JP6789660B2 - 検証装置及び検証システム - Google Patents

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Description

本発明は、被検証装置の正当性を検証する検証技術に関する。
特許文献1は、暗号技術に基づく認証方法を開示している。具体的には、特許文献1は、検証装置と被検証装置が秘密情報を共有し、被検証装置が秘密情報を保有していることを検証装置が確認することで被検証装置を認証することを開示している。通常、被検証装置は、ICチップ又はICタグにより構成される。これらICチップ又はICタグは、外部の装置から電源供給を受けて動作する。認証のためにICタグやICチップで行われる暗号処理の計算量は大きい。ここで、暗号処理を行う際の動作電力は、暗号処理をハードウェアで実現するよりも、プロセッサ等を使用してソフトウェア的に行う方が大きくなる。
特開平8−287202号公報
被検証装置が保有する秘密情報が流出すると、汎用的なマイコンを使用することで、短期間かつ低コストで被検証装置の偽造品が作成され得る。したがって、秘密情報が流出した場合においても被検証装置の正当性を検証できることが求められている。
本発明は、秘密情報が流出した場合においても被検証装置の正当性を検証できる検証装置と、当該被検証装置及び当該検証装置を含む検証システムを提供するものである。
本発明の一側面によると、被検証装置と通信するために前記被検証装置に動作電力を供給し、前記被検証装置の検証を行う検証装置は、前記被検証装置への前記動作電力供給によって前記検証装置から前記被検証装置に流れる電流値を検出する検出手段と、前記電流値が閾値より大きいか否かを判定する判定手段であって、前記被検証装置が前記検証装置に送信するデータ値により前記動作電力を第1の値と前記第1の値より大きい第2の値に増減させるように構成されている場合において、前記閾値は、前記動作電力が前記第1の値のときの前記電流値より大きく、前記動作電力が前記第2の値のときの前記電流値より小さい値に設定されている、前記判定手段と、所定期間において、前記電流値が前記閾値より大きくなるか否かにより前記被検証装置の正当性を検証する検証手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によると、秘密情報が流出した場合においても被検証装置の正当性を検証することができる。
一実施形態による検証装置の構成図。 一実施形態による復調部の構成図。 一実施形態による変調部の構成図。 一実施形態によるICチップの構成図。 一実施形態による信号波形を示す図。 一実施形態による検証装置の構成図。 一実施形態による復調部の構成図。 一実施形態による変調部の構成図。 一実施形態によるICタグの構成図。 一実施形態による信号波形を示す図。 一実施形態によるデータ値と信号波形の関係を示す図。 一実施形態によるデータ値と信号波形の関係を示す図。 一実施形態による状態遷移図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による検証装置100の概略的な構成図である。なお、図1において、ICチップ106は、被検証装置であり、検証装置100と認証処理のための通信を行う。例えば、検証装置100は、画像形成装置の本体に設けられ、被検証装置であるICチップ106は、画像形成装置から着脱可能な交換部品等に取り付けられる。そして、画像形成装置は、ICチップ106の正当性を検証することで、装着された交換部品の正当性を検証する。ICチップ106は、検証装置100の接点115及び116と接続される。検証装置100は、接点115及び116を介してICチップ106に動作電力を供給し、かつ、接点115及び116を介してICチップ106と各種情報の送受信を行う。ICチップ106は、秘密情報である認証情報を保持しており、検証装置100は、ICチップ106が保持する認証情報に基づきICチップ106の認証処理を行う。なお、認証処理は公知の任意の方法を使用できる。復調部102は、接点115の電圧に基づき、ICチップ106から受信したデータ値が0であるか1であるかを判定する。本実施形態において、受信したデータ値が0であると、復調部102はロー・レベルの信号を出力し、受信したデータ値が1であると、復調部102はハイ・レベルの信号を出力する。
図2は、復調部102の構成図である。詳細は後述するが、本実施形態において、ICチップ106は、動作電力(消費電力)を増減させることでデータ値として0又は1を送信する。以下の説明では、ICチップ106がデータ値として0を送信する場合には、データ値として1を送信する場合より動作電力を増加させるものとする。コンパレータ204は、接点115の電圧Vaと、電源電圧Vccを抵抗202及び203で分圧した閾値電圧Vthとを比較する。そして、コンパレータ204は、電圧Vaが閾値電圧Vthより高ければハイ・レベルの信号を出力し、それ以外の場合にはロー・レベルの信号を出力する。電圧Vaは、電源電圧Vccから抵抗201における電圧降下分だけ低く、抵抗201における電圧降下量は、ICチップ106に流れ込む電流値により変化する。
