JP6799507B2 - 3次元投影装置、3次元投影システム、および移動体 - Google Patents

3次元投影装置、3次元投影システム、および移動体 Download PDF

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Description

本開示は、3次元投影装置、3次元投影システム、および移動体に関する。
従来、移動体の運転者等の対象者に虚像を視認させる技術が知られている。例えば特許文献1には、周囲の明るさに応じて光源の光量を制御する技術が開示されている。
特開2015−168382号公報
対象者に3次元画像の虚像を視認させる技術の利便性を向上させることが望まれている。
本開示の目的は、対象者に3次元画像の虚像を視認させる技術の利便性を向上させる3次元投影装置、3次元投影システム、および移動体を提供することにある。
本開示の3次元投影装置は、表示部と、光学素子と、光学部材と、制御部とを備える。前記表示部は、第1方向および前記第1方向に略直交する第2方向に沿って格子状に配列された複数のサブピクセルを有する表示面を含む。前記光学素子は、前記表示面上の第2方向に延びる複数の帯状領域ごとに、前記サブピクセルから射出される画像光の光線方向を規定する。前記光学部材は、前記光学素子によって光線方向が規定された前記画像光を、前記表示面の虚像が形成されるように投影する。前記制御部は、対象者の眼の位置に関する情報を取得し、前記表示面に表示させる画像と、前記光学素子とを前記眼の位置に応じて補正する。
本開示の3次元投影システムは、検出装置と、3次元投影装置とを備える。前記検出装置は、対象者の眼の位置を検出する。前記3次元投影装置は、表示部と、光学素子と、光学部材と、制御部とを含む。前記表示部は、第1方向および前記第1方向に略直交する第2方向に沿って格子状に配列された複数のサブピクセルを有する表示面を含む。前記光学素子は、前記表示面上の第2方向に延びる複数の帯状領域ごとに、前記サブピクセルから射出される画像光の光線方向を規定する。前記光学部材は、前記光学素子によって光線方向が規定された前記画像光を、前記表示面の虚像が形成されるように投影する。前記制御部は、前記検出装置から前記眼の位置に関する情報を取得し、前記表示面に表示させる画像と、前記光学素子とを前記眼の位置に応じて補正する。
本開示の移動体は、3次元投影システムを備える。前記3次元投影システムは、検出装置と、3次元投影装置とを備える。前記検出装置は、対象者の眼の位置を検出する。前記3次元投影装置は、表示部と、光学素子と、光学部材と、制御部とを含む。前記表示部は、第1方向および前記第1方向に略直交する第2方向に沿って格子状に配列された複数のサブピクセルを有する表示面を含む。前記光学素子は、前記表示面上の第2方向に延びる複数の帯状領域ごとに、前記サブピクセルから射出される画像光の光線方向を規定する。前記光学部材は、前記光学素子によって光線方向が規定された前記画像光を、前記表示面の虚像が形成されるように投影する。前記制御部は、前記検出装置から前記眼の位置に関する情報を取得し、前記表示面に表示させる画像と、前記光学素子とを前記眼の位置に応じて補正する。
本開示の一実施形態によれば、対象者に3次元画像の虚像を視認させる技術の利便性を向上させることが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る移動体に搭載された3次元投影システムを示す図である。 図2は、図1に示す3次元投影装置の概略構成を示す図である。 図3は、図2に示す表示部を表示面の法線方向から見た図である。 図4は、図2に示すパララックスバリアを遮光面の法線方向から見た図である。 図5は、図2に示す表示部およびパララックスバリアをパララックスバリア側から見た図である。 図6は、対象者の眼と虚像との関係を示す模式図である。 図7は、補正情報の例を示す図である。 図8は、基準位置および対象者の両眼の位置の一例を示す図である。 図9は、基準位置および対象者の両眼の位置の他の例を示す図である。 図10は、3次元表示装置が重み係数を決定する処理フローの一例を示すフローチャートである。 図11は、3次元表示装置が3次元画像を投影する処理フローの一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明がされる。なお、以下の説明で用いられる図は模式的なものである。図面上の寸法比率等は現実のものとは必ずしも一致していない。
(移動体)
図1を参照して、本開示の一実施形態に係る移動体10について説明がされる。移動体10は、3次元投影システム100を搭載しうる。3次元投影システム100は、検出装置11と、3次元投影装置12とを備える。図1において、利用者の両眼を結ぶ方向はx軸方向、鉛直方向はy軸方向、x軸方向およびy軸方向に直交する方向はz軸方向として示される。
本開示における「移動体」は、例えば車両、船舶、および航空機等を含んでよい。車両は、例えば自動車、産業車両、鉄道車両、生活車両、および滑走路を走行する固定翼機等を含んでよい。自動車は、例えば乗用車、トラック、バス、二輪車、およびトロリーバス等を含んでよい。産業車両は、例えば農業および建設向けの産業車両等を含んでよい。産業車両は、例えばフォークリフトおよびゴルフカート等を含んでよい。農業向けの産業車両は、例えばトラクター、耕耘機、移植機、バインダー、コンバイン、および芝刈り機等を含んでよい。建設向けの産業車両は、例えばブルドーザー、スクレーバー、ショベルカー、クレーン車、ダンプカー、およびロードローラ等を含んでよい。車両は、人力で走行するものを含んでよい。車両の分類は、上述した例に限られない。例えば、自動車は、道路を走行可能な産業車両を含んでよい。複数の分類に同じ車両が含まれてよい。船舶は、例えばマリンジェット、ボート、およびタンカー等を含んでよい。航空機は、例えば固定翼機および回転翼機等を含んでよい。
