JP6789342B2 - マスク - Google Patents

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Description

本開示は、マスクに関する。
マスクにマイクロフォンを設け、マスクを装着した装着者が発する音声を集音することが従来から行なわれている。このようなマスクは、特許文献1ないし8に記載されている。
特許文献9には、圧電素子を用いて会話の音声を電気信号に変換することが示されている。圧電素子については、非特許文献1および非特許文献2に記載されている。
非特許文献3には、呼吸による圧力を電力に変換する機構が記載されている。
米国特許出願公開第2002/077838号明細書 米国特許出願公開第2002/166557号明細書 米国特許出願公開第2007/127659号明細書 米国特許出願公開第2008/195390号明細書 米国特許出願公開第2009/060169号明細書 米国特許出願公開第2016/057618号明細書 ロシア実用新案登録第166740号号公報 韓国特許出願公開第10−2015−0068743号明細書 米国特許出願公開第2015/037320号明細書
"Multimaterial piezoelectric fibres",S. Egusa 他9名,2010年7月11日発行,Macmillan Publishers Limited,NATURE MATERIALS VOL 9 "Piezoelectric Microstructured Fibers via Drawing of Multimaterial Preforms",Xin Lu他2名,2017年6月6日公開,Scientific Reports,インターネット<https://www.nature.com/articles/s41598-017-01738-9> "Electromagnetic micro-power generator for energy harvesting from breathing",Aidin Delnavaz 他1名,2012年10月25日発行,IEEE,IECON 2012 - 38th Annual Conference on IEEE Industrial Electronics Society
マスクにマイクロフォンを取り付けることにより、装着者の音声の可聴性を高めることができる。別の観点では、マスクの装着者の会話の内容について、プライバシーを守ることもできる。コストの増大を抑制しながらこれらを実現することが求められる。先行技術の開示は、この点において必ずしも十分なものであるとは言えない場合がある。
本開示の目的は、装着者の音声の可聴性の低下を抑制し会話の内容についてプライバシーを守ることができるマスクを比較的低コストで提供することにある。
本開示の1つの態様に係るマスクは、装着者の口を覆うように装着されるマスクであって、布状素材からなるマスク本体部と、上記マスク本体部上に配置され、装着者の音声を集音可能なマイクロフォンと、上記マイクロフォンに接続されたコードと、上記マイクロフォンを支持する支持部とを備え、上記支持部は、上記マスク本体部の周縁部に接合され、上記マスク本体部よりも剛性が高い。
本開示の他の態様に係るマスクは、圧電繊維とワイヤとを含む布状シートからなるマスク本体部と、少なくとも2つの電極と、少なくとも2つの上記電極と接続される通信モジュールとを備え、各々の上記ワイヤは少なくとも2つの上記電極のうち1つのみに接続される端部を有し、別々の上記電極に接続された複数の上記ワイヤが上記圧電繊維と交差する。
本開示によれば、装着者の音声の可聴性の低下を抑制し、会話の内容についてプライバシーを守ることができる。これらを比較的低コストで実現することができる。
実施の形態1に係るマスクの正面図である。 実施の形態1に係るマスクの部分的な分解斜視図である。 実施の形態1に係るマスクを装着者が装着した状態を示す図である。 実施の形態1に係るマスクにおけるコードの端部の一例を示す図である。 実施の形態1に係るマスクにおけるコードの端部の他の例を示す図である。 図4,図5に示される端子の構造の例を示す図である。 図4,図5に示される端子をデバイスに差し込む状態を示す図である。 実施の形態1に係るマスクの変形例を装着者が装着した状態を示す図である。 実施の形態1に係るマスクの他の変形例を装着者が装着した状態を示す図である。 実施の形態2に係るマスクの正面図である。 実施の形態2に係るマスクにおけるセンサ領域の構造を示す図である。 実施の形態2に係るマスクにおけるセンサ領域の構造を示す図である。 実施の形態2に係るマスクにおける通信機能に関する構成を示す図である。 実施の形態2に係るマスクにおけるエネルギーハーベスタの一例を示す図である。 実施の形態3に係るマスクを装着者が装着した状態を示す図である。 実施の形態4に係るマスクを装着者が装着した状態を示す図である。
