JP6794659B2 - X線画像処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、X線画像に対して画像処理を行うX線画像処理装置に係り、特に、医用X線画像処理装置に関する。
透視を例に採って説明すると、従来の透視による検査において、検査中に得られる透視像と、事前に得られたCT(Computed Tomography)像やMRI(Magnetic Resonance Imaging)像などの3次元画像データを併用して検査を行う場合がある。CT像やMRI像などの3次元画像データを併用して表示する際には、3次元画像の向きを手動で設定する、あるいは3次元画像から各々の断層像の中から任意の断層像を手動で選択して、これら3次元画像の向きや断層像を随時に手動にて切り替えて表示する。例えば、カテーテルなどのデバイスを血管中に挿入して検査を行う場合には、カテーテルが映り込んだ透視像と、3次元画像あるいは断層像とを重ね合わせて重畳処理してモニタに表示しながら侵襲的な検査(外科に準じた検査)を行う。
また、X線画像に対して視差をつけて、3次元画像データから同方向に視差をつけて投影したレンダリング画像を、視差をつけた各々のX線画像に合成して、X線画像に関して立体視する医用画像処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。具体的には、2方向から患部をX線撮影して2方向に対応する2つのX線透視画像を生成する。そして、得られた2方向に対応する2つのX線透視画像の撮影と同一のX線ジオメトリで2方向から、予め取得した3次元画像データに含まれる患部を投影して2つの患部レンダリング画像を生成する。そして、対応する方向のX線透視画像と患部レンダリング画像とをそれぞれ合成して2方向に対応する2つの視差方向の合成視差画像を生成する。最後に、生成した2つの合成視差画像を3Dディスプレイ装置に出力する。この装置では、例えば血管が複雑に入り組んだ構造であっても、立体視して透視を行いつつ侵襲的な検査が可能となる。
国際公開第WO2012/169467号
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、透視像は投影像であるので(位置の)前後情報がなく、血管の分岐や生検位置などの部位の特定に限界があった。透視像を用いた検査の際にCTやMRI像を併用する場合、表示される断層像や3次元像と現在の手技位置との関連性を術者が判断する必要があった。
また、特許文献1:国際公開第WO2012/169467号では、立体視することができても血管の分岐を明確に把握することができない、3Dディスプレイ装置のような特別な機器が必要になる。また、人によっては手前・奥の見え方が異なる。例えば、実際には腫瘍につながった血管が手前に分岐していたとしても人によっては奥に見えて、逆に、実際には腫瘍につながった血管が奥に分岐していたとしても人によっては手前に見える。その結果、カテーテルの挿入方向を誤るという事態が発生する。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、3次元画像データを併用して検査を行う場合において関心領域を明確に把握して透視あるいは撮影することができるX線画像処理装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明に係るX線画像処理装置は、X線画像に対して画像処理を行うX線画像処理装置であって、透視あるいは撮影により得られるX線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを、透視あるいは撮影する際のX線ジオメトリ,被検体における前記関心領域の事前情報または被検体における前記関心領域の位置情報に基づいて算出する高さ算出手段と、事前に得られた高さ情報を有した3次元画像データを取得する3次元画像データ取得手段と、前記高さ算出手段で算出された前記高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像と、前記2次元画像データと、前記高さの近傍であって前記高さとは異なる高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像とを表示するように表示制御する画像表示制御手段とを備え、前記高さは前記2次元画像データの検出面に直交する位置であることを特徴とするものである。
上述した発明において、前記異なる高さは、前記高さの近傍であることが好ましい。
上述した発明において、前記画像表示制御手段は、前記高さ算出手段で算出された前記高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像と、前記2次元画像データと、前記高さとは異なる高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された複数の画像とを表示するように表示制御することが好ましい。
上述した発明において、前記高さとは異なる高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された複数の画像のうち、少なくとも1つは前記高さより高い第1高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像であり、少なくとも1つは前記高さより低い第2高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像であることが好ましい。
上述した発明において、前記画像表示制御手段は、
前記高さ算出手段で算出された前記高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像と、前記2次元画像データと、前記高さとは異なる高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像とを並列表示するように表示制御することが好ましい。
