JP6799148B2 - 反射防止用光学フィルターおよび有機発光装置 - Google Patents

反射防止用光学フィルターおよび有機発光装置 Download PDF

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Description

本出願は、反射防止用光学フィルターおよび有機発光装置に関する。
本出願は、2016年10月17日付けの韓国特許出願第10−2016−0134135号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示されたすべての内容は、本明細書の一部として含まれる。
近年、モニターまたはテレビなどの軽量化および薄型化が要求されており、このような要求に応じて、有機発光装置(organic light emitting device、OLED)が注目されている。有機発光装置は、自ら発光する自発光型表示装置であって、別のバックライトを必要としないため、厚さを減らすことができ、フレキシブル表示装置を具現するのに有利である。
なお、有機発光装置は、有機発光表示パネルに形成された金属電極および金属配線により外部光を反射させることができ、反射した外部光により視認性とコントラスト比が低下して、表示品質に劣ることがある。特許文献1(韓国特許公開第2009−0122138号)のように、有機発光表示パネルの一面に円偏光板を付着して、前記反射した外部光が外側に漏れ出ることを減らすことができる。
しかしながら、現在開発されている円偏光板は、視野角の依存性が大きいため、側面に行くほど反射防止性能が低下し、視認性に劣るという問題点がある。
韓国特許公開第2009−0122138号
本出願が解決しようとする課題は、正面のみならず側面においても、全方位反射防止性能およびカラー特性に優れた光学フィルターおよび前記光学フィルターを適用することで視認性が改善された有機発光装置を提供することにある。
本出願は、反射防止用光学フィルターに関する。前記光学フィルターは、一方向に形成された吸収軸を有する偏光子と、光学補償層と、第1位相差フィルムおよび第2位相差フィルムを順に含むことができる。
本明細書で偏光子は、入射光に対して選択的透過および吸収特性を示す素子を意味する。偏光子は、例えば、色々な方向に振動する入射光からいずれか一方の方向に振動する光は透過し、残りの方向に振動する光は吸収することができる。
前記光学フィルターに含まれる偏光子は、線偏光子であってもよい。本明細書で線偏光子は、選択的に透過する光がいずれか一つの方向に振動する線偏光であり、選択的に吸収する光が前記線偏光の振動方向に直交する方向に振動する線偏光である場合を意味する。
前記偏光子としては、例えば、PVA延伸フィルムなどのような高分子延伸フィルムにヨードを染色した偏光子または配向された状態で重合された液晶をホストとし、前記液晶の配向に応じて配列された異方性染料をゲストとするゲスト−ホスト型偏光子が使用できるが、これに限らない。
本出願の一実施形態によると、前記偏光子としては、PVA延伸フィルムが使用できる。前記偏光子の透過率ないしは偏光度は、本出願の目的を考慮して適宜調節され得る。例えば前記偏光子の透過率は、42.5%〜55%であってもよく、偏光度は、65%〜99.9997%であってもよい。
本明細書で角度を定義しつつ、垂直、水平、直交または平行などの用語を使用する場合、これは、目的とする効果を損傷させない範囲における実質的な垂直、水平、直交または平行を意味するものであって、例えば、製造誤差(error)または偏差(variation)などを勘案した誤差を含むものである。例えば、前記それぞれの場合は、約±15度以内の誤差、約±10度以内の誤差または約±5度以内の誤差を含むことができる。
本明細書で位相差フィルムは、光学異方性フィルムであって、複屈折を制御することによって入射偏光を変換できる素子を意味する。本明細書で位相差フィルムのx軸、y軸およびz軸を記載しつつ、特別な言及がない限り、前記x軸は、位相差フィルムの面内遅相軸(slow axis)に平行な方向を意味し、y軸は、位相差フィルムの面内進相軸(fast axis)に平行な方向を意味し、z軸は、位相差フィルムの厚さ方向を意味する。前記x軸と前記y軸は、面内で互いに直交することができる。本明細書で位相差フィルムの光軸を記載しつつ、特に別途規定しない限り、遅相軸を意味する。前記位相差フィルムが棒形状の液晶分子を含む場合、遅相軸は、前記棒形状の長軸方向を意味し、ディスク形状の液晶分子を含む場合、遅相軸は、前記ディスク形状の法線方向を意味する。
本明細書で位相差フィルムのNz値は、下記数式1で計算される。
[数式1]
Nz=(nx−nz)/(nx−ny)
