S−であり、R4はアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでアリール基またはヘテロアリール基は少なくとも1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているアリール基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は2つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は3つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−S−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、式IIの化合物において、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているヘテロアリール基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R11は−OR10である。さらなる実施形態では、R11は−N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−CNである。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OR10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−NR10C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11はNR10SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SOR10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のハロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいアリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各R10は独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R10は水素である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R10はアリール基である。いくつかの実施形態では、R10はヘテロアリール基である。
別の実施形態では、式IIの化合物において、Xは−S−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IIの化合物において、Xは−S−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は−OR9である。さらなる実施形態では、R2は−N(R9)2である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IIの化合物において、Xは−S−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
上述の実施形態の別の実施形態では、R3は水素であり、ハロゲンであり、炭素数1〜6のアルキル基であり、または炭素数1〜6のハロアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は水素である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3はハロゲンである。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のハロアルキル基である。
一態様は、式(C):
式(C)
(式中、
Xは、−O−または−S−であり;
AおよびBは各々窒素であり、ここで、AおよびBは、ともに結合してヘテロアリール基5員環を形成し;
L1およびL2は、各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は、−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
別の態様は、式(III):
式(III)
(式中、
Xは、−O−または−S−であり;
L1およびL2は、各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は、−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−O−である。さらなる実施形態では、R1は水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R1は水素である。いくつかの実施形態では、R1はハロゲンである。いくつかの実施形態では、R1は−CF3である。いくつかの実施形態では、R1は−OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=N−OH)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=S)N(R8)2である。さらなる実施形態では、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態ではR8は水素である。いくつかの実施形態ではR8は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8はメチルである。いくつかの実施形態では、R8はエチルである。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態ではR8は、炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R8はアリール基である。いくつかの実施形態では、R8はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−O−であり、R2は−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は、−OR9である。いくつかの実施形態では、R2は、−N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)OR9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は、−NR10C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=N−OH)R9である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=S)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は、−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数3〜8のシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数1〜6のハロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は、置換されていてもよいアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は、置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R9は、水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R9は、水素である。いくつかの実施形態では、R9は、炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は、メチルである。いくつかの実施形態では、R9は、エチルである。いくつかの実施形態では、R9は、炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は、炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R9は、アリール基である。いくつかの実施形態では、R9は、ヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−O−であり、L1およびL2は各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々結合である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は、炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−O−であり、R4はアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでアリール基またはヘテロアリール基は少なくとも1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているヘテロアリール基であり、各R11は、独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R11は−OR10である。さらなる実施形態では、R11は−N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−CNである。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OR10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−NR10C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11はNR10SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SOR10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のハロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいアリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各R10は独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R10は水素である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R10はアリール基である。いくつかの実施形態では、R10はヘテロアリール基である。
別の実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−O−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−O−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は−OR9である。さらなる実施形態では、R2は−N(R9)2である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−O−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
上述の実施形態の別の実施形態では、R3は水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のハロアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は水素である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3はハロゲンである。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のハロアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−S−である。さらなる実施形態では、R1は水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R1は水素である。いくつかの実施形態では、R1はハロゲンである。いくつかの実施形態では、R1は−CF3である。いくつかの実施形態では、R1は−OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=N−OH)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=S)N(R8)2である。さらなる実施形態では、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R8は水素である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8はメチルである。いくつかの実施形態では、R8はエチルである。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R8はアリール基である。いくつかの実施形態では、R8はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−S−であり、R2は−OR9、−N(R9)2、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は−OR9である。いくつかの実施形態では、R2は−N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OR9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−NR10C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=N−OH)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=S)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数3〜8のシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数1〜6のハロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R2は置換されていてもよいアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R9は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R9は水素である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9はメチルである。いくつかの実施形態では、R9はエチルである。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R9はアリール基である。いくつかの実施形態では、R9はヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−S−であり、L1およびL2は各々独立して結合、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々結合である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−S−であり、R4はアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでアリール基またはヘテロアリール基は少なくとも1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているアリール基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は2つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は3つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−S−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているヘテロアリール基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R11は−OR10である。さらなる実施形態では、R11は−N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−CNである。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OR10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−NR10C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11はNR10SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SOR10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のハロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいアリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各R10は独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R10は水素である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R10はアリール基である。いくつかの実施形態では、R10はヘテロアリール基である。
別の実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−S−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は結合である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IIIの化合物において、Xは−S−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいフェニル基である。さらなる実施形態では、R2は置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は−OR9である。さらなる実施形態では、R2は−N(R9)2である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IIIの化合物において、式IIIの化合物において、Xは−S−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
上述の実施形態の別の実施形態では、R3は水素であり、ハロゲンであり、炭素数1〜6のアルキル基であり、または炭素数1〜6のハロアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は水素である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3はハロゲンである。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のハロアルキル基である。
別の態様は、式(D):
式(D)
(式中、
Xは、−N(R12)−、または−O−であり;
AおよびBは各々窒素であり、ここで、AおよびBは、ともに結合してヘテロアリール基5員環を形成し;
L1は、結合であるか、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
L2は、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
R12は、水素、もしくは炭素数1〜6のアルキル基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
別の態様は、式(IV):
式(IV)
(式中、
Xは、−N(R12)−、または−O−であり;
L1は、結合であるか、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
L2は、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
R12は、水素、もしくは炭素数1〜6のアルキル基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは、−N(R12)−である。
