JP6794537B2 - 複合結合器及びそれを用いた漏洩同軸ケーブル無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明の一実施例は複合結合器及びそれを用いた漏洩同軸ケーブル無線通信システムに関する。
近年、スマートフォンの大衆化、高画質映像の伝送及びモノのインターネット(IOT、Internet of Things)の登場で移動通信網のデータ伝送量は年平均2倍以上の速度で爆発的に急増している。どこでも移動通信サービスの円滑な提供が要求されている。しかし、特に大勢の人々が集まる駅舎、地下商店街、地下駐車場、大規模商業施設などでは、大容量移動通信サービスの提供において陰影地域が発生して通信連結性が減少し、通話品質が低下する問題点がある。
よって、多数の使用者が密集した環境に適した通信方式として、既存の小さなセルよりは電波不感地帯が少ないリニアセル(LINEAR CELL)方式がある。リニアセル方式の一例として、漏洩同軸ケーブル(LCX、Leaky Coaxial Cable)がある。漏洩同軸ケーブルは消防・防災のための通信網又は携帯電話の陰影地域がよく発生する地下商店街、地下駐車場、地下鉄、トンネルなどで既に使われている。
しかし、通信容量の増加の必要性が高くなるにつれて漏洩同軸ケーブルの増設が必要であるが、現実的に費用及び設置空間などの問題のためさまざまな制約が発生する。
本発明は1組の漏洩同軸ケーブルに両方向給電を行って大容量の信号伝送が可能な移動通信サービスを提供することができる漏洩同軸ケーブル無線通信システム及びこれに用いられる複合結合器を提供することである。
また、本発明は舗設された1組の漏洩同軸ケーブルを介して大容量の信号伝送が可能な移動通信網及び公共災難網を構築することによって移動通信網信号と公共災難網信号を送受信することができる漏洩同軸ケーブル無線通信システム及びこれに用いられる複合結合器を提供することである。
本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システムは、互いに離隔して配置され、移動通信網信号を送受信する複数の移動通信網中継器と、前記移動通信網中継器の間に配置される漏洩同軸ケーブルと、前記漏洩同軸ケーブルの一端と前記移動通信網中継器の間に配置されて前記移動通信網中継器と前記漏洩同軸ケーブルを連結する複合結合器と、を備え、前記複合結合器は、前記移動通信網中継器から他の移動通信網中継器に伝送される送信信号を通過させる送信部と、前記漏洩同軸ケーブルを介して前記他の移動通信網中継器から前記移動通信網中継器に伝送される受信信号を通過させる受信部と、を含み、前記漏洩同軸ケーブルは互いに離隔している前記移動通信網中継器の間で1組で舗設されることで前記移動通信網中継器の間で両方向給電が可能であり、前記送信部は、前記受信信号が前記送信部に流入することを遮断して信号歪みを防止することができる。
本発明において、前記送信部は、前記送信部と連結された前記移動通信網中継器から伝送される前記送信信号をフィルタリングする第1送信フィルター及び第2送信フィルターと、前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターの間に配置される逆信号流入制限部と、を含み、前記第2送信フィルターは、無線端末機で発生した信号が前記漏洩同軸ケーブルを介して伝送されて前記送信部に入射することを遮断し、前記逆信号流入制限部は、前記他の移動通信網中継器から伝送された信号が前記送信部を介して前記移動通信網中継器に伝送されることを遮断することができる。
本発明において、前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターは同じ周波数帯域を有することができる。
本発明において、前記第2送信フィルターは、前記逆信号流入制限部で発生するPIMD(Passive Intermodulation distortion)に相当する周波数を減衰させて前記PIMDを減衰させることができる。
本発明において、前記逆信号流入制限部は、断路器(isolator)又は交換器(circulator)からなることができる。
本発明において、前記移動通信網中継器はRRU(Remote Radio Unit)であってもよい。
本発明の一実施例による複合結合器は、複数移動通信網中継器と、互いに隣り合う前記移動通信網中継器の間に配置される1組の漏洩同軸ケーブルとを有する漏洩同軸ケーブル無線通信システムにおいて前記移動通信網中継器と前記漏洩同軸ケーブルを連結する複合結合器であって、前記複合結合器は、前記移動通信網中継器から他の移動通信網中継器に伝送される送信信号を通過させる送信部と、前記漏洩同軸ケーブルを介して前記他の移動通信網中継器から前記移動通信網中継器に伝送される受信信号を通過させる受信部と、を含み、前記漏洩同軸ケーブルは互いに離隔している前記移動通信網中継器の間に1組で舗設されることで前記移動通信網中継器の間で両方向給電が可能であり、前記送信部は、前記受信信号が前記送信部に流入することを遮断して信号歪みを防止することができる。
本発明において、前記送信部は、前記送信部と連結された前記移動通信網中継器から伝送される前記送信信号をフィルタリングする第1送信フィルター及び第2送信フィルターと、前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターの間に配置される逆信号流入制限部とを含み、前記第2送信フィルターは、無線端末機から発生した信号が前記漏洩同軸ケーブルを介して伝送されて前記送信部に入射することを遮断し、前記逆信号流入制限部は、前記他の移動通信網中継器から伝送された信号が前記送信部を介して前記移動通信網中継器に伝送されることを遮断することができる。
本発明において、前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターは同じ周波数帯域を有することができる。