本明細書で下記数式2を満たす位相差フィルムをいわゆる+Cプレートと呼ぶことができる。
本明細書で下記数式3を満たす位相差フィルムをいわゆる+Bプレートと呼ぶことができる。
本明細書で下記数式4を満たす位相差フィルムをいわゆる−Bプレートと呼ぶことができる。
本明細書で下記数式5を満たす位相差フィルムをいわゆる+Aプレートと呼ぶことができる。
[数式2]
nx=ny<nz
[数式3]
ny<nx≠nz
[数式4]
nx>ny>nz
[数式5]
nx>ny=nz
本明細書で位相差フィルムの面上位相差(Rin)は、下記数式6で計算される。
本明細書で位相差フィルムの厚さ方向位相差(Rth)は、下記数式7で計算される。
[数式6]
Rin=d×(nx−ny)
[数式7]
Rth=d×{(nz−(nx+ny)/2}
数式1〜数式7で、nx、nyおよびnzは、それぞれ前記定義したx軸、y軸およびz軸方向の屈折率であり、dは、位相差フィルムの厚さである。
本明細書で逆波長分散特性は、下記数式8を満たす特性を意味し、正常波長分散特性(normal wavelength dispersion)は、下記数式9を満たす特性を意味し、フラット波長分散特性(flat wavelength dispersion)は、下記数式10を満たす特性を意味する。
[数式8]
R(450)/R(550)<R(650)/R(550)
[数式9]
R(450)/R(550)>R(650)/R(550)
[数式10]
R(450)/R(550)=R(650)/R(550)
本明細書で位相差フィルムの屈折率を記載すると共に、特に別途規定しない限り、約550nm波長の光に対する屈折率を意味する。本明細書でR(λ)は、λnm光に対する面上位相差または厚さ方向位相差を意味する。
本出願の第1実施形態の光学フィルターによると、前記第1位相差フィルムは、下記数式1のNz値が0.8〜1.2であってもよい。前記第1位相差フィルムの面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸と43度〜47度を成すことができる。前記第2位相差フィルムは、下記数式1のNz値が−4.0以下であるか、または下記数式2を満たすことができる。前記光学補償層は、下記数式1のNz値が−4.0以下であるか、または下記数式2を満たす第3位相差フィルムを含むことができる。
図1は、前記第1実施形態による光学フィルターの構造を例示的に示す。図1の光学フィルターは、偏光子50、第3位相差フィルム30、第1位相差フィルム10および第2位相差フィルム20を順に含む。図1で偏光子50の括弧は、偏光子の吸収軸を意味し、第1位相差フィルム10の括弧は、第1位相差フィルムの面内遅相軸を意味する。図1に示したように、第1実施形態による光学フィルターは、光学補償層が第3位相差フィルムの単一層であってもよい。
前記光学補償層は、下記数式1のNz値が0.8〜1.2であり、面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸に平行または直交する第4位相差フィルムをさらに含むことができる。
本出願の光学フィルターは、第3および第4位相差フィルムの配置および第4位相差フィルムの面内遅相軸と偏光子の吸収軸の関係によって下記第2〜第5実施形態として具現され得る。図2〜図5は、それぞれ本出願の第2〜第5実施形態による光学フィルターの構造を例示的に示す。図2〜図5において、偏光子50の括弧は、偏光子の吸収軸を意味し、第1位相差フィルム10の括弧は、第1位相差フィルムの面内遅相軸を意味し、第4位相差フィルム40の括弧は、第4位相差フィルムの面内遅相軸を意味する。
図2の光学フィルターは、第4位相差フィルムをさらに含み、且つ、前記第3位相差フィルム30が前記第4位相差フィルム40に比べて前記偏光子に隣接し、前記第4位相差フィルムの面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸に平行になるように配置されている。
図3の光学フィルターは、第4位相差フィルムをさらに含み、且つ、前記第4位相差フィルム40が前記第3位相差フィルム30に比べて前記偏光子に隣接し、前記第4位相差フィルム40の面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸に直交するように配置されている。
図4の光学フィルターは、第4位相差フィルムをさらに含み、且つ、第4位相差フィルム40が前記第3位相差フィルム30に比べて前記偏光子に隣接し、前記第4位相差フィルム40の面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸に平行になるように配置されている。