[作用・効果]この発明に係るX線画像処理装置によれば、透視あるいは撮影により得られるX線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを高さ算出手段は算出する。本明細書中での「高さ」とは、透視あるいは撮影により得られるX線画像の検出面に直交する位置を示す。したがって、被検体を臥位で透視あるいは撮影する場合には検出面が水平面であるので、高さは鉛直方向の位置になる。一方、被検体を立位で透視あるいは撮影する場合には検出面が鉛直軸を含んだ面となるので、高さは水平方向の位置になる。透視あるいは撮影により得られるX線画像に関する2次元画像データには高さ情報がないので、2次元画像データのみでは高さを求めることができない。そこで、透視あるいは撮影する際のX線ジオメトリ,被検体における関心領域の事前情報または被検体における関心領域の位置情報に基づいて、2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを算出する。一方、事前に得られた高さ情報を有した3次元画像データ(例えばCT像やMRI像)を3次元画像データ取得手段が取得する。そして、高さ算出手段で算出された高さに応じて3次元画像データから抽出された画像を表示制御する。このように、高さに応じて3次元画像データから抽出された画像を表示制御することで、2次元画像データに映り込んだ現在の透視・撮影に関する関心領域の位置と、3次元画像データでの関心領域の位置とを高さに応じて関連付けて表示することができる。その結果、3次元画像データを併用して検査を行う場合において関心領域を明確に把握して透視あるいは撮影することができる。さらには、立体視せずとも関心領域を明確に把握することができるので、3Dディスプレイ装置のような特別な機器が不要になるという効果をも奏する。
高さ算出手段の一例は、2方向以上の透視あるいは撮影によるX線ジオメトリおよび2方向以上の透視あるいは撮影により得られる2つ以上のX線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の位置に基づいて、高さを算出することである。X線ジオメトリとしては、例えば、X線を照射するX線管の管球の位置、X線を検出するX線検出器の位置、被検体を載置する天板の位置、X線の照射角などがある。
高さ算出手段の他の一例は、関心領域の大きさを事前情報とした時の当該事前情報として得られた関心領域の大きさ、およびX線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の大きさに基づいて拡大率を算出する拡大率算出手段を備え、当該拡大率算出手段で算出された当該拡大率に基づいて高さを算出することである。この一例の場合には、2つ以上のX線画像に関する2次元画像データが不要で、1つの2次元画像データのみから、事前情報として得られた関心領域の大きさを用いて高さを算出することができる。関心領域としては、例えばCT像やMRI像の臓器や、カテーテルなどのデバイスがある。デバイスは所定の設計寸法で形成されているので、設計寸法からデバイスの大きさが判る。
高さ算出手段のさらなる他の一例は、位置検出器で検出された関心領域の位置情報に基づいて高さを算出することである。例えば、カテーテルの先端に位置検出器として磁気センサを取り付ける場合において、透視・撮影前に、被検体を載置する天板の上に磁気センサを載せて天板の高さを磁気センサで検出する、あるいは天板の位置情報を別の位置検出器で検出する。透視・撮影時には、磁気センサを先端に取り付けたカテーテルを血管中に挿入して、当該カテーテルの先端における高さを磁気センサで検出する。透視・撮影時に磁気センサで検出されたカテーテルの先端における高さと、透視・撮影前に磁気センサで検出された天板との差分を、2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さとして算出することができる。あるいは、透視・撮影時に磁気センサで検出されたカテーテルの先端における高さ、および位置検出器で検出された天板の位置情報に基づいて、2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを算出することができる。
画像表示制御手段の一例は、高さ算出手段で算出された高さに応じた断層像を表示制御することである。その他にも、カテーテルを血管中に挿入して検査を行う場合には、挿入によってカテーテルの高さがその都度に変わる可能性があるので、高さ算出手段で算出された高さ以外の近傍の断層画像を複数に並べて表示制御することも可能である。
上述した発明において、高さ算出手段で算出された高さに応じて3次元画像データに対して画像処理を行う3次元画像処理手段を備えるのが好ましい。例えば、カテーテルなどのデバイスを体内に挿入する場合において、透視あるいは撮影により得られるデバイスの像を3次元画像データに重ね合わせて重畳処理する画像処理を行う。その際に、3次元画像データにおいて検出面に平行な断層像(コロナル像)ではデバイスの高さが視覚的に判りにくいので、検出面とは直交した断層像(アキシャル像またはサジタル像)に、透視あるいは撮影により得られるデバイスの像を重畳処理するのが好ましい。
上述した発明において、高さ算出手段で算出された高さおよび3次元画像データに基づいて、X線画像に関する2次元画像データに対して画像処理を行う2次元画像処理手段を備えるのが好ましい。例えば、血管中にカテーテルを挿入して、血管が分岐して腫瘍につながった血管中にカテーテルを進行させようとする場合に、手前・奥に分岐した各血管に対して色分けする画像処理を行う。例えば、手前に分岐した血管を赤くして、奥に分岐した血管を青くする。これによって、術者は進行させたいカテーテルを2次元画像データにおいて視覚的に把握することができる。
上述した発明において、高さ算出手段で算出された高さに基づいて、関心領域の実際の大きさを算出するサイズ算出手段を備えるのが好ましい。例えば、関心領域が血管の場合には、血管がX線検出器から遠ざかりX線管に近づけば2次元画像データに大きく映り込み、逆に血管がX線検出器に近づきX線管から遠ざければ2次元画像データに小さく映り込む。したがって、高さ算出手段で算出された高さに基づいて、対象とする血管の実際の大きさ(例えば、血管径や血管の長さ)を正確に把握し、血管の近傍の部位(例えば腫瘍)との位置関係を正確に把握することができる。このように、血管以外の関心領域にまで含ませると、高さ算出手段で算出された高さに基づいて、対象とする関心領域の実際の大きさを正確に把握し、関心領域の近傍の部位との位置関係を正確に把握することができる。
また、画像表示制御手段は、高さ算出手段で算出された高さに応じて3次元画像データから抽出された2次元画像を表示制御してもよい。もちろん、画像表示制御手段は、高さ算出手段で算出された高さに応じて3次元画像データから3次元画像を表示制御(例えば3次元画像へ関心領域位置を表示するように制御)してもよい。また、上述した3次元画像処理手段や2次元画像処理手段で処理された画像を表示制御する際に、3次元画像を表示制御(例えば3次元画像へ関心領域位置を表示するように制御)してもよい。
この発明に係るX線画像処理装置によれば、透視あるいは撮影する際のX線ジオメトリ,被検体における関心領域の事前情報または被検体における関心領域の位置情報に基づいて、透視あるいは撮影により得られるX線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを高さ算出手段は算出する。一方、事前に得られた高さ情報を有した3次元画像データを3次元画像データ取得手段が取得する。そして、高さ算出手段で算出された高さに応じて3次元画像データから抽出された2次元画像を表示制御する。このように、高さに応じて3次元画像データから抽出された2次元画像を表示制御することで、2次元画像データに映り込んだ現在の透視・撮影に関する関心領域の位置と、3次元画像データでの関心領域の位置とを高さに応じて関連付けて表示することができる。その結果、3次元画像データを併用して検査を行う場合において関心領域を明確に把握して透視あるいは撮影することができる。
