JP6796840B2 - 磁界センサ素子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、磁界センサ素子及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、磁性体のファラデー効果を利用して磁界レベルや電流値を測定することができる、小型でシンプルな光学系を備える磁界センサ素子及びその製造方法に関する。
特許文献1には、1/4λ板(1/4波長板)、ファラデー素子及び反射板を磁界センサ素子(センサヘッド)として備え、この磁界センサ素子に偏波面保持光ファイバを接続した偏波面保持光ファイバ型磁界センサが提案されている。この磁界センサ素子では、偏波面保持光ファイバを介して直線偏光が入射されて1/4λ板、ファラデー素子を通過する。通過した光が、反射板で反射されて、同じ経路を戻って偏波面保持光ファイバに出射される。
上記の磁界センサ素子は、1本の偏波面保持光ファイバで送受光を伝送できるためコンパクトであり実装が容易で取扱いに便利である。又、この磁界センサ素子は、1/4λ板及びファラデー素子を光が2回通過するため磁界の検出レベルが大きくなって検出精度が高いものになる。
特開平7−20217号公報
特許文献1で提案された磁界センサ素子では、偏波面保持光ファイバを介して入射された光が反射板で反射し、その反射光が偏波面保持光ファイバに戻る必要がある。つまり、偏波面保持光ファイバの光軸と、1/4λ板、ファラデー素子及び反射板の経路の光軸とを合わせる必要がある。光軸が合っていないと光の損失が大きくなり、磁界センサ素子の性能が悪化してしまう。光軸を合わせるためには、各部品の形状精度を高くしたり、精度よく組み立てたりする必要があり、製造が難しいという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、簡便に製造することができるとともに、光の損失を低減することができる磁界センサ素子及びその製造方法を提供することにある。
(1)本発明に係る磁界センサ素子は、シングルモード光ファイバで構成された経路と、前記シングルモード光ファイバで構成された経路の一方の端部に設けられた反射膜と、前記シングルモード光ファイバで構成された経路の他方の端部に連結された、前記シングルモード光ファイバに光を入出力するための光伝送用光ファイバと、前記シングルモード光ファイバで構成された経路の途中に設けられたファラデー回転子と、前記シングルモード光ファイバで構成された経路の途中に設けられた1/4λ板と、前記シングルモード光ファイバ、前記反射膜、前記ファラデー回転子及び前記1/4λ板を一体的に固定するセンサヘッド基材と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、光伝送用光ファイバから1/4λ板、ファラデー回転子を通って反射膜までの経路がシングルモード光ファイバで構成された経路で接続されて光が導かれるため、光軸を合わせるために各部品の形状精度を高くしたり、精度よく組み立てたりする必要がなく簡便に製造することができるとともに、光の損失を低減することができる。
本発明に係る磁界センサ素子において、前記光伝送用光ファイバが、偏波保持光ファイバであるように構成できる。
この発明によれば、偏波面を保持したまま光を伝送できるため、検出した磁界の情報を離れた場所まで正確に伝送することができる。
本発明に係る磁界センサ素子において、前記ファラデー回転子の光入射面が、前記シングルモード光ファイバの光軸に対して直交せずに傾斜させて設けられるように構成できる。
この発明によれば、ファラデー回転子の表面(界面)で発生する反射光をシングルモード光ファイバのコア外に逃がすことができるため、反射光の影響を受けることなく、測定を行うことができる。
本発明に係る磁界センサ素子において、前記ファラデー回転子が、前記1/4λ板上に膜状に設けられるように構成できる。
この発明によれば、部品点数を減らせて部品形状を小さくできるため、小型化することができるとともに、トータルの部品の厚さを減らせるため、光の損失を低減することができる。