以下に、本開示の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本開示の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本開示にとって必ずしも必須のものではない。また、異なる実施の形態の記載事項を互いに組み合わせることも当然に予定されている。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るマスクの正面図である。図1に示されるように、マスク100は、マスク本体部110と、ストラップ部120と、フィット部130とを含む。
マスク100は、1回の使用のみで廃棄する使い捨てのものであってもよいし、繰り返しの使用に適するものであってもよい。
図2は、マスク100の部分的な分解斜視図である。図2に示されるように、マスク本体部110はプリーツ部110Aを有する。プリーツ部110Aにより、マスク100を装着者の顔の上下方向に広げることができる。
マスク本体部110は布状素材から構成される。布状素材は、たとえば紙からなるものであってもよいし、化学繊維、天然繊維を含むものであってもよい。布状素材は、不織布であってもよいし、織物、編物であってもよい。化学繊維としては、たとえばポリオレフィン系の合成繊維を使用できるが、それ以外の化学繊維が使用されてもよい。天然繊維としては、たとえば綿が使用できるが、それ以外の天然繊維が使用されてもよい。マスク本体部110は、マスク100におけるフィルタを構成する。布状部材からなるマスク本体部110は、マスク100の使用の度に取り替えられるものであってもよい。
洗剤で洗浄しても著しく劣化しない素材でマスク本体部110を形成してもよい。この場合、マスク100の繰り返しの使用が行ないやすい。
ストラップ部120は、左右のストラップ部材121,122を有する。ストラップ部材121,122は弾性を有するループを形成する。これにより、ストラップ部材121,122を装着者の左右の耳に掛けて、マスク100を装着者が装着することができる。
ストラップ部材121,122は、紐状に形成されてもよいし、帯状に形成されてもよい。紐状のストラップ部材121,122は、たとえばゴム製であるが、他の素材が使用されてもよい。帯状のストラップ部材121,122は、たとえばポリオレフィン系やポリウレタン系の合成繊維を含むが、その他の素材が使用されてもよい。
フィット部130は、マスク本体部110に形成された袋状部111(チャネル)内に挿通される。図2に示されるフィット部130は線状部材により構成されているが、平坦な帯状部材によりフィット部130が構成されてもよい。フィット部130は、たとえばポリオレフィン系樹脂により構成されるが、それ以外の素材が使用されてもよい。
マスク100において、フィット部130はマスク本体部110の上端部(装着者の口の上側に位置する端部)に設けられる。フィット部130は、装着者の顔の左右方向に延在する。フィット部130をマスク本体部110の下端部(装着者の口の下側に位置する端部)に設けてもよいし、フィット部130をマスク本体部110の上端部および下端部の両方に設けてもよい。フィット部130には、後述のマイクロフォン140が取付けられる。フィット部130は、マイクロフォン140を支持する支持部を構成する。フィット部130は、マスク本体部110よりも剛性が高い。これにより、フィット部130によりマイクロフォン140を安定して支持することができる。フィット部130は、マイクロフォン140を支持するのに十分な剛性を有する。
本実施の形態においては、マスク本体部110とフィット部130とを別部材により構成しているが、本開示の範囲はこれに限定されない。マスク本体部110を構成する布状素材の一部の剛性を高くすることでフィット部130を構成してもよい。フィット部130は、マスク本体部110に直接接合されるものに限定されない。フィット部130は、他の部材を介してマスク本体部110に接合されるものであってもよい。
図3は、マスク100を装着者が装着した状態を示す図である。図3に示されるように、マスク100は、装着者の口を覆うように装着される。マスク本体部110の上端部は、装着者の鼻の上に位置している。マスク本体部110の上端部に設けられるフィット部130は、装着者の鼻の形に合わせて変形させることが可能である。これにより、マスク100の装着者へのフィット感が向上する。フィット部130は、装着者の鼻の上で安定して静止する。
マスク本体部110の上端部には、マイクロフォン140が配置されている。図3の例では、マイクロフォン140は、フィット部130とともにマスク本体部110に形成された袋状部111(チャネル)内に収納されているが、マイクロフォン140の設置形態は必ずしもこれに限定されない。
マイクロフォン140は、装着者の音声を集音可能なものである。マイクロフォン140としては、たとえば250グラム未満のものが使用されるが、250グラム以上のマイクロフォン140が使用されてもよい。
マイクロフォン140として、具体的には、CMC−3015−44L100(CUI Inc.社)が使用可能である。また、Zero−Height SiSonic(登録商標) SPU0410LR5H−QB(Knowles社)も使用可能である。マイクロフォン140の具体例はこれらに限定されない。