上述した様に、ICチップ106の動作電力は、データ値1を送信する場合よりデータ値0を送信する場合の方が大きい。したがって、ICチップ106がデータ値0を送信しているときにICチップ106に向けて流れる電流は、データ値1を送信しているときにICチップ106に向けて流れるより大きい。つまり、ICチップ106がデータ値1を送信している場合の電圧VaをVHとし、データ値0を送信している場合の電圧VaをVLとすると、VH>VLになる。この様に、抵抗201は、ICチップ106に流れ込む電流値を検出する電流検出部として機能している。
本実施形態では、閾値電圧VthをVHとVLとの間に設定する。この場合、ICチップ106がデータ値1を送信すると、コンパレータ204は、ハイ・レベルの信号を出力し、ICチップ106がデータ値0を送信すると、コンパレータ204は、ロー・レベルの信号を出力する。なお、図2において、抵抗205は、プルアップ抵抗である。本実施形態において、コンパレータ204及び抵抗205は、ICチップ106に向けて流れる電流が閾値より大きいか否かを判定する電流判定部109を構成している。
図1に戻り、状態設定部112は、ICチップ106との通信処理における状態を管理する。図13は、本実施形態による通信状態の遷移図である。データ送信状態において、検証装置100は、ICチップ106へデータを送信する。データ受信状態において、ICチップ106は、検証装置100へデータを送信する。インターバル状態は、データ送信状態とデータ受信状態との間の待ち期間である。例えば、このインターバル状態の間に、ICチップ106は、検証装置100から受信したデータが示す情報に基づき認証のための暗号処理等を実行する。そして、データ受信状態において、ICチップ106は、検証装置100から受信した情報に応答するデータを検証装置100に送信する。通信待ち状態は、認証装置100とICチップ106との間のデータ送受信が終了し、次の送受信が開始されるまでの期間である。例えば、通信待ち状態において、検証装置100は、ICチップ106から受信したデータを処理し、次に、ICチップ106に送信する情報を求める。状態設定部112は、制御部104からの指示に基づき図13に示す状態を管理し、現在の状態を各部に通知する。なお、図13に示す様に、データ受信状態の期間をDisable期間とし、データ受信状態以外の状態である期間をEnable期間とする。
図1に戻り、受信部113は、データ受信状態の間、同期クロックに従って復調部102の出力信号を取り込み、制御部104に出力する。制御部104は、通信待ち状態の間、ICチップ106から受信したデータの処理を行う。また、制御部104は、ICチップ106への送信データを生成して、送信部114に出力する。送信部114は、データ送信状態の間、同期クロックに従って変調部105に送信データに対応する信号を出力する。
図3は、変調部105の構成図である。送信部114からの信号は、電流を制限するための抵抗301を介してトランジスタ302をオン・オフする。抵抗303及び304は、電源電圧Vccを分圧して、分圧した電圧をトランジスタ305のベース端子に入力する。抵抗306は、トランジスタ305のエミッタ端子に電圧を与えるためのプルアップ抵抗である。例えば、送信部114からの信号がハイ・レベルであると、接点116からの電流はトランジスタ302を介してグラウンドに流れる。よって、接点116の電圧は略0Vとなる。一方、送信部114からの信号がロー・レベルであると、接点116の電圧は、トランジスタ305のベース端子の電圧に、トランジスタ305のベース・エミッタ間の電圧を加算した電圧となる。以下では、この電圧をVMと呼ぶ。
本実施形態において、送信部114は、1つのビットを送信する場合、最初にハイ・レベルを出力し、その後、ロー・レベルを出力する。ここで、送信するデータ値が1である場合、ハイ・レベルの期間をロー・レベルの期間より長くする。一方、送信するデータ値が0である場合、ハイ・レベルの期間をロー・レベルの期間より短くする。図11は、送信するデータ値と、送信部114が出力する信号レベルの関係を示している。なお、上述した様に、送信部114がハイ・レベルを出力すると接点116の電圧は略0であり、送信部114がロー・レベルを出力すると接点116の電圧はVMとなる。したがって、送信するデータ値と接点116の電圧との関係は、図11の波形の上下を反転させたものとなる。
図1に戻り、Enable信号設定部111は、状態設定部112が管理する通信状態に基づきEnable期間を判定し、Enable期間の間、記憶部110にその旨を通知する。記憶部110は、Enable期間において、復調部102が出力するデータ値が1から0に変化したかを監視し、データ値が1から0に変化すると、変化が生じたことを記憶する。制御部104は、後述する様に、記憶部110が変化を記憶しているか否かによりICチップ106の正当性を検証する。
