JP6792432B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本願発明は、排気ターボ過給機を備えた内燃機関に関するものである。
自動車用内燃機関を初めとして、内燃機関に排気ターボ過給機を設けることは広く行われている。排気ターボ過給機は、排気ガスでタービンを駆動し、タービンでコンプレッサを駆動するものであるが、過給の必要性と程度とは内燃機関の負荷等に応じて変化するため、排気ガスをタービンに対してバイパスさせるウエストゲート通路を設けて、ウエストゲート通路に流れる排気ガスの量をウエストゲートバルブで制御している。
他方、特に自動車用内燃機関(ガソリン機関)では、排気ガスを浄化するために、排気通路に触媒方式の浄化装置を設けているが、触媒はある程度の温度に昇温しないと効率が悪い(活性化しない)という問題がある。この場合、触媒を昇温させる熱源は排気ガスしかないので、触媒の早期昇温のためには、できるだけ高温の排気ガスを触媒にダイレクトに当てることが有効である。
そこで、特許文献1には、タービンハウジングに形成した排気ガス導入通路にウエストゲート通路を横穴状に形成した場合において、回動式のウエストゲートバルブを排気ガスの案内部材に兼用して、ウエストゲート通路に流入した排気ガスを触媒ケースに向けて直進させることが開示されている。
WO2013−145278号公報
始動時(特に暖機運転時)には過給は必要でない場合が多いため、特許文献1のようにウエストゲート通路に流入した排気ガスを触媒に当てると、従来に比べて触媒の早期昇温に貢献できると云えるが、特許文献1は、3つの問題点により、触媒の早期昇温効果が十分でないと思料される。
第1の問題は、ウエストゲート通路が排気ガス通路から横穴のようにして開口しているため、ウエストゲート通路への排気ガスの流入性が悪くて、このため、触媒の早期昇温効果が十分でないという点である。また、排気ガスが排気ガス導入通路からウエストゲート通路に方向変換するにおいて流速が低下するが、このときに熱がタービンハウジングに奪われるため、触媒に当たる排気ガスの温度が低下しがちになるという点も、問題であると云える。なお、ウエストゲート通路への排気ガスの流入性は、過給圧の制御の応答性にも影響している。
特許文献1の第2の問題点は、ウエストゲートバルブが開いて、排気ガス導入通路から方向変換してウエストゲート通路に流入したときに、排気ガスがウエストゲートバルブに衝突して拡散するため、触媒に向かう直進性が低下すると共に、熱がタービンハウジングやウエストゲートバルブに奪われて排気ガスの温度が低下してしまい、このため、排気ガスから触媒への熱交換が不十分になって、触媒の早期昇温効果が不十分になりやすいという点である。
更に、特許文献1の第3の問題点は、ウエストゲートバルブを排気ガスの流れのガイドに利用しているため、ウエストゲートバルブの開度によって排気ガスの流れ方向が変化してしまい、触媒に対する排気ガスの当たり具合が安定せず、結果として、触媒の早期昇温効果が不十分になる虞れがある点である。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明の内燃機関は、
排気ガスで回転駆動されるタービンが配置されたタービン側スクロール室と、前記タービンで駆動されるコンプレッサと、排気ガスを前記タービン側スクロール室に案内する排気ガスメイン通路と、排気ガスが前記タービン側スクロール室をバイパスして流れるウエストゲート通路と、前記タービン側スクロール室を通過した排気ガス及びウエストゲート通路を通過した排気ガスが流入する排気通路と備えており、前記排気通路には、触媒を内蔵した触媒ケースが介挿されている、
という基本構成である
そして、請求項1の発明は、上記基本構成において、
前記排気ガスメイン通路の入口とウエストゲート通路の入口とは同じ方向に開口して両者に排気ガスが直進して流入するようになっており、前記排気ガスメイン通路を直進する排気ガスの流れ方向前方に前記タービン側スクロール室が配置されている一方、
