JP6792595B2 - 骨切り術器械 - Google Patents

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Description

本発明は骨切り術器械に関し、より明確には、骨切り術を実行するためのものであって、且つ被術者に合わせてカスタマイズされる骨切り術器械に関する。
膝は人体で最も負荷のかかる関節の一つである。一般的に、人は過去の運動障害や中年期への移行に伴い、関節面の軟骨が摩耗する場合がある。結果、膝関節の痛みが症状として表れ、日常生活機能における可動域が低下してしまう。これが、いわゆる変形性関節炎の要因となる。
これまでに周知とされている治療方法では、元の膝関節の代わりに人工関節が埋め込まれる。しかし、人工関節を埋め込むには、大腿骨、脛骨及び膝蓋骨等の関節面を大量に切除して金属や高分子インプラントを固定する必要がある。ところが、インプラントは摩耗することから、この種の全人工膝関節置換手術の場合には、有効使用期限が最長でも20年となる。一方で、術後の感染や骨溶解、骨粗鬆症といった問題が併発することが多いため、再手術を余儀なくされる場合もある。また、変形性関節炎の初期患者によっては、内側の関節面の軟骨のみが摩耗しているため、全人工関節に置換してすべての膝関節面を切除する必要はない。そのため、内側のみの初期変形性関節炎患者については、高位脛骨骨切り術(HIGH TIBIAL OSTEOTOMY)を実施することが一般的である。
高位脛骨骨切り術(HIGH TIBIAL OSTEOTOMY)とは、患者の脛骨のうち膝寄りの内側上端に開口を切り欠いてから、開口を拡張して人工骨を装入し、骨プレートと骨スクリューで固定するものである。これにより、患者の膝関節の内反したバイオメカニクス的軸線を矯正する。脛骨の内側近端のみで骨の切開及び角度調整を行うため、骨質を大量に切除する必要がなく、内側の関節面軟骨に起因する膝関節疼痛患者にとってはたいへん良好な手術治療法の一つとされている。
しかし、高位脛骨骨切り術では脛骨の近端に開口を切り欠かねばならず、切り込みの位置、角度、深さ及び拡張高さといった手順すべてについて、手術前に慎重な評価が必要となる。現在、本手術の実施にあたっては、臨床医がX線機器の助けを借りつつ自身の判断を加えることで、前記骨切りの拡張について幾何パラメータを決定するしかない場合が多い。しかし、変形性関節炎患者によって膝関節の内反したバイオメカニクス的軸線は状況が異なっており、上記の手術パラメータも患者ごとに違う。そのため、膝関節の内反したバイオメカニクス的軸線が個々人で異なるとの状況を考慮して、手術器械の設計においても個体差を考え合わせる必要がある。
上記の課題に鑑みて、本発明は、ソーを案内することで脛骨の高位脛骨骨切り術を実施する骨切り術器械を提供する。ただし、これに限らず、本発明の骨切り術器械は、例えば大腿骨、腓骨、上腕骨、尺骨、橈骨、鎖骨、肩甲骨といった人体におけるその他部位の骨格にも適用可能である。本発明の好ましい実施例では脛骨を用いて説明するが、その外形は、臨床医による切り込みの位置、角度、深さ及び拡張高さといった手順の正確な決定を補助可能に設計されている。よって、本発明により手術が施されて骨切り・拡張される脛骨は正確な切開精度と実行効率を有し、且つ、各器械はいずれも患者に合わせてカスタマイズされるとの利点を有する。
本発明は、ソーを案内することで脛骨の高位脛骨骨切り術を実施する骨切り術器械を提供する。ただし、本発明はこれに限らず、人体のその他の部位の骨格に実施してもよい。前記脛骨には、本発明の骨切り術器械によって第1切開位置と第2切開位置を定義可能である。当該骨切り術器械は、第1本体部材、第2本体部材及び複数の固定溝孔を含む。第1本体部材は第1切開位置の上方に設けられるとともに、サイド案内辺、上案内辺及び第1位置合わせ貫通孔を有し、第1位置合わせ貫通孔は上案内辺に貫設される。第2本体部材は第1切開位置の下方又は上案内辺の下方に設けられるとともに、下案内辺と第2位置合わせ貫通孔を有し、当該下案内辺は当該上案内辺の下方に設けられ、第2位置合わせ貫通孔は下案内辺に貫設される。複数の固定溝孔は第1本体部材と第2本体部材の表面に設けられ、骨切り術器械を当該脛骨の表面に固定するために用いられる。
