JP6797888B2 - ボルテックスジェネレータ及び風車翼 - Google Patents

ボルテックスジェネレータ及び風車翼 Download PDF

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Description

本開示は、ボルテックスジェネレータ及び風車翼に関する。
従来から、風車の運転効率を向上させる観点から、風車翼の空力的性能を改善する試みがなされている。その試みの一つは、風車翼の表面にボルテックスジェネレータを設け、風車翼の表面に沿った流れの剥離を抑制することである。
特許文献1〜特許文献8には、風車翼の表面に取り付けられる基部と該基部上に立設されたフィンとを有するボルテックスジェネレータが開示されている。
欧州特許出願公開第2484898号明細書 国際公開第2015/030573号 独国特許出願公開第10/2013/201871号明細書 国際公開第2014/198353号 欧州特許出願公開2824320号明細書 欧州特許出願公開2739529号明細書 国際公開第2006/122547号 欧州特許出願公開2736805号明細書
特許文献1〜8のようなボルテックスジェネレータでは、風車の運転中に、風車翼の表面に設置されたボルテックスジェネレータに導入される空気流れに渦(ボルテックス)を形成することで剥離の抑制が行われる。このとき形成される渦には、風車翼の表面に向かって押し付ける流れが含まれることから、空気中に汚れ成分が含まれていると、翼表面に汚れを生じさせる要因となる。
ボルテックスジェネレータに導入される空気には、空気中に含まれる水分やほこり、天候によって雨水などの水などが含まれることがある。このような水には、一般的な空気中のほこりや汚れ、また、大気汚染成分であるSOxやNOxが含まれることがあり、これらの大気汚染成分は光化学反応などによって酸性物質(例えば、硝酸や硫酸など)に変化し、雨水に溶け込むことで酸性雨となる。また火山活動のような自然要因によって放出されたガスが雨水に溶け込むことでも酸性雨が発生することがある。
このような水が空気流れとともにボルテックスジェネレータに取り込まれて表面に押し付けられると、風車翼の表面に汚れを生じさせる要因となる。風車翼の汚れは、外観上好ましくないだけでなく、風車性能への悪影響を与えるおそれもある。
本発明の少なくとも一実施形態は上述の事情に鑑みなされたものであり、翼表面に生じる汚れを抑制可能なボルテックスジェネレータ及びこれを備えた風車翼を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る風車翼のボルテックスジェネレータは上記課題を解決するために、
風車翼に取り付けられるボルテックスジェネレータであって、
前記風車翼の表面に取り付けられる基部と、
前記風車翼の前縁側から後縁側に向けて互いの間隔が広がるように、前記基部上に翼長方向に沿って配列された第1フィン及び第2フィンを少なくとも一対含むフィン部と、
を備え、
前記基部は、凸状の断面形状を有し、
前記断面形状は翼厚方向の最大高さが2mm以上である。
上記(1)の構成によれば、ボルテックスジェネレータの基部は凸状の断面形状を有し、その翼厚方向の最大高さが2mm以上となる。そのため、ボルテックスジェネレータに導入される風に含まれる水は、基部の高さによってフィン部への導入が抑制される。その結果、フィン部を通過した空気流れに含まれる水が風車翼の表面に押し付けられることが抑制され、風車翼の表面における汚れ発生を効果的に抑制できる。
(2)幾つかの実施形態では上記(1)の構成において、
前記基部は、前記基部が前記風車翼に取り付けられた際に、前記風車翼の前縁側から流入する風に対向する対向面を有する。
上記(2)の構成によれば、風車翼の前縁側からボルテックスジェネレータに流入する風は、基部が有する対向面に導かれる。風に含まれる水は対向面によって偏向されることでフィン部への侵入が抑制される。その結果、フィン部を通過した空気流れに含まれる水が風車翼の表面に押し付けられることが、より効果的に抑制される。
(3)幾つかの実施形態では上記(2)の構成において、