図4は、ICチップ106の構成図である。接点401は、検証装置100の接点115と接続され、接点402は、検証装置100の接点116と接続される。したがって、接点401の電位は接点115と等しく、接点402の電位は接点116の電位と等しくなる。定電圧発生部403は、接点401と接点402との間の接点間電圧から、ICチップ106内部において使用する電圧を生成する。受信部404は、接点間電圧に基づき検証装置100からのデータ値が1であるか0であるかを判定してデータ処理部405に出力する。データ処理部405は、検証装置100から受信したデータの処理を行い、その処理結果から検証装置100に送信するデータを生成して送信部406に出力する。
データ処理部405は、上述した様に認証情報を保持しており、検証装置100による認証処理のため、検証装置100と各種情報の送受信を行う。この際、データ処理部405は、認証のための暗号処理を行う。なお、例えば、この暗号処理はハードウェア的に実行される。送信部406は、データ受信状態の間、データを検証装置100に送信する。なお、上述した様に、ICチップ106は、送信するデータ値に応じて動作電力を増減させる。これは、送信部406が、送信するデータ値が1か0であるかに応じて、その負荷を増減させることにより行われる。なお、データの送信を行わない間におけるICチップ106の動作電力では、接点115の電圧が閾値電圧Vth以下とならない様にICチップ106は構成されているものとする。つまり、接点115の電位がVth以下になるのは、ICチップ106が、データ値として0を送信しているときのみとなる様にICチップ106は構成されている。以下では、ICチップがデータ送信を行っていない間の接点115の電圧が、データ値として1を送信しているときと同じVHであるものとする。
図5は、検証装置100とICチップ106との間のデータ送受信の際の信号波形を示している。なお、ここでは、検証装置100が、データ"11000011"を送信し、その応答としてICチップ106が"10011000"を送信したものとしている。図11を使用して説明した様に、接点116の電圧は、検証装置100が送信するデータ値に応じてVMと略0との間で変化する。なお、本実施形態において、インターバル状態及びデータ受信状態の間、送信部114は、データ値1を出力するものとしている。一方、上述した様に、データ受信状態以外の期間において、接点115の電圧は、閾値電圧Vthより大きいVHとなる。
データ受信状態になると、ICチップ106の送信部406は、送信データに応じて負荷を増減させる。本実施形態において、データ受信状態以外の期間では、接点115の電圧はVLより大きく、よって、復調部102の出力は、データ値1に対応するハイ・レベルである。ここで、記憶部110は、データ受信状態以外の期間、つまり、Enable期間において復調部102の出力がハイ・レベルであることを監視し、ハイ・レベルからロー・レベルに切り替わると、その旨を記憶する。つまり、データ受信状態以外の期間においてICチップ106の動作電力が所定値より大きくなると、その旨を記憶する。
ICチップ106が、真正品ではない場合、データ受信状態以外の期間において動作電力が増加し、これにより、接点115の電位が閾値電圧Vthを下回ることが生じる。図5においては、インターバル状態の間にICチップ106の動作電力が増加し、これにより、接点115の電圧が閾値電圧Vthを下回った状態を破線で示している。制御部104は、記憶部110が、データ受信状態以外の間、ICチップ106の動作電力が所定値より大きくなったことを記憶していると、ICチップ106が偽造品であると判定する。
以上、検証装置100は、所定期間においてICチップ106の動作電力が所定値より大きくなったか否かを監視し、所定期間において動作電力が所定値より大きくなるとICチップ106が正当なものではないと判定する。この所定期間は、本実施形態では、ICチップ106がデータ送信を行う期間以外の期間である。上述した様に、検証装置100は、ICチップ106が保持する認証情報に基づく認証処理も行う。ここで、たとえ、認証情報に基づく認証処理が成功であったとしても、所定期間において、ICチップ106の動作電力が所定値より大きくなると、検証装置100は、ICチップ106が正当なものではないと判定する。これは、認証処理が成功であるのに所定期間において動作電力が所定値より大きくなることは、真正品のICチップ106が保持する認証情報が流出したと推定できるからである。纏めると、検証装置100は、所定期間においてICチップ106の動作電力が所定値より大きくなると、認証処理の結果に拘らずICチップ106が正当なものではないと判定する。なお、検証装置100は、所定期間においてICチップ106の動作電力が所定値より大きくならず、かつ、認証処理の結果が成功であると、ICチップ106が正当なものであると判定する。
以上の構成により、認証情報が流出することで安価に、かつ、短時間で出回ることが予期される、マイコンを使用した模造品を判定することができる。これは、認証処理で使用される暗号処理をソフトウェア的に行うマイコンでは、ハードウェア的に暗号処理を行うICチップ106より、認証処理時の動作電力が大きくなるからである。
