JP6792086B2 - ターボコンプレッサ、及び、ターボコンプレッサの動作方法 - Google Patents

ターボコンプレッサ、及び、ターボコンプレッサの動作方法 Download PDF

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Description

本開示は、特に海中の用途のための、ガスを加圧するために構成された回転可能なロータアセンブリを有するターボコンプレッサ、及び、ターボコンプレッサを有するモトコンプレッサ構成に関する。本開示はさらに、ターボコンプレッサの動作方法に関する。より詳細には、本開示は、冷却された磁気ベアリングを有するターボコンプレッサ、及び、ターボコンプレッサ内の磁気ベアリングの冷却方法に関する。
コンプレッサは、機械的エネルギを使用して、圧縮可能な流体の圧力を増大させるマシンである。コンプレッサは、様々な用途で使用することができる。たとえば、コンプレッサは、ガスを加圧するためのガスタービンで使用することができる。ガスタービンは、発電、天然ガスの液化、及び他のプロセスを含む、様々な産業プロセスで使用することができる。さらに、コンプレッサは、海中の環境でガスを加圧するように構成された、海中ガス加圧構成で使用することができる。海中コンプレッサは、周囲の高い静水圧に耐え、海水の浸入に対してシールされ、維持に手間がかからないものであるべきである。
ターボコンプレッサでは、1つまたは複数のインペラを有する回転可能なロータアセンブリは、通常、コンプレッサケーシング内に配置されている。インペラは、回転可能なロータアセンブリに取り付けられている場合があり、運動エネルギを、回転するインペラを通るように向けられた連続したガス流に与えることによって圧力の増大が達成される。運動エネルギは、こうして、ディフューザを通るガス流を減速させることにより、静的圧力の増大に変換することができる。
様々なタイプのターボコンプレッサには、ラジアルコンプレッサまたは遠心コンプレッサ、軸流コンプレッサ、及び、混合流コンプレッサがある。軸流コンプレッサでは、ガスは、ロータアセンブリのシャフトに対して基本的の平行な軸方向に、1つまたは複数のインペラを越えて流れる場合がある。遠心コンプレッサでは、ガスは、インペラに向かって軸方向に流れる場合があり、このインペラで、ガスは径方向外側に反らされる。
ターボコンプレッサには、単一のインペラが設けられる、すなわち、単一段の構成であるか、直列の複数のインペラが設けられる場合がある。複数のインペラのケースでは、コンプレッサは、複数段コンプレッサと称され得る。コンプレッサの段の各々は、通常、加圧されるガスのためのガス流入部と、流入ガスに運動エネルギを提供することができるインペラと、ガスの運動エネルギを圧力エネルギに変換するガス流出部とを含んでいる。
通常、1、2、またはそれより多くのベアリングが、ロータアセンブリを支持するために、ターボコンプレッサに設けられる場合がある。たとえば、第1のベアリングは、インペラの低圧側でロータアセンブリを支持する場合があり、第2のベアリングは、インペラの高圧側でロータアセンブリを支持する場合がある。1つまたは複数のラジアルベアリングは、回転するロータアセンブリの径方向の荷重を受けるために設けられる場合があり、及び/または、1つまたは複数のスラストベアリングは、回転するロータアセンブリの軸方向の荷重を受けるために設けられる場合がある。ベアリングは通常、たとえば冷却流体で冷却される。冷却流体は、それぞれ、ベアリングの、ベアリングギャップを通してガイドされる場合がある。
ターボコンプレッサに関連する問題とされる課題の1つが、ロータアセンブリを支持するベアリングの1つのベアリングギャップにおける冷却流体の凝縮のリスクである。冷却流体の凝縮は、ベアリングの能力に負の影響を与え、潜在的に、ロータアセンブリを不安定にし、ロータアセンブリを移動させる場合がある。
したがって、ロータアセンブリを支持するための1つまたは複数のベアリングを有する、ターボコンプレッサの動的挙動を向上させることが有益である。特に海中の用途に関するターボコンプレッサの耐用年数及び耐久性を増大させることが、さらに有益である。さらに、ターボコンプレッサのベアリングを確実に冷却する方法を提供することが有益である。
上記に照らし、ガスを加圧するために構成されたターボコンプレッサ、ターボコンプレッサを有するコンプレッサ構成、及び、ターボコンプレッサの動作方法が提供される。
本開示の一態様によれば、ターボコンプレッサが提供される。ターボコンプレッサは、軸方向に延び、ガスを加圧するために構成された少なくとも1つのインペラを備えたロータアセンブリと、少なくとも1つのインペラの高圧側でロータアセンブリを支持する磁気ベアリングと、磁気ベアリングを冷却するために、加圧ガスの第1の部分を、磁気ベアリングのベアリングギャップを通して搬送するように構成された冷却路と、を含んでいる。
冷却路は、ターボコンプレッサのもっとも下流のインペラの排出エリアから、ベアリングギャップを通って延びる場合がある。この場合、加圧ガスの第1の部分は、ガスを、ターボコンプレッサの搬送圧力に加圧するために構成された、もっとも下流のインペラより下流の磁気ベアリングを冷却するために使用される。
本開示のさらなる態様によれば、ターボコンプレッサが提供される。ターボコンプレッサは、軸方向に延び、ガスを加圧するために構成された少なくとも1つのインペラを備えたロータアセンブリと、少なくとも1つのインペラの高圧側に配置され、ロータアセンブリの軸方向のスラストを少なくとも部分的に相殺するために構成されたバランスドラムと、少なくとも1つのインペラの高圧側でロータアセンブリを支持する磁気ベアリングと、を含み、磁気ベアリングが、軸方向において、少なくとも1つのインペラとバランスドラムとの間に配置されている。
本開示のさらなる態様によれば、モトコンプレッサ構成が提供される。このコンプレッサ構成は、海中用途のために構成されている場合がある。コンプレッサ構成は、本明細書に記載の実施形態に係るターボコンプレッサと、ターボコンプレッサのロータアセンブリを駆動するために構成された駆動ユニットと、を含み、ターボコンプレッサと駆動ユニットとが、共通のケーシング、特に密閉してシールされたケーシング内に配置されている。
さらなる態様によれば、ターボコンプレッサの動作方法が提供される。本方法は、ロータアセンブリの少なくとも1つのインペラによってガスを加圧することと、ロータアセンブリを支持する磁気ベアリングを冷却することであって、加圧ガスの第1の部分を、冷却路に沿って、磁気ベアリングのベアリングギャップを通して搬送することにより、冷却することと、を含んでいる。
加圧ガスの第1の部分は、ターボコンプレッサのもっとも下流のインペラによって加圧及び/または反らされ、次いで、ベアリングギャップを通るように向けられる場合がある。
本開示のさらなる態様、利点、及び特徴は、従属請求項、詳細な説明、及び添付図面から明らかとなる。