さらなる実施形態では、R12は水素または炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R12は水素である。いくつかの実施形態では、R12は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R12はメチルである。さらなる実施形態では、R1は水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R1は水素である。いくつかの実施形態では、R1はハロゲンである。いくつかの実施形態では、R1は−CF3である。いくつかの実施形態では、R1は−OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=N−OH)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=S)N(R8)2である。さらなる実施形態では、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態ではR8は水素である。いくつかの実施形態ではR8は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8はメチルである。いくつかの実施形態では、R8はエチルである。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態ではR8は、炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R8はアリール基である。いくつかの実施形態では、R8はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=CH2)CH3である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−N(R12)−であり、R2は、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、または−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OR9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−NR10C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=N−OH)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=S)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R9は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R9は水素である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9はメチルである。いくつかの実施形態では、R9はエチルである。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R9はアリール基である。いくつかの実施形態では、R9はヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−N(R12)−であり、L1は結合であるか、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−N(R12)−であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は、各々炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は、各々炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−N(R12)−であり、R4はアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでアリール基またはヘテロアリール基は少なくとも1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−N(R12)−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−N(R12)−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているヘテロアリール基であり、各R11は、独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R11は−OR10である。さらなる実施形態では、R11は−N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−CNである。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OR10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−NR10C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11はNR10SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SOR10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のハロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいアリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各R10は独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R10は水素である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R10はアリール基である。いくつかの実施形態では、R10はヘテロアリール基である。
別の実施形態では、式IVの化合物において、Xは−N(R12)−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)N(R9)2である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)OR9である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は、1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IVの化合物において、Xは−N(R12)−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IVの化合物において、Xは−N(R12)−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IVの化合物において、Xは−N(R12)−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R4は、1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
上述の実施形態の別の実施形態では、R3は水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のハロアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は水素である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3はハロゲンである。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のハロアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−である。さらなる実施形態では、R1は水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R1は水素である。いくつかの実施形態では、R1はハロゲンである。いくつかの実施形態では、R1は−CF3である。いくつかの実施形態では、R1は−OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=N−OH)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=S)N(R8)2である。さらなる実施形態では、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R8は水素である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8はメチルである。いくつかの実施形態では、R8はエチルである。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R8はアリール基である。いくつかの実施形態では、R8はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=CH2)CH3である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−、R2は−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OR9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−NR10C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=N−OH)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=S)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R9は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R9は水素である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9はメチルである。いくつかの実施形態では、R9はエチルである。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R9はアリール基である。いくつかの実施形態では、R9はヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−であり、L1は結合であるか、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は、各々炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は、各々炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−であり、R4はアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでアリール基またはヘテロアリール基は少なくとも1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているアリール基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は2つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は3つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−であり、R4は少なくとも1つのR11で置換されているヘテロアリール基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R11は−OR10である。さらなる実施形態では、R11は−N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−CNである。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OR10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−NR10C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11はNR10SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SOR10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のハロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいアリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各R10は独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R10は水素である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R10はアリール基である。いくつかの実施形態では、R10はヘテロアリール基である。
別の実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−であり、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)N(R9)2である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)OR9である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式IVの化合物において、Xは−O−であり、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
上述の実施形態の別の実施形態では、R3は水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のハロアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は水素である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3はハロゲンである。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のハロアルキル基である。
別の態様は、式(E):
式(E)
(式中、
AおよびBは各々窒素であり、ここで、AおよびBは、ともに結合してヘテロアリール基5員環を形成し;
L1は、結合であるか、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
L2は、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
別の態様は、式(V):
式(V)
(式中、
L1は、結合であるか、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
L2は、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は、−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、−C(=O)OCH2SCH3であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは、置換されていてもよいヘテロアリール基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
いくつかの実施形態では、式Vの化合物において、R1は水素、ハロゲン、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R1は水素である。いくつかの実施形態では、R1はハロゲンである。いくつかの実施形態では、R1は−CF3である。いくつかの実施形態では、R1は−OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=N−OH)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=S)N(R8)2である。さらなる実施形態では、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R8は水素である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8はメチルである。いくつかの実施形態では、R8はエチルである。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R8はアリール基である。いくつかの実施形態では、R8はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=CH2)CH3である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、式Vの化合物において、R2は−C(=O)OR9、−C(=O)N(R9)2、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OR9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−NR10C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=N−OH)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=S)N(R9)2である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R9は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R9は水素である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9はメチルである。いくつかの実施形態では、R9はエチルである。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R9はアリール基である。いくつかの実施形態では、R9はヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式Vの化合物において、L1は結合であるか、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、式Vの化合物において、L2は炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は、各々炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は、各々炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式Vの化合物において、R4はアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでアリール基またはヘテロアリール基は少なくとも1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているアリール基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は2つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は3つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、式Vの化合物において、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、式Vの化合物において、R4は少なくとも1つのR11で置換されているヘテロアリール基であり、各R11は独立して−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R10、−SO2N(R10)2、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R11は−OR10である。さらなる実施形態では、R11は−N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−CNである。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OR10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−NR10C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11はNR10SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SOR10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のハロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいアリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各R10は独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R10は水素である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R10はアリール基である。いくつかの実施形態では、R10はヘテロアリール基である。
別の実施形態では、式Vの化合物において、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)N(R9)2である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)OR9である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式Vの化合物において、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式Vの化合物において、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式Vの化合物において、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。
さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。
なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
上述の実施形態の別の実施形態では、R3は水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のハロアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は水素である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3はハロゲンである。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のハロアルキル基である。
別の態様は、式(F):
式(F)
(式中、
Xは−S−であり;
AおよびBは各々窒素であり、ここで、AおよびBは、ともに結合してヘテロアリール基5員環を形成し;
L1は、結合であるか、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