前記ウエストゲート通路は、その出口部が前記排気ガス排出筒部に向かうように湾曲していて、前記ウエストゲート通路の出口部は、前記排気ガス排出筒部よりも小径で前記排気ガス排出筒部に突出したパイプ状部になっており、前記パイプ状部の出口は前記触媒ケースの内部の中央部に向けて開口している
という構成が付加されている。
請求項2の発明は、請求項1において、
前記パイプ状部を含むウエストゲート通路の全体が、前記タービン側スクロール室及び排気ガス排出筒部と一緒にタービンハウジングに形成されており、
前記排気ガスメイン通路は、前記ウエストゲート通路の入口部と一体化した入口部と、前記排気ガスメイン通路から分岐して独立した部分とを有して、前記独立した部分に前記パイプ状部が形成されており、
更に、前記タービンハウジングに、前記パイプ状部の出口端面に対して弁蓋が当接・離反するように回動するウエストゲートバルブを設けている
という構成になっている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、
前記パイプ状部を含むウエストゲート通路の全体が、前記タービン側スクロール室及び排気ガスメイン通路と一緒にタービンハウジングに形成されており、かつ、前記タービンハウジングには、前記排気ガスメイン通路の少なくとも一部及びウエストゲート通路の少なくとも一部を囲う冷却水ジャケットが形成されている
という構成になっている。
本願発明において、排気ガスメイン通路の入口とウエストゲート通路の入口とは分離してもよいし、一体化してもよい。一体化した場合は、途中から分岐するが、この場合も、排気ガスはウエストゲート通路の入口に直進性を持って流入し、直進性を持ったままウエストゲート通路の出口に向かうことになる。
本願発明によると、排気マニホールド又はシリンダヘッドから排出された排気ガスはウエストゲート通路にも向かうため、ウエストゲート通路への排気ガスの取り込みを確実化できる。また、排気ガスは、ウエストゲート通路のガイド作用で直進性を持ったまま触媒に向かうため、拡散することは殆どなく、かつ、放熱性も低い。更に、ウエストゲート通路の少なくとも出口部はパイプ状部になっていて、その出口は触媒の中央部に向かって開口しているため、排気ガスを触媒に確実に当てることができる。
結局、本願発明では、排気ガスをウエストゲート通路にしっかりと取り込みできることと、排気ガスの拡散を防止又は抑制して排気ガスの流れの方向性(直進性)を保持できること、排気ガスの温度低下を抑制できること、及び、排気ガスを触媒に確実に当てることができることが相まって、触媒の早期昇温効果を向上できる。その結果、排気ガスの浄化性能を向上できる。また、ウエストゲート通路への排気ガスの取り込み性が高いため、過給圧の制御の応答性を向上できる利点もある。
また、ウエストゲート通路の出口部がパイプ状部になっていると、ウエストゲート通路の出口を触媒ケースに近づけることができるため、請求項2のようにウエストゲート通路の出口を蓋方式のウエストゲートバルブが開閉する場合でも、ウエストゲートバルブに当たった排気ガスを、拡散する前に触媒に当てることができる。このため、ウエストゲートバルブの開度に関係なく、排気ガスを触媒に的確に当てて、触媒の早期昇温を一層確実化できる。
請求項2のように、ウエストゲートバルブを、パイプ状部の出口端面に対して当接・離反する回動式に構成すると、ウエストゲートバルブの回動軸は排気ガスの流れに晒されることはないため、ウエストゲートバルブの開閉の確実性と高い耐久性とを確保できる。また、排気ガスから弁蓋に熱交換されて弁蓋等の部材が加熱されるが、弁蓋は触媒に近い空間に配置されているため、弁蓋等の部材の輻射熱で触媒を加熱することができる。従って、熱の損失は殆どないと云える。
請求項3の構成を採用すると、排気ガスの熱を冷却水に熱交換して、機関の暖機促進に貢献できる。また、タービンハウジングをアルミ製にして軽量化することも、容易に実現できる。