マイクロフォン140は、再利用可能な状態でマスク本体部110から取り外し可能に設けられる場合もあるし、再利用可能な状態ではマスク本体部110から取り外しができないように設けられる場合もある。
マイクロフォン140には、コード150が接続されている。コード150の他端はデバイスに接続されている。デバイスは、たとえば音声信号を発信し得る発信器である。発信器としては、具体的にはスマートフォンなどが挙げられるが、発信器の具体例はこれに限定されない。
コード150の一部分は、フィット部130およびマイクロフォン140とともにマスク本体部110に形成された袋状部111(チャネル)内に収納されているが、コード150の設置形態は必ずしもこれに限定されない。マイクロフォン140により集音された音声信号は、コード150を通じてデバイスに伝達される。デバイスからコード150を通じてマイクロフォン140に必要な電力を供給することができる。
図3に示すように、マスク本体部110がストラップ部120に接続される位置の近傍においてコード150はマスク本体部110に接続される。これにより、コード150は装着者の一方の耳に快適に吊り下げられ得る。
マイクロフォン140は、装着者の顔の中心線から約3/4インチ(約1.9cm)だけ外側にずれた位置に設けることができる。このようにすることで、装着者の鼻と頬の間に相当する位置にマイクロフォン140を配置することができる。当該位置は、装着者の顔の動きによる変位が少なく、集音に対する抵抗も比較的低い位置である。マイクロフォン140の設置位置はここで説明した位置に限定されるものではない。
図4は、コード150の他端の一例を示す図である。図4に示すように、コード150の他端には端子部160が設けられている。端子部160は、スマートフォンなどのデバイスに設けられた一般的なジャックに挿入可能な形状を有する。端子部160は、デバイスに挿入される部分である挿入部分161と、デバイスに挿入されず外部に露出する部分である非挿入部分162とを有する。挿入部分161においては金属が露出する。非挿入部分162は樹脂などの絶縁体により覆われる。
図5は、端子部160の変形例としての端子部160Aを示す図である。端子部160Aにおいては、挿入部分161Aと非挿入部分162Aとが垂直に交差している。
図6は、端子部160の内部構造を示す図である。図6においては、非挿入部分162をカバーする樹脂を図示していない。
図6に示すように、挿入部分161は、チップ部163と、スリーブ部164と、絶縁部165とを含む。チップ部163とスリーブ部164とは絶縁部165により絶縁されている。非挿入部分162は、チップ部166と、正相部167と、逆相部168とを含む。チップ部166および正相部167は、挿入部分161のチップ部163に接続されている。逆相部168は、挿入部分161のスリーブ部164に接続されている。
正相部167に伝達された信号は、チップ部163を通じてデバイスに伝達される。逆相部168に伝達された信号は、スリーブ部164を通じてデバイスに伝達される。これにより、マイクロフォン140により集音された音声信号が適切にデバイスに伝達される。
図7は、コード150の他端の端子部160(挿入部分161)をデバイス170に差し込む状態を示す図である。図7に示す状態では、挿入部分161は完全にデバイス170に挿入されておらず、挿入部分161の半分程度がデバイス170に挿入されている。図7においては、非挿入部分162の図示を省略している。
コード150および端子部160の形態は、図4ないし図7に例示するものに限定されず、種々の変更が可能である。
図8は、マスク100の変形例を装着者が装着した状態を示す図である。図8に示す例では、マスク本体部110の下端部(装着者の口の下側に位置する端部)にマイクロフォン140が設けられている。この場合、フィット部130もマスク100の下端部に設けられる。
図9は、マスク100の他の変形例を装着者が装着した状態を示す図である。図9に示す例では、マスク本体部110の下端部(装着者の口の下側に位置する端部)であって、マスク本体部110の側端部に位置するようにマイクロフォン140が設けられている。
マイクロフォン140の位置はマスク本体部110上において適宜変更可能である。図1,図8,図9の例では、マイクロフォン140はマスク本体部110の周縁部に位置している。
本実施の形態に係るマスク100によれば、複雑な構造や著しく高価な部品を用いることなく装着者が話す音声をマイクロフォン140により集音できる。一般的に、マスクを装着した際には、装着者の口がマスク本体部のフィルタにより覆われるため、装着者の音声の可聴性が低下することがある。他方、会話の音量が大きいと、会話の内容についてプライバシーが守れないことがあり得る。本実施の形態に係るマスク100によれば、可聴性の低下を抑制し、会話の内容についてプライバシーを守ることができる。これらを比較的低コストで実現できる。
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2に係るマスクの正面図である。図10に示されるように、マスク200は、マスク本体部210と、ストラップ部220と、フィット部230とを含む。