検出装置11は、対象者13の眼の位置を検出し、検出した眼の位置を3次元投影装置12に送信しうる。検出装置11の位置は、移動体10の内部および外部において任意である。例えば、検出装置11は、移動体10のダッシュボード内に位置しうる。検出装置11は、例えば有線、無線、およびCAN(Controller Area Network)等を介して眼の位置を示す情報を3次元投影装置12へ出力してよい。
検出装置11は、撮像装置を含んでよい。撮像装置は、例えばCCD(Charge Coupled Device)撮像素子またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像素子を含んでよい。撮像装置は、対象者13の顔を撮像可能である。撮像装置の撮像範囲は、少なくとも後述するアイボックス16を含む。対象者13は、例えば移動体10の運転者等を含んでよい。
検出装置11は、撮像装置によって生成された撮像画像に基づいて、実空間における対象者13の両眼の位置を検出しうる。実空間における対象者13の両眼の位置の検出には、撮像画像を用いる任意のアルゴリズムが採用可能である。例えば、検出装置11は、撮像画像上の対象者13の顔の位置、顔の向き、および顔の大きさの組み合わせと、実空間における対象者13の両眼の位置と、を対応付けた対応情報を予め記憶しうる。対応情報は、例えば実験またはシミュレーションによって決定可能である。対応情報は、例えばルックアップテーブルとして記憶されてよい。検出装置11は、撮像画像上の対象者13の顔の位置、顔の向き、および顔の大きさを検出しうる。顔および眼の検出には、例えばパターンマッチングを用いる手法、または撮像画像上の対象者13の特徴点を抽出する手法等が採用可能である。検出装置11は、検出された撮像画像上の対象者13の顔の位置、顔の向き、および顔の大きさの組み合わせに対応しうる、実空間における対象者13の両眼の位置を、対応情報から抽出しうる。検出装置11は、抽出された位置を、実空間における対象者13の両眼の位置として検出しうる。
検出装置11は、撮像装置を含まず、撮像装置に接続されていてよい。検出装置11は、撮像装置からの信号を入力する入力端子を含んでよい。この場合、撮像装置は、入力端子に直接的に接続されてよい。検出装置11は、共有のネットワークを介して入力端子に間接的に接続されてよい。検出装置11は、入力端子に入力された映像信号から対象者13の眼の位置を検出してよい。
検出装置11は、例えば、センサを含んでよい。センサは、超音波センサまたは光センサ等であってよい。検出装置11は、センサによって対象者13の頭部の位置を検出し、頭部の位置に基づいて、対象者13の眼の位置を検出してよい。検出装置11は、2つ以上のセンサによって、対象者13の眼の位置を三次元空間の座標として検出してよい。
3次元投影装置12は、例えば移動体10の対象者13に虚像14を視認させる。虚像14は、第1虚像14aと第2虚像14bとを含みうる。第1虚像14aは、後述する表示部20が表示する画像の虚像である。第2虚像14bは、後述するパララックスバリア21の虚像である。一実施形態において3次元投影装置12は、移動体10が備えた第1光学部材15の所定領域に向かって、後述する画像光を射出しうる。射出された画像光は、第1光学部材15の所定領域で反射され、対象者13の眼に到達する。これにより、3次元投影装置12はヘッドアップディスプレイとして機能しうる。一実施形態において、第1光学部材15はウィンドシールドであってよい。他の実施形態において、第1光学部材15はコンバイナであってよい。
3次元投影装置12の位置は、移動体10の内部および外部において任意である。例えば、3次元投影装置12は、移動体10のダッシュボード内に位置しうる。3次元投影装置12は、移動体10に備えられた第1光学部材15に画像を投影しうる。具体的には、3次元投影装置12は、第1光学部材15の所定領域に向かって画像光を出射してよい。
第1光学部材15は、3次元投影装置12からの画像光を所定領域で反射しうる。第1光学部材15の所定領域で反射された画像光は、アイボックス16に到達する。アイボックス16は、例えば対象者13の体格、姿勢、および姿勢の変化等を考慮して、対象者13の眼が存在しうると想定される実空間上の領域である。アイボックス16の形状は任意である。アイボックス16は、平面的または立体的な領域を含んでよい。図1に示す実線の矢印は、3次元投影装置12から出射される画像光の一部がアイボックス16まで到達する経路を示す。以下、画像光が進む経路を光路ともいう。対象者13は、アイボックス16内に眼が存在する場合、アイボックス16に到達する画像光によって、虚像14を視認可能である。虚像14は、例えば移動体10よりも前方に視認されうる。
第1光学部材15は、ウィンドシールドおよびコンバイナ等を含んでよい。3次元投影装置12が第1光学部材15を有すると、3次元投影装置12はヘッドアップディスプレイを構成しうる。
(画像投影装置)
図2を参照して、3次元投影装置12について詳細に説明がされる。3次元投影装置12は、3次元表示装置17と、1つ以上の第2光学部材18(光学部材)と、を備える。図2は、3次元投影装置12が2つの第2光学部材18a、18bを備える構成を例示している。図2は、3次元投影装置12の構成の例を模式的に示している。例えば、3次元投影装置12および3次元投影装置12の各構成要素の、大きさ、形状、および配置等は、図2に示す例に限定されない。
(第2光学部材)
第2光学部材18は、3次元表示装置17が備える表示部20の表示面201に表示された画像を第1光学部材15に投影し、当該画像の第1虚像14aを対象者13に視認させる。第2光学部材18は、3次元表示装置17が備えるパララックスバリア21を第1光学部材15に投影し、当該パララックスバリア21の第2虚像14bを対象者13に視認させる。
