JP6793239B1 - 小型カメラ及びカメラレンズ保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型カメラにおいて、カメラ本体からレンズ鏡筒が脱落するのを防止する。【解決手段】小型カメラ1は、筒状に形成され、内側にレンズ42を収納し、基端側に第1のネジ部が形成されたレンズ鏡筒41と、固体撮像素子22を内部に収納し、前記レンズ鏡筒41の前記第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が形成され、当該第2のネジ部に前記第1のネジ部が螺合した状態で、前記レンズ42からの光を前記固体撮像素子22に導く開口が形成されたカメラ本体2と、前記カメラ本体2に取り付けられた状態で、前記レンズ鏡筒41の前記螺合が緩む方向の回転を防止するように形成されたカメラレンズ保持具5とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、小型カメラのカメラ本体からレンズ鏡筒が脱落するのを防止できるようにした小型カメラ及びカメラレンズ保持具に関する。
近年、固体撮像素子の小型高性能化により、スマートフォン、インターフォンや監視カメラ等のさまざまな分野で、小型カメラが普及してきている。
このような小型カメラ(デジタルカメラモジュール)では、特許文献1に示す様に、レンズ鏡筒にレンズを収納し、カメラ本体のハウジングに固体撮像素子を収納し、カメラ本体側の雌ねじ部に、レンズ鏡筒に形成した雄ネジ部を螺入して螺合することで、レンズ鏡筒をカメラ本体に取り付ける構造が一般的になっている。
特開2014−194558号公報
特許文献1に記載の従来の小型カメラでは、ネジ部の螺合によりレンズ鏡筒がカメラ本体に取り付けられているので、取り付けの角度や外部からの振動(例えば、地震、車両の揺れ)や人体の接触(例えば、子供がレンズ鏡筒を指で触る)等によりネジ部の螺合が緩み、カメラ本体からレンズ鏡筒が回転しピントがずれる、または脱落するという問題があった。
本発明は、小型カメラにおいて、カメラ本体からレンズ鏡筒が回転・脱落するのを防止できる小型カメラ及びカメラレンズ保持具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明の小型カメラは、筒状に形成され、内側にレンズを収納し、基端側に第1のネジ部が形成されたレンズ鏡筒と、固体撮像素子を内部に収納し、前記レンズ鏡筒の前記第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が形成され、当該第2のネジ部に前記第1のネジ部が螺合した状態で、前記レンズからの光を前記固体撮像素子に導く開口が形成されたカメラ本体と、前記カメラ本体に取り付けられた状態で、前記レンズ鏡筒の前記螺合が緩む方向の回転を防止するように形成されたカメラレンズ保持具とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明の小型カメラは、請求項1に記載の小型カメラであって、前記第1のネジ部は、雄ネジ部であり、前記第2のネジ部は、雌ネジ部であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明の小型カメラは、請求項1又は2に記載の小型カメラであって、前記カメラレンズ保持具は、前記螺合が緩む方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力が、前記螺合が締まる方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明の小型カメラは、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の小型カメラであって、前記カメラレンズ保持具は、弾性を有する素材で形成され、裏面が前記カメラ本体に取り付けられ、前記レンズ鏡筒が接触した状態で挿入される貫通部を有し、当該貫通部の内面に切込みが形成され、当該切込みにより、前記螺合が緩む方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力が、前記螺合が締まる方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力よりも大きくなることを特徴とする。
請求項5に記載の発明の小型カメラは、請求項4に記載の小型カメラであって、前記カメラレンズ保持具に形成された前記貫通部は、前記レンズ鏡筒の回転軸方向から見て、四角形状に形成され、当該四角形状の四隅に前記切込みが形成され、前記切込みの深さ方向は、前記螺合が緩む方向に形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明の小型カメラは、請求項5に記載の小型カメラであって、前記カメラレンズ保持具の前記切込みは、前記貫通部の中間部から前記カメラレンズ保持具の表面に掛けて、底が拡開方向に傾けて形成されていることを特徴とする請求項5に記載の小型カメラ。
