JP6794396B2 - 移動通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、基地局を介して通信する移動通信システムに関するものである。
近年の移動通信システムにおけるトラフィックの急増に対応すべく、従来のマクロセル基地局よりもセルが狭いスモールセル基地局の需要が高まっている。スモールセル基地局はトラフィック対策として多局展開されるため、従来のマクロセル基地局のマクロセル内に設置され、異種セルサイズ混在型のヘテロジーニアスセルラネットワーク(HetNet:Heterogeneous Network)構成も想定される。
従来、HetNet構成において受信レベルが低くてもスモールセルへ接続させることでマクロセルへのトラフィックをオフロードさせるCRE(Cell Range Expansion)と呼ばれる技術が知られている(非特許文献1参照)。
K. Kitagawa, T. Yamamoto, and S. Konishi,"Effect of cell range expansion to handover performance for heterogeneous networks in LTE-Advanced systems,"IEICE Transaciotns on communications, vol.E96-B, no.6, pp.1367-1376, June 2013.
上記HetNet構成においてCREの技術を適用すると広域のマクロセルからスモールセルにトラフィックをオフロードさせることができるが、オフロード前の通信端末の初期接続時にマクロセルに一旦接続し、その後にスモールセルにハンドオーバーしてオフロードする必要がある。そのため、マクロセル内に位置する通信端末が多数存在するとマクロセル基地局の負荷が増加するおそれがある。例えば、初期接続時などに多数の通信端末がマクロセル基地局に同時に接続したり、その後、一気にスモールセルへハンドオーバーしたりすると通信端末とマクロセル基地局との間で制御信号が大量に発生し、マクロセル基地局の負荷が増加するおそれがある。
本発明の一態様に係る移動通信システムは、第1セルを形成する第1基地局と、前記第1セルよりもセルサイズが小さい第2セルを前記第1セルに重ね合わせて形成する第2基地局とを備える移動通信システムであって、前記第2基地局は、自局の移動通信ネットワークの識別情報として、ホーム移動通信ネットワークの識別情報を記憶し、前記第1基地局は、自局の移動通信ネットワークの識別情報として、ビジター移動通信ネットワークの識別情報を記憶している。
前記移動通信システムにおいて、前記第1セルは、上空の飛行体に設けられた無線中継装置で形成されるセルであり、前記第2セルは、地上又は海上に配置された基地局で形成されるマクロセル又はスモールセルであってもよい。
また、前記移動通信システムにおいて、前記第1セルは、地上又は海上に配置された基地局で形成されるマクロセルであり、前記第2セルは、地上又は海上に配置された基地局で形成されるスモールセルであってもよい。
本発明によれば、異種セルサイズ混在型の移動通信システムにおける基地局の負荷の増加を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る移動通信システムにおけるHetNet構成の一例を示す説明図。 図1の移動通信システムにおける通信端末のネットワーク接続制御の一例を示すフローチャート。 図1の移動通信システムにおける各基地局からの通信端末の受信レベルの条件の一例を示す説明図。 本発明の他の実施形態に係る移動通信システムにおけるHetNet構成の一例を示す説明図。 図4の移動通信システムにおける通信端末のネットワーク接続制御の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して様々な実施形態について説明する。なお、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ及び位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ及び位置関係のみに限定されるものではない。また、後述において例示する数値は、本発明の好適な例に過ぎず、従って、本発明は例示された数値に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る移動通信システム(携帯電話システム)における異種セルサイズ混在型のヘテロジーニアスセルラネットワーク(HetNet)構成の一例を示す図である。図1において、本実施形態の移動通信システムは、通信端末(以下「端末」という。)10と無線通信可能な複数の基地局として、マクロセル基地局(第1基地局)20及びスモールセル基地局(第2基地局)30A,30Bとを備えている。マクロセル基地局20のマクロセル(第1セル)200内の2箇所にスモールセル基地局30A,30Bの少なくともアンテナが配置されている。
