JP6788720B2 - 擬人試験装置用パッドアセンブリ - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年11月1日に出願された米国仮特許出願第62/754,137号の優先権及び全ての利益を主張し、その開示は参照により本明細書に組み込まれる
本発明は、概して、擬人(anthropomorphic)試験装置に関し、より詳細には、擬人試験装置用のパッドアセンブリに関する。
過去数十年間、車両が衝突安全性に関して連邦自動車安全基準(FMVSS)に適合できるように、車両開発に関連して、擬人試験装置(ATDs)(「衝突試験ダミー」とも呼ばれる)が衝突試験に利用されてきた。
これらの擬人試験装置は、車両に乗っている運転者及び乗客の安全を向上させることを目的として、測定及び評価することができる衝突状態に対する人間のような応答をシミュレートすることができるように組み立てられた種々の生体力学的構成要素を含む。
一般に擬人試験装置に含まれる1つの生体力学的構成要素は、パッドアセンブリ、典型的には、左パッドアセンブリ及び右パッドアセンブリであり、これらはそれぞれ、脊椎アセンブリ/ネックアセンブリに隣接してATD上に配置され、一般的に鎖骨アセンブリ及びアームアセンブリ上に位置する(seated)。左右のパッドアセンブリは、典型的には、脊椎アセンブリ/ネックアセンブリに隣接するネック領域、ネック領域から延びて鎖骨アセンブリ上に位置する鎖骨ベースアセンブリ、及び、鎖骨ベースアセンブリから延びてアームアセンブリ上に位置する、時には横方向部分と呼ばれる、アーム部分を含む。従来のパッドアセンブリ(図2〜5参照、これらは図1の擬人試験装置に結合され得る)は、典型的には、衝突試験シミュレーションの間、人間の肩の応答をシミュレートするように成形され且つ重くされるように設計されたパッドアセンブリの幾何学的設計を持つ、単一ピースとして且つ単一の低剛性材料として形成されている。これらの衝突試験シミュレーションの間、擬人試験装置は、車両座席上に配置され、肩ベルト部分を有するシートベルトが、人間が典型的には車両に拘束される方法で擬人試験装置を拘束するために使用される。肩ベルト部分は、パッドアセンブリのネック領域に隣接して位置している。
2018年のTylkoらによる最近の研究(非特許文献1)では、単一の低剛性ピースとして形成されたパッドアセンブリを有する擬人試験装置の衝突試験中、シートベルトの肩ベルト部分が、衝突試験の前に適切に配置されていた(図3及び4参照)のだが、衝突試験後に、相対的に滑り、それぞれのパッドアセンブリとネックアセンブリ/脊椎アセンブリとの間に挟み込まれる(entrapped)(図5参照)ことが発見された。この肩ベルト部分の挟み込みは、衝突試験中にこれらのパッドアセンブリを有する擬人試験装置からの非人間的な応答出力を引き起こす。このような非人間的な応答の例は、下頸部における前後方向及び横方向のせん断荷重の増加、それぞれの鎖骨アセンブリの内側及び外側部分における前後方向の荷重の減少、並びに、(肩ベルトが左又は右パッドアセンブリを横切って配置される場合に依存して)左上及び右下の象限又は左下及び右上の象限における前後方向の胸部のたわみの減少を含む。本開示は、この問題に取り組むためのパッドアセンブリを提供する。
Tylko, S., Tang, K.,Giguere, F., Bussieres, A., Effects of Shoulder‐belt Slip on the Kinetics andKinematics of the THOR, Proceedings of International Research Council on theBiomechanics of Injury (IRCOBI), Athens, Greece, 12 - 14 September 2018
本開示は、擬人試験装置又は衝突試験ダミー用のパッドアセンブリに関する。
擬人試験装置は、脊椎アセンブリと;
脊椎アセンブリの反対側の側部に結合され且つそこからそれぞれ延びる一対の鎖骨アセンブリと;一対のアームであって、一対のアームのうちのそれぞれのアームが一対の鎖骨アセンブリのうちの対応するそれぞれの鎖骨アセンブリに結合される、一対のアームと;脊椎アセンブリのうちの1つに取り付けられ且つアームのうちの1つに隣接して位置決めされ、第1の熱硬化性材料から形成される、鎖骨部分、及び鎖骨部分に取り付けられ且つ鎖骨部から脊椎アセンブリに隣接する位置まで延び、第1の熱硬化性材料とは異なる第2の熱硬化性材料から形成される、ネック部分を有する、少なくとも1つのパッドアセンブリであって、ネック部分は鎖骨部分より硬い、少なくとも1つのパッドアセンブリと;を有する。
ネック部分が鎖骨部分よりも硬いように形成された少なくとも1つのパッドアセンブリは、ネック部分及び鎖骨部分が、単一の一体化された低剛性パッドアセンブリとして同じ熱硬化性材料から形成されているパッドアセンブリから形成されたパットアセンブリと比較して、衝突試験中にシートベルトの肩ベルト部の挟み込み(entrapment)を低減又は排除しながら、擬人試験装置に対して人間のような応答を提供するように構成されている。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面と共に取られた後の説明を読んだ後、本発明がよりよく理解されるにつれて、容易に理解されるであろう。