(2)本発明に係る磁界センサ素子の製造方法は、センサヘッド基材に、1/4λ板、ファラデー回転子及び反射膜を有する磁界センサ素子の製造方法であって、シングルモード光ファイバに、光を入出力するための光伝送用光ファイバを連結する工程と、前記シングルモード光ファイバを前記センサヘッド基材に固定する工程と、前記シングルモード光ファイバの一方の端部に前記反射膜を成膜する工程と、前記シングルモード光ファイバを切断するように、前記センサヘッド基材にスリットを形成する工程と、前記ファラデー回転子及び前記1/4λ板を前記スリットに入れて固定する工程と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、元々1本だったシングルモード光ファイバにスリットを入れていることから、シングルモード光ファイバの経路の光軸が確実に一致するため、光の損失を低減することができる。又、光軸を合わせるために各部品の形状精度を高くしたり、精度よく組み立てたりする必要がないため、簡便に製造することができる。
本発明に係る磁界センサ素子の製造方法において、前記センサヘッド基材に前記シングルモード光ファイバを入れるための溝を形成する工程と、前記溝に前記シングルモード光ファイバを入れる工程とを行った後に、前記シングルモード光ファイバを前記センサヘッド基材に固定する工程を行うようにしてもよい。
この発明によれば、シングルモード光ファイバを溝に入れて固定すればよいので、作業性に優れており、簡便に製造することができる。
本発明によれば、簡便に製造することができるとともに、光の損失を低減することができる磁界センサ素子及びその製造方法を提供することができる。
本発明に係る磁界センサ素子の一例を示す模式的な平面構成図である。 図1の模式的なA−A線断面図である。 本発明に係る磁界センサ素子の他の一例を示す模式的な平面構成図である。 図3の模式的なB−B線断面図である。 本発明に係る磁界センサ素子を用いた磁界センサ装置の一例を示す構成図である。 ファラデー回転子の光入射面とシングルモード光ファイバの光軸に直交する直交面との傾斜角θに対する光の反射減衰量Rを示すグラフである。 本発明に係る磁界センサ素子の製造方法の一例を示す図である。 本発明に係る磁界センサ素子の製造方法の一例を示す図である。
本発明に係る磁界センサ素子及びその製造方法について、図面を参照しつつ説明する。本発明は、その要旨の範囲で以下の説明及び図面に限定されない。
[磁界センサ素子]
本発明に係る磁界センサ素子1は、図1〜図4に示すように、シングルモード光ファイバ2(21,22)で構成された経路と、シングルモード光ファイバ2で構成された経路の一方の端部(先端側の端部)25に設けられた反射膜3と、シングルモード光ファイバ2で構成された経路の他方の端部26に連結された、シングルモード光ファイバ2に光を入出力するための光伝送用光ファイバ7と、シングルモード光ファイバ2で構成された経路の途中に設けられたファラデー回転子4と、シングルモード光ファイバ2で構成された経路の途中に設けられた1/4λ板5と、シングルモード光ファイバ2、反射膜3、ファラデー回転子4及び1/4λ板5を一体的に固定するセンサヘッド基材6とを有している。光伝送用光ファイバ7は、偏波保持光ファイバであることが好ましい。
こうして構成された磁界センサ素子1では、光伝送用光ファイバ7を伝搬してきた直線偏光がシングルモード光ファイバ2(21,22)の経路の他方の端部26から入射し、シングルモード光ファイバ21を伝搬して1/4λ板5及びファラデー回転子4を透過してシングルモード光ファイバ22を伝搬する。シングルモード光ファイバ22を伝搬した光は、端部25の反射膜3で反射した後に、シングルモード光ファイバ22、ファラデー回転子4、1/4λ板5、シングルモード光ファイバ21を通過して、光伝送用光ファイバ7に出力される。シングルモード光ファイバ2で構成された経路の一方の端部25には反射膜3が設けられているため、反射光はシングルモード光ファイバ2に確実に戻る。さらに、1/4λ板5、ファラデー回転子4はシングルモード光ファイバ2で構成された経路の途中に設けられているため、1/4λ板5及びファラデー回転子4を透過した光は、シングルモード光ファイバ2の経路に確実に入る。このようにシングルモード光ファイバ2によって光が導かれるため、光軸を合わせるように各部品の形状精度を高くしたり、各部品を精度よく組み立てたりする必要がないため、簡便に製造することができる。又、光軸が合っているため、光の損失を低減することができる。
上記の構成の磁界センサ素子1では、ファラデー回転子4を透過した光がさらに反射膜3で反射した後に再度ファラデー回転子4を透過するので、磁界の存在下において、ファラデー回転子4のファラデー効果により光の偏光面の回転角を大きくすることができる。その結果、存在する磁界をセンシングすることができる。その磁界が導体を流れる電流によって生じている場合には、流れる電流の電流値を測定することができる。