図1の移動通信システムの構成は、マクロセル200内のホットスポット等の多くのトラフィックが集中しているエリアにスモールセル(第2セル)300A,300Bを面的に配置した、トラフィック対策として有効な「HetNet構成」である。本システムではマクロセル200とスモールセル300A,300Bは同一周波数を利用する。特に、高層ビルが立ち並ぶ市街地などでは、高層階の大規模オフィス内でトラフィックが集中的に発生するケースが多々あり、そのような場所にスモールセルを配置する「三次元空間HetNet構成(三次元空間セル構成)」が非常に有効である。
なお、図1の例は、1階層目の第1セルがマクロセルであり、2階層目の第2セルがスモールセルである2階層の階層化セル構成の例であるが、階層間のセルの組み合わせは任意の組み合わせが可能である。例えば、図1において、1階層目の第1セルが後述の人工衛星、HAPS、ドローン等の浮揚体や飛行体に組み込まれた上空中継局で形成される広域セルであり、2階層目の第2セルが広域セルよりも小さいマクロセルであってもよい。また、1階層目の第1セルが上記上空中継局で形成される広域セルであり、2階層目の第2セルが広域セルよりも小さいスモールセルであってもよい。
端末10は、携帯電話機、スマートフォン、移動通信機能を有する携帯パソコン等であり、ユーザ装置(UE)、移動局、移動機、携帯型の通信端末とも呼ばれている。端末10は、マクロセル200内に位置するときには、そのマクロセル200に対応するマクロセル基地局20を介して移動通信網側と通信する。また、端末10は、マクロセル200内で重複しているスモールセル300A,300Bのいずれかに移動すると、スモールセル基地局30A,30Bのいずれかを介して移動通信網側と通信する。
なお、図1において、マクロセル基地局及びスモールセル基地局それぞれの数は任意であり、例えば、マクロセル基地局は1箇所又は3箇所以上に設けてもよいし、スモールセル基地局はマクロセル内において1箇所又は3箇所以上に設けてもよい。また、マクロセル基地局及びスモールセル基地局は互いに時間同期制御されている。
マクロセル基地局20は、移動通信網において屋外に設置されている通常の半径数百m乃至数km程度の広域エリアであるマクロセルをカバーする広域の基地局であり、「マクロセル基地局」、「Macro e−Node B」、「MeNB」等と呼ばれる場合もある。マクロセル基地局20は、他の基地局と例えば有線の通信回線で接続され、所定の通信インターフェースで通信可能になっている。また、マクロセル基地局20は、回線終端装置及び光回線や専用回線などの通信回線を介して移動通信網のコアネットワークに接続され、コアネットワーク上のサーバ装置などの各種ノードとの間で所定の通信インターフェースにより通信可能になっている。
スモールセル基地局30A,30Bはそれぞれ、広域のマクロセル基地局とは異なり、無線通信可能距離が数十m乃至数百m程度であり、一般家庭、店舗、オフィス等の屋内にも設置することができる小容量の基地局である。スモールセル基地局30A,30Bは、移動通信網における広域のマクロセル基地局がカバーするエリアよりも小さなエリアをカバーするように設けられるため「スモールセル基地局」と呼ばれたり、「Small e−Node B」や「Small eNB」と呼ばれたりする場合もある。スモールセル基地局30A,30Bについても、回線終端装置及び光回線や専用回線などの通信回線を介して移動通信網のコアネットワークに接続され、コアネットワーク上のサーバ装置などの各種ノードとの間で所定の通信インターフェースにより通信可能になっている。
マクロセル基地局20及びスモールセル基地局30A,30Bそれぞれと端末10との間の無線通信には、同一無線伝送方式及び同一周波数帯が使用されている。無線伝送方式としては、例えば、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)やCDMA−2000等の第3世代移動通信システム(3G)の通信方式、LTE(Long Term Evolution)やLTE−Advancedの通信方式、第4世代の携帯電話の通信方式、第5世代以降の携帯電話の通信方式などを採用することができる。