本開示の一実施形態による少なくとも1つのパッドアセンブリを含む、擬人試験装置又は衝突試験ダミーの一部を示す斜視図である。 図1Aの擬人試験装置の正面斜視図である。 図1Aの擬人試験装置の部分的に回転された斜視図である。 パッドアセンブリの1つを除去した、図1A〜1Cの擬人試験装置の正面斜視図である。 図1Dの擬人試験装置の別の正面及び上面斜視図である。 図1Dの擬人試験装置の別の正面斜視図である。 図1Dの擬人試験装置の背面及び上面斜視図である。 図1Dの擬人試験装置の別の背面斜視図である。 図1Dの擬人試験装置の背面及び底面斜視図である。 図1A〜図1Iの擬人試験装置上の少なくとも1つのパッドアセンブリを置き換える際に使用するための、従来技術によるパッドアセンブリの正面斜視図である。 シートベルトの肩ベルト部が最初にパッドアセンブリに隣接して位置決めされた図2のパッドアセンブリを有する図1A〜Iの擬人試験装置の正面斜視図である。 衝突試験前にパッドアセンブリに隣接して最初に位置決めされたシートベルトの肩ベルト部を有する擬人試験装置の背面斜視図である。 衝突試験後にシートベルトの肩ベルト部分が挟み込まれた位置にある擬人試験装置の背面斜視図である。 本発明の一実施形態による、図1A〜図1Iの擬人試験装置のパッドアセンブリの正面斜視図である。 図6のパッドアセンブリの背面斜視図である。 図6のパッドアセンブリの別の背面斜視図である。 図6のパッドアセンブリの分解斜視図である。 図6のパッドアセンブリの別の分解斜視図である。 図10の背面図である。 線12‐12に沿って取られた図6の断面図である。 線13−13に沿って取られた図6の断面図である。 仮想擬人試験装置を作成し、評価するためのシステムの概略図である。
図面を参照すると、擬人試験装置又は衝突試験ダミーの一部は、概して12として示され、これは、少なくとも1つのパッドアセンブリ、典型的には、一対のパッドアセンブリを含む(一対のパッドアセンブリ40、42、特に一対のパッドアセンブリ40B、42Bは、図1A〜1Dに示されている)。また、図14は、例示的実施形態に従って形成される少なくとも1つのパッドアセンブリを含む、擬人試験装置12の仮想形態を生成し、評価するためのシステム1000を示す。
擬人試験装置12は、50パーセンタイル(50%)の男性タイプである。この擬人試験装置12は、主として、成人の前席及び後席乗員に対する自動車の内装(interiors)及び拘束システムの性能を試験するために使用される。擬人試験装置12のサイズ及び重量は、身体計測学的(anthropometric)研究に基づいており、これらの研究は、典型的には、ミシガン大学交通研究所(UMTRI)、米軍人体計測調査(ANSUR)、及び一般の欧米人の表面人体計測リソース(CESAR)によって別個に行われている。動作範囲、重心、及びセグメント質量は、身体計測データによって定義されるヒト被験者のものをシミュレートしていることを理解されたい。
擬人試験装置12は、ヘッドアセンブリ(図3〜5において14として示される)を含む。また、擬人試験装置12は、ヘッドアセンブリ14に取り付けられ、ヘッドアセンブリ14から延びるネックアセンブリ16を含む。また、擬人試験装置12は、ネックアセンブリ16に取り付けられた上端部と、擬人試験装置12の胴部領域内に延びる下端部とを有する、概して18で示される脊椎(spine)アセンブリを含む。ネックアセンブリ16は、ネックアセンブリ16が、概して、ヒトにおける脊椎アセンブリ18の頚椎部分に対応するという点で、脊椎アセンブリ18の一部と考えられ得る。肋骨アセンブリ20もまた、脊椎アセンブリ18に結合されて示されている。胸部プレート35が肋骨アセンブリ20に結合されている。
また、擬人試験装置12は、一対の鎖骨アセンブリを有し、特に、概して24で示される左鎖骨アセンブリと、概して26で示される右鎖骨アセンブリとを含む対向する一対の鎖骨アセンブリは、胸部プレート35に結合され、肋骨アセンブリ20の上方且つヘッドアセンブリ14の下方の位置で脊椎アセンブリ18の両側から延びる。従って、それぞれの鎖骨アセンブリ24、26は、胸部プレート35を介して肋骨アセンブリ20に結合される。加えて、それぞれの鎖骨アセンブリ24、26は従って、胸部プレート35及び肋骨アセンブリ20を介して脊椎アセンブリ18に結合される。鎖骨アセンブリ24、26は、衝突試験中にそれぞれの鎖骨アセンブリ24、26に対する力を測定するために使用されるロードセル(図示せず)を含む。
また、擬人試験装置12は、鎖骨アセンブリ24、26のそれぞれに結合される一対の肩アセンブリ37と、ピボット機構39を介して肩アセンブリ37のそれぞれに枢動可能(pivotally)に結合される、概して32示されている左アーム、及び概して34で示される右アームを含む一対のアームアセンブリと、を有する。こうして、肩アセンブリ37は、人の肩の動きをシミュレートし、衝突シミュレーションにおいて前後、又は上下に動くことができる。
また、図1A〜図1Iに示すように、擬人試験装置12は、少なくとも1つのパッドアセンブリ40、42を含む。試験装置12は、ネックアセンブリ16の両側から外方に延び、それぞれ鎖骨アセンブリ24、26の対応するものとアームアセンブリ32、34のそれぞれに隣接して配置された一対の対向パッドアセンブリ、ここでは左パッドアセンブリ40と右パッドアセンブリ42を含み得る。パッドアセンブリ40又は42は、試験装置12の片側のみに配置されてもよく、試験装置12の両側に延びるように相互接続されてもよく、又は図示のように2つの別個のパッドアセンブリ40、42であってもよい。図2〜図5に示す従来技術の実施形態では、左パッドアセンブリ及び右パッドアセンブリには参照番号40A及び42Aが割り当てられ、図6〜図13に示す例示的な実施形態による左パッドアセンブリ及び右パッドアセンブリには参照番号40B及び42Bが割り当てられる。