そのため、本開示の上述の特徴、上で概説した、本開示のより具体的な記載の、詳細に理解できる方式が、実施形態を参照して得られる場合がある。添付図面は、本開示の実施形態に関するものであり、以下に記載される。いくつかの実施形態が図面に示され、また、以下の記載に詳述される。
本明細書に記載の実施形態に係る、ターボコンプレッサを有するコンプレッサ構成の概略図である。 本明細書に記載の実施形態に係る、ターボコンプレッサの概略断面図である。 本明細書に記載の実施形態に係る、ターボコンプレッサの概略断面図である。 本明細書に記載の実施形態に係る、ターボコンプレッサの概略断面図である。 本明細書に記載の実施形態に係る、ターボコンプレッサの概略断面図である。 本明細書に記載の実施形態に係る、ターボコンプレッサの動作方法を示すフロー図である。
ここで、本開示の様々な実施形態を詳細に参照する。これら実施形態の1つまたは複数の実施例が、図に示されている。各実施例は、説明を意図して提供されており、限定することは意図していない。たとえば、1つの実施形態の一部として示されるか記載された特徴は、さらなる追加の実施形態を得るために、任意の他の実施形態で使用するか、任意の他の実施形態に関して使用することができる。本開示が、そのような変更及び変形を含むことが意図されている。
図面の以下の詳細な説明では、同じ参照符号は、対応するか類似の構成要素を参照する。概して、個別の実施形態に関する差異のみを記載する。別様に明記されていない限り、1つの実施形態の一部分または態様の記載は、別の実施形態の対応する部分または態様にも適用される。
ターボコンプレッサは、流体、たとえば天然ガスを、海底の下に存在するフィールドから抽出するために、工場で使用される場合がある。コンプレッサは、海上または海底のプラットフォーム上に置かれる場合がある。ターボコンプレッサ、たとえば、水中用のコンプレッサは、抽出された流体を大陸に押し出すために構成され、駆動ユニット、たとえば電気モータと共通のケーシング内に配置された、1つまたは複数の遠心コンプレッサ段を含む場合がある。ターボコンプレッサは、様々な用途、たとえば、大陸で使用される場合もある。
ターボコンプレッサは、垂直ターボコンプレッサとして構成される場合がある。垂直ターボコンプレッサは、ロータアセンブリの軸Aが、垂直方向、すなわち、重力の方向に基本的に延びている。ロータアセンブリは、駆動ユニット、たとえば、電気モータによって回転駆動される場合がある。ロータアセンブリは、1つまたは複数のインペラ、たとえば遠心インペラを含む場合があり、ロータアセンブリのシャフトは、2つ以上のベアリングによって支持されている場合がある。たとえば、ラジアルベアリング及び/または軸方向のベアリング、すなわちスラストベアリングが、提供される場合がある。
用語「ガス(gas)」は、本明細書で使用される場合、圧縮可能な流体として、一般的な意味で理解され得る。
図1は、本明細書に記載のいくつかの実施形態に係る、ターボコンプレッサ100を有するコンプレッサ構成1000を示している。コンプレッサ構成1000は、ターボコンプレッサ100を駆動するために構成された駆動ユニット1001、たとえば電気モータを含む場合がある。ターボコンプレッサ100と駆動ユニット1001とは、共通のケーシング1002、たとえば、コンプレッサ構成1000の隠れるようにシールされたケーシング内に位置する場合がある。
ターボコンプレッサ100は、単一段コンプレッサであるか、複数のコンプレッサ段を有する多段コンプレッサである場合がある。たとえば、複数のコンプレッサ段の各々は、ステータダイアフラムの内側でそれぞれ回転し、ロータアセンブリ110のシャフト111にそれぞれ結合された、遠心インペラを有する場合がある。
ターボコンプレッサ100は、いくつかの実施形態では、垂直ターボコンプレッサとして構成されている場合がある。垂直ターボコンプレッサは、ロータアセンブリ110の軸方向Aは、垂直方向である。しかし、他の実施形態では、ターボコンプレッサは、異なる向き、たとえば、水平の向きを有する場合があり、この水平の向きでは、ロータアセンブリ110の軸方向Aは、水平方向である。
図1に示す実施形態では、駆動ユニット1001は、ケーシング1002の内側に置かれ、シャフト111によってターボコンプレッサ100に機械的に結合されている。コンパクトなマシンを得ることができる。他の実施形態では、ターボコンプレッサを駆動するための駆動ユニットは、ケーシング1002の外側、たとえば、さらなるケーシングに配置されている場合がある。
いくつかの実施形態では、駆動ユニット1001は、駆動ユニット1001内への液体の浸入のリスクを低減するために、ターボコンプレッサ100の垂直上方に配置されている場合がある。他の実施形態では、駆動ユニット1001は、別様に取り付けられている場合がある。さらなる追加の実施形態では、第1のコンプレッサが、駆動ユニット1001の上方に設けられ得、第2のコンプレッサが、駆動ユニット1001の下に設けられ得る。
ターボコンプレッサは、駆動ユニット1001、たとえば、電気モータまたは油圧モータによって駆動される場合がある。他の実施形態では、ターボコンプレッサは、内燃エンジン、ガスタービン、または別の駆動ユニットによって駆動される場合がある。
図1の実施形態では、ロータアセンブリ110のシャフト111は、駆動ユニット1001によって直接駆動される。他の実施形態では、伝達機構、たとえばギア、ベルトドライブ、または別の適切な力伝達手段が、駆動ユニット1001とターボコンプレッサ100との間に接続されている場合がある。
共通のケーシング1002は、ターボコンプレッサ100の流入部に流体接続されたガス流入部1003を含む場合がある。ケーシングは、ガス流出部1004をさらに含む場合がある。垂直なコンプレッサ構成では、ガス流入部1003とガス流出部1004とは、一方が他方の上に置かれている場合がある。
ターボコンプレッサ100の細部は、図1に示されていない。たとえば、個別のコンプレッサ段と、コンプレッサ段のインペラとは、図1には示されていない。
図2は、本明細書に記載の実施形態に係るターボコンプレッサ100を概略断面図で示した部分図である。図2の断面は、長手方向に、ターボコンプレッサの軸に沿って延びている。軸の上側のコンプレッサ部分のみが、図2に示されている。ターボコンプレッサ100は、軸方向Aに延び、ガスを加圧するために構成された少なくとも1つのインペラ112を含む、ロータアセンブリ110を含んでいる。
図2に示すターボコンプレッサ100は、図1に示すコンプレッサ構成1000で使用される場合がある。図2のターボコンプレッサ100は、他の用途、たとえば、ガスタービン、発電所、及び/またはガス液化システムでも使用することができる。
少なくとも1つのインペラ112は、ロータアセンブリ110のシャフト111に固定されるか、一体に形成される場合がある。ロータアセンブリ110は、ターボコンプレッサのコンプレッサケーシング105内に回転可能に設置される場合がある。いくつかの実施形態では、ロータアセンブリ110は、複数のインペラ、たとえば、2、3、またはそれより多くのインペラを含む場合がある。これら複数のインペラは、複数のコンプレッサ段を形成する場合がある。