L2は、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数2〜6のアルキニル基、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は−C(=O)OR13、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、または−C(=O)OCH2SR15であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は独立してハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R14、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
R13は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R14は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R15は炭素数1〜6のアルキル基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
別の態様は、式(VI):
式(VI)
(式中、
Xは−S−であり;
L1は、結合であるか、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
L2は、炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり;
R1は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数2〜6のアルキニル基、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、もしくは−C(=O)OCH2SCH3であり;
R2は−C(=O)OR13、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、または−C(=O)OCH2SR15であり;
R3は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、もしくは炭素数1〜6のハロアルキル基であり;
R4は、アリール基もしくはヘテロアリール基であり;ここで、アリール基もしくはヘテロアリール基は、少なくとも1つのR11で置換されており;
各R8、各R9、および各R10は、各々独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R11は、独立して、ハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R14、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、もしくは置換されていてもよいヘテロアリール基であり;
R13は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R14は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、もしくはヘテロアリール基であり;
R15は炭素数1〜6のアルキル基である)
の化合物、または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
いくつかの実施形態では、式VIの化合物において、R1は、水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数2〜6のアルキニル基、−CF3、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、または−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R1は−CF3である。いくつかの実施形態では、式VIの化合物において、R1は水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数2〜6のアルキニル基、−OR8、−N(R8)2、−C(=O)R8、−C(=O)OR8、−C(=O)N(R8)2、−C(=N−OH)R8、−C(=S)N(R8)2、−C(=CH2)CH3、または−C(=O)OCH2SCH3である。いくつかの実施形態では、R1は水素である。いくつかの実施形態では、R1はハロゲンである。いくつかの実施形態では、R1は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R1は炭素数2〜6のアルケニル基である。いくつかの実施形態では、R1は炭素数2〜6のアルキニル基である。いくつかの実施形態では、R1は−OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OR8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)N(R8)2である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=N−OH)R8である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=S)N(R8)2である。さらなる実施形態では、R8は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R8は水素である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8はメチルである。いくつかの実施形態では、R8はエチルである。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R8は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R8はアリール基である。いくつかの実施形態では、R8はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R1は炭素数1〜6のアルキル基、または−C(=CH2)CH3である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=CH2)CH3である。いくつかの実施形態では、R1は−C(=O)OCH2SCH3である。
いくつかの実施形態では、式VIの化合物において、R2は−C(=O)OR13、−NR10C(=O)R9、−C(=N−OH)R9、−C(=S)N(R9)2、または−C(=O)OCH2SR15である。いくつかの実施形態では、R2は−NR10C(=O)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=N−OH)R9である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=S)N(R9)2である。さらなる実施形態では、R9は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R9は水素である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9はメチルである。いくつかの実施形態では、R9はエチルである。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R9は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R9はアリール基である。いくつかの実施形態では、R9はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OR13である。さらなる実施形態では、R13は水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R13は水素である。いくつかの実施形態では、R13は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R13はメチルである。いくつかの実施形態では、R13はエチルである。いくつかの実施形態では、R13は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R13は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R13はアリール基である。いくつかの実施形態では、R13はヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SR15である。さらなる実施形態では、R15は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R15はメチルである。いくつかの実施形態では、R15はエチルである。
いくつかの実施形態では、式VIの化合物において、R2は−C(=O)OR13であり、R13は炭素数2〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R13は炭素数2〜6のアルキル基または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R13は炭素数2〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R13はエチルである。いくつかの実施形態では、R13は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R13は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R13はアリール基である。いくつかの実施形態では、R13はヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、化合物VIにおいて、L1は結合、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、式VIの化合物において、L2は炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は結合であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は各々炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1およびL2は、各々炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のヘテロアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。
いくつかの実施形態では、式VIの化合物において、R4はアリール基またはヘテロアリール基であり;ここでアリール基またはヘテロアリール基は少なくとも1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、式VIの化合物において、R4は少なくとも2つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されている。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているアリール基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は2つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R4は3つのR11で置換されているフェニル基である。いくつかの実施形態では、R4は1つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は2つのR11で置換されているヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は3つのR11で置換されているヘテロアリール基である。
いくつかの実施形態では、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基である、式VIの化合物があり、各R11は独立してハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R14、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R4は少なくとも1つのR11で置換されているヘテロアリール基である、式VIの化合物があり、各R11は独立してハロゲン、ニトロ基、−OR10、−N(R10)2、−CN、−C(=O)R10、−C(=O)OR10、−C(=O)N(R10)2、−NR10C(=O)R10、NR10SO2R10、−SOR10、−SO2R14、−SO2N(R10)2、−C(=O)OCH2SCH3、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基、置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のヘテロアルキル基、置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル−アリール基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよいヘテロアリール基である。さらなる実施形態では、R11はハロゲンである。さらなる実施形態では、R11はニトロ基である。さらなる実施形態では、R11は−OR10である。さらなる実施形態では、R11は−N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−CNである。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OR10である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−NR10C(=O)R10である。さらなる実施形態では、R11はNR10SO2R10である。さらなる実施形態では、R11は−SOR10である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R14である。さらなる実施形態では、R11は−SO2N(R10)2である。さらなる実施形態では、R11は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のハロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいアリール基である。さらなる実施形態では、R11は置換されていてもよいヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各々R14は、独立して炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R14は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R14はメチルである。さらなる実施形態では、R14はエチルである。いくつかの実施形態では、R14は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R14は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R14はアリール基である。いくつかの実施形態では、R14はヘテロアリール基である。なおもさらなる実施形態では、各々R10は独立して水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。いくつかの実施形態では、R10は水素である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。いくつかの実施形態では、R10は炭素数1〜6のアルキル−アリール基である。いくつかの実施形態では、R10はアリール基である。いくつかの実施形態では、R10はヘテロアリール基である。
別の実施形態では、式VIの化合物において、R4は少なくとも2つのR11で置換されており、R11は独立してハロゲン、−SO2R14、NR10SO2R10、または−SO2N(R10)2である。別の実施形態では、式VIの化合物において、R4は1つのR11で置換されており、R11は−SO2R14である。別の実施形態では、式VIの化合物において、R4は少なくとも1つのR11で置換されており、R11は−SO2R14であり、R14は炭素数2〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。別の実施形態では、式VIの化合物において、R4は少なくとも1つのR11で置換されており、R11は−SO2R14であり、R14は炭素数2〜6のアルキル基である。別の実施形態では、式VIの化合物において、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、R11は−SO2R14である。別の実施形態では、式VIの化合物において、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、R11は−SO2R14であり、R14は炭素数2〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヘテロアルキル基、炭素数1〜6のアルキル−アリール基、アリール基、またはヘテロアリール基である。別の実施形態では、式VIの化合物において、R4は少なくとも1つのR11で置換されているフェニル基であり、R11は−SO2R14であり、R14は炭素数2〜6のアルキル基である。
別の実施形態では、式VIの化合物において、R1はC(=O)OR8であり、R8は炭素数1〜6のアルキル基であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R2は−C(=O)OR13である。さらなる実施形態では、L1は結合である。さらなる実施形態では、L1は炭素数1〜6のアルキル基である。なおもさらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式VIの化合物において、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数2〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式VIの化合物において、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2はC(=O)OR9であり、R9は炭素数1〜6のヘテロアルキル基である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
別の実施形態では、式VIの化合物において、L1は結合であり、R1は−CF3であり、L2は炭素数1〜6のアルキル基であり、R2は−C(=O)OCH2SCH3である。さらなる実施形態では、R4は1つのR11で置換されているフェニル基である。なおもさらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10は炭素数1〜6のアルキル基である。さらなる実施形態では、R11は−SO2R10であり、R10はCH3である。
式VIの上述の実施形態の別の実施形態では、化合物において、R3は水素、ハロゲン、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜6のハロアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は水素である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3はハロゲンである。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のアルキル基である。上述の実施形態のいくつかの実施形態では、R3は炭素数1〜6のハロアルキル基である。
種々の変種を得るための上述の基のいかなる組み合わせも、本明細書で企図するところである。本明細書全体から、基およびその置換基を当業者が選定し、安定した部分および化合物を提供することができる。
いくつかの実施形態は、
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から選択される化合物;またはその薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
いくつかの実施形態は、
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、および
から選択される化合物;または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
いくつかの実施形態は、
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から選択される化合物;または、その薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
いくつかの実施形態は、
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、および、
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から選択される化合物;またはその薬剤的に許容できる塩、薬剤的に許容できる溶媒和物、もしくは薬剤的に許容できるプロドラッグである。
いくつかの実施形態では、治療剤(複数可)(例えば、式I、II、III、IV、V、またはVIの化合物)は、薬剤的に許容できる塩として、医薬組成物の中に存在する。いくつかの実施形態では、上述の化合物はいずれも、本明細書に記載されるどの方法または組成物に対しても適切である。
所定の実施形態では、本明細書に提示される化合物は1つまたは複数の立体中心を有し、各中心は独立してRまたはSの立体配置のいずれかに存在する。本明細書に提示される化合物は、全てのジアステレオ異性体形式、鏡像異性体形式、およびエピマー形式、さらにそれらの適切な混合物をも含む。必要な場合、立体異性体は、立体選択的合成、および/またはキラル・クロマトグラフ用カラムによる立体異性体の分離、などの方法により得られる。いくつかの実施形態では、式I、II、III、IV、VまたはVIの化合物は、単一の鏡像異性体として用いられる。いくつかの実施形態では、式I、II、III、IV、VまたはVIの化合物は、ラセミ混合物として用いられる。