以下、磁界センサ素子の各構成要素を詳しく説明する。
[第1実施形態]
磁界センサ素子1は、図1及び図2に示すように、シングルモード光ファイバ2(21,22)、反射膜3、光伝送用光ファイバ7、ファラデー回転子4、1/4λ板5及びセンサヘッド基材6と、を有している。
(シングルモード光ファイバ)
シングルモード光ファイバ2として、シングルモード光ファイバ21及びシングルモード光ファイバ22が設けられている。シングルモード光ファイバ21及びシングルモード光ファイバ22は、特性や径が同種のものである。シングルモード光ファイバ21及びシングルモード光ファイバ22の長さは、各々任意の長さのものである。シングルモード光ファイバ2の経路は直線状である。後に詳述するように、シングルモード光ファイバ21とシングルモード光ファイバ22とは、元々1つに繋がっていたシングルモード光ファイバ2をセンサヘッド基材6に固定した状態で切断して形成したものであることが好ましい。
図1に示すように、シングルモード光ファイバ21及びシングルモード光ファイバ22は、シングルモード光ファイバ21の光軸C1と、シングルモード光ファイバ22の光軸C2が一致して、センサヘッド基材6に固定されている。つまり、ファラデー回転子4及び1/4λ板5を挟むシングルモード光ファイバ2(21,22)の光軸C(C1,C2)が、一致している。
(反射膜)
反射膜3は、図1及び図2に示すように、シングルモード光ファイバ2で構成された経路の一方の端部(端面)25に設けられる。反射膜3は、シングルモード光ファイバ2(22)の端部25に少なくとも設けられていればよく、両図に示すように、端部25と面一に形成されたセンサヘッド基材6の先端面66の全体(又は先端面66の一部)に設けられていてもよい。
反射膜3は、シングルモード光ファイバ2で構成された経路(シングルモード光ファイバ22)内を伝搬した光を反射するために設けられており、その種類としては、例えば、Ag膜、Au膜、Al膜、誘電体多層膜ミラー等を挙げることができる。特に反射率の高いAg膜や耐食性が高いAu膜が成膜上簡便で好ましい。
(光伝送用光ファイバ)
光伝送用光ファイバ7は、シングルモード光ファイバ2に光を入出力するためのものであり、シングルモード光ファイバ2で構成された経路の他方の端部26に連結されている。光伝送用光ファイバ7は、偏波保持光ファイバであることが好ましい。偏波保持光ファイバを用いることで、磁界センサ素子1の検出した光の偏波面の回転や位相差を維持したまま伝送することができる。なお、用途によっては、光伝送用光ファイバ7がシングルモード光ファイバであってもよい。各図で光伝送用光ファイバ7の図示を省略した側の端部(図の左側端部)には、一例として、磁界センサ装置100のハーフミラー83(図5参照)が接続されて使用される。
(ファラデー回転子)
ファラデー回転子4は、ファラデー効果を生じさせるものである。ファラデー効果とは、磁場中の材料中を光が通過するときに偏光面が回転する効果である。ファラデー回転子4は、シングルモード光ファイバ2で構成された経路の途中に設けられる。ファラデー回転子4は、一例として、ファラデー効果を生じさせる磁性膜10と、磁性膜10を支持するための透明な基板11とによって構成されている。
磁性膜10は、直線偏光を、ファラデー効果により偏光面の回転角を大きくするように作用する。磁性膜10は、そうした挙動を生じる性質を有する膜であればよく、その種類は特に限定されない。例えば、従来からファラデー回転子に適用されている磁性ガーネットが挙げられる。又、例えば、Fe、Co、Ni、及びこれらの合金を挙げることができる。その合金としては、例えば、FeNi合金、FeCo合金、FeNiCo合金、NiCo合金を挙げることができる。更に、これらの強磁性体を誘電体マトリックス中に微粒子として分散させたグラニュラー薄膜も用いることができる。マトリックスとして用いる誘電体は、MgF等のフッ化物や、Al、SiO等の酸化物を挙げることができる。
磁性膜10は、一例として、磁性膜10を保持するための透明な基板11上に設けられている。基板11の材質として、例えば、ガラス、水晶、透明な合成樹脂を挙げることができる。
ファラデー回転子4の光入射面M、すなわち磁性膜10の膜面は、シングルモード光ファイバ2(21,22)の光軸C(C1,C2)に対して直交するように設けられている。
(1/4λ板)
