JP6795984B2 - シール材装着用治具 - Google Patents

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Description

この発明は、シール材装着用治具の構造に関する。
ロッドヘッドが摺動する筒状の内周壁を有するロッドヘッドにおいては、内周壁に設けられた半径方向の外側に凹む環状溝に、種々のシール材が装着されており、内周壁とロッドヘッドとの摺動面において、外部と内部と環境を隔離して、外部からダスト等の外部への混入、または、内部から外部への摺動油等の漏出を防止している。このようなシール材は、たとえば、特開2016−045068号公報(特許文献1)および特開2009−257376号公報(特許文献2)に開示されている。
特開2016−045068号公報 特開2009−257376号公報
このようなシール材を、ロッドヘッドの内周壁に設けられた環状溝に装着する場合には、通常環状溝は、ロッドヘッドの軸方向の内部に設けられており、手作業でシール材を変形させながら装着する必要があり、決して作業効率が良いものとは言えなかった。
この発明の目的は、上記の課題を解決することにあり、シール材を、ロッドヘッドの内周壁に設けられた環状溝に装着する場合に、容易に装着することが可能な構成を備える、シール材装着用治具を提供することにある。
このシール材装着用治具は、内部に軸方向に延びる筒状の内周壁に設けられた半径方向の外側に凹む環状溝を有するロッドヘッドに、円環状の弾性変形可能なシール材を装着する際に用いられる、シール材装着用治具であって、以下の構成を備える。
当該シール材装着用治具は、上記ロッドヘッドに装着される中空内壁面を有する円筒状のガイド治具と、上記ガイド治具の上記中空内壁面に沿って上記シール材を上記ロッドヘッド側に押し込む押込み治具と、を備える。
上記ガイド治具の上記中空内壁面は、上記中空内壁面の一方端側の開口直径が、上記シール材の外径直径と略同一に設けられ、上記中空内壁面の他方端側の開口直径が、上記環状溝の内周側直径と略同一またはそれ以下となるように設けられることで、上記中空内壁面の一方端側から他方端側に向けて窄む形状を有し、上記ガイド治具の上記中空内壁面には、軸方向に沿って半径方向の内側に向って突出する板状のガイド壁が設けられており、上記ガイド壁の上記中空内壁面からの突出量は、一方端側から他方端側に向けて徐々に大きくなるように設けられている。
上記押込み治具は、盤状の押込みプレートと、上記押込みプレートの一方面から延びるように設けられ、上記シール材の上記ロッドヘッド側への押し込み時に、上記ガイド壁の両側面に沿って押入れられる一対のスライド壁と、上記押込みプレートの一方面から延びるように設けられ、上記シール材の上記ロッドヘッド側への押し込み時に上記中空内壁面に沿って内側に弾性変形可能なように押入れられる押込み部材と、を備える。
他の形態では、上記押込み部材は、上記一対のスライド壁を半径方向の両側から挟む位置において、一対に設けられている。
このシール材装着用治具によれば、シール材を、ロッドヘッドの内周壁に設けられた環状溝に装着する場合に、容易に装着することが可能な構成を備える、シール材装着用治具の提供を可能とする。
ロッドヘッドとシール材との関係を示す斜視図である。 ロッドヘッドとシール材との関係を示す縦断面図である。 実施の形態におけるシール材装着用治具のガイド治具の断面図であり、図4中のIII−III線矢視断面に相当する図である。 実施の形態におけるシール材装着用治具のガイド治具の平面図である。 実施の形態におけるシール材装着用治具の押込み治具の斜視図である。 図5中VI−VI線矢視断面図である。 実施の形態におけるシール材装着用治具のガイド治具および押し治具を用いた、シール材のロッドヘッドへの装着状態を示す縦断面図である。 シール材のガイド治具に対する初期位置状態の平面図である。 シール材のガイド治具に対する最終位置状態の平面図である。
本発明に基づいた実施の形態におけるシール材装着用治具について、以下、図を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
(シール材20、ロッドヘッド40)
図1および図2を参照して、シール材20とロッドヘッド40との関係を示す。図1は、シール材20とロッドヘッド40との関係を示す斜視図、図2は、ロッドヘッド40とシール材20との関係を示す縦断面図である。