具体的には、第2光学部材18は、3次元表示装置17から出射された光を3次元投影装置12の外部に到達させる。図2に示す例において、第2光学部材18aおよび18bが、3次元表示装置17から出射された光を3次元投影装置12の外部に到達させる。第2光学部材18は、レンズまたはミラーを含んでよい。例えば、第2光学部材18aおよび18bそれぞれは、ミラーを含んでよい。第2光学部材18aおよび18bの少なくとも一方は、レンズを含んでよい。第2光学部材18aおよび18bの一方がミラーであり、他方がレンズであってよい。図2に示す一点破線の矢印は、3次元表示装置17から出射された光の一部が、第2光学部材18aおよび18bによって反射され、3次元投影装置12の筐体に設けられた窓部を通過し、3次元投影装置12の外部まで到達する経路を示す。3次元投影装置12の外部に到達した光は第1光学部材15の所定領域に到達しうる。
第2光学部材18は、3次元表示装置17に表示された画像を拡大する拡大光学系として機能してよい。例えば、第2光学部材18aおよび18bの少なくとも一方は、光が到達する面の少なくとも一部に凸面形状または凹面形状を有するミラーであってよい。第2光学部材18aおよび18bの少なくとも一方は、光が入射または出射する面の少なくとも一部に凸面形状または凹面形状を有するレンズであってよい。凸面形状および凹面形状の少なくとも一部は、球面形状または非球面形状であってよい。
(3次元表示装置)
図2を参照して、3次元表示装置17について詳細に説明がされる。3次元表示装置17は、3次元投影装置12の内部に配置されてよい。3次元表示装置17は、照射器19と、表示部20と、パララックスバリア21(光学素子)と、通信部22と、記憶部23と、制御部24とを備える。図2は、3次元表示装置17の構成の例を模式的に示している。例えば、3次元表示装置17および3次元表示装置17の各構成要素の、大きさ、形状、および配置等は、図2に示される例に限られない。
表示部20は、表示素子である。表示部20は、例えば透過型の液晶表示パネルなどの表示パネルを採用しうる。表示部20は、図3に示すように、板状の表示面201上に、第1方向および第1方向に略直交する第2方向に区画された複数の区画領域を有する。第1方向は水平方向と称されてよい。第2方向は鉛直方向と称されてよい。しかし、第1方向および第2方向はそれぞれこれらに限られない。図面において、第1方向はu軸方向として表され、第2方向はv軸方向として表される。表示面201に表示された画像のu軸方向は、当該画像の第1虚像14aにおけるx軸方向に対応しうる。
区画領域の各々には、1つのサブピクセルが対応する。したがって、表示面201は、水平方向および鉛直方向に沿って格子状に配列された複数のサブピクセルを備える。各サブピクセルはR,G,Bの各色に対応し、R,G,Bの3つのサブピクセルを一組として1ピクセルを構成することができる。1ピクセルは、1画素と称されうる。水平方向は、例えば、1ピクセルを構成する複数のサブピクセルが並ぶ方向である。鉛直方向は、例えば、同じ色のサブピクセルが並ぶ方向である。表示部20としては、透過型の液晶パネルに限られず、有機EL等他の表示パネルを使用しうる。表示部20として、自発光型の表示パネルを使用した場合、3次元表示装置17は照射器19を備えなくてよい。
上述のように表示面201に配列された複数のサブピクセルはサブピクセル群Pgを構成する。サブピクセル群Pgは、右サブピクセル群Pgr(第1サブピクセル群)および左サブピクセル群Pgl(第2サブピクセル群)を含む。右サブピクセル群Pgrおよび左サブピクセル群Pglは、水平方向に互いに隣接して配置される。複数のサブピクセル群Pgは、水平方向に隣接して、繰り返して配列される。
右サブピクセル群Pgrは、所定の列のサブピクセルを含む。具体的には、右サブピクセル群Pgrは、鉛直方向に連続して配列され、水平方向に所定数、連続した列の右眼画像(第1画像)が表示されるサブピクセルを含む。左サブピクセル群Pglは、所定の列のサブピクセルを含む。具体的には、左サブピクセル群Pglは、鉛直方向に連続して配列され、水平方向に所定数、連続した列の左眼画像(第2画像)が表示されるサブピクセルを含む。右眼画像は、対象者13の右眼(第1の眼)に視認させるための画像である。左眼画像は、対象者13の左眼(第2の眼)に視認させるための画像である。
図3に示す例では、表示面201には、水平方向に連続して配列された4列のサブピクセルを含む左サブピクセル群Pglが配置される。表示面201には、左サブピクセル群Pglの水平方向に隣接して、水平方向に連続して配列された4列のサブピクセルを含む右サブピクセル群Pgrが配置される。
パララックスバリア21は、図4に示すように、鉛直方向に伸びる複数の帯状領域である開口領域21bごとに、サブピクセルから射出される画像光の伝播方向である光線方向を規定しうる。パララックスバリア21がサブピクセルから射出される画像光を規定することによって、対象者13の眼に到達する画像光を射出するサブピクセルが位置する表示面201上の領域が定まる。
具体的には、パララックスバリア21は、図2に示したように、表示面201に沿う平面により形成され、表示面201から所定距離(ギャップ)g、離れて配置される。パララックスバリア21は、表示部20に対して照射器19の反対側に位置しうる。パララックスバリア21は、表示部20の照射器19側に位置しうる。
パララックスバリア21は、図4に示したように、複数の、画像光を遮光する遮光面21aを有する。複数の遮光面21aは、互いに隣接する該遮光面21aの間の開口領域21bを画定しうる。開口領域21bは、遮光面21aに比べて光透過率が高い。遮光面21aは、開口領域21bに比べて光透過率が低い。開口領域21bは、パララックスバリア21に入射しうる光を透過させる部分である。開口領域21bは、第1所定値以上の透過率で光を透過させてよい。第1所定値は、例えば100%であってよいし、100%に近い値であってよい。遮光面21aは、パララックスバリア21に入射しうる光を遮って透過させない部分である。言い換えれば、遮光面21aは、表示部20に表示される画像を遮る。遮光面21aは、第2所定値以下の透過率で光を遮ってよい。第2所定値は、例えば0%であってよいし、0%に近い値であってよい。
開口領域21bと遮光面21aとは、表示面201に沿う鉛直方向に延び、水平方向に繰り返し交互に配列される。開口領域21bは、サブピクセルから射出される画像光の光線方向を規定しうる。