請求項7に記載の発明のカメラレンズ保持具は、筒状に形成され、内側にレンズを収納し、基端側に第1のネジ部が形成されたレンズ鏡筒と、固体撮像素子を内部に収納し、前記レンズ鏡筒の前記第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が形成され、当該第2のネジ部に前記第1のネジ部が螺合した状態で、前記レンズからの光を前記固体撮像素子に導く開口が形成されたカメラ本体と、を備える小型カメラに用いられるカメラレンズ保持具であって、前記カメラ本体に取り付けられた状態で、前記レンズ鏡筒の前記螺合が緩む方向の回転を防止するように形成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明のカメラレンズ保持具は、請求項7に記載のカメラレンズ保持具であって、前記螺合が緩む方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力が、前記螺合が締まる方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明のカメラレンズ保持具は、請求項7又は8に記載のカメラレンズ保持具であって、弾性を有する素材で形成され、裏面が前記カメラ本体に取り付けられ、前記レンズ鏡筒が接触した状態で挿入される貫通部を有し、当該貫通部の内面に切込みが形成され、当該切込みにより、前記螺合が緩む方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力が、前記螺合が締まる方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力よりも大きくなることを特徴とする。
請求項10に記載の発明のカメラレンズ保持具は、請求項9に記載のカメラレンズ保持具であって、前記貫通部は、前記レンズ鏡筒の回転軸方向から見て、四角形状に形成され、当該四角形状の四隅に前記切込みが形成され、前記切込みの深さ方向は、前記螺合が緩む方向に形成されていることを特徴とする具。
請求項11に記載の発明のカメラレンズ保持具は、請求項10に記載のカメラレンズ保持具であって、前記切込みは、前記貫通部の中間部から前記カメラレンズ保持具の表面に掛けて、底が拡開方向に傾けて形成されていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明の小型カメラは、筒状に形成され、内側にレンズを収納し、基端側に第1のネジ部が形成されたレンズ鏡筒と、固体撮像素子を内部に収納し、前記レンズ鏡筒の前記第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が形成され、当該第2のネジ部に前記第1のネジ部が螺合した状態で、前記レンズからの光を前記固体撮像素子に導く開口が形成されたカメラ本体と、前記カメラ本体に取り付けられた状態で、前記レンズ鏡筒の回転を防止するように形成されたカメラレンズ保持具と、を備えることを特徴とする。
本発明における小型カメラ及びカメラレンズ保持具によって、小型カメラにおいて、カメラ本体からレンズ鏡筒が回転・脱落するのを防止することができるようになった。
本発明の第1の実施の形態にかかる小型カメラの全体構成を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる小型カメラの全体構成を示す組み立てた状態の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態にかかるカメラレンズ保持具の正面図及び断面図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる小型カメラの回路構成を示すブロック図である。
<本発明の第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態にかかる小型カメラ及びカメラレンズ保持具を、図面に基づいて説明する。
<小型カメラの全体構成> まず、本発明の第1の実施の形態にかかる小型カメラの構造について説明する。 図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる小型カメラの全体構成を示し、図1(a)は小型カメラの正面側斜め方向から見た分解斜視図であり、図1(b)は小型カメラの背面側斜め方向から見た分解斜視図である。
