JP6794436B2 - 非障害物エリア検出のためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Description

[0001]本開示は、一般に電子デバイスに関する。より詳細には、本開示は、非障害物エリア(non-obstacle area)検出のためのシステムおよび方法に関する。
[0002]最近の数十年で、電子デバイスの使用が一般的になった。特に、電子技術の進歩は、ますます複雑で有用になる電子デバイスのコストを低減した。コスト低減および消費者需要により、電子デバイスが現代社会において事実上ユビキタスであるように、電子デバイスの使用が激増した。電子デバイスの使用が拡大したので、電子デバイスの新たな改善された特徴の需要も拡大した。より詳細には、新しい機能を実行する、ならびに/あるいはより高速に、より効率的に、またはより高品質で機能を実行する、電子デバイスがしばしば求められる。
[0003]いくつかの電子デバイス(たとえば、カメラ、ビデオカムコーダ、デジタルカメラ、セルラーフォン、スマートフォン、コンピュータ、テレビジョンなど)は画像をキャプチャし、および/または利用する。たとえば、スマートフォンは、静止画像および/またはビデオ画像をキャプチャし、および/または処理し得る。自動および自律車両アプリケーションでは、障害物検出は、画像を処理することによって実行され得る。画像を処理することは、比較的大きい量の時間、メモリおよびエネルギーリソースを要求し得る。要求されるリソースは、処理することの複雑さに従って変動し得る。
[0004]いくつかの複雑な処理タスクを実装することは困難であり得る。たとえば、いくつかのプラットフォームは、制限された処理、メモリおよび/またはエネルギーリソースを有し得る。さらに、いくつかのアプリケーションは時間依存であり得る。この説明からわかるように、画像処理を改善するシステムおよび方法が有益であり得る。
[0005]電子デバイスによって実行される方法が説明される。本方法は、垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行することを含む。本方法は、水平非障害物推定を決定するために深度マップの水平処理を実行することをも含む。本方法は、垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせることをさらに含む。本方法は、垂直非障害物推定と水平非障害物推定の組み合せに基づいて非障害物マップを生成することをさらに含む。
[0006]垂直処理を実行することは、深度マップをセグメントに分割することを含み得る。少なくとも1つのセグメントは、列中のいくつかのピクセルを含み得る。垂直非障害物推定を決定するために少なくとも1つのセグメントのための線形モデルパラメータが推定され得る。垂直非障害物推定のための信頼性値を含む垂直信頼性マップが生成され得る。
[0007]垂直信頼性マップを決定することは、推定された線形モデルパラメータと所定の線形モデルパラメータとの間の差に基づいて、所与のセグメントのためのセグメント適合誤差(segment fitting error)を決定することを含み得る。所与のセグメントのための信頼性値が、セグメント適合誤差を垂直推定しきい値と比較することによって決定され得る。所与のセグメントのための信頼性値は、所与のセグメント中の少なくとも1つのピクセルに適用され得る。
[0008]所定の線形モデルパラメータは、複数の道路状態モデルの中から選択され得る。複数の道路状態モデルは、線形モデルパラメータの対応するセットを有し得る。
[0009]水平処理を実行することは、深度マップのピクセルの少なくとも1つの行のための深度ヒストグラムを取得することを含み得る。地形ライン(terrain line)が、深度ヒストグラムから決定され得る。水平非障害物推定は、地形ラインからの少なくとも1つのピクセルの深度値の距離に基づいて決定され得る。水平非障害物推定のための信頼性値を含む水平信頼性マップが生成され得る。
[0010]水平信頼性マップを生成することは、所与のピクセルの深度値が深度ヒストグラムのモードの範囲内にあるかどうかを決定することを含み得る。所与のピクセルは、所与のピクセルの深度値が深度ヒストグラムのモードの範囲内にあるとき、高い信頼性値を有し得る。
[0011]垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせることは、垂直処理と水平処理の両方を並列に実行することを含み得る。垂直非障害物推定と水平非障害物推定とは、垂直信頼性マップと水平信頼性マップとに基づいてマージされ得る。
[0012]所与のピクセルは、非障害物マップ中の非障害物エリアとして識別され得、ここで、垂直信頼性マップと水平信頼性マップの両方が所与のピクセルのための高い信頼性値によって特徴づけられる。所与のピクセルは、非障害物マップ中の障害物エリアとして識別され得、ここで、垂直信頼性マップまたは水平信頼性マップのうちの少なくとも1つが所与のピクセルのための低い信頼性値によって特徴づけられる。所与のピクセルは、所与のピクセルの座標に基づいて、非障害物マップ中の非障害物エリアまたは障害物エリアとして識別され得、ここで、垂直信頼性マップと水平信頼性マップとが所与のピクセルのための異なる信頼性値によって特徴づけられる。
[0013]垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせることは、深度マップの垂直処理を実行することを含み得る。垂直信頼性マップは、モデル適合信頼度(model fitting confidence)に基づいて取得され得る。垂直信頼性マップの信頼できる領域が、非障害物エリアとして識別され得る。水平処理は、垂直信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、信頼できない領域に対して実行され得る。
[0014]垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせることは、深度マップの水平処理を実行することを含み得る。水平信頼性マップは、深度ヒストグラム距離(depth histogram distance)に基づいて取得され得る。水平信頼性マップの信頼できる領域が、非障害物エリアとして識別され得る。水平信頼性マップの信頼できない領域に対する垂直処理は、信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために実行され得る。
[0015]非障害物マップは、物体検出アルゴリズムまたは車線検出アルゴリズムのうちの少なくとも1つによって使用される関心領域を識別する際に使用され得る。
[0016]また、電子デバイスが説明される。本電子デバイスは、垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行することを行うように構成される。本電子デバイスはまた、水平非障害物推定を決定するために深度マップの水平処理を実行することを行うように構成される。本電子デバイスは、垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせることを行うようにさらに構成される。本電子デバイスは、垂直非障害物推定と水平非障害物推定の組み合せに基づいて非障害物マップを生成することを行うようにさらに構成される。
[0017]また、装置が説明される。本装置は、垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行するための手段を含む。本装置は、水平非障害物推定を決定するために深度マップの水平処理を実行するための手段をも含む。本装置は、垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせるための手段をさらに含む。本装置は、垂直非障害物推定と水平非障害物推定の組み合せに基づいて非障害物マップを生成するための手段をさらに含む。
[0018]また、コンピュータプログラム製品が説明される。本コンピュータプログラム製品は、その上に命令を有する非一時的有形コンピュータ可読媒体を含む。命令は、電子デバイスに、垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行させるためのコードを含む。命令は、電子デバイスに、水平非障害物推定を決定するために深度マップの水平処理を実行させるためのコードをも含む。命令は、電子デバイスに、垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせさせるためのコードをさらに含む。命令は、電子デバイスに、垂直非障害物推定と水平非障害物推定の組み合せに基づいて非障害物マップを生成させるためのコードをさらに含む。
非障害物エリア検出を実行するように構成された電子デバイスを示すブロック図。 非障害物決定モジュールを示すブロック図。 非障害物エリア検出を実行するための方法を示すフローチャート。 深度マップの垂直処理の一例を示す図。 深度マップの垂直処理の一例を示す図。 深度マップの垂直処理の一例を示す図。 深度マップの垂直処理の一例を示す図。 垂直処理を使用して非障害物エリア検出を実行するための方法を示すフローチャート。 深度マップの水平処理の一例を示す図。 深度マップの水平処理の一例を示す図。 深度マップの水平処理の一例を示す図。 深度マップの水平処理の一例を示す図。 水平処理を使用して非障害物エリア検出を実行するための方法を示すフローチャート。 非障害物マップを決定するために垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせるための方法を示すフローチャート。 非障害物マップを決定するために垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせるための別の方法を示すフローチャート。 非障害物マップを決定するために垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせるためのまた別の方法を示すフローチャート。 画像中の非障害物エリアを決定することの一例を示す図。 画像中の非障害物エリアを決定することの一例を示す図。 画像中の非障害物エリアを決定することの別の例を示す図。 画像中の非障害物エリアを決定することの別の例を示す図。 非障害物エリアからの距離を決定することの一例を示す図。 非障害物エリアからの距離を決定することの一例を示す図。 物体検出アルゴリズムによって使用される関心領域(ROI:region of interest)を識別するために非障害物マップを使用することの一例を示す図。 車線検出アルゴリズムによって使用されるROIを識別するために非障害物マップを使用することの一例を示す図。 推定された線形モデルパラメータに基づいて道路を分類するための方法を示すフローチャート。 電子デバイス内に含まれ得るいくつかの構成要素を示す図。
[0036]多くのアプリケーションでは、障害物回避のために領域または環境内の非物体エリアを識別することは有利である。たとえば、先進運転者支援システム(ADAS:advanced driver assistance system)の場合、障害物回避のために車の前の運転可能なエリアを識別することは重要である。障害物回避が重要である別のシナリオは、自律車両(たとえば、無人航空機(UAV)または自律自動車)がそれの環境を検知し、人間の入力なしにナビゲートする車両自動化である。
[0037]一般に、障害物回避の問題は、他の方向から考察され、ここで、関心物体(たとえば、歩行者、車、自転車)が検出され、物体検出/認識アルゴリズムを介して識別され得、予防措置をとるために運転者に警報が与えられる。たとえば、交通標識(たとえば、速度制限標識、停止標識、道路標識など)を検出し、識別するために、障害物検出が利用され得る。しかしながら、このアプローチは、遅く、不正確であり得る。さらに、すべての物体クラスがあらかじめトレーニングされなければならず、これは、新しいオブジェクトクラスを追加するのを困難にする。
[0038]本明細書で説明されるシステムおよび方法では、物体を識別する代わりに、障害物または物体がない領域が識別される。これらの領域は、移動可能なエリアと呼ばれることがある。言い換えれば、これらの3次元領域は、その中で移動が可能である非障害物エリアである。たとえば、非障害物エリアは、道路上で識別され得る。非障害物エリアを識別すると、道路プロファイリング、速度制御、より速いおよびより信頼できる物体および車線検出など、様々な他のアプリケーションが、非障害物エリアを使用して実行され得る。
[0039]本明細書で説明されるシステムおよび方法は、深度マップを分析することによって非障害物エリアを識別するために使用され得る。一実装形態では、深度マップは、ステレオ画像ペアから生成され得る。道路シナリオでは、前方のオープン空間は、深度ドメインにおいて道路を表す線形モデルにマッピングされ得る。道路セグメントの深度を使用することによって、線形モデルパラメータが推定され得る。推定された線形モデルパラメータは、前の(たとえば、所定の)モデルパラメータと比較され得る。適合が達成された場合、セグメントは、オープンエリアの一部であることを宣言される。ステレオ画像ペアが利用可能でない場合、ストラクチャフロムモーション(structure from motion)などの方法が、モノカメラ入力シーケンスを使用することによって深度マップを取得するために使用され得る。
[0040]本明細書で説明されるシステムおよび方法は、1つまたは複数の画像の垂直処理と水平処理のインテリジェントな組み合せに基づいて非障害物マップの決定を行う。非障害物エリアを識別することを実行するシステムおよび方法が、以下でより詳細に説明される。