パララックスバリア21は、液晶シャッターで構成されてよい。液晶シャッターは、印加する電圧に応じて光の透過率を制御しうる。液晶シャッターは、複数の画素で構成され、各画素における光の透過率を制御してよい。液晶シャッターは、光の透過率が高い領域または光の透過率が低い領域を任意の形状に形成してうる。パララックスバリア21が液晶シャッターで構成される場合、開口領域20bは、第1所定値以上の透過率を有する領域としてよい。パララックスバリア21が液晶シャッターで構成される場合、遮光面21aは、第2所定値以下の透過率を有する領域としてよい。
表示部20の表示面321から射出された画像光は、一部がパララックスバリア21を透過し、第2光学部材18a、18bを介して第1光学部材15に到達しうる。さらに画像光は第1光学部材15に反射されて対象者13の眼に到達しうる。これにより、対象者13の眼は第1光学部材15の前方に表示部20の第1虚像14aを認識しうる。本願において前方は、対象者13からみて第1光学部材15の方向である。前方は、移動体10の通常移動する方向である。また、パララックスバリア21は、第1光学部材15の前方であって第1虚像14aの第1光学部材15側に第2虚像14bをつくる。図5に示すように、対象者13は、見かけ上、第1虚像14aの位置に表示部20が存在し、第2虚像14bの位置にパララックスバリア21が存在するかのように、画像を視認しうる。
図5は、対象者13から観察しうる表示部20の第1虚像14aの各サブピクセルを示す。符号Lが付されたサブピクセルは左眼画像の虚像を表示する。符号Rが付されたサブピクセルは右眼画像の虚像を表示する。さらに、図5は、対象者13の左眼から観察される第1虚像14aの左眼の可視領域14aaおよび不可視領域14abを示す。
図6を参照して、さらに詳細に説明がされる。可視領域14aaは、表示面201から射出され、パララックスバリア21の開口領域21bを透過した画像光が左眼に到達することによって、左眼が視認する第1虚像14aの領域である。不可視領域14abは、表示面201から射出された画像光がパララックスバリア21の遮光面21aで遮光されるために、左眼が画像光を視認できない第1虚像14aの領域である。このとき、利用者の右眼は、第1虚像14aにおける左眼の可視領域14aaを視認しない。利用者の右眼は、第1虚像14aにおいて右眼画像の虚像を表示する左眼の不可視領域14abを視認しうる。したがって、対象者13の右眼は、右眼画像を視認し、左眼画像を視認しない。
このように、対象者13の右眼は右眼画像を視認しうる。対象者13の左眼は左眼画像を視認しうる。したがって、左眼画像と右眼画像との間に視差がある場合、対象者13は3次元画像を視認しうる。
通信部22は、外部装置と通信可能なインタフェースを含んでよい。外部装置は、例えば検出装置11を含んでよい。本開示における「通信インタフェース」は、例えば物理コネクタ、および無線通信機を含んでよい。物理コネクタは、電気信号による伝送に対応した電気コネクタ、光信号による伝送に対応した光コネクタ、および電磁波による伝送に対応した電磁コネクタを含んでよい。電気コネクタは、IEC60603に準拠するコネクタ、USB規格に準拠するコネクタ、RCA端子に対応するコネクタ、EIAJ CP−121aAに規定されるS端子に対応するコネクタ、EIAJ RC−5237に規定されるD端子に対応するコネクタ、HDMI(登録商標)規格に準拠するコネクタ、およびBNC(British Naval ConnectorまたはBaby-series N Connector等)を含む同軸ケーブルに対応するコネクタを含んでよい。光コネクタは、IEC 61754に準拠する種々のコネクタを含んでよい。無線通信機は、Bluetooth(登録商標)、およびIEEE8021aを含む各規格に準拠する無線通信機を含んでよい。無線通信機は、少なくとも1つのアンテナを含む。
記憶部23は、一時記憶装置および二次記憶装置を含んでよい。記憶部23は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、および光メモリ等を用いて構成されてよい。半導体メモリは、揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含んでよい。磁気メモリは、例えばハードディスクおよび磁気テープ等を含んでよい。光メモリは、例えばCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、およびBD(Blu-ray(登録商標) Disc)等を含んでよい。記憶部23は、3次元表示装置17の動作に必要な種々の情報およびプログラムを記憶しうる。
例えば、記憶部23は、実空間上の複数の位置にそれぞれ対応する複数の補正情報を記憶してよい。以下、当該複数の位置それぞれを、基準位置ともいう。補正情報の詳細については後述する。図7は、実空間上のn個の基準位置にそれぞれ対応するn個の補正情報P1からPnを示す。n個の基準位置それぞれは、移動体10における任意の位置を原点とする3次元直交座標または3次元極座標で示されてよい。各補正情報に対応する実空間上の基準位置は、アイボックス16の内部または外部に存在してよい。例えば、アイボックス16が六面体である場合、当該複数の基準位置は、当該六面体における8つの頂点の位置を含んでよい。当該複数の基準位置は、アイボックス16を包含しうる、アイボックス16よりも大きい第1の六面体における8つの頂点の位置を含んでよい。当該複数の基準位置は、アイボックス16に包含される、アイボックス16よりも小さい第2の六面体における8つの頂点の位置を含んでよい。アイボックス16の内部に、複数の第2の六面体が含まれてよい。当該複数の基準位置は、第1の六面体または第2の六面体の内部または辺上の任意の位置を含んでよい。一例において、記憶部23は、アイボックス16の内部に存在する複数の基準位置にそれぞれ対応する複数の補正情報を記憶してよい。