いくつかの実施形態では、ターボコンプレッサ100は、水中での動作のために構成された海中用のコンプレッサとして構成されている場合がある。海中用のコンプレッサでは、ロータアセンブリ110は、シールされた耐圧ケーシング内に設置される場合がある。
ターボコンプレッサは、少なくとも1つのインペラ112の高圧側113でロータアセンブリ110を支持するための磁気ベアリング120を含んでいる。
磁気ベアリング120は、能動型磁気ベアリング(AMB)である場合がある。磁気ベアリングは、ロータアセンブリ110のための軸方向及び/または径方向の回転可能なサポートとして、慣習的な油潤滑式ベアリングの代わりに使用される場合がある。磁気ベアリングは、ロータアセンブリの軸方向及び径方向の変位を制御するように、電磁的な原理に基づいて動作する。磁気ベアリング120は、出力増幅機によって駆動される少なくとも1つの電磁石を含む場合がある。出力増幅機は、電圧、そしてひいては、電磁石のコイル内の電流を、ケーシングの内側のロータアセンブリの変位を示すフィードバック信号の関数として、調整する。磁気ベアリングは、潤滑剤として油を必要とはしない場合があり、それにより、コンプレッサ全体の管理の手間を低減することができる。さらに、インペラとベアリングとの間のシールは、必要ではない場合がある。しかし、磁気ベアリングは、油潤滑式ベアリングほどは、軸方向のスラストを扱うことができない場合がある。
磁気ベアリング120は、少なくとも1つのインペラ112の高圧側113に配置されている場合がある。ターボコンプレッサが、シャフト111に、下流方向に連続して配置された複数のインペラを有する多段コンプレッサである場合、磁気ベアリング120は、もっとも下流側のインペラの高圧側113、すなわち、ロータアセンブリの、ガス流入部側とは反対側に配置されている場合がある。
インペラの「低圧側(low−pressure side)」は、本明細書で使用される場合、入ってくるガス流106に向けられたインペラの上流側として理解され得る。インペラの「高圧側(high pressure side)」は、本明細書で使用される場合、上流側とは反対の、インペラの軸方向の側、すなわち、コンプレッサのガス流入部から離れた側として、理解される場合がある。たとえば、図1に示す実施形態では、磁気ベアリング120が配置された少なくとも1つのインペラ112の右側は、少なくとも1つのインペラ112の高圧側113であり、入ってくるガス流106に向けられた少なくとも1つのインペラ112の左側は、少なくとも1つのインペラ112の低圧側である。
いくつかの実施形態では、ターボコンプレッサのロータアセンブリ110は、少なくとも2つのベアリング、すなわち、少なくとも1つのインペラ112の高圧側113の磁気ベアリング120と、少なくとも1つのインペラ112の低圧側の第2のベアリング1005とによって支持されている場合がある。第2のベアリング1005の実施例が、図1に示されている。いくつかの実施形態では、第2のベアリング1005も、磁気ベアリングである場合がある。図1に概略的に示すように、第3のベアリングまたはさらなるベアリング、たとえば、磁気ベアリングが、ロータアセンブリ110を支持するために設けられている場合がある。
いくつかの実施形態では、複数のインペラ(図示せず)は、磁気ベアリング120と第2のベアリング1005との間に配置されている場合がある。磁気ベアリング120は高圧側に配置されており、第2のベアリング1005は、複数のインペラの低圧側に配置されている。
本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせられる場合があるいくつかの実施形態では、3つ以上の磁気ベアリング、たとえば、3つ以上の能動型磁気ベアリングが、ロータアセンブリを回転可能に支持するために設けられている場合がある。
磁気ベアリング120は、ターボコンプレッサの動作の間、加熱される場合がある。したがって、磁気ベアリング120のベアリングギャップ132を通して冷却媒体を流すための冷却路を設けることが妥当である場合がある。磁気ベアリングのベアリングギャップ132は、ロータアセンブリ110の磁気ベアリングの層状構造125と、ロータアセンブリ110を囲んでいる場合があるベアリングハウジング126との間に位置する場合がある。層状構造125は、ターボコンプレッサの動作の間、ロータアセンブリ110とともに回転する場合があり、一方、ベアリングハウジング126は、固定されている場合がある。たとえば、ベアリングハウジング126は、コンプレッサケーシング105に接続されている場合がある。
磁気ベアリング120のベアリングギャップ132は、周方向に、ロータアセンブリ110を囲んでいる場合がある。ベアリングギャップ132は、薄いシリンダバレルの形状で、ロータアセンブリを囲んでいる場合がある。
冷却媒体は、磁気ベアリング120を冷却するために、ベアリングギャップ132を通してガイドされる場合がある。しかし、比較的低い温度で飽和したガスなどの冷却媒体を使用する場合、ベアリングギャップ132内におけるガスの凝縮のリスクが存在する。ベアリングギャップ132内における冷却媒体の凝縮は、ベアリングギャップに沿って、または、磁気ベアリングの底部においての、液体の蓄積に繋がる場合がある。この液体の蓄積は、磁気ベアリングに経時的に負の影響を与え、システムの安定性に影響し、ロータアセンブリの移動を生じる場合がある。
本明細書に開示される実施形態によれば、ターボコンプレッサは、磁気ベアリングの冷却のために、加圧ガスの第1の部分P1を、磁気ベアリング120のベアリングギャップ132を通して搬送するように構成された冷却路130を含んでいる。換言すると、通常は高温かつ高圧である加圧ガスが、磁気ベアリングのベアリングギャップ132における冷却媒体として使用される。ベアリングギャップ内における冷却媒体の、高いガス圧力及び高温に起因して、ベアリングギャップ内の冷却媒体の凝縮を低減できるか、全体的に避けることができる。ロータアセンブリの不安定性を低減するか避けることができる。
ベアリングギャップを通してガイドされる「加圧ガス(pressurized gas)」は、本明細書で使用される場合、複数のインペラのもっとも下流のインペラである場合がある少なくとも1つのインペラ112の、ガス排出エリアからのガスとして理解される場合がある。「もっとも下流のインペラ(most downstream impeller)」は、本明細書で使用される場合、ターボコンプレッサの搬送圧力または流出圧力に、ガスを加圧するために構成されたターボコンプレッサの、下流方向における最後のインペラとして理解される場合がある。換言すると、冷却路130を通るように向けられた加圧ガスは、搬送圧力で加圧されたターボコンプレッサの複数のインペラの最後のインペラより下流の、加圧ガスの第1の部分P1である場合がある。