本発明において、前記第2送信フィルターは、前記逆信号流入制限部で発生するPIMDに相当する周波数を減衰させて前記PIMDを減衰させることができる。
本発明において、前記逆信号流入制限部は、断路器(isolator)又は交換器(circulator)からなることができる。
本発明の他の実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システムは、互いに離隔配置され、移動通信網信号を送受信する複数の移動通信網中継器と、前記移動通信網中継器の間に配置される漏洩同軸ケーブルと、前記漏洩同軸ケーブルの一端と前記移動通信網中継器の間に配置されて前記移動通信網中継器と前記漏洩同軸ケーブルを連結する複合結合器と、前記複合結合器の一側に連結され、公共災難網信号を前記漏洩同軸ケーブルを介して送受信する公共災難網中継器と、を備え、前記複合結合器は、前記移動通信網中継器から他の移動通信網中継器に伝送される送信信号を通過させる送信部と、前記漏洩同軸ケーブルを介して前記他の移動通信網中継器から前記移動通信網中継器に伝送される受信信号を通過させる受信部と、前記移動通信網中継器から伝送される前記送信信号及び前記公共災難網中継器からの前記公共災難網信号を結合して前記漏洩同軸ケーブルに伝達するカプラーと、を含み、前記漏洩同軸ケーブルは、互いに離隔している前記移動通信網中継器の間に1組で舗設されることで前記移動通信網中継器の間で両方向給電が可能であり、前記送信部は、前記受信信号が前記送信部に流入することを遮断して信号歪みを防止することができる。
本発明において、前記送信部は、前記送信部と連結された前記移動通信網中継器から伝送される前記送信信号をフィルタリングする第1送信フィルター及び第2送信フィルターと、前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターの間に配置される逆信号流入制限部と、を含み、前記第2送信フィルターは、無線端末機で発生した信号が前記漏洩同軸ケーブルを介して伝送されて前記送信部に入射することを遮断し、前記逆信号流入制限部は、前記他の移動通信網中継器から伝送された信号が前記送信部を介して前記移動通信網中継器に伝送されることを遮断することができる。
本発明において、前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターは同じ周波数帯域を有することができる。
本発明において、前記第2送信フィルターは、前記逆信号流入制限部で発生するPIMDに相当する周波数を減衰させて前記PIMDを減衰させることができる。
本発明において、前記逆信号流入制限部は、断路器(isolator)又は交換器(circulator)からなることができる。
本発明において、前記移動通信網中継器はRRU(Remote Radio Unit)であってもよい。
本発明において、前記公共災難網中継器はRU(Radio Unit)であってもよい。
本発明において、前記カプラーは、前記カプラーの一側で前記移動通信網中継器と連結される第1ポートと、前記カプラーの一側で前記公共災難網中継器と連結される第2ポートと、前記漏洩同軸ケーブルの一端と連結される第3ポートと、第4ポートと、を含み、前記第1ポートと前記第3ポートの間では前記移動通信網中継器からの前記送信信号がカップリングされ、前記第2ポートと前記第3ポートの間にはスルーパス(through−path)が形成されることで前記公共災難網中継器からの前記公共災難網信号がパススルーされることができる。
本発明の一実施例によれば、1組の漏洩同軸ケーブルで移動通信網と公共災難網を同時に具現することによって移動通信システム構築費用を節減し、設置空間を最小化することができる。また、1組の漏洩同軸ケーブルによって送受信される移動通信網信号と公共災難網信号の干渉及び信号歪みを除去して移動通信網及び公共災難網サービスの通信品質を向上させることができる。
本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システムを概略的に示す構成図である。 一例として漏洩同軸ケーブルの構造を示す分解斜視図である。 図1に示した複合結合器を示す構成図である。 他の例としての複合結合器を示す構成図である。 本発明の他の実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システムを概略的に示す構成図である。 図5に示した複合結合器を示す構成図である。
本発明は多様な変更を加えることができ、さまざまな実施例を有することができるもので、特定の実施例を図面に例示し、これを詳細な説明によって詳細に説明しようとする。しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物又は代替物を含むものと理解されなければならない。
本発明の説明において、関連の公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不必要にあいまいにすることができると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、本明細書の説明過程で用いる数字(例えば、第1、第2など)は一構成要素を他の構成要素と区分するための識別記号に過ぎない。
また、本明細書で、一構成要素が他の構成要素と“連結される”とか“接続される”とかと言及したときには、前記一構成要素が前記他の構成要素と直接連結されるか又は直接接続されることもできるが、特に反対の記載がない限り、中間にさらに他の構成要素を介して連結されるか又は接続されることもできると理解されなければならないであろう。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施のための具体的な内容を説明する。
図1は本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システムを概略的に示す構成図である。