補正情報の詳細について説明がされる。上述したように、第1光学部材15で反射してアイボックス16へ到達する画像光によって、対象者13は表示部20に表示されている画像の虚像14を視認可能である。第1光学部材15の表面形状は、例えば取り付けられる移動体10に応じて設計され、必ずしも平面形状ではない。さらに、第1光学部材15が移動体10に取り付けられると、移動体10の剛性によって第1光学部材15に対して曲げまたはねじり等の力が加わり、第1光学部材15が歪み得る。このため、対象者13によって視認される虚像14の形状は、当該虚像14を視認する対象者13の眼の位置に応じて歪みうる。
補正情報は、対象者13の眼の位置に応じて、第1虚像14aおよび第2虚像14bの形状の歪みを補正するために用いられる。補正情報は、第1虚像14aおよび第2虚像14bの形状の歪みを低減させるように、表示部20に表示させる画像を変形させる情報を含んでよい。例えば、補正情報は、表示部20に表示される画像上の複数の特徴点それぞれのシフト量を示す情報を含んでよい。画像上における複数の特徴点の配置は、任意に定められてよい。例えば、複数の特徴点は、任意の間隔をあけて格子状に配列されてよい。複数の特徴点は、画像を表示する複数の画素に対応してよい。当該補正情報を用いた補正によって、表示部20に表示される画像は、例えば当該画像上の複数の特徴点それぞれが当該補正情報に示されるシフト量だけ移動するように変形されうる。例えば、当該補正情報を用いた補正によって、表示部20に表示される当該画像が、均一または不均一に変形して、表示部20に表示され得る。補正情報に基づき変形された画像の画像光によって、対象者13は、歪みを低減させた虚像14を視認可能である。補正情報は、例えば実験またはシミュレーションにより決定可能である。
制御部24は、1つ以上のプロセッサを含む。プロセッサは、特定のプログラムを読み込ませて特定の機能を実行する汎用のプロセッサ、および特定の処理に特化した専用のプロセッサを含んでよい。専用のプロセッサは、特定用途向けIC(ASIC;Application Specific Integrated Circuit)を含んでよい。プロセッサは、プログラマブルロジックデバイス(PLD;Programmable Logic Device)を含んでよい。PLDは、FPGA(Field-Programmable Gate Array)を含んでよい。制御部24は、1つまたは複数のプロセッサが協働するSoC(System-on-a-Chip)、およびSiP(System In a Package)のいずれかであってよい。
制御部24は、照射器19、表示部20、パララックスバリア21の動作を制御しうる。例えば、制御部24は、照射器19の駆動電力を制御して、照射器29を発光させうる。制御部24は、表示部20に画像を表示させうる。画像は、文字または図形を含んでよい。制御部24は、パララックスバリア21を構成する液晶シャッターに印加する電圧を制御して、パララックスバリア21における光の透過率を制御しうる。制御部24が表示部20およびパララックスバリア21をそれぞれ制御する処理については追って詳細に説明がされる。
制御部24は、通信部22を介して検出装置11から、対象者13の眼の位置に関する情報を取得しうる。制御部24は、検出装置11が備える撮像装置から撮像画像を取得しうる。この場合、制御部24は、取得された撮像画像に基づいて、実空間における対象者13の両眼の位置を検出しうる。
制御部24は、取得された情報が示す眼の位置に応じて、表示部20に表示させる右眼画像、左眼画像を動的に補正しうる。制御部24は、眼の位置に応じてパララックスバリア21を動的に補正しうる。画像を補正するためのアルゴリズムとして、任意のアルゴリズムが採用可能である。以下、制御部24がアルゴリズムを用いて画像を補正する例について具体的に説明する。
概略として、制御部24は、アルゴリズムを用いて、対象者13の右眼の位置に対応する第1補正情報と、対象者13の左眼の位置に対応する第2補正情報とを決定しうる。制御部24は、第1補正情報に基づいて右眼画像を補正しうる。制御部24は、第2補正情報に基づいて左眼画像を補正しうる。制御部24は、第1補正情報と第2補正情報とに基づいて第3補正情報を生成しうる。制御部24は、生成された第3補正情報に基づいて、パララックスバリア21を動的に補正しうる。以下、具体的に説明がされる。
制御部24は、対象者13の右眼の位置に対応する第1補正情報を決定しうる。例えば、制御部24は、第1補正情報を、記憶部23に記憶された複数の補正情報の中から選択することによって決定してよい。あるいは、制御部24は、第1補正情報を、2つ以上の補正情報に基づいて生成することによって決定してよい。第1補正情報の生成には、任意のアルゴリズムが採用可能である。
例えば図8において、それぞれ補正情報が対応付けられた8つの基準位置を頂点とする六面体の内部に、対象者13の右眼Eが位置している。かかる場合、制御部24は、右眼Eの近傍に存在する当該8つの補正情報のうち2つ以上の補正情報に基づいて、右眼Eの位置に対応する第1補正情報を内挿により生成しうる。
例えば図9において、それぞれ補正情報が対応付けられた8つの基準位置を頂点とする六面体の外部に、対象者13の右眼Eが位置している。かかる場合、制御部24は、右眼Eの近傍に存在する当該8つの補正情報のうち2つ以上の補正情報に基づいて、右眼Eの位置に対応する第1補正情報を外挿により生成しうる。
かかる構成によれば、内挿または外挿によって第1補正情報が生成される。このため、補正情報を記憶すべき基準位置の数が低減可能であり、記憶部23に記憶すべき補正情報の情報量が低減可能である。
制御部24は、対象者13の左眼の位置に対応する第2補正情報を決定しうる。例えば、制御部24は、対象者13の左眼の位置に対応する第2補正情報を、記憶部23に記憶された複数の補正情報の中から選択することによって決定してよい。あるいは、制御部24は、対象者13の左眼の位置に対応する第2補正情報を、2つ以上の補正情報に基づいて生成することによって決定してよい。第2補正情報の生成は、上述した第1補正情報の生成と同様にして行われてよい。例えば図8に示すように、対象者13の左眼Eが六面体の内部に位置する場合、制御部24は、左眼Eの位置に対応する第2補正情報を内挿により生成しうる。例えば図9に示すように、対象者13の左眼Eが六面体の外部に位置する場合、制御部24は、左眼Eの位置に対応する第2補正情報を外挿により生成しうる。