実施例1に係るX線画像処理装置を備えたX線透視撮影装置のブロック図である。 実施例1に係る高さ算出の説明に供する模式図である。 高さに応じた断層像の表示態様である。 透視あるいは撮影により得られるデバイスの像を3次元画像データとしてアキシャル像に重ね合わせて重畳処理する画像処理に関する模式図であって、(a)はアキシャル像の模式図、(b)はデバイス像をアキシャル像に重畳処理した模式図である。 一連の透視から画像表示に至る画像処理の流れを示すフローチャートである。 基準位置合わせとしてスケーリングの説明に供する模式図であって、(a)は椎体などの骨などが映り込んだ透視のアキシャル像、(b)は椎体などの骨などが映り込んだCTのアキシャル像、(c)は椎体などの骨などが映り込んだ透視のコロナル像、(d)は椎体などの骨などが映り込んだCTのコロナル像である。 実施例2に係るX線画像処理装置を備えたX線透視撮影装置のブロック図である。 実施例2に係る高さ算出の説明に供する模式図であって、(a)は実際のデバイスの模式図、(b)は2次元画像データに映り込んだデバイスの模式図である。 実施例3に係るX線画像処理装置を備えたX線透視撮影装置のブロック図である。 実施例3に係る高さ算出の説明に供する模式図であって、(a)は天板の高さを磁気センサで検出したときの模式図、(b)はカテーテルの先端における高さを磁気センサで検出したときの模式図である。 変形例に係る高さに応じた画像表示制御として、高さ以外の近傍の断層画像を複数に並べて表示制御したときの表示態様である。
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1に係るX線画像処理装置を備えたX線透視撮影装置のブロック図であり、図2は、実施例1に係る高さ算出の説明に供する模式図であり、図3は、高さに応じた断層像の表示態様であり、図4は、透視あるいは撮影により得られるデバイスの像を3次元画像データとしてアキシャル像に重ね合わせて重畳処理する画像処理に関する模式図であって、図4(a)はアキシャル像の模式図であり、図4(b)はデバイス像をアキシャル像に重畳処理した模式図である。
後述する実施例2,3も含めて、本実施例1に係るX線透視撮影装置は、図1に示すように、患者である被検体Mを載置した天板1と、被検体Mに向けてX線を照射するX線管2と、X線管2から照射されて被検体Mを透過したX線を検出するフラットパネル型X線検出器(以下、「FPD」と略記する)3とを備えている。
この他に、X線透視撮影装置は、FPD3によって検出されたX線に基づいて画像処理を行うX線画像処理装置4を備えている。X線画像処理装置4は、この発明におけるX線画像処理装置に相当する。
X線画像処理装置4は、2次元画像取得部41と高さ算出部42とコントローラ43とメモリ部44と画像表示制御部45と3次元画像処理部46と2次元画像処理部47とサイズ算出部48と入力部49と表示部50とを備えている。高さ算出部42は、この発明における高さ算出手段に相当し、コントローラ43は、この発明における3次元画像データ取得手段に相当し、画像表示制御部45は、この発明における画像表示制御手段に相当し、3次元画像処理部46は、この発明における3次元画像処理手段に相当し、2次元画像処理部47は、この発明における2次元画像処理手段に相当し、サイズ算出部48は、この発明におけるサイズ算出手段に相当する。
FPD3は、その検出面にはX線に有感な複数の検出素子を2次元マトリックス状に配列して構成されている。検出素子は、被検体Mを透過したX線を電気信号に変換して一旦蓄積して、その蓄積された電気信号を読み出すことで、X線を検出する。各々の検出素子でそれぞれ検出された電気信号を、電気信号に応じた画素値に変換して、検出素子の位置にそれぞれ対応した画素にその画素値を割り当てることでX線画像を出力する。出力されたX線画像を2次元画像取得部41に送り込む。このように、FPD3は、X線を検出する複数の検出素子が行列状(2次元マトリックス状)に構成されており、X線画像は、検出面に平行な2次元画像データである。X線検出器はFPDに限定されず、イメージインテンシファイア(I.I)などのアナログX線検出器であってもよい。
2次元画像取得部41や高さ算出部42やコントローラ43や画像表示制御部45や3次元画像処理部46や2次元画像処理部47やサイズ算出部48は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されている。なお、2次元画像取得部41や高さ算出部42や画像表示制御部45や3次元画像処理部46や2次元画像処理部47やサイズ算出部48については、GPU(Graphics Processing Unit) などで構成されてもよい。
2次元画像取得部41は、FPD3で出力されたX線画像に関する2次元画像データを取得する。2次元画像取得部41で取得されたX線画像に関する2次元画像データを高さ算出部42やコントローラ43や画像表示制御部45や3次元画像処理部46や2次元画像処理部47に送り込む。また、コントローラ43を介して、X線画像に関する2次元画像データをメモリ部44に送り込む。
高さ算出部42は、X線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを算出する。本実施例1では、2方向以上の透視あるいは撮影によるX線ジオメトリおよび2方向以上の透視あるいは撮影により得られる2つ以上のX線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の位置に基づいて、高さを算出する。X線ジオメトリとしては、例えば、X線を照射するX線管2の管球の位置、X線を検出するフラットパネル型X線検出器(FPD)3の位置、被検体Mを載置する天板1の位置、X線の照射角などがある。
図2では、カテーテルなどのデバイスDを被検体M内に挿入して、カテーテルの先端に取り付けられたガイドワイヤのマーカの高さを関心領域の高さとして算出する場合について説明する。真上から照射して得られた2次元画像データである透視像(正面像)に加え、X線管2の管球角度を傾けてX線入射角度の異なるX線画像を取得する。そして、2枚のX線画像に映り込んだデバイスの位置、およびX線管2の管球・FPD3の位置や天板1の位置に基づいて、マーカの高さを関心領域の高さとして算出する。