1/4λ板5は、シングルモード光ファイバ2で構成された経路の途中に設けられている。1/4λ板5は、ファラデー回転子4に対して反射膜3の反対側に設けられている。1/4λ板5は、公知のものであり、入射される直線偏光に対して光軸が22.5deg傾けられているものである。これにより、1/4λ板5は、入射された直線偏光を円偏光又は楕円偏光に変換し、又、入射された円偏光又は楕円偏光を直線偏光に変換するように作用する。
1/4λ板5をセンサヘッド基材6(磁界センサ素子1)内に設けることで、磁界センサ素子1内で全ての偏光回転が完結する。そのため、その後の光伝送用光ファイバ7の伝送によって位相差が生じたとしても、S偏光成分及びP偏光成分の強度は保たれ、正確な測定を行うことができる。
なお、この例では、ファラデー回転子4と1/4λ板5とが別体である例を示したが、磁性膜10を1/4λ板5上に形成して、ファラデー回転子4(磁性膜10)と1/4λ板5とが一体的に形成されているものを用いてもよい。この場合、基板11が不要になって部品点数を削減できる。又、基板11の分だけ部品の厚さが薄くなり光の損失が少なくなる。その結果、小型化でき組み立て作業がより簡便になるとともに、光の損失を低減することができる。
(センサヘッド基材)
センサヘッド基材6は、シングルモード光ファイバ2(21,22)、反射膜3、ファラデー回転子4及び1/4λ板5を一体的に固定するものである。センサヘッド基材6の材質として、ガラス、セラミック、金属、合成樹脂を挙げることができる。固定するために必要であれば、接着剤、硬化型樹脂などの固定部材を使用する。例えば、シングルモード光ファイバ2、ファラデー回転子4、並びに1/4λ板5は、接着剤によってセンサヘッド基材6に固定されている。
(シングルモード光ファイバの作用)
一般的に、シングルモード光ファイバは、外力が及ばないように固定又は静置されていれば光の偏光面の回転角度や位相差を維持したまま、光を伝搬することができるものである。上記のように磁界センサ素子1では、シングルモード光ファイバ2(21,22)がセンサヘッド基材6に固定されて、光の経路を構成している。そのため、磁界センサ素子1のシングルモード光ファイバ2、1/4λ板5、ファラデー回転子4、反射膜3までの経路のいずれの位置であっても、光の偏光面位相差による回転角度が、外力によって影響を受けることはない。図1及び図2では、1/4λ板5とファラデー回転子4とを密着させて設けている例を示しているが、1/4λ板5とファラデー回転子4との間にシングルモード光ファイバ2を配置してもよい。
シングルモード光ファイバ2で構成された経路によって光が導かれるため、光伝送用光ファイバ7を伝搬してきた直線偏光は、1/4λ板5、ファラデー回転子4を通過して、反射膜3まで確実に到達する。反射膜3は、シングルモード光ファイバ2(22)の一方の端部25に形成されているため、反射光はシングルモード光ファイバ2(22)に確実に戻る。そして反射光はシングルモード光ファイバ2によって導かれるため、ファラデー回転子4、1/4λ板5を通過して、シングルモード光ファイバ2の他方の端部26に連結された光伝送用光ファイバ7に確実に戻る。そのため、光の損失を低減することができる。
シングルモード光ファイバ2は部分的な振動などの機械的な外乱に弱く、外乱の影響があると偏波面を維持したまま光を伝送することが難しいという特性がある。本発明に係る磁界センサ素子1では、シングルモード光ファイバ2をセンサヘッド基材6で一体的に固定しているため、シングルモード光ファイバ2が部分的に振動することが防止されている。その結果、シングルモード光ファイバ2は、機械的な外乱が加えられたとしてもその影響を受けず、偏波面を維持したまま光を伝送することができる。
なお、磁界センサ素子1のシングルモード光ファイバ2を、偏波面保持光ファイバに置き換えることが考えられる。しかしながら、円偏光は、偏波面保持光ファイバの持つビート長やコヒーレント長の影響で、周期的な位相ずれやクロストークによって偏光回転の波形が崩れてランダム偏光になってしまう。そのため、シングルモード光ファイバ2を偏波面保持光ファイバに置き換えることはできない。
[磁界センサ装置]
本発明に係る磁界センサ素子1を用いた磁界センサ装置100を図5に示す。磁界センサ装置100は、磁界センサ素子1と、磁界センサ素子1が有する光伝送用光ファイバ7に直線偏光を導入する発光装置80と、磁界センサ素子1が有する光伝送用光ファイバ7から導出された戻り光を受光する受光装置90とで構成されている。