「少なくとも1つのインペラのガス排出エリア(gas discharge area of the at least one impeller)」は、ターボコンプレッサを出る前に、加圧ガスのメインストリーム107が通過する少なくとも1つのインペラ112に直接隣接するか、下流にあるエリアとして理解される場合がある。
いくつかの実施形態では、冷却路130内の加圧ガスの第1の部分P1の圧力及び/または温度は、ターボコンプレッサを出る加圧ガスの搬送圧力及び/または搬送温度に基本的に対応する場合がある。たとえば、冷却路内の加圧ガスの第1の部分P1の(絶対値の)圧力は、ターボコンプレッサを出るガスの搬送圧力の70%以上、具体的には、80%以上、さらに具体的には、90%以上である場合がある。
いくつかの実施形態では、冷却路130に沿ってベアリングギャップ132を通って伝播する間、加圧ガスの第1の部分P1の圧力低下及び/または温度低下が存在する場合がある。前述の圧力低下及び/または温度低下は、ベアリングギャップ内の冷却媒体の凝縮を基本的に避けるのに十分に小さい場合がある。
本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせられる場合があるいくつかの実施形態では、ターボコンプレッサ100は、下流方向に連続して配置された複数のインペラ、たとえば、2、3、またはそれより多くのインペラを含む場合がある。すでに述べたように、少なくとも1つのインペラ112は、ターボコンプレッサ100の搬送圧力にガスを加圧するために構成された複数のインペラのもっとも下流のインペラである場合がある。最後のインペラの下流の加圧ガスの部分P1が、磁気ベアリング120を冷却するために使用される場合、ベアリングギャップ132内の冷却媒体の凝縮は、複数のインペラの最後のインペラより下流の加圧ガスの、高い温度及び圧力に起因して、効果的に低減することができる。
たとえば、加圧ガスの第1の部分P1は、少なくとも1つのインペラ112より下流、たとえば、少なくとも1つのインペラ112のガス排出エリア115より下流で、加圧ガスのメインストリーム107から分枝している場合がある。加圧ガスの第1の部分P1は、少なくとも1つのインペラ112の高圧側113のベアリングギャップ132を通して、少なくとも部分的に軸方向で延びる場合がある、冷却路130を通るように向けられている場合がある。ベアリングギャップ132内の冷却媒体の凝縮は、低減することができるか避けることができる。
冷却路130を通るように向けられた加圧ガスの第1の部分P1は、ターボコンプレッサのガス流出部に向けられた加圧ガスのメインストリーム107の断片である場合があり、たとえば、メインストリーム107の10%以下、具体的には、5%以下である。
本明細書に記載の実施形態によれば、ターボコンプレッサの排出側の磁気ベアリング120は、ターボコンプレッサの最後のインペラより下流の加圧ガス流の一部によって冷却される場合があり、それにより、ベアリングギャップ内の冷却ガス流の圧力及び温度を増大させる。磁気ベアリングのための冷却構成が、ターボコンプレッサのガス流に組み込まれており、冷却構成が簡略化される。
さらに、ベアリングギャップ132を通る冷却媒体の質量流量は、前に使用した冷却構成に比べ、増大させることができる。
図3は、本明細書に記載の実施形態に係るターボコンプレッサ200を概略断面図で示している。図3の断面は、長手方向に、ターボコンプレッサ200の軸に沿って延びている。ターボコンプレッサ200は、図2のターボコンプレッサ100に類似である場合があり、対応する特徴は、ここでは再度記載していない。
具体的には、ターボコンプレッサ200は、軸方向Aに延び、ガスを加圧するために構成された少なくとも1つのインペラ112または複数のインペラを含む、ロータアセンブリ110を含んでいる。
ターボコンプレッサは、コンプレッサ段にわたる差動圧力、及び、ガスのモーメントの変化によって生じる、ロータアセンブリ110の軸方向のスラストの影響を受ける場合がある。この軸方向のスラストは、少なくとも部分的に、バランスドラム及び/または軸方向のベアリングによって相殺することができる。軸方向のベアリングには、通常は、ロータアセンブリ110のスラスト全体によっては負荷を加えることができないことから、バランスドラムは、スラストの一部を相殺するように設計される場合があり、(任意選択の)軸方向のベアリングに、残りのあらゆるスラストを処理させる。いくつかの実施形態では、軸方向のベアリングが必要ない場合がある。バランスドラムは、ロータアセンブリ110にフィットしているか、ロータアセンブリ110と一体に形成された、回転するディスク、ステップ、または突起として実施される場合がある。バランスドラムの各側には、作動中、異なる圧力が与えられる場合がある。いくつかの実施形態では、バランスドラムの直径は、残留負荷によって軸方向のベアリングに過負荷が与えられることを防止するように、適切な軸方向の負荷を有するように選択される場合がある。バランスドラムを設けることは、ロータアセンブリ110の十分な軸方向の負荷を取ることが可能ではない場合がある、1つまたは複数の磁気ベアリングとの組合せにおいて、有益である場合がある。
本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせられる場合があるいくつかの実施形態では、ターボコンプレッサ200は、少なくとも1つのインペラ112の高圧側113に配置されたバランスドラム140を含む場合がある。バランスドラム140は、ロータアセンブリ110の軸方向のスラストを少なくとも部分的に相殺するために、構成されている場合がある。
いくつかの実施形態では、バランスドラム140は、ロータアセンブリ110のステップ、ディスク、またはバランスピストンとして設けられている場合がある。バランスドラムの形状は、バランスドラム140が、ロータアセンブリの軸方向のスラストを少なくとも部分的に相殺することが可能である限り、特に制限されない。バランスドラムの高圧側116と、バランスドラムの低圧側114との間では、圧力差が維持される場合がある。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのインペラが、バランスドラム140の高圧側116に配置され、バランスドラムの低圧側114が、反対側、すなわち、バランスドラム140の下流側である場合がある。低圧エリア1012が、バランスドラム140の低圧側に設けられている場合がある(図1を参照)。
本明細書に記載の他の態様と組み合わせられる場合がある、本開示の一態様によれば、磁気ベアリング120は、軸方向Aにおいて、少なくとも1つのインペラ112と、バランスドラム140との間に配置されている場合がある。いくつかの実施形態では、磁気ベアリング120は、複数のインペラのもっとも下流のインペラと、バランスドラム140との間に配置されている場合がある。