上案内辺と下案内辺の間にはソーを第1切開位置に案内するための案内溝が形成されており、サイド案内辺はソーを第2切開位置に案内するために用いられる。当該上案内辺、下案内辺及びサイド案内辺により切開経路が形成され、ソーが第1切開位置と第2切開位置に即して脛骨を切開することで、高位脛骨骨切り術が実施される。第1位置合わせ貫通孔の第1孔軸線と第2位置合わせ貫通孔の第2孔軸線の間には矯正夾角が存在している。一方、高位脛骨骨切り術において、骨切りによる切口は術前に計画された矯正角度を有する。骨切りによる切口の拡張角度が術前に計画された矯正角度と一致すると、第1位置合わせ貫通孔と第2位置合わせ貫通孔の孔軸線が重畳する。
本発明の他の具体的実施例において、第1位置合わせ貫通孔は第1ロッド部材によって第1本体部材に接続され、第2位置合わせ貫通孔は第2ロッド部材によって第2本体部材に接続される。
本発明の他の具体的実施例において、骨切り術器械は、更に、第2本体部材の表面に設けられる矯正軸案内部材であって、第2切開位置又は案内溝の後方に延伸する第3ロッド部材及び矯正貫通孔を含み、矯正貫通孔内には術前に計画された矯正軸が設けられ、高位脛骨骨切り術において脛骨が拡張される際の回転軸として用いられる矯正軸案内部材、を含む。骨針を矯正軸として脛骨外側における術前に計画された回転軸位置に予め打ち込んでおくことで、手術による切口を拡張する際に、拡張時における回転軸線が術前の計画と一致するよう確保可能となる。ソーは、予め計画された切開深さまで到達すると当該矯正軸の骨針に阻まれることから、切り込み深さが確保され、手術の精度が向上する。また、予め穿たれた孔によって当該箇所の応力を分散させられるため、切口拡張時における脛骨外側の骨の亀裂が回避される。
また、本発明は、ソーを案内することで脛骨の高位脛骨骨切り術を実施する骨切り術器械を提供する。前記脛骨には、本発明の骨切り術器械によって第1切開位置と第2切開位置を定義可能である。骨切り術器械は、第1本体部材、第2本体部材及び複数の固定溝孔を含む。第1本体部材は第1切開位置の上方に設けられるとともに、サイド案内辺、上案内辺及び第1位置合わせ貫通孔を有し、第1位置合わせ貫通孔は第1レバーによって第1本体部材に接続されている。第2本体部材は第1切開位置又は上案内辺の下方に設けられるとともに、下案内辺と第2位置合わせ貫通孔を有し、当該下案内辺は当該上案内辺の下方に設けられ、第2位置合わせ貫通孔は第2ロッド部材によって第2本体部材に接続される。複数の固定溝孔は第1本体部材と第2本体部材の表面に設けられ、骨切り術器械を脛骨の表面に固定するために用いられる。
上案内辺と下案内辺の間にはソーを第1切開位置に案内するための案内溝が形成されており、サイド案内辺はソーを第2切開位置に案内するために用いられる。当該上案内辺、下案内辺及びサイド案内辺により切開経路が形成され、ソーが第1切開位置と第2切開位置に即して脛骨を切開することで高位脛骨骨切り術が実施される。第1位置合わせ貫通孔の第1孔軸線と第2位置合わせ貫通孔の第2孔軸線の間には矯正夾角が存在している。一方、高位脛骨骨切り術において、骨切りによる切口は術前に計画された矯正角度を有する。骨切りによる切口の拡張角度が術前に計画された矯正角度と一致すると、第1位置合わせ貫通孔と第2位置合わせ貫通孔の孔軸線が重畳する。
本発明の具体的実施例において、骨切り術器械は、更に、第2本体部材の表面に設けられる矯正軸案内部材であって、第2切開位置又は案内溝の後方に延伸する矯正貫通孔を含み、矯正貫通孔内には術前に計画された矯正軸が設けられ、高位脛骨骨切り術において脛骨が拡張される際の回転軸として用いられるとともに、切開深さを確保可能とする矯正軸案内部材、を含む。
従来技術と比較して、本発明の骨切り術器械は、術前に収集した患者の脛骨画像データに基づいて手術による最適な切開位置を評価してから、3Dプリント(three−dimensional printing,3Dプリント)により構築される。また、器械自体が患者の脛骨に完全に密着可能なことから、執刀医は器械で指定される案内溝に即して第1切開位置において執刀すればよい。更に、案内溝は執刀医による正確な執刀を可能とするだけでなく、切開の角度及び深さの算出基準を提供可能である。また、サイド案内辺は執刀医による第2切開位置での執刀基準を提供可能である。本発明は、手術自体の改善のみならず、執刀医による手術の実施を標準化するものである。