図5の光学フィルターは、第4位相差フィルムをさらに含み、且つ、前記第3位相差フィルム30は、前記第4位相差フィルム40に比べて前記偏光子に隣接し、前記第4位相差フィルム40の面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸に直交するように配置されている。
前記光学フィルターは、正面のみならず側面においても、優れた全方位反射防止性能およびカラー特性を示すことができる。以下、前記光学フィルターについてより具体的に説明する。
前記光学フィルターは、例えば傾斜角60度で測定した反射率が13%以下、12%以下、11%以下または10%以下であってもよい。前記反射率は、可視光領域内のいずれか一つの波長の光に対する反射率、例えば、380nm〜780nmの範囲のうちいずれか一つの波長の光に対する反射率であるか、あるいは、可視光の全領域に属する光に対する反射率であってもよい。前記反射率は、例えば、光学フィルターの偏光子側で測定した反射率であってもよい。前記反射率は、傾斜角60度の特定の動径角または所定の範囲の動径角で測定した反射率であるか、あるいは、傾斜角60度におけるすべての動径角に対して測定した反射率あるいは傾斜角60度におけるすべての動径角に対して測定した平均反射率を意味し、後述する実施例にて記載された方式で測定した数値である。
前記光学フィルターは、色偏差の平均が50以下、45以下または40以下であってもよい。本明細書で色偏差は、前記光学フィルターが有機発光表示パネルに適用されたとき、側面の色が正面の色とどれぐらい違いが生じるかを意味するものであり、後述する実施例のカラー特性シミュレーション評価において△E abの数式で計算される値を意味する。
前記第1位相差フィルムは、+Bプレートであるか、−Bプレートであるか、または+Aプレートであってもよい。前記第1位相差フィルムは、Nz値が0.8〜1.2であってもよい。第1位相差フィルムのNz値が1.0である場合、+Aプレートであり、0.8以上〜1.0未満である場合、+Aプレートに近い+Bプレートであり、1.0を超え、1.2以下である場合、+Aプレートに近い−Bプレートである。
前記第1位相差フィルムは、1/4波長位相遅延特性を有することができる。本明細書で「n波長位相遅延特性」は、少なくとも一部の波長の範囲内で、入射光を該入射光の波長のn倍で位相遅延させることができる特性を意味する。したがって、前記1/4波長位相遅延特性は、少なくとも一部の波長の範囲内で、入射光を該入射光の波長の1/4倍で位相遅延させることができる特性を意味する。
前記第1位相差フィルムの550nm波長の光に対する面上位相差は、120nm〜160nm、具体的に130nm〜150nmであってもよい。第1位相差フィルムの面上位相差が前記範囲を満たす場合、正面のみならず側面においても、優れた全方位反射防止性能およびカラー特性を示すのに有利である。
一例として、前記第2位相差フィルム、第3位相差フィルムまたは第4位相差フィルムが面上位相差を有し、前記第1位相差フィルムの遅相軸に平行な遅相軸を有する場合に、光学フィルターに含まれる位相差フィルムの550nm波長の光に対する面上位相差の合計は、120nm〜160nm、具体的に130nm〜150nmであってもよい。
前記第1位相差フィルムは、逆波長分散特性(reverse wavelength dispersion)を有することができる。例えば、前記第1位相差フィルムは、入射光の波長が増加するほど、面上位相差が増加する特性を有することができる。前記入射光の波長は、例えば300nm〜800nmであってもよい。
前記第1位相差フィルムのR(450)/R(550)値は、0.60〜0.99、具体的に、0.60〜0.92であってもよい。前記第1位相差フィルムのR(650)/R(550)の値は、前記R(450)/R(550)より大きい値を有し、且つ、1.01〜1.19、1.05〜1.15または1.09〜1.11であってもよい。第1位相差フィルムが逆波長分散特性を有する場合、正面のみならず側面においても、優れた全方位反射防止性能およびカラー特性を示すのに有利である
前記第1位相差フィルムの面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸と約40度〜50度、約43度〜47度、具体的に約45度を成すことができる。
前記第2位相差フィルムは、+Cプレートであるか、または+Bプレートであってもよい。前記第2位相差フィルムの+Bプレートである場合、Nz値は、−4.0以下であってもよい。前記第2位相差フィルムのNz値が−4.0以下である場合、+Cプレートに近い+Bプレートであってもよい。前記第2位相差フィルムのNz値の下限は、例えば−3000nm以上であってもよい。前記第2位相差フィルムが+Cプレートである場合、nx=nyであるので、Nz(nx−nz)/(nx−ny)値は、−∞であるか、あるいは定義されなくてもよい。