したがって、磁気ベアリング120は、ロータアセンブリ110の高圧エリア、すなわち、最後のインペラとバランスドラム140との間に配置されている場合がある。したがって、冷却構成のセットアップは、簡略化することができ、最後のインペラの下流側からバランスドラム140の高圧側116に向かって延びるバランスドラムのガス流は、磁気ベアリング120を冷却するために使用される場合がある。
本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせられる場合があるいくつかの実施形態では、冷却路130は、少なくとも1つのインペラ112のガス排出エリア115から下流の方向に、ベアリングギャップ132を通って延び、次いで、バランスドラム140の高圧側116からバランスドラム140を通って、バランスドラム140の低圧側114に通過する。
バランスドラムは、バランスドラムの高圧側116と低圧側114との間の圧力差を維持するように構成されたバランスドラムシール142を含む場合がある。いくつかの実施形態では、バランスドラムシール142は、ラビリンスシールである場合がある。冷却路130は、バランスドラムシール142、たとえば、バランスドラムシール142に設けられたラビリンス通路を通り、バランスドラム140の低圧側114に向かって延びる場合がある。
バランスドラムシール142は、ロータアセンブリ110に固定された回転構成要素である場合があるか、バランスドラムシール142は、代替的には、ターボコンプレッサの固定部分144、たとえば、ケーシング部分に固定された固定構成要素である場合がある。いくつかの実施形態では、バランスドラムシール142の第1の部分は、ロータアセンブリ110に固定されており、バランスドラムシール142の第2の部分は、ターボコンプレッサの固定部分144に固定されている。バランスドラムのギャップは、バランスドラムの外側表面と、固定部分144の嵌合する内側表面との間に設けられている場合がある。バランスドラムシール142は、バランスドラムのギャップに配置されている場合があり、また、バランスドラムのギャップを規定する場合がある。
したがって、いくつかの実施形態では、冷却路130は、少なくとも1つのインペラ112のガス排出エリア115からベアリングギャップ132を通り、さらに、バランスドラム140の高圧側116からバランスドラムシール142を通り、バランスドラム140の低圧側に向かって延びる場合がある。したがって、バランスドラムのガス流は、バランスドラム140の高圧側116に配置された磁気ベアリング120を冷却するために使用することができる。
バランスドラム140の低圧側114は、低圧に保持されている場合がある。たとえば、バランスドラムの低圧側114は、大気圧、または、ターボコンプレッサの入口のガス圧力に接続されている場合がある。たとえば、図1に概略的に示されているように、ターボコンプレッサのガス入口エリア1011は、バランスドラム140の低圧側114の低圧エリア1012と、バランスラインを介して流体接続されている場合がある。バランスラインは、バランスドラム140の低圧側114の低圧エリア1012における圧力を、ガス流入部1003を介して入るプロセスガスの圧力とほぼ同じ圧力に維持する場合がある。ロータアセンブリ110の軸方向のスラストは、前述の圧力差を維持するために構成されたバランスドラム140により、効果的に相殺することができる。
いくつかの実施形態では、制御ユニット、たとえば制御バルブは、低圧エリア1012内の圧力を、たとえば、ベアリングの1つか、その近くで検知された軸方向の負荷に基づき、調整するために設けられている場合がある。
少なくとも1つのインペラ112は、たとえば、段間の圧力差、ガスのモーメントの変化などに起因して、ターボコンプレッサの低圧側の方向にロータアセンブリの軸方向の負荷を与える場合がある。ロータアセンブリ110を回転させる駆動ユニット1001は、逆方向、すなわち、ターボコンプレッサの高圧側に向かって、ロータアセンブリに、実質的に一定の軸方向の負荷を与える場合がある。少なくとも1つのインペラ112の残りの軸方向の負荷に反作用するために、バランスドラム140は、ロータアセンブリに軸方向の力を加えるように設計されている場合があり、その力の大きさは、予期されるインペラの軸方向の負荷から駆動ユニットの軸方向の負荷を引いたものに基づく場合がある。このことは、たとえば、バランスドラムの低圧側のガス圧力が、バランスドラムの高圧側の圧力よりも低くなるようにシステムを設計すること、及び/または、適切なサイズ、たとえば、適切な直径のバランスドラムを選択して、バランスを取る適切な力を発生させることにより、達成される場合がある。圧力のアンバランスは、ターボコンプレッサの低圧側114とガス入口エリア1011との間のバランスラインを設けることによって維持される場合がある。
図4は、本明細書に記載の実施形態に係るターボコンプレッサ300の上方部分を概略断面図で示している。図4の断面は、長手方向に、ターボコンプレッサ300の軸に沿って延びている。ターボコンプレッサ300は、図3のターボコンプレッサ200に類似している場合があり、対応する特徴は、ここでは再度記載していない。
具体的には、ターボコンプレッサ300は、バランスドラム140と、軸方向Aにおいて、少なくとも1つのインペラ112と、バランスドラム140との間に配置された磁気ベアリング120とを含む場合がある。冷却路130は、少なくとも1つのインペラ112のガス排出エリア115から、磁気ベアリング120のベアリングギャップ132を通り、また、バランスドラムシール142を通って、バランスドラム140の低圧側114に延びる場合がある。
本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせられる場合があるいくつかの実施形態では、ターボコンプレッサ300は、加圧ガスの第2の部分P2を、少なくとも1つのインペラ112のガス排出エリア115から、冷却路130の、ベアリングギャップ132より下流の部分に搬送するように構成されたバイパス路150を含む場合がある。
バイパス路150は、少なくとも1つのインペラ112のガス排出エリア115と、冷却路130の、ベアリングギャップ132より下流の部分との間を流体接続する場合がある。バイパス路150を通るように向けられた加圧ガスの第2の部分P2は、ターボコンプレッサのガス流出部に向けられた加圧ガスのメインストリーム107の断片である場合があり、たとえば、メインストリーム107の10%以下、具体的には、5%以下である。バイパス路150を通って流れる加圧ガスの第2の部分P2は、高圧及び/または高温である場合がある。たとえば、加圧ガスの第2の部分P2の圧力及び温度は、ターボコンプレッサの搬送圧力及び/または搬送温度に基本的に対応する場合がある。
たとえば、いくつかの実施形態では、加圧ガスの第1の部分P1は、もっとも下流のインペラより下流の冷却路130を通って流れる場合があり、加圧ガスの第2の部分P2は、もっとも下流のインペラより下流のバイパス路150を通って流れる場合がある。冷却路130とバイパス路150とは、ベアリングギャップ132より下流で合流する場合がある。