実施形態の排気ターボ過給機をシリンダヘッドの排気側面と直交した方向から見た正面図である。 排気ターボ過給機を図1と反対側から見た背面図である。 (A)は要部平面図、(B)はウエストゲートバルブを閉じた状態での(A)のB−B視部分断面図、(C)はウエストゲート通路を開いた状態での(B)と同じ断面図である。 図3(A)の IV-IV視部分断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。排気ターボ過給機1は、タービン2が内蔵されたタービンハウジング3と、コンプレッサ(図示せず)が内蔵されたコンプレッサハウジング4と、両者の間に位置した軸受けハウジング5とを有している。図4に示すように、タービン2には回転軸6の一端部が固定されており、回転軸6の他端部にコンプレッサ(図示ぜず)が固定されている。
図4のとおり、軸受けハウジング5は、フローティングメタル7を介して回転軸6を回転自在に保持するものであり、本実施形態では、タービンハウジング3と軸受けハウジング5とは、アルミの鋳造品として一体に製造されている。
図4のとおり、タービンハウジング3には、タービン2を囲うようにタービン側スクロール室8が形成されており、タービン側スクロール室8には、排気ガス導入筒部9と、排気ガス排出筒部10とが連通している。排気ガス排出筒部10は、排気通路の一部を構成している。排気ガス導入筒部9の先端(開口端)には、入口側フランジ9aが一体に形成されており、この入口側フランジ9aが、排気マニホールドの集合部11又はシリンダヘッドに固定される。
そして、排気ガス導入筒部9には、排気ガスをタービン側スクロール室8に導く排気ガスメイン通路12と、排気ガスをタービン側スクロール室8に通さずに排気ガス排出筒部10にバイパスさせるウエストゲート通路13の入口側部分13aとが形成されている。すなわち、本実施形態では、ウエストゲート通路13の入口側部分13aが、排気ガスメイン通路12と一体に連通している。従って、排気ガス導入筒部9の開口穴は1つだけである。
図2に示すように、排気ガスメイン通路12の入口と、ウエストゲート通路13の入口側部分13aとは水平方向に並んでおり、かつ、排気ガスメイン通路12の入口の開口面積は、ウエストゲート通路13の入口側部分13aの開口面積よりも大きくなっている。このため、排気ガス導入筒部9の開口穴は、真円ではなくて、大径の円と小径の円とを繋いだ形状になっている。
図3に示すように、排気ガス導入筒部9と排気ガス排出筒部10とは平面視でL形の姿勢を成しており、部分的に繋がっている。そして、ウエストゲート通路13は、排気ガス導入筒部9から(排気ガスメイン通路12から)分かれて排気ガス排出筒部10の先端部に向かう出口側部分を有しており、この出口側部分はパイプ状部13bに形成されている。
排気ガス排出筒部10の先端(開口端)は、正面視において斜め下方に向くように略45度の角度に傾斜しており、この先端に出口側フランジ14を一体に設けて、出口側フランジ14に触媒ケース15を接続している。触媒ケース15は、ストレート状本体部15aの上下両端に先窄まりのコーン部15bを設けた形態であり、上コーン部15bに設けた継手部15cが、出口側フランジ14にボルト止め又は溶接によって固定されている。継手部15cも排気通路を構成している。触媒ケース15は、おおよそ鉛直の姿勢になっている。
そして、前記したウエストゲート通路13のパイプ状部13bは、平面視及び正面視で傾斜しており、触媒ケースの内部に向けて開口している。正確に述べると、パイプ状部13bの軸心の延長線上に、触媒(図示せず)の上面が位置している。従って、パイプ状部13bから噴出した排気ガスは、触媒の上面に当たる。この場合、パイプ状部13bは、触媒の中央部に向かうように設定している。
排気ガス導入筒部9と排気ガス排出筒部10とは平面視で直交した姿勢になっているので、ウエストゲート通路13は、排気ガスメイン通路12と連通した入口側部分13aから湾曲してパイプ状部13bに至っている。従って、ウエストゲート通路13に流入した排気ガスは途中で方向を変えるが、方向変換部は湾曲しているので、排気ガスは、ウエストゲート通路13の全体において直進性を持って流れていく。
タービンハウジング3の排気ガス排出筒部10には、図3(B)(C)に示すように、ウエストゲート通路13を開閉するためのウエストゲートバルブ16を取付けている。ウエストゲートバルブ16は、軸心周りに回転する操作軸17と、操作軸17の先端部にブラケット18を介して設けた弁蓋19とを有しており、操作軸17を低回させると、弁蓋19が回動して(スイングして)、パイプ状部13bの先端(開口端)に当接(密着したり)、パイプ状部13bから離反したりする。