パッドアセンブリ40、42の各々は、従来技術の実施形態(図2〜5参照)及び例示的な実施形態(図1及び図6〜13参照)の両方において、鎖骨ベース領域52から上方に延びるネック領域50を含み、鎖骨ベース領域52は、それぞれの鎖骨アセンブリ24、26の一部を受容する下方湾曲スロット54を有する。ネック領域50は、ネックアセンブリ16及び脊椎アセンブリ18の一部の周囲に拡がる内側湾曲面51を含む。
本発明に戻ると、ネック領域50は、鎖骨ベース領域52から延びるネックベース部分57と、ヘッドアセンブリ14に向かう方向においてネックベース部分57から上方に且つそれぞれの鎖骨アセンブリ24、26から離れて延びる隆起ネック部分59とを含み、隆起ネック部分59は、脊椎アセンブリ18の一部を取り囲む湾曲した内面51をさらに画定し、ネックベース部分57はまた、内面51の下方部分53を画定する。ネックベース部分57は、内面51の下方部分53とネック領域50の外面61との間に延びる1つ又は複数の開口部55(例えば、図1Dに単一の開口部55として示される)を含み得る。タイラップ63が、開口部55内に導入され、鎖骨アセンブリ24、26のうちの1つの内側部分に固定され(すなわち、巻き回され)、ネック領域50を脊椎アセンブリ18に隣接する所望の位置に位置決めすることができる。例示のために、タイラップ63は、図1Dの開口部55及び鎖骨アセンブリ24、26のうちの1つから切り離された状態で示されているが、開口部55を通って結合され、組み立て中にそれぞれのパッドアセンブリ40、42がそれぞれの鎖骨アセンブリ24、26に結合されるとき、上述したように、それぞれの鎖骨アセンブリ24、26に固定されることができ、特定の実施形態では、その後の衝突試験シミュレーション中に結合されたままである。
パッドアセンブリ40、42の各々は、時には横方向領域56と称され、それぞれのアーム32又は34の頂部に隣接して位置決めされる鎖骨ベース領域52から外側に延びるアーム領域56も含む。アーム領域56は、パッドアセンブリ40、42の結合後にそれぞれの下にある鎖骨アセンブリ24、26又はそれぞれの下にある肩アセンブリ37を調整するために、ツール(図示せず)を導入することができる、第1の開口部58、ここではアクセス開口部58を含む。アーム領域56はまた、そこを通って第2の固定装置64がパッドアセンブリ40、42をそれぞれの鎖骨アセンブリ24、26に別々に固定するために使用され得る、第2の開口部62を含み得る。
また、一対の小さい開口部68、70を有する溝66が、概ねネック領域50とアーム領域56との間の位置でパッドアセンブリ40、42上に含まれ得る。タイラップ69は溝66内に位置決めさるように構成され、その端部は一対の小さい開口部68、70を通って擬人試験装置12の胸骨に向かって延び、端部はそれぞれの鎖骨アセンブリ24、26に固定され(すなわち、巻きつけられ)、さらにパッドアセンブリ40、42をそれぞれの鎖骨アセンブリ24、26及びネックアセンブリ16に対する適切な角度に位置決めし且つ固定する。例示の目的のために、タイラップ69は、図1Dの溝66及び鎖骨アセンブリ24、26のうちの1つから切り離された状態で示されているが、それぞれのパッドアセンブリ40、42が組立中にそれぞれの鎖骨アセンブリ24、26に結合されるときに上述のように結合され、特定の実施形態では、その後の衝突試験シミュレーション中に結合されたままである。
図2〜図5の従来技術のパッドアセンブリ40A、42Aでは、パッドアセンブリ40A、42Aの各々は、比較的低い剛性を有する単一の一体構造として形成される(すなわち、形成されたパッドアセンブリ40A又は42Aの構造は、比較的低い剛性を有する)。図2〜図5のようにパッドアセンブリ40A、42Aの低剛性は、一般に、パッドアセンブリ40A、42Aの支持と耐久性との組み合わせを提供する一方、肩ベルトを使用しない衝突試験中のヒトの肩の生体力学的応答も表す。
本明細書で定義され、パッドアセンブリ40A、42Aを記述するための用語「低剛性」において使用される場合、用語「剛性」とは、ASTM D575−91(2018)のようなASTM D575に従って測定されるような、形成された構造(ここでは、形成されたパッドアセンブリ40A、42A)の圧縮弾性率(compressive modulus)を指す。
パッドアセンブリ40A、42Aの低剛性構造を形成する際に使用される例示的な材料は、ASTM D575に従って測定された10%歪(10%伸び)で200psi(すなわち、1.37895MPa)の最大圧縮弾性率を有する熱硬化性プラスチックパッドアセンブリ40A、42Aを形成する、TDI末端ポリエステルポリオールなどの熱硬化性プラスチック材料を含む。特定の実施形態では、最大圧縮弾性率に加えて、熱硬化性プラスチックパッドアセンブリ40A、42Aの単一の一体構造は、ASTM D2240に従って測定される、例えば、40〜80のショアA硬度、例えば65〜77、例えば70〜75を有するなど、80の最大ショアA硬度も有する。