例えば、傾斜角度をθとし、2枚のX線画像に映り込んだデバイスの位置間の距離(画素間の距離)をdとし、天板1の載置面から見た関心領域の高さをhとし、FPD3の検出面から見た天板1の載置面の高さをhとしたときに、tanθ=d/(h+h)の式から、tanθ=d/(h+h)で表される。FPD3の検出面から見た天板1の載置面の高さhおよび傾斜角度θは既知であり、2枚のX線画像に映り込んだデバイスの位置間の距離(画素間の距離)dは透視・撮影によって求められるので、未知である天板1の載置面から見た関心領域の高さhを算出することができる。図1の説明に戻って、高さ算出部42で算出された高さh(図2を参照)を、コントローラ43や画像表示制御部45や3次元画像処理部46や2次元画像処理部47やサイズ算出部48に送り込む。
コントローラ43は、X線画像処理装置4の各構成部を統括制御する。特に、2次元画像取得部41で取得されたX線画像に関する2次元画像データや、後述する事前に得られた高さ情報を有した3次元画像データを、コントローラ43を介してメモリ部44に送り込む。
また、後述する実施例2,3も含めて、本実施例1では、コントローラ43は当該3次元画像データを取得する機能を有しており、外部のDICOMサーバーに接続されている。DICOMサーバーには、CT像やMRI像などの3次元画像データが記憶されており、必要に応じて、DICOMサーバーからの3次元画像データをコントローラ43が受信することで、コントローラ43は3次元画像データを取得することができる。MRI像として、例えばMRI装置で胆のう・胆管・膵管を同時に描出する検査(MRCP: Magnetic Resonance Cholangio Pancreatography)で得られた像などがある。なお、コントローラ43からDICOMサーバーに画像データを送信することもできる。ここで、DICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)とは、 医用画像機器間の通信プロトコルを定義した標準規格である。
メモリ部44は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体で構成されている。後述する実施例2,3も含めて、本実施例1では、コントローラ43を介して、2次元画像取得部41で取得されたX線画像に関する2次元画像データや、事前に得られた高さ情報を有した3次元画像データを書き込んで記憶し、適宜必要に応じてメモリ部44から各画像データを読み出して画像表示制御部45や3次元画像処理部46や表示部50、あるいはプリンタ(図示省略)に送り込む。
画像表示制御部45は、高さ算出部42で算出された高さhに応じて3次元画像データから抽出された画像(各実施例では2次元画像)を、コントローラ43を介して表示部50に表示する表示制御を行う。後述する実施例2,3も含めて、本実施例1では、図3に示すように高さhに応じた断層像を表示制御する。図3では、表示部50のモニタの左側にX線画像に関する透視像を表示するとともに、表示部50のモニタの右側にガイドワイヤのマーカの高さhに応じたMRCP冠状断面像(MRCPコロナル像)を表示する。
3次元画像処理部46は、高さ算出部42で算出された高さhに応じて3次元画像データに対して画像処理を行う。コントローラ43を介してメモリ部44から読み出された3次元画像データに対して画像処理を行う。例えば、カテーテルなどのデバイスを体内に挿入する場合において、透視あるいは撮影により(2次元画像取得部41で)得られるデバイスの像を3次元画像データに重ね合わせて重畳処理する画像処理を行う。
3次元画像データは事前に得られたデータであって、透視像のようにリアルタイムで得られたデータでないので、造影剤が投与されたことによる血管像が鮮明に映り込んでいないうえに、リアルタイムに体内に挿入されるカテーテルなどのデバイスの像が映り込んでいない。したがって、上述のような侵襲的な検査を行う場合に、デバイスの像を3次元画像データに重ね合わせて重畳処理する画像処理は有用である。その際に、3次元画像データにおいて検出面に平行な断層像(コロナル像)ではデバイスの高さが視覚的に判りにくい。そこで、図4(a)に示すように検出面とは直交した断層像(図4(a)ではアキシャル像またはサジタル像)に、図4(b)に示すように当該デバイス像(黒丸を参照)を重畳処理する。3次元画像処理部46で画像処理された3次元画像データを、コントローラ43を介してメモリ部44や表示部50に送り込む。
2次元画像処理部47は、高さ算出部42で算出された高さh、およびコントローラ43を介してメモリ部44から読み出された3次元画像データに基づいて、X線画像に関する2次元画像データに対して画像処理を行う。例えば、血管中にカテーテルを挿入して、血管が分岐して腫瘍につながった血管中にカテーテルを進行させようとする場合に、手前・奥に分岐した各血管に対して色分けする画像処理を行う。例えば、手前に分岐した血管を赤くして、奥に分岐した血管を青くする。これによって、術者は進行させたいカテーテルを2次元画像データにおいて視覚的に把握することができる。2次元画像処理部47で画像処理された2次元画像データを、コントローラ43を介してメモリ部44や表示部50に送り込む。
サイズ算出部48は、高さ算出部42で算出された高さhに基づいて、関心領域の実際の大きさを算出する。関心領域が血管の場合には、血管がフラットパネル型X線検出器(FPD)3から遠ざかりX線管2に近づけば2次元画像データに大きく映り込み、逆に血管がフラットパネル型X線検出器(FPD)3に近づきX線管2から遠ざければ2次元画像データに小さく映り込む。したがって、高さ算出部42で算出された高さhに基づいて、対象とする血管の実際の大きさ(例えば、血管径や血管の長さ)を正確に把握し、血管の近傍の部位(例えば腫瘍)との位置関係を正確に把握することができる。
具体的には、高さhおよびX線管2からFPD3に垂線を下ろした距離(すなわちSID(Source Image Distance))に基づいて拡大率を求め、拡大率およびX線画像に映り込んだ血管径や血管の長さから血管の実際の血管径や血管の長さを求める。このように、血管以外の関心領域にまで含ませると、高さ算出部42で算出された高さhに基づいて、対象とする関心領域の実際の大きさを正確に把握し、関心領域の近傍の部位との位置関係を正確に把握することができる。
次に、一連の透視から画像表示に至る画像処理の流れについて、図5および図6を参照して説明する。図5は、一連の透視から画像表示に至る画像処理の流れを示すフローチャートであり、図6は、基準位置合わせとしてスケーリングの説明に供する模式図であって、図6(a)は椎体などの骨などが映り込んだ透視のアキシャル像であり、図6(b)は椎体などの骨などが映り込んだCTのアキシャル像であり、図6(c)は椎体などの骨などが映り込んだ透視のコロナル像であり、図6(d)は椎体などの骨などが映り込んだCTのコロナル像である。図5および図6では、撮影よりも弱い線量のX線を照射しながらX線画像をリアルタイムに表示する透視を例に採って説明する。