この磁界センサ装置100では、磁界センサ素子1が有する光伝送用光ファイバ7の後端側の端面は、発光素子81を含む発光装置80に光学的に接合されているとともに、受光素子96等を含む受光装置90にも光学的に接合されている。この接続形態により、発光装置80では、発光素子81からの光を偏光子82で直線偏光とする。直線偏光は、光伝送用光ファイバ7を経由して、図1及び図2に示した磁界センサ素子1のシングルモード光ファイバ21、1/4λ板5を透過する。直線偏光は、1/4λ板5を透過するときに、円偏光に変換される。この円偏光が、ファラデー回転子4、シングルモード光ファイバ22の順に透過し、反射膜3で反射し、再び、シングルモード光ファイバ22、ファラデー回転子4、1/4λ板5を透過する。ファラデー回転子4に磁界が印加されていると、その磁界強度に応じて偏光面が回転する。この円偏光が1/4λ板5を透過するときに直線偏光に変換されて、シングルモード光ファイバ21を透過して戻り光となる。
この戻り光は、光伝送用光ファイバ7を経由して、受光装置90に入る。受光装置90では、戻り光をS偏光成分及びP偏光成分に分離する偏光分離素子94と、S偏光成分及び前記P偏光成分を受光して電気信号に変換する受光素子96(96S,96P)と、電気信号を処理する信号処理部98とを有している。
<発光装置>
発光装置80は、磁界センサ素子1が有する光伝送用光ファイバ7に直線偏光を導入する装置であり、発光素子81と、発光素子81から発した光を直線偏光にする偏光子82とを有している。偏光子82は光を直線偏光し、その直線偏光は、磁界センサ素子1を構成する光伝送用光ファイバ7に導入される。
発光素子81としては、例えば、半導体レーザ又は発光ダイオード等を適用することができる。具体的には、ファブリペローレーザー、スーパールミネッセンスダイオード等を好ましく用いることができる。
偏光子82は、発光素子81から発した光を直線偏光にするための光学素子であり、その種類は特に限定されず、各種のものを用いることができる。
直線偏光の光伝送用光ファイバ7への導入は、光カプラ、サーキュレータ、ハーフミラー等によって行われる。図5中の符号83はハーフミラーであり、このハーフミラー83は、偏光子82で偏光された直線偏光を光伝送用光ファイバ7に導入するとともに、光伝送用光ファイバ7を伝搬してきた戻り光を光源側とは別系統に伝搬させる光学素子である。なお、ハーフミラー83に代えて、光ファイバを結合分岐するための光カプラであってもよいし、光を分割するビームスプリッタであってもよいし、光サーキュレータであってもよい。
<受光装置>
光伝送用光ファイバ7を伝搬してきた戻り光は、例えば図5に示すハーフミラー83を経由し、光源とは別経路で伝搬して受光装置90に到達する。
受光装置90は、磁界センサ素子1が有する光伝送用光ファイバ7から導出された戻り光を受光する装置である。この受光装置90は、図5に示すように、戻り光をS偏光成分及びP偏光成分に分離する偏光分離素子94と、S偏光成分及びP偏光成分を受光する受光素子96(96S,96P)と、受光した光を電気信号に変換する信号処理部98とを有している。
(偏光分離素子)
偏光分離素子94は、戻り光のS偏光成分及びP偏光成分をそれぞれ分岐する光学素子である。偏光分離素子94としては、偏光ビームスプリッタ(PBS)を好ましく挙げることができる。偏光ビームスプリッタは、プリズム型、平面型、ウェッジ基板型、光導波路型等の各種のものを適用することができる。
(受光素子)
受光素子96(96S,96P)は、偏光分離素子94で分岐したS偏光成分とP偏光成分とをそれぞれ受光して光電変換する光学素子であり、PINフォトダイオード等を好ましく挙げることができる。
(信号処理部)
信号処理部98は、光電変換された電気信号から2つの偏光の強度を回路により差分検出し、その差分に基づいて、磁界強度値、電流値などの所望の測定値に変換する。
[第2実施形態]
第2実施形態の磁界センサ素子1aは、図3及び図4に示すように、シングルモード光ファイバ2(21,22)、反射膜3、光伝送用光ファイバ7、ファラデー回転子4、1/4λ板5及びセンサヘッド基材6aと、を有している。
第2実施形態の磁界センサ素子1aは、ファラデー回転子4の光入射面Mがシングルモード光ファイバ2(21,22)の光軸C(C1,C2)に対して直交せず傾斜している点で第1実施形態の磁界センサ素子1と異なっている。他の点は第1実施形態の磁界センサ素子1の構成と同様である。そのため、第1実施形態の磁界センサ素子1と同様の構成については、同じ符号を図面に付し、詳細な説明は省略する。