図1を参照すると、本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システム1000は、移動通信網中継器1100、1100’、漏洩同軸ケーブル1300及び複合結合器1400、1400’を備えることができる。
移動通信網中継器1100、1100’は互いに離隔して配置され、互いに移動通信網信号を送受信することができる。詳細には、複数の移動通信網中継器1100、1100’は互いに離隔して配置され、これらの移動通信網中継器1100、1100’の間には1組の漏洩同軸ケーブル1300が舗設されることができる。移動通信網中継器1100に入射した移動通信網信号は複合結合器1400を介して漏洩同軸ケーブル1300の一端に入射し、漏洩同軸ケーブル1300を介して外部に放射されることができる。また、他の移動通信網中継器1100’に入射した移動通信網信号は複合結合器1400’を介して漏洩同軸ケーブル1300の他端に入射し、漏洩同軸ケーブル1300を介して外部に放射されることができる。
このように、漏洩同軸ケーブル1300の両端に入射した移動通信網信号は1組の漏洩同軸ケーブル1300を介して外部に放射され、漏洩同軸ケーブル1300と離隔している無線端末50に受信される。無線端末50から発信された信号は漏洩同軸ケーブル1300に入射し、複合結合器1400、1400’を通過して移動通信網中継器1100、1100’に伝送されることができる。
移動通信網中継器1100、1100’は、一例としてLTE信号を送受信するRRU(Remote Radio Unit)であってもよい。この場合、本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システム1000は無線端末50とMIMO(Multi Input Multi Output)通信が可能である。すなわち、移動通信網中継器1100から入射したLTE信号は複合結合器1400を介して漏洩同軸ケーブル1300に入射し、他の移動通信網中継器1100’から入射したLTE信号が複合結合器1400’を介して漏洩同軸ケーブル1300に入射する。両方向に入射したLTE信号はMIMO機能を有する1組の漏洩同軸ケーブル1300を介して空気中に放射されて移動中の無線端末50とのMIMO通信ができるようにする。
漏洩同軸ケーブル1300は互いに離隔している移動通信網中継器1100、1100’の間に舗設されることができる。漏洩同軸ケーブル1300は複合結合器1400、1400’を介して移動通信網中継器1100、1100’と連結されることができる。すなわち、漏洩同軸ケーブル1300の一端と移動通信網中継器1100の間に複合結合器1400が配置されることで、複合結合器1400の一側には漏洩同軸ケーブル1300の一端が連結され、複合結合器1400の他側には前記移動通信網中継器1100が連結されることができる。また、漏洩同軸ケーブル1300の他端と他の移動通信網中継器1100’の間に他の複合結合器1400’が配置されることで、複合結合器1400’の一側には漏洩同軸ケーブル1300の他端が連結され、複合結合器1400’の他側には前記他の移動通信網中継器1100’が連結されることができる。複合結合器1400、1400’で信号が結合するか分解されることにより、多様な帯域幅を有する信号が1組の漏洩同軸ケーブル1300を介して放射されるか受信されることができる。これについては後述する。
漏洩同軸ケーブル1300はその内部の外部導体に信号漏洩用スロット(Slot)が形成されることができる。前記信号漏洩用スロットを通して漏洩同軸ケーブル1300を流れる信号が外部に放射されることによって漏洩同軸ケーブル1300そのものがアンテナの役割をすることができる。前記信号漏洩用スロットは漏洩同軸ケーブル1300の長手方向に前記外部導体上に複数が形成されることができる。
通信空間の制限されるトンネル又は地下商店街などで従来のアンテナが設置される場合、アンテナの設置位置又は設置個数の制限によって陰影区間又は重畳区間が発生して通信が途絶されることがあるが、漏洩同軸ケーブル1300はその長手方向に沿って複数のスロットが形成されるので、制限された空間での陰影地域を解消してカバレージを拡大することができ、信号の回折又は反射などにおいても良い特性を示す。
本発明による漏洩同軸ケーブル1300は上述したような単純なアンテナの役割をするだけでなく、漏洩同軸ケーブル1300の両端に連結された移動通信網中継器1100、1100’によって両方向給電が可能であり、1組の漏洩同軸ケーブル1300のみでもMIMOを行うことができる。すなわち、1組で舗設された漏洩同軸ケーブル1300の一端に連結された移動通信網中継器1100から漏洩同軸ケーブル1300に信号を伝送し、漏洩同軸ケーブル1300の他端に連結された移動通信網中継器1100’からも漏洩同軸ケーブル1300に信号を伝送することができ、漏洩同軸ケーブル1300の両端に伝送された信号は漏洩同軸ケーブル1300の信号漏洩用スロットを通じて放射されることによってMIMOが可能になる。
本発明の漏洩同軸ケーブル1300は上述したようにMIMOを行うので、大容量の信号を速い速度で伝送するLTE−Rにも利用可能であり、1組の舗設のみでもMIMOの機能を具現することができ、工事費、材料費などの設備投資(CAPEX)の節減効果を得ることができる。また、地下空間に漏洩同軸ケーブル1300が舗設される場合、漏洩同軸ケーブル1300の長手方向に信号が放射されるので、通信連結性が高くなり、よって通信品質が向上することができる。
ただ、漏洩同軸ケーブル1300はその両端を介して多様な帯域幅の信号が入射し、無線端末50から信号が受信されるので、信号の干渉や歪みが発生することがある。したがって、本発明は、漏洩同軸ケーブル1300と移動通信網中継器1100、1100’の間に複合結合器1400、1400’を備えることで、1組の漏洩同軸ケーブル1300を介して送受信される信号の干渉や歪みを防止することができる。これについては後述する。
図2は一例として漏洩同軸ケーブルの構造を示す分解斜視図である。