制御部24は、第1補正情報と、第2補正情報とに基づいて第3補正情報を生成しうる。第3補正情報の生成には、任意のアルゴリズムが採用可能であってよい。例えば、制御部24は、第1補正情報および第2補正情報それぞれに重み付けを行い、第3補正情報を生成しうる。具体的には、第3補正情報に示される、画像上の特徴点のシフト量S3は、次式(1)で決定される。
S3=α×S1+(1−α)×S2 式(1)
式(1)において、αは、0以上1以下の値を示す重み係数を示す。S1は、第1補正情報に示される、当該特徴点のシフト量を示す。S2は、第2補正情報に示される、当該特徴点のシフト量を示す。例えば、重み係数α=0.3、ある特徴点のシフト量S1=+10、および当該特徴点のシフト量S2=−10である場合、第3補正情報に示される当該特徴点のシフト量S3は、S3=0.3×(+10)+0.7×(−10)=−4となる。
重み係数αは、0以上1以下の範囲で任意に定められてよい。例えば、重み係数αは、予め定められてよい。あるいは、重み係数αは、対象者13の優位眼を考慮して決定されてよい。
対象者13の優位眼を考慮した重み係数αの決定は、例えば、対象者13が移動体10を運転するより前に行われてよい。以下に、重み係数αの決定方法が説明される。制御部24は、検出装置11から両眼の位置に関する情報を取得しうる。制御部24は、取得された情報が示す両眼の位置に基づいて、第1補正情報および第2補正情報を決定しうる。制御部24は、重み係数αを初期値に設定しうる。制御部24は、第1補正情報、第2補正情報、および重み係数αに基づいて、第3補正情報を生成しうる。制御部24は、生成された第3補正情報を用いて補正した基準画像を表示部20に表示させる。基準画像は、重み係数αを決定するために予め用意された画像である。基準画像として、任意の画像が採用可能である。例えば、基準画像は、正方形、円、または格子状に並んだ複数の線等を含んでよい。
制御部24は、例えば、第1虚像14aとして表示された基準画像を観察した対象者13による操作に応じて、重み係数αを変化させる。重み係数αを変化させた場合、制御部24は、第1補正情報、第2補正情報、および変化後の重み係数αに基づいて、第3補正情報を新たに生成しうる。制御部24は、新たに生成された第3補正情報を用いて補正された基準画像を表示部20に表示させる。重み係数αの変化、および新たに生成される第3補正情報を用いて補正された基準画像の表示は、操作に応じて複数回実行されてよい。制御部24は、例えば対象者13による操作に応じて、重み係数αを確定し、記憶部23に記憶しうる。
上述のように重み係数αが確定された後、例えば対象者13が移動体10を運転する場合に、制御部24は、表示部20に表示させる表示画像を対象者13の両眼の位置に応じて動的に補正しうる。具体的には、制御部24は、対象者13の両眼の位置に対応する第1補正情報および第2補正情報と、確定された重み係数αと、に基づいて第3補正情報を生成しうる。制御部24は、第1補正情報および第2補正情報を用いて、表示部20に表示する表示画像を動的に補正しうる。制御部24は、決定された第3補正情報に基づいて、パララックスバリア21を補正する。表示画像は、任意の情報または画像を含んでよい。例えば、表示画像は、移動体10の走行速度、予測進路、走行路の制限速度、標識情報、ルートガイド等の運転支援画像、および歩行者等の障害物を示す画像等を含んでよい。
虚像14の歪みが最も小さいと対象者13が知覚しうるような重み係数αは、対象者13の優位眼および非優位眼の映像合成比率に応じて異なる。対象者13は、例えば両眼で基準画像の虚像14を視認しながら重み係数αを変化させることによって、虚像14の歪みが最も小さいと知覚したときの重み係数αを記憶部23に記憶させることができる。かかる構成によれば、対象者13の優位眼を考慮した重み係数αによって表示画像が補正される。このため、対象者13によって知覚される虚像14の歪みが低減され、虚像14の視認性が向上する。対象者13に虚像14を視認させる技術の利便性が向上する。
制御部24は、第1補正情報に基づいて右眼画像を補正しうる。制御部24は、補正された右眼画像を、右サブピクセル群Pgrを構成する各サブピクセルに表示させる。制御部24は、第2補正情報に基づいて左眼画像を補正しうる。制御部24は、補正された左眼画像を、左サブピクセル群Pglを構成する各サブピクセルに表示させうる。
制御部24は、第3補正情報に基づいてパララックスバリア21を補正しうる。具体的には、制御部24は、第3補正情報に基づいて、パララックスバリア21を構成する液晶シャッターを制御しうる。さらに具体的には、パララックスバリア21の遮光面21aを構成する部分を変更するように液晶シャッターを制御しうる。
上述した重み係数αを決定する3次元投影装置12の動作について図10のフローチャートを参照して説明がされる。本動作は、例えば対象者13が移動体10を運転するより前に行われてよい。
ステップS100:制御部24は、通信部22を介して検出装置11から、対象者13の眼の位置に関する情報を取得する。
ステップS101:制御部24は、対象者13の右眼の位置に対応する第1補正情報と、左眼の位置に対応する第2補正情報とを決定する。
ステップS102:制御部24は、重み係数αを初期値に設定する。
ステップS103:制御部24は、第1補正情報、第2補正情報、および重み係数αに基づいて、第3補正情報を生成する。
ステップS104:制御部24は、第1補正情報に基づいて右基準画像を補正する。制御部24は、第2補正情報に基づいて左基準画像を補正する。
ステップS105:制御部24は、補正した右基準画像を、右サブピクセル群Pgrを構成するサブピクセルに表示させる。制御部24は、補正した左基準画像を、左サブピクセル群Pglを構成するサブピクセルに表示させる。