マスク本体部210は、装着者の口を覆うように設けられる。ストラップ部220は、装着者の左右の耳に掛けられるループ状のストラップ部材221,222を有する。フィット部230は、マスク本体部210の上端部(装着者の口の上側に位置する端部)に設けられ、装着者の顔の左右方向に延在する。
マスク本体部210、ストラップ部220、およびフィット部230の詳細については、実施の形態1のマスク本体部110、ストラップ部120、およびフィット部130についての説明を援用可能である。よって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
マスク200は、マスク本体部210の中央部のセンサ領域Bを有する。センサ領域Bは、マスク本体部210の全体にわたって設けられてもよいし、マスク本体部210の中央部からずれた位置に設けられてもよい。
図11は、センサ領域Bの構造を示す図である。図11に示されるように、センサ領域Bに設けられるセンサ部240は、PZTナノファイバー241と、プラチナワイヤ242とを含む。PZTナノファイバー241と、プラチナワイヤ242とは、互いに略直交する方向に交差する。
図12は、センサ部240の構造をより詳細に示す図である。図12に示されるように、センサ部240は、電極部243と、シリコン基板244とをさらに含む。PZTナノファイバー241、プラチナワイヤ242、電極部243、およびシリコン基板244は、圧電繊維を含む布状シートを構成している。
プラチナワイヤ242の一端は、2つの電極部243のうち1つのみに接続されている。一方(図中右側)の電極部243に接続されたプラチナワイヤ242と、他方(図中左側)の電極部243に接続されたプラチナワイヤ242とがPZTナノファイバー241と交差する。2つの電極部243は、後述する通信モジュールに接続される。なお、電極部243の数は2つに限定されず、3つ以上であってもよい。
図13は、マスク200における通信機能に関する構成を示す図である。図13に示されるように、マスク200は、センサ部240と、AC(交流電流)−DC(直流電流)コンバータ250と、アナログ−デジタルコンバータ260と、キャパシタ270と、CPU280と、通信モジュール290と、アンテナ295とを含む。
センサ部240は、マスク200の装着者の会話の音声を圧力として検知し、電力に変換する。センサ部240により検知された音声信号は、通信モジュール290に送られる。通信モジュール290は、アンテナ295から音声信号を無線通信規格に従って出力する。無線通信規格の具体例として、Bluetooth(登録商標)が使用可能である。音声信号の出力は無線通信に限られず、有線通信を用いることも可能である。マスク200から無線通信ないし有線通信により出力された音声信号は、他のデバイスにより受信される。他のデバイスについては実施の形態1で説明したため、これについての説明は繰り返さない。
センサ部240により検知された音声信号は、アナログ−デジタルコンバータ260を介してCPU280にも送られる。CPU280は、マスク200の装着者の会話による音声が検知されている場合にのみ音声信号の出力を行なうように通信モジュール290を制御することが可能である。これにより、通信モジュール290による消費電力を低減することが可能である。
通信モジュール290の具体例として、EZ−BTWICEDModule(登録商標) CYBT−343026−01(CYPRESS社)が使用可能である。また、通信モジュール290の他の具体例として、RN4870−71(Microchip Technology Inc.社)も使用可能である。
キャパシタ270に代えてバッテリを設けてもよいし、キャパシタ270にバッテリ(図示せず)を並列接続で付加してもよい。
マスク200は、さらなる特徴として、装着者の呼吸による圧力を用いて発電を行なうエネルギーハーベスタを備える。図14に示すエネルギーハーベスタ2000は、固定マグネット2100と、チューブ2200と、コイル2300と、可動マグネット2400とを含む。エネルギーハーベスタ2000は、上述の非特許文献3(Delnavazら)に記載のものを適用したものである。
マスク200は、装着者の口を覆うように装着される。よって、装着者の呼吸による圧力が絶えず供給される。エネルギーハーベスタ2000は、装着者の呼吸による圧力を用いて発電する。発電された電力は、マスク200内の蓄電部に蓄電される。蓄電された電力は、音声信号の出力のために使用される。実施の形態1と同様に、他のデバイスの電力をマスク200に供給してもよい。
上述のとおり、マスク200においては、装着者の会話による音声が検知されているときにのみ音声信号の出力が行なわれる。他方、装着者の会話による音声が検知されていないときは、装着者の呼吸による圧力を用いて発電が行なわれ、生み出された電力は音声信号の出力のために使用される。このため、マスク200全体として、消費電力が低減され得る。
このように、本実施の形態に係るマスク200においては、圧電素子を用いて音声の検知と呼吸による発電とが行なわれている。圧電素子を含むモジュールの具体例として、PPA(Mide Technology Corp.社)が使用可能である。圧電素子に含まれる圧電繊維の具体例として、Regular Fiber Composite(APC International社)が使用可能である。