端末10は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、無線通信部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることによりマクロセル基地局20及びスモールセル基地局30A,30Bそれぞれとの間の無線通信等を行うことができる。また、マクロセル基地局20及びスモールセル基地局30A,30Bはそれぞれ、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部、無線通信部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより、端末10との間の無線通信やコアネットワーク側との通信を行ったりすることができる。
端末10の記憶部(例えば着脱可能なSIMカードなどの記憶媒体)には、端末10がネットワーク接続制御で用いる各種情報が記憶されている。例えば、端末10の通信サービスの契約時に設定された、接続優先度が高いホーム移動通信ネットワークの識別情報(HPLMN:Home PLMN)、ローミングなどで使用される接続優先度が低いビジター移動通信ネットワークの識別情報(VPLMN:Visited PLMN)、前回の接続時(位置登録時)に最後に接続された移動通信ネットワークの識別情報(RPLMN:Resistered PLMN)などが記憶されている。ここで、PLMNは、通信事業者(キャリア)にあらかじめ割り当てられたホーム移動通信ネットワークの識別情報としての公衆陸上移動体ネットワーク番号である。一つの通信事業者(キャリア)に対して一又は複数のPLMNが割り当てられる。
端末10は、自動車やドローンなどの移動体に組み込まれたモジュール状の移動局であってもよいし、IoT(Internet of Things)向けデバイスの端末装置であってもよい。
図1のHetNet構成の移動通信システムにおいて、端末10の受信レベルが低くてもスモールセルへ接続させることでマクロセル200へのトラフィックをスモールセル300A,300BにオフロードさせるCREの技術がある。図1の例では、CREによりスモールセル300A'をスモールセル300Aまで広げることにより、マクロセル200からスモールセル300Aにトラフィックをオフロードさせることができる。しかしながら、従来のように端末10の電源ON時にマクロセル200へ一旦接続する必要がある場合、多数の端末10が存在するとマクロセル200のキャパシティの問題がある。例えば、大量の端末10が一度にマクロセル200に接続し、その後一気にスモールセル300A,300Bへハンドオーバーすると制御信号が大量に発生する。
そこで、本実施形態では、端末10の電源ON時にマクロセル200へ初期接続するのではなく、セルサイズが小さいスモールセル300A,300Bに優先的に初期接続するように、端末10のセルサーチ時に各基地局から報知される報知情報に含まれる通信事業者(キャリア)を区別するための移動通信ネットワークの識別情報(PLMN:公衆陸上移動体ネットワーク番号)を設定している。
例えば、同一の通信事業者(キャリア)に割り当てられた複数のPLMNのうち、端末10からの接続の優先度が高いホーム移動通信ネットワークの識別情報(HPLMN)をスモールセル基地局30A,30Bに設定して記憶させ、端末10からの接続の優先度が低いビジター移動通信ネットワークの識別情報(VPLMN)をマクロセル基地局20に設定して記憶させている。これにより、スモールセル300A,300Bの受信レベルが接続基準レベルよりも大きい条件下であれば、スモールセル300A,300Bの受信レベルがマクロセル200よりも低くても、端末10は、HPLMNが設定されたスモールセル300A,300Bに接続するように制御される。
図2は、本実施形態の移動通信システムにおける端末10のネットワーク接続制御の一例を示すフローチャートであり、図3は、本実施形態の移動通信システムにおける各基地局20,30A,30Bからの端末10の受信レベルの条件の一例を示す説明図である。なお、図2のネットワーク接続制御は、3GPPの標準規格(3GPP TS36.304 V11.0.7(2015−12)及び3GPP TS23.1224 V15.2.0(2017−12)参照)に準拠したものである。
図2において、端末10の電源をオンすると、端末10は、対応している周波数帯域をスキャンし、その端末10の位置しているエリアにセルを形成している周辺の基地局からの報知情報(例えば、PLMN、セルIDなどを含む情報)を受信し、周辺のすべての基地局をリストアップする(S101)。
次に、端末10は、周辺の基地局のリスト中に、SIMに記憶されているRPLMNに対応する基地局があるか否かを判断し(S102)、RPLMNに対応する基地局がある場合は、その受信レベルS(RPLMN)が所定の接続基準レベルS0よりも大きいか否かを判断する(S103)。