第1実施形態の磁界センサ素子1では、図1に示したように、ファラデー回転子4の光入射面Mがシングルモード光ファイバ2(21,22)の光軸C(C1,C2)に対して直交している。この場合、ファラデー回転子4(磁性膜10)の屈折率とシングルモード光ファイバ2の屈折率に差があると、界面でフレネルの式による反射光が発生する。この反射光は不要光として光伝送用光ファイバ7に戻ってしまい、測定結果に影響を与えてしまう。ファラデー回転子4の屈折率とシングルモード光ファイバ2の屈折率とに大きな差がなく反射光の影響が小さい場合には、第1実施形態の磁界センサ素子1のように、ファラデー回転子4の光入射面Mがシングルモード光ファイバ2の光軸Cに対して直交するように構成すればよい。
なお、1/4λ板5は、シングルモード光ファイバ2の屈折率とほぼ同様の屈折率であるため、反射光の発生は少ない。又、ファラデー回転子4の基板11は、シングルモード光ファイバ2の屈折率とほぼ同様の屈折率のものであるため、反射光の発生は少ない。
一方、ファラデー回転子4の屈折率とシングルモード光ファイバ2の屈折率とに差があり、反射光の影響を無視できない場合、図3に示す第2実施形態の磁界センサ素子1aのように、ファラデー回転子4の光入射面Mがシングルモード光ファイバ2(21,22)の光軸C(C1,C2)に対して直交せずに傾斜させて構成することが好ましい。
(傾斜角)
図3に示すように、ファラデー回転子4の光入射面Mと、シングルモード光ファイバ2(21,22)の光軸C(C1,C2)に直交する直交面Vとが、傾斜角θをなしている。この傾斜角θは、シングルモード光ファイバ2とファラデー回転子4(磁性膜10)との界面で発生する反射光をシングルモード光ファイバ2のコアの外に逃がすための角度である。好ましい傾斜角θは、光の波長やファイバーコアの材質によって変わるため、適宜設定すればよい。
傾斜角θ(deg)のときに、シングルモード光ファイバ2に戻る光の反射減衰量R(dB)は下記の式(1)で表される。
R=10log{R0・exp[(-2πn・ω・θr)^2/λ]} ・・・(1)
ここで、
R0=(n-1)^2/(n+1)^2
θr=θ×π/180 (単位rad)
R0:0度のときの反射量
n:コアの屈折率
ω:シングルモード光ファイバのモードフィールド半径(単位m)
λ:波長(単位m)
例えば、光の波長λ=1550nm、ゲルマニウムドープ石英をコアとする光ファイバの屈折率n=1.452、シングルモード光ファイバのモードフィールド半径ω=4.5μm、である場合、式(1)で計算した傾斜角θに対する光の反射減衰量Rを示すグラフを図6に示す。
図6に示すように、傾斜角θ=6degのときに反射減衰量R=−62dBと充分に小さくなり、傾斜角θ=8degのときに反射減衰量R=−98dBとより小さくなる。この結果から、傾斜角θ≧6deg以上であることが好ましく、傾斜角θ≧8degであることがより好ましい。このことは、例えば反射減衰量Rが−60dB以下であることが好ましく、−90dB以下であることがより好ましいということもできる。なお、傾斜角θが大きくなりすぎると磁性膜10に入射する光に偏光成分が顕著に生じ、入射光の光軸と傾斜角の設定が猥雑となるためθ≦10degが好ましい。したがって、傾斜角θの最適な範囲は、6deg≦傾斜角θ≦10degの範囲となり、より好ましくは8deg≦傾斜角θ≦10degの範囲となる。
このように傾斜角θを設けることで、偏光回転に寄与しない不要な反射光を光の経路外に逃がせるため、精度よく測定することができる。
[磁界センサ素子の製造方法]
本発明に係る磁界センサ素子の製造方法は、各構成の説明欄で記載したとおり、図7及び図8に示すように、センサヘッド基材6に、1/4λ板5、ファラデー回転子4及び反射膜3を有する磁界センサ素子の製造方法であって、シングルモード光ファイバ2の経路の他方の端部に光を入出力するための光伝送用光ファイバ7を連結する工程(図7(B)参照)と、シングルモード光ファイバ2をセンサヘッド基材6に固定する工程(図7(C)参照)と、シングルモード光ファイバ2の経路の一方の端部25に反射膜3を形成する工程(図8(D)図8(E)参照)と、シングルモード光ファイバ2を切断するように、センサヘッド基材6にスリット41を形成する工程(図8(F)参照)と、ファラデー回転子4及び1/4λ板5をスリット41に入れて固定する工程(図8(G)参照)とを有している。