前記対向面は、前記基部が前記風車翼に取り付けられた際に、前記表面に対する傾斜角度が3deg以上である。
上記(3)の構成によれば、翼本体の表面に対する対向面の傾斜角度を当該範囲に設定することで、フィン部への水の侵入抑制効果を効果的に享受できる。
(4)幾つかの実施形態では上記(1)から(3)のいずれか一構成において、
前記基部は、前記風車翼に取り付けられた際に、前記風車翼の前縁側において、前記風車翼の後縁側に向けて前記翼長方向に沿った幅が広くなる平面形状を有する。
上記(4)の構成によれば、基部の平面形状は、前縁側において後縁側にむけて幅が広くなるように形成される。これにより、風車翼の前縁側からボルテックスジェネレータに流入する風に含まれる水は、当該平面形状に沿ってフィン部の外側に導かれるため、フィン部への水の侵入をより効果的に抑制できる。
(5)幾つかの実施形態では上記(4)の構成において、
前記平面形状は、前記翼長方向に交差する基準ラインに対して対称である。
上記(5)の構成によれば、基部の平面形状を対称にすることで、左右対称な空気流れがボルテックスジェネレータに導かれた際に、当該流れに含まれる水をフィン部の外側によりスムーズに流すことができる。これにより、フィン部への水の侵入をより効果的に抑制できる。
(6)幾つかの実施形態では上記(5)の構成において、
前記平面形状の外輪郭は、前記前縁側に設けられた円弧部と、前記円弧部より前記後縁側において連結点を介して前記円弧部に接続された直線部と、を含み、
前記円弧部の接線及び前記直線部の接線は前記連結点において同じ傾きを有する。
上記(6)の構成によれば、前縁側の円弧部と後縁側の直線部とかなめらかに連結した平面形状を有するため、フィン部を避けるようにスムーズに水を導くことができる。
(7)幾つかの実施形態では上記(4)の構成において、
前記平面形状は、前記翼長方向に交差する基準ラインに対して非対称である。
上記(7)の構成によれば、基部の平面形状を非対称にすることによって、左右対称な空気流れがボルテックスジェネレータに導かれた際に、空気流れに含まれる水をフィン部の片側に積極的に流すことで、フィン部への水侵入を効果的に抑制できる。
(8)幾つかの実施形態では上記(1)から(7)のいずれか一構成において、
前記フィン部は、一対の前記第1フィン及び前記第2フィンを含む。
上記(8)の構成によれば、基部上に一対の第1フィン及び第2フィンを有するボルテックスジェネレータにおいて、フィン部への水の侵入を効果的に抑制できる。
(9)幾つかの実施形態では上記(8)の構成において、
前記断面形状において、前記第1フィン及び前記第2フィンの内側が前記第1フィン及び前記第2フィンの外側に比べて前記翼厚方向における高さが大きい。
上記(9)の構成によれば、フィン部を構成する第1フィン及び第2フィンの内側が外側に比べて高さが大きくなるので、フィン部への水の侵入を効果的に抑制できる。
(10)幾つかの実施形態では上記(1)から(7)のいずれか一構成において、
前記フィン部は、複数対の前記第1フィン及び前記第2フィンを含む。
上記(10)の構成によれば、基部上に複数対のフィン部が設けられるボルテックスジェネレータにおいて、各フィン部への水の侵入を効果的に抑制できる。
(11)幾つかの実施形態では上記(10)の構成において、
前記基部は、前記断面形状において、前記第1フィン及び前記第2フィンの内側が前記第1フィン及び前記第2フィンの外側に比べて前記翼厚方向における高さが大きくなるように、前記基部の表面に形成された段差部を有する。
上記(11)の構成によれば、複数対の第1フィン及び第2フィンが設けられた基部では、各対の第1フィン及び第2フィンにおいて、第1フィン及び第2フィンの内側が外側に比べて高さが大きくなるように段差部を表面に有することで、フィン部への水の侵入を効果的に抑制できる。
(12)幾つかの実施形態では上記(11)の構成において、
前記第1領域は、前記風車翼に取り付けられた際に、前記前縁側から前記後縁側に向けて前記翼長方向に沿った幅が大きくなる平面形状を有する。