バイパス路150を設けることにより、ベアリングギャップ132にわたる冷却路130の圧力低下を、低減するか避けることができる。具体的には、軸方向Aにおけるベアリングギャップ132の両側で、冷却路130内の基本的に同じ圧力、すなわち高圧が、ベアリングギャップの下流側を、最後のインペラのガス排出エリア115と直接接続する場合があるバイパス路150を設けることにより、保証され得る。ベアリングギャップ内の冷却流体の凝縮は、低減することができるか避けることができる。
冷却路130は、ロータアセンブリの外周を囲み、軸方向Aに延びるシリンダジャケットの形状を、少なくとも部分的に有する場合がある。バイパス路150は、たとえば、軸方向Aにおいて少なくとも部分的に、少なくとも部分的に互いから分離して延びる場合がある、1つまたは複数のチャネルとして設けられている場合がある。バイパス路150のチャネルの1つが、長手方向断面図で図4に示されている。たとえば、バイパス路150の1つまたは複数のチャネルは、1つまたは複数の異なる角度位置において、ベアリングハウジング126から径方向外側に延びている場合がある。
たとえば、バイパス路150の2つのチャネルは、ロータアセンブリの軸の両側に設けられている場合がある。いくつかの実施形態では、バイパス路150は、4つの角度位置、たとえば、それぞれの隣接するチャネルに対して90度の角度で設けられている場合がある4つのチャネルを含む場合がある。いくつかの実施形態では、バイパス路150は、5つ以上のチャネルを含む場合がある。バイパス路150のチャネルは、対称的に配置される場合がある。
バイパス路150は、バランスドラム140より上流の位置、すなわち、バランスドラム140の高圧側116で、冷却路130に合流する場合がある。このため、冷却路130にわたって圧力が低下するケースにおいてさえも、バイパス路150に起因して、バランスドラム140の高圧側116において、高圧を保証することができる。したがって、バランスドラム140の高圧側116と低圧側114との間の適切な圧力差を保証することができ、バランスドラム140のスラストの相殺は、冷却路にわたり、潜在的な圧力低下によって負の影響を受けることはない。
具体的には、本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせられる場合があるいくつかの実施形態では、バイパス路150は、少なくとも1つのインペラ112のガス排出エリア115と、バランスドラム140の高圧側116との間を直接接続する場合がある。動作条件に応じて、バイパス路150の開口の寸法は、熱的、及びロータの動的な作用を最適にするようなもの、たとえば、ガス流の0%から100%に移行するものとすることができる。
バイパス路150と冷却路130とは、少なくとも1つのインペラ112のガス排出エリア115から、バランスドラム140の高圧側116への、加圧ガスの2つの平行な流れを提供する場合がある。冷却路130とバイパス路150とは、加圧ガスのメインストリーム107から分枝する場合がある。
本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせられる場合があるいくつかの実施形態では、バランスドラム140は、ロータアセンブリ110の軸方向端部の近くに配置される場合がある。具体的には、バランスドラム140は、ロータアセンブリ110の軸方向端部と直接接触して配置することができるか、中間要素によってロータアセンブリ110の軸方向端部に間接的に接続することができる。中間要素は、50cm未満、好ましくは10cm未満、より好ましくは2cm未満の軸方向長さを有することができる。たとえば、バランスドラム140は、ロータアセンブリ110の軸方向端部を構成する場合がある。バランスドラム140の維持及び調整は、バランスドラム140がロータアセンブリの軸方向端部の近くに設けられている場合に、容易にすることができる。
具体的には、バランスドラム140の回転部分と、ターボコンプレッサの固定部分144との間のバランスドラムシール142の調整を簡略化することができる。たとえば、バランスドラムシール142及び/またはバランスドラムのギャップの位置合わせの不良は、側方の負荷の影響を生じ得る。この影響は、本明細書に記載の実施形態に従って避けることができる。いくつかの実施形態では、バランスドラムシール142は、ターボコンプレッサの固定部分144に固定されており、ロータアセンブリの軸方向端部の近くに配置されたバランスドラム140は、バランスドラムシール142に対して中心付けることができる。
本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせることができるいくつかの実施形態では、バランスドラム140は、ロータアセンブリ110のシャフト111、特に、シャフト111の軸方向端部に、取外し可能に接続される場合がある。バランスドラムの外側表面と、固定部分144の内側表面との間のバランスドラムのギャップを形成する、ターボコンプレッサの固定部分144に対するバランスドラム140の中心付けは、簡略化することができる。
図4に示す実施形態では、バランスドラム140が、固定デバイスを介して、たとえば、ネジまたはボルトを介して、シャフト111の軸方向端部に固定されている。いくつかの実施形態では、バランスドラム140の外側表面と嵌合する表面を形成する固定部分144も、固定デバイスを介して、たとえばネジを介して、ターボコンプレッサのケーシング部分に接続されている場合がある。固定部分144に対するバランスドラム140の中心付けは、さらに簡略化することができる。
図5は、本明細書に記載の実施形態に係るターボコンプレッサ400を概略断面図で示している。図5の断面は、長手方向に、ターボコンプレッサ400の軸に沿って延びている。ターボコンプレッサ400は、図4のターボコンプレッサ300に類似している場合があり、対応する特徴は、ここでは再度記載していない。
具体的には、ターボコンプレッサ300は、バランスドラム140と、軸方向Aにおいて、少なくとも1つのインペラ112と、バランスドラム140との間に配置された磁気ベアリング120とを含む場合がある。冷却路130は、少なくとも1つのインペラ112から、磁気ベアリング120のベアリングギャップ132を通り、また、バランスドラムシール142を通って、バランスドラム140の低圧側114に延びる場合がある。さらに、バイパス路150が設けられる場合がある。
本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせられる場合があるいくつかの実施形態では、ターボコンプレッサは、特にバルブを備え、バイパス路150を通る加圧ガスの第2の部分P2の流れを調整するために構成された制御ユニット155をさらに含む場合がある。たとえば、バイパス路150を通る加圧ガスの第2の部分P2の流れは、制御ユニット155を介して調整される場合がある。