(ステップS1)透視像取得
カテーテルなどのデバイスを被検体M内に挿入しながら、撮影よりも弱い線量のX線をX線管2(図1を参照)から照射して、X線管2から照射されて被検体Mを透過したX線をFPD3(図1を参照)が検出することによって、X線画像に関する2次元画像データである透視像を取得する。
(ステップS2)基準位置合わせ
事前に得られた高さ情報を有した3次元画像データ(図5では「事前画像(CT/MRI)」で表記)をコントローラ43(図1を参照)が受信することで、3次元画像データを取得する。必要であれば、ステップS1で取得された透視像と当該3次元画像データとの基準高さを合わせる基準位置合わせを行う。ここでの高さは、透視像と3次元画像データとの相対的な高さを一致させて合わせるだけであるので、後述するステップS3のような高さを正確に求める必要はない。
基準位置合わせとしては、例えば、被検体を載置する天板の高さが透視・CTまたはMRI間で異なる場合にはいずれか一方の天板に合わせて他方の天板の高さを合わせるために画像とともにシフト補正を行う。その他に、拡大率が透視・CTまたはMRI間で異なる場合にはいずれか一方の拡大率に他方の拡大率を合わせるスケーリングなどがある。スケーリングとしては図6に示すような手法を行う。椎体などの骨は、同一の画像では高さが変わっても同じサイズとみなすことができる。
もし、透視を被検体の前後方向から行うと、図6(a)に示すようなアキシャル像(に平行な透視像)を得るとする。一方、3次元画像データがCT像の場合には、図6(b)に示すようなアキシャル像が切り出される。もし、拡大率が透視・CT間で異なる場合には、アキシャル像に映り込んだ骨のサイズも両者間で異なる。したがって、通常の透視のように、被検体の真上あるいは真下から行うと、図6(c)に示すようなコロナル像(に平行な透視像)が得られ、3次元画像データがCT像の場合には、図6(b)に示すようなコロナル像が切り出され、コロナル像に映り込んだ骨のサイズも両者間で異なる。ステップS1で取得された透視像に映り込んだ骨のサイズをaとし、CT像から切り出されたコロナル像に映り込んだ骨のサイズをbとすると、CT像に対してa/bを乗算することで、拡大率を合わせるスケーリングを行う。
このステップS2については、天板の高さがほぼ同じで、拡大率がほぼ同じである場合には必ずしも行う必要はない。
(ステップT1)X線入射角度の異なる画像の取得
図2でも述べたように、真上から照射して得られた2次元画像データである透視像(正面像)に加え、X線管2の管球角度を傾けてX線入射角度の異なるX線画像を取得する。なお、図2では、2方向の透視により2つのX線画像を取得したが、2方向以上であれば、3方向以上の透視により3つ以上のX線画像を取得してもよい。また、ステップT1のタイミングについては、後述するステップS3よりも前であれば特に限定されず、ステップS1よりも前に行ってもよいし、ステップS1で取得された透視像が、ステップT1で取得されるX線画像を兼用するようにしてもよい。
(ステップS3)デバイス高さ算出
ステップT1で取得されたX線入射角度の異なる画像に映り込んだデバイスの位置およびX線ジオメトリに基づいて、高さ算出部42(図1を参照)はデバイス(例えばガイドワイヤのマーカ)の高さを関心領域の高さとして算出する。具体的な高さの算出については図2で述べたので、ここでは省略する。
(ステップS4)画像処理
3次元画像処理部46(図1を参照)は、ステップS3で算出されたデバイス高さに応じてCT像またはMRI像に対して画像処理を行う。画像処理としては、図4で述べたようなデバイス像や造影剤が投与された血管像を、高さに応じてCT像やMRI像に重畳処理する。
(ステップS5)画像取得
ステップS4で画像処理された画像を取得する。
(ステップS6)画像処理
2次元画像処理部47(図1を参照)は、ステップS3で算出されたデバイス高さおよびステップS5で取得された画像処理後のCT像やMRI像に基づいて、X線画像に関する2次元画像データに対して画像処理を行う。具体的な画像処理については2次元画像処理部47での画像処理で述べたので、ここでは省略する。
(ステップS7)画像表示
画像表示制御部45(図1を参照)は、ステップS3で算出されたデバイス高さに応じてCT像やMRI像から抽出された2次元画像を、表示部50(図1および図3を参照)のモニタに表示する表示制御を行う。このとき、ステップS1で取得された透視像も当該2次元画像と並べて表示部50のモニタに表示する表示制御を行う。MRI像がMRCPで得られた像である場合には、図3でも述べたように、デバイス高さに応じてMRI像から抽出された2次元画像としてMRCP冠状断面像(MRCPコロナル像)を表示部50のモニタに表示するとともに、ステップS1で取得された透視像もMRCP冠状断面像と並べて表示部50のモニタに表示する。
以上、図5のステップS1〜S7を繰り返しながら透視を行う。特に、カテーテルを血管中に挿入して検査を行う場合には、挿入によってカテーテルの高さがその都度に変わる可能性があるので、ステップS1〜S7を繰り返しながら透視を行うのが好ましい。関心領域の高さが固定あるいはほぼ固定とみなせる場合には、全てのステップS1〜S7を繰り返す必要はなく、最小限、ステップS1およびS7のみを繰り返して行えばよい。
本実施例1に係るX線画像処理装置4によれば、透視あるいは撮影(図5では透視)により得られるX線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを高さ算出部42は算出する。「課題を解決するための手段」の欄でも述べたように、本明細書中での「高さ」とは、透視あるいは撮影により得られるX線画像の検出面に直交する位置を示す。したがって、図1のように被検体Mを臥位で透視あるいは撮影する場合には検出面が水平面であるので、高さは鉛直方向の位置になる。一方、被検体を立位で透視あるいは撮影する場合には検出面が鉛直軸を含んだ面となるので、高さは水平方向の位置になる。
透視あるいは撮影により得られるX線画像に関する2次元画像データには高さ情報がないので、2次元画像データのみでは高さを求めることができない。そこで、本実施例1では、透視あるいは撮影する際のX線ジオメトリに基づいて、2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを算出する。一方、事前に得られた高さ情報を有した3次元画像データ(例えばCT像やMRI像)を3次元画像データ取得手段(各実施例ではコントローラ43)が取得する。そして、高さ算出部42で算出された高さに応じて3次元画像データから抽出された画像(各実施例では2次元画像)を表示制御する。