図1Aは、本発明の具体的実施例の実施時における正面図である。 図1Bは、本発明の具体的実施例の実施時における側面図である。 図2は、本発明の実施時に切開すべき脛骨の位置を示す図である。 図3Aは、本発明の具体的実施例を脛骨に対し実施する際の背面図である。 図3Bは、本発明の具体的実施例を脛骨に対し実施する際の側面図である。 図4Aは、本発明の具体的実施例の実施前における正面図である。 図4Bは、本発明の具体的実施例の実施前における側面図である。 図5は、本発明の他の具体的実施例を示す図である。 図6は、本発明の他の具体的実施例の実施時を示す図である。 図7は、本発明の他の具体的実施例の実施時における正面図である。 図8Aは、本発明の更に別の実施例の実施時における側面図である。 図8Bは、本発明の実施時に切開すべき大腿骨の位置を示す図である。 図9Aは、本発明の更に別の実施例の実施時における正面図である。 図9Bは、本発明の更に別の実施例の実施時における側面図である。
本明細書では本発明で必須の部材についてのみ述べるとともに、本発明で可能な実施例についてのみ説明するが、明細書の記載によって本発明で主張する技術的本質の権利範囲が限定されるわけではない。
また、ここでは本発明で可能な実施例についてのみ述べるが、本発明の実施又はテストにおいては、本明細書で記載する装置或いはシステムと類似又は等価のいかなる方法、フロー、機能又は手段を用いてもよい。なお、別途定義しない限り、本明細書で使用されるあらゆる技術用語及び科学用語は、いずれも当業者が一般的に理解し得る意味と同等の意味を有する。また、本明細書では、実施例の方法、フロー及び関連のデータについてのみ記載する。ただし、本発明を実際に使用する際には、本明細書で記載する方法及び材料と類似又は等価のいかなる方法及び手段を用いてもよい。
また、本明細書で言及する何らかの数量以上又は以下であるとの記載には、当該数量自体が含まれる。なお、本明細書では開示の機能を実行するためのいくつかの方法、フローを開示しており、同様の機能を実行可能な開示の構造に関する複数の構造が存在する。且つ、これらの構造は一般的に同様の結果を達成可能である。
以下に、本発明の特徴、精神及び利点を十分に説明すべく、本発明の好ましい具体的実施例について詳述する。
まず、図1A、図1B及び図2を参照する。図1Aは、本発明の具体的実施例の実施時における正面図である。図1Bは、本発明の具体的実施例の実施時における側面図である。図2は、本発明の実施時に切開すべき脛骨の位置を示す図である。
本発明は、各種骨切り術、矯正又は整復手術に応用される骨切り術器械1を提供する。本発明の骨切り術器械1は、例えば脛骨B、大腿骨D、腓骨、上腕骨、尺骨、橈骨、鎖骨、肩甲骨等の人体における各部位の骨格に適用可能であるが、これらに限らない。本実施例において、骨切り術器械1はソーを案内することによる脛骨Bの高位脛骨骨切り術に応用される。脛骨Bには、本発明の骨切り術器械1によって第1切開位置C1と第2切開位置C2を定義可能である。骨切り術器械1は、第1本体部材12、第2本体部材14及び複数の固定溝孔16を含む。第1本体部材12は第1切開位置C1の上方に設けられるとともに、サイド案内辺121と上案内辺122を有する。第2本体部材14は第1切開位置C1又は上案内辺122の下方に設けられるとともに、下案内辺141を有する。当該下案内辺141は、当該上案内辺122の下方に設けられている。複数の固定溝孔16は第1本体部材12と第2本体部材14の表面に設けられており、複数の固定ピン及び固定骨針40を複数の固定溝孔16に貫設することで、骨切り術器械1を脛骨Bの表面に固定する。
上案内辺122と下案内辺141は、それぞれ第1本体部材12及び第2本体部材14から外側に延伸している。且つ、上案内辺122と下案内辺141の間には、ソーを第1切開位置C1に案内するための案内溝50が形成されている。サイド案内辺121は、ソーを第2切開位置C2に案内するために用いられる。当該上案内辺122、下案内辺141及びサイド案内辺121によって切開経路が形成され、ソーが第1切開位置C1と第2切開位置C2に即して脛骨Bを切開することで、高位脛骨骨切り術が実施される。