ここで、周辺の基地局のリスト中にRPLMNに対応する基地局があり(S102でYES)、その受信レベルS(RPLMN)が所定の接続基準レベルS0よりも大きい場合(S103でYES)、端末10は、前回の接続時(位置登録時)に最後の接続した基地局を選択して初期接続処理する(S104)。
一方、周辺の基地局のリスト中にRPLMNに対応する基地局がない場合(S102でNO)、又は、その受信レベルS(RPLMN)が接続基準レベルS0以下の場合(S103でNO)、端末10は、SIMに記憶されているHPLMNに対応するスモールセル基地局があるか否かを判断し(S105)、HPLMNに対応するスモールセル基地局がある場合は、スモールセル基地局からの受信レベルS(HPLMN)が接続基準レベルS0よりも大きいか否かを判断する(S106)。
ここで、周辺の基地局のリスト中にHPLMNに対応するスモールセル基地局があり(S105でYES)、その受信レベルS(HPLMN)が図3中の条件1〜条件3に示すように接続基準レベルS0よりも大きい場合(S106でYES)、端末10は、HPLMNに対応するPLMNが設定されているスモールセル基地局30A(又は30B)を選択して初期接続処理する(S107)。
一方、周辺の基地局のリスト中にHPLMNに対応するスモールセル基地局がない場合(S105でNO)、又は、その受信レベルS(HPLMN)が接続基準レベルS0以下の場合(S106でNO)、端末10は、SIMに記憶されているVPLMNに対応するマクロセル基地局があるか否かを判断し(S108)、VPLMNに対応するマクロセル基地局がある場合は、マクロセル基地局からの受信レベルS(VPLMN)が接続基準レベルS0よりも大きいか否かを判断する(S109)。
ここで、周辺の基地局のリスト中にVPLMNに対応するマクロセル基地局があり(S108でYES)、その受信レベルS(VPLMN)が図3中の条件4に示すように接続基準レベルS0よりも大きい場合(S109でYES)、端末10は、VPLMNに対応するPLMNが設定されているマクロセル基地局20を選択して初期接続処理する(S110)。
一方、周辺の基地局のリスト中にVPLMNに対応するマクロセル基地局がない場合(S108でNO)、又は、その受信レベルS(VPLMN)が接続基準レベルS0以下の場合(S109でNO)、端末10は、ネットワーク接続処理を行わないで圏外の状態になる(S111)。
以上、図1〜図3の実施形態によれば、端末10の電源オン時においてセルサイズが小さいスモールセル基地局30A,30Bに対して優先的に初期接続し、セルサイズが大きく多数の端末が位置する可能性が高いマクロセル基地局20への初期接続を回避することができるので、マクロセル基地局20の負荷の増加を抑制することができる。
なお、図2の接続処理制御において、RPLMNに関する制御ステップS102〜S104は省略してもよい。
図4は、本発明の他の実施形態に係る移動通信システムにおけるHetNet構成の一例を示す図である。なお、図4において、前述の図1と共通する部分については同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
一般のマクロセル基地局20やスモールセル基地局30は地上に設置されているが、人工衛星71、ソーラプレーン型のHAPS(「高高度疑似衛星」、「高高度プラットフォーム局」)72、飛行船型のHAPS73、ドローン74、気球75、飛行機など、様々な高度に浮揚する浮揚体や飛行体などの機体70に、上空中継局700を搭載してもよい。機体70は、バッテリー及び太陽光発電システム等を備えてもよい。
上空中継局700は、例えば、端末10との間でサービスリンクの無線通信を行うサービスリンク通信部と、地上又は海上に設けられたゲート局(「ゲートウェイ局」、「GW局」、「リピータ親機」、「フィーダ局」ともいう。)80との間でフィーダリンクの無線通信を行うフィーダリンク通信部とを備える。上空中継局700は、ゲート局80を介して第1基地局としての基地局60と通信することができる。そして、機体70に搭載された上空中継局700により、マクロセル200よりも大きい二次元又は三次元の第1セルとしての広域セル701を形成することができる。
図4のHetNet構成は、第一階層の第1セルが広域セル701であり、その広域セル701に含まれる地上の第2階層の第2セルがマクロセル200であり、そのマクロセル200に含まれる第3階層の第3セルがスモールセル300である階層化セル構成の例である。
上空中継局700とゲート局80との間のフィーダリンクの中継周波数f1としては、上空中継局700と広域セル701内の端末10との通信で使用するサービスリンクの周波数f2とは異なる周波数を用いてもよい。