図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる小型カメラの全体構成を示し、図2(a)は小型カメラの正面側斜め方向から見た組み立てた状態の斜視図であり、図2(b)は小型カメラの背面側斜め方向から見た組み立てた状態の斜視図である。
図1(a)に示すように、小型カメラ1は、カメラ本体2、カメラ駆動部3、レンズユニット4、カメラレンズ保持具5、及び外付ヒートシンク6とから構成される。 カメラ本体2は、本体ヒートシンク21と、固体撮像素子22を実装したフレキシブル配線板23の一端側と、ハウジング24とを組み立てたものである。
本体ヒートシンク21(図1(a)参照)の一方の板面には、固体撮像素子22を実装したフレキシブル配線板23の一端側を取り付け固定するとともに、フレキシブル配線板23の一端側覆うハウジング24を取り付け固定している。
固体撮像素子22は、CCD(Charge Coupled Device )イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )センサを用いている。
本体ヒートシンク21の外側に延出するフレキシブル配線板23の他端側には、カメラ駆動部3が取り付けられている。
ハウジング24の正面側には、固体撮像素子22を露出させる円形の開口部25が形成されている。開口部25の内周には、後述のレンズ鏡筒41の雄ネジ部43と螺合する雌ネジ部26が形成されている。
レンズユニット4は、レンズ鏡筒41と複数のレンズ42(図4参照)によって構成されている。 複数のレンズ42は、レンズ鏡筒41の内側に取り付けられる。前記レンズ鏡筒41の基端側の外周には、ハウジング24の雌ネジ部26と螺合する雄ネジ部43が形成されている。
ハウジング24の開口部25は、雌ネジ部26にレンズ鏡筒41の雄ネジ部43が螺合した状態で、複数のレンズ42からの光を前記固体撮像素子22に導く。
カメラレンズ保持具5は、弾性を有する素材(例えばゴム、ウレタン、スポンジ等)を円盤状に形成したものである。また、カメラレンズ保持具5は、レンズ鏡筒41が接触した状態で挿入される四角形状の貫通部51を有している。貫通部51の四隅には、切込み52が形成されている。
図1(b)に示すように、カメラレンズ保持具5の裏面には、両面粘着テープ53が貼り付けられている。カメラレンズ保持具5は、両面粘着テープ53により裏面がカメラ本体2に取り付けられる。
本体ヒートシンク21の裏面には、外付ヒートシンク6の四角形の板状部61の一方の面が取り付けられ。
外付ヒートシンク6は、熱伝導性のよい金属を素材で形成されている。外付ヒートシンク6の板状部61の他方の面には、複数の放熱フィン62が形成されている。
図2(a)にし雌小型カメラ1を組み立てた状態では、カメラレンズ保持具5の四角形状の貫通部51にレンズ鏡筒41が接触した状態で挿入され、レンズ鏡筒41の先端面とカメラレンズ保持具5の表面は面一に状態になる。
図2(b)に示す小型カメラ1を組み立てた状態では、カメラレンズ保持具5の裏面と、本体ヒートシンク21(図1(b)参照)の他方の面は、カメラレンズ保持具5の弾性線形により面一の状態となって、外付ヒートシンク6の一方の面が取り付けられる。これにより、固体撮像素子22(図1(a)参照)から発生した熱は、本体ヒートシンク21を介して外付ヒートシンク6によって効率よく外部に放熱される。
<カメラレンズ保持具の構造> 次に、図3を用いて、本発明の第1の実施の形態にかかるカメラレンズ保持具の構造について説明する。
図3は、図1及び図2に示した本発明の第1の実施の形態にかかるカメラレンズ保持具を示し、図3(a)はカメラレンズ保持具の正面図であり、図3(b)は図3(a)のA−A線断面図である。
図3(a)に示すように、カメラレンズ保持具5に形成された貫通部51は、前記レンズ鏡筒41の回転軸方向から見て、四角形状に形成され、当該四角形状の四隅に前記切込み52が形成されている。
前記切込み52の深さ方向は、貫通部51の4方向の内壁に沿って、ハウジング24の雌ネジ部26とレンズ鏡筒41の雄ネジ部43の螺合が緩む方向(左回り方向)に形成されている。
図3(b)に示すように、記カメラレンズ保持具5の前記切込み52は、貫通部51の中間部からカメラレンズ保持具5の表面に掛けて、底が拡開方向に傾けて形成されている。
ここで、カメラレンズ保持具5の貫通部51にレンズ鏡筒41が挿入された状態で、レンズ鏡筒41が雌ネジ部26と雄ネジ部43の螺合が緩む方向(レンズ鏡筒41の正面側から見て左回り)に回転すると、レンズ鏡筒41の側面に接触する貫通部51の壁面は、切込み52が開くことで螺合が緩む方向に引きずられ、レンズ鏡筒41と接触する部分より螺合が緩む側(レンズ鏡筒41の正面側から見て左回り側)が貫通部51の内側に向けて膨出変形し、レンズ鏡筒41の側面に螺合が締まる方向の強い反発力を与える。