図3A〜図3Bを参照する。図3Aは、本発明の具体的実施例を脛骨に対し実施する際の背面図である。図3Bは、本発明の具体的実施例を脛骨に対し実施する際の側面図である。本発明の具体的実施例において、第1本体部材12は第1位置合わせ貫通孔123を更に含む。第1位置合わせ貫通孔123は上案内辺122に貫設されている。また、第2本体部材14は第2位置合わせ貫通孔142を更に含む。第2位置合わせ貫通孔142は下案内辺141に貫設されている。本発明において、第1位置合わせ貫通孔123と第2位置合わせ貫通孔142は、高位脛骨骨切り術において脛骨の開口の拡張角度を確認するために設計されている。そのため、第1位置合わせ貫通孔123の第1孔軸線A1と第2位置合わせ貫通孔142の第2孔軸線A2の間には矯正夾角L(孔軸線A1,A2及び矯正夾角については図5に示す)が存在している。これに対し、高位脛骨骨切り術において、骨切りによる切口は術前に計画された矯正角度Mを有する。脛骨Bが、第1本体部材12と第2本体部材14によって矯正角度Mに拡張されると、第1位置合わせ貫通孔123と第2位置合わせ貫通孔142の孔軸線A1とA2が重畳可能となり、位置合わせロッド部材20を第1位置合わせ貫通孔123と第2位置合わせ貫通孔142に貫設することで、矯正角度が確保される。前記矯正角度の大きさについては、予め医師の診断に基づいて、脛骨Bにつき高位脛骨骨切り術で拡張すべき矯正角度Mを決定しておき、所望の矯正角度Mから第1位置合わせ貫通孔と第2位置合わせ貫通孔の軸線による夾角を決定して製造する。位置合わせロッド部材20についても、脛骨Bが第1本体部材12と第2本体部材14によって術前に計画された矯正角度まで拡張された場合にのみ、第1位置合わせ貫通孔123と第2位置合わせ貫通孔142の間に貫設可能とする。
図4A〜図4Bを参照する。図4Aは、本発明の具体的実施例の実施前における正面図である。図4Bは、本発明の具体的実施例の実施前における側面図である。本発明の一の実施例において、第1本体部材12と第2本体部材14は3Dプリントにより製造される。また、第1本体部材12と第2本体部材14は互いに組み合わさなければ手術に応用できないことから、本発明の骨切り術器械1は固定部材18を更に含む。第1本体部材12と第2本体部材14の使用前において、固定部材18は互いに組み合わせた第1本体部材12と第2本体部材14を一体的に組み付けることで、骨の表面に密着するだけの十分な面積を確保する。そして、第1本体部材12と第2本体部材14を高位脛骨骨切り術に使用する前に、まずは第1本体部材12と第2本体部材14を患者の脛骨に固定してから、固定部材18を取り外す必要がある。ただし、本発明はこれに限らず、第1本体部材12と第2本体部材14は一体成型方式で製造してもよい。この場合、上案内辺122と下案内辺141の間は接続部で接続されるため、固定部材18は不要となる。手術の実施時には、執刀医がボーンソーでそのまま接続部を切断すればよい。
次に、図5〜図6を参照する。図5は、本発明の他の具体的実施例を示す図である。図6は、本発明の他の具体的実施例の実施時を示す図である。
本発明はまた、各種骨切り術、矯正又は整復手術に応用される骨切り術器械2を提供する。本発明の骨切り術器械2は、例えば脛骨B、大腿骨D、腓骨、上腕骨、尺骨、橈骨、鎖骨、肩甲骨等の人体における各部位の骨格に適用可能であるが、これらに限らない。本実施例において、骨切り術器械2はソーを案内することによる脛骨Bの高位脛骨骨切り術に応用される。脛骨Bには、本発明の骨切り術器械2によって第1切開位置C1と第2切開位置C2を定義可能である。骨切り術器械2は、第1本体部材22、第2本体部材24、複数の固定溝孔26及び矯正軸案内部材28を含む。この実施例では、第1本体部材22と第2本体部材24の間が接続部により接続されており、手術の実施時には、執刀医がボーンソーで接続部をそのまま切断すればよい。ただし、これに限らず、当該接続部を使用することなく、当該第1本体部材22と当該第2本体部材24を直接組み合わせて使用してもよいし、その他の形式で当該第1本体部材22と当該第2本体部材24を接続してもよい。
第1本体部材22は第1切開位置C1の上方に設けられるとともに、サイド案内辺221、上案内辺222及び第1位置合わせ貫通孔223を有する。第1位置合わせ貫通孔223は、第1ロッド部材224によって第1本体部材22に接続されている。第2本体部材24は、第1切開位置C1又は上案内辺222の下方に設けられるとともに、下案内辺241と第2位置合わせ貫通孔242を有する。当該下案内辺241は当該上案内辺222の下方に設けられており、上案内辺222と下案内辺241の間には案内溝50が形成されている。また、第2位置合わせ貫通孔242は第2ロッド部材243によって第2本体部材24に接続されている。複数の固定溝孔26は第1本体部材22と第2本体部材24の表面に設けられており、複数の固定ピン及び固定骨針40を複数の固定溝孔26に貫設することで、骨切り術器械2を脛骨Bの表面に固定する。矯正軸案内部材28は第2本体部材24の表面に設けられており、第2切開位置C2又は案内溝50の後方に延伸する矯正貫通孔281を含む。