先行技術の図3〜図5を参照すると、先に説明したような従来技術による低剛性パッドアセンブリ40A、42Aの使用のために、衝突試験中に、それぞれのパッドアセンブリ40A、42Aと脊椎アセンブリ18/ネックアセンブリ16との間のシートベルト102の挟み込み(entrapment)問題が発生し得る。図3及び図4に最も良く示されているように、シートベルト102の肩ベルト部分100は、衝突試験シミュレーションの前に左パッドアセンブリ40Aに対して適切に位置決めされて示されている。特に、肩ベルト部分100は、ネックアセンブリ16から離れて外側に向かって且つ左アーム32から内側に向かう位置において左パッドアセンブリ40Aの上面に隣接して位置決めされる。より具体的には、図3に最も良く示されているように、肩ベルト部分100は、ネック領域50の隆起ネック部分59から外側に向かう位置において鎖骨アセンブリ26の反対側のアーム領域56の上面に、位置決めされる。
衝突試験シミュレーションの間(すなわち、衝突試験の間)、図5に最も良く示されているように、ヘッドアセンブリ14及びネックアセンブリ16は、更なる動きを抑制するように設計されるシートベルト102の肩ベルト部分100に対して前方に推し進められる。しかし、図5に示すように、肩ベルト部分100は、ネック領域50に向かって内方に移動され、ネックアセンブリ16と、隆起ネック部分59の内側湾曲面51との間にトラップされる(trapped)。
図1A〜図1I及び図6〜図13に示す本開示の実施形態は、従来技術のパッドアセンブリ40A、42Aのものを含むパッドアセンブリ40、42の同じ全体的な形状を維持しつつ、図5に示すシートベルト102の肩ベルト部分100の挟み込みを低減又は除去するという観点から、上述の背景において詳述されたようなTylko及び一般的に図2〜図5に説明したような一体的に形成されたパッドアセンブリ40A、42Aに関して扱われた従来技術の欠点のいくつかに対処する。
特に、図2〜図5に示す低剛性パッドアセンブリ40A、42Aとは対照的に、図6〜図13に示すように本明細書で提供される実施形態のパッドアセンブリ40B、42Bは、それぞれ異なる相対剛性を有する2つの別個の部分を含み、それらは互いに連結されて、図2〜図5に示すように従来技術のパッドアセンブリ40A、42Aと同じ全体的なパッドアセンブリの幾何学形状を有するパッドアセンブリ40B、42Bを形成するが、挟み込みに関する従来技術のパッドアセンブリ40A、42Aの欠点に対処する。
図6〜図13を参照すると、各パッドアセンブリ40B、42B(左パッドアセンブリ40Bが図6〜図13に示されている)は、上述のようにアーム領域56及び鎖骨ベース領域52を含む鎖骨部分72を含む。加えて、各パッドアセンブリ40B、42Bはまた、ネック部分74も含み、このネック部分74は、上述のように、ネックベース部分57と隆起ネック部分59とにさらに分割されるネック領域50を含む。2つの部分72、74は、パッドアセンブリ全体の幾何学的形状を変更することなく以下に詳述される結合された肩アセンブリ40B、42Bの一体性を最大にするように、相補的な内部機械的ロック機構を利用して、さらに、オプションで、追加的に結合部分の間に塗布される接着剤の使用によって、一緒に結合されている。この実施形態では、ネック部分74は、鎖骨部分72の対応する低い剛性よりも高い相対剛性を有する。
上述のように、本明細書で定義され、用語「より高い剛性」又は「より低い剛性」又は「より硬い(stiffer)」に関連付けられるとき、用語「剛性」は、ASTM D575−91(2018)のような、ASTM D575に従って測定される、それぞれの2つの部分72、74の圧縮弾性率を指す。従って、本開示の目的では、ASTM D575に従って測定された特定のパーセンテージの歪み(すなわち、パーセントの伸び)において、より高い圧縮弾性率値(MPa又はポンド/平方インチ(“psi”))で測定される)を有する部品又は構造、ここではネック部分74は、ASTM D575に従って同じ測定条件下で同じパーセンテージの歪みにおいて測定された、より低い相対的な圧縮弾性率値(relative compressive modulus value)を有する対応する部品又は構造(すなわち、より低い剛性材料又は部品)、ここでは、鎖骨部分72より「硬い」と考えられる。
本明細書で提供される実施形態では、ネック部分74は、ASTM D575に従って測定された10%歪み(10%伸び)において1500psi(すなわち、10.34214MPa)の最小圧縮弾性率値を有し、一方、鎖骨部分72は、ASTM D575に従って測定された10%歪み(10%伸び)において200psi(すなわち、1.37895MPa)の圧縮弾性率を有する。
特定の実施形態では、ネック部分74はまた、鎖骨部分72と比較して高いショア硬度値を有し、ショア硬度値はASTM D2240に従って測定される。特定の実施形態では、ネック部分74は、ASTM D2240に従って測定されるとき、50の最小ショアD硬度、例えば、50から80のショアD硬度の範囲の、例えば60から70の範囲、例えば64から66の範囲など、を有する。加えて、鎖骨部分72は、ASTM D2240に従って測定されるとき、80の最大ショアA硬度、例えば、40から80、例えば、65から77、例えば、70から75など、を有する。
より高い剛性のネック部分74を形成するのに使用する例示的な熱硬化性材料は、TDI末端ポリエーテルポリオール(すなわち、トルエンジイソシアネート末端ポリエーテルポリオール)などの熱硬化性プラスチック材料を含む。低剛性鎖骨部分72を形成する際に使用する例示的な熱硬化性材料は、先行技術による肩アセンブリ40A、42Aを形成する際に上述したもののような、TDI末端ポリエステルポリオールなどの熱硬化性プラスチック材料を含む。