[0041]図1は、非障害物エリア検出を実行するように構成された電子デバイス102を示すブロック図である。電子デバイス102は、ワイヤレス通信デバイス、モバイルデバイス、移動局、加入者局、クライアント、クライアント局、ユーザ機器(UE)、リモート局、アクセス端末、モバイル端末、端末、ユーザ端末、加入者ユニットなどと呼ばれることもある。電子デバイスの例としては、ラップトップまたはデスクトップコンピュータ、セルラーフォン、スマートフォン、ワイヤレスモデム、電子リーダー、タブレットデバイス、ゲーミングシステム、ロボット、航空機、無人航空機(UAV)、自動車などがある。これらのデバイスのうちのいくつかは、1つまたは複数の業界規格に従って動作し得る。
[0042]多くのシナリオでは、電子デバイス102は、シーンの非障害物マップ126を使用し得る。一例では、スマートフォンが、占有されていない空間を識別するためにシーンの非障害物マップ126を生成し得る。別の例では、自動車が、検出された交通標識、信号および/または他の物体に基づいて自動車の速度、ステアリング、パーキングなどを調節するために非障害物マップ126を使用し得る先進運転者支援システム(ADAS)を含み得る。別の例では、無人航空機(UAV)が、飛行の間に記録されたビデオから非障害物マップ126を生成し得、検出された物体(たとえば、建築物、標識、人々、パッケージなど)に基づいてナビゲートし得、検出されたパッケージなどをピックアップし、および/または配達し得る。多くの他の例が、本明細書で開示されるシステムおよび方法に従って実装され得る。たとえば、本明細書で開示されるシステムおよび方法は、非障害物マップ126を使用して検出された1つまたは複数の物体に基づいて1つまたは複数のアクション(たとえば、何かを取ってくること、何かを組み立てること、アイテムを探索することなど)を実行するロボットにおいて実装され得る。
[0043]電子デバイス102は1つまたは複数のカメラを含み得る。カメラは、画像センサー104と、光学システム108の視野内に位置する物体の画像を画像センサー104上に合焦させる光学システム108(たとえば、レンズ)とを含み得る。電子デバイス102は、カメラソフトウェアアプリケーションとディスプレイスクリーンとをも含み得る。カメラアプリケーションが動作しているとき、光学システム108の視野内に位置する物体の画像114は、画像センサー104によって記録され得る。これらの画像114は、メモリバッファ112に記憶され得る。いくつかの実装形態では、カメラは電子デバイス102とは別個であり得、電子デバイス102は、電子デバイス102の外部の1つまたは複数のカメラから画像データを受信し得る。
[0044]本システムおよび方法は、キャプチャされた画像114に関して説明されるが、本明細書で説明される技法は、任意のデジタル画像上で使用され得る。したがって、ビデオフレームおよびデジタル画像という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
[0045]多くのアプリケーションでは、電子デバイス102が障害物がないエリアを識別することは有益である。たとえば、ADASの場合、障害物回避のために車の前の運転可能なエリアを識別することは重要である。いくつかのアプローチでは、この問題は他の方向から考察される。これらのアプローチでは、物体検出および認識アルゴリズムを介して関心物体(たとえば、歩行者、車、自転車)が識別され、予防措置をとるために運転者に警報が与えられる。
[0046]他のアプローチは、画像114の垂直処理または水平処理のいずれかのうちの1つを実行することによって非障害物エリアを決定し得る。垂直処理および水平処理の各々は、画像114中の非障害物エリアを推定し得る。しかしながら、各アプローチは、独立して実行されるとき、制限を有する。
[0047]水平処理は、道路が傾斜しているとき、間違った非障害物推定を与え得る。垂直処理は、画像114に対してセグメンテーションを実行し得る。セグメントが大きい場合、適合は、より信頼できる。しかしながら、物体の部分が、同様に非障害物(すなわち、非障害物)エリアとして含まれ得る。たとえば、垂直処理を使用すると、車または歩行者の下部および上部が、非障害物エリアとして間違って識別され得る。また、垂直処理アプローチを用いると、歩道が非障害物エリアとして間違って識別され得る。しかしながら、セグメントが小さい場合、非障害物エリアの不正確な検出が起こり得る。
[0048]本明細書で説明されるシステムおよび方法は、1つまたは複数の画像114の垂直処理と水平処理のインテリジェントな組み合せに基づいて非障害物マップ126の決定を行う。説明されるシステムおよび方法では、物体を識別する代わりに、非障害物マップ126は、深度マップの垂直処理と水平処理とを組み合わせることによって決定され得る。一実装形態では、深度マップは、1つまたは複数の画像から取得され得る。別の実装形態では、深度マップは、深度データ収集プロセス(たとえば、LIDAR)から取得され得る。
[0049]一実装形態では、電子デバイス102は、非障害物マップ126を決定するための非障害物決定モジュール116を含み得る。非障害物決定モジュール116は、深度マップを取得するための深度マップ生成器118を含み得る。非障害物決定モジュール116は、垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行するための垂直推定モジュール120をも含み得る。非障害物決定モジュール116は、水平非障害物推定を決定するために深度マップの水平処理を実行するための水平推定モジュール122をさらに含み得る。
[0050]推定コンバイナ124が、非障害物マップ126を決定するために垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせ得る。一実装形態では、推定コンバイナ124は、推定に関連する信頼性値に基づいて垂直非障害物推定と水平非障害物推定とをインテリジェントに組み合わせ得る。非障害物マップ126は、1つまたは複数の画像114のどのエリアが非障害物エリアであるか、およびどのエリアが障害物エリアであるかを示し得る。非障害物マップ126を生成することに関するさらなる詳細が、図2に関して与えられる。
[0051]一例では、非障害物マップ126は、道路上の障害物(たとえば、物体)がない非障害物エリアを含み得る。画像114の垂直処理と水平処理とを組み合わせることによって、誤検出がなくされ得る。さらに、組み合わせられたアプローチは、より信頼できる非障害物推定を与え得る。
[0052]説明されるシステムおよび方法は、様々な他のアプリケーションの速度を上げるために使用され得る。たとえば、電子デバイス102は、物体検出、シーン理解、道路プロファイリング、および車線検出など、他の適用例のために非障害物マップ126を使用し得る。説明されるシステムおよび方法はまた、現在の車線検出アルゴリズムが扱うことができない道路縁石検出の問題を解決し得る。説明されるシステムおよび方法は、さらに、自律運転に役立ち得、ここで、速度は、道路の地形に基づいて調整される。
[0053]図2は、非障害物決定モジュール216を示すブロック図である。非障害物決定モジュール216は、電子またはワイヤレスデバイス内に実装され得る。非障害物決定モジュール216は、深度マップ生成器218と、垂直推定モジュール220と、水平推定モジュール222と、推定コンバイナ224とを含み得る。非障害物決定モジュール216、深度マップ生成器218、垂直推定モジュール220、水平推定モジュール222および推定コンバイナ224は、図1に関して上記で説明された非障害物決定モジュール116、深度マップ生成器118、垂直推定モジュール120、水平推定モジュール122および推定コンバイナ124の構成であり得る。
[0054]深度マップ生成器218は、1つまたは複数の画像214を受信し得る。一構成では、1つまたは複数の画像214は、図1に関して説明されたように、カメラ(たとえば、画像センサー104および光学システム108)を介して取得され得る。一実装形態では、深度マップ生成器218はステレオ画像ペアを受信し得る。別の実装形態では、1つまたは複数の画像214は、ビデオモノ画像から来得る。画像214は、ピクセルからなるデジタル画像であり得る。
[0055]深度マップ生成器218は、1つまたは複数の画像214から深度マップ230を取得し得る。深度マップ230は、1つまたは複数の画像214のピクセルに対応するピクセル232を含み得る。深度マップ230中の各ピクセル232は、深度値234を有する。深度値234は、カメラに対するピクセル232の距離を示す。たとえば、より高い深度値234をもつピクセル232は、より低い深度値234をもつピクセル232よりも、カメラに対するより近い近接度を示し得る。深度マップ230の一例が、図4A〜図4Dに関して説明される。
[0056]本明細書で説明されるアルゴリズムが各ピクセル232のための深度値234を必要としないことに留意されたい。たとえば、深度マップ230はホールを有し得る。これらのホールの深度値234は、処理を開始する前に充填され得る。
[0057]ステレオ画像ペアの場合、深度マップ生成器218は、視差を推定するためにピクセル232間の対応を見つけ得る。視差から、深度マップ生成器218は、各ピクセル232のための深度値234を決定し得る。代替的に、ビデオモノ画像の場合、深度マップ生成器218は、ビデオの動きに基づいて各ピクセル232のための深度値234を決定し得る。
[0058]深度マップ230は、垂直推定モジュール220および水平推定モジュール222に与えられ得る。垂直推定モジュール220は、垂直非障害物推定242を決定するために深度マップ230の垂直処理を実行し得る。水平推定モジュール222は、水平非障害物推定258を決定するために深度マップ230の水平処理を実行し得る。
[0059]垂直推定モジュール220は、深度マップ230をセグメント236に分割し得る。各セグメント236は、深度マップ230の列中のいくつかのピクセル232を含み得る。言い換えれば、垂直推定モジュール220は、深度マップ230の垂直セグメント236を処理し得る。セグメント236は、深度マップ230中のピクセル232の列の一部分であり得る。たとえば、セグメント236は、10〜15個のピクセル232のベクトルであり得る。セグメント236は、重複することも重複しないこともある。
[0060]垂直推定モジュール220は、垂直非障害物推定242を決定するために各セグメント236のための線形モデルパラメータを推定し得る。垂直方向における各セグメント236は、線形モデルを介して推定され得る。線形モデルは次のように表され得る。
ここで、yはピクセル232の深度値234であり、xはピクセル232の座標であり、p1およびp2は推定された線形モデルパラメータ238である。推定誤差が垂直推定しきい値246よりも小さく、線形適合が一定の勾配を有する場合、それは、有効な空き空間(非障害物エリア266)としてラベリングされ得る。一実装形態では、0よりも大きい勾配が非障害物を示し、0よりも小さいかまたはそれに等しい勾配が物体または障害物を示す。このアプローチの一例が、図4A〜図4Dに関して説明される。
[0061]行列形式では、式(1)の線形モデルは式(2)によって与えられる。
[0062]式(2)では、yは深度値234のn×1(n-by-1)ベクトルであり、xは垂直次元におけるモデル座標のためのn×2(n-by-2)設計行列(すなわち、n個の行、2つの列の行列)であり、p1およびp2は推定された線形モデルパラメータ238である。nの値は、深度マップセグメント236中のピクセル232の数に対応する。
[0063]1つのアプローチでは、p1およびp2は最小2乗解を使用して解かれ得る。このアプローチでは、pは、未知の係数p1およびp2のベクトルである。正規方程式は、以下によって与えられる。
ここで、XTは設計行列Xの転置である。式(4)においてpについて解くことは、推定された線形モデルパラメータ238(すなわち、p1およびp2)を生じる。
[0064]最適化された実装形態では、行列反転項(XTX)-1Tがロケーション(すなわち、y座標)に基づいて固定され、ロケーションに基づいて事前計算され、記憶され得ることに留意されたい。また、区分的線形モデルが、p1、p2およびセグメント長の変動を用いて、表面におけるくぼみおよび隆起を推定し得る。さらに、このアプローチの主要な複雑さは、上記の式(2)におけるサイズnの2つのベクトルの行列乗算による。一例では、nは、10、または10の代わりの選定された区分的長さであり得る。
[0065]垂直推定モジュール220は、垂直非障害物推定242のための垂直信頼性マップ248信頼性値250を決定し得る。一実装形態では、垂直推定モジュール220は、推定された線形モデルパラメータ238と所定の線形モデルパラメータ240との間の差に基づいて、各セグメント236のためのセグメント適合誤差244を決定し得る。所定のモデルパラメータは、[pM1,pM2]と呼ばれることがある。垂直推定モジュール220は、しきい値(TH1)と比較することによって、所定のモデルパラメータが推定されたパラメータ[p1,p2]にどのくらい近いかを確認し得る。たとえば、|p1−pM1|<TH1である。
[0066]垂直推定しきい値246は、推定された線形モデルパラメータ238がトレーニングされたモデルパラメータに適合するかどうかを決定し得る。所定の線形モデルパラメータ240は、複数の道路状態モデルの中から選択され得る。複数の道路状態モデルの各々は、線形モデルパラメータ240の対応するセットを有し得る。道路状態モデルの例としては、平坦な平面、丘陵、谷などがある。所定の線形モデルパラメータ240は、トレーニングによって決定され得る。
[0067]垂直推定モジュール220は、式(5)に従って、推定された線形モデルパラメータ238を使用して、推定された深度値(
)を決定し得、ここで、
はi番目のロケーションにおける推定された深度値である。
[0068]推定された線形モデルパラメータ238を用いた深度推定誤差(ei)は、式(6)に従って決定され得、ここで、yiはi番目のロケーションにおける深度値234である。
[0069]セグメント適合誤差244(s2)は、式(7)に従って決定され得、ここで、nはセグメント236の長さである。
[0070]セグメント適合誤差244は、垂直処理のための信頼性メトリックとして使用され得る。垂直推定モジュール220は、各セグメント236のセグメント適合誤差244を垂直推定しきい値246と比較することによって、各セグメント236のための垂直信頼性値250を決定し得る。