ステップS106:制御部24は、第3補正情報に基づいてパララックスバリア21を補正する。
ステップS107:制御部24は、例えば対象者13による操作を検出すると、重み係数αを変化させるか否かを決定する。重み係数αを変化させると決定した場合(ステップS107−Yes)、プロセスはステップS108に進む。一方、重み係数αを変化させないと決定した場合(ステップS107−No)、プロセスはステップS109に進む。
ステップS108:制御部24は、例えばステップS107での操作に応じて、重み係数αを変化させる。その後、プロセスはステップS103に戻る。
ステップS109:制御部24は、例えばステップS107の操作に応じて、重み係数αを確定し、記憶部23に記憶する。その後、プロセスは終了する。
図11を参照して、上述した第1アルゴリズムが採用される構成において、表示画像を対象者13の両眼の位置に応じて動的に補正する3次元投影装置12の動作について説明する。本動作は、例えば対象者13が移動体10を運転している間に繰り返し行われてよい。
ステップS200:制御部24は、通信部22を介して検出装置11から、対象者13の眼の位置に関する情報を取得する。
ステップS201:制御部24は、対象者13の右眼の位置に対応する第1補正情報と、左眼の位置に対応する第2補正情報とを決定する。
ステップS202:制御部24は、第1補正情報、第2補正情報、および記憶部23に記憶された重み係数αに基づいて、第3補正情報を生成する。
ステップS203:制御部24は、第1補正情報および第2補正情報に基づいてそれぞれ右眼画像および左眼画像を補正する。
ステップS204:制御部24は、補正された右眼画像および左眼画像を、それぞれ左サブピクセル群Pglを構成するサブピクセル、および右サブピクセル群Pgrを構成するサブピクセルに表示させる。
ステップS205:制御部24は、第3補正情報に基づいてパララックスバリア21を補正する。その後、プロセスは終了する。
以上、本実施形態によれば、3次元投影装置12は、表示面201に表示させる画像と、パララックスバリア21とを対象者13の眼の位置に応じて補正する。このため、移動体10の形状に起因して第1虚像14aおよび第2虚像14bに発生しうる、対象者13の眼の位置に応じた歪みが補正される。したがって、対象者13は、歪みが低減された3次元画像の虚像14を視認することができる。
本実施形態によれば、3次元投影装置12は、右眼の位置に対応する第1補正情報に基づいて右眼画像を補正し、左眼の位置に対応する第2補正情報に基づいて左眼画像を補正する。このため、対象者13は、各眼の位置に対応してそれぞれ歪みが低減された画像を視認することができる。したがって、対象者13は、歪みが低減された3次元画像の虚像14を視認することができる。
本実施形態によれば、3次元投影装置12は、第1補正情報と、第2補正情報と、重み係数αとを用いて生成した第3補正情報に基づいてパララックスバリア21を補正する。利用者の両眼がともに視認するパララックスバリア21は右眼および左眼の位置に基づいて補正される。このため、歪みが低減された右眼画像および左眼画像が、いずれも歪みが低減されたパララックスバリア21によって遮光または透過される。したがって、対象者13の右眼は歪みが低減された右眼画像を視認することができる。左眼は歪みが低減された左眼画像を視認することができる。
本実施形態によれば、3次元投影装置12は、対象者13の優位眼に基づいて重み係数αを決定する。このため、対象者13の優位眼を考慮した重み係数αによって画像が補正される。したがって、対象者13によって知覚される虚像14の歪みが低減され、虚像14の視認性が向上する。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本開示の趣旨および範囲内で、多くの変更および置換ができることは当業者に明らかである。従って、本開示は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形および変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組合せたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
例えば、上述した一実施形態において、表示部20に表示される画像上の複数の特徴点それぞれのシフト量を示す情報を含む補正情報を用いて、当該画像を変形させることによって当該画像が補正された。しかしながら、補正情報の内容および画像を補正する処理は、上述した構成に限られない。
例えば、制御部24は、表示部20に表示させる画像を、テクスチャ画像としてポリゴンに投影してよい。ポリゴンに対するテクスチャ画像の投影には、任意のアルゴリズムが採用可能であってよい。例えば、ポリゴンに対するテクスチャ画像の投影は、テクスチャ画像上のテクスチャ座標と、ポリゴン上の複数の頂点と、の対応関係を示すマッピング情報を用いて行われてよい。ポリゴンの形状は、任意に定められてよい。マッピング情報は、任意に定められてよい。制御部24は、テクスチャ画像が投影されたポリゴンを、例えば3次元仮想空間内に配置する。制御部24は、仮想カメラを視点として、当該ポリゴンを含む当該仮想空間内の領域を眺めた画像を、表示部20に表示させる。かかる構成によれば、上述した一実施形態と同様に、対象者13は、表示部20に表示させた画像の虚像14を視認可能である。
ポリゴンが用いられる上述の構成において、補正情報は、虚像14の形状の歪みを低減させるように、マッピング情報を変化させる情報を含んでよい。例えば、補正情報は、テクスチャ画像上のテクスチャ座標に対応するポリゴン上の頂点を、他の頂点に変更する情報を含んでよい。例えば、当該補正情報を用いた補正によって、ポリゴンに投影されるテクスチャ画像は、均一または不均一に変形して、表示部20に表示され得る。補正情報に基づき変形されたテクスチャ画像の画像光によって、対象者13は、上述した一実施形態と同様に、歪みを低減させた虚像14を視認可能である。マッピング情報を変化させる処理は、例えば制御部24が専用のハードウェアを包含することによって高速に実行可能である。専用のハードウェアは、例えばグラフィックアクセラレータを含んでよい。かかる構成によれば、表示部20に表示させる画像の補正処理が高速化する。このため、例えば対象者13の両眼の位置が変化する場合に、両眼の位置の変化に対する虚像14の歪みの低減が高速に行われる。対象者13に虚像14を視認させる技術の利便性がさらに向上する。