図7に示すように、センサヘッド基材6(ベース部材61)にシングルモード光ファイバ2を入れるための溝31を形成する工程(図7(A)参照)と、溝31にシングルモード光ファイバ2を入れる工程(図7(C)参照)とを行った後に、シングルモード光ファイバ2をセンサヘッド基材6に固定する工程(図7(C)参照)を行うことが好ましい。さらに、溝31が、略V字形の断面の溝(図7(C)の丸枠内参照)であることが好ましい。
以下、磁界センサ素子の製造方法を詳しく説明する。
図7(A)に示すように、センサヘッド基材6になるベース部材61にシングルモード光ファイバ2を入れるための溝31を形成する工程を行う。ベース部材61の材質は、例えば、ガラス、セラミック、金属、合成樹脂である。ベース部材61の全体形状(例えば直方体形状)を形成するときに、溝31を同時に形成してもよいし、ベース部材61の全体形状を形成した後に、ベース部材61を加工して溝31を形成してもよい。
溝31は、図7(C)の丸枠内に示すように、略V字形の断面の溝を形成することが好ましい。略V字形の断面の溝31であれば、シングルモード光ファイバ2を入れたときに、位置決めすることができる。溝31として、位置決めの精度は多少低下するが、略U字形の断面の溝を形成してもよい。
又、図7(B)に示すように、シングルモード光ファイバ2の他方の端部(端面)26に、光伝送用光ファイバ7の端面を連結する工程を行う。この連結は、例えば融着又は接着などの公知の方法により行う。融着する場合、公知のアーク放電融着機を好ましく用いることができる。接着する場合、図7(C)に示すように、溝31内にシングルモード光ファイバ2及び光伝送用光ファイバ7を入れて位置決めしてから接着してもよい。
次に、図7(C)に示すように、シングルモード光ファイバ2を、ベース部材61の溝31に入れて、センサヘッド基材6に固定する工程を行う。固定には、例えば接着剤63を使用する。接着剤63として、例えばUV硬化型接着剤など、公知の接着剤を用いればよい。シングルモード光ファイバ2が部分的に動かないように、シングルモード光ファイバ2を接着剤63で全体的にモールドして、センサヘッド基材6(ベース部材61)にしっかりと固定することが重要である。又、光伝送用光ファイバ7に振動などの機械的な外乱が加わったときにシングルモード光ファイバ2に機械的な外乱が伝わらないように、光伝送用光ファイバ7との連結箇所であるシングルモード光ファイバ2の端部26が、センサヘッド基材6(ベース部材61)の内部に位置するように、光伝送用光ファイバ7の先端部側(シングルモード光ファイバ2側)をセンサヘッド基材6内に固定することが好ましい。なお、必要性に応じて、シングルモード光ファイバ2とセンサヘッド基材6との長さが同じであってもよい。この場合、シングルモード光ファイバ2の他方の端部(端面)26がセンサヘッド基材6の後端側(図8の左端側)の端面と面一になる。
又、例えば、図7(C)に示すように、ベース部材61の溝31側の面全体を覆う蓋板62を、接着剤63で固定してもよい。蓋板62で溝31を覆うことで、シングルモード光ファイバ2を保護しつつ、しっかりと固定することができる。
なお、センサヘッド基材6の形状や構造は任意であり、少なくともシングルモード光ファイバ2全体がセンサヘッド基材6に固定される形状や構造であればよい。必要性に応じて、蓋板62を使用しなくてもよい。
次に、図8(D)に示すように、シングルモード光ファイバ2の端部25とセンサヘッド基材6の先端面66とが面一になるように、センサヘッド基材6の先端面66を一例として研磨機201で研磨する工程を行う。これは、シングルモード光ファイバ2の端部25に反射膜3を形成するための前処理工程である。
次に、図8(E)に示すように、シングルモード光ファイバ2の端部25を含む、センサヘッド基材6の先端面66に反射膜を成膜する工程を行う。反射膜3は、例えば、気相成長法(物理蒸着法、化学蒸着法、真空蒸着法、スパッタリング法)、印刷法、スピンコート法、メッキ法などの公知の方法で形成すればよい。
次に、図8(F)に示すように、シングルモード光ファイバ2を切断するように、センサヘッド基材6にスリット41を形成する工程を行う。スリット41は、例えば、ダイシングブレードでセンサヘッド基材6をダイシングすることで形成すればよい。スリット41の溝幅は、1/4λ板5及びファラデー回転子4がちょうど入る幅で形成する。
次に、図8(G)に示すように、スリット41に1/4λ板5及びファラデー回転子4を挿入して固定する。固定は、例えば接着などの公知の方法で行えばよい。