従って、レンズ鏡筒41は、螺合が緩む方向に回転すると、カメラレンズ保持具5から螺合が締まる方向の強い反発力が与えられることになる。
一方、カメラレンズ保持具5の貫通部51にレンズ鏡筒41が挿入された状態で、レンズ鏡筒41が雌ネジ部26と雄ネジ部43の螺合が締まる方向(レンズ鏡筒41の正面側から見て右回り)に回転すると、レンズ鏡筒41の側面に接触する貫通部51の壁面は、切込み52が開くことなく螺合が緩む方向に引きずられるので、膨出変形があまり発生せず、レンズ鏡筒41の側面に加わる螺合が緩む方向の反発力は低くなる。
従って、レンズ鏡筒41は、螺合が締まる方向に回転すると、カメラレンズ保持具5から螺合が緩む方向の弱い反発力が加えられることになる。
結果的に、小型カメラ1が振動して、カメラ本体2からレンズ鏡筒41が左右交互に回転した場合、螺合が緩む方向の反発力より、螺合が締まる方向の反発力が大きくなるため、レンズ鏡筒41が螺合の緩む方向に回転することがなく、カメラ本体2からレンズ鏡筒41が回転・脱落するのを防止することができる。このことは、レンズ鏡筒41に人体が接触した場合も同様である。
<小型カメラの回路構成> 図4は、本発明の第1の実施の形態にかかる小型カメラの回路構成を示すブロック図である。
図4において、レンズユニット4のレンズ鏡筒41の内側に取り付けた複数のレンズ41は、トリプレット構成となっており、被写体からの光をカメラ本体2に設けられた個体撮像素子22の受光面に結像する。
個体撮像素子22は、カメラ駆動部3の制御回路31により駆動され、複数の画素で受光した光を光電変換して変換し、変換した電荷をカメラ駆動部3の制御回路31に転送する。
カメラ制御部3は、制御回路31と、バッテリ32と、電源回路33と、SDカード34と、マイクロ通信部35とから構成される。
電源回路33は、バッテリ32からの電力を用いて、直流定電圧の電源電圧を生成し、制御回路31及びマイクロ通信部35に供給する。
制御回路31は、個体撮像素子22からの電荷に基づいて画像データを生成して、マイクロSDカード34に保存するとともに、通信部35によりスマートフォン、無線ローカルLAN、パソコン等に送信する。
以下、このような本発明の実施の形態の構成及び作用を纏めて説明すると、本発明の第1の実施の形態にかかる小型カメラ1は、筒状に形成され、内側にレンズ42を収納し、基端側に第1のネジ部が形成されたレンズ鏡筒41と、固体撮像素子22を内部に収納し、前記レンズ鏡筒41の前記第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が形成され、当該第2のネジ部に前記第1のネジ部が螺合した状態で、前記レンズ42からの光を前記固体撮像素子22に導く開口が形成されたカメラ本体2と、前記カメラ本体2に取り付けられた状態で、前記レンズ鏡筒41の前記螺合が緩む方向の回転を防止するように形成されたカメラレンズ保持具5とを備える。
前記第1のネジ部は、雄ネジ部43であり、前記第2のネジ部は、雌ネジ部26である。 前記カメラレンズ保持具5は、前記螺合が緩む方向に前記レンズ鏡筒41が回転する際に当該レンズ鏡筒41に与える反発力が、前記螺合が締まる方向に前記レンズ鏡筒41が回転する際に当該レンズ鏡筒41に与える反発力よりも大きくなるように形成されている。
前記カメラレンズ保持具5は、弾性を有する素材で形成され、裏面が前記カメラ本体2に取り付けられ、前記レンズ鏡筒41が接触した状態で挿入される貫通部51を有し、当該貫通部51の内面に切込み52が形成され、当該切込み52により、前記螺合が緩む方向に前記レンズ鏡筒41が回転する際に当該レンズ鏡筒41に与える反発力が、前記螺合が締まる方向に前記レンズ鏡筒41が回転する際に当該レンズ鏡筒41に与える反発力よりも大きくなる。
前記カメラレンズ保持具5に形成された前記貫通部51は、前記レンズ鏡筒41の回転軸方向から見て、四角形状に形成され、当該四角形状の四隅に前記切込み52が形成され、前記切込み52の深さ方向は、前記螺合が緩む方向に形成されている。
前記カメラレンズ保持具5の前記切込み52は、前記貫通部51の中間部から前記カメラレンズ保持具5の表面に掛けて、底が拡開方向に傾けて形成されている。
カメラレンズ保持具5は、小型カメラ1に用いられ、前記カメラ本体2に取り付けられた状態で、前記レンズ鏡筒41の前記螺合が緩む方向の回転を防止するように形成されている。
以上説明した本発明の第1の実施の形態にかかる小型カメラ1によれば、カメラレンズ保持具5が、カメラ本体2に取り付けられた状態で、レンズ鏡筒41の螺合が緩む方向の回転を防止するように形成されているので、レンズ鏡筒41が螺合の緩む方向に回転することがなく、カメラ本体2からレンズ鏡筒41が回転・脱落するのを防止することができる。