[0071]垂直推定しきい値246は、所定の線形モデルパラメータ240に基づき得る。垂直推定しきい値246は、どの所定の線形モデルパラメータ240が使用されるかに応じて変動し得る。たとえば、垂直推定しきい値246は、平坦な道路のための所定の線形モデルパラメータ240が使用される場合、ある値を有し得る。垂直推定しきい値246は、丘陵のための所定の線形モデルパラメータ240が使用される場合、異なる値を有し得る。
[0072]垂直推定モジュール220は、セグメント適合誤差244と垂直推定しきい値246との間の差の絶対値を検査し得る。所与のセグメント236のためのセグメント適合誤差244が垂直推定しきい値246よりも小さいとき、所与のセグメント236は高い垂直信頼性値250を有し得る。逆に、所与のセグメント236のためのセグメント適合誤差244が垂直推定しきい値246よりも大きいかまたはそれに等しいとき、所与のセグメント236は低い垂直信頼性値250を有し得る。したがって、セグメント適合誤差244と垂直推定しきい値246との間の差が小さい場合、セグメント236は非障害物エリア266の一部と見なされる。差が大きい場合、セグメント236は非障害物エリア266の一部と見なされない。
[0073]所与のセグメント236のための信頼性値250を決定すると、垂直推定モジュール220は、バイナリマップを得るために垂直信頼性マップ248をしきい値処理し得る。所与のセグメント236のための信頼性値250は、セグメント236が非物体エリア(たとえば、移動可能)であるのか物体エリア(たとえば、移動不可能なエリア)であるのかを決定するために、しきい値と比較され得る。垂直信頼性マップ248は、深度マップ230中のピクセル232の信頼性値250を含み得る。したがって、垂直信頼性マップ248は、深度ピクセル232ごとに、ならびにセグメント236ごとに適合信頼度を有するマップである。
[0074]水平推定モジュール222は、水平非障害物推定258を決定するために深度マップ230の水平処理を実行し得る。水平処理は、深度マップ230のピクセル232の各行のための深度ヒストグラム252を取得することを含み得る。深度ヒストグラム252の一例が、図6A〜図6Dに関して説明される。深度ヒストグラム252は、視差ヒストグラムと呼ばれることもある。
[0075]一実装形態では、深度ヒストグラム252は、深度マップ230中の各行のためのヒストグラムを取得することによって取得され得る。たとえば、深度マップ230からのピクセル232の行について、その行中のピクセル232に対応する深度値234のためのヒストグラムが生成され得る。
[0076]水平推定モジュール222は、深度ヒストグラム252から地形ライン254を決定し得る。地形ライン254のエンドポイントのy座標は、最近および最遠空き空間距離を決定する。
[0077]地形ライン254は、ライン抽出アプローチを使用して決定され得る。深度ヒストグラム252に対してハフ変換が適用され得る。ハフ変換は、深度ヒストグラム252から複数のラインセグメントを抽出し得る。たとえば、ハフ変換は、10〜20個の小さいラインを生成し得る。ラインセグメントは、地形ライン254を形成するためにマージされ得る。一実装形態では、地形ライン254の角度は、非障害物空間の勾配特性に基づいて(たとえば、−20度から−40度の間に)制限され得る。
[0078]水平推定モジュール222は、地形ライン254からの各ピクセル232の深度値234の距離に基づいて、各ピクセル232のための水平非障害物推定258を決定し得る。地形ライン254の水平推定しきい値260内にある深度値234を有するピクセル232が、非障害物エリア266として識別され得る。たとえば、ピクセル232の深度値234が、地形ライン254のある視差範囲内にある場合、そのピクセル232は、非障害物エリア266としてラベリングされ得る。ピクセル232の深度値234が、地形ライン254のある視差範囲外にある場合、そのピクセル232は、障害物エリア268としてラベリングされ得る。
[0079]水平推定モジュール222はまた、深度ヒストグラム252距離に基づいて水平信頼性マップ262を決定し得る。水平信頼性マップ262は、各ピクセル232の水平非障害物推定258のための信頼性値264を含み得る。
[0080]深度ヒストグラム252のモード256までの距離が、水平処理のための信頼性メトリックとして使用され得る。水平推定モジュール222は、各ピクセル232の深度値234が深度ヒストグラム252のモード256の信頼性しきい値261内にあるかどうかを決定し得る。所与のピクセル232は、所与のピクセル232の深度値234が深度ヒストグラム252のモード256の信頼性しきい値261内にあるとき、高い信頼性値264を有し得る。
[0081]推定コンバイナ224は、非障害物マップ226を決定するために垂直非障害物推定242と水平非障害物推定258とを組み合わせ得る。この組み合せは、垂直信頼性値250と水平信頼性値264とに基づき得る。1つのアプローチでは、垂直処理と水平処理とは並列に実行され得、得られた非障害物推定242、258がマージされ得る。別のアプローチでは、垂直処理と水平処理とは順次実行され得、得られた非障害物推定がマージされ得る。
[0082]並列処理アプローチの場合、垂直処理と水平処理の両方が並列に実行され得る。たとえば、上記で説明されたように、垂直推定モジュール220が垂直処理を実行し得、水平推定モジュール222が水平処理を同時に実行し得る。推定コンバイナ224は、各ピクセル232を非障害物エリア266または障害物エリア268として識別することによって、非障害物マップ226を生成し得る。この識別は、垂直信頼性マップ248の垂直信頼性値250と水平信頼性マップ262の水平信頼性値264とに基づき得る。
[0083]垂直信頼性マップ248と水平信頼性マップ262の両方が、ピクセル232が高い信頼性を有することを示す場合、ピクセル232は、非障害物マップ226中の非障害物エリア266として識別され得る。言い換えれば、所与のピクセル232は、非障害物マップ226中の非障害物エリア266として識別され得、ここで、垂直信頼性マップ248と水平信頼性マップ262の両方が所与のピクセル232のための高い信頼性値によって特徴づけられる。
[0084]一実装形態では、これは、垂直信頼性マップ248および水平信頼性マップ262をそれぞれのしきい値でしきい値処理することによって達成され得る。たとえば、所与のピクセル232の垂直信頼性値250および水平信頼性値264がしきい値よりも大きい場合、ピクセル232は、非障害物エリア266として識別され得る。垂直信頼性マップ248と水平信頼性マップ262の両方が低い信頼性を示す場合、ピクセル232は、障害物エリア268としてラベリングされ得る。
[0085]垂直信頼性マップ248または水平信頼性マップ262のいずれかが高い信頼性を示し、他方が低い信頼性を示す場合、1つまたは複数の異なるマージングアプローチが実行され得る。1つのアプローチでは、垂直信頼性マップ248または水平信頼性マップ262のうちの少なくとも1つが、所与のピクセル232が低い信頼性を有することを示す場合、所与のピクセル232は、非障害物マップ226中の障害物エリア268として識別される。言い換えれば、所与のピクセル232は、非障害物マップ226中の障害物エリア268として識別され得、ここで、垂直信頼性マップ248または水平信頼性マップ262のうちの少なくとも1つが所与のピクセル232のための低い信頼性値によって特徴づけられる。このアプローチでは、信頼性マップ248、262のうちの1つが低い信頼性を示している場合、ピクセル232は、その信頼性マップ248、262のみに基づいてラベリングされ得る。
[0086]別のアプローチでは、垂直信頼性マップ248および水平信頼性マップ262は、所与のピクセル232のための異なる信頼性値250、264によって特徴づけられる。この場合、所与のピクセル232は、所与のピクセル232の座標に基づいて非障害物エリア266または障害物エリア268として識別され得る。このアプローチでは、両方の信頼性マップ248、262が信頼性に関して互いに近い(たとえば、一方が他方よりも高い)場合、決定は、ピクセル232座標を考慮することによってさらに向上され得る。
[0087]一例では、RHijは、水平処理からのi番目およびj番目のピクセル232のための水平信頼性値264であり、RVijは、垂直処理からの垂直信頼性値250である(ここで、両方の信頼性値250、264は、異なる方法によって取得された場合に正規化される)。|RHij−RVij|<THである場合、これは、信頼性マップ248、262が近いことを示す。さらに、RHijは、RVi+n,j+nと比較され得、ここで、(たとえば720p解像度についてN=5の場合)nは<Nである。
[0088]シーケンシャル処理アプローチの場合、垂直処理または水平処理のいずれかが第1に実行され得る。第1の処理が実行された後、信頼性マップ(たとえば、垂直信頼性マップ248または水平信頼性マップ262のいずれか)が、深度マップ230全体について計算され得る。信頼性が満たされないピクセル232について、第2の処理が求められる。第1の処理の結果と第2の処理の結果とは、非障害物マップ226を取得するためにマージされ得る。垂直処理で開始するシーケンシャル処理の一例が、図9に関して説明される。水平処理で開始するシーケンシャル処理の一例が、図10に関して説明される。
[0089]非障害物決定モジュール216は、非障害物マップ226の追加の処理を実行し得る。一実装形態では、非障害物決定モジュール216は、外れ値除去を実行し得る。たとえば、少数のピクセル232が、非障害物エリア266内の間違ってラベリングされた障害物エリア268であり得る。非障害物決定モジュール216は、これらの外れ値を識別し、それらのステータスを障害物または非障害物のいずれかに変更し得る。非障害物決定モジュール216は、非障害物マップ226を後続の動作のために準備するために、非障害物マップ226の追加のフィルタ処理を実行し得る。
[0090]非障害物マップ226は、異なる動作のために使用され得る。一実装形態では、非障害物マップ226は、物体検出アルゴリズムによって使用される関心領域を識別するために使用され得る。これは、図14に関して説明されるように達成され得る。別の実装形態では、非障害物マップ226は、車線検出アルゴリズムによって使用される関心領域を識別するために使用され得る。これは、図15に関して説明されるように達成され得る。
[0091]図2に示されているように、図示された構成要素のうちの1つまたは複数は、プロセッサ228によって随意に実装され得る。たとえば、非障害物決定モジュール216は、プロセッサ228によって実装され得る。いくつかの構成では、異なる構成要素を実装するために異なるプロセッサが使用され得る(たとえば、あるプロセッサが深度マップ生成器218を実装し得、別のプロセッサが垂直推定モジュール220を実装するために使用され得、別のプロセッサが水平推定モジュール222を実装するために使用され得、また別のプロセッサが推定コンバイナ224を実装するために使用され得る)。
[0092]画像214を回転し、対角処理を実行することそれが可能であることに留意されたい。画像214が回転される場合、垂直処理および水平処理は対角処理になり得る。したがって、本明細書では垂直処理および水平処理という用語が使用されるが、対応する座標マッピングを用いて、回転された画像を通して異なるセクションにわたって処理が適用され得ることが認識され得る。
[0093]図3は、非障害物エリア検出を実行するための方法300を示すフローチャートである。方法300は、図1に関して、電子デバイス102、たとえば、非障害物決定モジュール116によって実装され得る。電子デバイス102は、302において、1つまたは複数の画像214から深度マップ230を取得する。一実装形態では、電子デバイス102は、ステレオ画像ペアから深度マップ230を生成し得る。別の実装形態では、電子デバイス102は、ビデオモノ画像から深度マップ230を生成し得る。深度マップ230中の各ピクセル232は、深度値234を有し得る。
[0094]電子デバイス102は、304において、垂直非障害物推定242を決定するために深度マップ230の垂直処理を実行する。垂直処理は、深度マップ230をセグメント236に分割することを含み得る。各セグメント236は、列中のいくつかのピクセル232を含み得る。電子デバイス102は、垂直非障害物推定242を決定するために各セグメント236のための線形モデルパラメータ238を推定し得る。電子デバイス102は、垂直非障害物推定242のための信頼性値250を含む垂直信頼性マップ248を決定し得る。
[0095]電子デバイス102は、306において、水平非障害物推定258を決定するために深度マップ230の水平処理を実行する。水平処理は、深度マップ230のピクセル232の各行のための深度ヒストグラム252を取得することを含み得る。電子デバイス102は、深度ヒストグラム252から地形ライン254を決定し得る。電子デバイス102は、地形ライン254からの各ピクセル232の深度値234の距離に基づいて、各ピクセル232のための水平非障害物推定258を決定し得る。電子デバイス102はまた、各ピクセル232の水平非障害物推定258のための信頼性値264を含む水平信頼性マップ262を決定し得る。
[0096]電子デバイス102は、308において、非障害物マップ226を決定するために垂直非障害物推定242と水平非障害物推定258とを組み合わせる。一実装形態では、電子デバイス102は、並列の垂直処理および水平処理を実行し得る。この実装形態では、電子デバイス102は、図10に関して説明されるように、垂直非障害物推定242と水平非障害物推定258とを組み合わせ得る。別の実装形態では、電子デバイス102は、図11A〜図11Bに関して説明されるように、垂直処理で開始するシーケンシャル処理を実行し得る。また別の実装形態では、電子デバイス102は、図12A〜図12Bに関して説明されるように、水平処理で開始するシーケンシャル処理を実行し得る。