上記(12)の構成によれば、段差部の平面形状は、前縁側において後縁側にむけて幅が広くなるように形成される。これにより、風車翼の前縁側からボルテックスジェネレータに流入する風に含まれる水は、当該平面形状に沿ってフィン部の外側に導かれるため、フィン部への水の侵入をより効果的に抑制できる。
(13)幾つかの実施形態では上記(1)から(12)のいずれか一構成において、
前記第1フィン及び前記第2フィンは、流入方向を基準としたフィンコードの角度が8度以上、且つ、22度以下であるように設定される。
上記(13)の構成によれば、第1フィン及び第2フィンの傾斜角度を当該範囲に設定することで、ボルテックスジェネレータが本来有する剥離抑制効果と、上述のフィン部への水侵入抑制効果とを、より効果的に得ることができる。
(14)幾つかの実施形態では上記(1)から(13)のいずれか一構成において、
前記基部及び前記フィン部は、ASA又はAESなどの熱可塑性プラスチックから形成される。
上記(14)の構成によれば、ASA又はAESなどの熱可塑性プラスチックから形成されるボルテックスジェネレータにおいて、上述のフィン部への水侵入抑制効果が好適に得られる。
(15)本発明の少なくとも一実施形態に係る風車翼は上記課題を解決するために、
翼本体と、
上記(1)から(14)のいずれか一構成のボルテックスジェネレータと、
を備え、
前記ボルテックスジェネレータは、前記翼本体の負圧面上に、前記翼長方向に沿って少なくとも一つ設けられる。
上記(15)の構成によれば、上記構成を有するボルテックスジェネレータを翼本体上に有することで、空気流れに含まれる水が風車翼の表面に押し付けられることが抑制され、風車翼の表面における汚れ発生を効果的に抑制できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、翼表面に生じる汚れを抑制可能なボルテックスジェネレータ及びこれを備えた風車翼を提供できる。
本発明の少なくとも一実施形態に係るボルテックスジェネレータを備える風車翼の斜視図である。 図1のボルテックスジェネレータの斜視図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 風車翼の表面上に配置された従来のボルテックスジェネレータを示す平面図である。 ボルテックスジェネレータに導入される空気流れと、空気流れに含まれる水の流れを簡易的に示す模式図である。 基部の平面形状の他の例を示す平面図である。 基部の平面形状の他の例を示す平面図である。 基部の平面形状の他の例を示す平面図である。 基部の平面形状の他の例を示す平面図である。 他の実施形態に係るボルテックスジェネレータを備える風車翼の斜視図である。 図11のボルテックスジェネレータの平面図である。 図12のD−D線断面図である。 図13の変形例である。 円形の段差部を有するボルテックスジェネレータの平面図である。 他の平面形状の段差部を有するボルテックスジェネレータの平面図である。 他の平面形状の段差部を有するボルテックスジェネレータの平面図である。 他の平面形状の段差部を有するボルテックスジェネレータの平面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず図1を参照して、本発明の少なくとも一実施形態に係るボルテックスジェネレータ10を備える風車翼1の全体構成について説明する。図1は本発明の少なくとも一実施形態に係るボルテックスジェネレータ10を備える風車翼1の斜視図である。
風車翼1の翼本体2は、翼根3において風車のハブ(不図示)に取り付けられる。風車のハブには、図1に示す風車翼1が少なくとも一つ設けられる。ハブに複数の風車翼1が設けられる場合には、それらは放射状に配置される。ハブは、風車翼1によって風を受けることによって回転する。風車が風力発電装置である場合には、ハブと共に回転するロータに連結された発電機が駆動されることにより、発電が行われる。
翼本体2は、翼長方向に沿って延びており、ハブに取り付けられる翼根3と、翼根3と反対側の翼先端4とを有する。また翼本体2は、翼根3から翼先端4にかけて、前縁6と後縁7とを有する。また、翼本体2の外形は、圧力面(腹面)8と、圧力面8と反対側の負圧面(背面)9とを有する。
