JP6791291B2 - 細胞移植装置 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、予め繊維状物が交差したメッシュ状の小片を作製しておくことによって、留止部を針状部に容易に組み付けることができる。
上記構成によれば、繊維状物が水分を保持しやすい。それゆえ、繊維状物に液体を含ませておくことで、繊維状物の柔軟性が高められ、留止部に移植物が接触した場合に移植物が受ける衝撃を小さくできる。したがって、こうした衝撃が移植物に与える影響を小さくできる。
上記構成によれば、移植物と保護液とを針状部の内部に取り込む際に、保護液が留止部を越えて基端側へ流れやすい。
上記構成において、前記針状部の延びる方向から見た平面視において、前記第1管の基端部の開口と前記繊維状物とが重なる部分の面積が、当該基端部の開口の面積に占める割合は、20%以上85%以下であってもよい。
上記構成によれば、第1管と第2管とを接続する際に、針状部に留止部を組み付けることができる。したがって、第1管や第2管に、留止部の組み付けのための穴あけ等の加工を要する形態と比較して、留止部の配置が容易である。
上記構成によれば、留止部が第2管内に位置する場合には、移植物が発毛または育毛に寄与する細胞群を含む場合に、細胞群の全体が第2管内に入り込むことが抑えられる。したがって、細胞群の放出に際して、第1管と第2管との接続部分で細胞群が第1管の縁に引っ掛かることが抑えられる。また、留止部が第1管内に位置する場合には、留止部の位置が針状部の先端部に近くなりすぎることが抑えられ、移植物が留められる空間の大きさが十分に確保されやすい。
上記構成によれば、複数の針状部に移植物を一括して収容すること、および、複数の針状部から移植物を一括して放出することが可能であり、これによって、移植の効率をさらに高めることができる。
図1〜図16を参照して、細胞移植装置の第1実施形態を説明する。
[移植物]
本実施形態の細胞移植装置は、生体へ移植物を移植するために用いられる。移植の対象領域は、皮内および皮下の少なくとも一方、あるいは、臓器等の組織である。移植物は、細胞群を含む。この移植される対象である細胞群について説明する。
なお、移植物は、細胞群とともに、細胞群の移植を補助する部材を含んでいてもよい。
図1が示すように、細胞移植装置100は、針状部10と、針状部10を支持する支持部50とを備えている。針状部10は、1つの方向に沿って延びる筒状を有し、言い換えれば、中空の針形状を有する。針状部10の外形は、その先端部が、生体における移植の対象の部位を刺すことの可能な形状を有していれば特に限定されない。針状部10の先端部は、例えば、円筒をその延びる方向に対して斜めに切断した形状を有し、尖っている。
図4が示すように、針状部10は、針状部10の先端部を含む第1管11と、第1管11よりも大きい流路断面積を有する第2管12とを備えている。第1管11と第2管12との各々は、針状部10の延びる方向に沿って延びる。第1管11の先端部は、針状部10の先端部を構成し、その先端部に開口13を有する。第2管12は、第1管11の基端部に接続されている。針状部10の内部に区画される内部流路14は、針状部10の延びる方向に沿って延び、開口13に通じている。言い換えれば、内部流路14は、針状部10の先端部に開口している。
針状部10と留止部20との組み付けの手順を説明する。なお、図8および図9では、部材の固定に用いる接着部を強調して示している。
細胞移植装置100を用いた移植物の移植方法を説明する。
図11が示すように、移植前において、移植物Cgは、培養容器等のトレイ70に保護液Plと共に保持されている。例えば、図11が示すように、移植物Cgと保護液Plとは、トレイ70が有する凹部71に入れられている。トレイ70における移植物Cgと保護液Plとの保持態様は、凹部71に移植物Cgと保護液Plとが保持される形態に限らず、例えば、トレイ70が有する平面上に移植物Cgと保護液Plとが配置されていてもよい。
以上により、移植物Cgの対象領域への移植が完了する。
留止部20は、各針状部10に対して1つずつ配置される。細胞移植装置100が複数の針状部10を備える場合も、針状部10の延びる方向における針状部10および留止部20と支持部50との位置関係は、細胞移植装置100が単一の針状部10を備える場合と同様である。