操作軸17は、図1〜図3(A)では単なる線として表示している。排気ガス排出筒部10には、操作軸17を回転自在に保持する軸受け筒20が形成されている。図示していないが、軸17のうち排気ガス排出筒部10の外側に露出した基端部にはリンクが一体に固定されており、リンクには、コンプレッサハウジング4に設けたダイヤフラム式のアクチェータ(図示せず)で駆動されるロッドが連結されている。従って、ウエストゲートバルブ16は、ロッドを介してアクチェータで操作される(操作軸17は、電動モータなどで回転することも可能である。)。
図3に示すように、排気ガス導入筒部9には、第1冷却水ジャケット21が形成されている。他方、図4に示すように、タービン側スクロール室8の外側には、隔壁22で左右に仕切られた一対の第2冷却水ジャケット23が形成されている。第1冷却水ジャケット21にも、補強のために隔壁又はブリッジ部を設けるのが好ましい。また、第1冷却水ジャケット21と第2冷却水ジャケット23とを連通させることも可能である。
図2に示すように、入口側フランジ11には、第1冷却水ジャケット21への給排水を行うための冷却水ポート24が左右に分かれて開口している。左右のポート24は、いずれか一方を入口に使用して他方を出口に使用したら良い。第1冷却水ジャケット21の入口ポートや出口ポートは、排気ガス導入筒部9の外周部に設けることも可能である。
以上の説明から容易に理解できるように、ウエストゲートバルブ16を全閉した状態では、排気ガスは、その全量がメイン通路12からタービン側スクロール室8に流れて、タービン2を駆動する仕事をした排気ガスは、排気ガス排出筒部10から触媒ケース15に排出される。
他方、ウエストゲートバルブ16が全開状態では、排気ガス導入筒部9に流入した排気ガスのうち相当量がウエストゲート通路13を通過して、触媒ケース15に流入する。この場合、排気ガスは直進性を持ってウエストゲート通路13の入口側部分13aに流入するため、ウエストゲート通路13への排気ガスの取り込みを確実化できる。
また、ウエストゲート通路13は途中で緩く湾曲しているだけであり、排気ガスが直角に方向変換するようなことはないため、排気ガスは、ウエストゲート通路13の全体にわたって直進する。このため、排気ガスの放熱を抑制しつつ、高温の排気ガスをパイプ状部13bから触媒の上面に噴出させることができる。従って、触媒の早期に昇温させて、排気ガスから有害成分を除去する触媒作用を速やかに活性化させることができる。
ウエストゲート通路13を流れる排気ガスの量は、ウエストゲートバルブ16の開度に応じて変化するが、パイプ状部13bの先端を触媒に近づけることができるため、排気ガス弁蓋19に当たって方向変換しても、排気ガスを速やかに触媒に当てることができる。すなわち、排気ガスは、拡散する前に触媒に当たるのであり、このため、ウエストゲートバルブ16の開度に関係なく、排気ガスを触媒の上面に当てることができる。
なお、パイプ状部13bの先端は斜めにカットされているが、弁蓋19の位置などを変更すると、パイプ状部13bの端面を軸線に対して直交させることもできる。パイプ状部13bはストレート状に形成しているが、先窄まりのテーパ状に形成したり、先広がりのテーパ状に形成したりすることも可能である。
本実施形態のように冷却水ジャケット21,23を形成すると、熱害を防止しつつタービンハウジング3,5をアルミ化して軽量化できる利点がある。また、タービンハウジング3と軸受けハウジング5とが一体化しているため、組み立ての手間を軽減できると共に、タービン2とコンプレッサとの回転精度も向上できる。第1冷却水ジャケット21と第2冷却水ジャッケト23とは、いずれか一方のみを形成することも可能である。