図2に示したように、本発明の漏洩同軸ケーブル100は、中心部から順次内部導体110、絶縁体120、外部導体130及びシース(sheath)150を含んでなる。
漏洩同軸ケーブル100はケーブルの長手方向に外部導体130に形成された多数のスロット140を通して電磁波を外部に放射するか内部に伝達することができ、外部導体130に形成されるスロット140の形状、大きさ又は間隔(スロット周期)を調節して使用周波数及び電磁波漏洩モードを調節することができる。
内部導体110は導電性金属素材からなる導線である。前記金属素材としては、例えば銅線、軟銅線、軟銅撚線、銅覆鋼線、スズメッキ軟銅撚線、銀メッキ線又は銅覆アルミニウムなどを使うことができるが、導電性を有するものであれば特に限定されない。また、内部導体110はスロット140を介して送受信される電磁波エネルギーの伝送路として機能することができる。
絶縁体120は内部導体110の周りを取り囲む低損失の誘電体であり、内部導体110と外部導体120の間を絶縁させ、電磁波エネルギーの損失を低減させるために高発泡成形される。参照までに、絶縁体120はHDPE(高密度ポリエチレン)、LDPE(低密度ポリエチレン)などの素材から形成されることができるが、発泡度、難燃性能、絶縁耐圧又は絶縁抵抗などの要件を満たすことができるものであれば関係ない。
外部導体130は絶縁体120の周りにフォーミング(forming)される。外部導体130は銅又はアルミニウムなどの導電性金属素材から形成されることができる。また、外部導体130は電磁波の遮蔽のためのシールド層として機能し、接地のために別途の接地線に連結されることができる。
外部導体130に一定のパターンを有する一つ以上のスロット140が形成されることで、内部導体110に沿って流れる電気信号によって発生する電磁波を外部に漏洩するかあるいは内部に伝達することができる。ここで、波長とスロット140間隔の相対的な関係によって漏洩同軸ケーブル100は結合モード又は放射モードで動作することになる。
外部導体130上に形成されるスロット140のそれぞれはその形状が上下に非対称であってもよい。前記スロット140が上下に非対称の構造を有することにより、本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブルは垂直偏波を発生させることができる。
複数の前記スロット140は外部導体上に前記漏洩同軸ケーブルの長手方向に形成され、互いに隣り合う前記スロット140は上下が交互に配置されて互いに上下に対称を成すように形成されることができる。例えば、外部導体上に形成されたスロット140のそれぞれが第1辺と第2辺を有し、前記第1辺が前記漏洩同軸ケーブルの長手方向に対して直角に上方に向かい、前記第2辺が前記漏洩同軸ケーブルの長手方向に対して直角に下方に向かう場合、互いに隣り合う二つのスロット140の一つのスロットが前記漏洩同軸ケーブルの長手方向に対して直角に上方に向かう前記第1辺と、前記漏洩同軸ケーブルの長手方向に対して直角に下方に向かう前記第2辺とを有する場合、他のスロットはそれの第1辺が前記漏洩同軸ケーブルの長手方向に対して直角に下方に向かい、それの第2辺が前記漏洩同軸ケーブルの長手方向に対して直角に上方に向かうことにより、互いに隣り合う二つのスロット140は互いに上下に対称を成すように形成されることができる。
図2に示したスロット140の形態は一実施例であり、スロット140は75MHz〜900MHz及び800MHz〜2.3GHzなどの主要使用周波数を考慮して減衰量及び結合損失特性によって多様な形状を有することができる。また、漏洩同軸ケーブル1300が舗設される場所(例えば、トンネルの壁面、中央柱など)によってスロットの配列方向も90度又は180度などに変更されることができる。
シース150は外部導体130の周りに押出し成形などで被覆されて前記外部導体130の腐食及び破損を防止する。シース150は柔軟性の良い樹脂を用いることが好ましい。また、外部導体130のスロット140が形成された部分と隣接したシース150の間にプラスチックテープが補強されることができる。
図3は図1に示した複合結合器を示す構成図である。
図3を参照すると、本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システム1000の複合結合器1400、1400’は漏洩同軸ケーブル1300の一端と移動通信網中継器1100の間に、かつ漏洩同軸ケーブル1300の他端と移動通信網中継器1100’の間に配置されることによって移動通信網中継器1100、1100’と漏洩同軸ケーブル1300を連結することができる。
複合結合器1400、1400’のそれぞれは移動通信網中継器1100、1100’からの信号を通過させて漏洩同軸ケーブル1300に伝送させて、他方向から来る信号の流入を遮断することができる。すなわち、複合結合器1400は他の移動通信網中継器1100’から来る信号が移動通信網中継器1100に入射することを防止し、複合結合器1400’は移動通信網中継器1100から来る信号が他の移動通信網中継器1100’に入射することを遮断することができる。
本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システム1000は、1組の漏洩同軸ケーブル1300を介して両方向に給電されるので、両方向に伝送される信号が互いに干渉又は歪み引き起こすことができるが、複合結合器1400は1組の漏洩同軸ケーブル1300を介して相異なる方向に伝送される信号が移動通信網中継器1100、1100’に入射することを遮断して信号の歪み又は干渉を防止することができる。
複合結合器1400は、一例として図3に示したように、送信部1410と受信部1420とを備えることができる。
送信部1410は、移動通信網中継器1100からの送信信号を通過させて漏洩同軸ケーブル1300に入射させることができる。また、送信部1410は、他の移動通信網中継器1100’からの送信信号及び移動端末50からの信号が移動通信網中継器1100に入射することを遮断することができる。