第1実施形態の磁界センサ素子1を製造する場合、スリット41は、図1に示したように、シングルモード光ファイバ2の光軸Cと、ファラデー回転子4の光入射面Mとが直交する向きで形成すればよい。第2実施形態の磁界センサ素子1aを製造する場合、スリット41は、図3に示したように、シングルモード光ファイバ2の光軸Cの直交面Vと、ファラデー回転子4の光入射面Mとが傾斜角θで傾斜する向きで形成すればよい。
以上で、磁界センサ素子1(磁界センサ素子1a)が完成する。
シングルモード光ファイバ21及びシングルモード光ファイバ22は、元々1本のシングルモード光ファイバ2を固定した後に切断して形成したものである。つまり、図1、図3に示したシングルモード光ファイバ21の光軸C1及びシングルモード光ファイバ22の光軸C2は、シングルモード光ファイバ21の光軸Cとして元々合っていたものであるため、確実に一致する。
なお、センサヘッド基材6にスリット41を形成した後に、センサヘッド基材6の先端面66に反射膜3を成膜するようにしてもよい。又、光ファイバ2単体(端部25)だけに反射膜3を成膜してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、簡便に製造することができるとともに、光の損失を低減することができる磁界センサ素子1,1a及びその製造方法を提供することができる。
1,1a 磁界センサ素子
2(21,22) シングルモード光ファイバ
25 シングルモード光ファイバで構成された経路の一方の端部
26 シングルモード光ファイバで構成された経路の他方の端部
3 反射膜
4 ファラデー回転子
5 1/4λ板
6,6a センサヘッド基材
7 光伝送用光ファイバ
10 磁性膜
11 基板
31 溝
41 スリット
61 ベース部材
62 蓋板
63 接着剤
66 先端面
80 発光装置
81 発光素子
82 偏光子
83 ハーフミラー
90 受光装置
94 偏光分離素子
96 受光素子(96S,96P)
98 信号処理部
100 磁界センサ装置
201 研磨機
C(C1,C2) 光軸
M 光入射面
V 直交面
θ 傾斜角

Claims (6)

  1. シングルモード光ファイバで構成された経路と、前記シングルモード光ファイバで構成された経路の一方の端部に設けられた反射膜と、前記シングルモード光ファイバで構成された経路の他方の端部に連結された、前記シングルモード光ファイバに光を入出力するための光伝送用光ファイバと、前記シングルモード光ファイバで構成された経路の途中に設けられたファラデー回転子と、前記シングルモード光ファイバで構成された経路の途中に設けられた1/4λ板と、前記シングルモード光ファイバ、前記反射膜、前記ファラデー回転子及び前記1/4λ板を一体的に固定するセンサヘッド基材と、を有することを特徴とする磁界センサ素子。
  2. 前記光伝送用光ファイバが、偏波保持光ファイバである、請求項1に記載の磁界センサ素子。
  3. 前記ファラデー回転子の光入射面が、前記シングルモード光ファイバの光軸に対して直交せずに傾斜させて設けられている、請求項1又は2に記載の磁界センサ素子。
  4. 前記ファラデー回転子が、前記1/4λ板上に膜状に設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁界センサ素子。
  5. センサヘッド基材に、1/4λ板、ファラデー回転子及び反射膜を有する磁界センサ素子の製造方法であって、シングルモード光ファイバの経路の他方の端部に、光を入出力するための光伝送用光ファイバを連結する工程と、前記シングルモード光ファイバを前記センサヘッド基材に固定する工程と、前記シングルモード光ファイバの経路の一方の端部に前記反射膜を成膜する工程と、前記シングルモード光ファイバを切断するように、前記センサヘッド基材にスリットを形成する工程と、前記ファラデー回転子及び前記1/4λ板を前記スリットに入れて固定する工程と、を有することを特徴とする磁界センサ素子の製造方法。
  6. 前記センサヘッド基材に前記シングルモード光ファイバを入れるための溝を形成する工程と、前記溝に前記シングルモード光ファイバを入れる工程とを行った後に、前記シングルモード光ファイバを前記センサヘッド基材に固定する工程を行う、請求項5に記載の磁界センサ素子の製造方法。
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