弾性部材からなるシール材20は、円環状の形状を有し、天然ゴム、合成ゴム、樹脂ゴム等が用いられることで、形状を一次的に変形させることができる。本実施の形態においては、断面形状が略U字形状のシール材20を示しているが、シール材20の断面形状には様々なものが用いられ、U字形状に限定されるものではない。
ロッドヘッド40は、内部に軸方向に延びる筒状の内周壁42に設けられた半径方向の外側に凹む環状溝42hを有する。この環状溝42hの底面42h1の直径と、シール材20の外径直径とは、略同一またはシール材20の方が若干大きく設けられている。よって、環状溝42hにシール材20を装着するためには、内周壁42の直径寸法よりもシール材20の外径寸法が一旦小さくなるようにシール材20を変形させる必要がある。
(シール材装着用治具)
図3から図6を参照して、シール材装着用治具の構造について説明する。図3は、シール材装着用治具のガイド治具100の断面図であり、図4中のIII−III線矢視断面に相当する図、図4は、シール材装着用治具のガイド治具100を示す平面図、図5は、シール材装着用治具の押込み治具200を示す斜視図、図6は、図5中VI−VI線矢視断面図である。
(ガイド治具100)
図3および図4を参照して、ガイド治具100の構成について説明する。ガイド治具100は、ロッドヘッド40の一方端側に装着される中空内壁面120を有する円筒状の形態を有している。ガイド治具100の中空内壁面120は、その一方端側から他方端側に向けて窄む円錐型の形状を有している。
より具体的には、中空内壁面120の一方端側の開口直径が、シール材20の外径直径と略同一に設けられ、中空内壁面120の他方端側の開口直径が、環状溝42hの内周側直径(図2中のφD1)と略同一またはそれ以下となるように設けられることで、中空内壁面120の一方端側から他方端側に向けて窄む円錐型の形状となる。
本実施の形態の中空内壁面120には、環状溝42hの近傍の内周壁42を覆う延在部120hが設けられている。この延在部120hは、必須の構成ではないが、環状溝42hにシール材20を円滑に装着する点は設けられていることが好ましい。
ガイド治具100の中空内壁面120には、その軸方向に沿って半径方向の内側に向って突出する板状のガイド壁130が設けられている。このガイド壁130の中空内壁面120からの突出量は、一方端側から他方端側に向けて徐々に大きくなるように設けられている。したがって、ガイド壁130の半径方向の内側の端部は、徐々に傾斜するテーパ形状となる。
ガイド壁130の他方端側に治する下端部の最大突出量は、中空内壁面120の他方端側の最小内壁とガイド壁130の先端との間の隙間(図4中のS)が、シール材20の厚さの2倍以上あれば良い。これは、後の図9で説明するように、この隙間部分をシール材20が折り畳まれた状態で通過する必要があるからである。
(押込み治具200)
次に、図5および図6を参照して、押込み治具200の構成について説明する。押込み治具200は、盤状の押込みプレート210と、この押込みプレート210の一方面から延びるように設けられたスライド壁230と、押込みプレート210の一方面(図示において下面)から延びるように設けられた押込み部材220と、を備える。
押込みプレート210は剛性を有する所定の厚みを有する。形状は円形形状である必要なく、矩形形状等であってもよい。
スライド壁230は、押込みプレート210の一方面から延びるように設けられ、シール材20のロッドヘッド40側への押し込む時に、ガイド壁130の両側面に沿って押入れられるように一対に設けられている。
押込み部材220は、シール材20のロッドヘッド40側への押し込み時に中空内壁面120に沿って内側に弾性変形可能なように押入れられる。よって、押込み部材220は、弾性変形可能な樹脂材料で構成されているとよい。弾性変形が可能であれば、金属材料でもよい。
本実施の形態における押込み部材220は、図6に示すように、スライド壁230を半径方向の両側から挟む位置において一対に設けられているが、シール材20のロッドヘッド40側への押し込み時に中空内壁面120に沿って内側に弾性変形可能な形態であれば、たとえば、一対に設けられることなく、略半円形状の部材を用いてもよい。
(シール材20のロッドヘッド40への装着)