矯正貫通孔281内には術前に計画された矯正軸30が設けられ、高位脛骨骨切り術において脛骨Bが拡張される際の回転軸として用いられる。骨針を矯正軸30として脛骨外側における術前に計画された回転軸位置に予め打ち込んでおくことで、脛骨Bを拡張する際に、脛骨Bの拡張時における回転軸線が術前の計画と一致するよう確保可能となる。ソーは、予め計画された切開深さまで到達すると当該矯正軸30の骨針に阻まれることから、切り込み深さが確保され、手術の精度が向上する。また、予め穿たれた孔によって当該箇所の応力を分散させられるため、切口拡張時における脛骨B外側の骨の亀裂が回避される。矯正軸案内部材28は、第2本体部材24と一体成型されるか組立式とされる。
上案内辺222と下案内辺241は、それぞれ第1本体部材22及び第2本体部材24から外側に延伸している。且つ、上案内辺222と下案内辺241の間には、ソーを第1切開位置C1に案内するための案内溝50が形成されている。サイド案内辺221は、ソーを第2切開位置C2に案内するために用いられる。当該上案内辺222、下案内辺241及びサイド案内辺221によって切開経路が形成され、ソーが第1切開位置C1と第2切開位置C2に即して脛骨Bを切開することで、高位脛骨骨切り術が実施される。
本発明において、第1位置合わせ貫通孔223と第2位置合わせ貫通孔242は、高位脛骨骨切り術において脛骨の開口の拡張角度を確認するために設計されている。そのため、第1位置合わせ貫通孔223の第1孔軸線A1と第2位置合わせ貫通孔242の第2孔軸線A2の間には矯正夾角Lが存在している。これに対し、高位脛骨骨切り術において、骨切りによる切口は術前に計画された矯正角度を有する。脛骨Bが、第1本体部材22と第2本体部材24によって前記矯正角度に拡張されると、第1位置合わせ貫通孔223と第2位置合わせ貫通孔242の孔軸線A1とA2が重畳可能となり、位置合わせロッド部材20を第1位置合わせ貫通孔223と第2位置合わせ貫通孔242に貫設することで、矯正角度が確保される。矯正夾角Lの大きさについては、予め医師の診断に基づいて、脛骨Bにつき高位脛骨骨切り術において拡張すべき矯正角度を決定しておき、前記矯正角度から矯正夾角Lの大きさを決定して製造する。位置合わせロッド部材20についても、脛骨Bが第1本体部材22と第2本体部材24によって術前に計画された矯正角度まで拡張された場合にのみ、第1位置合わせ貫通孔223と第2位置合わせ貫通孔242の間に貫設可能とする。
図2、図3A、図3B及び図7を合わせて参照する。ここでは、如何に本発明を利用して高位脛骨骨切り術を実施するかについて説明する。図2において、骨切り術器械1,2を密着させる脛骨位置は、人体のすね及び膝関節寄りの内側近端に位置している。ただし、密着範囲はこれに限らず、他の骨格における別の位置に密着させてもよい。換言すれば、図面を閲覧する人から見た場合、図2の正面は人体の内側を示している。また、図面を閲覧する人から見た場合、図2の左側は人体の後側を示している。図3Aと図3Bは骨切り術器械1に対応しており、図7は、本発明の他の具体的実施例の実施時における正面図であって、骨切り術器械2に対応している。
本発明の骨切り術器械1,2については、変形性関節炎患者から術前に提供された脛骨画像情報に基づき、コンピュータソフトウェアを利用して脛骨Bのモデルを構築した後に、脛骨Bのモデルに基づいて第1切開位置C1と第2切開位置C2の位置を決定するとともに、骨切り術器械1,2の全体構造をカスタマイズする。骨切り術器械1及び2は、患者の脛骨Bの表面に完全に密着可能となるよう設計されてから、3Dプリント(three−dimensional printing,3Dプリント)技術によって一体成型又は組立式の実体器械が構築される。
骨切り術器械1,2が患者の脛骨表面に設置された後、執刀医は骨切り術器械1,2の上案内辺122,222と下案内辺141,241により案内される第1切開位置C1にしたがってソーを挿し込み、切開を開始する。執刀医は上案内辺122,222及び下案内辺141,241を切開深さの算出基準として参考にするか、或いは、ソー上にマークを描いておくことで、脛骨Bに対するソーの切り込み深さが所定の深さまで達したか否かを肉眼で目視可能となる。