それぞれのパッドアセンブリ40B、42Bのネック部分74に対するより高い相対的剛性度(relative degree of stiffness)の導入は、(主として、上述のような衝突試験の間に肩ベルト部分100によって加えられる力による、隆起ネック部分59の変形に起因して)肩ベルト部分100が滑るのを防止するためにパッドアセンブリ40B、42Bに十分な剛性を提供し、図5に示すように、パッドアセンブリ40B、42Bとネックアセンブリ/脊椎アセンブリ16、18との間に肩ベルト部分100が挟み込まれるのを防止又は最小限にする。さらに、パッドアセンブリ40B、42Bの鎖骨部分72を、パッドアセンブリ40A、42Aの対応する部分と同じ低剛性を有するように維持し、且つパッドアセンブリ40A、42Aの全体的な部品形状を概して維持することによって、新しいパッドアセンブリ40B、42Bの現在のダミーの生体力学的応答は、衝突シミュレーションの間の生体力学的応答に関して、図2〜5の一体的に形成された単一の材料の、パッドアセンブリ40A、42Aと矛盾なく機能し、その性能に概して対応する。
別個の鎖骨部分72とネック部分74を使用することにより、また、従来技術のパッドアセンブリ40A、42Aに従って全体的な設計を維持するために、かかる部分72、74は、好ましくは、結果として生じるパッドアセンブリ40、40B、42、42bの全体的な部品の幾何学的形状に影響を与えないように、一緒に結合されなければならない、好ましくは取り付けられなければならない。この結合を達成するために、少なくとも1つのフランジ78及び対応するスロット80の形態の少なくとも1つの、好ましくは複数の機械的ロック機構が含まれて、それぞれの鎖骨部分72及びネック部分74を一緒に結合する。さらに、特定の実施形態では、鎖骨部分72をネック部分74に固定するために、鎖骨部分72及びネック部分74の一方又は両方に接着剤76が塗布される。接着剤はまた、フランジ78及び/又はスロット80に塗布されることもできる。
特定の実施形態では、図6〜図13の実施形態に示すように、複数のフランジ78が鎖骨部分72に含まれ、対応するスロット80がネック部分74に含まれる。しかし、代替的な均等な実施形態(図示せず)では、フランジ78はネック部分74に含まれ、対応するスロット80は鎖骨部分72に含まれる。
(鎖骨部分72が、1つ又は複数のスロット80を含み、ネック部分74は、機械的インターロックを画定する対応する1つ又は複数のフランジ78を含む)図6〜図13に示す実施形態によるパッドアセンブリ40B又は42Bのうちの1つを形成するために、鎖骨部分72は、最初に第1の熱硬化性プラスチック材料から成形され、前述の1つ又は複数のスロット80を含む。鎖骨部分72の成形は、従来の成形技術によって行うことができる。次いで、形成された鎖骨部分72は、第2のモールド内に配置され、ここで、1つ又は複数のスロット80は、ネック部分74を形成するために使用される第2の熱硬化性材料に対して開口している。従って、第2の成形プロセスの間に、第2の熱硬化性材料が第2の成形型に導入され、スロット80を通って流れて、ネック部分74を形成する。第2の熱硬化性材料の一部は鎖骨部分72のスロット80内に留まり、従って、対応するスロット80内に収容されるネック部分74のそれぞれの1つ又は複数のフランジ78を形成し、鎖骨部分72とネック部分74との機械的なインターロックを形成して、それぞれのパッドアセンブリ40B又は42Bの形成を完了させる。特定の実施形態では、接着剤76が、ネック部分74を成形する前に鎖骨部分72の境界面82に塗布されて、2つの部分72、74の間に接合箇所84の追加の接合を形成する。
それぞれのパッドアセンブリ40B又は42Bを形成する別の方法では、ネック部分74は1つ又は複数のスロット80と共に形成され、鎖骨部分72は対応する1つ又は複数のフランジ78と共に形成され、この方法は、図6〜図13に示すパッドアセンブリ40B又は42Bと実質的に同じ方法で形成することができる。特に、ネック部分74は、最初に、第1の熱硬化性プラスチック材料から成形され、上述のものと同じ技術を用いて、前述の1つ又は複数のスロット80を含む。次いで、形成されたネック部分74は、鎖骨部分72を形成するために使用される第2の熱硬化性材料に対して1つ又は複数のスロット80が開口している第2の成形型内に配置される。従って、第2の成形プロセスの間に、第2の熱硬化性材料が第2の成形型に導入され、スロット80を通って流れて鎖骨部分72を形成する。第2の熱硬化性材料の一部は、スロット80内に留まり、従って、鎖骨部分72のそれぞれの1つ又は複数のフランジ78を形成し、これは、ネック部分74の対応するスロット80内に含まれ、鎖骨部分72とネック部分74との機械的なインターロックを形成して、それぞれのパッドアセンブリ40B又は42Bの形成を完了させる。特定の実施形態では、鎖骨部分72を成形する前に、接着剤76がネック部分74の境界面に塗布され、2つの部分72、74の間の接合箇所84の追加の接合を形成する。使用される接着剤76は、任意の接着剤でよく、典型的には、衝突シミュレーションの間に部分72、74の分離を防止するために部分72、74の間に十分な接着強度を提供するように、熱硬化性材料を長時間接着するために使用される、フェノール樹脂及びフェノールを含む非塩素系接着剤などのポリマー及び樹脂を含有するポリマー接着剤である。