より詳細には、送信部1410は、一例として図3に示したように、一つの受信フィルター1420と二つの送信フィルター1411、1412を備え、追加的に二つの送信フィルター1411、1412の間には逆信号流入制限部1413が配置されることができる。
図3を参照すると、送信部1410は、第1送信フィルター1411、第2送信フィルター1412及び逆信号流入制限部1413を含むことができる。
第1送信フィルター1411はその一端が移動通信網中継器1100と連結されることができ、その他端が逆信号流入制限部1413と連結されることができる。第2送信フィルター1412は逆信号流入制限部1413を挟んで第1送信フィルター1411と離隔して配置され、その一端は逆信号流入制限部1413と連結され、その他端は漏洩同軸ケーブル1300と連結されることができる。
第1送信フィルター1411と第2送信フィルター1412は同じ周波数帯域を有し、送信部1410と連結される移動通信網中継器1100から伝送される送信信号をフィルタリングすることができる。移動通信網中継器1100からの送信信号は第1送信フィルター1411、逆信号流入制限部1413及び第2送信フィルター1412を介して漏洩同軸ケーブル1300に入射し、漏洩同軸ケーブル1300から外部に放射される。
第2送信フィルター1412は逆信号流入制限部1413で発生するPIMD(Passive Intermodulation Distortion)に相当する周波数を減衰させて前記PIMDを減衰させることができる。これについては後述する。
逆信号流入制限部1413は第1送信フィルター1411と第2送信フィルター1412の間に配置されることができる。すなわち、逆信号流入制限部1413の一端は第1送信フィルター1411と連結され、その他端は第2送信フィルター1412と連結されることができる。
逆信号流入制限部1413はRF信号を一方向にだけ伝送し、その反対方向への伝送は抑制する。すなわち、逆信号流入制限部1413は、移動通信網中継器1100からの送信信号が第1送信フィルター1411を介して第2送信フィルター1412及び漏洩同軸ケーブル1300に伝送されるようにするが、他の移動通信網中継器1100’からの送信信号が漏洩同軸ケーブル1300に沿って複合結合器1400を介して移動通信網中継器1100に入射することを遮断することができる。これにより、逆信号流入制限部1413は、他の移動通信網中継器1100’からの送信信号が移動通信網中継器1100に逆流入することを遮断して信号の歪みを防止することができる。
逆信号流入制限部1413は、一例として断路器(isolator)又は交換器(circulator)からなることができる。断路器又は交換器は第1送信フィルター1411と第2送信フィルター1412の間に挿入され、他の移動通信網中継器1100’からの同じ周波数帯域の逆信号の流入を制限して、移動通信網中継器1100からの送信信号の歪みを防止することができる。
しかし、断路器のPIMD(Passive Intermodulation distortion)特性は3次混変調の場合にも50dBc程度の良くない特性を示す。これはPIMDの次数が増加しても大きく改善されない。無線通信システムで要求するPIMD 160dBcレベルを合わせるためには発生したPIMDを減殺させる必要があり、このために、第2送信フィルター1412を断路器を挟んで第1送信フィルター1411から離隔して配置することで、PIMDに相当する周波数を減殺させてPIMDを減殺させることができる。言い換えれば、第2送信フィルター1412は断路器から発生するPIMD信号が送信信号帯域に流入することを最小化して減殺させる機能をすることができる。
また、第2送信フィルター1412は移動通信網中継器1100から伝送される周波数帯域をフィルタリングするので、移動通信網中継器1100から伝送される信号と周波数帯域が異なる信号、例えば無線端末機から伝送される信号が漏洩同軸ケーブル1300を介して伝送されて送信部1410に入射することを遮断することができる。
受信部1420は、漏洩同軸ケーブル1300を介して前記他の移動通信網中継器1100’から移動通信網中継器1100に伝送される受信信号を通過させることができる。すなわち、受信部1420の受信フィルターは漏洩同軸ケーブル1300から伝達されて来る移動端末50の端末信号を帯域通過させる機能をする。受信部1420を通過する端末信号は移動通信網中継器1100、1100’に伝送されることができる。
上述したように、本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システムは、二重偏波によってMIMOを具現することができる漏洩同軸ケーブル1300と両方向給電用複合結合器1400、1400’を用いてLTEのような大容量信号を速く伝送することができる。本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システムは、大容量の信号をMIMOを具現することができる1組の漏洩同軸ケーブル1300に放射するので、設置空間を最小化し、設置費用を節減することができ、複合結合器1400、1400’の逆信号流入制限部1413によって逆信号の流入を遮断して信号歪みを防止することができる。また、逆信号流入制限部1413で発生するPIMD信号を第2送信フィルター1412によって除去して信号品質を向上させることができる。
図4は他の例としての複合結合器2400を示す構成図で、漏洩同軸ケーブル無線通信システムの多重帯域複合結合器2400を概略的に示す構成図である。
多重帯域複合結合器2400は、送信部と受信部を周波数帯域別に分離して備えることができる。図4を参照すると、多重帯域複合結合器2400は、三つの周波数帯域からなることができ、三つの周波数帯域に対応して第1送信部2410aと第1受信部2420a、第2送信部2410bと第2受信部2420b、及び第3送信部2410cと第3受信部2420cを含むことができる。