前記第2位相差フィルムが+Bプレートである場合、面内遅相軸は、偏光子の光吸収軸と約40度〜50度、約43度〜47度、具体的に約45度を成すことができる。これにより、正面のみならず側面においても、優れた全方位反射防止性能およびカラー特性を示すのに有利である
前記第2位相差フィルムは、0nm以上の厚さ方向位相差を有することができる。具体的に、前記第2位相差フィルムの厚さ方向位相差は、0nm〜200nmであってもよい。より具体的に、前記第2位相差フィルムの厚さ方向位相差は、0nm以上、10nm以上、20nm以上、30nm以上、50nm以上、70nm以上、90nm以上または95nm以上であってもよく、200nm以下、180nm以下、160nm以下、140nm以下、120nm以下、110nm以下または105nm以下であってもよい。前記第2位相差フィルムの厚さ方向位相差が前記範囲を満たす場合、正面のみならず側面においても、優れた全方位反射防止性能およびカラー特性を示すのに有利である
前記第3位相差フィルムは、+Cプレートであるか、または+Bプレートであってもよい。前記第3位相差フィルムが+Bプレートである場合、Nz値は、−4.0以下であってもよい。前記第3位相差フィルムのNz値が−4.0以下である場合、+Cプレートに近い+Bプレートであってもよい。前記第3位相差フィルムのNz値の下限は、例えば−3000nm以上であってもよい。前記第3位相差フィルムが+Cプレートである場合、nx=nyであるから、Nz(nx−nz)/(nx−ny)値は、−∞であるか、あるいは定義されなくてもよい。
前記第3位相差フィルムが+Bプレートである場合、面内遅相軸は、偏光子の光吸収軸と約40度〜50度、約43度〜47度、具体的に約45度を成すことができる。これにより、正面のみならず側面においても、優れた全方位反射防止性能およびカラー特性を示すのに有利である
前記第3位相差フィルムは、0nm以上の厚さ方向位相差を有することができる。具体的に、前記第3位相差フィルムの厚さ方向位相差は、0nm〜200nmであってもよい。より具体的に、前記第3位相差フィルムの厚さ方向位相差は、0nm以上、10nm以上、20nm以上、30nm以上、50nm以上、70nm以上、90nm以上、110nm以上または130nm以上であってもよく、200nm以下、180nm以下、160nm以下、140nm以下または130nm以下であってもよい。前記第3位相差フィルムの厚さ方向位相差が前記範囲を満たす場合、正面のみならず側面においても、優れた全方位反射防止性能およびカラー特性を示すのに有利である
前記第4位相差フィルムは、550nm波長の光に対する面上位相差は、30nm〜180nmであってもよい。より具体的に、前記第4位相差フィルムの面上位相差は、30nm以上、40nm以上、50nm以上、60nm以上、70nm以上または80nm以上であってもよく、180nm以下、170nm以下、160nm以下、150nm以下、140nm以下、130nm以下、120nm以下、110nm以下または100nm以下であってもよい。前記第4位相差フィルムの面上位相差が前記範囲を満たす場合、正面のみならず側面においても、優れた全方位反射防止性能およびカラー特性を示すのに有利である。
前記第4位相差フィルムの面内遅相軸は、偏光子の光吸収軸と0度〜5度または85度〜95度を成すことができる。これにより、正面のみならず側面においても、優れた全方位反射防止性能およびカラー特性を示すのに有利である。
前記第2位相差フィルム、第3位相差フィルムまたは第4位相差フィルムは、それぞれ逆波長分散特性、フラット波長分散特性または正常波長分散特性を有することができる。
一例として、前記第2位相差フィルムおよび第3位相差フィルムのR(450)/R(550)値は、それぞれ0.7〜1.3であってもよい。第2位相差フィルムおよび第3位相差フィルムのR(450)/R(550)値は、それぞれ0.7以上、0.75以上、0.8以上、0.85以上、0.9以上、0.95以上、1以上、1.05以上、1.1以上、1.15以上、1.2以上または1.25以上であってもよく、1.3以下、1.25以下、1.2以下、1.15以下、1.1以下、1.05以下、1以下、0.95以下、0.9以下、0.85以下、0.8以下または0.75以下であってもよい。前記R(λ)は、λnm光に対する位相差フィルムの厚さ方向位相差を意味する。