[0097]図4A〜図4Dは、深度マップ430の垂直処理の一例を示す。深度マップ430は、1つまたは複数の画像404から生成され得る。深度マップ430は、(1つまたは複数の)元の画像404のピクセルに対応するロケーションを含み得る。深度マップ430中の各ロケーション(たとえば、座標)は、(1つまたは複数の)元の画像404のピクセルに対応する水平座標472および垂直座標474aを有し得る。
[0098]深度マップ430は、深度が元の解像度から計算される場合、元の画像404のサイズに一致し得る。深度マップ430の可視化において、深度値434は、元の画像404の対応する座標から取得され得る。非障害物マップ226を生成するときに深度マップ430の可視化が生成されることも生成されないこともあることに留意されたい。
[0099]深度マップ430の各ピクセル232は、深度値434を有し得る。この例では、深度値434aは、0から120までにわたり得、ここで、0が最も遠い距離を示し、120が最も近い距離を示す。深度値434のために異なる値が使用され得ることに留意されたい。
[00100]一実装形態では、深度マッピングに対する視差は、以下の式によって説明され得る。Z=fB/d、ここで、ZはカメラZ軸に沿った距離であり、fは(ピクセル単位の)焦点距離であり、Bは(メートル単位の)ベースラインであり、dは(ピクセル単位の)視差である。視差が小さいとき、深度は大きい。深度は、メートル換算で見つけられ得る。
[00101]ステレオ画像404からの深度推定アルゴリズムは完全には信頼できないことがあることに留意されたい。たとえば、深度推定アルゴリズムは、いくつかの領域中の深度値434を割り当てることが可能でないことがある。消失した深度値434を充填するために深度充填アルゴリズムが使用され得る。たとえば、近接する深度値434は、隣接するエリアに伝搬され得る。伝搬は、左側から、または右側からであり得る。代替的に、消失した深度値434は、左側と右側、ならびに上部と下部との間を補間することによって充填され得る。
[00102]この例は、第1の列470aおよび第2の列470bを示す。第1の列のグラフ475aにおいて、第1の列470a中のピクセル232のための深度値434bが示される。この第1の列のグラフ475aにおいて、深度値434bは、第1の列470aからのピクセル232の垂直座標474bに対してプロットされる。この例では、0から40ピクセルまでの0値と400ピクセルの後の0値とは、そこに割り当てられた深度がないためであることに留意されたい。ステレオ画像は較正され得るので、それらは、較正の後に、一致する視野(FOV:field of view)を有しないことがある。深度推定は、同じFOV内でのみ実行され得るにすぎない。
[00103]第2の列のグラフ475bにおいて、第2の列470b中のピクセル232のための深度値434cが示される。この第2の列のグラフ475bにおいて、深度値434cは、第2の列470bからのピクセル232の垂直座標474cヴァースプロットされる。0から150までの破線は、アルゴリズム結果を示すマッピングである。マッピングは、(非物体道路エリアを指定する)勾配をつけられた(すなわち、傾斜した)ラインに対してのものであり得るにすぎない。(平坦なラインである)物体にマッピングするために、同じアルゴリズムが使用され得るが、マッピングパラメータは変更され得る。
[00104]グラフ475a、b中の実線は、元の深度値から来る。破線は、説明されるシステムおよび方法に従って生成される。マッピングが破線の勾配に基づき得ることに留意されたい。これらのグラフ475a、bにおいて、0よりも大きい勾配が非障害物エリア266を示す。0よりも小さいかまたはそれに等しい勾配が障害物エリア268を示す。
[00105]垂直処理中に、電子デバイス102は、深度マップ430をセグメント236に分割し得る。各セグメント236は、列470中のいくつかのピクセル232を含み得る。たとえば、セグメント236は、10〜15個のピクセル232のベクトルであり得る。電子デバイス102は、図2に関して説明されたように、垂直非障害物推定242を決定し得、線形モデルパラメータ238を推定し得る。推定誤差がしきい値246よりも小さく、線形適合が一定の勾配を有する場合、セグメント236は、有効な非障害物エリア266としてラベリングされ得る。
[00106]図5は、垂直処理を使用して非障害物エリア検出を実行するための方法500を示すフローチャートである。方法500は、電子デバイス102、たとえば、非障害物決定モジュール116によって実装され得る。電子デバイス102は、502において、深度マップ430をセグメント236に分割する。各セグメント236は、列470中のn個のピクセル232を含み得る。一実装形態では、nは、10個のピクセル232に等しくなり得る。
[00107]電子デバイス102は、504において、垂直非障害物推定242を決定するために各セグメント236のための線形モデルパラメータ238を推定する。これは、上記で説明された式1〜4に従って達成され得る。
[00108]電子デバイス102は、506において、垂直非障害物推定242のための信頼性値250を含む垂直信頼性マップ248を決定する。たとえば、電子デバイス102は、推定された線形モデルパラメータ238と所定の線形モデルパラメータ240との間の差に基づいて、各セグメント236のためのセグメント適合誤差244を決定し得る。セグメント適合誤差244は、上記の式5〜7に従って決定され得る。所定の線形モデルパラメータ240は、複数の道路状態モデル(たとえば、平坦、丘陵、谷)の中から選択され得る。複数の道路状態モデルの各々は、線形モデルパラメータ240の対応するセットを有し得る。
[00109]電子デバイス102は、各セグメント236のセグメント適合誤差244を垂直推定しきい値246と比較することによって、各セグメント236のための信頼性値250を決定し得る。所与のセグメント236のためのセグメント適合誤差244が垂直推定しきい値246よりも小さいとき、所与のセグメント236は高い信頼性値250を有し得る。
[00110]電子デバイス102は、所与のセグメント236のための信頼性値250を所与のセグメント236中の各ピクセル232に適用し得る。したがって、垂直信頼性マップ248中の各ピクセル232は、垂直非障害物推定242の信頼度を示す信頼性値250を有し得る。
[00111]図6A〜図6Dは、深度マップ630の水平処理の一例を示す。深度マップ630は、1つまたは複数の画像114から生成され得る。図6Aに示されている深度マップ630は、(ページに合うように圧縮された)図4Bに関して説明された同じ深度マップ430である。深度マップ630は、(1つまたは複数の)元の画像114のピクセルに対応するロケーションを含み得る。深度マップ630中の各ロケーションは、(1つまたは複数の)元の画像114のピクセル232に対応する水平座標672および垂直座標674を有し得る。
[00112]電子デバイス102は深度ヒストグラム652を生成し得る。深度ヒストグラム652は、深度マップ630中の各行のための深度のヒストグラムを取得することによって生成され得る。たとえば、深度ヒストグラム652は、垂直軸において深度マップ630を投影することによって生成され得る。
[00113]深度ヒストグラム652は、画像114中の各行について計算され得る。深度ヒストグラム652中のビンの数は、画像114中の最大視差値の数に対応する。たとえば、それは、720p画像について150であり得るか、または、それは、より大きい解像度の画像についてはより大きく、より小さい解像度の画像についてはより小さくなり得る。図6Bの右側のx軸は視差値に対応し、画像114中の強度値は、その視差値のためのヒストグラムカウントに対応する。シェードが暗いほど視差値は高くなり、シェードが淡いほどヒストグラムの視差値は低くなる。この例では、視差ビンの最大数は150である。深度ヒストグラム652において、視差値は、垂直座標674に対してプロットされる。
[00114]電子デバイス102は、ラインセグメント676を抽出するために深度ヒストグラム652に対してハフ変換を適用し得る。ハフ変換は、深度ヒストグラム252から複数のラインセグメント676を抽出し得る。たとえば、ハフ変換は、10〜20個の小さいラインセグメント676を生成し得る。
[00115]ラインセグメント676は、地形ライン654を形成するためにマージされ得る。地形ライン254のエンドポイントのx座標は、最近および最遠空き空間距離を決定する。一実装形態では、地形ライン254の角度は、非障害物空間がいくつかの勾配特性を有するので(たとえば、−20度から−40度の間に)制限され得る。
[00116]深度ヒストグラム652が負の勾配をもつラインを与える場合、それは、いかなる障害物もない、車の前の道路セグメントに対応する。障害物は、90度のまっすぐな垂直線によって表される。地形ライン254は、カメラの前の深度値が画像114の行中で分析されるとき、その深度値が緩やかに減少していることを示す。物体がある場合、物体は、一定数の行について同じ深度値を有することになる。この場合、深度値は減少していないことになる。勾配(すなわち、地形ライン254の角度)は、道路が有することができる最大勾配に従って選定され得る。
[00117]電子デバイス102は、地形ライン654の水平推定しきい値260内にある深度値634をもつピクセル232を、非障害物エリア266としてラベリングし得る。地形ライン654の水平推定しきい値260外にある深度値634をもつピクセル232は、障害物エリア268としてラベリングされ得る。
[00118]図7は、水平処理を使用して非障害物エリア検出を実行するための方法700を示すフローチャートである。方法700は、電子デバイス102、たとえば、非障害物決定モジュール116によって実装され得る。電子デバイス102は、702において、深度マップ230のピクセル232の各行のための深度ヒストグラム252を取得する。これは、図6A〜図6Dに関して説明されたように達成され得る。
[00119]電子デバイス102は、704において、深度ヒストグラム252から地形ライン254を決定する。これは、図6A〜図6Dに関して説明されたように達成され得る。
[00120]電子デバイス102は、706において、地形ライン254からの各ピクセル232の深度値234の距離に基づいて、各ピクセル232のための水平非障害物推定258を決定する。地形ライン654の水平推定しきい値260内にある深度値634をもつピクセル232は、非障害物エリア266としてラベリングされ得る。地形ライン654の水平推定しきい値260外にある深度値634をもつピクセル232は、障害物エリア268としてラベリングされ得る。
[00121]電子デバイス102は、708において、各ピクセル232の水平非障害物推定258のための信頼性値264を含む水平信頼性マップ262を決定する。たとえば、深度ヒストグラム252のモード256までの距離が、水平処理のための信頼性メトリックとして使用され得る。電子デバイス102は、各ピクセル232の深度値234が深度ヒストグラム252のモード256の信頼性しきい値261内にあるかどうかを決定し得る。所与のピクセル232は、所与のピクセル232の深度値234が深度ヒストグラム252のモード256の信頼性しきい値261内にあるとき、高い信頼性値264を有し得る。
[00122]図8は、非障害物マップ226を決定するために垂直非障害物推定242と水平非障害物推定258とを組み合わせるための方法800を示すフローチャートである。方法800は、電子デバイス102、たとえば、非障害物決定モジュール116によって実装され得る。この方法800では、電子デバイス102は、垂直処理および水平処理を並列に実行し得る。
[00123]電子デバイス102は、802において、垂直非障害物推定242を決定するために深度マップ230の垂直処理を実行する。これは、図5に関して説明されたように達成され得る。
[00124]電子デバイス102は、804において、モデル適合信頼度に基づいて垂直信頼性マップ248を取得する。これは、図5に関して説明されたように達成され得る。
[00125]電子デバイス102は、806において、水平非障害物推定258を決定するために深度マップ230の水平処理を実行する。これは、図7に関して説明されたように達成され得る。
[00126]電子デバイス102は、808において、深度ヒストグラム252距離に基づいて水平信頼性マップ262を取得する。これは、図7に関して説明されたように達成され得る。
[00127]ステップ802、804、806、808が並列に実行され得ることに留意されたい。たとえば、電子デバイス102が垂直処理ステップ802および804を実行する間、電子デバイス102は、水平処理ステップ806および808を同時に実行し得る。
[00128]電子デバイス102は、810において、非障害物マップ226を取得するために垂直非障害物推定242と水平非障害物推定258とをマージする。このマージは、垂直信頼性マップ248と水平信頼性マップ262とに基づき得る。
[00129]垂直信頼性マップ248と水平信頼性マップ262の両方が、ピクセル232が高い信頼性を有することを示す場合、ピクセル232は、非障害物マップ226中の非障害物エリア266として識別され得る。たとえば、垂直信頼性マップ248が高い垂直信頼性値250を示し、水平信頼性マップ262が高い水平信頼性値264を示す場合、ピクセル232は、非障害物マップ226中の非障害物エリア266としてラベリングされ得る。
[00130]垂直信頼性マップ248または水平信頼性マップ262のいずれかが高い信頼性を示し、他方が低い信頼性を示す場合、1つまたは複数の異なるマージングアプローチが実行され得る。1つのアプローチでは、垂直信頼性マップ248または水平信頼性マップ262のうちの少なくとも1つが、所与のピクセル232が低い信頼性値250、264を有することを示す場合、所与のピクセル232は、非障害物マップ226中の障害物エリア268として識別される。別のアプローチでは、垂直信頼性マップ248および水平信頼性マップ262は、異なる信頼性値250、264を示し得る。この場合、所与のピクセル2332は、所与のピクセル232の座標に基づいて非障害物エリア266または障害物エリア268として識別され得る。