上空中継局700を搭載する機体70は、例えば、自律制御又は外部から制御により地面又は海面から100[km]以下の高高度の空域(浮揚空域)に浮遊あるいは飛行して位置するように制御されてもよい。機体70の位置する空域は、例えば、高度が11[km]以上及び50[km]以下の成層圏の空域であってもよい。この空域は、気象条件が比較的安定している高度15[km]以上25[km]以下の空域であってもよく、特に高度がほぼ20[km]の空域であってもよい。
図5は、図4の移動通信システムにおける通信端末のネットワーク接続制御の一例を示すフローチャートである。なお、図5中のステップS201〜S207については、前述の図2中のステップS101〜S107と同様であるため、説明を省略する。また、図5の接続処理制御においても、RPLMNに関する制御ステップS202〜S204は省略してもよい。
図5の例では、同一の通信事業者(キャリア)に割り当てられた複数のPLMNのうち、端末10からの接続の優先度が最も高いホーム移動通信ネットワークの識別情報(HPLMN)をスモールセル基地局30に設定して記憶させ、端末10からの接続の優先度が次に高い第1ビジター移動通信ネットワークの識別情報(VPLMN1)をマクロセル基地局20に設定して記憶させている。更に、端末10からの接続の優先度が最も低い第2ビジター移動通信ネットワークの識別情報(VPLMN2)を、上空中継局700を介して広域セル701を形成する基地局60に設定して記憶させている。これにより、スモールセル300の受信レベルが接続基準レベルよりも大きい条件下であれば、スモールセル300の受信レベルがマクロセル200や広域セル701よりも低くても、端末10は、HPLMNが設定されたスモールセル300に接続するように制御される。また、スモールセル300の受信レベルが接続基準レベル以下であり且つマクロセル200の受信レベルが接続基準レベルよりも大きい条件下であれば、マクロセル200の受信レベルが広域セル701よりも低くても、端末10は、VPLMN1が設定されたマクロセル200に接続するように制御される。
図5において、周辺の基地局のリスト中にHPLMNに対応するスモールセル基地局がない場合(S205でNO)、又は、その受信レベルS(HPLMN)が接続基準レベルS0以下の場合(S206でNO)、端末10は、SIMに記憶されているVPLMN1に対応するマクロセル基地局があるか否かを判断し(S208)、VPLMN1に対応するマクロセル基地局がある場合は、マクロセル基地局からの受信レベルS(VPLMN1)が接続基準レベルS0よりも大きいか否かを判断する(S209)。
ここで、周辺の基地局のリスト中にVPLMN1に対応するマクロセル基地局があり(S208でYES)、その受信レベルS(VPLMN1)が接続基準レベルS0よりも大きい場合(S209でYES)、端末10は、VPLMN1に対応するPLMNが設定されているマクロセル基地局20を選択して初期接続処理する(S210)。
一方、周辺の基地局のリスト中にVPLMN1に対応するマクロセル基地局がない場合(S208でNO)、又は、その受信レベルS(VPLMN1)が接続基準レベルS0以下の場合(S209でNO)、端末10は、SIMに記憶されているVPLMN2に対応する基地局60があるか否かを判断し(S211)、VPLMN2に対応する基地局60がある場合は、その基地局60から上空中継局700を介した受信レベルS(VPLMN2)が接続基準レベルS0よりも大きいか否かを判断する(S212)。
ここで、周辺の基地局のリスト中にVPLMN2に対応する基地局60があり(S211でYES)、その受信レベルS(VPLMN2)が接続基準レベルS0よりも大きい場合(S212でYES)、端末10は、VPLMN2に対応するPLMNが設定されている基地局60を選択して初期接続処理する(S213)。
一方、周辺の基地局のリスト中にVPLMN2に対応する基地局60がない場合(S211でNO)、又は、その受信レベルS(VPLMN2)が接続基準レベルS0以下の場合(S212でNO)、端末10は、ネットワーク接続処理を行わないで圏外の状態になる(S214)。
以上、図4及び図5の実施形態によれば、端末10の電源オン時においてセルサイズが小さいスモールセル基地局30に対して優先的に初期接続し、セルサイズが大きく多数の端末が位置する可能性が高いマクロセル基地局20への初期接続や、更に多数の端末が位置する可能性が高い広域セル701を形成する基地局60への初期接続を回避することができるので、マクロセル基地局20や基地局60の負荷の増加を抑制することができる。