本明細書に記載される方法および製剤としては、本明細書に提示される構造を有する化合物のN−酸化物(適切な場合)、結晶形(多形とも言われている)、または薬剤的に許容できる塩、および同種の活性を有するそれらの化合物の活性代謝産物、の使用が挙げられる。いくつかの状況では、化合物は互変異性体として存在することがある。全ての互変異性体が、本明細書に提示される化合物の範囲内に含まれる。特定の実施形態では、本明細書に記載される化合物は、水、エタノール、等の薬剤的に許容できる溶媒とともに溶媒和の形で存在する。他の実施形態では、本明細書に記載される化合物は、非溶媒和の形で存在する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される式I、II、III、IV、V、VIの化合物は、その追加溶媒形または結晶形、詳しくは溶媒和物または多形を含む。溶媒和物は、溶媒の化学量論的または非化学量論的な量を含有し、水、エタノール等の薬剤的に許容できる溶媒と結晶化するプロセスにおいて形成されることがある。溶媒が水の場合、 水和物が形成され、または、溶媒がアルコールの場合、アルコラートが形成される。
いくつかの実施形態では、本明細書で開示される式I、II、III、IV、V、VIの化合物上の部位は、様々な代謝反応を起こしやすい。従って、代謝反応の起こるところで適切な置換基を組み込むと、代謝経路を減少させるか、最小限とするか、または除去することになる。特定の実施形態では、芳香環による代謝反応の起こしやすさを減少または除去する適切な置換基は、例としてのみ挙げるが、ハロゲン、重水素アルキル基である。
いくつかの実施形態では、本明細書で開示される式I、II、III、IV、V、またはVIの化合物は同位体で標識されており、それらは本明細書に提示される様々な式と構造で述べられるものと同一であって、ただし、通常自然に見られる原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子によって1つまたは複数の原子が置き換わっている。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の水素原子は、重水素と置き換わっている。いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物上の代謝性部位は重水素化される。いくつかの実施形態では、重水素との置換は、例えば、生体内半減期の増加、または必要用量の低減等のより優れた代謝安定性から生じる治療上所定の利点をもたらす。
いくつかの実施形態では、式I、II、III、IV、V、またはVIの化合物等の、本明細書に記載される化合物は、非結晶形状、破砕形状、およびナノ粒子形状を含むがそれらに限定されない様々な形状である。加えて、本明細書に記載される化合物は、多形とも言われる結晶形を含む。多形体は、化合物の元素の組成が同じで結晶充填配列が異なるものを含む。多形体は通常、異なるX線回折図形、融点、密度、硬度、結晶形状、光学特性、安定性、及び可溶性を有する。再結晶化溶媒、結晶化率、および貯蔵温度等の様々な要因により、単結晶形状が支配的となることがある。
薬剤的に許容できる塩、多形および/または溶媒和物のスクリーニングおよび特性指摘は、熱解析、X線回折、分光法、蒸気収着、および顕微鏡検査を含むがそれらに限定されない種々の技術を用いて実施することができる。熱解析方法は、多形転移を含むがそれに限定されない熱化学的分解または熱物理的作用に関連するもので、そのような方法は、多形体間の関係を分析し、重量損失を測定し、ガラス転移温度を求めるために用いられ、または、賦形剤適合性の研究のために用いられる。そのような方法としては、示差走査熱量測定(DSC)、変調示差走査熱量測定(MDCS)、熱重量分析(TGA)、および熱重量赤外線分析(TG/IR)が挙げられるが、それらに限定されない。X線回折方法としては、単結晶ならびに粉末回折計、およびシンクロトロン放射源が挙げられるが、それらに限定されない。用いられる種々の分光技術としては、ラーマン、FTIR、UV−VIS、およびNMR(液体および固体)が挙げられるが、それらに限定されない。様々な顕微鏡技術としては、偏光顕微鏡、エネルギー分散X線分析(EDX)付属の走査型電子顕微鏡(SEM)、(気体または水蒸気雰囲気における)EDX付属の環境制御型走査電子顕微鏡、IR顕微鏡、およびラーマン顕微鏡が挙げられるが、それらに限定されない。
明細書全体から、基およびその置換基を選定し、安定した部分および化合物を提供することができる。
化合物の合成
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される化合物の合成は、化学文献に記載される手段を用いて、本明細書に記載される方法を用いて、または、それらの組み合わせによって、実施する。加えて、本明細書に提示される溶媒、温度、および他の反応条件は、変わる可能性がある。
他の実施形態では、本明細書に記載される化合物の合成のために用いる出発材料および試薬は、合成するか、または、Sigma−Aldrich、Fischer Scientific(Fischer Chemicals)、およびAcros Organics等、ただしこれらに限定されない市販元から入手する。
さらなる実施形態では、本明細書に記載される化合物、および様々な置換基を有する他の関連する化合物は、本明細書に記載される技術と材料、さらには当技術分野で認められるもの、例えば、Fieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis,Volumes 1−17(John Wiley and Sons,1991);Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds,Volumes 1−5 および Supplementals(Elsevier Science Publishers,1989);Organic Reactions,Volumes 1−40(John Wiley and Sons,1991),Larock’s Comprehensive Organic Transformations(VCH Publishers Inc.,1989),March,Advanced Organic Chemistry 4th Ed.,(Wiley 1992);Carey and Sundberg,Advanced Organic Chemistry 4th Ed.,Vols.A および B(Plenum 2000,2001),および Green and Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis 3rd Ed.,(Wiley 1999)(これらの全ては、そのような開示のために、参照により組み込まれている)に記載されている技術と材料等を用いて合成する。本明細書で開示される化合物調製の一般的な方法は、反応から導き出すことができ、反応は、適切な試薬と条件を用いて修飾し、本明細書で提供される式中の種々の部分を導入することができる。指針として、次の合成方法を利用することができる。
求電子試薬の求核試薬との反応による共有結合の形成
本明細書に記載される化合物は、種々の求電子試薬および/または求核試薬を用いて修飾し、新しい官能基または置換基を形成することができる。表題「共有結合およびその前駆体の例」の表IAに、共有結合を生じる共有結合および前駆体官能基の非限定的例を選んで挙げてある。表IAは、共有結合を提供する入手可能な種々の求電子試薬および求核試薬の組み合わせに対する指針として、用いることができる。前駆体官能基は、求電子基および求核基として示される。
保護基の使用
記載される反応において、反応性官能基、例えば、ヒドロキシ基、アミノ基、イミノ基、チオ基、またはカルボキシ基は最終製品中で必要であるので、反応に不必要に関与することを避けるために、それらを保護する必要のあることがある。保護基を用いることにより、反応性部分の一部または全部を遮断し、そのような基が化学反応に関与することを防止し、それから保護基を除去する。各保護基は異なる手段により除去することが好ましい。全く異なる反応条件のもとで切断される保護基は、分別除去する必要性を実現する。
保護基は、酸、塩基、還元条件(例えば、水素化分解)、および/または酸化的条件によって除去することができる。トリチル、ジメトキシトリチル、アセタールおよびT−ブチルジメチルシリル等の基は、酸に不安定であり、これらを用いることにより、水素化分解によって除去可能であるCbz基と、塩基に不安定であるFmoc基とによって保護されるアミノ基の存在下でカルボキシおよびヒドロキシ反応部分を保護することができる。T−ブチルカルバミン酸等の酸に不安定な基で遮断されるか、または、酸にも塩基にも安定であるが加水分解的に除去可能なカルバミン酸で遮断されるアミンの存在下で、カルボン酸およびヒドロキシ反応部分は、メチル、エチル、およびアセチル等の、ただしそれらに限定されない塩基不安定な基で、遮断することができる。
カルボン酸およびヒドロキシ反応性部分はまた、ベンジル基等の加水分解的に除去可能な保護基で遮断することができ、水素が酸と結合できるアミン基は、Fmoc等の塩基不安定な基で遮断することができる。カルボン酸反応性部分は、本明細書で例証される簡単なエステル化合物への変換によって保護することができ、それにはアルキル・エステルへの変換も含まれ、または、それらの部分は2,4−ジメトキシベンジル等の酸化的に除去可能な保護基で遮断することができ、共存するアミノ基は、フッ化物に不安定なシリル・カルバミン酸で遮断することができる。
アリルブロック基は、酸保護基および塩基保護基がその時存在している場合に有益であり、なぜならば、前者は安定であり、後で金属触媒またはπ酸触媒によって除去できるからである。例えば、アリル遮断したカルボン酸は、酸に不安定なT−ブチルカルバミン酸、または塩基に不安定な酢酸塩アミン保護基の存在の下、Pd0−触媒反応で、脱保護することができる。また別の形の保護基としては、化合物または中間体が結合した樹脂がある。残渣が樹脂に付着している間は、その官能基は遮断され、反応することができない。樹脂から遊離すれば、官能基は反応できるようになる。
典型的なブロック基/保護基は、
から選ぶことができる。
他の保護基と、加えて保護基の作製およびそれらの除去に適用可能な技術の詳細な説明とが、Greene and Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,3rd Ed.,John Wiley & Sons,New York,NY,1999,および Kocienski,Protective Groups,Thieme Verlag,New York,NY,1994に記載されており、そのような開示のために参照によってここに組み込まれている)。
所定の用語
別途定義されていなければ、本明細書で用いる全ての技術および科学用語は、特許請求対象事項の属する分野で一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書の用語に対して複数の定義がある場合は、本項における定義が優先する。本明細書で言及される全ての特許、特許出願、刊行物、および公開された塩基ならびにアミノ酸配列(例えば、GenBankまたは他のデータベースで利用できる配列)は、参照により本明細書に組み込まれるものとする。URLまたは他のそのような識別子またはアドレスに言及がなされている場合には、そのような識別子は変化することがあり、インターネット上の特定の情報には移り変わりがあり得るが、同等の情報がインターネットの検索により見い出せる、ということが理解される。それらへの言及をもって、このような情報の利用可能性および公的普及性の証憑とする。
前述の一般的な記載およびこの後の詳細な記載は、例示および説明のためにすぎず、請求される対象事項を拘束しないと理解されるものとする。本出願において、単数形の使用は、別途特記されていなければ、複数形を含む。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形を示す「a」、「an」および「the」は、文脈が明らかに他に指示していなければ、複数形の意味を含む、ということに留意しなければならない。本出願では、「または(or)」の使用は、他に記載されていなければ、「および/または(and/or)」を意味する。さらに、「含む(including)」という用語に加えて他の形、例えば、「include」、「includes」、および「included」の使用は、限定をしない。
本明細書で使用される項見出しは、整理目的のためだけであって、記載される対象事項を限定すると解釈されないものとする。
標準的な化学用語の定義は、Carey and Sundberg「Advanced Organic Chemistry 4th Ed.」Vols.A(2000)および B(2001),Plenum Press,New Yorkを含むがそれに限定されない参考図書に見い出すことができる。他に示されていなければ、質量分析、NMR、HPLC、タンパク質化学、生化学、組み換えDNA技術、および薬理学の従来の方法。
他に特定の定義が提供されていなければ、本明細書に記載される分析化学、有機合成化学、ならびに医薬品および製薬化学に関連して用いられる術語、ならびにそれらの実験手順および技術は、当技術分野において認められているものである。標準的な技術を、化学合成、化学分析、医薬製剤、処方、および送達、ならびに患者の治療のために用いることができる。標準的な技術を、組み換えDNA、オリゴヌクレオチド合成、ならびに組織培養および変換(例えば、電気穿孔、リポフェクション)のために用いることができる。反応および精製技術は、例えば、製造者の仕様のキットを用いて、または、当技術分野で一般的に実行されるように、または本明細書に記載されるように、実施することができる。前述の技術および手順は一般に、従来の方法を用いて、ならびに、本明細書を通じて引用され論じられる種々の一般的な参考資料およびより具体的な参考資料に記載されるように、実施することができる。
本明細書に記載される方法および組成物は、本明細書に記載される特定の方法論、プロトコール、セルライン、構築物、および試薬に限定されず、そのようなものとして異なることがある。本明細書で使用する用語法は特定の実施形態のみを説明することを目的としており、本明細書に記載される方法、化合物、組成物の範囲を限定することを意図していない、ということも理解されるものとする。
本明細書で使用される場合、炭素数1〜x(C1〜Cx)は炭素数1〜2(C1〜C2)、炭素数1〜3(C1〜C3)…炭素数1〜x(C1〜Cx)を含む。炭素数1〜x(C1〜Cx)は、それを名称に含む部分を形成する炭素原子の数を指す(ただし、任意の置換基を除く)。
「アルキル」基は、脂肪族炭化水素基を指す。アルキル基は、不飽和のユニットを含んでも含まなくてもよい。アルキル部分は「飽和アルキル」基であってよく、そのことは、不飽和のユニット(即ち、炭素−炭素二重結合または炭素−炭素三重結合)を含有していないことを意味する。アルキル基はまた、「不飽和アルキル」部分であってよく、そのことは、それが少なくとも1つの不飽和のユニットを含有することを意味する。飽和または不飽和のアルキル部分は、分岐していても、直鎖でも、または環状でもよい。
「アルキル」基は1〜6個の炭素原子を有していてよい(それが本明細書に現れる場合は常に、「1〜6」等の数字の範囲は、その与えられた範囲における各整数を指;例えば、「1〜6個の炭素原子」は、アルキル基が1つの炭素原子、2つの炭素原子、3つの炭素原子等、6つの炭素原子までから成っていてよいことを意味し、ただし、本定義はまた、数値の範囲が指定されていない「アルキル基」という語の出現をも含む)。本明細書に記載される化合物のアルキル基は、「炭素数1〜6のアルキル基」と表されるかまたは類似の呼称で表される。例としてのみであるが、「炭素数1〜6のアルキル基」は、アルキル基鎖の中に1つから6つの炭素原子がある、即ち、アルキル鎖はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、T−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、プロペン−3−イル(アリル)、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルからなる群より選ばれるということを示す。アルキル基は置換されていても置換されていなくてもよい。構造により、アルキル基はモノラジカル(monoradical)またはジラジカル(diradical)(即ち、アルキレン基)であり得る。
「アルコキシ」は「−O−アルキル」基を指し、アルキルは本明細書で定義される通りである。
「アルケニル」という用語は、1種のアルキル基であって、そのアルキル基の最初の2つの原子が、芳香族基の一部でない二重結合を形成するものを指す。即ち、アルケニル基は−C(R)=CR2という原子で始まり、Rはアルケニル基のその残りの部分を指し、それは同じであっても異なっていてもよい。アルケニル基の非限定的な例としては、−CH=CH2、−C(CH3)=CH2、−CH=CHCH3、−CH=C(CH3)2、および−C(CH3)=CHCH3が挙げられる。アルケニル部分は、分枝、直鎖、または環状であってよい(その場合、「シクロアルケニル基」とも言われる)。アルケニル基は、2〜6個の炭素を有していてよい。アルケニル基は、置換されていても置換されていなくてもよい。構造により、アルケニル基はモノラジカル(monoradical)またはジラジカル(diradical)(即ち、アルケニレン基)であり得る。
「アルキニル」という用語は、1種のアルキル基であって、そのアルキル基の最初の2つの原子が、三重結合を形成するものを指す。即ち、アルキニル基は−C≡C−Rという原子で始まり、Rはアルキニル基のその残りの部分を指す。アルキニル基の非限定的な例としては、−C≡CH、−C≡CCH3、−C≡CCH2CH3および−C≡CCH2CH2CH3が挙げられる。アルキニル部分の「R」の部分は、分枝、直鎖、または環状であってよい。アルキニル基は、2〜6個の炭素を有している。アルキニル基は、置換されていても置換されていなくてもよい。構造により、アルキニル基はモノラジカル(monoradical)またはジラジカル(diradical)(即ち、アルキニレン基)であり得る。
「アミノ」は−NH2基を指す。
「アルキルアミン」または「アルキルアミノ」という用語は、−N(アルキル)xHy基を指し、アルキル基は本明細書で定義される通りであり、xおよびyは、基x=1、y=1、およびx=2、y=0から選択される。x=2の場合、アルキル基は、それらが結合している窒素とともに環系を形成していてもよい。「ジアルキルアミノ」は−N(アルキル)2基を指し、アルキルは本明細書で定義される通りである。
「芳香族」という用語は、nが整数である4n+2π電子を含有した非局在化π−電子系を有する平面環を指す。芳香環は、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、または9つより多くの原子から形成できる。芳香族化合物は置換されていてもよい。「芳香族」という用語は、アリール基(例えば、フェニル、ナフタレニル)およびヘテロアリール基(例えば、ピリジニル、キノリニル)の両方を含む。
本明細書で使用されるとき、「アリール基」という用語は芳香環を指し、その環を形成する原子の各々が炭素原子である。アリール環は、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ、または9つより多くの炭素原子から形成できる。アリール基は置換されていてもよい。アリール基の例としては、フェニル基およびナフタレニル基が挙げられるが、それらに限定されない。構造により、アリール基はモノラジカル(monoradical)またはジラジカル(diradical)(即ち、アリーレン基)であり得る。
「カルボキシ」は−CO2Hを指す。いくつかの実施形態では、カルボキシ部分は、「カルボン酸生物学的等価体」と置き換わってもよく、これは、カルボン酸部分と同様の物理的および/または化学的特性を示す官能基または部分を指す。カルボン酸生物学的等価体は、カルボン酸基と同様の生物学的特性を有する。カルボン酸部分をもった化合物は、カルボン酸部分がカルボン酸生物学的等価体と交換されていてもよく、カルボン酸含有化合物に比較して同様の物理的および/または生物学的特性を有していてもよい。例えば、一実施形態では、カルボン酸生物学的等価体は、カルボン酸基と概ね同じ程度まで、生理的pHでイオン化するであろう。カルボン酸の生物学的等価体の例としては、
等が挙げられるが、それらに限定されない。
「シクロアルキル」という用語は、単環または多環式非芳香族ラジカルを指し、その環を形成する原子(即ち、骨格原子(skeletal atoms))の各々は炭素原子である。シクロアルキル基は、飽和されていても、部分的に不飽和であってもよい。シクロアルキル基は、芳香環と融合していてもよい(この場合、シクロアルキル基は非芳香環炭素原子を介して結合している)。シクロアルキル基としては、3〜10個の環原子を有する基も含む。シクロアルキル基の図式的な例としては、次の部分が挙げられるが、それらに限定されない:
、
、等。
「ヘテロアリール」またはその代わりとして「ヘテロ芳香族」という用語は、窒素、酸素、および硫黄から選択される1つまたは2つの環へテロ原子を含むアリール基を指す。N−含有「ヘテロ芳香族」または「ヘテロアリール」部分は、環の骨格原子の少なくとも1つが窒素原子である芳香族基を指す。多環式ヘテロアリール基は、融合していても融合していなくてもよい。ヘテロアリール基の図式的な例としては、次の部分が挙げられるが、それらに限定されない:
、
、等。
「ヘテロシクロアルキル」基または「ヘテロ脂環式」基は、シクロアルキル基を指し、少なくとも1つの骨格原子は、窒素、酸素、および硫黄から選択されるヘテロ原子である。そのラジカルは、アリール基またはヘテロアリール基と融合していてもよい。ヘテロシクロアルキル基は、非芳香族ヘテロ環とも呼ばれ、その例示的な例としては次のものが挙げられるが、それらに限定されない:
、
等。
ヘテロ脂環式という用語はまた、炭水化物のあらゆる環形状を含み、単糖類、二糖類、オリゴ糖類を含むが、それらに限定されない。他に別途注記がなければ、ヘテロシクロアルキル基は、2〜10個の炭素原子を環の中に有する。ヘテロシクロアルキル基の炭素原子の数を指す場合、ヘテロシクロアルキル基の炭素原子の数は、ヘテロシクロアルキル基(即ち、ヘテロシクロアルキル基環の骨格原子)を構成する原子(ヘテロ原子を含む原子)の合計数と同じではない、ということが理解されている。
「ハロ」またはその代わりとして、「ハロゲン」という用語は、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを意味する。
「ハロアルキル」という用語は、1つまたは複数のハロゲンで置換されているアルキル基を指す。ハロゲンは同じであってもよく、または異なっていてもよい。ハロアルキル基の非限定的な例としては、−CH2Cl、−CF3、−CHF2、−CH2CF3、−CF2CF3、−CF(CH3)3等が挙げられる。