尚、以下の説明では、翼根3から翼先端4に向かう方向を「翼長方向」と称し、前縁6と後縁7とを結ぶ線(コード)に沿った方向を「コード方向」と称する。
翼本体2の表面には、少なくとも一つのボルテックスジェネレータ10が設置される。図1では、翼本体2の負圧面9上に、翼長方向に沿って複数のボルテックスジェネレータ10が設置されている場合が例示されている。これにより、ボルテックスジェネレータ10による後述の剥離抑制効果を広い翼長方向範囲にて享受することができる。
続いてボルテックスジェネレータ10の具体的構成について説明する。図2は図1のボルテックスジェネレータ10の斜視図であり、図3は図2のA−A断面図であり、図4は図2のB−B断面図である。尚、図2に示す二点鎖線は仮想線であり、図3及び図4に示す断面構造を図2の斜視図上で対応付けて示している。
ボルテックスジェネレータ10は、風車翼1の表面(より具体的には翼本体2の表面)に取り付けられる基部11と、基部11上に設けられるフィン部21と、を備える。基部11は、フィン部21が設けられるとともに外部に露出する表面12と、翼本体2の表面(負圧面9)に取り付けられる表面12とは反対側の裏面13と、を有する。
尚、基部11及びフィン部21は、例えばASA又はAESなどの熱可塑性プラスチックから形成される。
基部11は、図3及び図4に示すように、風車翼1の翼長方向及びコード方向に沿った断面18,19が凸形状を有する。ここで、「凸形状」とは、ボルテックスジェネレータ10が翼本体2に取り付けられた際に、翼本体2の表面から離れる方向に隆起するとともに、隆起した部分の輪郭(基部11の表面12の形状)が円弧形状となる。隆起した部分の輪郭は、図3及び図4に示すように単一に近い曲率半径の円弧によって形成されていてもよいし、図示は省略するが他の実施形態として複数の曲率半径の円弧の組合せによって形成されていてもよいし、円弧と直線との組合せによって形成されていてもよい。
風車の運転中、空力荷重に起因した曲げ変形によって翼本体2が少なからず撓むため、翼本体2の表面に取り付けられる基部11には応力が作用する。この点、基部11は、風車翼1の翼長方向に沿った凸形状の断面18,19を有するので、翼本体2の撓みに対して十分な強度があり、また、接着剤を介しているためこの弾力もあり、基部11に作用する応力を分散させることができる。
尚、ボルテックスジェネレータ10は、基部11と翼本体2の表面(負圧面9)との間に設けられた接着剤層29を介して取り付けられる。このように、基部11の裏面13と翼本体2の表面との間の空隙に接着剤層29を形成することで、翼本体2の表面への基部11の密着力を向上させるとともに、接着剤層29による更なる応力緩和効果を期待できる。
基部11上に設けられるフィン部21は、一対の第1フィン21A及び第2フィン21Bを含む。第1フィン21A及び第2フィン21Bは、略三角形状の板部材として形成されており、基部11から離れる方向に突出した先端部22と、基部11に取付けられる根本部23と、を含む。また第1フィン21A及び第2フィン21Bは、先端部22が前縁6側に位置し、後縁7側に向けて先端部22から高さが低くなるように傾斜した形状を有している。
一対の第1フィン21A及び第2フィン21Bは互いの面が所定の角度(0度以上の角度)を有するように傾斜させる。本実施形態では、一対の第1フィン21A及び第2フィン21Bの間の隙間が風車翼1の前縁6側から後縁7側に向けて、広がるように配置されている。この傾斜角度は、例えば、一対の第1フィン21A及び第2フィン21Bの中間線Cを基準として8度以上、且つ、22度以下であるように設定される。