ソーは所定の深さまで達し、上案内辺122,222及び下案内辺141,241に沿って人体の内側へと切り込み、脛骨Bの一部を切断すると、続いてサイド案内辺121,221により案内される第2切開位置C2に沿って切り込み、斜めの切口を切り出す。切口の切開が完了すると、骨切り術器械1,2を脛骨Bに固定したままで、脛骨Bの第1切開位置C1を術前に計画した矯正角度Mまで拡張する。そして、位置合わせロッド部材20を第1位置合わせ貫通孔123,223及び第2位置合わせ貫通孔142,242に挿入し、脛骨Bにおける手術切口の矯正角度を確認すれば、続く切口固定動作を実施して手術を完了させられる。
次に、図8A、図8B、図9A及び図9Bを参照する。図8Aは、本発明の更に別の実施例の実施時における側面図である。図8Bは、本発明の実施時に切開すべき大腿骨Dの位置を示す図である。図9Aは、本発明の更に別の実施例の実施時における正面図である。図9Bは、本発明の更に別の実施例の実施時における側面図である。
本発明はまた、各種骨切り術、矯正又は整復手術に応用される骨切り術器械3を提供する。本発明の骨切り術器械3は、例えば脛骨B、大腿骨D、腓骨、上腕骨、尺骨、橈骨、鎖骨、肩甲骨等の人体における各部位の骨格に適用可能であるが、これらに限らない。本実施例において、骨切り術器械3はソーを案内することによる大腿骨Dの遠位大腿骨骨切り術(DISTAL FEMORAL OSTEOTOMY,DFO)の実施に適している。骨切り術器械3は、第1本体部材32、第2本体部材34及び複数の固定溝孔36を含む。この実施例では、第1本体部材32と第2本体部材34の間が接続部により接続されており、手術の実施時には、執刀医がボーンソーで接続部をそのまま切断すればよい。ただし、これに限らず、当該接続部を使用することなく、当該第1本体部材32と当該第2本体部材34を直接組み合わせて使用してもよいし、その他の形式で当該第1本体部材32と当該第2本体部材34を接続してもよい。また、図8A〜図9Bに示す大腿骨Dの部分は、人体の左大腿骨(大腿骨)のうち膝関節寄りの一端である。しかし、適用範囲はこれに限らず、他の骨格における別の位置に用いてもよい。
前記大腿骨Dには、本発明の骨切り術器械3によって第3切開位置C3を定義可能である。第1本体部材32は第3切開位置C3の上方に設けられるとともに、上案内辺321と第1位置合わせ貫通孔322を有する。また、第1位置合わせ貫通孔322は、第1ロッド部材323により第1本体部材32に接続されている。第2本体部材34は、第3切開位置C3又は上案内辺321の下方に設けられるとともに、下案内辺341と第2位置合わせ貫通孔342を有している。当該下案内辺341は当該上案内辺321の下方に設けられており、第2位置合わせ貫通孔342は第2ロッド部材343によって第2本体部材34に接続されている。複数の固定溝孔36は第1本体部材32と第2本体部材34の表面に設けられており、複数の固定ピン及び固定骨針40を複数の固定溝孔36に貫設することで、骨切り術器械3を大腿骨Dの表面に固定する。
上案内辺321と下案内辺341は、それぞれ第1本体部材32及び第2本体部材34から外側に延伸している。且つ、上案内辺321と下案内辺341の間には、ソーを第3切開位置C3に案内するための案内溝50が形成されている。当該上案内辺321、下案内辺341によって切開経路が形成され、ソーが第3切開位置C3に即して大腿骨Dを切開することで、遠位大腿骨骨切り術が実施される。
本発明において、第1位置合わせ貫通孔322と第2位置合わせ貫通孔342は、遠位大腿骨骨切り術において大腿骨の開口の拡張角度を確認するために設計されている。そのため、第1位置合わせ貫通孔322の第1孔軸線A1と第2位置合わせ貫通孔342の第2孔軸線A2の間には矯正夾角Nが存在している。これに対し、遠位大腿骨骨切り術において、骨切りによる切口は術前に計画された矯正角度を有する。大腿骨Dが、第1本体部材32と第2本体部材34によって前記矯正角度に拡張されると、第1位置合わせ貫通孔322と第2位置合わせ貫通孔342の孔軸線A1とA2が重畳可能となり、位置合わせロッド部材20を第1位置合わせ貫通孔322と第2位置合わせ貫通孔342に貫設することで、矯正角度が確保される。矯正夾角Nの大きさについては、予め医師の診断に基づいて、大腿骨Dにつき遠位大腿骨骨切り術で拡張すべき矯正角度を決定しておき、前記矯正角度から矯正夾角Nの大きさを決定して製造する。位置合わせロッド部材20についても、大腿骨Dが第1本体部材32と第2本体部材34によって術前に計画された矯正角度まで拡張された場合にのみ、第1位置合わせ貫通孔322と第2位置合わせ貫通孔342に貫設可能とする。