「フルオロアルキル」および「フルオロアルコキシ」という用語は、それぞれ、1つまたは複数のフッ素原子で置換されるアルキル基およびアルコキシ基を含む。フルオロアルキル基の非限定的な例としては、−CF3、−CHF2、−CH2F、−CH2CF3、−CF2CF3、−CF2CF2CF3、−CF(CH3)3、等が挙げられる。フルオロアルコキシ基の非限定的な例としては、−OCF3、−OCHF2、−OCH2F、−OCH2CF3、−OCF2CF3、−OCF2CF2CF3、−OCF(CH3)2、等が挙げられる。
「ヘテロアルキル」という用語は、1つまたは複数の骨格鎖原子が炭素以外の原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、リン、ケイ素、またはそれらの組み合わせから選択される、アルキルラジカルを指す。ヘテロ原子(複数可)は、ヘテロアルキル基の内部のどの位置で置き換わってもよい。例としては、−CH2−O−CH3、−CH2−CH2−O−CH3、−CH2−NH−CH3、−CH2−CH2−NH−CH3、−CH2−N(CH3)−CH3、−CH2−CH2−NH−CH3、−CH2−CH2−N(CH3)−CH3、−CH2−S−CH2−CH3、−CH2−CH2、−S(O)−CH3、−CH2−CH2−S(O)2−CH3、−CH2−NH−OCH3、−CH2−O−Si(CH3)3、−CH2−CH=N−OCH3、および−CH=CH−N(CH3)−CH3が挙げられるが、それらに限定されない。加えて、例えば、−CH2−NH−OCH3および−CH2−O−Si(CH3)3等、2つのヘテロ原子まで連続していてもよい。ヘテロ原子の数を除いて、「ヘテロアルキル基」は1〜6個の炭素原子を有してよい。
「結合」または「単結合」という用語は、2つの原子間または2つの部分間の化学的な結合を指し、その結合によって結合された原子はより大きな下部構造の一部と考えられる。
「部分」という用語は、分子の特定のセグメントまたは官能基を指す。化学的部分はしばしば、分子に埋め込まれているかまたは付加されている、認められた化学的単位である。
本明細書で使用される場合、数字の呼称なく単独で現れる置換基「R」は、アルキル基、ハロアルキル基、ヘテロアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基(環炭素を介して結合されたもの)、およびヘテロシクロアルキル基から選択される置換基を指す。
「置換されていてもよい」または「置換されている」という用語は、参照基(referenced group)が、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアルキル基、−OH、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキルスルホキシド、アリールスルホキシ基、アルキルスルホン基、アリールスルホン基、−CN、アルキン、炭素数1〜6のアルキルアルキン基、ハロ、アシル基、アシルオキシ基、−CO2H、−CO2−アルキル基、ニトロ基、ハロアルキル基、フルオロアルキル基、およびモノおよびジ置換アミノ基(例えば、−NH2、−NHR、−N(R)2)を含むアミノ基、ならびにその保護誘導体から個別にかつ独立して選択される1つまたは複数の追加的基(複数可)で置換されていてもよいことを意味する。例として、あってもよい置換基としてはLsRsが挙げられ、各Lsは独立して結合、−O−、−C(=O)−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)2−、−NH−、−NHC(O)−、−C(O)NH−、S(=O)2NH−、−NHS(=O)2、−OC(O)NH−、−NHC(O)O−、−(炭素数1〜6のアルキル基)−、または−(炭素数2〜6のアルケニル基)−から選択され;各Rsは独立してH、(炭素数1〜6のアルキル基)、(炭素数3〜8のシクロアルキル基)、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクロアルキル基、および炭素数1〜6のヘテロアルキル基から選択される。上述の置換基の保護誘導体を形成できる保護基は、前記GreeneおよびWuts等の資料に見出される。
本明細書に記載される方法および製剤としては、結晶形(多形とも言われている)、または式I、II、III、IV、V、またはVIの構造を有する化合物の薬剤的に許容できる塩、および、同種の活性を有するそれらの化合物の活性代謝産物、の使用が挙げられる。状況によっては、化合物は互変異性体として存在することもある。全ての互変異性体は、本明細書で提示される化合物の範囲内に含まれている。加えて、本明細書に記載される化合物は、水、エタノール等の薬剤的に許容できる溶媒とともに、非溶媒和および溶媒和の形で存在することがある。本明細書で提示される化合物の溶媒和の形はまた、本明細書で開示されると考えられる。
治療および予防の方法
一実施形態では、細胞内のLXRを、その細胞をLXR調節因子に接触させることによって刺激する方法が本明細書で提供される。そのようなLXR調節因子の例は上述されている。LXR活性を刺激するために用いることができる他のLXR調節因子は、本明細書に詳細に記載される通り、そのような化合物のために選定されるスクリーニング法を用いて特定される。
予防的方法
一態様では、対象における皮膚老化を、その対象にLXR調節因子を投与することによって予防する方法が、本明細書で提供される。予防的LXR調節因子の投与は、皮膚老化を予防するように、または代わりにその進行を遅らせるように、皮膚老化発症前に行うことができる。
治療的方法
別の態様では、皮膚老化の治療のためにLXR活性を調節する方法が本明細書で提供される。従って、典型的な実施形態では、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、および/またはデコリン発現を誘発するか、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8発現を抑制するか、またはその両方をするLXR調節因子に細胞を接触させることを含む方法が、本明細書で提供される。これらの方法は、生体外で(例えば、細胞をLXR調節因子で培養することにより)、または代わりに、生体内で(例えば、LXR調節因子を対象に投与することにより)実施する。そういうものとして本方法は、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、および/またはデコリンの発現の誘発か、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現の抑制か、またはその両方から効能を得るであろう、皮膚老化に罹った対象を治療することに向けられる。
LXR調節因子は、ケラチノサイトにおける識別的遺伝子の発現を誘発する。ヒト・ケラチノサイトにおいて、LXR調節因子は、ケラチノサイト早期分化マーカー・インボルクリン(IVL)、および遅発分化マーカー・ロリクリン(LOR)、フィラグリン(FLG)、およびトランスグルタミナーゼ1(TGM1)を誘発する。LXR調節因子は、これらの遺伝子の発現を直接的または間接的に誘発できる。
LXR調節因子は、皮膚における脂肪酸合成および脂肪輸送に関係する遺伝子の発現を増強する。LXRリガンドは、脂肪酸合成に関係する遺伝子、即ち、SREBF1、SREBF2、FASN、およびSCD、ならびに、コレステロールおよびリン脂質輸送に関係する遺伝子、即ち、APOE、APOD、ABCG1、ABCA1、ABCA12、ABCA2、およびABCA13の発現を誘発した。LXR調節因子は、皮膚におけるLASS4およびSMPD2の発現を増強する。
LXR調節因子の医薬組成物および投与方法
LXR調節因子は、局所的投与に適した生体適合的な形式で対象に投与し、皮膚老化を治療または予防する。「局所的投与に適した生体適合的な形式」とは、投与するLXR調節因子の形式であって、どのような毒性作用よりもその調節因子の治療効果のほうが上回る形式、を意味する。「対象」という用語は、免疫応答が引き出され得る生体、例えば、哺乳類を含むことを意図している。本明細書に記載されるLXR調節因子の投与は、LXR調節因子の治療的に有効な量を含むどのような薬理学的形式のみででも、または、薬剤的に許容できる担体と組み合わせても、行うことができる。
本明細書に記載される治療的または医薬組成物は、例えば、経口、静脈内、皮下、筋肉内、または経皮の経路を含む、当技術分野において周知の他のどのような適切な経路によっても、または生体外治療プロトコールにおける細胞への投与によっても、投与することができる。投与は、注射による急速なものでも、一定期間にわたる緩徐注入によるものでも、徐放製剤の投与によるものでも可能である。皮膚老化を治療または予防するために、本明細書に記載される治療または医薬組成物の投与は、例えば、局所投与によって実施することができる。
LXR調節因子の局所投与は、エアロゾル、半流動性医薬組成物、粉末、または溶液の形で、提供してもよい。「半流動性組成物」という用語によって、軟膏、クリーム、軟膏剤、ゼリー、または、皮膚への塗布に適した実質的に同等の粘稠度の他の医薬組成物を意味する。半流動性組成物の例は、Lea and Febiger発行のThe Theory and Practice of Industrial Pharmacy,Lachman,Lieberman and Kanig(1970)の第17章、およびMack Publishing Company発行の、Remington’s Pharmaceutical Sciences,15th Edition(1975)の第67章に挙げられている。
皮膚即ち肌用のパッチは、本明細書に記載される治療用または医薬用組成物の経皮的送達のまた別の方法である。パッチは、DMSO等の吸収促進剤を提供し、化合物の吸収を促進することができる。パッチは、皮膚への薬物送達の量を制御するものも含む。パッチは、貯蔵所系または一体化系をそれぞれ含む種々の投薬系を提供することができる。貯蔵所の設計は、例えば、次の4つの層を有していてもよい:皮膚に直接接触する接着剤層、薬物分子の拡散を制御する制御膜、薬物分子の貯蔵所、および耐水性裏打ち。このような設計は、特定の期間にわたって均一な量の薬物を送達し、送達の量は、様々な種類の皮膚の飽和限界より少なくなければならない。一体化設計は、例えば、典型的に次の3つの層のみを有する:接着剤層、化合物を含有するポリマー・マトリクス、および耐水性裏打ち。この設計は、皮膚に飽和量の薬物をもたらす。それにより、送達は皮膚によって制御される。薬物量が飽和レベルより下にまでパッチの中で減少すると、送達量は落ちる。
LXR調節因子の治療的に有効な量は、個体の皮膚老化段階、年齢、性別、および重量、ならびにLXR調節因子が個体において所期の反応を引き出す能力等の要因によって異なることがある。投与体制は、最適の美容的反応をもたらすように調整してもよい。例えば、用量をいくつかに分割して毎日投与してもよく、または、用量は、皮膚老化の緊急状況の表れ方に比例して低減してもよい。
LXR調節因子はまた、望ましい医薬または薬力学特性を提供する薬剤と連鎖または結合してもよい。例えば、LXR調節因子は、ポリエチレングリコール等のポリマーに安定して連鎖して、望ましい特性、即ち可溶性、安定性、半減期、および他の医薬的に有利な特性を得ることができる(例えば、以下参照、Davis et al.,Enzyme Eng.4:169−73(1978);Burnham N L,Am.J.Hosp.Pharm.51:210−18(1994))。
LXR調節因子は、細胞のサイトゾルへの送達を促進する組成物の中にあってもよい。例えば、LXR調節因子は、調節因子を細胞のサイトゾルへ送達することができるリポソーム等の担体部分と結合していてもよい。そのような方法は当技術分野で周知である(例えば、以下参照、Amselem S et al.,Chem.Phys.Lipids 64:219−37(1993))。
LXR調節因子は、医薬製剤の形で用いることができる。そのような製剤は、医薬業で周知の方法で行われる。1つの好ましい製剤は生理的食塩水の賦形剤を用いるが、生理的濃度の他の非毒性塩類、5パーセント含水グルコース溶液、滅菌水等の薬剤的に許容できる他の担体も使用できると考えられる。本明細書で使用される場合、「薬剤的に許容できる担体」としては、あらゆる溶媒、分散媒、コーティング剤、抗菌性および抗真菌性剤、等張性および吸収遅延剤等が挙げられる。そのような媒体および薬剤の医薬活性物質への使用は、当技術分野で周知である。いかなる従来の媒体または薬剤もLXR調節因子に適合しないという場合を除けば、美容組成物にそれを使用することは考えられる。補充活性化合物もまた組成物に組み込むことができる。適切な緩衝剤が組成物に存在していることもまた望ましい。そのような溶液は、必要な場合、凍結乾燥して滅菌アンプル内に貯蔵し、すぐ注射できる滅菌水の追加により再溶解するように備えておくことができる。一次溶媒は、水性でも、またはその代わりに非水性でもよい。
一実施形態では、本明細書で開示される皮膚老化防止組成物は、さらにレチノイン酸受容体(RAR)リガンドを含んでいてもよい。有益なRARリガンドとしては、例えば、オールトランスレチノイン酸(トレチノイン)および/または合成レチノイン酸受容体リガンドが挙げられる。トレチノインは、アトラゲン(Atragen(登録商標))、アビタ(Avita(登録商標))、レノバ(Renova(登録商標))、レチンーA(Retin−A(登録商標))、ベサノイド(Vesanoid(登録商標))、およびビチノイン(Vitinoin(登録商標))等の登録商標で販売されている。合成レチノイン酸受容体リガンドの例としては、タザロテン(エイバージュ(Avage(登録商標));エチル6−[2−(4,4−ジメチルチオクロマン−6−イル)エチニル]ピリジン−3−カルボン酸塩)およびディファリン(Differin(登録商標))(アダパレン;6−[3−(1−アダマンチル)−4−メトキシフェニル]−2−ナフトエ酸;CD271)が挙げられる。
局所用組成物は、皮膚老化防止組成物を、局所用の乾燥状、液状、クリーム状、およびエアロゾル状製剤で一般に使われている従来の薬剤的に許容できる希釈剤および担体と組み合わせることにより調製することができる。軟膏剤およびクリーム剤は、例えば、水性または油性基剤で、適切な増粘剤および/またはゲル化剤を追加して、調製することができる。基剤の例としては、水が挙げられる。基剤の性質に応じて使用できる増粘剤としては、ステアリン酸アルミニウム、セトステアリルアルコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、水添ラノリン等が挙げられる。ローション剤は水性基剤で調製でき、一般に、次の中の1つまたは複数のものも含む:安定化剤、乳化剤、拡散剤、懸濁剤、増粘剤、着色料、香料等。粉末剤は、適切な粉末基剤、例えば、タルク、ラクトース、デンプン等の補充で形成することができる。点滴剤は、水性基剤または非水性基剤で調製することができ、1つまたは複数の拡散剤、懸濁剤、可溶化剤等をも含むことができる。
一実施形態では、局所用組成物は例えば、ポリアクリル酸またはポリアクリルアミドに基づくハイドロゲルの形を次のようにとることができる;標準的な軟膏DAB8(50%PEG300、50%PEG1500)のような、例えば、ポリエチレングリコール(PEG)を担体とした軟膏として;または、乳剤であって、特に、油中水型または水中油型に基づいたマイクロエマルションで、任意でさらにリポソームが追加されたものとして。適切な浸透促進剤(共留剤)としては、ジメチルスルホキシド(DMSO)またはデシルメチルスルホキシド(デシル−MSO)等のスルホキシド誘導体、およびトランスクトール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)またはシクロデキストリン;さらに、ピロリドン、例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン−5−カルボン酸、または生分解性N−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドン、およびその脂肪酸エステル;ドデシル尿素、1,3−ジドデシル尿素、および1,3−ジフェニル尿素等の尿素誘導体;テルペン、例えば、D−リモネン、メントン、a−テルピノール、カルボール、リモネン酸化物、または1,8−シネオール、が挙げられる。
軟膏、ペースト剤、クリーム剤およびジェル剤はまた、デンプン、トラガカント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、ケイ酸、およびタルク、またはその混合物等の賦形剤を含有することができる。粉末剤およびスプレー剤はまた、ラクトース、タルク、ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウムおよびポリアミド粉末、またはこれらの物質の混合物、等の賦形剤を含有することができる。ナノ結晶質抗菌性金属の溶液は、エアロゾル医薬品を作るために通常用いられる周知の手段のいずれかによってエアロゾルまたは噴霧剤に変換することができる。一般に、そのような方法は、通常は不活性キャリア・ガスを用いて、溶液の容器を加圧するステップ、または加圧するための手段を提供するステップと、小さなオリフィスに加圧ガスを通すステップとを含む。噴霧剤は追加で、フロン(chlorofluorohydrocarbon)等の通例の推進薬、および、ブタンならびにプロパン等の揮発性非置換炭化水素を含有することができる。
担体はまた、製剤のpH、浸透性、粘性、明瞭性、色、無菌性、安定性、溶解速度、または臭気を修飾または維持するための他の薬剤的に許容できる賦形剤を含有することができる。皮膚老化防止組成物はまたさらに、酸化防止剤、遮光剤、天然レチノイド(例えば、レチノール)と、皮膚治療組成物に通常見い出される他の添加物とを含むことができる。
用量投与は、投与製剤の薬物動態学的パラメータ、および使用される投与経路により、繰り返してもよい。
投与を容易にするため、および投薬を均一にするための、投薬単位形式で組成物を調整することは特に好都合である。本明細書で使用される投薬単位形式は、治療する哺乳動物対象に対して単位的用量として適切な物理的に個分けされた単位であって;各々、必要な医薬担体と会合して所期の治療効果を生み出すよう計算された活性化合物の所定量を含む単位、を指す。投薬単位形式の仕様は、次の事項により決まり、直接左右される:(a)LXR調節因子の特有の特徴と達成される特定の治療効果、および(b)個体における敏感性を取り扱うためにそのような活性化合物を配合する当技術分野に固有の制約。具体的な用量は、例えば、患者のおおよその体重または体表面積、または体の占有空間の体積に従って、当業者に容易に計算できる。用量は、選択した特定の投与経路によっても計算できる。治療に適切な用量を決めるために必要な計算のさらなる微調整は、通常、当業者の計算によってなされる。そのような計算は、標的細胞の試験用調製において本明細書で開示されるLXR調節因子活性を考慮すれば、当業者は不要な実験をすることなく、行うことができる。正確な用量は、標準的な用量反応試験との関連で決められる。実際に投与される組成物の量は、治療する1つまたは複数の異常、投与する組成物の選定、患者個人の年齢、体重、および反応、患者の症状の重症度、ならびに選定した投与経路、を含む関連事情を考慮して開業医が決めるものと、理解されるものとする。
そのようなLXR調節因子の毒性および治療的有効性は、例えば、LD50(母集団の50%に対して致死量となる量)およびED50(母集団の50%に対して治療的に有効な用量)を判断するための、組織培養または実験動物での標準的な製薬要領により、判断することができる。毒性効果と治療的効果の間の用量比は治療指数であり、それは、LD50/ED50の比として表現できる。大きな治療指数を示すLXR調節因子が好ましい。毒性副作用を示すLXR調節因子も用いられることがあり、その場合は、非感染細胞への損傷の可能性を最小限とすることによって副作用を低減するために、そのような調節因子を患部組織の部位に向ける送達系を設計するよう、注意しなければならない。
細胞培養試験と動物試験から得られるデータは、ある範囲の用量をヒトで使用するために調製する際に用いることができる。そのようなLXR調節因子の投薬量は、毒性がほとんどまたは全くないED50を含む循環濃度範囲内にあることが好ましい。投薬量は、用いる投薬形式および利用する投与経路によって、この範囲内で異なることがある。本明細書に記載される方法で用いられるLXR調節因子に対して、治療的に有効な用量は、最初に細胞培養試験から推定することができる。用量は動物モデルで判定し、細胞培養で測定されたIC50(即ち、症状の最大半量抑制を達成するLXR調節因子の濃度)を含む循環血漿濃度範囲を得ることができる。そのような情報を用いて、ヒトにおける有用な用量をより正確に判定することができる。血漿中のレベルは、例えば、高性能液クロマトグラフにより測定することができる。
TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、および/またはデコリン発現の誘発、および/または、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8発現の抑制に対するLXR調節因子の影響をモニタリングすることを、治験で行う。例えば、LXR調節因子の有効性は、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、および/またはデコリン発現の増加、および/または、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8発現の減少、を示す対象の治験においてモニターする。そのような治験において、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現は、異なる皮膚老化表現型の「読み出し」即ちマーカーとして用いられる。
このようにして、LXR調節因子の皮膚老化に対する効果を、例えば治験で調査するために、細胞を単離し、RNAを調製し、分析を行って、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現のレベルを求める。遺伝子発現のレベル(即ち、遺伝子発現パターン)は、例えば、ノーザンブロット解析またはRT−PCRにより、または、産生されたタンパク質の量を測定することにより、または、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8、の活性のレベルを測定することにより、つまり、全て当業者に周知の方法により、定量化される。このようにして、遺伝子発現パターンは、マーカーとして役立ち、細胞のLXR調節因子に対する生理的反応を指し示す。適宜、この反応状態は、LXR調節因子を用いた個体の治療の前、および、その間のいろいろな時点で、判断する。