一例として、前記第4位相差フィルムのR(450)/R(550)値は、0.7〜1.3であってもよい。第4位相差フィルムのR(450)/R(550)値は、それぞれ0.7以上、0.75以上、0.8以上、0.85以上、0.9以上、0.95以上、1以上、1.05以上、1.1以上、1.15以上、1.2以上または1.25以上であってもよく、1.3以下、1.25以下、1.2以下、1.15以下、1.1以下、1.05以下、1以下、0.95以下、0.9以下、0.85以下、0.8以下または0.75以下であってもよい。前記R(λ)は、λnm光に対する位相差フィルムの面上位相差を意味する。
前記第2〜第4位相差フィルムの光学物性を調節することによって、正面のみならず側面において、全方位反射防止性能およびカラー特性をより効果的に向上させることができる。
本出願の第1実施形態または第4実施形態によると、前記第2位相差フィルムの厚さ方向位相差は、50nm〜150nmであってもよい。また、前記第3位相差フィルムの厚さ方向位相差は、0nm〜70nmであってもよい。第4実施形態の場合、第4位相差フィルムの面上位相差は、前述した範囲内で適宜選択できる。このような光学フィルターは、正面で60度の側面方向に計算された全方位反射率が約11%以下であり、全方位において均一なカラー特性を示すことができる。
本出願の第2実施形態によると、前記第2位相差フィルムの厚さ方向位相差は、50nm〜150nmであってもよい。また、前記第3位相差フィルムの厚さ方向位相差は、30nm〜80nmであってもよい。また、第4位相差フィルムの面上位相差は、40nm〜140nmであってもよい。このような光学フィルターは、正面から60度の側面方向に計算された全方位反射率が約11%以下であり、全方位において均一なカラー特性を示すことができる。
本出願の第3実施形態によると、前記第2位相差フィルムの厚さ方向位相差は、30nm〜200nmであってもよい。また、前記第3位相差フィルムの厚さ方向位相差は、50nm〜180nmであってもよい。また、前記第4位相差フィルムの面上位相差は、30nm〜140nmであってもよい。このような光学フィルターは、正面で60度の側面方向に計算された全方位反射率が約11%以下であり、全方位において均一なカラー特性を示すことができる。
本出願の第5実施形態によると、前記第2位相差フィルムの厚さ方向位相差は、120nm〜190nmであってもよい。また、前記第3位相差フィルムの厚さ方向位相差は、0nm〜50nmであってもよい。また、前記第4位相差フィルムの面上位相差は、0nm〜120nmであってもよい。このような光学フィルターは、正面から60度の側面方向に計算された全方位反射率が約11%以下であり、全方位において均一なカラー特性を示すことができる。
前記第1、第2、第3および第4位相差フィルムは、それぞれ高分子フィルムまたは液晶フィルムであってもよい。前記高分子フィルムとしては、PC(polycarbonate)、ノルボルネン樹脂(norbonene resin)、PVA(poly(vinyl alcohol))、PS(polystyrene)、PMMA(poly(methyl methacrylate))、PP(polypropylene)などのポリオレフィン、Par(poly(arylate))、PA(polyamide)、PET(poly(ethylene terephthalate))またはPS(polysulfone)などを含むフィルムが使用できる。前記高分子フィルムを適切な条件で延伸または収縮処理して、複屈折性を付与し、前記第1位相差フィルムおよび前記第2位相差フィルムとして使用できる。前記液晶フィルムは、液晶分子を配向および重合させた状態で含むことができる。前記液晶分子は、重合性液晶分子であってもよい。本明細書で重合性液晶分子は、液晶性を示すことができる部位、例えばメソゲン(mesogen)骨格などを含み、重合性官能基を一つ以上含む分子を意味する。また、重合性液晶分子を重合された形態で含むというのは、前記液晶分子が重合されて、液晶フィルム内で液晶高分子の主鎖または側鎖のような骨格を形成している状態を意味する。
前記第1位相差フィルム〜第4位相差フィルムの厚さは、本出願の目的を考慮して適宜調節できる。例えば、前記第1位相差フィルムの厚さは、1.5μm〜3.5μmであってもよい。前記第2位相差フィルムの厚さは、0.3μm〜5μmであってもよい。前記第3位相差フィルムの厚さは、0を超え、4.5μm以下であってもよい。前記第4位相差フィルムの厚さは、0を超え、4μm以下であってもよい。
前記光学フィルターは、表面処理層をさらに含むことができる。前記表面処理層としては、反射防止層などが例示できる。前記表面処理層は、前記偏光子の外側に、すなわち第2位相差フィルムが配置された反対の側面に配置され得る。前記反射防止層としては、屈折率が異なる二つ以上の層の積層体などが使用できるが、これに限らない。