[00131]図9は、非障害物マップ226を決定するために垂直非障害物推定242と水平非障害物推定258とを組み合わせるための別の方法900を示すフローチャートである。方法900は、電子デバイス102、たとえば、非障害物決定モジュール116によって実装され得る。この方法900では、電子デバイス102は、垂直処理と、後続の水平処理とのシーケンシャルアプリケーションを実行し得る。
[00132]電子デバイス102は、902において、垂直非障害物推定242を決定するために深度マップ230の垂直処理を実行する。これは、図5に関して説明されたように達成され得る。
[00133]電子デバイス102は、904において、モデル適合信頼度に基づいて垂直信頼性マップ248を取得する。これは、図5に関して説明されたように達成され得る。
[00134]電子デバイス102は、906において、垂直信頼性マップ248に基づいて、信頼できる領域を非障害物エリア266として識別する。たとえば、垂直信頼性マップ248中の高い垂直信頼性値250を有する各ピクセル232は、非障害物マップ226中の非障害物エリア266としてラベリングされ得る。
[00135]電子デバイス102は、908において、垂直信頼性マップ248の信頼できない領域が非障害物エリア266であるかどうかを決定するために、信頼できない領域に対して水平処理を実行する。たとえば、電子デバイス102は、低い信頼性値250を有するピクセル232の少なくとも1つの行に対して水平処理を実行し得る。行の長さが、画像114と同程度に広くなり得るか、または画像幅よりも短くなり得ることに留意されたい。水平処理は、水平非障害物推定258を決定するために、図7に関して説明されたように達成され得る。非障害物マップ226は、信頼できない領域の水平信頼性マップ262の結果に基づいて更新され得る。
[00136]図10は、非障害物マップ226を決定するために垂直非障害物推定242と水平非障害物推定258とを組み合わせるためのまた別の方法1000を示すフローチャートである。方法1000は、電子デバイス102、たとえば、非障害物決定モジュール116によって実装され得る。この方法1000では、電子デバイス102は、水平処理と、後続の垂直処理とのシーケンシャルアプリケーションを実行し得る。
[00137]電子デバイス102は、1002において、水平非障害物推定258を決定するために深度マップ230の水平処理を実行する。これは、図7に関して説明されたように達成され得る。
[00138]電子デバイス102は、1004において、深度ヒストグラム252距離に基づいて水平信頼性マップ262を取得する。これは、図7に関して説明されたように達成され得る。
[00139]電子デバイス102は、1006において、水平信頼性マップ262に基づいて、信頼できる領域を非障害物エリア266として識別する。たとえば、水平信頼性マップ262中の高い水平信頼性値264を有する各ピクセル232は、非障害物マップ226中の非障害物エリア266としてラベリングされ得る。
[00140]電子デバイス102は、1008において、水平信頼性マップ262の信頼できない領域が非障害物エリア266であるかどうかを決定するために、信頼できない領域に対して垂直処理を実行する。たとえば、電子デバイス102は、低い水平信頼性値264を有するピクセル232の1つまたは複数の列に対して垂直処理を実行し得る。ピクセル232の1つまたは複数の列は、画像114と同程度に高くなり得るか、または画像高さよりも小さくなり得る。
[00141]垂直処理は、垂直非障害物推定242を決定するために、図5に関して説明されたように達成され得る。非障害物マップ226は、信頼できない領域の垂直信頼性マップ248の結果に基づいて更新され得る。
[00142]図11A〜図11Bは、画像1114中の非障害物エリア1166を決定することの一例を示す。この例では、元の画像1114aは一方通行道路の画像である。
[00143]処理された画像1114bは、本明細書で説明されるシステムおよび方法に従って決定された非障害物エリア1166を示す。処理された画像1114bは、最終結果ではなく、アルゴリズムの中間ステップからの一例を示す。これは、さらに処理されるべきであるホールが非障害物マップ126中にあり得ることを示すことである。また、これは、垂直処理のみからの結果を示す。
[00144]非障害物エリア1166は、道路に対応するオープンエリアを含む。非障害物エリア1166中のいくつかの外れ値エリア1178は、非障害物エリア1166の一部として識別されなかった。本明細書で使用される外れ値は、画像1114b中の深度値が所定のモデルに適合しなかったことを意味する。これは、深度値の考えられる間違った推定(たとえば、入力された深度値が完全でないことがある)に起因していることがあり、したがって、いくつかのエリアは、ホール(または外れ値)のように見える。これらの外れ値エリア1178は、画像1114の追加の処理を実行することによって除去され得る。
[00145]図12A〜図12Bは、画像1214中の非障害物エリア1266を決定することの別の例を示す。この例では、元の画像1214aは交差点の画像である。処理された画像1214bは、本明細書で説明されるシステムおよび方法に従って決定された非障害物エリア1266を示す。
[00146]図13A〜図13Bは、非障害物エリア1366からの距離1380を決定することの一例を示す。この例は、図11A〜図11Bに関して説明された道路の処理された画像1314を示す。非障害物エリア1366は、本明細書で説明されるシステムおよび方法に従って決定される。
[00147]図13Bの深度マップ1330では、x座標およびy座標は座標位置であり、シェーディングは深度を示す。この例では、深度マップ1330は、非障害物エリア1366のための深度情報を含む。深度マップ1330は、カメラの前の空き空間がどのくらい遠くにあるかを示す。
[00148]深度マップ1330からの深度値234を使用して、電子デバイス102は、非障害物エリア1366bに関連する様々な距離を決定し得る。たとえば、電子デバイス102は、非障害物エリア1366b中の最遠距離が、画像センサー104から45〜50メートル離れていると決定し得る。同様に、電子デバイス102は、最も近い車が画像センサー104から約11メートルのところにあると決定し得る。
[00149]図14は、物体検出アルゴリズムによって使用される関心領域(ROI)1482を識別するために非障害物マップ226を使用することの一例を示す。この例は、図11A〜図11Bに関して説明された道路の処理された画像1414を示す。非障害物エリア1466は、本明細書で説明されるシステムおよび方法に従って決定される。
[00150]電子デバイス102は、次いで、潜在的障害物エリア268のための1つまたは複数のROI1482を識別し得る。たとえば、電子デバイス102は、非障害物マップ226から障害物エリア268を識別し得る。一実装形態では、非障害物エリア1466としてラベリングされないピクセル232は、障害物エリア268として識別され得る。これらの障害物エリア268は、1つまたは複数のROI1482中に含まれ得る。この例では、電子デバイス102は、4つのROI1482a〜dを潜在的物体エリアとして識別する。
[00151]電子デバイス102は、識別されたROI1482中で物体検出器を動作させ得る。たとえば、電子デバイス102は、ROI1482が、車、交通信号、歩行者、車線、縁石などを含むかどうかを検出し得る。
[00152]最初に非障害物エリア1466を識別することは、物体検出のための低減された探索エリアを生じる。これは、物体検出のために実行される処理の量を低減し得る。
[00153]図15は、車線検出アルゴリズムによって使用される関心領域(ROI)1582を識別するために非障害物マップ226を使用することの一例を示す。この例は、道路の処理された画像1514を示す。非障害物エリア1566は、本明細書で説明されるシステムおよび方法に従って決定される。
[00154]電子デバイス102は、次いで、路側および/または縁石のための1つまたは複数のROI1582を識別し得る。たとえば、電子デバイス102は、非障害物マップ226から障害物エリア268を識別し得る。この例では、電子デバイス102は、潜在的路側および/または縁石として非障害物エリア1566の側部上の2つのROI1582a〜bを識別する。
[00155]電子デバイス102は、識別されたROI1582a〜b中で車線検出器を動作させ得る。最初に非障害物エリア1566を識別することは、車線検出のための低減された探索エリアを生じる。これは、車線検出のために実行される処理の量を低減し得る。
[00156]図16は、推定された線形モデルパラメータ238に基づいて道路を分類するための方法1600を示すフローチャートである。方法1600は、電子デバイス102、たとえば、非障害物決定モジュール116によって実装され得る。
[00157]電子デバイス102は、1602において、道路画像114の深度マップ230を取得する。深度マップ230は、図2に関して説明されたように生成され得る。
[00158]電子デバイス102は、1604において、線形モデルパラメータ238を推定するためにセグメント適合を実行する。推定された線形モデルパラメータ238は、図2に関して説明されたように決定され得る。
[00159]電子デバイス102は、1606において、推定された線形モデルパラメータ238に基づいて道路を分類する。たとえば、電子デバイス102は、推定された線形モデルパラメータ238を複数の所定の線形モデルパラメータ240と比較し得る。上記で説明されたように、所定の線形モデルパラメータ240は、複数の道路状態モデルに関連し得る。複数の道路状態モデルの各々は、線形モデルパラメータ240の対応するセットを有し得る。道路状態モデルの例としては、平坦な平面、勾配(たとえば、丘陵)、谷、不整路などがある。
[00160]一実装形態では、所定の線形モデルパラメータ240は、トレーニングを介して取得され得る。あらかじめラベリングされたテストデータが使用され得、ここで、あらかじめラベリングされたは、平坦な道路、または不整路などのラベリングされた画像114および深度マップ230を指す。このデータを用いて、所定の線形モデルパラメータ240は生成され得る。
[00161]電子デバイス102は、所定の線形モデルパラメータ240のうちのどれが、推定された線形モデルパラメータ238に最も良く適合するかを決定し得る。道路は、1606において、推定された線形モデルパラメータ238に最も良く適合する道路状態モデルに従って分類され得る。したがって、1606において道路を分類することによって、電子デバイス102は、道路画像114中の空き空間のタイプを決定し得る。
[00162]図17は、電子デバイス1702内に含まれ得るいくつかの構成要素を示す。電子デバイス1702は、カメラ、ビデオカムコーダ、デジタルカメラ、セルラーフォン、スマートフォン、コンピュータ(たとえば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータなど)、タブレットデバイス、メディアプレーヤ、テレビジョン、自動車、パーソナルカメラ、アクションカメラ、監視カメラ、マウントカメラ、コネクテッドカメラ、ロボット、航空機、ドローン、無人航空機(UAV)、ヘルスケア機器、ゲーミングコンソール、携帯情報端末(PDA)、セットトップボックスなどであり得るか、またはそれらの内部に含まれ得る。電子デバイス1702はプロセッサ1728を含む。プロセッサ1728は、汎用シングルまたはマルチチップマイクロプロセッサ(たとえば、ARM)、専用マイクロプロセッサ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ1728は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることがある。電子デバイス1702中に単一のプロセッサ1728のみが示されているが、代替構成では、プロセッサの組み合せ(たとえば、ARMとDSP)が使用され得る。
[00163]電子デバイス1702はメモリ1739をも含む。メモリ1739は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子的構成要素であり得る。メモリ1739は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM中のフラッシュメモリデバイス、プロセッサに含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタなど、およびそれらの組み合せとして実施され得る。
[00164]データ1721aおよび命令1741aがメモリ1739に記憶され得る。命令1741aは、本明細書で説明される方法のうちの1つまたは複数を実装するためにプロセッサ1728によって実行可能であり得る。命令1741aを実行することは、メモリ1739に記憶されたデータの使用を伴い得る。プロセッサ1728が命令1741を実行すると、命令1741bの様々な部分がプロセッサ1728上にロードされ得、様々ないくつかのデータ1721bがプロセッサ1728上にロードされ得る。
[00165]電子デバイス1702は、電子デバイス1702との間での信号の送信および受信を可能にするために、送信機1725と受信機1727とをも含み得る。送信機1725および受信機1727は、トランシーバ1729と総称されることがある。1つまたは複数のアンテナ1737a〜bがトランシーバ1729に電気的に結合され得る。電子デバイス1702は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバおよび/または追加のアンテナをも含み得る(図示せず)。