冷却水ジャケット21,23を設ける場合、冷却水ジャケット21,23にラジェータからの戻り冷却水が流入するように構成しておくと、暖機時には冷却水ジャケット21,23に冷却水が流れないため、排気ガスから冷却水への熱交換を防止して、触媒の早期昇温を確実化することができる。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、本願発明は、冷却水ジャケットを備えていない排気ターボ過給機や、タービンハウジングと軸受けハウジングとが別部材で構成されている排気ターボ過給機にも適用できる。また、実施形態では排気ガス排出筒部の先端を斜めにカットしたが、排気ガス排出筒部を、水平部と下向き部とを有するL形に形成して、下向き部に触媒ケースを固定してもよい。
また、排気ガスメイン通路とウエストゲート通路とを完全に分離させることも可能であり、ウエストゲート通路の全体をパイプ状部に形成することも可能である。更に、ウエストゲートバルブは、ウエストゲート通路の始端を開閉するように配置することも可能であるし、ウエストゲートバルブの構造としては、弁蓋が大きく移動する回動式(スイング式)には限らず、例えばバタフライ方式なども採用できる。
本願発明は、実際に内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 排気ターボ過給機
2 タービン
3 タービンハウジング
4 コンプレッサハンジング
5 軸受けハウジング
8 タービン側スクロール室
9 排気ガス導入筒部
10 排気通路の一部を構成する排気ガス排出筒部
11 排気マニホールドの集合部
12 排気ガスメイン通路
13 ウエストゲート通路
13a ウエストゲート通路の入口側部分
13b ウエストゲート通路の出口側部分を構成するパイプ状部
15 触媒ケース
15c 排気通路を構成する接続部
16 ウエストゲートバルブ
17 操作軸
19 弁蓋
21 第1冷却水ジャケット
23 第2冷却水ジャケット

Claims (3)

  1. 排気ガスで回転駆動されるタービンが配置されたタービン側スクロール室と、前記タービンで駆動されるコンプレッサと、排気ガスを前記タービン側スクロール室に案内する排気ガスメイン通路と、排気ガスが前記タービン側スクロール室をバイパスして流れるウエストゲート通路と、前記タービン側スクロール室を通過した排気ガス及びウエストゲート通路を通過した排気ガスが流入する排気ガス排出筒部、前記排気ガス排出筒部に接続されて触媒が内蔵された触媒ケースとを備えており、
    前記排気ガス排出筒部は前記排気ガスメイン通路と交叉した姿勢になっていて、前記触媒ケースは前記排気ガス排出筒部に向けて開口している構成であって、
    前記排気ガスメイン通路の入口とウエストゲート通路の入口とは同じ方向に開口して両者に排気ガスが直進して流入するようになっており、前記排気ガスメイン通路を直進する排気ガスの流れ方向前方に前記タービン側スクロール室が配置されている一方、
    前記ウエストゲート通路は、その出口部が前記排気ガス排出筒部に向かうように湾曲していて、前記ウエストゲート通路の出口部は、前記排気ガス排出筒部よりも小径で前記排気ガス排出筒部に突出したパイプ状部になっており、前記パイプ状部の出口は前記触媒ケースの内部の中央部に向けて開口している、
    内燃機関。
  2. 前記パイプ状部を含むウエストゲート通路の全体が、前記タービン側スクロール室及び排気ガス排出筒部と一緒にタービンハウジングに形成されており、
    前記排気ガスメイン通路は、前記ウエストゲート通路の入口部と一体化した入口部と、前記排気ガスメイン通路から分岐して独立した部分とを有して、前記独立した部分に前記パイプ状部が形成されており、
    更に、前記タービンハウジングに、前記パイプ状部の出口端面に対して弁蓋が当接・離反するように回動するウエストゲートバルブを設けている、
    請求項1に記載した内燃機関。
  3. 前記パイプ状部を含むウエストゲート通路の全体が、前記タービン側スクロール室及び排気ガスメイン通路と一緒にタービンハウジングに形成されており、かつ、前記タービンハウジングには、前記排気ガスメイン通路の少なくとも一部及びウエストゲート通路の少なくとも一部を囲う冷却水ジャケットが形成されている、
    請求項1又は2に記載した内燃機関。
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