一例として、800MHz、1800MHz及び2100MHzの3重周波数帯域を使う場合、多重帯域複合結合器2400は、800MHzの帯域に対し、第1送信部2410aが824−839MHzの周波数帯域を有する送信フィルター2411a、2412aを有し、第1受信部2420aが869−884MHzの周波数帯域を有する受信フィルターを有し、1800MHzの帯域に対し、第2送信部2410bが1715−1725MHz及び1730−1735MHzの周波数帯域を有する送信フィルター2411b、2412bを有し、第2受信部2420bが1810−1830MHzの周波数帯域を有する受信フィルターを有し、2100MHzの帯域に対し、第3送信部2410cが1930−1960MHzの周波数帯域を有する送信フィルター2411c、2412cを有し、第3受信部2420cが2120−2150MHzの周波数帯域を有する受信フィルターを有することができる。
第1〜3送信部2410a、2410b、2410cは、送信フィルター2411a、2412a;2411b、2412b;2411c、2412cの間に逆信号流入制限部2413a、2413b、2413cを有することができる。
本発明の多重複合結合器2400は、2600MHz又は3500MHzなどの新規の周波数帯域が割り当てられる場合、追加的に該当周波数帯域の送信フィルター及び受信フィルターを構成して4重帯域又は5重帯域にも具現可能である。
図4に示した漏洩同軸ケーブル1300は、多重周波数帯域の信号を同時に放射することができるように広帯域に設計されることができる。
図5は本発明の他の実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システムを概略的に示す構成図である。
図5を参照すると、本発明の一実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システム3000は、移動通信網中継器3100、3100’、公共災難網中継器3500、3500’、漏洩同軸ケーブル1300及び複合結合器3400、3400’を備えることができる。
図5に示した漏洩同軸ケーブル無線通信システム3000は、図1に示した漏洩同軸ケーブル無線通信システム1000とは、公共災難網中継器3500、3500’をさらに備えて移動通信網通信だけでなく公共災難網通信にも使われるという点で違いがある。
より詳細には、漏洩同軸ケーブル無線通信システム3000は、漏洩同軸ケーブル1300の一端に複合結合器3400が連結され、複合結合器3400の他側には移動通信網中継器3100と公共災難網中継器3500が連結され、漏洩同軸ケーブル1300の他端に他の複合結合器3400’が連結され、他の複合結合器3400’の他側には他の移動通信網中継器3100’と公共災難網中継器3500’が連結されることができる。
漏洩同軸ケーブル無線通信システム3000は、移動通信網中継器3100、3100’からの移動通信網信号が複合結合器3400、3400’を介して漏洩同軸ケーブル1300に沿って放射されるだけでなく、公共災難網中継器3500、3500’からの公共災難網信号が複合結合器3400、3400’を介して漏洩同軸ケーブル1300に沿って放射されることができる。すなわち、漏洩同軸ケーブル無線通信システム3000は、1組の漏洩同軸ケーブル1300を介して移動通信網サービス(例えば、LTE)及び公共災難網サービス(例えば、FM、TRS(Trunked Radio Service)、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)、UHF(Ultra High Frequency)、WIFI(Wireless Fidelity)など)を同時に提供することができる。
このために、本発明の他の実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システム3000は複合結合器3400、3400’に加え、カプラー3430をさらに含む。
図6は図5に示した複合結合器を示す構成図である。
図6を参照すると、本発明の複合結合器3400は、送信部3410、受信部3420及びカプラー3430を含むことができる。
送信部3410と受信部3420は、図3に示した送信部1410と受信部1420の構成と同一である。すなわち、送信部3410は、同じ周波数帯域を有する第1送信フィルター3411と第2送信フィルター3412、及び逆方向への信号進行を遮断する逆信号流入制限部3413を含み、受信部3420は受信フィルターからなることができる。これについての説明は図3に示した送信部1410及び受信部1420と同一であるので、以下では省略する。
カプラー3430は、移動通信網中継器3100、3100’から伝送される送信信号及び公共災難網中継器3500、3500’からの公共災難網信号を結合して漏洩同軸ケーブル1300に伝達することができる。
カップリング(Coupling)とは独立した空間又は線路の間で電磁界的に交流信号エネルギーが互いに伝達される現象を意味する。カプラー(Coupler)はこのようなカップリングの程度を人為的に調節するもので、線路の長さと間隔を任意に調節して一方に所望の位相の信号がカップリングされて伝達されるようにする装置である。
カプラー3430は移動通信網中継器3100、3100’と公共災難網中継器3500、3500’での信号をカップリングして漏洩同軸ケーブル1300に伝達する。
カプラー3430は、一例として2×2構造を有することができる。すなわち、カプラー3430は、カプラー3430の一側で移動通信網中継器3100と連結される第1ポート3431a、カプラー3430の一側で公共災難網中継器3500と連結される第2ポート3431c、漏洩同軸ケーブル1300の一端と連結される第3ポート3431b、及び接地される第4ポート3431dを備えることができる。