ボルテックスジェネレータ10は、風車の運転中において、風車翼1の負圧面9上に設置されることで、負圧面9に沿った風の流れF(図2及び図4を参照)の剥離が起こる前の層流域内に設置される。ボルテックスジェネレータ10を備えない風車翼1の表面(負圧面9)上では、前縁6近傍の層流域からその下流側の乱流域に向かって境界層が徐々に厚くなり、後縁7に到達する前に流れが早めに剥がれてしまうことで流れの剥離が生じる。この点、上記構成のボルテックスジェネレータ10を備える風車翼1では、図2及び図3に示すように、一対の第1フィン21A及び第2フィン21Bによって前縁6側から流入する空気流れが外側から内側に向かう渦Vを生じさせ、風車翼1の表面(負圧面9)に向かって空気が押し付けられる流れを形成する。ボルテックスジェネレータ10は、このような流れを形成することや、渦Vによって翼表面から離れた位置の風のエネルギーを翼表面近くに導入することで、剥離位置を後縁7側にずらし、流れの剥離を抑制できる。
ここでボルテックスジェネレータ10に導入される空気には、空気中に含まれる水分やほこり、天候によって雨水などの水などが含まれることがある。このような水には、一般的な空気中のほこりや汚れ、また、大気汚染成分であるSOxやNOxが含まれることがあり、これらの大気汚染成分は光化学反応などによって酸性物質(例えば、硝酸や硫酸など)に変化し、雨水に溶け込むことで酸性雨となる。また火山活動のような自然要因によって放出されたガスが雨水に溶け込むことでも酸性雨が発生することがある。
このような酸性雨を含む空気流れがボルテックスジェネレータ10に取り込まれると、翼本体2に汚れを生じさせる要因となる。図5は風車翼1の表面上に配置された従来のボルテックスジェネレータ10´を示す平面図である(図5に示す従来のボルテックスジェネレータ10´では、前述のボルテックスジェネレータ10´に対応する構成に対して共通の符号が付されている)。
従来のボルテックスジェネレータ10´もまた、上述のように第1フィン21Aと第2フィン21Bの間で、前縁6側から流入する空気流れFを風車翼1の表面(負圧面9)に向けて押し付ける作用があるため、当該空気流れFに含まれる雨水もまた風車翼1の表面(負圧面9)に導かれる。その結果、図5に示すように、ボルテックスジェネレータ10´の下流側領域G(すなわち後縁7側)には、空気流れ方向(典型的にはコード方向)に沿った筋状の汚れ31が生じる可能性がある(汚れ31の形状はこの限りではない)。
本実施形態のボルテックスジェネレータ10は、このような汚れ31の発生を抑制するために、断面18、19における翼厚方向の最大高さHが十分大きく確保される(図3及び図4を参照)。具体的には、最大高さHは2mm以上であることが好ましい。図6はボルテックスジェネレータ10に導入される空気流れFと、空気流れFに含まれる水の流れIを簡易的に示す模式図である。上述のようにボルテックスジェネレータ10の基部11の断面形状は凸形状を有しており、第1フィン21A及び第2フィン21Bの間に頂部を有する。そのため、第1フィン21A及び第2フィン21Bの内側は、第1フィン21A及び第2フィン21Bの外側に比べて高さが大きくなる。本実施形態では、断面18、19における翼厚方向の最大高さHを十分大きく確保することで、第1フィン21A及び第2フィン21Bの内側及び外側間の高低差を十分大きくできる。これにより、空気流れFに含まれる比重の大きな水は、第1フィン21A及び第2フィン21Bの外側に導かれ、第1フィン21A及び第2フィン21Bの内側への水の侵入が抑制される。また、第1フィン21A及び第2フィン21Bの外側(領域Gの隣合う間の領域)は、逆に翼表面から離れる流れが生じるために汚れにくい。その結果、ボルテックスジェネレータ10の下流側領域Gや、領域Gの隣り合う間の領域、における汚れ31が効果的に低減される。
このようなフィン部21への水の侵入抑制効果は、断面18、19における基部の最大高さHに依存する。本発明者の検証によれば、一つの目安として、断面18、19における翼厚方向の最大高さHを2mm以上に設定することで、効果的に享受できた。また断面18、19における基部の最大高さHは適宜変更することも可能であるが、ボルテックスジェネレータ10の本質的な剥離抑制効果とのバランスによって決定されるとよい。
また基部11は、ボルテックスジェネレータ10が風車翼1に取り付けられた際に、風車翼1の前縁6側から流入する空気流れFに対向する対向面11aを有する。本実施形態では対向面11aは、基部11のうち第1フィン21A及び第2フィン21B間にある頂部より前縁6側の曲面として形成されているが、平面であってもよい。風車の運転中に前縁6側からの空気流れFは、基部11の対向面11aに導かれ、風に含まれる比重が大きな水は、対向面11aによって流路が規制されることにより、フィン部21への侵入が抑制される。