図8A、図8B、図9A及び図9Bを合わせて参照する。ここでは、如何に本発明を利用して遠位大腿骨骨切り術を実施するかについて説明する。図8A及び図8Bにおいて、骨切り術器械3を密着させる大腿骨位置は、人体の左大腿骨のうち膝関節寄りの外側遠端に位置している。ただし、適用範囲はこれに限らず、他の骨格における別の位置に用いてもよい。換言すれば、図面を閲覧する人から見た場合、図8A及び図8Bの正面は人体の外側を示している。また、図面を閲覧する人から見た場合、図8A及び図8Bの左側は人体の前側を示している。
本発明の骨切り術器械3については、変形性関節炎患者から術前に提供された大腿骨画像情報に基づき、コンピュータソフトウェアを利用して大腿骨Dのモデルを構築した後に、大腿骨Dのモデルに基づいて第3切開位置C3の位置を決定するとともに、骨切り術器械3の全体構造をカスタマイズする。骨切り術器械3は、患者の大腿骨Dの表面に完全に密着可能となるよう設計されてから、3Dプリント(three−dimensional printing,3Dプリント)技術によって一体成型又は組立式の実体器械が構築される。
ソーが第3切開位置C3において切開を完了した切開経路Eを示す図9Aを参照する。骨切り術器械3が患者の大腿骨表面に設置された後、執刀医は骨切り術器械3の上案内辺321と下案内辺341により案内される第3切開位置C3にしたがってソーを挿し込み、切開を開始する。執刀医は上案内辺321及び下案内辺341を切開深さの算出基準として参考にするか、或いは、ソー上にマークを描いておくことで、大腿骨Dに対するソーの切り込み深さが所定の深さまで達したか否かを肉眼で目視可能となる。
ソーが所定の深さまで切り込み、上案内辺321と下案内辺341沿いに切開して大腿骨Dの一部を切断すると、骨切り術器械3を大腿骨Dに固定したままで、大腿骨Dの第3切開位置C3を術前に計画した矯正角度まで拡張する。そして、位置合わせロッド部材20を第1位置合わせ貫通孔322及び第2位置合わせ貫通孔342に挿入し、大腿骨Dにおける手術切口の矯正角度を確認すれば、続く切口固定動作を実施して手術を完了させられる。
上述したように、本発明は骨切り術器械1,2,3を提供する。一の実施例では、医師が変形性関節炎患者について術前に収集した骨格画像情報を元に骨切り術器械がカスタマイズされる。一の実施例では、上案内辺122,222と下案内辺141,241により第1切開位置C1が指定され、これを切開深さの基準点とすることで、執刀医は切開深さを簡単に制御可能となる。また、サイド案内辺121,221によって第2切開位置C2が指定され、手術が実施される。他の実施例では、上案内辺321と下案内辺341により第3切開位置C3が指定され、これを切開深さの基準点とすることで、執刀医は切開深さを簡単に制御して手術を実施可能となる。本発明によれば、手術中に靭帯を傷付けないだけでなく、走行に伴う骨格の旋回運動に対し抵抗可能に切開できる。また、手術前の矯正計画に基づいて本発明を設計することで、手術過程が簡略化される。
従来技術と比較して、本発明の骨切り術器械1,2,3は、術前に収集した患者の骨格データに基づいて手術による最適な切開位置を評価してから、3Dプリント(three−dimensional printing,3Dプリント)により構築される。また、器械自体が患者の骨格に完全に密着可能なことから、執刀医は器械で指定される案内溝50に即して第1切開位置C1又は第3切開位置C3において執刀すればよい。更に、案内溝50は執刀医による正確な執刀を可能とするだけでなく、切開の角度及び深さの算出基準を提供可能である。また、サイド案内辺121,221は執刀医による第2切開位置C2での執刀基準を提供可能である。本発明は、手術自体の改善のみならず、執刀医による手術の実施を標準化するものである。
以上、具体的実施例を挙げて詳述したが、これらは本発明の特徴及び精神をより明確に記載することを意図しており、上記で開示した好ましい具体的実施例によって本発明の範囲を制限するとの主旨ではない。反対に、上記は各種の変形及び等価性を有する調整が本発明の請求の範囲に網羅されることを意図している。よって、想定し得るあらゆる変更及び等価性を有する調整が網羅されるよう、本発明の請求の範囲は上記の説明に基づいて最も広く解釈すべきである。
1,2,3 骨切り術器械
12,22,32 第1本体部材
121,221 サイド案内辺
122,222,321 上案内辺
123,223,322 第1位置合わせ貫通孔
14,24,34 第2本体部材
141,241,341 下案内辺
142,242,342 第2位置合わせ貫通孔