図9〜図12は、例示のために鎖骨部分72とネック部分74を分解した図で示しているが、上述の方法に従って形成されたこのような部分72、74は、その後、互いに機械的にロックされ、接着剤76を用いてオプションで互いに接着される別個の構造として形成されていない。しかし、別の実施形態では、鎖骨部分72及びネック部分74は、それぞれのパッドアセンブリ40B、42Bを形成するために、別個の構造として形成され、その後、互いに機械的にロックされ、オプションで一緒に接着されることができる。
左パッドアセンブリ40Bが図6〜13に示されているが、右パッドアセンブリ42Bは左パッドアセンブリ40Bと同様に構成されている。本開示に従って形成されたパッドアセンブリ40B、42Bに対する有限要素分析は、新しく形成されたパッドアセンブリ40B、42Bがロバストであり、従って、従来技術のパッドアセンブリ40A、42Aと比較して、同じ試験条件下での衝突試験に対する生体力学的応答に影響を与えることなく、従来技術のパッドアセンブリ40A、42Aに見られる肩ベルト挟み込み問題に対処できることを実証した。
本開示はまた、仮想擬人試験装置を生成し、コンピュータに含まれるソフトウェアアプリケーションを用いて仮想衝突試験において生成された仮想擬人試験装置を評価するためのシステム1000を記載する。擬人試験装置は、上述のような、パッドアセンブリ40B、42Bの全ての特徴及び構成要素、並びに、擬人試験装置12の関連する追加構成要素を含む、上述の擬人試験装置の仮想的な表現である。また、システム1000は、上述のように、異なる剛性を有する部分72、74を含む、そのようなパッドアセンブリ40B、42Bを評価する。
次に図14を参照すると、コンピュータ1030は、少なくとも1つのプロセッサ1032、メモリ1034、マスストレージメモリデバイス1036、入出力(I/O)インターフェース1038、及びヒューマンマシンインターフェース(HMI)1040を含み得る。コンピュータ1030はまた、ネットワーク1013及び/又はI/Oインターフェース1038を介して、1つ又は複数の外部リソース1042に動作可能に結合され得る。外部リソースには、サーバ、データベース、マスストレージデバイス、周辺装置、クラウドベースのネットワークサービス、又はコンピュータ1030によって使用され得る他の任意の適切なコンピューティングリソースが含まれ得るが、これらに限定されない。
プロセッサ1032は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、中央処理装置、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブル論理装置、状態マシン、論理回路、アナログ回路、デジタル回路、又はメモリ1034に記憶された動作命令に基づいて信号(アナログ又はデジタル)を操作する他の任意の装置から選択される1つ又は複数の装置を含み得る。メモリ1034は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、フラッシュメモリ、キャッシュメモリ、又は情報を記憶することができる他の任意のデバイスを含むが、これらに限定されない、単一のメモリデバイス又は複数のメモリデバイスを含み得る。マスストレージメモリデバイス1036は、ハードドライブ、光学ドライブ、テープドライブ、不揮発性固体デバイス、又は情報を記憶することができる他の任意のデバイスなどのデータストレージデバイスを含み得る。データベース1044は、マスストレージメモリデバイス1036上に存在し、本明細書に記載される種々のシステム及びモジュールによって使用されるデータを収集し、組織化するために使用され得る。
プロセッサ1032は、メモリ1034内に存在するオペレーティングシステム1046の制御下で動作し得る。オペレーティングシステム1046は、メモリ1034内に存在するアプリケーション1048などの、1つ又は複数のコンピュータソフトウェアアプリケーションとして具現化されたコンピュータプログラムコードが、プロセッサ1032によって実行される命令を有するように、コンピュータリソースを管理し得る。代替実施形態では、プロセッサ1032は、アプリケーション1048を直接実行してもよく、その場合、オペレーティングシステム1046は省略されてもよい。また、1つ又は複数のデータ構造1050が、メモリ1034内に存在し、プロセッサ1032、オペレーティングシステム1046、及び/又はアプリケーション1048によって、データを記憶又は操作するために使用され得る。本明細書で提供されるソフトウェアアプリケーション1048は、仮想擬人試験装置10’を生成するソフトウェアアプリケーションと、仮想衝突試験設定において生成された仮想擬人試験装置10’を評価するソフトウェアアプリケーションとを含む。
I/Oインターフェース1038は、ネットワーク1013及び/又は外部リソース1042などの、プロセッサ1032を他のデバイス及びシステムに動作可能に結合するマシンインターフェースを提供し得る。それにより、アプリケーション1048は、本発明の実施形態を含む様々な特徴、機能、アプリケーション、プロセス、及び/又はモジュールを提供するために、I/Oインターフェース1038を介して通信することによって、ネットワーク1013及び/又は外部リソース1042と協働して動作し得る。また、アプリケーション1048は、1つ又は複数の外部リソース1042によって実行されるプログラムコードを有し得る、或いはそうでなければ、コンピュータ1030の外部の他のシステム又はネットワーク構成要素によって提供される機能及び/又は信号に依存し得る。実際、ほぼ無限のハードウェア及びソフトウェア構成が可能であることを考えると、当業者であれば、本発明の実施形態は、コンピュータ1030の外部に配置されたアプリケーション、複数のコンピュータ又は他の外部リソース1042に分散されたアプリケーション、又はクラウドコンピューティングサービスなどのネットワーク1013上のサービスとして提供されるコンピューティングリソース(ハードウェア及びソフトウェア)によって提供されたアプリケーションを含み得ることを理解するであろう。