また、本発明の第1の実施の形態によれば、小型カメラ1を対象物(例えば、覗き孔を形成した壁)に取り付ける際に、鏡筒部分であるレンズ鏡筒41を直接対象物へ取り付けなくする事が可能となり、これによっても、レンズ鏡筒41の回転・脱落を防ぐという効果もあります。
<本発明の第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態にかかる小型カメラについて図1を代用して説明する。
本発明の第2の実施の形態にかかる小型カメラは、ハウジング24(図1参照)の正面側には、固体撮像素子22(図1参照)を露出させる円形の開口部25(図1参照)が形成されている。開口部25の縁には、正面側に突出するリング状の段部が形成され、この段部の外周に雄ネジ部が形成されている。
レンズ鏡筒41(図1参照)の基端側の内周には、ハウジング24の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されている。
以下、このような本発明の第2の実施の形態の構成及び作用を纏めて説明すると、第2の実施の形態にかかる小型カメラは、筒状に形成され、内側にレンズ42を収納し、基端側に第1のネジ部が形成されたレンズ鏡筒と、固体撮像素子を内部に収納し、前記レンズ鏡筒41の前記第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が形成され、当該第2のネジ部に前記第1のネジ部が螺合した状態で、前記レンズ42からの光を前記固体撮像素子に導く開口が形成されたカメラ本体と、前記カメラ本体に取り付けられた状態で、前記レンズ鏡筒の前記螺合が緩む方向の回転を防止するように形成されたカメラレンズ保持具とを備え、前記第1のネジ部は、雌ネジ部であり、前記第2のネジ部は、雄ネジ部である。
以上説明した本発明の第2の実施の形態にかかる小型カメラによれば、カメラレンズ保持具が、カメラ本体に取り付けられた状態で、レンズ鏡筒の前記螺合が緩む方向の回転を防止するように形成されているので、レンズ鏡筒が螺合の緩む方向に回転することがなく、カメラ本体2からレンズ鏡筒が回転・脱落するのを防止することができる。
また、本発明の第2の実施の形態によれば、小型カメラを対象物に取り付ける際に、鏡筒部分であるレンズ鏡筒を直接対象物へ取り付けなくする事が可能となり、これによっても、レンズ鏡筒の回転・脱落を防ぐという効果もあります。
尚、第1及び第2の実施の形態では、レンズ鏡筒のレンズを焦点固定式としたが、レンズの焦点を手動調整できるようにしてもよく、またレンズの焦点を自動調整できるようにしてもよい。さらに、レンズ鏡筒のレンズにズーム機能を持たせるようにしてもよい。
カメラレンズ保持具5の貫通部51の形状及び切込み52の形状も、前記レンズ鏡筒41の前記螺合が緩む方向の回転を防止するという条件を満たせば、各種適用可能である。
<本発明の第3の実施の形態>
第1及び第2の実施の形態の小型カメラでは、レンズ鏡筒とカメラ本体のネジ部を螺合した状態で締め付けることで、レンズ鏡筒をカメラ本体の定位置に固定し、レンズの焦点位置を固体撮像素子の受光面に合わせるようにしている。
ここで、レンズの焦点位置を固体撮像素子の受光面に合わせる方法としては、出荷時に、レンズ鏡筒とカメラ本体のネジ部を螺合した状態で、レンズ鏡筒を手動で左右に回転させ、レンズの焦点位置を固体撮像素子の受光面に合う位置に調整し(最適なピントに合わせた状態に調整し)、ロックタイト(ネジの固定剤)でレンズ鏡筒とカメラ本体のネジ部を固定する方法がある。
このようなレンズ鏡筒の固定方法を用いた従来の小型カメラでは、レンズ鏡筒を覗き孔などに無理に押し込んだり、または、レンズ鏡筒を直接板などに取り付けしたりすると、ロックタイトが剥がれ、レンズ鏡筒が回転してしまい、ピントが合わなくなり、画像がぼけてしまう事が多々あった。
このことに対応し、本発明の第3の実施の形態にかかる小型カメラは、レンズの焦点位置を固体撮像素子の受光面に合う位置に調整し、最適なピントに合わせた状態で、ロックタイトでレンズ鏡筒とカメラ本体のネジ部を固定する小型カメラにおいて、貫通部の四隅に切込み(図1乃至図3の切込み52参照)形成しないカメラレンズ保持具を使用し、カメラレンズ保持具の貫通部にレンズ鏡筒を接触した状態で挿入し、カメラレンズ保持具をカメラ本体に取り付ける構成にしている。これ以外の第3の実施の形態にかかる小型カメラの構成は、第1及び第3の実施の形態と同様である。