16,26,36 固定溝孔
18 固定部材
20 位置合わせロッド部材
224,323 第1ロッド部材
243,343 第2ロッド部材
28 矯正軸案内部材
281 矯正貫通孔
30 矯正軸
40 固定ピン及び固定骨針
50 案内溝
A1 第1孔軸線
A2 第2孔軸線
B 脛骨
D 大腿骨
C1 第1切開位置
C2 第2切開位置
C3 第3切開位置
E 切開済みの切開経路
L,N 矯正夾角
M 矯正角度

Claims (5)

  1. サイド案内辺と上案内辺を備え、切開経路を形成するための第1本体部材と、
    当該上案内辺の下方に設けられる下案内辺を有する第2本体部材、を含み、
    当該上案内辺と当該下案内辺の間にはソーによる切開を案内する案内溝が形成され、
    当該上案内辺は第1位置合わせ貫通孔を有し、当該下案内辺は第2位置合わせ貫通孔を有し、
    当該第1本体部材の上案内辺と当該第2本体部材の下案内辺を平行にしたときに当該第1位置合わせ貫通孔の第1孔軸線と当該第2位置合わせ貫通孔の第2孔軸線の間に矯正夾角が形成され、
    骨切りによる切口の拡張角度が術前に計画された矯正角度と一致すると、当該第1位置合わせ貫通孔の当該第1孔軸線と当該第2位置合わせ貫通孔の当該第2孔軸線が重畳して位置合わせロッド部材を挿通可能となる骨切り術器械。
  2. 更に、当該第1本体部材と当該第2本体部材を係合して当該第1本体部材と当該第2本体部材を一体的に組み付けることで、骨の表面に密着するだけの十分な面積を確保する固定部材を含み、
    当該第1本体部材と当該第2本体部材の表面には、複数の固定ピンと複数の固定骨針が貫設されることで当該骨切り術器械を骨格の表面に固定可能とする複数の固定溝孔が備えられる請求項1に記載の骨切り術器械。
  3. 上案内辺と第1位置合わせ貫通孔を有し、当該第1位置合わせ貫通孔が第1ロッド部材によって当該第1本体部材に接続される第1本体部材と、
    第2位置合わせ貫通孔と、当該上案内辺の下方に設けられる下案内辺を有する第2本体部材、を含み、
    当該上案内辺と当該下案内辺の間にはソーによる切開を案内する案内溝が形成され、
    当該第2位置合わせ貫通孔が第2ロッド部材によって当該第2本体部材に接続される第2本体部材、を含み、
    当該第1本体部材の上案内辺と当該第2本体部材の下案内辺を平行にしたときに当該第1位置合わせ貫通孔の第1孔軸線と当該第2位置合わせ貫通孔の第2孔軸線の間に矯正夾角が形成され、
    骨切りによる切口の拡張角度が術前に計画された矯正角度と一致すると、当該第1位置合わせ貫通孔の当該第1孔軸線と当該第2位置合わせ貫通孔の当該第2孔軸線が重畳して位置合わせロッド部材を挿通可能となる骨切り術器械。
  4. 上案内辺を備え、切開経路を形成するための第1本体部材と、
    当該上案内辺の下方に設けられる下案内辺を有する第2本体部材、を含み、
    当該上案内辺と当該下案内辺の間にはソーによる切開を案内する案内溝が形成され、
    当該第2本体部材の表面に設けられる矯正軸案内部材であって、当該案内溝の後方に延伸する矯正貫通孔を含み、当該矯正貫通孔内には術前に計画された矯正軸が設けられ、骨切り術において骨格が拡張される際の回転軸として用いられる矯正軸案内部材を含み
    当該第1本体部材には第1位置合わせ貫通孔が接続され、当該第2本体部材には第2位置合わせ貫通孔が接続され
    当該第1本体部材の上案内辺と当該第2本体部材の下案内辺を平行にしたときに当該第1位置合わせ貫通孔の第1孔軸線と当該第2位置合わせ貫通孔の第2孔軸線の間に矯正夾角が形成され、
    骨切りによる切口の拡張角度が術前に計画された矯正角度と一致すると、当該第1位置合わせ貫通孔の当該第1孔軸線と当該第2位置合わせ貫通孔の当該第2孔軸線が重畳して位置合わせロッド部材を挿通可能となる骨切り術器械。
  5. 当該第1本体部材は、切開経路を形成するサイド案内辺を更に含み、
    当該第1位置合わせ貫通孔は第1ロッド部材によって当該第1本体部材に接続され、
    当該第2位置合わせ貫通孔は第2ロッド部材によって当該第2本体部材に接続され、
    当該第1本体部材と当該第2本体部材の表面には、複数の固定ピンと複数の固定骨針が貫設されることで当該骨切り術器械を骨格の表面に固定可能とする複数の固定溝孔が備えられる請求項4に記載の骨切り術器械。
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