このようなフィン部21への水の侵入抑制効果を効果的に享受するために、翼本体2の表面に対する対向面11aの傾斜角度は、例えば、3deg以上であるとよい。尚、本実施形態では当該傾斜角度が鋭角である場合を例示しているが、直角であってもよいし、鈍角であってもよい。
また基部11は、風車翼1に取り付けられた際に、風車翼1の前縁6側において、風車翼1の後縁7側に向けて翼長方向に沿った幅が広くなる平面形状を有するとよい。本実施形態では、このような平面形状の一例として、円形の平面形状を有する基部11が示されている。このような平面形状を有する基部11を用いることにより、風車翼1の前縁6側からボルテックスジェネレータ10に流入する風に含まれる水は、当該平面形状に沿ってフィン部21の外側に導かれるため、フィン部21への水の侵入をより効果的に抑制できる。
図7〜図10は、基部11の平面形状の他の例を示す平面図である。
図7に示す例では、基部11の平面形状は、前縁6側に設けられた円弧部11Aと、円弧部11Aより後縁7側において連結点11Cを介して円弧部11Aに接続された直線部11Bと、を含む外輪郭を有する。すなわち、基部11は、半円形状の前縁6側と、矩形状の後縁7側とが一体的に結合した平面形状を有する。この場合、円弧部11Aの接線及び直線部11Bの接線は、連結点11Cにおいて同じ傾きを有することで、円弧部11Aと直線部11Bとが滑らかに接続されるとよい。これにより、フィン部21を避けるように導かれる水の流れをスムーズにすることができ、より効果的にフィン部21への水の侵入を抑制できる。
図8に示す例では、図7において互いに平行であった2つの直線部11Bが互いに傾斜している点で異なる。この例では特に、2つの直線部11Bは前縁6側から後縁7側に向けて広がるように互いに傾斜している。
図9に示す例では、図7と比較して、基部11の後縁7側の角部に大きなRを取った形状(R形状)を有するように構成されている。
前述の基部11の各平面形状は、翼長方向に交差する基準ラインD(例えば空気流れFの方向)に対して対称形状であるため、左右対称な空気流れFがボルテックスジェネレータ10に導かれた際に、当該流れFに含まれる水をフィン部21の外側によりスムーズに流すことができる。これにより、フィン部21への水の侵入をより効果的に抑制できる。
また基部11の平面形状は、図10に示すように、翼長方向に交差する基準ラインD(例えば空気流れFの方向)に対して非対称形状であってもよい。この例では、基部11の平面形状が、基準ラインDの一方側では円弧部11Aと直線部11Bとが連結点11Cを介して滑らかに接続されているが、他方側では、円弧部11Aに対して直線部11Dが不連続的に接続されている。このように基部11の平面形状を非対称にすることによって、左右対称な空気流れがボルテックスジェネレータ10に導かれた際に、空気流れに含まれる水をフィン部21の片側に積極的に流すこともできる(図10の例では、直線部11D側における水の流れI1が、直線部11C側における水の流れI2に比べて少なくなっている)。
上述の実施形態では、一つの基部11に対して一対の第1フィン21A及び第2フィン21Bからなるフィン部21が設けられたボルテックスジェネレータ10であるが、以下のように、一つの基部11に対して複数対の第1フィン21A及び第2フィン21Bからなるフィン部21が設けられたボルテックスジェネレータ30であってもよい。
図11は他の実施形態に係るボルテックスジェネレータ30を備える風車翼1の斜視図であり、図12は図11のボルテックスジェネレータ30の平面図であり、図13は図12のD−D線断面図である。
ボルテックスジェネレータ30は、翼長方向に沿って延在する長手形状の基部11を有しており、基部11上には、翼長方向に沿って複数対の第1フィン21A及び第2フィン21Bを含むフィン部21が設けられている。そのためボルテックスジェネレータ30が設けられた風車翼では、上述のボルテックスジェネレータ10を複数設けた風車翼(図1を参照)と同様に、剥離抑制効果を広い翼長方向範囲にて享受することができる。