本発明の第3の実施の形態の構成を纏めて説明すると、小型カメラは、筒状に形成され、内側にレンズを収納し、基端側に第1のネジ部が形成されたレンズ鏡筒と、固体撮像素子を内部に収納し、前記レンズ鏡筒の前記第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が形成され、当該第2のネジ部に前記第1のネジ部が螺合した状態で、前記レンズからの光を前記固体撮像素子に導く開口が形成されたカメラ本体と、前記カメラ本体に取り付けられた状態で、前記レンズ鏡筒の回転を防止するように形成されたカメラレンズ保持具とを備える。
このような第3の実施の形態の小型カメラによれば、出荷後において、カメラレンズ保持具の貫通部がレンズ鏡筒に接触することで、レンズ鏡筒の回転を防止し、ピントが合わなくなる事を防止し、画像がぼけてしまう事を防止できる。
また、本発明の第3の実施の形態によれば、小型カメラを対象物に取り付ける際に、鏡筒部分であるレンズ鏡筒を直接対象物へ取り付けなくする事が可能となり、これによっても、レンズ鏡筒の回転・脱落を防ぐという効果もあります。
尚、第1乃至第3の実施の形態において、カメラレンズ保持具をカメラ本体に取り付ける方法としては、両面テープ以外の方法、例えば、接着やネジ止め等、各種適用可能である。
第1乃至第3の実施の形態では、カメラ本体とカメラ制御部を別体としたが、一体にしてもよい。
カメラレンズ保持具の形状は、円盤型以外にも、四角形の板型等、各種適用可能である。
第1乃至第3の実施の形態の実施の形態では、右ネジの雄ネジ部と雄ネジ部を用いたが、左ネジの雄ネジ部と雄ネジ部を用いてもよい。
このように、本発明の、システム、手段、方法、などは、本発明の要旨を変更しない範囲で、様々に変更可能である。
例えば、2つ以上のシステムを1つにすることも可能であるし、逆に、1つのシステムを2つ以上の別のシステムから構成して接続することも可能である。
また、上記第1及び第2の実施の形態は、あくまでも、現在のところの最良の形態またはそれに近い形態の2つにすぎない。
1 :小型カメラ
2 :カメラ本体
3 :カメラ駆動部4 :レンズユニット5 :カメラレンズ保持具6 :外付ヒートシンク21 :本体ヒートシンク22 :固体撮像素子23 :フレキシブル配線板24 :ハウジング25 :開口部26 :雌ネジ部
31 :制御回路
32 :バッテリ
33 :電源回路
34 :SDカード
35 :マイクロ通信部
41 :レンズ鏡筒42 :レンズ43 :雄ネジ部
51 :貫通部
52 :切込み
53 :両面粘着テープ
61 :板状部62 :放熱フィン

Claims (3)

  1. 筒状に形成され、内側にレンズを収納し、基端側に第1のネジ部が形成されたレンズ鏡筒と、 固体撮像素子を内部に収納し、前記レンズ鏡筒の前記第1のネジ部と螺合する第2のネジ部が形成され、当該第2のネジ部に前記第1のネジ部が螺合した状態で、前記レンズからの光を前記固体撮像素子に導く開口が形成されたカメラ本体と、 を備える小型カメラに用いられるカメラレンズ保持具であって、 前記カメラ本体に取り付けられた状態で、前記レンズ鏡筒の前記螺合が緩む方向の回転を防止するように形成され、 弾性を有する素材で形成され、裏面が前記カメラ本体に取り付けられ、前記レンズ鏡筒が接触した状態で挿入される貫通部を有し、当該貫通部の内面に切込みが形成され、当該切込みにより、前記螺合が緩む方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力が、前記螺合が締まる方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力よりも大きくなり、 前記貫通部は、前記レンズ鏡筒の回転軸方向から見て四角形状に形成され、当該四角形状の四隅に前記切込みが形成され、 前記切込みの深さ方向は、前記螺合が緩む方向に形成されている ことを特徴とするカメラレンズ保持具。
  2. 前記螺合が緩む方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力が、前記螺合が締まる方向に前記レンズ鏡筒が回転する際に当該レンズ鏡筒に与える反発力よりも大きくなるように形成されている ことを特徴とする請求項1に記載のカメラレンズ保持具。
  3. 前記切込みは、前記貫通部の中間部から前記カメラレンズ保持具の表面に掛けて、底が拡開方向に傾けて形成されている ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラレンズ保持具。
JP2019204369A 2019-11-12 2019-11-12 小型カメラ及びカメラレンズ保持具 Active JP6793239B1 (ja)

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