図7から図9を参照して、シール材装着用治具のガイド治具100および押込み治具200を用いた、シール材20のロッドヘッド40への装着について説明する。図7は、ガイド治具100および押込み治具200を用いた、シール材20のロッドヘッド40への装着状態を示す縦断面図、図8および図9は、シール材20のガイド治具100に対する初期位置状態および最終位置状態の平面図である。
図7に示すように、シール材20をガイド治具100の一方端側(上端側)に配置し、シール材20の上側にガイド治具100を配置する。この初期位置状態においては、図8に示すように、中空内壁面120の一方端側において円形状のままでシール材20が配置される。
次に、押込み治具200を他方端(下方側)に向って徐々に押し下げる。これにより、シール材20は、押込み部材220およびスライド壁230の先端で押し下げられる。この際に、シール材20は、中空内壁面120およびガイド壁130の外表面に沿って変形しながら、他方端(下方側)に押し下げられる。
押込み部材220により最も押し下げられたシール材20は、中空内壁面120の最終位置状態では、図9に示すように略ハート型に変形する。その後、押込み部材220をさらに押し下げることにより、シール材20は、ガイド治具100の最下端位置から突出し、外の拡がろうとする弾性変形に基づき、ロッドヘッド40の環状溝42hに装着されることとなる。
このように、本実施の形態におけるシール材装着用治具によれば、ガイド治具に沿って押込み治具を押し下げることのみで、容易にシール材をロッドヘッド40の環状溝42hに装着させることが可能となる。
なお、上記シール材装着用治具の構成において、ガイド治具100および押込み治具200は、ロッドヘッド40の内周壁42の内径に適合する一意の外形形状であるが、ロッドヘッド40にも種々の内径を有する種類が存在することから、ガイド治具100および押込み治具200に外形寸法を可変とする機構を付加してもよい。これにより、複数種類のロッドヘッド40に対して一つのガイド治具100および押込み治具200で対応することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
20 シール材、40 ロッドヘッド、42 内周壁、42h 環状溝、42h1 底面、100 ガイド治具、120 中空内壁面、120h 延在部、130 ガイド壁、200 押込み治具、210 押込みプレート、220 押込み部材、230 スライド壁。

Claims (1)

  1. 内部に軸方向に延びる筒状の内周壁に設けられた半径方向の外側に凹む環状溝を有するロッドヘッドに、円環状の弾性変形可能なシール材を装着する際に用いられる、シール材装着用治具であって、
    当該シール材装着用治具は、
    前記ロッドヘッドに装着される中空内壁面を有する円筒状のガイド治具と、
    前記ガイド治具の前記中空内壁面に沿って前記シール材を前記ロッドヘッド側に押し込む押込み治具と、を備え、
    前記ガイド治具の前記中空内壁面は、前記中空内壁面の一方端側の開口直径が、前記シール材の外径直径と略同一に設けられ、前記中空内壁面の他方端側の開口直径が、前記環状溝の内周側直径と略同一またはそれ以下となるように設けられることで、前記中空内壁面の一方端側から他方端側に向けて窄む形状を有し、
    前記ガイド治具の前記中空内壁面には、軸方向に沿って半径方向の内側に向って突出する板状のガイド壁が設けられており、
    前記ガイド壁の前記中空内壁面からの突出量は、一方端側から他方端側に向けて徐々に大きくなるように設けられており、
    前記押込み治具は、
    盤状の押込みプレートと、
    前記押込みプレートの一方面から延びるように設けられ、前記シール材の前記ロッドヘッド側への押し込み時に、前記ガイド壁の両側面に沿って押入れられる一対のスライド壁と、
    前記押込みプレートの一方面から延びるように設けられ、前記シール材の前記ロッドヘッド側への押し込み時に前記中空内壁面に沿って内側に弾性変形可能なように押入れられる押込み部材と、を備え、
    前記押込み部材は、前記一対のスライド壁を半径方向の両側から挟む位置において、一対に設けられている、シール材装着用治具。
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