カプラー3430は、第1ポート3431aと第3ポート3431bの間で広帯域カップリング特性を有し、第2ポート3431cと第3ポート3431bの間でスルーパス(through−path)特性を有することができる。すなわち、第1ポート3431aと第3ポート3431bの間では移動通信網中継器3100から伝送された送信信号がカップリングされて漏洩同軸ケーブル1300に入射し、第2ポート3431cと第3ポート3431bの間にはスルーパスが形成されることにより、公共災難網中継器3500、3500’からの公共災難網信号がパススルーされることができる。
カプラー3430は公共災難網中継器3500、3500’の周波数帯域によって最小で40Mhzから最大で6GHz帯域までの広帯域特性を有することができる。
カプラー3430に連結される漏洩同軸ケーブル1300は、移動通信サービスと公共災難サービスを同時に提供するために広帯域で動作するだけでなく、収容された全てのサービスの信号を同時に放射することができる。
上述したように、本発明の実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システム3000は、二重偏波によってMIMOを具現することができる漏洩同軸ケーブル1300と両方向給電用複合結合器3400、3400’を用いてLTEのような大容量の移動通信網サービスを速く提供することができるだけではなく、公共災難網サービスを同時に提供することができる。
本発明の他の実施例による漏洩同軸ケーブル無線通信システム3000は、大容量の信号をMIMOを具現することができる1組の漏洩同軸ケーブル1300に放射するので、設置空間を最小化し、設置費用を節減することができ、複合結合器3400、3400’の逆信号流入制限部3413によって逆信号の流入を遮断して信号歪みを防止することができる。また、逆信号流入制限部3413で発生するPIMD信号を第2送信フィルター3412で除去して信号品質を向上させることができる。
本明細書は本発明の好適な実施例に基づいて説明したが、当該技術分野の当業者は以下で開示する特許請求範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範疇内で本発明を多様に修正及び変更して実施することができるであろう。したがって、変形実施が基本的に本発明の特許請求範囲の構成要素を含むものであればいずれも本発明の技術的範疇に含まれるものと見なさなければならない。

Claims (15)

  1. 互いに離隔して配置され、移動通信網信号を送受信する複数の移動通信網中継器と、
    前記移動通信網中継器の間に配置される漏洩同軸ケーブルと、
    前記漏洩同軸ケーブルの一端と前記移動通信網中継器の間に配置されて前記移動通信網中継器と前記漏洩同軸ケーブルを連結する複合結合器と、を備え、
    前記複合結合器は、
    前記移動通信網中継器から他の移動通信網中継器に伝送される送信信号を通過させる送信部と、
    前記漏洩同軸ケーブルを介して前記他の移動通信網中継器から前記移動通信網中継器に伝送される受信信号を通過させる受信部と、を含み、
    前記漏洩同軸ケーブルは互いに離隔している前記移動通信網中継器の間で舗設されることで前記移動通信網中継器の間で両方向給電が可能であり
    前記送信部は、
    前記送信部と連結された前記移動通信網中継器から伝送される前記送信信号をフィルタリングする第1送信フィルター及び第2送信フィルターと、
    前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターの間に配置される逆信号流入制限部と、を含み、
    前記第2送信フィルターは、無線端末機で発生した信号が前記漏洩同軸ケーブルを介して伝送されて前記送信部に入射することを遮断し、
    前記逆信号流入制限部は、前記他の移動通信網中継器から伝送された信号が前記送信部を介して前記移動通信網中継器に伝送されることを遮断し、前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターは同じ周波数帯域を有し、
    前記複合結合器が多重周波数帯域無線通信に対応するように互いに異なる周波数帯域の複数の送信部、及び互いに異なる周波数帯域の複数の受信部を備え、それぞれの送信部を構成する第1送信フィルター及び第2送信フィルターは同じ周波数帯域で互いに異なる周波数範囲の信号をフィルタリングすることを特徴とする、漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  2. 前記第2送信フィルターは、前記逆信号流入制限部で発生するPIMD(Passive Intermodulation distortion)に相当する周波数を減衰させて前記PIMDを減衰させることを特徴とする、請求項に記載の漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  3. 前記逆信号流入制限部は、断路器(isolator)又は交換器(circulator)からなることを特徴とする、請求項に記載の漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  4. 前記移動通信網中継器はRRU(Remote Radio Unit)であることを特徴とする、請求項1に記載の漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  5. 複数移動通信網中継器と、互いに隣り合う前記移動通信網中継器の間に配置される1組の漏洩同軸ケーブルとを有する漏洩同軸ケーブル無線通信システムにおいて前記移動通信網中継器と前記漏洩同軸ケーブルを連結する複合結合器であって、
    前記複合結合器は、
    前記移動通信網中継器から他の移動通信網中継器に伝送される送信信号を通過させる送信部と、
    前記漏洩同軸ケーブルを介して前記他の移動通信網中継器から前記移動通信網中継器に伝送される受信信号を通過させる受信部と、を含み、