また、LXR調節因子を用いた対象の治療の有効性をモニタリングする方法が提供されており、その方法は以下のステップを含む;(i)LXR調節因子の投与の前に対象から投与前標本を得るステップ;(ii)TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現のレベルを検知するステップ;(iii)対象から1つまたは複数の投与後の標本を得るステップ;(iv)投与後標本における、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現のレベルを検知するステップ;(v)投与前標本のTIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現のレベルを、投与後の1つまたは複数の標本におけるTIMP1、ABCA12、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現と比較するステップ;および(vi)以上に応じて、LXR調節因子の対象への投与を変更するステップ。
例えば、LXR調節因子投与の増加は、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、および/またはデコリンの発現を検知されたよりも高いレベルに増強すること、および、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現を検知されたよりも低いレベルに低減すること、またはそのいずれかをすること、つまり、LXR調節因子の有効性を増強することは、望ましい。あるいは、LXR調節因子の投与の減少は、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、および/またはデコリンの発現を検知されたよりももしくは活性よりも低いレベルに低減すること、および、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現を検知されたよりも高いレベルに増強すること、またはそのいずれかをすること、即ち、LXR調節因子の有効性を低減することは、望ましい。そのような一実施形態によれば、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現は、観察可能な表現型応答がなくても、LXR調節因子の有効性の指標として用いることができる。
さらに、皮膚老化の治療において、LXR調節因子を含有する組成物は外因的に投与し、LXR調節因子の所定の標的レベルを、血清において、あらゆる組織区画において、および/または患部組織において、達成することが望ましい。従って、患者におけるLXR調節因子のレベル、または患者から得られた組織生検標本を含む生物学的標本におけるLXR調節因子のレベルをモニターし、場合によっては、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現のレベルをモニターすることもできることが好都合である。従って、患者から得た標本におけるLXR調節因子の存在を、本明細書に記載される技術を用いて検知する方法もまた本明細書で提示される。
スクリーニング試験
一実施形態では、本明細書に記載されるサイトカインおよびメタロプロテアーゼの発現レベルを用いて、LXRに基づくメカニズムを通じて皮膚老化を治療する化合物の設計および/または特定を容易にする。従って、本明細書では、刺激性または抑制的効果を、例えば、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現に対して有する調節因子、即ちLXR調節因子を特定する方法(本明細書ではまた、「スクリーニング試験」と言う)が提供される。このようにして特定される化合物は、本明細書の他のところで記載される皮膚老化防止化合物として用いられる。
典型的なスクリーニング試験は、LXRを発現する細胞が試験化合物と接触する、細胞に基づく試験であり、試験化合物がLXRに基づくメカニズムを通してTIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現を調節する能力。試験化合物の、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の発現を調節する能力を判定することは、例えば、DNA、mRNA、またはタンパク質のレベルをモニタリングすること、または、TIMP1、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、TNFα、MMP1、MMP3、および/またはIL−8の活性のレベルを測定することにより達成する。細胞は、例えば、哺乳類由来、例えば、ヒトのものである。
上述のスクリーニング試験によって特定される新規の調節因子は、本明細書に記載される治療に用いる。
次の実施例は、例示を目的として提示されており、本明細書に提示される特許請求の範囲を限定することを意図していない。これらの実施例において、かつ本明細書を通して、全ての引用文献は、参照によって本明細書に組み込まれ、そうして全ての法的目的にかなうものとする。本明細書に記載される化合物の合成のために用いられる出発材料および試薬は、合成してもよく、または、Sigma−Aldrich、Acros Organics、Fluka、およびFischer Scientific等、ただしこれらに限定されない市販元から入手することができる。
実施例1:中間3−(メチルスルホニル)ベンゾヒドラジド(3)の合成
ステップA:3−(メチルスルホニル)安息香酸メチル(2)の合成
メタノール(25mL)中3−(メチルスルホニル)安息香酸(1)(1.5g、7.5mmol)の攪拌溶液に、硫酸(1.5mL)を加え、反応混合物を8時間加熱還流した。完了後、溶媒を除去し、水(40mL)で希釈し、酢酸エチル(60mL×3)で抽出した。有機層を合わせて飽和重炭酸ナトリウム溶液と食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮すると、表題化合物2(1.6g、99%)が得られ、さらなる反応に用いた。
ステップB:3−(メチルスルホニル)ベンゾヒドラジド(3)の合成
エタノール(70mL)中化合物2(2.1g、9.8mmol)およびヒドラジン水和物(2.4mL、49.0mmol)の攪拌溶液を、8時間加熱還流した。完了後、溶媒を除去し、水(30mL)で希釈し、ジクロロメタン(60mL×4)中10%メタノールで抽出した。有機層を合わせて食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮すると、表題化合物3(2.0g、91%)が得られ、さらなる反応に用いた。
実施例2:1−(2−クロロフェニル)−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(10)の合成
ステップ1:4−(フラン−2−イル)−2,4−ジオキソブタノエート・メチル(5)の合成
THF(100mL)中化合物4(5g、45.0mmol)の攪拌溶液に、−78℃で、LiHMDS(58.5mL、58.5mmol)を滴下して加えた。30分後に、THF(20mL)中シュウ酸ジメチル(7.9g、67.5mmol)の溶液を加えた。反応混合物を、冷却槽で徐々に室温にし、一夜攪拌した。溶媒を除去し、水(100mL)を加え、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮すると、表題化合物5(8.0g、89.9%)が得られ、さらなる反応に使用した。
ステップ2:1−(2−クロロフェニル)−5−(フラン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル(6)の合成
メタノール80mL中化合物5(10.0g、50mmol)および(2−クロロフェニル)塩酸ヒドラジン(10.0g、56mmol)の攪拌溶液を6時間加熱還流した。0℃に冷却した後、固体をつぶし、ろ過し、冷たいメタノールで洗うと、表題化合物6(12.0g、80.0%)が得られ、さらなる反応に使用した。
ステップ3:1−(2−クロロフェニル)−3−(メトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−5−カルボン酸(7)の合成
アセトニトリル(60mL)の混合物中化合物6(3.0g、9.9mmol)の攪拌混合物に、水(80mL)および四塩化炭素(60mL)を加え、過ヨウ素酸ナトリウム(8.3g、39mmol)および塩化ルテニウム(125mg、0.03mmol)および反応混合物を、室温で72時間攪拌した。完了後、溶媒を除去し、粗生成物を飽和重炭酸ナトリウム溶液に溶解し、エーテル(50ml×3)で抽出した。水層を1N HClで酸性化し、酢酸エチル(60mL×4)で抽出した。酢酸エチル層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮すると、表題化合物7(1.2g、44%)が得られ、さらなる反応に使用した。
ステップ4:1−(2−クロロフェニル)−5−(2−(3−(メチルスルホニル)ベンゾイル)ヒドラジンカルボニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル(8)の合成
0℃のDMF(20mL)中化合物7(500mg、1.78mmol)の攪拌溶液に、EDCI(500mg、2.6mmol)を加え、15分間攪拌した。HOBt(351mg、2.6mmol)を反応混合物に加え、30分間攪拌した後、実施例1の3−(メチルスルホニル)ベンゾヒドラジド3(450mg、2.1mmol)を加えた。反応混合物を室温になるまで放置し、一夜攪拌した。水(100mL)を反応混合物に加え、酢酸エチル(50mL×4)で抽出した。有機層を1つにまとめて水、食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗産生物をジクロロメタン中2%メタノールを使用してカラムクロマトグラフィー精製し、表題化合物8(452mg、52%)を得た。
ステップ5:1−(2−クロロフェニル)−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル(9)の合成
トルエン(10mL)中化合物8(500mg、1.05mmol)およびローソン(Lawesson’s)試薬(637mg、1.57mmol)の攪拌溶液にピリジン(0.15mL)を加え、反応混合物を3時間加熱還流した。完了後、溶媒を除去し、粗反応混合物をジクロロメタン中0.5%メタノールを使用してカラムクロマトグラフィー精製し、表題化合物9(250mg、51%)。LCMS:475.15(M+1)+;HPLC:94.29%(@210nm−370nm)(Rt;6.771;方法:カラム:YMCODS−A150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中0.05%TFA/B;アセトニトリル中0.05%TFA;注入量:10μL、カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B〜95%B、15分保持、9.51〜12分 5%B);1H NMR(CDCl3、400MHz)δ8.38(s、1H)、8.23(d、1H、J=7.6Hz)、8.06(d、1H、J=7.6Hz)、7.70(t、1H、J=8&7.6Hz)、7.66(s、1H)、7.62−7.50(m、4H)、4.00(s、3H)、3.09(s、3H)。
ステップ6:1−(2−クロロフェニル)−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(10)の合成
室温のTHF(6.0mL)中化合物9(120mg、0.25mmol)の攪拌溶液に水(6.0mL)中水酸化リチウム(52mg、1.25mmol)の溶液を加え、攪拌を2時間継続した。完了後、溶媒を除去し、水(20mL)で希釈し、エーテル(30mL×3)で洗った。水層を1N HClで酸性化し、ジクロロメタン(50mL×3)中10%メタノールで抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗産生物をエーテルおよびペンタンで洗った後、表題化合物10(80mg、69%)が得られた。LCMS:461.25(M+1)+;HPLC:94.34%(@210nm−370nm)(Rt;5.989;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中0.05%TFA/B;アセトニトリル 中0.05%TFA;注入量:10μL、カラム温度:30℃;流量:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B〜95%B、1.5分間保持、9.51〜12分 5%B);1H NMR(DMSO−d6、400MHz)δ 8.39(s、1H)、8.24(d、1H、J=8Hz)、8.12(d、1H、J=8Hz)、7.85〜7.60(m、6H)、3.30(s、3H)。
実施例3:1−(2−クロロフェニル)−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1,3,4−オキザジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(12)の合成
ステップ1:1−(2−クロロフェニル)−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1,3,4−オキザジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸メチル(11)の合成
ジクロロメタン(25mL)中、実施例2の化合物7(750mg、2.67mmol)および実施例1の3−(メチルスルホニル)ベンゾヒドラジド3(575mg、2.67mmol)の、氷冷した攪拌溶液に塩化イミダゾリニウム(902mg、5.34mmol)を加え、30分間攪拌した。トリエチルアミン(1.5mL、10.68mmol)を反応混合物に30分間かけてゆっくりと加え、室温になるまで放置して、攪拌を一夜継続した。水(50mL)を反応混合物に加え、ジクロロメタン(50mL×3)中10%メタノールで抽出した。有機層を1つにまとめて洗い、飽和重炭酸ナトリウム溶液、食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗反応混合物をジクロロメタン中2%メタノールを使用してカラムクロマトグラフィー精製し、表題化合物11(350mg、50%)が得られた。LCMS:459.25(M+1)+;HPLC:93.72%(@210nm〜370nm)(Rt;6.704;方法:カラム:YMC ODS−A150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中0.05%TFA/B;アセトニトリル中0.05%TFA;注入量:10μL、カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B〜95%B、1.5分保持、9.51〜12分 5%B);1H NMR(CDCl3、400MHz)δ 8.28(s,1H)、8.26(d,1H)、8.11(d,1H,J=7.6Hz)、7.75〜7.71(m,2H)、7.62〜7.50(m,4H)、4.02(s,3H)、3.09(s,3H)。
ステップ2:1−(2−クロロフェニル)−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1,3,4−オキザジアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(12)の合成
室温のTHF(4.0mL)中化合物11(100mg、0.21mmol)の攪拌溶液に、水(4.0mL)中水酸化リチウム(44mg、1.05mmol)の溶液を加え、攪拌を2時間継続した。完了後、溶媒を除去し、水(20mL)で希釈し、エーテル(30mL×3)で洗った。水層を1N HClで酸性化し、ジクロロメタン(50mL×3)中10%メタノールで抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗産生物をエーテルおよびペンタンで洗った後、表題化合物12(30mg、31%)が得られた。LCMS:445.10(M+1)+;HPLC:96.20%(@210nm〜370nm)(Rt;5.847;方法:カラム:YMC ODS−A 150mm×4.6mm×5μ;移動相:A;水中0.05%TFA/ B;アセトニトリル中0.05%TFA;注入量:10μL、カラム温度:30℃;流速:1.4mL/分;グラジエント:8分で5%B〜95%B、1.5分保持、9.51〜12分 5%B);1H NMR(CDCl3,400MHz)δ 8.29(s,1H)、8.27(d,1H)、8.12(d,1H,J=7.6Hz)、7.79(s,1H)、7.74(t,1H,J=7.6&7.2Hz)、7.64−7.50(m,4H)、3.10(s,3H)。
実施例4:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(16)の合成
ステップ1:1−(5−ブロモチオフェン−2−イル)−4,4,4−トリフルオロブタン−1,3−ジオン(14)の合成:
−78℃のTHF(50mL)中化合物13(5.0g、24.0mmol)の攪拌溶液に、LiHMDS(37mL、36.0mmol)を滴下して加えた。30分後、THF(20mL)中シュウ酸ジメチル(2.7g、36.0mmol)の溶液を加えた。反応混合物を、冷却槽で室温に徐々に戻し、一夜攪拌した。溶媒を除去し、水(100mL)を加え、溶液を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮すると、粗化合物14(6.0g、82.1%)が得られ、精製せずに後の反応に使用した。
ステップ2:2−(5−(5−ブロモチオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(15)の合成
メタノール(60mL)中化合物14(5.2g、17.0mmol)およびエチル2−ヒドラジニルアセテート(2.94g、19.0mmol)の攪拌溶液を1.5時間加熱還流した。室温にまで冷却し、溶媒を除去し、水(100mL)を加え、溶液を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗産生物を、ヘキサン中10%酢酸エチルを使用してカラムクロマトグラフィー精製すると、化合物15(1.5g)が得られ、さらなる反応に使用した。
ステップ3:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(16)の合成
DMF(10mL)中化合物15(1.5g、3.9mmol)および3−(メチルスルホニル)フェニルボロン酸(1.2g、5.8mmol)の攪拌溶液をアルゴンで脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(450mg、0.3mmol)を加え、反応物を30分間脱気した。炭酸ナトリウム(1.03g、9.0mmol)を反応混合物に加え、反応物を30分間アルゴンで脱気し、90℃になるまで3時間加熱した。溶媒を除去し、反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて飽和塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗反応混合物をヘキサン中30%酢酸エチルを使用してカラムクロマトグラフィー精製すると、16(1.2g、67%)が得られた。LCMS:459.20(M+1)+;1H NMR(DMSO−d6,400MHz)δ 8.13(s,1H)、8.05(d,1H,J=7.6Hz)、7.91(d,1H,J=7.6Hz)、7.82(d,1H,J=4Hz)、7.75(t,2H,J=7.6Hz)7.20(s,1H)、5.40(s,2H)、4.01〜4.23(m,2H)、3.32(s,3H)、1.1〜1.25(m,3H)。
実施例5:2−(4−ブロモ−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(17)の合成
N−ブロモスクシンイミドを使った臭素化の後、2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル16から始めて、表題化合物17を調製する。
実施例6:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル(19)の合成
ステップ1:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸メチル)(18)の合成
室温のTHF(4.0mL)中16(1.2g、2.62mmol)の攪拌溶液に、水(4.0mL)中水酸化リチウム(94mg、3.930mmol)の溶液を加え、攪拌を2時間継続した。完了後、溶媒を除去し、反応混合物を水(20mL)で希釈し、エーテル(30mL×3)で洗った。水層を1N HClで酸性化し、ジクロロメタン(50mL×3)中10%メタノールで抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。粗産生物をエーテルおよびペンタンで洗った後、18(700mg、63%)が得られた。LCMS:431.15(M+1)+;1H NMR(DMSO−d6,400MHz)δ 13.6(s,1H)、8.15(s,1H)、8.05(d,1H,J=7.6Hz)、7.91(d,1H,J=8Hz)、7.81(d,2H,J=3.6Hz)、7.76(t,1H,J=7.6Hz)、7.16(s,1H)、5.23(s,2H)、3.35(s,3H)。
ステップ2:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル(19)の合成
室温(RT)のDMSO(5ml)中化合物18(0.2g、0.471mmol)、2−(ジメチルアミノ)エタノール(0.14mL、1.41mmol)およびトリエチルアミン(0.13mL、0.942mmol)の攪拌溶液にPybop(0.360g、0.706mmol)を加え、反応混合物を一夜攪拌した。次に反応物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗反応混合物を、ジクロロメタン中3%メタノールを使用してカラムクロマトグラフィー精製すると、19(15mg、6%)が得られた。
実施例7:2−(4−ブロモ−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル(20)の合成