このように、高さに応じて3次元画像データから抽出された画像(2次元画像)を表示制御することで、2次元画像データに映り込んだ現在の透視・撮影に関する関心領域の位置と、3次元画像データでの関心領域の位置とを高さに応じて関連付けて表示することができる。その結果、3次元画像データを併用して検査を行う場合において関心領域を明確に把握して透視あるいは撮影することができる。さらには、立体視せずとも関心領域を明確に把握することができるので、3Dディスプレイ装置のような特別な機器が不要になるという効果をも奏する。
本実施例1では、2方向以上の透視あるいは撮影によるX線ジオメトリおよび2方向以上の透視あるいは撮影により得られる2つ以上のX線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の位置に基づいて、高さを算出する。上述したように、X線ジオメトリとしては、例えば、X線を照射するX線管2の管球の位置、X線を検出するX線検出器(各実施例ではFPD3)の位置、被検体Mを載置する天板1の位置、X線の照射角などがある。
本実施例1では、画像表示制御部45は、高さ算出部42で算出された高さに応じて、図3に示すように断層像(図3ではMRCP冠状断面像)を表示制御している。
図1に示すように、高さ算出部42で算出された高さに応じて3次元画像データに対して画像処理を行う3次元画像処理部46を備えるのが好ましい。例えば、カテーテルなどのデバイスを体内に挿入する場合において、透視あるいは撮影により得られるデバイスの像を3次元画像データに重ね合わせて重畳処理する画像処理を行う。その際に、図4でも述べたように3次元画像データにおいて検出面に平行な断層像(コロナル像)ではデバイスの高さが視覚的に判りにくいので、検出面とは直交した断層像(アキシャル像またはサジタル像)に、透視あるいは撮影により得られるデバイスの像を重畳処理するのが好ましい。もちろん、図5のフローチャートのステップS4のように3次元画像に対して重畳処理した後に、重畳処理された3次元画像からアキシャル像またはサジタル像を切り出して、ステップS7でコロナル像とともに、重畳処理されたアキシャル像またはサジタル像を並べて表示してもよい。
図1に示すように、高さ算出部42で算出された高さおよび3次元画像データに基づいて、X線画像に関する2次元画像データに対して画像処理を行う2次元画像処理部47を備えるのが好ましい。2次元画像処理部47での画像処理でも述べたように、例えば、血管中にカテーテルを挿入して、血管が分岐して腫瘍につながった血管中にカテーテルを進行させようとする場合に、手前・奥に分岐した各血管に対して色分けする画像処理を行う。例えば、手前に分岐した血管を赤くして、奥に分岐した血管を青くする。これによって、術者は進行させたいカテーテルを2次元画像データにおいて視覚的に把握することができる。
図1に示すように、高さ算出部42で算出された高さに基づいて、関心領域の実際の大きさを算出するサイズ算出部48を備えるのが好ましい。例えば、関心領域が血管の場合には、血管がX線検出器(FPD3)から遠ざかりX線管2に近づけば2次元画像データに大きく映り込み、逆に血管がX線検出器(FPD3)に近づきX線管2から遠ざければ2次元画像データに小さく映り込む。したがって、サイズ算出部48でのサイズ算出でも述べたように、高さ算出部42で算出された高さに基づいて、対象とする血管の実際の大きさ(例えば、血管径や血管の長さ)を正確に把握し、血管の近傍の部位(例えば腫瘍)との位置関係を正確に把握することができる。このように、血管以外の関心領域にまで含ませると、高さ算出部42で算出された高さに基づいて、対象とする関心領域の実際の大きさを正確に把握し、関心領域の近傍の部位との位置関係を正確に把握することができる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例2を説明する。
図7は、実施例2に係るX線画像処理装置を備えたX線透視撮影装置のブロック図であり、図8は、実施例2に係る高さ算出の説明に供する模式図であって、図8(a)は実際のデバイスの模式図であり、図8(b)は2次元画像データに映り込んだデバイスの模式図である。上述した実施例1と共通する構成については、同じ符号を付して、その説明を省略するとともに、図示を省略する。
上述した実施例1と同様に、本実施例2に係るX線透視撮影装置は、図7に示すように、天板1とX線管2とFPD3とX線画像処理装置4とを備えている。X線画像処理装置4は、2次元画像取得部41と高さ算出部42とコントローラ43とメモリ部44と画像表示制御部45と3次元画像処理部46と2次元画像処理部47とサイズ算出部48と入力部49と表示部50とを備えている。
上述した実施例1では、高さ算出部42は、透視あるいは撮影する際のX線ジオメトリに基づいて、2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを算出していたのに対して、本実施例2では、高さ算出部42は、被検体Mにおける関心領域の事前情報に基づいて当該高さを算出している。具体的には、高さ算出部42は、拡大率を算出する拡大率算出部42aを備え、当該拡大率算出部42aで算出された当該拡大率に基づいて高さを算出している。拡大率算出部42aは、この発明における拡大率算出手段に相当する。
拡大率算出部42aは、関心領域の大きさを事前情報とした時の当該事前情報として得られた関心領域の大きさ、およびX線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の大きさに基づいて拡大率を算出する。関心領域としては、例えばCT像やMRI像の臓器や、カテーテルなどのデバイスがある。デバイスは所定の設計寸法で形成されているので、設計寸法からデバイスの大きさが判る。
具体的には、図8に示すように、関心領域として、例えばカテーテルなどのデバイスDの場合には、図8(a)に示すように、所定の設計寸法として、長さをLとし、径をdとする。図8(b)に示すように、2次元画像データに映り込んだデバイスDの長さ(画素間の長さ)をLとし、径(画素間の径)をdとする。拡大率は、L/Lまたはd/dで求められる。そして、SID(X線管2の管球位置およびFPD3の位置)および算出された拡大率に基づいて、高さを算出する。
一連の透視から画像表示に至る画像処理の流れについては、上述した実施例1と同様の図5のフローチャートに示すとおりである。ただし、図5のステップS3のデバイス高さ算出については、図8で述べた手法を用いて行う。
本実施例2に係るX線画像処理装置4の主たる作用・効果については、上述した実施例1の主たる作用・効果と同じであるので、省略する。
本実施例2では、関心領域の大きさを事前情報とした時の当該事前情報として得られた関心領域の大きさに基づいて拡大率を算出し、算出された当該拡大率に基づいて高さを算出する。本実施例2の場合には、上述した実施例1のような2つ以上のX線画像に関する2次元画像データが不要で、1つの2次元画像データのみから、事前情報として得られた関心領域の大きさを用いて高さを算出することができる。上述したように、関心領域としては、例えばCT像やMRI像の臓器や、カテーテルなどのデバイスがある。デバイスは所定の設計寸法で形成されているので、設計寸法からデバイスの大きさが判る。