なお、本実施形態においては、ICチップ106がデータを送信する期間以外の期間においてICチップ106の動作電力が所定値より大きくなったか否かを監視している。ICチップ106がデータ送信を行っている期間を除くのは、検証装置100で正当性を検証するための閾値をできるだけ小さくするためである。つまり、閾値を大きくすると、不正な偽造品を検出できない可能性が増加する。通常、ICチップ106は、動作電力を増減させることでデータ送信を行うが、ICチップ106がデータ送信を行うときの最大動作電力より、ICチップ106のハードウェアで行う暗号処理での動作電力は小さくできる。この場合、ICチップ106がデータ送信を行っている期間を除いて判定することで、閾値をより小さい値に設定でき、よって、偽造品を検出できる可能性が増加する。しかしながら、所定期間は、ICチップ106によるデータ送信期間以外の期間には限定されず、ICチップ106の動作電力とICチップ106の状態との関係に基づき決定することができる。さらに、ICチップ106がデータ送信を行っている期間における動作電力も、ソフトウェアにより暗号処理を行う際の動作電力より小さい場合には、所定期間を総ての期間とすることができる。つまり、通信状態に拘らず、ICチップ106に向けて流れる電流が閾値より大きくなると、当該ICチップ106が模造品であると判定する構成であっても良い。以上の構成により、通信を行っているICチップ106の正当性を検証することができる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について、第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態は、検証装置100と通信線で接続するICチップ106の正当性を検証するものであった。本実施形態において、検証装置100は、検証装置100との電磁的結合により、検証装置100と無線で通信するICタグ606の認証を行う。
図6は、本実施形態による検証装置100の構成図である。なお、第一実施形態で説明したのと同様の構成要素については、同じ参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。本実施形態の検証装置100は、ICタグ606のコイルと電磁的に結合する送受信コイル616を有し、これによりデータの送受信を行う。図7は、本実施形態による復調部102の構成図である。電流検出部607のカレントトランス701には、送受信コイル616に流れる電流に応じた電位差が生じる。全波整流回路702は、カレントトランス701に生じた電圧を整流する。なお、コンデンサ703は脈流の平滑化のために設けられ、抵抗704は、コンデンサ703の電荷放電用に設けられる。この様に、送受信コイル616に流れる電流は電流検出部607により直流電圧に変換されてコンパレータ204の正側端子に入力される。ここで、送受信コイル616に流れる電流が大きくなると、コンパレータ204の正側端子に入力される電圧も大きくなる。なお、第一実施形態と同様に、コンパレータ204の負側端子には閾値電圧Vthが入力される。
本実施形態においても、後述する様に、ICタグ606は、送信するデータ値に応じて動作電力を増減させる。本実施形態においてICタグ606は、データ値として1を送信するときには、データ値として0を送信するときや、データを送信していないときより動作電力を増加させるものとする。つまり、ICタグ606がデータ値1を送信している間に送受信コイル616に流れる電流は、それ以外のときに送受信コイル616に流れる電流より大きくなる。ここで、ICタグ606がデータ値1を送信している場合にコンパレータ204の正側端子に入力される電圧をVHとし、それ以外のときにコンパレータ204の正側端子に入力される電圧をVLとする。なお、VH>Vth>VLとなる様に構成される。
図8は、変調部105の構成図である。電圧変調部801は、送信部114が出力するハイ・レベルの信号と、ロー・レベルの信号に応じて、V1又はV2の電圧を出力する。なお、V1>V2である。バッファ802は、電圧変調部801が出力する電圧と、搬送信号生成部615からの搬送信号とに基づき正側の変調波を生成する。一方、インバータ803は、電圧変調部801が出力する電圧と、搬送信号生成部615からの搬送信号とに基づき負側の変調波を生成する。バッファ802とインバータ803は相反するように動作し、出力波形はローパスフィルタ804にて正弦波に変換される。
図12は、送信部114が出力する送信信号と、搬送信号生成部615からの搬送信号と、送受信コイル616に印加される変調波と、データ値との関係を示している。図12に示す様に、送信信号がハイ・レベル、つまり、データ値が1であるときには、最大振幅V1で、搬送信号と同じ周期の正弦波が変調波として出力される。一方、送信信号がロー・レベル、つまり、データ値が0であるときには、最大振幅V2で、搬送信号と同じ周期の正弦波が変調波として出力される。なお、本例では、搬送信号の3周期の期間で1つのデータ値を表している。
図9は、ICタグ606の構成図である。送受信コイル901は、送受信コイル616と電磁的に結合し、データの送受信を行う。定電圧発生部403は、送受信コイル901に生じる誘導起電力に基づきICタグ606で使用する電圧を生成する。上述した様に、本実施形態において送信部406は、データ値として1を送信するときには、それ以外のときより動作電力を増加させる。その他の構成は、第一実施形態のICチップ106と同様である。