N−ブロモスクシンイミドを使った臭素化の後、2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル19から始めて、表題化合物20を調製する。
実施例8:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸メチルチオメチル(21)の合成
DMF(5mL)中、化合物18(0.3g、0.690mmol)、(クロロメチル)(メチル)スルファン(0.269g、2.79mmol)および炭酸カリウム(0.480g、3.48mmol)の攪拌混合物を100℃になるまで10時間加熱し、水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗反応混合物をPrep HPLCで精製すると、21(0.020g、6%)が得られた。LCMS:491.20(M+1)+;1H NMR(DMSO−d6,400MHz)δ 13.6(s,1H)、8.18(s,1H)、8.08(d,1H,J=8Hz)、7.92(d,1H,J=8Hz)、7.85(d,1H,J=3.6Hz)、7.75(t,1H)、7.50(d,2H)、5.6−5.3(m,2H)、3.4〜3.20(m,5H)、1.84(s,3H)。
実施例9:2−(4−ブロモ−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸メチルチオメチル(22)の合成
N−ブロモスクシンイミドを使った臭素化の後、2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸メチルチオメチル21から始めて、表題化合物22を調製する。
実施例10:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(26)の合成
上記反応順序の後、適切に保護されたピロール23から始めて、表題化合物26を調製する。
実施例11:2−(5−(4−ブロモ−5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(27)の合成
N−ブロモスクシンイミドを使った臭素化の後、2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル26から始めて、表題化合物27を調製する。
実施例12:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル(29)の合成
上記2ステップの反応順序の後、2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル26から始めて、表題化合物29を調製する。
実施例13:2−(4−ブロモ−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル(30)の合成
N−ブロモスクシンイミドを使った臭素化の後、2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル29から始めて、表題化合物30を調製する。
実施例14:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸メチルチオメチル(31)の合成
アルキル化の後、2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸28から始めて、表題化合物31を調製する。
実施例15:2−(4−ブロモ−5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸メチルチオメチル(32)の合成
N−ブロモスクシンイミドを使った臭素化の後、2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロール−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸メチルチオメチル31から始めて、表題化合物32を調製する。
実施例16:2−(5−(3’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(36)の合成
ステップ1:1−(4−ブロモフェニル)−4,4,4−フルオロブタン−1,3−ジオン(34)の合成
−78℃のTHF(50mL)中化合物33(15.0g、76.0mmol)の攪拌溶液に、LiHMDS(114mL、114.0mmol)を滴下して加えた。30分後、THF(100mL)中シュウ酸ジメチル(13.6ml、114.0mmol)の溶液を加えた。反応混合物を冷却槽で徐々に室温になるまで放置し、一夜攪拌した。溶媒を除去し、水(100mL)を加え、混合物を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮すると、化合物34(16g、71%)が得られ、精製せずにさらなる反応に使用した。
ステップ2:5−(4−ブロモフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール(34a)の合成
メタノール150mL中、化合物34(15.0g、50.0mmol)およびヒドラジン水和物(10.0g、56mmol)の攪拌溶液を1時間加熱還流した。10分間氷浴で冷却した後、溶媒を除去し、水(100mL)を加え、反応混合物を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。
粗産生物をヘキサン中10%酢酸エチルを使用してカラムクロマトグラフィー精製すると、粗ピラゾール中間体34aが得られた。
ステップ3:2−(5−(4−ブロモフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(35)の合成
アセトニトリル(150mL)中6gの34aに炭酸セシウム(13.5g、41mmol)を加え、続いてブロモ酢酸エチル(1.3mL、30mmol)を加え、反応混合物を80℃になるまで6時間加熱した。完了後、溶媒を除去し、水(100mL)を加え、粗反応混合物を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗産生物をヘキサン中10%酢酸エチルを使用してカラムクロマトグラフィー精製すると、35(2g、26%)が得られた。
ステップ4:2−(5−(3’−(メチルスルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(35b)の合成
DMF(20mL)中化合物35(1.6g、4.0mmol)および(3−(メチルチオ)フェニル)ボロン酸(1.06g、6.0mmol)の攪拌溶液をアルゴンで脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(462mg、0.4mmol)を加え、反応物を30分間、再度脱気した。炭酸ナトリウム(1.06g、10.0mmol)を反応混合物に加え、反応物を再度さらに30分間アルゴンで脱気した。反応混合物を90℃になるまで3時間加熱した。溶媒を除去し、反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗反応混合物をヘキサン中30%酢酸エチルを使用してカラムクロマトグラフィー精製すると、35b(1.5g、99%)が得られた。
ステップ5:2−(5−(3’−(メチルスルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(36)の合成
室温のメタノール(20.0mL)および水(20mL)中35b(1.5g、3.5mmol)の攪拌溶液にオキソン(5.46g、8.9mmol)を加え、1.5時間攪拌を継続した。完了後、溶媒を除去し、反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗反応混合物をヘキサン中50%酢酸エチルを使用してカラムクロマトグラフィー精製すると、36(1.3g、81%)が得られた。LCMS:453.20(M+1)+;1H NMR(CD3OD,400MHz)δ 8.24(s,1H)、8.04(d,1H,J=7.6Hz)、7.99(d,1H,J=8.4Hz)、7.86(d,1H,J=8Hz)、7.77(m,1H,J=8.4Hz)、7.62(d,2H,J=8.4Hz)、7.62(d,2H,J=8.4Hz)、6.80(s,1H)、5.09(s,1H)、4.25−4.15(m,2H)、3.19(s,3H)、1.25〜1.2(m,3H)。
実施例17:2−(4−ブロモ−5−(3’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(37)の合成
N−ブロモスクシンイミドを使った臭素化の後、2−(5−(3’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル36から始めて、表題化合物37を調製する。
実施例18:2−(5−(3’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル(39)の合成
ステップ1:2−(5−(3’−(メチルスルホニル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸)(38)の合成
室温のTHF(10.0mL)中36(1.3g、2.0mmol)の攪拌溶液に、水(10.0mL)中リチウム水酸化物(103mg、4.0mmol)の溶液を加え、2時間攪拌を継続した。完了後、溶媒を除去し、反応混合物を水(20mL)で希釈し、エーテル(30mL×3)で洗った。水層を1N HClで酸性化し、ジクロロメタン(50mL×3)中10%メタノールで抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗産生物をエーテルおよびペンタンで洗うと、38(1g、83%)が得られた。LCMS:425.15(M+1)+;1H NMR(DMSO−d6,400MHz)δ 13.3(s,1H)、8.24(s,2H)、8.12(d,1H,J=8Hz)、7.78(t,1H,J=8Hz)、7.67(d,1H,J=8.4Hz)、7.04(s,1H)、5.13(s,1H)、3.25(s,3H)。
ステップ2:2−(5−(3’−(メチルスルホニル)−[1、1’−ビフェニル]−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル(39)の合成
室温(RT)のDMSO(5mL)中、化合物38(0.2g、0.471mmol)、2−(ジメチルアミノ)エタノール(0.14mL、1.41mmol)およびトリエチルアミン(0.126mL、0.942mmol)の攪拌溶液に、Pybop(0.360g、0.706mmol)を加え、反応混合物を一夜攪拌した。次に反応物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗反応混合物をジクロロメタン中3%メタノールを使用してカラムクロマトグラフィー精製すると、39(15mg、6%)が得られた。LCMS:496.25(M+1)+;1H NMR(CD3OD,400MHz)δ 8.23(s,1H)、8.05(d,1H,J=8Hz)、8.01(d,1H,J=7.6Hz)、7.88(d,1H,J=8.4Hz)、7.78(t,3H,J=8Hz)、7.64(d,2H,J=8Hz)、6.84(s,1H)、5.2(s,2H)、4.5(t,2H,J=4.8Hz)、3.49(d,2H,J=4.8Hz)、3.20(s,3H)、2.9(s,6H)。
実施例19:2−(4−ブロモ−5−(3’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル(40)の合成
N−ブロモスクシンイミドを使った臭素化の後、2−(5−(3’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸2−(ジメチルアミノ)エチル39から始めて、表題化合物40を調製する。
実施例20:2−(5−(3’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸メチルチオメチル(41)の合成
DMF(5mL)中、化合物38(0.2g、0.471mmol)、クロロメチルメチルスルファン(0182g、1.89mmol)および炭酸カリウム(0.324g、2.36mmol)の混合物を室温下で1時間攪拌し、ついで100℃まで10時間加熱した。完了後、反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて、飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮した。粗反応混合物を分取HPLCにより精製すると、41(15mg、7%)が得られた。LCMS:485.20(M+1)+;1H NMR(DMSO−d6,400MHz)δ 8.26(s,1H)、8.06(d,1H,J=7.2Hz)、7.99(d,1H,J=8Hz)、7.93(d,2H,J=8.4Hz)、7.8−7.6(m,3H)、6.75(s,1H)、5.10〜5.25(m,2H)、3.45−3.3(m,2H)、3.30(s,3H)、1.78(s,3H)。
実施例21:2−(4−ブロモ−5−(3’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸メチルチオメチル(42)の合成
N−ブロモスクシンイミドを使った臭素化の後、2−(5−(3’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸メチルチオメチル41から始めて、表題化合物42を調製する。
実施例22:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)フラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸(48)の合成
ステップ1:1−(5−ブロモフラン−2−イル)エタノン)(43)の合成
化合物4(5.0g、45.45mmol)およびDMF(50mL)の攪拌溶液にNBS(8.8g、50mmol)を一部ずつ、室温下で攪拌しながら加えた。反応混合物を室温下で一夜攪拌した。50%出発材料がTLCおよびLCMSによって残った。反応混合物を冷水に注ぎ、化合物をジエチルエーテル(150mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。n−ヘキサン中5%酢酸エチルを溶出剤として使用してカラムクロマトグラフィーにより粗化合物を精製すると、化合物43(2.4g、28%)が白い固体として得られた。
ステップ2:1−(5−ブロモフラン−2−イル)−4,4,4−フルオロブタン−1,3−ジオン(44)の合成
−78℃のTHF(60mL)中化合物43(4.8g、25.4mmol)の攪拌溶液に、LiHMDS(38mL、38.1mmol)を滴下して加え、反応物を−78℃で1時間攪拌した。次に2,2,2−トリフルオロ酢酸エチル(4.5g、38.1mmol)を滴下して加えた。反応混合物を冷却槽で室温まで徐々に温め、一夜攪拌した。溶媒を除去し、冷水(50mL)を加え、反応混合物をジエチルエーテル(100mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗化合物をジエチルエーテルおよびヘキサンで洗うと、化合物44(5g、69%)が白い個体として得られた。
ステップ3:2−(5−(5−ブロモフラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(45)の合成
化合物44(4g、14.0mmol)、2−ヒドラジニル酢酸エチル(2.37g、15.0mmol)およびメタノール(60mL)の混合物を1.5時間加熱した。反応混合物を0℃まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。水(100mL)を加え、反応混合物を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。n−ヘキサン中10%酢酸エチルを溶出剤として使用してカラムクロマトグラフィーにより粗化合物を精製すると、分離異性体45(1.2g、24%)が得られた。
ステップ4:2−(5−(5−(3−(メチルチオ)フェニル)フラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(46)の合成
DMF(50mL)中化合物45(1.25g、3.42mmol)および(3−(メチルチオ)フェニル)ボロン酸(1.15g、6.84mmol)の混合物をアルゴンで30分間脱気した。混合物にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(390mg、0.34mmol)を加え、30分間脱気し、炭酸ナトリウム(0.91g、8.56mmol)を加えた。反応物を再度、アルゴンで30分間脱気し、90℃まで3時間加熱した。反応の完了後、溶媒を減圧下で除去し、反応混合物を水(30mL)で希釈した。混合物を酢酸エチル(50mL×3)で抽出し、有機層を1つにまとめて飽和食塩水(50mL×2)で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。n−ヘキサン中5%酢酸エチルを溶出剤として使用してカラムクロマトグラフィーにより粗化合物を精製すると、化合物46(1g、71%)が得られた。
ステップ5:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)フラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(47)の合成
DCM(150mL)中化合物46(1g、2.44mmol)の溶液にmCPBA(1.26g、7.31mmol)を室温下で加えた。反応混合物を室温下で90分間攪拌した。反応混合物をDCM(100mL)で希釈し、水(50mL×3)で洗った。有機層を1つにまとめて飽和食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。40%酢酸エチルおよびn−ヘキサンを溶出剤として使用してカラムクロマトグラフィーにより粗反応混合物を精製すると、47(0.5g、46%)が得られた。LCMS:443.20(M+1)+;1H NMR(CDCl3,400MHz)δ 8.19(s,1H)、7.92〜7.87(m,2H)、7.65〜7.62(t,J=7.8Hz,1H)、6.92〜9.91(d,J=3.2Hz,1H)、6.85(s,1H)、6.77〜6.76(d,J=3.6Hz,1H)、5.28(s,2H)、4.27〜4.22(q,J=7.06Hz,2H)、3.13(s,3H)、1.21〜1.18(t,J=7Hz,3H)。
ステップ6:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)フラン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸(48)の合成
THF(5.0mL)中化合物47(0.5g、1.13mmol)の攪拌溶液に、水(5.0mL)中水酸化リチウム(41mg、1.69mmol)を加え、混合物を室温下で2時間攪拌した。完了後、溶媒を減圧下で除去し、反応混合物を水(20mL)で希釈し、ジエチルエーテル(30mL×3)で抽出した。水層を1N HCl(pH=3)で酸性化し、ジクロロメタン(50mL×3)中10%メタノールで抽出した。有機層を1つにまとめて食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗産生物をエーテルおよびペンタンで洗うと、48(0.4g、86%)が得られた。LCMS:415.10(M+1)+;1HNMR(DMSO−d6,400MHz)δ13.50(br,1H)、8.28(s,1H)、8.13〜8.11(d,J=8Hz,1H)、7.89〜7.87(d,J=8Hz,1H)、7.76〜7.72(t,J=8Hz,1H)、7.41〜7.40(d,J=3.6Hz,1H)、7.34(s,1H)、7.19〜7.18(d,J=3.6Hz,1H)、5.43(s,2H)、3.30(s,3H)。
実施例23:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(49)の合成
i−PrOH(50mL)中18(1当量)の溶液に5滴の濃縮H2SO4を加え、反応物を90℃まで16時間加熱した:粗TLCおよびLCMSは、カラムクロマトグラフィーによって精製された所望のエステルの形成を示し、100mgの49が得られた。LCMS:473.6(M+1)+。
実施例24:2−(5−(5−(4−(ヒドロキシメチル)−3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(50)の合成
20mLDMF中、2当量のボロネート、0.1当量のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)および2.5当量のNa2CO3と、15(300mg)を、80℃で2時間スズキカップリングさせると、カラム精製後に160mgの化合物50が得られた。LCMS:489.10(M+1)+。
実施例25:2−(5−(4’−(ヒドロキシメチル)−3’−(メチルスルホニル)ビフェニル−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸エチル(51)の合成
20mLのDMF中、2当量のボロネート、0.1当量のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、および2.5当量のNa2CO3と、35(300mg)を、80℃で2時間、スズキカップリングさせると、カラム精製後に100mgの化合物51が得られた。LCMS:483.20(M+1)+。
実施例26:2−(5−(5−(3−(メチルスルホニル)フェニル)チオフェン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)酢酸クロロメチル(52)の合成
上に示す通り、塩化クロロメチルスルフリル(chloromethylsulfuryl chloride)でカルボン酸18をエステル化することにより、クロロメチルエステル52が得られた。LCMS:479.2(M+1)+。
実施例27:RNA抽出