前記光学フィルターの第1位相差フィルム、第2位相差フィルム、第3位相差フィルム、第4位相差フィルムおよび偏光子は、粘着剤または接着剤を介して付着しているか、あるいは、直接コーティングにより積層されていてもよい。前記粘着剤または前記接着剤としては、光学透明粘着剤または接着剤が使用できる。
本出願の光学フィルターは、外光の反射を防止できるので、有機発光装置の視認性を改善することができる。外部から入射する非偏光した光(incident unpolarized light)(以下、「外光」という)は、偏光子を通過しながら、二つの偏光直交成分のうち一つの偏光直交成分、すなわち第1偏光直交成分のみが透過し、偏光した光は、第1位相差フィルムを通過しながら、円偏光に変わることができる。前記円偏光した光は、基板、電極などを含む有機発光表示装置の表示パネルで反射しながら、円偏光の回転方向が変わるようになり、前記円偏光した光が第1位相差フィルムをさらに通過しながら、二つの偏光直交成分のうち他の一つの偏光直交成分、すなわち第2偏光直交成分に変換される。前記第2偏光直交成分は、偏光子を通過せずに外部に光が放出されないため、外光反射の防止効果を有することができる。
本出願の光学フィルターは、側面から入射する外光の反射も効果的に防止できるので、有機発光装置の側面視認性を改善することができる。例えば、視野角偏光補償の原理を用いて側面から入射する外光の反射も効果的に防止することができる。
本出願の光学フィルターは、有機発光装置に適用され得る。図6は、本出願の光学フィルターを適用した有機発光装置を例示的に示す断面図である。図6を参照すると、前記有機発光装置は、有機発光表示パネル200と、有機発光表示パネル200の一面に位置する光学フィルター100とを含む。前記光学フィルターの第1位相差フィルム10が偏光子50に比べて有機発光表示パネル200に隣接するように配置され得る。
前記有機発光表示パネルは、ベース基板、下部電極、有機発光層、上部電極および封止基板などを含むことができる。前記下部電極および上部電極のうち一つは、アノード(anode)であり、他の一つは、カソード(cathode)であってもよい。アノードは、正孔(hole)が注入される電極であって、仕事関数(work function)が高い導電物質からなり、カソードは、電子が注入される電極であって、仕事関数が低い導電物質からなり得る。下部電極および上部電極のうち少なくとも一つは、発光した光が外部に出ることができる透明導電物質からなり得、例えばITOまたはIZOであってもよい。有機発光層は、下部電極と上部電極に電圧が印加されたとき、光を出すことができる有機物質を含むことができる。
下部電極と有機発光層との間および上部電極と有機発光層との間には、付帯層をさらに含むことができる。付帯層は、電子と正孔の均衡を合わせるための正孔伝達層(hole transporting layer)、正孔注入層(hole injecting layer)、電子注入層(electron injecting layer)および電子伝達層(electron transporting layer)を含むことができるが、これに限らない。封止基板は、ガラス、金属および/または高分子からなり得、下部電極、有機発光層および上部電極を封止して、外部から水分および/または酸素が流入するのを防止することができる。
光学フィルター100は、有機発光表示パネルから光が出る側に配置され得る。光学フィルター100は、例えばベース基板側に光が出る背面発光(bottom emission)構造である場合、ベース基板の外側に配置され得、封止基板側に光が出る前面発光(top emission)構造である場合、封止基板の外側に配置され得る。光学フィルター100は、外光が有機発光表示パネル200の電極および配線などのように金属からなる反射層により反射して有機発光装置の外側に出るのを防止することによって、有機発光装置の表示特性を改善することができる。また、光学フィルター100は、前述したように、正面のみならず側面においても反射防止効果を示すことができるので、側面視認性を改善することができる。
本出願の光学フィルターは、正面のみならず側面においても、全方位反射防止性能およびカラー特性に優れており、前記光学フィルターは、有機発光装置に適用されて視認性を向上させることができる。