図10は、検証装置100とICタグ606との間のデータ送受信の際の信号波形を示している。なお、ここでは、検証装置100が、データ"0110"を送信し、その応答としてICタグ606が"0101"を送信したものとしている。上述した様に、データ受信状態以外の期間において、コンパレータ204の正側端子への入力電圧はVLである。なお、データ受信状態においては、ICタグ606が送信するデータに応じてコンパレータ204の正側端子への入力電圧はVH又はVLとなる。
記憶部110は、データ受信状態以外の間、復調部102の出力がロー・レベル、つまり、データ値が0であることを監視する。そして、復調部102の出力が、データ受信状態以外の間においてハイ・レベルになると、その旨を記憶する。つまり、データ受信状態以外の間において、ICタグ606の動作電力が所定値より大きくなると、その旨を記憶する。制御部104は、記憶部110が、データ受信状態以外の間、ICタグ606の動作電力が所定値より大きくなったことを記憶していると、ICタグ606が偽造品であると判定する。
以上、真正品であるICタグ606については、データを送信しているとき以外には、動作電力が所定値より大きくならない様に構成する。したがって、検証装置100は、ICタグ606がデータを送信しているとき以外の期間において、ICタグ606の動作電力が所定値より大きくなったかを、ICタグ606に電力供給を行うために流れる電流により監視する。この構成により、通信を行っているICタグ606が真正品であるか否かを容易に判定することができる。なお、第一実施形態と同様に、本実施形態でも総ての期間において動作電力を監視し、動作電力が所定値より大きくなると偽造品であると判定することもできる。つまり、動作電力を監視する期間は、ICタグ606の状態と動作電力に基づき決定すれば良い。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
201:抵抗、109:電流判定部、104:制御部

Claims (6)

  1. 被検証装置と通信するために前記被検証装置に動作電力を供給し、前記被検証装置の検証を行う検証装置であって、
    前記被検証装置への前記動作電力供給によって前記検証装置から前記被検証装置に流れる電流値を検出する検出手段と、
    前記電流値が閾値より大きいか否かを判定する判定手段であって、前記被検証装置が前記検証装置に送信するデータ値により前記動作電力を第1の値と前記第1の値より大きい第2の値に増減させるように構成されている場合において、前記閾値は、前記動作電力が前記第1の値のときの前記電流値より大きく、前記動作電力が前記第2の値のときの前記電流値より小さい値に設定されている、前記判定手段と、
    所定期間において、前記電流値が前記閾値より大きくなるか否かにより前記被検証装置の正当性を検証する検証手段と、
    を備えていることを特徴とする検証装置。
  2. 前記検証手段は、前記所定期間において、前記電流値が前記閾値より大きくなると、前記被検証装置が正当なものではないと判定することを特徴とする請求項に記載の検証装置。
  3. 前記検証装置は、前記被検証装置に接続する通信線により前記被検証装置と通信し、前記通信線により前記被検証装置に前記動作電力を供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の検証装置。
  4. 前記検証装置は、前記被検証装置との電磁的結合により前記被検証装置と無線で通信し、かつ、前記電磁的結合により前記被検証装置に無線で前記動作電力を供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の検証装置。
  5. 前記被検証装置と情報を送受信して前記被検証装置の認証処理を行う処理手段をさらに備えており、
    前記検証手段は、前記電流値が前記閾値より大きくなると、前記処理手段による認証処理の結果に拘らず前記被検証装置が正当なものではないと判定することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の検証装置。
  6. 被検証装置と、前記被検証装置に動作電力を供給し、前記被検証装置の検証を行う検証装置と、を含む検証システムであって、
    前記検証装置は、
    前記被検証装置への前記動作電力の供給によって前記検証装置から前記被検証装置に流れる電流値を検出する検出手段と、
    前記電流値が閾値より大きいか否かを判定する判定手段と、
    所定期間において、前記電流値が前記閾値より大きくなるか否かにより前記被検証装置の正当性を検証する検証手段と、
    を備え、
    前記被検証装置は、
    前記検証装置に送信するデータ値に応じて前記動作電力を第1の値と前記第1の値より大きい第2の値に増減させるように構成されている送信手段を備え、
    前記閾値は、前記動作電力が前記第1の値のときの前記電流値より大きく、前記動作電力が前記第2の値のときの前記電流値より小さい値に設定されていることを特徴とする検証システム
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