次に、図面を参照してこの発明の実施例3を説明する。
図9は、実施例3に係るX線画像処理装置を備えたX線透視撮影装置のブロック図であり、図10は、実施例3に係る高さ算出の説明に供する模式図であって、図10(a)は天板の高さを磁気センサで検出したときの模式図であり、図10(b)はカテーテルの先端における高さを磁気センサで検出したときの模式図である。上述した実施例1,2と共通する構成については、同じ符号を付して、その説明を省略するとともに、図示を省略する。
上述した実施例1,2と同様に、本実施例3に係るX線透視撮影装置は、図9に示すように、天板1とX線管2とFPD3とX線画像処理装置4とを備えている。X線画像処理装置4は、2次元画像取得部41と高さ算出部42とコントローラ43とメモリ部44と画像表示制御部45と3次元画像処理部46と2次元画像処理部47とサイズ算出部48と入力部49と表示部50とを備えている。
上述した実施例1では、高さ算出部42は、透視あるいは撮影する際のX線ジオメトリに基づいて、2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを算出し、上述した実施例2では、高さ算出部42は、被検体Mにおける関心領域の事前情報に基づいて当該高さを算出していた。それらに対して、本実施例3では、高さ算出部42は、被検体Mにおける関心領域の位置情報に基づいて当該高さを算出している。具体的には、位置検出器6で検出された関心領域の位置情報に基づいて高さを算出する。位置検出器6については、X線画像処理装置4の外部構成であってもよいし、X線画像処理装置4に備えられていてもよい。
例えば、図10に示すように、カテーテルの先端に位置検出器として磁気センサSを取り付ける場合において、透視・撮影前に、図10(a)に示すように被検体を載置する天板1の上に磁気センサSを載せて天板1の高さを磁気センサSで検出する。透視・撮影時には、図10(b)に示すように磁気センサSを先端に取り付けたカテーテルを血管中に挿入して、当該カテーテルの先端における高さを磁気センサSで検出する。透視・撮影時に磁気センサSで検出されたカテーテルの先端における高さと、透視・撮影前に磁気センサSで検出された天板1との差分を、2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さとして算出する。
その他に、天板1の位置情報を磁気センサSとは別の位置検出器で検出してもよい。この場合には、透視・撮影時に磁気センサで検出されたカテーテルの先端における高さ、および位置検出器で検出された天板の位置情報に基づいて、2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを算出する。
一連の透視から画像表示に至る画像処理の流れについては、上述した実施例1,2と同様の図5のフローチャートに示すとおりである。ただし、図5のステップS3のデバイス高さ算出については、図10で述べた手法を用いて行う。
本実施例3に係るX線画像処理装置4の主たる作用・効果については、上述した実施例1,2の主たる作用・効果と同じであるので、省略する。
本実施例3では、位置検出器6で検出された関心領域の位置情報に基づいて高さを算出する。上述したように、例えば、カテーテルの先端に位置検出器として磁気センサを取り付ける場合において、透視・撮影前に、被検体を載置する天板の上に磁気センサを載せて天板の高さを磁気センサで検出する、あるいは天板の位置情報を別の位置検出器で検出する。透視・撮影時には、磁気センサを先端に取り付けたカテーテルを血管中に挿入して、当該カテーテルの先端における高さを磁気センサで検出する。透視・撮影時に磁気センサで検出されたカテーテルの先端における高さと、透視・撮影前に磁気センサで検出された天板との差分を、2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さとして算出することができる。あるいは、透視・撮影時に磁気センサで検出されたカテーテルの先端における高さ、および位置検出器で検出された天板の位置情報に基づいて、2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを算出することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例の図5では、透視を例に採って説明したが、撮影にも適用することができる。
(2)上述した各実施例では、3次元画像データとして、CT像やMRI像を例に採って説明したが、CT像やMRI像以外の3次元画像データであってもよい。例えば、トモシンセシス(Tomosynthesis)によって得られた画像であってもよい。
(3)上述した各実施例では、関心領域の高さとして、デバイスの高さを算出したが、デバイスを必要としない透視撮影の場合には、通常の関心領域(例えば血管や臓器など)の高さを検出してもよい。ただし、他の領域での画素値に対して関心領域での画素値を強調するために、例えば血管像を透視あるいは撮影する場合には造影剤を投与したり、強調フィルタ(例えばエッジ強調を行うフィルタ)をX線画像に施すことで、X線画像に関する2次元画像データに関心領域が強調して映り込まれるようにするのが好ましい。
(4)上述した各実施例では、高さ算出手段(各実施例では高さ算出部42)で算出された高さに応じて、図3に示すように断層像を表示制御したが、これに限定されない。例えば、カテーテルを血管中に挿入して検査を行う場合には、挿入によってカテーテルの高さがその都度に変わる可能性があるので、高さ算出手段(高さ算出部42)で算出された高さ以外の近傍の断層画像を複数に並べて表示制御することも可能である。図11では、図3の表示態様に、さらに算出された高さ以外の近傍の断層画像を複数に並べている。図11では、算出された高さから外れると、断層像に胆管・膵管等が映り込まなくなることを示している。図3および図11では、MRCPに関する画像であったが、上述した血管像を透視あるいは撮影するときに有用である。
(5)上述した各実施例では、高さ算出手段(各実施例では高さ算出部42)で算出された高さに応じて3次元画像データに対して画像処理を行う3次元画像処理手段(各実施例では3次元画像処理部46)を備えたが、必ずしも高さに応じて3次元画像データに対して画像処理を行う必要はない。例えば、高さに応じて3次元画像データから抽出された2次元画像を表示制御して、当該高さの数値をモニタに表示してもよい。