本出願の第1実施形態による光学フィルターの例示的な断面図である。 本出願の第2実施形態による光学フィルターの例示的な断面図である。 本出願の第3実施形態による光学フィルターの例示的な断面図である。 本出願の第4実施形態による光学フィルターの例示的な断面図である。 本出願の第5実施形態による光学フィルターの例示的な断面図である。 本出願の一実施形態による有機発光装置の断面図である。 実施例1〜12および比較例1〜4の反射率シミュレーションの結果である。 実施例1〜12および比較例1〜4の反射率シミュレーションの結果である。 実施例1〜12および比較例1〜4の反射率シミュレーションの結果である。 実施例1〜16および比較例1〜4のカラー特性シミュレーションの結果である。 実施例1〜16および比較例1〜4のカラー特性シミュレーションの結果である。 実施例1〜16および比較例1〜4のカラー特性シミュレーションの結果である。 実施例1〜16および比較例1〜4のカラー特性シミュレーションの結果である。
以下、実施例および比較例を通じて前記内容をより具体的に説明するが、本出願の範囲が下記提示された内容に限定されるものではない。
実施例1〜16および比較例1〜4
反射率およびカラー特性シミュレーションを評価するために、偏光子、位相差フィルムおよびOLEDパネルが順に配置された構造を設定した。前記偏光子は、一方向に吸収軸を有し、単体透過率(Ts)が42.5%であり、前記OLEDパネルは、Galaxy S6である。第1位相差フィルムおよび第4位相差フィルムは、+A Plateであり、第2および第3位相差フィルムは、+C Plateである。実施例および比較例の位相差フィルムの光学物性は、表1〜表4に整理した。表1〜表4で、POLの下部に記載された位相差フィルムは、それぞれ積層順序を意味する。POLの角度は、偏光子の光吸収軸の方向を意味し、位相差フィルムの角度は、遅相軸の方向を意味する。Rinは、位相差フィルムの550nm波長の光に対する面内位相差値を意味し、Rthは、位相差フィルムの550nm波長の光に対する厚さ方向位相差値を意味する。分散性は、位相差フィルムのR(450)/R(550)の値を意味し、前記R(λ)は、λ波長の光に対する面上位相差値(+A Plateの場合)または厚さ方向位相差値(+C Plateの場合)を意味する。
評価例1:反射率シミュレーション評価
実施例1〜16および比較例1〜4に対して動径角0度〜360度に応じて正面を基準として60度の側面方向で反射率をシミュレーション(Techwiz 1D plus、サナイシステム)評価し、その結果を図7〜図9に示したものであり、その結果を表1〜表4に整理した。前記反射率は、380nm〜780nm波長に対する平均反射率を意味する。最大反射率(Max.)は、動径角0度〜360度で反射率のうち最も高い反射率を意味し、平均反射率(Ave.)は、動径角0度〜360度においての反射率の平均値を意味する。実施例1〜16の構造は、比較例1〜4の構造に比べて最大反射率(Max.)および平均反射率(Ave.)が低いため、反射防止効果に優れていることを確認することができる。
評価例2:カラー特性シミュレーション評価
実施例1〜16および比較例1〜4に対して全方位カラー特性(Techwiz 1D plus、サナイシステム)をシミュレーション評価し、その結果を図10〜図12に示したものであり、その結果を表1〜表4に整理した。
カラー特性の場合、表面反射の影響度を除いて分析することが適切であるため、Extended jones方式で計算し評価した。図10〜図13のそれぞれの円の明るさは、色偏差(Color difference、ΔE ab)を意味し、黒い色に近いほど色偏差が低いことを意味する。色偏差は、下記のような数式で定義される。
前記数式で、(L 、a 、b )は、正面(傾斜角0°、方位角0°)における反射色の値を意味し、(L 、a 、b )は、それぞれの傾斜角、方位角の位置における反射色の値を意味する。図10〜図13は、全方向の角度に対する色偏差を計算して図示化したグラフである。色偏差の数値が意味することは、側面の色が正面の色とどれぐらい違いが生じるかを示すものである。したがって、図10〜図13における色が暗いほど全方向において均一な色を具現すると判断できる尺度になり得る。
表示された色は、実際に人間が認知できる色感を示す。円の中心は、正面(傾斜角0°、方位角0°)を意味し、円から遠ざかるほど最大60°まで傾斜角が増加することを示す。
円の径方向に沿って右側(0°)から反時計回りの方向にそれぞれ90°、180°、270°などの方位角を意味する。
表1〜表4で、最大色偏差(Max.)は、動径角0度〜360度で反射率のうち最も高い色偏差を意味し、平均色偏差(Ave.)は、動径角0度〜360度においての色偏差の平均値を意味する。図10〜図13によると、実施例1〜16の構造は、比較例1〜4の構造に比べて色が暗く、最大色偏差(Max.)および平均色偏差(Ave.)が低いため、全方位において均一な色を具現することがわかる。
1 光学補償層