[00166]電子デバイス1702はデジタル信号プロセッサ(DSP)1731を含み得る。電子デバイス1702は通信インターフェース1733をも含み得る。通信インターフェース1733は、1つまたは複数の種類の入力および/または出力を可能にするを可能にし得る。たとえば、通信インターフェース1733は、他のデバイスを電子デバイス1702にリンクするための1つまたは複数のポートおよび/または通信デバイスを含み得る。追加または代替として、通信インターフェース1733は、1つまたは複数の他のインターフェース(たとえば、タッチスクリーン、キーパッド、キーボード、マイクロフォン、カメラなど)を含み得る。たとえば、通信インターフェース1733は、ユーザが電子デバイス1702と対話することを可能にし得る。
[00167]電子デバイス1702の様々な構成要素は、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含み得る、1つまたは複数のバスによって互いに結合され得る。明快のために、図17では様々なバスはバスシステム1723として示されている。
[00168]本開示によれば、電子デバイス中の回路が、1つまたは複数の画像から深度マップを取得するように適応され得る。深度マップ中の各ピクセルは、深度値を有し得る。同じ回路、異なる回路、あるいは同じまたは異なる回路の第2のセクションが、垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行するように適応され得る。同じ回路、異なる回路、あるいは同じまたは異なる回路の第3のセクションが、水平非障害物推定を決定するために深度マップの水平処理を実行するように適応され得る。同じ回路、異なる回路、あるいは同じまたは異なる回路の第4のセクションが、非障害物マップを決定するために垂直非障害物推定と水平非障害物推定とを組み合わせるように適応され得る。さらに、同じ回路、異なる回路、あるいは同じまたは異なる回路の第5のセクションが、上記で説明された機能を与える(1つまたは複数の)回路または(1つまたは複数の)回路の(1つまたは複数の)セクションの構成を制御するように適応され得る。
[00169]「決定すること」という用語は多種多様なアクションを包含し、したがって、「決定すること」は、計算すること(calculating)、算出すること(computing)、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含むことができる。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含むことができる。
[00170]「に基づいて」という句は、別段に明示されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という句は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を表す。
[00171]「プロセッサ」という用語は、汎用プロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態機械などを包含するものと広く解釈されたい。いくつかの状況下では、「プロセッサ」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などを指すことがある。「プロセッサ」という用語は、処理デバイスの組み合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは他のそのような構成を指すことがある。
[00172]「メモリ」という用語は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子的構成要素を包含するものと広く解釈されたい。メモリという用語は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データストレージ、レジスタなど、様々なタイプのプロセッサ可読媒体を指すことがある。プロセッサがメモリから情報を読み取り、および/または情報をメモリに書き込むことができる場合、メモリはプロセッサと電子通信していると言われる。プロセッサに一体化されたメモリは、プロセッサと電子通信している。
[00173]「命令」および「コード」という用語は、任意のタイプの(1つまたは複数の)コンピュータ可読ステートメントを含むものと広く解釈されたい。たとえば、「命令」および「コード」という用語は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを指すことがある。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを備え得る。
[00174]本明細書で説明された機能は、ハードウェアによって実行されるソフトウェアまたはファームウェアで実装され得る。機能は、1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。「コンピュータ可読媒体」または「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスされ得る任意の有形記憶媒体を指す。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備え得る。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。コンピュータ可読媒体は有形で非一時的であり得ることに留意されたい。「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行、処理または算出され得るコードまたは命令(たとえば、「プログラム」)と組み合わせたコンピューティングデバイスまたはプロセッサを指す。本明細書で使用される「コード」という用語は、コンピューティングデバイスまたはプロセッサによって実行可能であるソフトウェア、命令、コードまたはデータを指すことがある。
[00175]ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
[00176]本明細書で開示された方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに入れ替えられ得る。言い換えれば、説明された方法の適切な動作のためにステップまたはアクションの特定の順序が必要とされない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲を逸脱することなく修正され得る。
[00177]さらに、本明細書で説明された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、デバイスによってダウンロードされ、および/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、デバイスは、本明細書で説明された方法を実行するための手段の転送を可能にするために、サーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明された様々な方法は、デバイスが、記憶手段をそのデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を取得し得るように、記憶手段(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)によって与えられ得る。
[00178]特許請求の範囲は、上記で示された厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されたシステム、方法、および装置の構成、動作および詳細において、様々な修正、変更、および変形が行われ得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
電子デバイスによって実行される方法であって、
垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行することと、
水平非障害物推定を決定するために前記深度マップの水平処理を実行することと、
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることと、
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定の前記組み合せに基づいて非障害物マップを生成することと
を備える、方法。
[C2]
垂直処理を実行することは、
前記深度マップをセグメントに分割すること、ここにおいて、少なくとも1つのセグメントは、列中のいくつかのピクセルを含む、と、
前記垂直非障害物推定を決定するために少なくとも1つのセグメントのための線形モデルパラメータを推定することと、
前記垂直非障害物推定のための信頼性値を含む垂直信頼性マップを生成することと
を備える、[C1]に記載の方法。
[C3]
前記垂直信頼性マップを決定することは、
前記推定された線形モデルパラメータと所定の線形モデルパラメータとの間の差に基づいて、所与のセグメントのためのセグメント適合誤差を決定することと、
前記セグメント適合誤差を垂直推定しきい値と比較することによって、前記所与のセグメントのための信頼性値を決定することと、
前記所与のセグメントのための前記信頼性値を前記所与のセグメント中の少なくとも1つのピクセルに適用することと
を備える、[C2]に記載の方法。
[C4]
前記所定の線形モデルパラメータは、複数の道路状態モデルの中から選択され、前記複数の道路状態モデルは、線形モデルパラメータの対応するセットを有する、
[C3]に記載の方法。
[C5]
水平処理を実行することは、
前記深度マップのピクセルの少なくとも1つの行のための深度ヒストグラムを取得することと、
前記深度ヒストグラムから地形ラインを決定することと、
前記地形ラインからの少なくとも1つのピクセルの深度値の距離に基づいて、水平非障害物推定を決定することと、
前記水平非障害物推定のための信頼性値を含む水平信頼性マップを生成することと
を備える、[C1]に記載の方法。
[C6]
前記水平信頼性マップを生成することは、
所与のピクセルの前記深度値が前記深度ヒストグラムのモードの範囲内にあるかどうかを決定することを備え、前記所与のピクセルは、前記所与のピクセルの前記深度値が前記深度ヒストグラムの前記モードの前記範囲内にあるとき、高い信頼性値を有する、
[C5]に記載の方法。
[C7]
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることは、
前記垂直処理と前記水平処理の両方を並列に実行することと、
垂直信頼性マップと水平信頼性マップとに基づいて、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とをマージすることと
を備える、[C1]に記載の方法。
[C8]
所与のピクセルは、前記非障害物マップ中の非障害物エリアとして識別され、ここで、前記垂直信頼性マップと前記水平信頼性マップの両方は、前記所与のピクセルのための高い信頼性値によって特徴づけられる、
[C7]に記載の方法。
[C9]
所与のピクセルは、前記非障害物マップ中の障害物エリアとして識別され、ここで、前記垂直信頼性マップまたは前記水平信頼性マップのうちの少なくとも1つは、前記所与のピクセルのための低い信頼性値によって特徴づけられる、
[C7]に記載の方法。
[C10]
所与のピクセルは、前記所与のピクセルの座標に基づいて、前記非障害物マップ中の非障害物エリアまたは障害物エリアとして識別され、ここで、前記垂直信頼性マップと前記水平信頼性マップとは、前記所与のピクセルのための異なる信頼性値によって特徴づけられる、
[C7]に記載の方法。
[C11]
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることは、
前記深度マップの垂直処理を実行することと、
モデル適合信頼度に基づいて垂直信頼性マップを取得することと、
前記垂直信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別することと、
前記垂直信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して水平処理を実行することと
を備える、[C1]に記載の方法。
[C12]
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることは、
前記深度マップの水平処理を実行することと、
深度ヒストグラム距離に基づいて水平信頼性マップを取得することと、
前記水平信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別することと、
前記水平信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して垂直処理を実行することと
を備える、[C1]に記載の方法。
[C13]
前記非障害物マップは、物体検出アルゴリズムまたは車線検出アルゴリズムのうちの少なくとも1つによって使用される関心領域を識別する際に使用される、
[C1]に記載の方法。
[C14]
電子デバイスであって、前記電子デバイスは、
垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行することと、
水平非障害物推定を決定するために前記深度マップの水平処理を実行することと、
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることと、
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定の前記組み合せに基づいて非障害物マップを生成することと
を行うように構成された、電子デバイス。
[C15]
前記電子デバイスを備える、垂直処理を実行することを行うように構成される前記電子デバイスは、
前記深度マップをセグメントに分割すること、ここにおいて、少なくとも1つのセグメントは、列中のいくつかのピクセルを含む、と、