尚、本実施形態のボルテックスジェネレータ30は翼長方向に沿って複数のフィンが配列されるが、このうち「一対の第1フィン21A及び第2フィン21B」とは、互いに隣り合うように配置され、且つ、風車翼1の前縁6側から後縁7側に向けて互いの間隔が広がるように、基部11上に翼長方向に沿って配列された2つのフィンからなる対を意味する。
ここで基部11は、図12及び図13に示すように、第1フィン21A及び第2フィン21Bを含む第1領域33と、第1領域33に隣接する第2領域34との境界を規定する段差部32を有する。第1領域33は、上述の断面18,19と同様に第1フィン21A及び第2フィン21Bの間に頂部を有する凸状の断面形状(翼軸方向の横断面では凸でなくても良く、前縁から後縁方向で凸)を有し、第2領域34に比べて翼厚方向の高さHが大きくなるように形成されている。このようにボルテックスジェネレータ30では、第1領域33は第2領域34に比べて高さが大きくなるように段差部32を構成することで、第1領域33と第2領域34との間に高低差を形成する。これにより、空気流れFに含まれる水Iは、図11に示すように、高さが小さい第2領域34に向けて優先的に流れ、第1領域33に対する水の侵入が抑制される。
ここで第1領域33における凸状の断面形状は、翼厚方向の最大高さ(第2領域を基準とする第1領域の頂部の高さ)を2mm以上に設定することで、各対における第1フィン21A及び第2フィン21Bの内側に対する水の侵入を効果的に抑制できる。
尚、図14に示すように、基部11は段差部32を有さずに、複数対の第1フィン21A及び第2フィン21Bにわたって凸状の断面形状を有してもよい。図14は図13の変形例である。この場合もまた、凸状の断面形状において翼厚方向の最大高さHを2mm以上に設定することで、複数対の第1フィン21A及び第2フィン21Bを含むフィン部21全体への水の侵入が抑制される。
上記例では、段差部32はコード方向に沿った直線状に形成されているが(図12を参照)、第1領域33の平面形状が、前縁6側から後縁7側に向けて翼長方向に沿った幅が大きくなるように形成されてもよい。図15では、このような平面形状の一例として、円形の段差部32を有するボルテックスジェネレータ30が示されている。このような段差部32を有するボルテックスジェネレータ30を用いることにより、風車翼1の前縁6側からボルテックスジェネレータ30に流入する風に含まれる水は、当該段差部32に沿ってフィン部21の外側に導かれるため、フィン部21への水の侵入をより効果的に抑制できる。
図16〜図18は、他の形状の段差部32を有するボルテックスジェネレータ30の平面図である。
図16に示す例では、段差部32の平面形状は、前縁6側に設けられた円弧部32Aと、円弧部32Aより後縁7側において連結点32Cを介して円弧部32Aに接続された直線部32Bと、を含む。すなわち、段差部32によって規定される第1領域33は、半円形状の前縁6側と、矩形状の後縁7側とが一体的に結合した平面形状を有する。この場合、円弧部32Aの接線及び直線部32Bの接線は、連結点32Cにおいて同じ傾きを有することで、円弧部32Aと直線部32Bとが滑らかに接続されるとよい。これにより、フィン部21を避けるように導かれる水の流れをスムーズにすることができ、より効果的にフィン部21への水の侵入を抑制できる。
図17に示す例では、図16において互いに平行であった2つの直線部32Bが互いに傾斜している点で異なる。この例では特に、2つの直線部32Bは前縁6側から後縁7側に向けて広がるように互いに傾斜している。
図18に示す例では、図16において段差部32の後縁7側の角部Rが形状(R形状)を有するように構成されている。