QIAzol(登録商標)Lysis Reagent(QIAGEN Cat Number 79306)を細胞に加える。細胞をかき取り、Falconポリプロピレン管の中に入れる。室温下で5分間放置する。1mlの細胞を微量遠心管に加える。200μlのクロロホルムを加え、ボルテックスし、5分間放置する。4℃、14,000RPMで15分間遠心分離する。等容積の70%ETOH(DEPC水で希釈)を加える。RNeasy(登録商標)Mini Kit(QIAGEN Cat.Number 74106)からRNeasy(登録商標)カラムへ600μlを加え、室温下、14,000RPMで1分間遠心分離し、フロースルー(flow−through)を捨てる。試料の残りをカラムに加え、遠心分離し、フロースルーを捨てる。350μlのRW1緩衝液をRNeasy(登録商標)Mini Kitからカラムに加え、室温下で1分間遠心分離し、フロースルーを捨てる。DNaseカラムにRNase−Free DNase Set(QIAGEN cat.Number 79254)を使って、DNase I貯蔵液を作り、550μlの水をDNaseに加え、試料ごとに10μlのDNaseを70μlのBufferRDDに加え、混合し、80μlをカラムに加え、15分間放置する。350μlのRW1緩衝液をカラムに加え、1分間遠心分離し、フロースルーを捨てる。500μlのRPE緩衝液をカラムに加え、1分間遠心分離し、フロースルーを捨てる。500μlのRPE緩衝液をカラムに加え、1分間遠心分離し、フロースルーを捨てる。カラムを清浄な2.0ml微量遠心管に入れ、2分間遠心分離する。カラムを微量遠心管に入れ、50μlの水を加え、カラムを2分間放置し、1分間遠心分離する。
定量PCR
ケラチノサイトおよび線維芽細胞におけるMMP、TNFα、TIMP、IL−8、ASAH1、SPTLC1、SMPD1、LASS2、TXNRD1、GPX3、GSR、CAT、ApoE、ABCA1、ABCA2、ABCA12、ABCA13、ABCG1、デコリン、およびLXRα/βの遺伝子発現を評価するため、TaqMan技術が定量PCRに使用される。
TaqMan Reverse Transcriptase Reagents(Applied Biosystems Cat.Number N808−0234)の使用条件:10 × RT 緩衝液:10μl、MgCl2溶液:22μl、DNTPミックス:20μl、ランダム六量体:5μl、Multi Scribe RT:2.5μl、RNase抑制剤:2.5μl、2μg RNA。サーモサイクラー:25℃−10分、48℃−30分、95℃−5分。
QuantiTect Multiplex PCR Kit(QIAGEN cat.Number 204543)を使ってTaqManを設定:2×マスター・ミックス:25μl; 単一チューブ試験法2.5μl;Applied Biosystems Primers Probeセット(part number 4308329)−18S フォワードプライマー:0.25μl、18S リバースプライマー:0.25μl、18S プローブ:0.25μl;水 ほぼ50μl;5μl cDNA。サーモサイクラー:50℃−2分、95℃−10分、95℃−15秒、60℃−1分。
実施例28:LXR受容体の発現の誘発
Clonetics(登録商標)Normal Human Epidermal Keratinocytes(NHEKs)を、Cambrex Bio Science,Inc.から入手する。増殖性のT−25(C2503TA25)プール新生児ケラチノサイトをClonetics(登録商標)KGM−2無血清培地(CC−3107)で増殖し、推奨されるClonetics(登録商標)ReagentPack(商標)(CC−5034)を使用して、必要に応じて継代培養する。培地に感光性の構成成分があるため、全ての処置を低光量で行う。
実験のために、160万個のNHEK細胞を100mmディッシュの増殖培地に蒔き、ほぼ75%のコンフルエンスまで増殖させる。処理の日に、ヒドロコルチゾンを除いたKGM−2で一度ディッシュをすすぎ、次に、本明細書に記載される賦形剤(0.1%DMSO)または1μMまたはLXRアゴニストを、ヒドロコルチゾンを欠いたKGM−2に6時間かけて加える。6時間後、処理培地を一時的に除去し、ディッシュをDulbecco’s Phosphate Buffered Salineで洗い、次にStratagene UV Stratalinker(登録商標)2400を使用して処理物の半分を8J/m2の紫外線で露光する。処理物を元に戻し、18時間後、TRIzol(登録商標)D Reagent(Invitrogen)を使用したRNAプロセシングのために試料を採取する。
RNAを、上記の通り抽出する。NHEKのUV照射がLXRαの発現をわずかに低減した。LXR調節因子(1μM)を使ったケラチノサイトの処理は、UV露光されていないケラチノサイトおよびUV露光されたケラチノサイトの両方にLXRαの発現を誘発する。NHEKのUV処理はLXRβ発現を下方制御し、LXRβ発現のこのUVを媒介とした抑制は、LXR調節因子を使った処理により逆戻りする。従って、UV露光されたケラチノサイトにおける両方のLXR受容体の発現をLXR調節因子によって誘発することは、LXT調節因子の有効性を示す。さらに、LXR調節因子は、UV露光されたケラチノサイト/皮膚が、その効果にさらに反応するのを助けることができる。
Gal4 LXRβ同時形質移入試験
HEK293細胞の一過性導入のため、6×10
3細胞を96ウェル・ディッシュに蒔いた。各ウェルを、Fugene6試薬(Roche;Indianapolis,IN)を使用して、25ngの5×UAS−ルシフェラーゼ・レポーター(pG5luc)および25ngのpMヒトLXRβ(AA153−461)LBDプラスミドでトランスフェクトした。化合物(0.01〜10μM)に濃度反応的なように、Gal4−反応性ルシフェラーゼ・レポーター・プラスミドをトランス活性化する、キメラ・タンパク質の能力について、評価した。標準基剤試薬(BD Biosciences; San Diego,CA)を使って、各用量濃度におけるルシフェラーゼ活性を3重に測定した。データを相対光ユニットとして表現し、下の表1に示す。
実施例29:ABCG1発現
NHEK(Cambrex/Lanza,Walkersville,MD)を、供給元の推奨事項に従って培養した。一般に、細胞は、トリプシン処理し、0日目に播種し、1日目に化合物(1μM)で処理した。細胞は2日目に、PBS洗浄後の培養細胞に溶解緩衝剤(AppliedBiosystems/Ambion,Foster City,CA)を直接加えて、採取した。NHEKを、Qiagen RNeasy RNA精製カラム(Qiagen、Hilden、Germany)を供給元のプロトコールに従って使用してRNA精製のために使用するか、または「Cell−to−cDNA」溶解緩衝剤(Ambion、FosterCity、CA)を使用して直接cDNAに処理した。RNAを単離し、式I〜VIの3つの化合物:化合物A、化合物B、および化合物Cについて、リアルタイムPCRによって分析したABCG1遺伝子発現を、図1に示す。図1に示す通り、化合物A、化合物B、および化合物Cは、ヒト・ケラチノサイトにおいてABCG1を誘発する。
実施例30:TNFアルファ発現
実施例27に記載する通り、NHEKを処理し、RNAを抽出する。ケラチノサイトのUV露光はTNFα発現の誘発を引き起こす。UV誘発されるTNFα発現の、本明細書に記載されるLXRアゴニストの存在下での発現低減は、皮膚線維芽細胞の活性化低下、および、皮膚マトリクスを分解するメタロプロテアーゼの産生低下を示す。
実施例31:MMP3発現
実施例27に記載する通り、NHEKを処理し、RNAを抽出する。ケラチノサイトのUV露光はMMP3発現の誘発を引き起こす。UV誘発されるMMP−3発現の、本明細書に記載されるLXRアゴニストの存在下での発現低減は、皮膚マトリクスの分解の低下を示す。
実施例32:TIMP1発現
実施例27に記載する通り、NHEKを処理し、RNAを抽出する。ケラチノサイトのUV露光は、TIMP1発現の発現の基礎レベルの低下を引き起こす。UV誘発されるTIMP1発現の、本明細書に記載されるLXRアゴニストの存在下での発現低減は、メタロプロテアーゼ活動を中和し、結果として皮膚マトリクスをMMPの作用から保護することになると考えられる。
実施例33:IL−8発現
実施例27に記載する通り、NHEKを処理し、RNAを抽出する。ケラチノサイトのUV露光は、IL−8発現の誘発を引き起こす。IL−8は走化性の分子であるので、UV誘発されるIL−8発現の、本明細書に記載されるLXRアゴニストの存在下における発現低減は、結果として、真皮への活性化好中球の漸増を減らすことになると考えられる。活性好中球はまた、光老化において皮膚マトリクスを分解するMMPおよびエラスターゼの源である。
実施例34:脂質の合成
光老化または光損傷の皮膚は、欠陥のある表皮バリア機能を示す。ABCA12は、皮膚の表皮バリア機能の維持および発達のために不可欠な脂質トランスポーターである。従って、LXRリガンドは、コレステロールおよび脂質の放出に必要な脂質結合タンパク質およびABCトランスポーター・ファミリーメンバーの発現を誘発することにより、脂質の合成とその表皮層状体への詰め込みを誘発することができる。LXRリガンドは、強力な乾皮症防止(anti−xerosis)治療効果を示し、そうして、表皮バリア機能の劣化の原因であり他の深刻な皮膚異常を惹起する原因となる老化皮膚の主な症状のひとつを緩和することができる、ということもまたこれらの遺伝子制御は示す。
実施例27に記載する通り、NHEK細胞を処理し、RNAを抽出する。ケラチノサイトのUV露光は、UV露光されるケラチノサイトにおけるABCA12発現の下方制御を引き起こす。UV誘発されるABCA12発現の、本明細書に記載されるLXRアゴニストを使った治療による発現の逆戻りは、結果的に、光老化皮膚における表皮バリア機能の正常化をもたらすと考えられる。改善した表皮バリア機能は、光損傷/光老化皮膚の特徴である皮膚乾燥度を低減すると考えられる。改善した表皮バリア機能は、光損傷/光老化皮膚の特徴である皮膚乾燥度を低減すると考えられる。
実施例35:コラーゲン
光老化および加齢老化皮膚は、コラーゲンのレベルの減少を示す。コラーゲンは、剛性を細胞および皮膚のマトリクス構造に付与するために必要な細胞外マトリクスの成分である。コラーゲン分子は、皮膚の正常な構造に必要なコラーゲン原線維の形で配置されている。コラーゲンのこの原線維構造は、老化した/しわの多い皮膚において劣化する。従って、コラーゲン線維状構造の復元はまた、結果的に、光損傷/光老化の皮膚の治療的改善になると考えられる。
デコリンは、コラーゲンIに会合する細胞外マトリクス成分である。さらに、デコリン−コラーゲン相互作用はコラーゲン原線維形成に必要である。言い換えれば、デコリンは、コラーゲン1原線維形成の重大な制御因子である。従って、UV露光される光損傷皮膚におけるデコリン発現の増加は、皮膚弛緩およびしわを改善できるプロセスである、コラーゲン原線維の生成を誘発すると考えられる。
実施例27に記載する通り、NHEK細胞を処理し、RNAを抽出する。NHEKのUV露光は、デコリン発現の抑制を引き起こす。デコリン発現をUVBの媒介により抑制することを、本明細書に記載されるLXRアゴニストを使った治療により逆行させることは、結果的に、UV露光ケラチノサイトにおけるデコリン発現の正常化をもたらすことになると考えられる。デコリン発現の誘発は、結果的に、細胞外マトリクス形成の増加をもたらすことになると考えられる。
実施例36:MMP1発現
BJセルライン(ATCC # CRL−2522)をATCCから入手する。それは、もともと包皮に由来する正常なヒト線維芽細胞セルラインであり、80〜90の集団倍化の培養液で寿命の延びを実証している。細胞は、ペニシリン−ストレプトマイシン、1.0mMのピルビン酸ナトリウム、0.1mMの可欠アミノ酸、2mMのGlutaMAX−1(商標)、および10%HyClone胎児ウシ血清(FBS)を添加したEarle’s BSS(EMEM)をもったEagle’s Minimal Essential培地で維持する。血清を除いては、全ての試薬はInvitrogenから入手する。細胞は、1週間に2回、0.05%トリプシン−EDTAで継代培養し、加湿インキュベーターで、37℃と5%CO2の下、維持する。
実験のために、5百万のBJ細胞を、150mmディッシュで、増殖培地に播種する。翌日、フェノールレッド含有増殖培地を除去し、プレートを、血清のないフェノールレッド非含有EMEMで一度すすぐ。実験培地は、HyClone FBSの代わりに5%Lipoprotein Deficient Serum(Sigma S−5394)を添加して上記のように補ったフェノールレッド非含有EMEMである。
本明細書に記載されるDMSO賦形剤(0.1%)または1μMまたはLXRアゴニストをディッシュに6時間にわたって加える;このときに、5ng/ml rhTNFα(R&D 210−TA)を処理物の半分に加える。試料を18時間後TRIzol(登録商標)で採取し、処理する。
RNAを、上記の通り抽出する。BJヒト線維芽細胞のTNFα処理は、MMP1発現の誘発を引き起こす。本明細書に記載されるLXRアゴニストでヒト線維芽細胞を処理した後、TNFα−誘発によるMMP1発現を抑制することは、結果的に、皮膚マトリクスの劣化を低減することになると考えられ、なぜなら、MMP1は皮膚マトリクス・コラーゲンの主な破壊因子であるからである。
実施例37:MMP3発現
実施例27に記載する通り、BJ細胞を処理し、RNAを抽出する。BJヒト線維芽細胞のTNFα処理は、MMP3発現の誘発を引き起こす。本明細書に記載されるLXRアゴニストでヒト線維芽細胞を処理した後、TNFα−誘発によるMMP3発現を抑制することは、結果的に、皮膚マトリクスの劣化を低減することになると考えられる。
実施例38:TIMP1発現
実施例27に記載する通り、BJ細胞を処理し、RNAを抽出する。ヒトBJ線維芽細胞をTNFαに曝すと、TIMP1発現の基礎レベル発現の低減は起こらない。TNFαに曝していない線維芽細胞と曝している線維芽細胞との両方においてTIMP1発現を誘発する、本明細書に記載されるLXRアゴニストは、メタロプロテアーゼ活性を中和し、結果的に、皮膚マトリクスをMMPの作用から保護することになると考えられる。
実施例39:セラミドおよび脂質第2メッセンジャー・スフィンゴ脂質生合成の経路
実施例27に記載する通り、NHEK細胞を処理し、RNAを抽出する。セラミドは、分化したケラチノサイトにおける主要な脂質のひとつで、それは、皮膚バリア機能において中軸的な役割を果たす。加齢により老化した皮膚と若い皮膚との比較により、年齢とともにセラミド含有量が減少することが明らかとなった。セラミド含有量の低下は、ケラチノサイト分化の低下により起こる可能性があり、また、加齢による老化におけるセラミドシンターゼとスフィンゴミエリン(SM)ホスホジエステラーゼの活性の低下により起こる可能性がある。セリン・パルミトイルトランスフェラーゼ(SPTLC1)は、セリンおよびパルミトイル−CoAからスフィンガニンの形成を触媒する。セラミドシンターゼ(LASS2)は、スフィンガニンをセラミドに変換する。SMホスホジエステラーゼ(SMPD)はまた、SMからセラミドを産生し、酸性セラミダーゼ(ASAH1)はセラミドから脂質第2メッセンジャー・スフィンゴシンを産生する。
セラミドおよび脂質第2メッセンジャー・スフィンゴ脂質の生合成経路に関係する酵素の発現を、本明細書に記載されるLXRアゴニストが誘発することは、治療的有効性を示している。セラミドおよびその他スフィンゴ脂質は、ケラチノサイト増殖、分化、および落屑に関係しているので、スフィンゴ脂質の合成に関係する酵素の発現の増加はこれらのプロセスで役立つことができ、スフィンゴ脂質産生の減少から生ずる表皮の問題(乾燥した皮膚、減少したケラチノサイト増殖および分化、細かい鱗のような肌)を軽減することができる。
実施例40:ケラチノサイトにおける抗酸化活性
実施例27に記載する通り、NHEK細胞を処理し、RNAを抽出する。一生を通じたフリーラジカルの蓄積がおそらく原因の、表皮および真皮の両方におけるUV媒介の蓄積酸化的損傷はまた、細胞の老化を助長する。フリーラジカルまたは反応性酸素種により、脂質、タンパク質、およびDNAに損傷ができ、細胞は老化に類似した段階に入る。スーパーオキシド・ジスムターゼ、カタラーゼ、およびグルタチオン・ペルオキシダーゼを含む皮膚中の抗酸化物質酵素の、加齢に伴う減少について記載する多くの報告がある。
ケラチノサイトにおける抗酸化物質活動に関係する酵素の発現に関係する酵素の発現、例えば、抗酸化酵素、グルタチオン・ペルオキシダーゼ(GPX3)、チオレドキシン・レダクターゼ、グルタチオン・レダクターゼ、およびカタラーゼの発現を、本明細書に記載されるLXRアゴニストが誘発することは、治療的有効性を示す。LXR調節因子は、皮膚細胞タンパク質、脂質、およびDNAに対する過酸化水素およびフリーラジカルによる傷害を低減することを可能とする、身体のフリーラジカル闘争防衛システムを増強する。
実施例41:マウスの耳のアレルギー性接触皮膚炎
マウス接触皮膚炎モデル(耳介浮腫モデル)は、皮膚炎症に対するLXR活性化物質の効果に関する、その物質の局所適用の特性を指摘するために、以前使用されたことがある(Fowler et al.J Invest Dermatol 120:246 (2003))。12−ミリスチン酸−13−酢酸ホルボール(PMA)を、左耳の内面と外面(各面10μL、合計20μL)の両方に局所的に塗布し、刺激性接触皮膚炎を誘発した。右耳には、アセトン(賦形剤)のみを塗布した。PMA塗布の前に30分間、その後に15分間、20μLの試験化合物を左耳の両面に塗布した(合計40μL)。20μLの正の制御、即ち0.05%クロベタゾールを使って同一の処理を行い、一方、賦形剤グループはアセトンの塗布のみを受けた。6時間後、K2EDTA溶液を抗凝固剤として含有するラベル貼付マイクロチューブに、6時間後の時点における(各グループ)5匹のマウスの眼窩後叢(retro−orbital plexus)から血液試料(おおよそ60μL)を、収集した。血漿を、10分間、4±2℃、4000rpmで遠心分離することにより直ちに採取し、生物分析まで−70℃未満で保存した。PMAが誘発する炎症性の刺激を、処理した左耳と賦形剤処理した右耳とにおける耳の厚みおよび/または耳の重量の増量をパーセントで評価した。耳の厚みをデジタル・カリパスで測定し、続いて耳全体の重量で耳の重量の変化を確認した。炎症の程度を、次の式に従って定量化した:耳の腫脹(%)=100×(a−b)/b、式中、aは左の(処理した)耳の厚み/重量であり、bは右の(無処理対象の)耳の厚み/重量である。耳の厚み/重量の評価のための試料を得た後、リン酸緩衝食塩水中4%の新しく調製したパラホルムアルデヒドにおいて通例の組織病理学的固定化をするために、隣接する部位から生検材料を得た。クロベタゾール(様々な皮膚障害を治療するために使用されるコルチコステロイド)と比較した場合の化合物Aでの耳の腫脹および耳の重量を図2に示す。化合物Aは、マウス接触皮膚炎モデルにおいて、耳の腫脹と重量を低減する。
実施例42:軽度から中程度の慢性尋常性乾癬をもった患者における、式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、または(VI)の化合物の安全性および有効性の、第II相治験
この第II相試験の目的は、軽度から中程度の慢性尋常性乾癬をもった患者における、式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、または(VI)の化合物の局所投与の、安全性および有効性を調査することである。
患者:適格な対象は、年齢18歳以上の男性および女性である。
基準:
組み入れ基準:
・少なくとも6ヶ月間にわたって、軽度から中等度の慢性尋常性乾癬(plaque psoriasis)(psoriasis vulgaris);
・標的プラークが少なくとも9cm2。
除外基準:
・慢性尋常性乾癬の「反跳」または「発赤」を見せる;
・乾癬のプラーク形成がない;
・現在乾癬性関節炎であるか、または病歴がある;
・現行薬物が乾癬を誘発した;
・現在乾癬の全身治療を受けているか、または過去6ヶ月以内に全身治療を受けた;
・現在乾癬の光線療法を受けているか、または過去3ヶ月以内に光線療法を受けた。
試験の設計:
・割り付け:無作為化
・評価項目(Endpoint)分類:安全性/有効性試験
・介入モデル:並行割り付け
・盲検化:二重盲検法(対象、治験責任医師)
・主要目的:治療。
主要結果判定:
・4週目における標的プラーク重症度スコア(TPSS)の、ベースラインからの変化のパーセント。
副次的結果判定:
・1、2、3、および4週目において乾癬治療部位全般重症度(Treatment Area Overall Severity of Psoriasis)の反応が「クリア」(0)または「ほぼクリア」(1)である対象の割合;
・1、2、3、および4週目において乾癬治療部位全般重症度(Treatment Area Overall Severity of Psoriasis)のスコアがベースラインから≧2ステップ異なっている対象の割合
・1、2、3、および4週目における、標的プラーク部位の、ベースラインからの変化のパーセント
・1、2、3、および4週目における、紅斑、硬結およびスケーリングに対するTPSSサブスコアの、ベースラインからの変化のパーセント
・1、2、および3週目における、TPSSの、ベースラインからの変化のパーセント
・1、2、3、および4週目における、治療部位のそう痒重症度項目(Itch Severity Item(ISI))の実際値および、ベースラインからの変化
・4週目において、対治験薬患者満足(Patient Satisfaction with Study Medication(PSSM))回答カテゴリーの各々における対象の割合
・4週間の治療にわたる、観察および報告された投与部位の有害事象の、発生率、性質、および重症度
・4週間の治療にわたる、治療部位における乾癬性の皮膚または病変部周囲の皮膚の焼けるような/刺すような症状の発生率および重症度
・4週間の治療にわたる、ドレーズ点数化法(Draize scoring)で測定した、治療部位における病変部周囲の皮膚の反応の発生率および重症度
・4週間の治療にわたる、有害事象の発生率および重症度
・4週間の治療にわたる、臨床検査異常の発生、および臨床検査値のベースラインからの変化
・4週間の治療にわたる、理学的検査のベースラインからの臨床的に有意な変化の発生
・4週間の治療にわたる、生命徴候(血圧および心拍数)の異常の発生、および生命徴候測定値のベースラインからの変化
・4週間の治療にわたる、心電図(ECG)の異常の発生、およびECG測定値のベースラインからの変化
・4週目(29日目)における、血液試料の血漿CP−690,550濃度。
本明細書に記載される実施例および実施形態は、例示のみを目的としており、いくつかの実施形態では、種々の修正または変更は、添付の特許請求項の開示と範囲の内に含まれるものとする。