前記垂直非障害物推定を決定するために少なくとも1つのセグメントのための線形モデルパラメータを推定することと、
前記垂直非障害物推定のための信頼性値を含む垂直信頼性マップを生成することと
を行うように構成される、[C14]に記載の電子デバイス。
[C16]
前記電子デバイスを備える、水平処理を実行することを行うように構成される前記電子デバイスは、
前記深度マップのピクセルの少なくとも1つの行のための深度ヒストグラムを取得することと、
前記深度ヒストグラムから地形ラインを決定することと、
前記地形ラインからの少なくとも1つのピクセルの深度値の距離に基づいて、水平非障害物推定を決定することと、
前記水平非障害物推定のための信頼性値を含む水平信頼性マップを生成することと
を行うように構成される、[C14]に記載の電子デバイス。
[C17]
前記電子デバイスを備える、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることを行うように構成される前記電子デバイスは、
前記垂直処理と前記水平処理の両方を並列に実行することと、
垂直信頼性マップと水平信頼性マップとに基づいて、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とをマージすることと
を行うように構成される、[C14]に記載の電子デバイス。
[C18]
前記電子デバイスを備える、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることを行うように構成される前記電子デバイスは、
前記深度マップの垂直処理を実行することと、
モデル適合信頼度に基づいて垂直信頼性マップを取得することと、
前記垂直信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別することと、
前記垂直信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して水平処理を実行することと
を行うように構成される、[C14]に記載の電子デバイス。
[C19]
前記電子デバイスを備える、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることを行うように構成される前記電子デバイスは、
前記深度マップの水平処理を実行することと、
深度ヒストグラム距離に基づいて水平信頼性マップを取得することと、
前記水平信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別することと、
前記水平信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して垂直処理を実行することと
を行うように構成される、[C14]に記載の電子デバイス。
[C20]
垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行するための手段と、
水平非障害物推定を決定するために前記深度マップの水平処理を実行するための手段と、
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせるための手段と、
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定の前記組み合せに基づいて非障害物マップを生成するための手段と
を備える、装置。
[C21]
前記垂直処理を実行するための手段は、
前記深度マップをセグメントに分割するための手段、ここにおいて、少なくとも1つのセグメントは、列中のいくつかのピクセルを含む、と、
前記垂直非障害物推定を決定するために少なくとも1つのセグメントのための線形モデルパラメータを推定するための手段と、
前記垂直非障害物推定のための信頼性値を含む垂直信頼性マップを生成するための手段と
を備える、[C20]に記載の装置。
[C22]
前記水平処理を実行するための手段は、
前記深度マップのピクセルの少なくとも1つの行のための深度ヒストグラムを取得するための手段と、
前記深度ヒストグラムから地形ラインを決定するための手段と、
前記地形ラインからの少なくとも1つのピクセルの深度値の距離に基づいて、水平非障害物推定を決定するための手段と、
前記水平非障害物推定のための信頼性値を含む水平信頼性マップを生成するための手段と
を備える、[C20]に記載の装置。
[C23]
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを前記組み合わせるための手段は、
前記垂直処理と前記水平処理の両方を並列に実行するための手段と、
垂直信頼性マップと水平信頼性マップとに基づいて、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とをマージするための手段と
を備える、[C20]に記載の装置。
[C24]
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを前記組み合わせるための手段は、
前記深度マップの垂直処理を実行するための手段と、
モデル適合信頼度に基づいて垂直信頼性マップを取得するための手段と、
前記垂直信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別するための手段と、
前記垂直信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して水平処理を実行するための手段と
を備える、[C20]に記載の装置。
[C25]
前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを前記組み合わせるための手段は、
前記深度マップの水平処理を実行するための手段と、
深度ヒストグラム距離に基づいて水平信頼性マップを取得するための手段と、
前記水平信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別するための手段と、
前記水平信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して垂直処理を実行するための手段と
を備える、[C20]に記載の装置。
[C26]
その上に命令を有する非一時的有形コンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品であって、前記命令は、
電子デバイスに、垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行させるためのコードと、
前記電子デバイスに、水平非障害物推定を決定するために前記深度マップの水平処理を実行させるためのコードと、
前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせさせるためのコードと、
前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定の前記組み合せに基づいて非障害物マップを生成させるためのコードと
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C27]
前記電子デバイスに、垂直処理を実行させるための前記コードは、
前記電子デバイスに、前記深度マップをセグメントに分割させるためのコード、ここにおいて、少なくとも1つのセグメントは、列中のいくつかのピクセルを含む、と、
前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定を決定するために少なくとも1つのセグメントのための線形モデルパラメータを推定させるためのコードと、
前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定のための信頼性値を含む垂直信頼性マップを生成させるためのコードと
を備える、[C26]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C28]
前記電子デバイスに、水平処理を実行させるための前記コードは、
前記電子デバイスに、前記深度マップのピクセルの少なくとも1つの行のための深度ヒストグラムを取得させるためのコードと、
前記電子デバイスに、前記深度ヒストグラムから地形ラインを決定させるためのコードと、
前記電子デバイスに、前記地形ラインからの少なくとも1つのピクセルの深度値の距離に基づいて、水平非障害物推定を決定させるためのコードと、
前記電子デバイスに、前記水平非障害物推定のための信頼性値を含む水平信頼性マップを生成させるためのコードと
を備える、[C26]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C29]
前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせさせるための前記コードは、
前記電子デバイスに、前記垂直処理と前記水平処理の両方を並列に実行させるためのコードと、
前記電子デバイスに、垂直信頼性マップと水平信頼性マップとに基づいて、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とをマージさせるためのコードと
を備える、[C26]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C30]
前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせさせるための前記コードは、
前記電子デバイスに、前記深度マップの垂直処理を実行させるためのコードと、
前記電子デバイスに、モデル適合信頼度に基づいて垂直信頼性マップを取得させるためのコードと、
前記電子デバイスに、前記垂直信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別させるためのコードと、
前記電子デバイスに、前記垂直信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して水平処理を実行させるためのコードと
を備える、[C26]に記載のコンピュータプログラム製品。

Claims (26)

  1. 電子デバイスによって実行される方法であって、
    垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行すること、ここにおいて、垂直処理を実行することは、
    前記深度マップをセグメントに分割すること、ここにおいて、少なくとも1つのセグメントは、前記深度マップ中のピクセルの列の一部分である、と、
    前記垂直非障害物推定を決定するために前記少なくとも1つのセグメントのための線形モデルパラメータを推定することと
    を備える、と、
    水平非障害物推定を決定するために前記深度マップの水平処理を実行することと、
    前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることと、
    前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定の前記組み合せに基づいて非障害物マップを生成することと
    を備え、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることは、
    前記垂直処理と前記水平処理の両方を並列に実行することと、
    垂直信頼性マップと水平信頼性マップとに基づいて、前記垂直非障害物推定および水平非障害物推定をマージすることと
    を備える、方法。
  2. 垂直処理を実行することは、
    前記垂直非障害物推定のための信頼性値を含む垂直信頼性マップを生成することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記垂直信頼性マップを決定することは、
    前記推定された線形モデルパラメータと所定の線形モデルパラメータとの間の差に基づいて、所与のセグメントのためのセグメント適合誤差を決定することと、
    前記セグメント適合誤差を垂直推定しきい値と比較することによって、前記所与のセグメントのための信頼性値を決定することと、
    前記所与のセグメントのための前記信頼性値を前記所与のセグメント中の少なくとも1つのピクセルに適用することと
    を備える、請求項2に記載の方法。
  4. 前記所定の線形モデルパラメータは、複数の道路状態モデルの中から選択され、前記複数の道路状態モデルは、線形モデルパラメータの対応するセットを有する、
    請求項3に記載の方法。
  5. 水平処理を実行することは、
    前記深度マップのピクセルの少なくとも1つの行のための深度ヒストグラムを取得することと、
    前記深度ヒストグラムから地形ラインを決定することと、
    前記地形ラインからの少なくとも1つのピクセルの深度値の距離に基づいて、水平非障害物推定を決定することと、
    前記水平非障害物推定のための信頼性値を含む水平信頼性マップを生成することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記水平信頼性マップを生成することは、
    所与のピクセルの前記深度値が前記深度ヒストグラムのモードの範囲内にあるかどうかを決定することを備え、前記所与のピクセルは、前記所与のピクセルの前記深度値が前記深度ヒストグラムの前記モードの前記範囲内にあるとき、高い信頼性値を有する、
    請求項5に記載の方法。
  7. 所与のピクセルは、前記非障害物マップ中の非障害物エリアとして識別され、ここで、前記垂直信頼性マップと前記水平信頼性マップの両方は、前記所与のピクセルのための高い信頼性値によって特徴づけられる、
    請求項に記載の方法。
  8. 所与のピクセルは、前記非障害物マップ中の障害物エリアとして識別され、ここで、前記垂直信頼性マップまたは前記水平信頼性マップのうちの少なくとも1つは、前記所与のピクセルのための低い信頼性値によって特徴づけられる、
    請求項に記載の方法。