また、図4及び図5の実施形態によれば、端末10の電源オン時においてスモールセル基地局30からの受信レベルが接続基準レベルよりも低い場合、マクロセル基地局20に対して優先的に初期接続し、多数の端末が位置する可能性が高い広域セル701を形成する基地局60への初期接続を回避することができるので、基地局60の負荷の増加を抑制することができる。
なお、本明細書で説明された処理工程並びに通信システム、無線装置、基地局、上空中継局、無線中継局(フィーダ局)及び端末(ユーザ装置、移動局、移動機)の構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの処理工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、各種の無線通信装置、無線中継装置、NodeB、サーバ、ゲートウェイ、交換機、コンピュータ、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、上記構成要素を実現するために用いられる手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
10 通信端末(端末、移動局)
20 マクロセル基地局
200 マクロセル
30,30A,30B スモールセル基地局
300,300A,300B スモールセル
60 広域セル用の基地局
70 上空の機体
700 上空中継局
701 広域セル
80 ゲート局

Claims (3)

  1. 第1セルを形成する第1基地局と、前記第1セルよりもセルサイズが小さい第2セルを前記第1セルに重ね合わせて形成する第2基地局とを備える移動通信システムであって、
    同一の通信事業者に対して、前記第1セル及び前記第2セルが重ね合わされて形成されている階層化セル構成のエリアにおける端末から基地局を介した移動通信ネットワークへの接続時に用いられる移動通信ネットワーク識別情報として、前記端末からの接続の優先度が高いホーム移動通信ネットワークの識別情報(HPLMN)と、前記端末からの接続の優先度が前記ホーム移動通信ネットワークの識別情報(HPLMN)よりも低いビジター移動通信ネットワークの識別情報(VPLMN)と、が割り当てられ、
    前記階層化セル構成のエリアにおいて第1セルよりも小さい第2セルを形成する第2基地局は、自局を介した端末から移動通信ネットワークへの接続開始時に前記第2基地局から前記端末に報知される自局の移動通信ネットワーク識別情報として、前記同一の通信事業者に割り当てられた前記ホーム移動通信ネットワークの識別情報(HPLMN)を記憶し、
    前記階層化セル構成のエリアにおいて第2セルよりも大きい第1セルを形成する第1基地局は、前記階層化セル構成のエリアにおける自局を介した端末から移動通信ネットワークへの接続開始時に前記第1基地局から前記端末に報知される自局の移動通信ネットワーク識別情報として、前記同一の通信事業者に割り当てられた前記ビジター移動通信ネットワークの識別情報(VPLMN)を記憶し
    前記階層化セル構成のエリアに位置する端末のセルサーチ時に前記第2基地局から前記端末に報知された前記同一の通信事業者のホーム移動通信ネットワークの識別情報(HPLMN)は前記端末のネットワーク接続制御情報における接続優先度が高いホーム移動通信ネットワークの識別情報(HPLMN)として、前記端末に記憶され、前記同一の通信事業者の前記第2セルへの初期接続に用いられ、
    前記階層化セル構成のエリアに位置する端末のセルサーチ時に前記第1基地局から前記端末に報知された前記同一の通信事業者のビジター移動通信ネットワークの識別情報(VPLMN)は、前記端末のネットワーク接続制御情報における接続優先度が低いビジター移動通信ネットワークの識別情報(VPLMN)として、前記端末に記憶され、前記同一の通信事業者の前記第1セルへの初期接続に用いられる、ことを特徴とする移動通信システム。
  2. 請求項1の移動通信システムにおいて、
    前記第1セルは、上空の飛行体に設けられた無線中継装置と地上との間の空間に形成され端末が前記無線中継装置と無線通信可能なエリアである広域セルであり、
    前記第2セルは、地上に配置された基地局で形成されるマクロセル又はスモールセルであることを特徴とする移動通信システム。
  3. 請求項1の移動通信システムにおいて、
    前記第1セルは、地上に配置された基地局で形成されるマクロセルであり、
    前記第2セルは、地上に配置された基地局で形成されるスモールセルであることを特徴とする移動通信システム。
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