10 第1位相差フィルム
20 第2位相差フィルム
30 第3位相差フィルム
40 第4位相差フィルム
50 偏光子
100 光学フィルター
200 有機発光表示パネル

Claims (15)

  1. 一方向に形成された吸収軸を有する偏光子と、光学補償層と、下記数式1のNz値が0.8〜1.2であり、面内遅相軸が前記偏光子の吸収軸と43度〜47度を成す第1位相差フィルムと、下記数式1のNz値が−4.0以下であるか、または下記数式2を満たす第2位相差フィルムとを順に含み、前記光学補償層は、下記数式1のNz値が−4.0以下であるか、または下記数式2を満たす第3位相差フィルムを含む反射防止用光学フィルター。
    [数式1]
    Nz=(nx−nz)/(nx−ny)
    [数式2]
    nx=ny<nz
    (数式1および2で、nx、nyおよびnzは、位相差フィルムのx軸、y軸およびz軸方向の屈折率であり、x軸は、位相差フィルムの面内遅相軸に平行な方向であり、y軸は、位相差フィルムの面内進相軸に平行な方向であり、z軸は、位相差フィルムの厚さ方向である。
  2. 前記光学補償層は、前記数式1のNz値が0.8〜1.2であり、面内遅相軸が前記偏光子の吸収軸に平行または直交する第4位相差フィルムをさらに含む、請求項1に記載の光学フィルター。
  3. 前記第3位相差フィルムは、前記第4位相差フィルムに比べて前記偏光子に隣接し、前記第4位相差フィルムの面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸に平行である、請求項2に記載の光学フィルター。
  4. 前記第4位相差フィルムは、前記第3位相差フィルムに比べて前記偏光子に隣接し、前記第4位相差フィルムの面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸に直交する、請求項2に記載の光学フィルター。
  5. 前記第4位相差フィルムは、前記第3位相差フィルムに比べて前記偏光子に隣接し、前記第4位相差フィルムの面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸に平行である、請求項2に記載の光学フィルター。
  6. 前記第3位相差フィルムは、前記第4位相差フィルムに比べて前記偏光子に隣接し、前記第4位相差フィルムの面内遅相軸は、前記偏光子の吸収軸に直交する、請求項2に記載の光学フィルター。
  7. 前記第2位相差フィルムおよび前記第3位相差フィルムのR(450)/R(550)値は、それぞれ0.7〜1.3の範囲内であり、R(λ)は、λnm光に対する下記数式7で定義される位相差フィルムの厚さ方向位相差Rthを意味する、請求項1に記載の光学フィルター。
    [数式7]
    Rth=d×{(nz−(nx+ny)/2}
    (dは位相差フィルムの厚さである。)
  8. 前記第4位相差フィルムのR(450)/R(550)値は、0.7〜1.3の範囲内であり、R(λ)は、λnm光に対する位相差フィルムの面上位相差を意味する、請求項2に記載の光学フィルター。
  9. 前記第1位相差フィルムの550nm波長の光に対する面上位相差は、130nm〜150nmである、請求項1に記載の光学フィルター。
  10. 前記第1位相差フィルムのR(450)/R(550)は、0.60〜0.92であり、R(λ)は、λnm光に対する位相差フィルムの面上位相差を意味する、請求項1に記載の光学フィルター。
  11. 下記数式7で定義される前記第2位相差フィルムの厚さ方向位相差Rthは、0nm〜200nmであり、前記数式1のNz値は、−4.0以下である、請求項1に記載の光学フィルター。
    [数式7]
    Rth=d×{(nz−(nx+ny)/2}
    (dは位相差フィルムの厚さである。)
  12. 下記数式7で定義される前記第3位相差フィルムの厚さ方向位相差Rthは、0nm〜200nmであり、前記数式1のNz値は、−4.0以下である、請求項1に記載の光学フィルター。
    [数式7]
    Rth=d×{(nz−(nx+ny)/2}
    (dは位相差フィルムの厚さである。)
  13. 前記第4位相差フィルムの550nm波長の光に対する面上位相差は、0nm〜180nmである、請求項2に記載の光学フィルター。
  14. 請求項1に記載の光学フィルターおよび有機発光表示パネルを含む有機発光装置。
  15. 前記光学フィルターの前記第1位相差フィルムが前記偏光子に比べて前記有機発光表示パネルに隣接して配置される、請求項14に記載の有機発光装置。
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