ポリゴンが用いられる上述の構成において、補正情報は、虚像14の形状の歪みを低減させるように、ポリゴンの形状を変化させる情報を含んでよい。例えば、当該補正情報を用いた補正によって、ポリゴンに投影されるテクスチャ画像は、均一または不均一に変形して、表示部20に表示され得る。補正情報に基づき変形されたテクスチャ画像の画像光によって、対象者13は、上述した一実施形態と同様に、歪みを低減させた虚像14を視認可能である。ポリゴンの形状を変化させる処理は、例えば制御部24が専用のハードウェアを包含することによって高速に実行可能である。専用のハードウェアは、例えばグラフィックアクセラレータを含んでよい。かかる構成によれば、表示部20に表示させる画像の補正処理が高速化する。このため、例えば対象者13の両眼の位置が変化する場合に、両眼の位置の変化に対する虚像14の歪みの低減が高速に行われる。対象者13に虚像14を視認させる技術の利便性がさらに向上する。
10 移動体
11 検出装置
12 3次元投影装置
13 対象者
14 虚像
14a 第1虚像
14b 第2虚像
14aa 第1虚像の可視領域
14ab 第1虚像の不可視領域
15 第1光学部材
16 アイボックス
17 3次元表示装置
18、18a、18b 第2光学部材
19 照射器
20 表示部
21 パララックスバリア
21a 遮光面
21b 開口領域
23 表示部
24 通信部
25 記憶部
26 制御部
100 3次元投影システム
201 表示面

Claims (11)

  1. 第1方向および前記第1方向に略直交する第2方向に沿って格子状に配列された複数のサブピクセルを有する表示面を含む表示部と、
    前記表示面上の第2方向に延びる複数の帯状領域ごとに、前記サブピクセルから射出される画像光の光線方向を規定する光学素子と、
    前記光学素子によって光線方向が規定された前記画像光を、前記表示面の虚像が形成されるように投影する光学部材と、
    対象者の眼の位置に関する情報を取得し、前記表示面に表示させる画像と、前記光学素子とを前記眼の位置に応じて補正する制御部と、
    を備える3次元投影装置。
  2. 前記制御部は、前記対象者の第1の眼の位置に対応する第1補正情報に基づいて前記第1の眼に視認させる第1画像を補正し、前記対象者の第2の眼の位置に対応する第2補正情報に基づいて前記第2の眼に視認させる第2画像を補正する、請求項1に記載の3次元投影装置。
  3. 前記制御部は、前記第1補正情報と前記第2補正情報とに基づいて前記光学素子を補正する、請求項2に記載の3次元投影装置。
  4. 前記制御部は、前記第1補正情報と、前記第2補正情報と、重み係数とを用いて生成した第3補正情報に基づいて前記光学素子を補正する、請求項3に記載の3次元投影装置。
  5. 前記制御部は、対象者の優位眼に基づいて前記重み係数を決定する請求項4に記載の3次元投影装置。
  6. 実空間上の複数の基準位置にそれぞれ対応する複数の補正情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、
    第1補正情報を、前記記憶部に記憶された複数の前記補正情報の中から選択し、または2つ以上の前記補正情報に基づいて生成し、
    第2補正情報を、前記記憶部に記憶された複数の前記補正情報の中から選択し、または2つ以上の前記補正情報に基づいて生成する請求項2から5のいずれか一項に記載の3次元投影装置。
  7. 前記表示面は、テクスチャ画像が投影されたポリゴンを仮想カメラから眺めた画像を表示し、
    前記制御部は、前記ポリゴンを前記対象者の両眼の位置に応じて補正する、請求項1から6のいずれか一項に記載の3次元投影装置。
  8. 前記制御部は、前記テクスチャ画像上のテクスチャ座標と、前記ポリゴン上の複数の頂点と、の対応関係を示すマッピング情報を変化させることによって、前記ポリゴンを補正する、請求項7に記載の3次元投影装置。
  9. 前記制御部は、前記ポリゴンの形状を変化させることによって、前記ポリゴンを補正する、請求項7または8に記載の3次元投影装置。
  10. 対象者の眼の位置を検出する検出装置と、
    第1方向および前記第1方向に略直交する第2方向に沿って格子状に配列された複数のサブピクセルを有する表示面を含む表示部と、前記表示面上の第2方向に延びる複数の帯状領域ごとに、前記サブピクセルから射出される画像光の光線方向を規定する光学素子と、前記光学素子によって光線方向が規定された前記画像光を、前記表示面の虚像が形成されるように投影する光学部材と、前記検出装置から前記眼の位置に関する情報を取得し、前記表示面に表示させる画像と、前記光学素子とを前記眼の位置に応じて補正する制御部と、を含む3次元投影装置と、
    を備える3次元投影システム。
  11. 対象者の眼の位置を検出する検出装置と、第1方向および前記第1方向に略直交する第2方向に沿って格子状に配列された複数のサブピクセルを有する表示面を備える表示部と、前記表示面上の第2方向に延びる複数の帯状領域ごとに、前記サブピクセルから射出される画像光の光線方向を規定する光学素子と、前記光学素子によって光線方向が規定された前記画像光を、前記表示面の虚像が形成されるように投影する光学部材と、前記検出装置から前記眼の位置に関する情報を取得し、前記表示面に表示させる画像と、前記光学素子とを前記眼の位置に応じて補正する制御部と、を有する3次元投影装置
    を含む3次元投影システムを備える移動体。
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