HMI1040は、コンピュータ1030のユーザがコンピュータ1030と直接対話することを可能にするように、既知の方法でコンピュータ1030のプロセッサ1032に動作可能に結合され得る。HMI1040は、ビデオ及び/又は英数字ディスプレイ、タッチスクリーン、スピーカ、及びユーザに情報を提供することができる任意の他の適切なオーディオ及びビジュアルインジケータを含み得る。また、HMI1040は、ユーザからのコマンド又は入力を受け入れ、入力された入力をプロセッサ1032に送信することができる、英数字キーボード、ポインティングデバイス、キーパッド、押しボタン、制御ノブ、マイクロホンなどの入力装置及び制御装置を含み得る。
本発明は図示された態様で記載されている。使用されてきた用語は、限定ではなく、説明の言葉の性質を意図していることが理解されるべきである。
上記教示事項に照らして、本発明については多くの修正及び変形が可能である。従って、本発明は、具体的に記載された以外の方法で実施され得る。

Claims (23)

  1. 脊椎アセンブリと;
    前記脊椎アセンブリの反対側の側部に結合され且つそこからそれぞれ延びる一対の鎖骨アセンブリと;
    一対のアームであって、前記一対のアームのうちのそれぞれの前記アームが前記一対の鎖骨アセンブリのうちの対応するそれぞれの前記鎖骨アセンブリに結合される、一対のアームと;
    前記脊椎アセンブリのうちの1つに取り付けられ且つ前記アームのうちの1つに隣接して位置決めされ、第1の熱硬化性材料から形成される、鎖骨部分、及び前記鎖骨部分に取り付けられ且つ前記鎖骨部分から前記脊椎アセンブリに隣接する位置まで延び、第1の熱硬化性材料とは異なる第2の熱硬化性材料から形成される、ネック部分を有する、少なくとも1つのパッドアセンブリであって、前記ネック部分は前記鎖骨部分より硬い、少なくとも1つのパッドアセンブリと;を有する、
    擬人試験装置。
  2. 前記ネック部分は、ASTM D575に従って測定された10%歪における10.34214MPaの最小圧縮弾性率を有する、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  3. 前記鎖骨部分は、ASTM D575に従って測定された10%歪における1.37895MPaの最大圧縮弾性率を有する、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  4. 前記鎖骨部分は、ASTM D575に従って測定された10%歪における1.37895MPaの最大圧縮弾性率を有する、
    請求項2に記載の擬人試験装置。
  5. 前記ネック部分は、ネックベース領域及び隆起ネック領域を有し、前記隆起ネック領域は、前記ネックベース領域から前記脊椎アセンブリに隣接する位置まで延びる、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  6. 前記鎖骨部分は、前記鎖骨アセンブリのうちのそれぞれの前記鎖骨アセンブリのための下方スロットを有する鎖骨ベース領域と、前記鎖骨ベース領域から前記アームに隣接して延びるアーム領域と、を有する、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  7. 前記ネック部分は、前記鎖骨ベース領域に取り付けられるネックベース領域と、前記ネックベース領域から前記鎖骨アセンブリの反対且つ前記鎖骨アセンブリから離れる方向に延びる隆起ネック領域と、を有する、
    請求項6に記載の擬人試験装置。
  8. 前記鎖骨部分及び前記ネック部分のそれぞれ一方は、少なくとも1つのフランジを含み、
    前記鎖骨部分及び前記ネック部分のそれぞれ他方は、前記フランジを受けるための少なくとも1つのスロットを含む、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  9. 前記鎖骨部分は、鎖骨ベース領域を有し、前記ネック部分は、ネックベース領域を有し、
    前記フランジ及び前記スロットは、前記のそれぞれのベース領域に形成されている、
    請求項8に記載の擬人試験装置。
  10. 前記鎖骨部分を前記ネック部分に固定するために前記フランジと前記スロットとの間に塗布される接着剤をさらに有する、
    請求項8に記載の擬人試験装置。
  11. 前記鎖骨部分を前記ネック部分に固定するために前記鎖骨部分と前記ネック部分との間に塗布される接着剤をさらに有する、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  12. 前記鎖骨部分は、ASTM D2240に従って測定される80の最大ショアA硬度を有し、
    前記ネック部分は、ASTM D2240に従って測定される50の最小ショアD硬度を有する、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  13. 前記鎖骨部分は、TDI末端ポリエステルプレポリマーから形成され、