尚、上述の各実施形態では風車翼1の表面上にボルテックスジェネレータ10,30を配置することでフィン部21への水の侵入抑制効果を実現しているが、ボルテックスジェネレータ10,30は風車翼1と一体的に形成されていてもよい。また上述の各実施形態ではボルテックスジェネレータ10,30は、風車翼1の平坦な表面上に配置されているが、風車翼1の表面上に凹状の切り欠き部が形成されており、切り欠き部の内部にボルテックスジェネレータの一部がはめ込まれた際に、表面上において同様の構成が実現されるように形成されてもよい。
以上説明したように上述の実施形態によれば、ボルテックスジェネレータ10,30に導入される風に含まれる水は、基部11の高さHによってフィン部21への導入が抑制される。その結果、フィン部21を通過した空気流れFに含まれる水が風車翼1の表面に押し付けられることが抑制され、風車翼1の表面における汚れ発生を効果的に抑制できる。
本発明の少なくとも一実施形態は、ボルテックスジェネレータ及び風車翼に利用可能である。
1 風車翼
2 翼本体
3 翼根
4 翼先端
6 前縁
7 後縁
8 圧力面
9 負圧面
10 ボルテックスジェネレータ
11 基部
11a 対向面
12 表面
13 裏面
18,19 断面
21 フィン部
21A 第1フィン
21B 第2フィン
22 先端部
23 根本部
29 接着剤層
30 ボルテックスジェネレータ
32 段差部
33 第1領域
34 第2領域

Claims (10)

  1. 風車翼に取り付けられるボルテックスジェネレータであって、
    前記風車翼の表面に取り付けられる基部と、
    前記風車翼の前縁側から後縁側に向けて互いの間隔が広がるように、前記基部上に翼長方向に沿って配列された第1フィン及び第2フィンを少なくとも一対含むフィン部と、
    を備え、
    前記基部は、凸状の断面形状を有し、
    前記断面形状は翼厚方向の最大高さが2mm以上であり、
    前記フィン部は、複数対の前記第1フィン及び前記第2フィンを含み、
    前記基部は、前記断面形状において、前記第1フィン及び前記第2フィンの内側が前記第1フィン及び前記第2フィンの外側に比べて前記翼厚方向における高さが大きくなるように、前記基部の表面に形成された段差部を有する、ボルテックスジェネレータ。
  2. 前記基部は、前記基部が前記風車翼に取り付けられた際に、前記風車翼の前縁側から流入する風に対向する対向面を有する、請求項に記載のボルテックスジェネレータ。
  3. 前記対向面は、前記基部が前記風車翼に取り付けられた際に、前記表面に対する傾斜角度が3deg以上である、請求項に記載のボルテックスジェネレータ。
  4. 前記基部は、前記風車翼に取り付けられた際に、前記風車翼の前縁側において、前記風車翼の後縁側に向けて前記翼長方向に沿った幅が広くなる平面形状を有する、請求項に記載のボルテックスジェネレータ。
  5. 前記平面形状は、前記翼長方向に交差する基準ラインに対して対称である、請求項に記載のボルテックスジェネレータ。
  6. 前記平面形状の外輪郭は、前記前縁側に設けられた円弧部と、前記円弧部より前記後縁側において連結点を介して前記円弧部に接続された直線部と、を含み、
    前記円弧部の接線及び前記直線部の接線は前記連結点において同じ傾きを有する、請求項に記載のボルテックスジェネレータ。
  7. 前記第1フィン及び前記第2フィンの内側である第1領域は、前記風車翼に取り付けられた際に、前記前縁側から前記後縁側に向けて前記翼長方向に沿った幅が大きくなる平面形状を有する、請求項に記載のボルテックスジェネレータ。
  8. 前記第1フィン及び前記第2フィンは、流入方向を基準としたフィンコードの角度が8度以上、且つ、22度以下であるように設定される、請求項1からのいずれか一項に記載のボルテックスジェネレータ。
  9. 前記基部及び前記フィン部は、ASA又はAESなどの熱可塑性プラスチックから形成される、請求項1からのいずれか一項に記載のボルテックスジェネレータ。
  10. 翼本体と、
    請求項1からのいずれか一項に記載のボルテックスジェネレータと、
    を備え、
    前記ボルテックスジェネレータは、前記翼本体の負圧面上に、前記翼長方向に沿って少なくとも一つ設けられる、風車翼。
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