JP6799410B2 - 窒素貧化ガスの製造方法、窒素富化ガスの製造方法、窒素分離方法、及び窒素分離システム - Google Patents
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Description
実施形態に係る窒素分離システム10の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、窒素分離システム10の構成を示す機能ブロック図である。
実施形態に係る窒素分離装置14の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、窒素分離装置14の構成を示す断面図である。
図3は、分離膜構造体17の構成例を示す断面図である。分離膜構造体17は、多孔質支持体20、分離膜30(「窒素選択透過膜」の一例)を備える。
クヌーセン拡散試験や平均細孔径の求め方の詳細は、Hye Ryeon Leeほか4名、“Evaluation and fabrication of pore−size−tuned silica membranes with tetraethoxydimethyl disiloxane for gas separation”、AIChE Journal volume57、Issue10、2755−2765、October 2011に開示されている。
無機膜を用いて低温のガスから窒素を選択的に透過させることによって窒素貧化ガスと窒素富化ガスを得る従来の手法では、分離条件の詳細について検討されていないため、分離性能の向上には余地が残されていた。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
以下のようにして、窒素分離装置Aを作製した。
以下のようにして、窒素分離装置Bを作製した。
窒素分離装置A及びBを用いて、メタンと窒素を含有する原料ガスから窒素を分離する試験No.1〜13を行った。試験No.1〜8にはDDR型ゼオライト膜を備える分離膜構造体を用いた窒素分離装置Aを使用し、試験No.9〜13には炭素膜を備える分離膜構造体を用いた窒素分離装置Bを使用した。
11 貯蔵タンク(液化ガス保持部)
12 熱交換器
13 圧縮機
14 窒素分離装置
15 熱交換器
16 収容体
17 分離膜構造体
L1〜L8 第1乃至第8ライン
20 多孔質支持体
30 分離膜(窒素選択透過膜)
Claims (17)
- 液化ガスと気液平衡状態であり、メタンを主成分として含有し、かつ、1モル%以上の窒素を含有する原料ガスを加圧して、加圧原料ガスとする加圧工程と、
前記加圧原料ガスの温度が前記原料ガスの温度よりも高くなるよう調整する調温工程と、
無機材料によって構成される窒素選択透過膜で前記加圧原料ガスに含まれる窒素を分離することによって、前記加圧原料ガスから窒素貧化ガスと窒素富化ガスを生成する分離工程と、
を備え、
前記加圧工程では、前記加圧原料ガスに含まれる窒素の分圧が、前記窒素富化ガスの圧力の2倍以上5倍以下となるように前記原料ガスを加圧する、
窒素貧化ガスの製造方法。 - 前記加圧原料ガスの温度が−40℃以下になるよう調整する、
請求項1に記載の窒素貧化ガスの製造方法。 - 前記窒素選択透過膜は、ゼオライト及び/またはゼオライト類縁化合物により構成される、
請求項1又は2に記載の窒素貧化ガスの製造方法。 - 前記ゼオライト及び/またはゼオライト類縁化合物は、酸素8員環の環からなる細孔を有する、
請求項3に記載の窒素貧化ガスの製造方法。 - 液化ガスと気液平衡状態であり、メタンを主成分として含有し、かつ、1モル%以上の窒素を含有する原料ガスを加圧して、加圧原料ガスとする加圧工程と、
前記加圧原料ガスの温度が前記原料ガスの温度よりも高くなるよう調整する調温工程と、
無機材料によって構成される窒素選択透過膜で前記加圧原料ガスに含まれる窒素を分離することによって、前記加圧原料ガスから窒素貧化ガスと窒素富化ガスを生成する分離工程と、
を備え、
前記加圧工程では、前記加圧原料ガスに含まれる窒素の分圧が、前記窒素富化ガスの圧力の2倍以上5倍以下となるように前記原料ガスを加圧する、
窒素富化ガスの製造方法。 - 前記加圧原料ガスの温度が−40℃以下になるよう調整する、
請求項5に記載の窒素富化ガスの製造方法。 - 前記窒素選択透過膜は、ゼオライト及び/またはゼオライト類縁化合物により構成される、
請求項5又は6に記載の窒素富化ガスの製造方法。 - 前記ゼオライト及び/またはゼオライト類縁化合物は、酸素8員環の環からなる細孔を有する、
請求項7に記載の窒素富化ガスの製造方法。 - 液化ガスと気液平衡状態であり、メタンを主成分として含有し、かつ、1モル%以上の窒素を含有する原料ガスを加圧して、加圧原料ガスとする加圧工程と、
前記加圧原料ガスの温度が前記原料ガスの温度よりも高くなるよう調整する調温工程と、
無機材料によって構成される窒素選択透過膜で前記加圧原料ガスに含まれる窒素を分離することによって、前記加圧原料ガスから窒素貧化ガスと窒素富化ガスを生成する分離工程と、
を備え、
前記加圧工程では、前記加圧原料ガスに含まれる窒素の分圧が、前記窒素富化ガスの圧力の2倍以上5倍以下となるように前記原料ガスを加圧する、
窒素分離方法。 - 前記加圧原料ガスの温度が−40℃以下になるよう調整する、
請求項9に記載の窒素分離方法。 - 前記窒素選択透過膜は、ゼオライト及び/またはゼオライト類縁化合物により構成される、
請求項9又は10に記載の窒素分離方法。 - 前記ゼオライト及び/またはゼオライト類縁化合物は、酸素8員環の環からなる細孔を有する、
請求項11に記載の窒素分離方法。 - 液化ガスと気液平衡状態であり、メタンを主成分として含有し、かつ、1モル%以上の窒素を含有する原料ガスを加圧して、加圧原料ガスとする加圧装置と、
前記加圧原料ガスの温度が前記原料ガスの温度よりも高くなるよう調整する調温装置と、
無機材料によって構成される窒素選択透過膜で前記加圧原料ガスに含まれる窒素を分離することによって、前記加圧原料ガスから窒素貧化ガスと窒素富化ガスを生成する窒素分離装置と、
を備え、
前記加圧装置は、前記加圧原料ガスに含まれる窒素の分圧が、前記窒素富化ガスの圧力の2倍以上5倍以下となるように前記原料ガスを加圧する、
窒素分離システム。 - 前記調温装置は、前記加圧原料ガスの温度が−40℃以下になるよう調整する、
請求項13に記載の窒素分離システム。 - 前記窒素選択透過膜は、ゼオライト及び/またはゼオライト類縁化合物により構成される、
請求項13又は14に記載の窒素分離システム。 - 前記ゼオライト及び/またはゼオライト類縁化合物は、酸素8員環の環からなる細孔を有する、
請求項13乃至15のいずれかに記載の窒素分離システム。 - 前記加圧装置は、前記調温装置の少なくとも一部として機能する、
請求項13乃至16のいずれかに記載の窒素分離システム。
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US15/287,796 US10449485B2 (en) | 2015-10-09 | 2016-10-07 | Method of producing nitrogen-depleted gas, method of producing nitrogen-enriched gas, method of nitrogen separation, and system of nitrogen separation |
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JP2020189757A (ja) * | 2019-05-17 | 2020-11-26 | 日本エア・リキード合同会社 | へリウム回収精製システム |
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