バイパス路を通る加圧ガスの第2の部分P2の流れを調整することにより、冷却路130内の加圧ガスの第1の部分P1の圧力及び/または流れを変化させることができる。冷却ガスの流れは、いくつかの実施形態では調整される場合がある。代替的または追加的に、バランスドラムの高圧側とバランスドラムの低圧側との間の圧力差は、制御ユニット155を介して調整することができる。
いくつかの実施形態では、バイパス路150と冷却路130とは、バランスドラムシール142、たとえば、ラビリンスシールの通路の位置において、結合するか合流する場合がある。バランスドラムシール142内のガスの渦巻きは、ラビリンスシールである場合がある、バランスドラムシールのある位置において冷却路内に流れ込む加圧ガスの第2の部分P2によって低減されるか防止される場合がある。たとえば、図5に概略的に示すように、加圧ガスの第1の部分P1は、基本的に軸方向に、バランスドラムシール142を通ってガイドされる場合があり、加圧ガスの第2の部分P2は、少なくとも部分的に径方向から、バランスドラムシールの通路に流れ込む場合がある。
いくつかの実施形態では、バイパス路150は、基本的に等間隔の方向から、バランスドラムのシール内に、加圧ガスを向けるために構成された1つまたは複数のチャネルを有する場合がある。前述のチャネルが1つのみ、図5に示されている。したがって、対称的なガスの負荷が、バランスドラム140に作用する場合があり、加圧ガスの第2の部分P2に起因するロータアセンブリの不安定を防止することができる。さらに、バランスドラムのギャップ内のガスの渦巻きは、効果的に崩すことができる。
たとえば、バイパス路150の少なくとも1つのチャネルは、ターボコンプレッサの固定部分144を通ってバランスドラムのギャップに、たとえば、基本的に径方向に延びる分路穴として構成される場合がある。たとえば、分路穴は、バランスドラムシール142の通路、たとえば、軸方向Aにおけるバランスドラムシールの中心の通路で、終端する場合がある。
本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせられる場合があるいくつかの実施形態では、ターボコンプレッサは、遠心コンプレッサとして構成される場合があり、少なくとも1つのインペラは、ロータアセンブリから離れる径方向に加圧ガスを向けるために構成された遠心インペラである場合がある。具体的には、ターボコンプレッサの複数のインペラの各インペラは、遠心インペラとして構成される場合がある。他の実施形態では、ターボコンプレッサの少なくとも1つまたは複数のインペラは、軸方向のインペラとして構成される場合がある。
いくつかの実施形態では、ターボコンプレッサは、カンで囲まれたターボコンプレッサとして構成される場合がある。ターボコンプレッサは、ガスを漏洩させない、密閉してシールされたケーシング内に配置されている場合がある。
図6は、本明細書に記載の実施形態に係る、ターボコンプレッサの動作方法を示すためのフロー図である。ボックス510では、本方法は、ロータアセンブリ110の少なくとも1つの回転するインペラを越えてガスを向けることにより、ガスを加圧することを含んでいる。少なくとも1つのインペラは、ロータアセンブリに取り付けられた複数のインペラのもっとも下流のインペラである場合があり、また、ターボコンプレッサの搬送圧力にガスを加圧するように構成された最後のコンプレッサ段の一部である場合がある。
ボックス520では、少なくとも1つのインペラ112を越えて流れた後に、加圧ガスの第1の部分P1が、磁気ベアリング120を冷却するために、冷却路130に沿って、磁気ベアリング120のベアリングギャップ132を通して搬送される場合がある。
加圧ガスの第1の部分P1は、ターボコンプレッサのガス流出部に向けられた加圧ガスのメインストリーム107から分枝される場合がある。
いくつかの実施形態では、本方法は、バランスドラム140の高圧側116と低圧側114との間に圧力差を与えることにより、ロータアセンブリ110の軸方向のスラストを相殺することをさらに含む場合があり、ここで、磁気ベアリング120は、少なくとも1つのインペラとバランスドラムとの間に配置されている場合がある。
任意選択のボックス530では、本方法は、ベアリングギャップ132の下流で、加圧ガスの第1の部分P1をバランスドラム140に搬送することをさらに含む場合がある。具体的には、加圧ガスの第1の部分は、バランスドラムの高圧側をバランスドラムの低圧側から分離するバランスドラムシール142に向けられている場合がある。
任意選択的には、本方法は、加圧ガスの第2の部分P2を、少なくとも1つのインペラのガス排出エリアから延びるバイパス路150を通し、ベアリングギャップ132の下流に位置する冷却路130の部分に搬送することをさらに含む場合がある。
いくつかの実施形態では、バイパス路150を通って流れる加圧ガスの第2の部分P2と、冷却路130を通って流れる加圧ガスの第1の部分P1とは、バランスドラムの上流の位置、たとえば、バランスドラムの直接上流、すなわち、バランスドラムの高圧側において、ともに流れる場合がある。
加圧ガスの第1の部分P1及び/または加圧ガスの第2の部分P2は、ターボコンプレッサのガス流出部に向けられた加圧ガスのメインストリーム107から分枝される場合がある。加圧ガスの第2の部分P2は、バイパス路を通るように向けられ、次いで、バランスドラムを越えて、バランスドラムの低圧側に向けられる場合がある。
いくつかの実施形態では、加圧ガスの第1の部分P1と、加圧ガスの第2の部分P2とは、バランスドラムの高圧側で、バランスドラムの上流の位置において、ともに流れる場合がある。
代替的には、加圧ガスの第1の部分P1と、加圧ガスの第2の部分P2とは、バランスドラムシール142内の位置、たとえば、ラビリンスシールの通路において、ともに流れる場合がある。これにより、バランスドラムシール内のガスの渦巻きを崩すことを補助する場合がある。
たとえば、加圧ガスの第2の部分P2は、バランスドラムシール内のガスの渦巻きを崩すために、バランスドラムシールの中心部で、加圧ガスの第1の部分P1に流れ込む場合がある。
加圧ガスの第1の部分P1の流量または圧力は、たとえば、バイパス路150に設けられた制御ユニット155を介して、バイパス路150内の加圧ガスの第2の部分P2の流量または圧力を調整することによって制御される場合がある。
本明細書に記載の他の実施形態と組み合わせられる場合があるいくつかの実施形態では、ガスは、第1の圧力及び第1の温度でターボコンプレッサに入る場合があり、加圧ガスの第1の部分P1は、第1の圧力及び第1の温度よりもそれぞれ高い第2の圧力及び第2の温度で、ベアリングギャップ132を通るように向けられる場合がある。
いくつかの実施形態では、第2の圧力は、第1の圧力の2倍以上である場合があり、及び/または、第2の温度は、第1の温度よりも10℃を超えて高いか、特に、20℃を超えて高いか、30℃を超えて高い場合がある。ベアリングギャップ内の加圧ガスの凝縮を低減することができ、ターボコンプレッサの耐久性を向上させることができる。