  9. 所与のピクセルは、前記所与のピクセルの座標に基づいて、前記非障害物マップ中の非障害物エリアまたは障害物エリアとして識別され、ここで、前記垂直信頼性マップと前記水平信頼性マップとは、前記所与のピクセルのための異なる信頼性値によって特徴づけられる、
    請求項に記載の方法。
  10. 前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることは、
    前記深度マップの垂直処理を実行することと、
    モデル適合信頼度に基づいて垂直信頼性マップを取得することと、
    前記垂直信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別することと、
    前記垂直信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して水平処理を実行することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  11. 前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることは、
    前記深度マップの水平処理を実行することと、
    深度ヒストグラム距離に基づいて水平信頼性マップを取得することと、
    前記水平信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別することと、
    前記水平信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して垂直処理を実行することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  12. 前記非障害物マップは、物体検出アルゴリズムまたは車線検出アルゴリズムのうちの少なくとも1つによって使用される関心領域を識別する際に使用される、
    請求項1に記載の方法。
  13. 電子デバイスであって、前記電子デバイスは、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
    前記メモリに記憶された命令と
    を備え、前記命令は、
    垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行すること、ここにおいて、垂直処理を実行することを行うように前記プロセッサによって実行可能である前記命令は、
    前記深度マップをセグメントに分割すること、ここにおいて、少なくとも1つのセグメントは、前記深度マップ中のピクセルの列の一部分である、と、
    前記垂直非障害物推定を決定するために前記少なくとも1つのセグメントのための線形モデルパラメータを推定することと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能である命令を備える、と、
    水平非障害物推定を決定するために前記深度マップの水平処理を実行することと、
    前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることと、
    前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定の前記組み合せに基づいて非障害物マップを生成することと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能であり、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることを行うように実行可能な命令は、
    前記垂直処理と前記水平処理の両方を並列に実行することと、
    垂直信頼性マップと水平信頼性マップとに基づいて、前記垂直非障害物推定および水平非障害物推定をマージすることと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能である、電子デバイス。
  14. 直処理を実行することを行うように前記プロセッサによって実行可能である命令は、
    前記垂直非障害物推定のための信頼性値を含む垂直信頼性マップを生成することを行うように前記プロセッサによって実行可能である命令をさらに備える、請求項13に記載の電子デバイス。
  15. 平処理を実行することを行うように前記プロセッサによって実行可能である命令は、
    前記深度マップのピクセルの少なくとも1つの行のための深度ヒストグラムを取得することと、
    前記深度ヒストグラムから地形ラインを決定することと、
    前記地形ラインからの少なくとも1つのピクセルの深度値の距離に基づいて、水平非障害物推定を決定することと、
    前記水平非障害物推定のための信頼性値を含む水平信頼性マップを生成することと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能である命令を備える、請求項13に記載の電子デバイス。
  16. 記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることを行うように前記プロセッサによって実行可能である命令は、
    前記深度マップの垂直処理を実行することと、
    モデル適合信頼度に基づいて垂直信頼性マップを取得することと、
    前記垂直信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別することと、
    前記垂直信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して水平処理を実行することと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能である命令を備える、請求項13に記載の電子デバイス。
  17. 記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせることを行うように前記プロセッサによって実行可能である命令は、
    前記深度マップの水平処理を実行することと、
    深度ヒストグラム距離に基づいて水平信頼性マップを取得することと、
    前記水平信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別することと、
    前記水平信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して垂直処理を実行することと
    を行うように前記プロセッサによって実行可能である命令を備える、請求項13に記載の電子デバイス。
  18. 垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行するための手段、ここにおいて、垂直処理を実行するための手段は、
    前記深度マップをセグメントに分割するための手段、ここにおいて、少なくとも1つのセグメントは、前記深度マップ中のピクセルの列の一部分である、と、
    前記垂直非障害物推定を決定するために前記少なくとも1つのセグメントのための線形モデルパラメータを推定するための手段と
    を備える、と、
    水平非障害物推定を決定するために前記深度マップの水平処理を実行するための手段と、
    前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせるための手段と、
    前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定の前記組み合せに基づいて非障害物マップを生成するための手段と
    を備え、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせるための手段は、
    前記垂直処理と前記水平処理の両方を並列に実行するための手段と、
    垂直信頼性マップと水平信頼性マップとに基づいて、前記垂直非障害物推定および水平非障害物推定をマージするための手段と
    を備える、装置。
  19. 前記垂直処理を実行するための手段は、
    前記垂直非障害物推定のための信頼性値を含む垂直信頼性マップを生成するための手段をさらに備える、請求項18に記載の装置。
  20. 前記水平処理を実行するための手段は、
    前記深度マップのピクセルの少なくとも1つの行のための深度ヒストグラムを取得するための手段と、
    前記深度ヒストグラムから地形ラインを決定するための手段と、
    前記地形ラインからの少なくとも1つのピクセルの深度値の距離に基づいて、水平非障害物推定を決定するための手段と、
    前記水平非障害物推定のための信頼性値を含む水平信頼性マップを生成するための手段と
    を備える、請求項18に記載の装置。
  21. 前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを前記組み合わせるための手段は、
    前記深度マップの垂直処理を実行するための手段と、
    モデル適合信頼度に基づいて垂直信頼性マップを取得するための手段と、
    前記垂直信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別するための手段と、
    前記垂直信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して水平処理を実行するための手段と
    を備える、請求項18に記載の装置。
  22. 前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを前記組み合わせるための手段は、
    前記深度マップの水平処理を実行するための手段と、
    深度ヒストグラム距離に基づいて水平信頼性マップを取得するための手段と、
    前記水平信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別するための手段と、
    前記水平信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して垂直処理を実行するための手段と
    を備える、請求項18に記載の装置。
  23. コンピュータ実行可能コードを備えるコンピュータ可読記憶体であって、
    電子デバイスに、垂直非障害物推定を決定するために深度マップの垂直処理を実行させるためのコード、ここにおいて、前記電子デバイスに垂直処理を実行させるためのコードは、
    前記電子デバイスに、前記深度マップをセグメントに分割させるためコード、ここにおいて、少なくとも1つのセグメントは、前記深度マップ中のピクセルの列の一部分である、と、
    前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定を決定するために前記少なくとも1つのセグメントのための線形モデルパラメータを推定させるためコードと
    を備える、と、
    前記電子デバイスに、水平非障害物推定を決定するために前記深度マップの水平処理を実行させるためのコードと、
    前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせさせるためのコードと、
    前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定の前記組み合せに基づいて非障害物マップを生成させるためのコードと
    を備え、前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わさせるためコードは、
    前記電子デバイスに、前記垂直処理と前記水平処理の両方を並列に実行させるためコードと、
    前記電子デバイスに、垂直信頼性マップと水平信頼性マップとに基づいて、前記垂直非障害物推定および水平非障害物推定をマージさせるためコードと
    を備える、コンピュータ可読記憶媒体
  24. 前記電子デバイスに、垂直処理を実行させるための前記コードは、

    前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定のための信頼性値を含む垂直信頼性マップを生成させるためのコードをさらに備える、請求項23に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  25. 前記電子デバイスに、水平処理を実行させるための前記コードは、
    前記電子デバイスに、前記深度マップのピクセルの少なくとも1つの行のための深度ヒストグラムを取得させるためのコードと、
    前記電子デバイスに、前記深度ヒストグラムから地形ラインを決定させるためのコードと、
    前記電子デバイスに、前記地形ラインからの少なくとも1つのピクセルの深度値の距離に基づいて、水平非障害物推定を決定させるためのコードと、
    前記電子デバイスに、前記水平非障害物推定のための信頼性値を含む水平信頼性マップを生成させるためのコードと
    を備える、請求項23に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  26. 前記電子デバイスに、前記垂直非障害物推定と前記水平非障害物推定とを組み合わせさせるための前記コードは、
    前記電子デバイスに、前記深度マップの垂直処理を実行させるためのコードと、
    前記電子デバイスに、モデル適合信頼度に基づいて垂直信頼性マップを取得させるためのコードと、
    前記電子デバイスに、前記垂直信頼性マップの信頼できる領域を非障害物エリアとして識別させるためのコードと、
    前記電子デバイスに、前記垂直信頼性マップの信頼できない領域が非障害物エリアであるかどうかを決定するために、前記信頼できない領域に対して水平処理を実行させるためのコードと
    を備える、請求項23に記載のコンピュータ可読記憶媒体
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