(1)内部流路14の途中に留止部20が配置されているため、移植物Cgを取り込んだ際の保護液Plの取り込み量や吸引時間に関わらず、開口13に近い位置に移植物Cgを留めることができる。そのため、保護液Plの取り込み量や吸引時間を増やしても、移植物Cgと共に放出される保護液Plの量が過大になることを抑えることが可能であり、移植物Cgの収容と放出とを好適に進めることができる。したがって、移植の効率が高められる。
図17〜図19を参照して、細胞移植装置の第2実施形態を説明する。以下では、第2実施形態と第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態の変形例を説明する。
図18が示すように、留止部20は、針状部10における流路断面積が変わる箇所に対して先端側に位置してもよい。すなわち、留止部20は、第1管11と第2管12との接続部分よりも針状部10の先端側に位置し、第1管11内で内部流路14を横断している。繊維状物21は、第1管11を、針状部10の延びる方向と直交する方向に貫通しており、繊維状物21の両端部は、第1管11の外周面に接着部32によって固定されている。
以上の変形例によっても、第1実施形態の(1),(2),(4),(5),(8),(9)と同様の効果を得ることができる。
以上の変形例によっても、第1実施形態の(1),(4),(5),(8),(9)と同様の効果を得ることができる。
上記各実施形態およびその変形例は、以下のように変更して実施することが可能である。
・留止部20は、内部流路14の途中に配置されていればよく、針状部10に対する繊維状物21の固定の態様は、上記実施形態とは異なっていてもよい。
・第1管11の流路断面積は一定でなくてもよいし、第2管12の流路断面積は一定でなくてもよい。第1管11と第2管12との流路断面積に関わらず、繊維状物21が第1管11の基端部に跨るように留止部20が配置される形態であれば、第1管11と第2管12とを接続する際に、針状部10に留止部20を組み付けることができるため、留止部20の配置が容易である。
Claims (11)
- 生体内の対象領域に、細胞を含む移植物を配置するための細胞移植装置であって、
1つの方向に沿って延びる針状部であって、当該針状部の先端部に開口する流路を内部に有する前記針状部と、
前記流路の途中に位置し、繊維状物から構成される留止部であって、前記開口から前記流路内に入った液状体中の前記移植物を前記留止部よりも先端側に留めるための前記留止部と、
を備える細胞移植装置。 - 前記留止部は、複数本の繊維状物が交差したメッシュ状に構成されている
請求項1に記載の細胞移植装置。 - 前記繊維状物は、公定水分率が7.0%以上の繊維から構成される
請求項1または2に記載の細胞移植装置。 - 前記針状部は、
前記留止部よりも先端側に位置する第1部と、
前記留止部よりも基端側に位置する第2部と、含み、
前記第2部の流路断面積は、前記第1部の流路断面積よりも大きい
請求項1〜3のいずれか一項に記載の細胞移植装置。 - 前記針状部は、
前記先端部を含む第1管と、
前記第1管の基端部に接続された第2管と、を備え、
前記留止部は、前記第1管と前記第2管との接続部分の付近に位置する
請求項1〜4のいずれか一項に記載の細胞移植装置。 - 前記針状部の延びる方向から見た平面視において、
前記第1管の基端部の開口と前記繊維状物とが重なる部分の面積が、当該基端部の開口の面積に占める割合は、20%以上85%以下である
請求項5に記載の細胞移植装置。 - 前記繊維状物は、前記第1管の基端部を跨ぐように配置され、
前記繊維状物の端部は、前記第1管の外周面に固定されている
請求項5または6に記載の細胞移植装置。 - 前記針状部の延びる方向において、前記留止部と、前記第1管の基端部の端面との間の距離は、100μm以下である
請求項5〜7のいずれか一項に記載の細胞移植装置。 - 複数の前記針状部と、各針状部に対して1つずつ配置された前記留止部とを備える
請求項1〜8のいずれか一項に記載の細胞移植装置。 - 100μm以上1000μm以下の径を有する細胞集合体を含む前記移植物を、前記対象領域に配置するために用いられる
請求項1〜9のいずれか一項に記載の細胞移植装置。 - 皮膚由来幹細胞を含んだ細胞凝集体である前記移植物を、前記対象領域に配置するために用いられる
請求項1〜10のいずれか一項に記載の細胞移植装置。
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