(6)上述した各実施例では、高さ算出手段(各実施例では高さ算出部42)で算出された高さおよび3次元画像データに基づいて、X線画像に関する2次元画像データに対して画像処理を行う2次元画像処理手段(各実施例では2次元画像処理部47)を備えたが、必ずしも高さおよび3次元画像データに基づいて2次元画像データに対して画像処理を行う必要はない。
(7)上述した各実施例では、高さ算出手段(各実施例では高さ算出部42)で算出された高さに基づいて、関心領域の実際の大きさを算出するサイズ算出手段(各実施例ではサイズ算出部48)を備えたが、関心領域のサイズが大きく、高さが変わっても2次元画像データに映り込まれる関心領域の大きさが、関心領域の実際の大きさから乖離しない場合には、必ずしも関心領域の実際の大きさを算出する必要はない。
(8)上述した各実施例では、画像表示制御手段(各実施例では画像表示制御部45)は、高さ算出手段(各実施例では高さ算出部42)で算出された高さに応じて3次元画像データから抽出された2次元画像を表示制御したが、必ずしも表示制御の対象は2次元画像に限定されない。画像表示制御手段(画像表示制御部45)は、高さ算出手段(高さ算出部42)で算出された高さに応じて3次元画像データから3次元画像を表示制御(例えば3次元画像へ関心領域位置を表示するように制御)してもよい。また、上述した3次元画像処理手段(各実施例では3次元画像処理部46)や2次元画像処理手段(各実施例では2次元画像処理部47)で処理された画像を表示制御する際に、3次元画像を表示制御(例えば3次元画像へ関心領域位置を表示するように制御)してもよい。
4 … X線画像処理装置
42 … 高さ算出部
42a … 拡大率算出部
43 … コントローラ
45 … 画像表示制御部
46 … 3次元画像処理部
47 … 2次元画像処理部
48 … サイズ算出部
… 関心領域の高さ

Claims (11)

  1. X線画像に対して画像処理を行うX線画像処理装置であって、
    透視あるいは撮影により得られるX線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の高さを、透視あるいは撮影する際のX線ジオメトリ,被検体における前記関心領域の事前情報または被検体における前記関心領域の位置情報に基づいて算出する高さ算出手段と、
    事前に得られた高さ情報を有した3次元画像データを取得する3次元画像データ取得手段と、
    前記高さ算出手段で算出された前記高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像と、前記2次元画像データと、前記高さの近傍であって前記高さとは異なる高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像とを表示するように表示制御する画像表示制御手段と
    を備え、
    前記高さは前記2次元画像データの検出面に直交する位置であることを特徴とするX線画像処理装置。
  2. 請求項1に記載のX線画像処理装置において、
    前記高さ算出手段は、2方向以上の透視あるいは撮影によるX線ジオメトリおよび2方向以上の透視あるいは撮影により得られる2つ以上の前記X線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の位置に基づいて、前記高さを算出することを特徴とするX線画像処理装置。
  3. 請求項1に記載のX線画像処理装置において、
    前記高さ算出手段は、
    前記関心領域の大きさを事前情報とした時の当該事前情報として得られた関心領域の大きさ、および前記X線画像に関する2次元画像データに映り込んだ関心領域の大きさに基づいて拡大率を算出する拡大率算出手段を備え、
    当該拡大率算出手段で算出された当該拡大率に基づいて前記高さを算出することを特徴とするX線画像処理装置。
  4. 請求項1に記載のX線画像処理装置において、
    前記高さ算出手段は、位置検出器で検出された前記関心領域の位置情報に基づいて前記高さを算出することを特徴とするX線画像処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のX線画像処理装置において、
    前記画像表示制御手段は、前記高さ算出手段で算出された前記高さに応じた断層像を表示制御することを特徴とするX線画像処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のX線画像処理装置において、
    前記高さ算出手段で算出された前記高さに応じて前記3次元画像データに対して画像処理を行う3次元画像処理手段を備えることを特徴とするX線画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のX線画像処理装置において、
    前記高さ算出手段で算出された前記高さおよび前記3次元画像データに基づいて、前記X線画像に関する2次元画像データに対して画像処理を行う2次元画像処理手段を備えることを特徴とするX線画像処理装置。
  8. 請求項1または請求項2に記載のX線画像処理装置において、
    前記高さ算出手段で算出された前記高さに基づいて、前記関心領域の実際の大きさを算出するサイズ算出手段を備えることを特徴とするX線画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載のX線画像処理装置において、
    前記画像表示制御手段は、前記高さ算出手段で算出された前記高さに応じて前記3次元画像データから抽出された2次元画像を表示制御することを特徴とするX線画像処理装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のX線画像処理装置において、
    前記画像表示制御手段は、
    前記高さ算出手段で算出された前記高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像と、前記2次元画像データと、前記高さとは異なる高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された複数の画像とを表示するように表示制御する
    ことを特徴とするX線画像処理装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のX線画像処理装置において、
    前記画像表示制御手段は、
    前記高さ算出手段で算出された前記高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像と、前記2次元画像データと、前記高さとは異なる高さを通り前記2次元画像データの検出面に平行な面について前記3次元画像データから抽出された画像とを並列表示するように表示制御する
    ことを特徴とするX線画像処理装置。
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