本実施の形態に係るマスク200によれば、複雑な構造や著しく高価な部品を用いることなく装着者が話す音声をセンサ部240により集音できる。これにより、マスクを装着した際の装着者の音声の可聴性の低下を比較的低コストで抑制することができる。また、マスク200の装着者の会話による音声が検知されている場合にのみ音声信号の出力を行なうようにするとともに、エネルギーハーベスタ2000により装着者の呼吸による圧力を用いた発電を行なうことにより、消費電力を低減することができる。
(実施の形態3)
図15は、実施の形態3に係るマスクを装着者が装着した状態を示す図である。本実施の形態に係るマスク300は、実施の形態1,2に係るマスク100,200の変形例であって、マスク本体部310と、ストラップ部320とを含む。
マスク300において、マスク本体部310の形状は、実施の形態1,2におけるマスク本体部110,210の形状(未使用時において矩形)とは異なる。マスク本体部310は、マスク300の横方向の中央部(装着者の顔のセンターライン上)において、上下に長い形状を有する。
その他の事項については、実施の形態1,2と同様である。よって、詳細な説明については繰り返さない。
(実施の形態4)
図16は、実施の形態4に係るマスクを装着者が装着した状態を示す図である。本実施の形態に係るマスク400は、実施の形態1〜3に係るマスク100,200,300の変形例であって、マスク本体部410と、ストラップ部420とを含む。
マスク400においては、マスク本体部410にイメージ411(画像ないし絵柄)がプリントされている。画像ないし絵柄は、図16に示すものに限定されない。
その他の事項については、実施の形態1〜3と同様である。よって、詳細な説明については繰り返さない。
以上、実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,200,300,400 マスク、110,210,310,410 マスク本体部、111 袋状部、120,220,320,420 ストラップ部、121,122,221,222 ストラップ部材、130,230 フィット部、131,132,231,232 ワイヤ部材、140 マイクロフォン、150 コード、160,160A 端子部、161,161A 挿入部分、162,162A 非挿入部分、163 チップ部、164 スリーブ部、165 絶縁部、166 チップ部、167 正相部、168 逆相部、170 デバイス、240 センサ部、241 PZTナノファイバー、242 プラチナワイヤ、243 電極部、244 シリコン基板、250 AC−DCコンバータ、260 アナログ−デジタルコンバータ、270 キャパシタ、280 CPU、290 通信モジュール、295 アンテナ、411 イメージ、2000 エネルギーハーベスタ、2100 固定マグネット、2200 チューブ、2300 コイル、2400 可動マグネット。

Claims (6)

  1. 装着者の口を覆うように装着されるマスクであって、
    布状素材からなるマスク本体部と、
    前記マスク本体部上に配置され、装着者の音声を集音可能なマイクロフォンと、
    前記マイクロフォンに接続されたコードと、
    前記マイクロフォンを支持する支持部とを備え、
    前記支持部は、前記マスク本体部の周縁部に接合され、前記マスク本体部よりも剛性が高く、
    前記マスク本体部の上端部または下端部にチャネルが形成され、前記コードの少なくとも一部分が前記チャネル内に配置される。
  2. 請求項1に記載のマスクであって、
    前記支持部は線状ないし帯状部材を含み、
    前記マスク本体部の上端部または下端部にチャネルが形成され、前記線状ないし帯状部材は前記チャネル内に配置される。
  3. 請求項1または請求項2に記載のマスクであって、
    前記布状素材は紙からなる、または、化学繊維もしくは天然繊維を含む。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のマスクであって、
    前記マスク本体部に画像ないし絵柄がプリントされている。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のマスクであって、
    前記マスクは、前記装着者の耳に掛けるためのストラップ部をさらに備え、
    前記ストラップ部は弾性を有するループを形成する。
  6. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のマスクであって、
    前記マスクは、前記装着者の耳に掛けるためのストラップ部をさらに備え、
    前記布状素材は前記ストラップ部に接続され、前記布状素材が前記ストラップ部に接続される位置の近傍において前記コードは前記布状素材に接続される。
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