上の記載は、本開示の実施形態を対象としているが、本開示の他の実施形態及びさらなる実施形態が、本開示の基本的な範囲から逸脱することなく創造される場合があり、また、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によって判定される。

Claims (18)

  1. 軸方向(A)に延び、ガスを加圧するために構成された少なくとも1つのインペラ(112)を備えたロータアセンブリ(110)と、
    前記少なくとも1つのインペラ(112)のもっとも下流のインペラの高圧側(113)に配置されたバランスドラム(140)と、
    前記軸方向(A)において、前記もっとも下流のインペラと前記バランスドラム(140)との間に配置されて前記ロータアセンブリ(110)を支持する磁気ベアリング(120)と、
    前記もっとも下流のインペラを通過したガスから分岐したガスによって前記磁気ベアリング(120)を冷却するために、下流方向に、前記少なくとも1つのインペラ(112)のガス排出エリア(115)から延び、前記磁気ベアリング(120)のベアリングギャップ(132)を通過するように構成された冷却路(130)と
    を備える、
    ターボコンプレッ
  2. 前記ロータアセンブリ(110)が複数のインペラを備える、請求項1に記載のターボコンプレッサ。
  3. 前記冷却路(130)が、さらに前記バランスドラム(140)の高圧側(116)から低圧側(114)に、前記バランスドラム(140)を通過する、請求項1または2に記載のターボコンプレッサ。
  4. 前記冷却路(130)が、前記バランスドラム(140)の前記高圧側(116)と、前記バランスドラム(140)の前記低圧側(114)との間の圧力差を維持するように構成されたバランスドラムシール(142)を通ってびる、請求項3に記載のターボコンプレッサ。
  5. 前記バランスドラムシール(142)が、ラビリンスシールである、請求項4に記載のターボコンプレッサ。
  6. 前記もっとも下流のインペラ(112)の前記ガス排出エリア(115)、前記冷却路(130)の、前記ベアリングギャップ(132)より下流の部分に流体接続するように構成されたバイパス路(150)をさらに備えている、請求項1からのいずれか一項に記載のターボコンプレッサ。
  7. ルブを備え、記バイパス路(150)を通るガスの流れを調整するために構成された制御ユニット(155)をさらに備えている、請求項に記載のターボコンプレッサ。
  8. 前記バイパス路(150)と前記冷却路(130)とが、前記バランスドラム(140)より上流の位置結合される、請求項6または7に記載のターボコンプレッサ。
  9. 前記冷却路(130)が、前記バランスドラム(140)の前記高圧側(116)と、前記バランスドラム(140)の低圧側(114)との間の圧力差を維持するように構成されたバランスドラムシール(142)を通って延び、
    前記バイパス路(150)と前記冷却路(130)とが、前記バランスドラムシール(142)の位置で結合される、請求項6から8のいずれか一項に記載のターボコンプレッサ。
  10. 前記バランスドラム(140)が、直接的に、または、中間要素によって間接的に、前記ロータアセンブリ(110)の軸方向端部に接続されている、請求項1から9のいずれか一項に記載のターボコンプレッサ。
  11. 前記バランスドラム(140)が、前記ロータアセンブリ(110)のシャフト端部に取外し可能に接続されている、請求項10に記載のターボコンプレッサ。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載のターボコンプレッサ(100)と、
    前記ターボコンプレッサ(100)の前記ロータアセンブリ(110)を駆動するために構成された駆動ユニット(1001)と、を備え、
    前記ターボコンプレッサ(100)と前記駆動ユニット(1001)とが、密閉してシールされた共通のケーシング(1002)内に配置されている、モトコンプレッサ構成(1000)。
  13. ロータアセンブリ(110)の少なくとも1つのインペラ(112)によってガスを加圧するステップと、
    前記少なくとも1つのインペラ(112)のもっとも下流のインペラの高圧側(113)に配置されたバランスドラム(140)の高圧側(116)と低圧側(114)との間に圧力差を与えることにより、前記ロータアセンブリ(110)の軸方向のスラストを相殺するステップと、
    前記もっとも下流のインペラの高圧側(113)において前記ロータアセンブリ(110)を支持する磁気ベアリング(120)を冷却するステップであって、前記もっとも下流のインペラのガス排出エリア(115)からのガスを、前記磁気ベアリング(120)のベアリングギャップ(132)を通過して下流方向に送ることによって前記磁気ベアリング(120)を冷却するステップと、を含む
    ターボコンプレッサの動作方法。
  14. 記ベアリングギャップ(132)を通過したガスを前記バランスドラム(140)の前記高圧側(116)を前記バランスドラム(140)の前記低圧側(114)から分離するバランスドラムシール(142)に搬送するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記もっとも下流のインペラによって加圧されたガスの一部を、前記もっとも下流のインペラのガス排出エリア(115)から延びるバイパス路(150)に搬送し、前記バイパス路(150)を通過したガスを、前記ベアリングギャップ(132)の下流に搬送するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ベアリングギャップ(132)を通過したガスと、前記バイパス路(150)を通過したガスとが、前記バランスドラム(140)の前記高圧側(116)で、前記バランスドラム(140)より上流の位置において、ともに結合されるか、前記ベアリングギャップ(132)を通過したガスと、前記バイパス路(150)を通過したガスとが、前記バランスドラムシール(142)の位置において、ともに結合される、請求項1に記載の方法。
  17. 前記バイパス路(150)のガスの流量または圧力を調整することにより、前記ベアリングギャップ(132)のガスの流量または圧力を制限するさらなるステップを含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 1の圧力及び第1の温度で前記ターボコンプレッサに入ったガスの一部が、前記第1の圧力及び前記第1の温度よりもそれぞれ高い第2の圧力及び第2の温度で、前記ベアリングギャップ(132)を通るように向けられる、請求項13から17のいずれか一項に記載の方法。
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