    前記ネック部分は、TDI末端ポリエーテルプレポリマーから形成される、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  14. 前記脊椎アセンブリに結合される肋骨アセンブリと;
    前記肋骨アセンブリに結合され且つ前記一対の鎖骨アセンブリのそれぞれに結合される胸部プレートと;をさらに有する、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  15. 一対の肩アセンブリをさらに有し、
    前記一対の肩アセンブリのうちのそれぞれの前記肩アセンブリは、前記一対の鎖骨アセンブリのうちの対応するそれぞれの前記鎖骨アセンブリに結合され、
    前記一対の肩アセンブリのうちのそれぞれの前記肩アセンブリは、前記一対のアームのうちの対応するそれぞれの前記アームに枢動可能に結合される、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  16. 前記鎖骨部分は、第1及び第2の開口部を有する溝部を含み、前記擬人試験装置は、前記溝部内に収容され、且つ、前記の開口部のそれぞれを通って延び、且つ、前記脊椎アセンブリに対して前記一対の肩アセンブリのうちの第1の肩アセンブリを位置決めするように、前記一対の鎖骨アセンブリのうちのそれぞれの前記鎖骨アセンブリに固定される、第1のタイラップをさらに含む、
    請求項1に記載の擬人試験装置。
  17. 前記ネック部分は開口部を含み、前記擬人試験装置は、前記開口部を通って延び、且つ、前記脊椎アセンブリに対して前記一対の肩アセンブリのうちの前記第1の肩アセンブリを位置決めするように、前記一対の鎖骨アセンブリのうちの前記それぞれの鎖骨アセンブリに固定される、第2のタイラップをさらに含む、
    請求項16に記載の擬人試験装置。
  18. 脊椎アセンブリと;前記脊椎アセンブリの反対側の側部に結合され且つそこからそれぞれ延びる一対の鎖骨アセンブリと;一対のアームであって、前記一対のアームのうちのそれぞれの前記アームが前記一対の鎖骨アセンブリのうちの対応するそれぞれの前記鎖骨アセンブリに結合される、一対のアームと;を有する、擬人試験装置のためのパッドアセンブリを形成する方法であって:
    ネックベース領域と隆起ネック領域を有するネック部分を形成するステップであって、前記ネック部分は複数のスロットを含む、ステップと;
    前記ネック部分の前記スロットを通じて材料を注入し、複数のフランジを形成することによって前記ネック部分の上に鎖骨部分を成形するステップであって、前記複数のフランジのうちのそれぞれのフランジは、前記複数のスロットのうちの対応するスロット内に取り付けられる、ステップと;
    を含む、
    方法。
  19. 前記ネック部分は、前記鎖骨部分より硬い、
    請求項18に記載のパッドアセンブリを形成する方法。
  20. 前記ステップはさらに:
    第1の熱硬化性材料から前記複数のスロットを含む前記ネック部分を形成するステップであって、前記の形成されたネック部分は、ASTM D575に従って測定された10%歪における10.34214MPaの最小圧縮弾性率を有する、ステップと;
    前記複数のフランジのうちのそれぞれのフランジが、前記複数のスロットのうちの対応するスロット内に結合されるように、第2の熱硬化性材料から前記複数のフランジを含む前記鎖骨部分を成形するステップであって、前記第2の熱硬化性材料は、前記第1の熱硬化性材料とは異なり、前記鎖骨部分は、ASTM D575に従って測定された10%歪における1.37895MPaの最大圧縮弾性率を有する、ステップ;
    としてさらに規定される、
    請求項18に記載のパッドアセンブリを形成する方法。
  21. 前記鎖骨部分を成形する前記ステップより前に、前記ネック部分の上に接着剤を塗布するステップをさらに含む、
    請求項18に記載のパッドアセンブリを形成する方法。
  22. 少なくとも1つのプロセッサを含むコンピュータであって、前記プロセッサはメモリを含む、コンピュータと;
    仮想擬人試験装置を生成するように構成された前記メモリに格納される第1のソフトウェアアプリケーションと;を有し、
    前記仮想擬人試験装置は:
    仮想脊椎アセンブリと;
    前記仮想脊椎アセンブリの反対側の側部に結合され且つそこからそれぞれ延びる一対の仮想鎖骨アセンブリと;
    一対の仮想アームであって、前記一対の仮想アームのうちのそれぞれの前記仮想アームが前記一対の仮想鎖骨アセンブリのうちの対応するそれぞれの前記仮想鎖骨アセンブリに結合される、一対の仮想アームと;
    前記仮想脊椎アセンブリのうちの1つに取り付けられ且つ前記仮想アームのうちの1つに隣接して位置決めされ、第1の熱硬化性材料から形成される、仮想鎖骨部分、及び前記仮想鎖骨部分に取り付けられ且つ前記仮想鎖骨部分から前記仮想脊椎アセンブリに隣接する位置まで延び、前記第1の熱硬化性材料とは異なる第2の熱硬化性材料から形成される、仮想ネック部分を有する、少なくとも1つの仮想パッドアセンブリであって、前記仮想ネック部分は前記仮想鎖骨部分より硬い、少なくとも1つの仮想パッドアセンブリと;を有する、
    システム。
  23. 前記ソフトウェアアプリケーションは、前記の生成された仮想擬人試験装置に対して仮想衝突シミュレーションを実行するようにさらに構成される、
    請求項22に記載のシステム。
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