    前記漏洩同軸ケーブルは互いに離隔している前記移動通信網中継器の間に舗設されることで前記移動通信網中継器の間で両方向給電が可能であり、
    前記送信部は、前記受信信号が前記送信部に流入することを遮断して信号歪みを防止し、
    前記送信部は、
    前記送信部と連結された前記移動通信網中継器から伝送される前記送信信号をフィルタリングする第1送信フィルター及び第2送信フィルターと、
    前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターの間に配置される逆信号流入制限部とを含み、
    前記第2送信フィルターは、無線端末機から発生した信号が前記漏洩同軸ケーブルを介して伝送されて前記送信部に入射することを遮断し、
    前記逆信号流入制限部は、前記他の移動通信網中継器から伝送された信号が前記送信部を介して前記移動通信網中継器に伝送されることを遮断し、
    前記複合結合器が多重周波数帯域無線通信に対応するように互いに異なる周波数帯域の複数の送信部、及び互いに異なる周波数帯域の複数の受信部を備え、それぞれの送信部を構成する第1送信フィルター及び第2送信フィルターは同じ周波数帯域で互いに異なる周波数範囲の信号をフィルタリングすることを特徴とする、複合結合器。
  6. 前記第2送信フィルターは、前記逆信号流入制限部で発生するPIMDに相当する周波数を減衰させて前記PIMDを減衰させることを特徴とする、請求項5に記載の複合結合器。
  7. 前記逆信号流入制限部は、断路器(isolator)又は交換器(circulator)からなることを特徴とする、請求項に記載の複合結合器。
  8. 互いに離隔配置され、移動通信網信号を送受信する複数の移動通信網中継器と、
    前記移動通信網中継器の間に配置される漏洩同軸ケーブルと、
    前記漏洩同軸ケーブルの一端と前記移動通信網中継器の間に配置されて前記移動通信網中継器と前記漏洩同軸ケーブルを連結する複合結合器と、
    前記複合結合器の一側に連結され、公共災難網信号を前記漏洩同軸ケーブルを介して送受信する公共災難網中継器と、を備え、
    前記複合結合器は、
    前記移動通信網中継器から他の移動通信網中継器に伝送される送信信号を通過させる送信部と、
    前記漏洩同軸ケーブルを介して前記他の移動通信網中継器から前記移動通信網中継器に伝送される受信信号を通過させる受信部と、
    前記移動通信網中継器から伝送される前記送信信号及び前記公共災難網中継器からの前記公共災難網信号を結合して前記漏洩同軸ケーブルに伝達するカプラーと、を含み、
    前記漏洩同軸ケーブルは、互いに離隔している前記移動通信網中継器の間に舗設されることで前記移動通信網中継器の間で両方向給電が可能であり、
    前記送信部は、前記受信信号が前記送信部に流入することを遮断して信号歪みを防止することを特徴とする、漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  9. 前記送信部は、
    前記送信部と連結された前記移動通信網中継器から伝送される前記送信信号をフィルタリングする第1送信フィルター及び第2送信フィルターと、
    前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターの間に配置される逆信号流入制限部と、を含み、
    前記第2送信フィルターは、無線端末機で発生した信号が前記漏洩同軸ケーブルを介して伝送されて前記送信部に入射することを遮断し、
    前記逆信号流入制限部は、前記他の移動通信網中継器から伝送された信号が前記送信部を介して前記移動通信網中継器に伝送されることを遮断することを特徴とする、請求項に記載の漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  10. 前記第1送信フィルターと前記第2送信フィルターは同じ周波数帯域を有することを特徴とする、請求項に記載の漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  11. 前記第2送信フィルターは、前記逆信号流入制限部で発生するPIMDに相当する周波数を減衰させて前記PIMDを減衰させることを特徴とする、請求項に記載の漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  12. 前記逆信号流入制限部は、断路器(isolator)又は交換器(circulator)からなることを特徴とする、請求項に記載の漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  13. 前記移動通信網中継器はRRU(Remote Radio Unit)であることを特徴とする、請求項に記載の漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  14. 前記公共災難網中継器はRU(Radio Unit)であることを特徴とする、請求項に記載の漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
  15. 前記カプラーは、
    前記カプラーの一側で前記移動通信網中継器と連結される第1ポートと、
    前記カプラーの一側で前記公共災難網中継器と連結される第2ポートと、
    前記漏洩同軸ケーブルの一端と連結される第3ポートと、
    第4ポートと、を含み、
    前記第1ポートと前記第3ポートの間では前記移動通信網中継器からの前記送信信号がカップリングされ、
    前記第2ポートと前記第3ポートの間にはスルーパス(through−path)が形成されることで前記公共災難網中継器からの前記公共災難網信号がパススルーされることを特徴とする、請求項に記載の漏洩同軸ケーブル無線通信システム。
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