JP6787829B2 - 携帯型無線通信装置、および携帯型無線通信装置を用いる警備システム - Google Patents
携帯型無線通信装置、および携帯型無線通信装置を用いる警備システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6787829B2 JP6787829B2 JP2017067649A JP2017067649A JP6787829B2 JP 6787829 B2 JP6787829 B2 JP 6787829B2 JP 2017067649 A JP2017067649 A JP 2017067649A JP 2017067649 A JP2017067649 A JP 2017067649A JP 6787829 B2 JP6787829 B2 JP 6787829B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- capacitance
- signal
- wireless communication
- chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Alarm Systems (AREA)
Description
[1.携帯型無線通信装置]
以下、本発明の一実施形態の携帯型無線通信装置(以下、ICタグと記す)を説明する。
図1(A)にICタグ100の模式的上面図を、図2(A)に図1(A)の鎖線A−A´に沿った模式的断面図を示す。図1(A)、図2(A)に示すように、ICタグ100は、第1の絶縁膜102上に二つの回路を備える。二つの回路の一つ(以下、第1の回路110と記す)は、第1のICチップ112、および第1のICチップ112と電気的に接続される第1のアンテナ114を有する。同様に、もう一方の回路(以下、第2の回路120と記す)は、第2のICチップ122と第2のアンテナ124を有する。第1の回路110と第2の回路120上には、第2の絶縁膜104が設けられる。
容量可変領域106上において、第1のアンテナ114、第2のアンテナ124はそれぞれ、第1の容量パターン116、第2の容量パターン126を有する。第1の容量パターン116、第2の容量パターン126はそれぞれ、第1の回路110と第2の回路120に容量(静電容量)を付加する機能を有する。
図2(A)で示したように、第1の容量パターン116、第2の容量パターン126上には、第2の絶縁膜104が設けられる。したがって、図2(B)に示すように、容量可変領域106上にユーザの指や掌が接触(以下、タッチと記す)すると、容量可変領域106内の第1の容量パターン116、第2の容量パターン126と指や掌との間に容量C´が生じる。このため、図3に示した等価回路に容量C´が割り込むこととなり、第1の回路110と第2の回路120の容量Cが増大する。その結果、上記式に従い、第1の回路110と第2の回路120のタッチ後の共振周波数は、低周波数側にシフトする。すなわち、第1の回路110の共振周波数f1は周波数f0から離れ、逆に第2の回路120の共振周波数f2が周波数f0に近づく。
容量パターンやアンテナの形状は上述したものに限られない。例えば図4(A)に示すように、形状や大きさ(アンテナの配線の幅や長さ)が、互いに異なるよう、第1の容量パターン116と第2の容量パターン126を構成することができる。第1のICチップ112と第2のICチップ122の抵抗R1や容量Ccがほぼ同じである場合、この構成を用いることで、より効果的に異なる共振周波数を第1の回路110、第2の回路120に付与することができる。
図10(A)に、第1のICチップ112の構成例を示す。第2のICチップ122も同様の構成をとることができるため、説明を割愛する。なお、図10(A)に示した形態は一例であり、使用目的に合わせ、第1のICチップ112や第2のICチップ122の構成は任意に変更することができる。また、第1のICチップ112と第2のICチップの構成は同一でも良く、互いに異なっていてもよい。
図10(B)にリーダ/ライター220の構成例を示す。リーダ/ライター220は、アンテナ222、送信回路224、受信回路226、変調回路228、復調回路230、発振回路232、制御回路234、およびメモリ回路236などを含む。
本実施形態では、第1実施形態で述べたICタグ100を利用する警備システムに関して説明する。具体的には、建築物やその一部など、扉が設置された警備エリアを警備対象とし、第1実施形態で述べたICタグ100を用いて警備エリアを開錠するための警備システムについて説明する。第1実施形態で述べた内容に関しては説明を割愛することがある。
図11(A)に、警備システム300のシステム構成を示す。警備システム300は、警備センタ302、制御装置304、警備端末306、および鍵が設置された警備エリア308を含む。
制御装置304は、警備エリア308の施錠、開錠を制御するとともに、警備ステータス情報、すなわち警備エリア308が警備中であるか、あるいは警備が解除された状態(解除中)であるかを管理、把握する。制御装置304は種々の通信ネットワークを介して警備センタ302と接続されており、警備ステータス情報を警備センタ302へ送信する。また、警備端末306から送られる信号に応じて警備センタ302へ警報を送信することができる。
警備端末306の構成例を図11(B)に示す。警備端末306は、通信部310、コントローラ312、メモリ314、表示部316、入力部318、音声出入力部320、およびICタグ100と無線通信を行うリーダ/ライター220などを含むことができる。なお、これらのユニットの一部を省略してもよい。
図12に、本実施形態の警備システムのフローを示す。ここでは、ICタグ100を用いてユーザが警備エリア308を開錠する状況を例として説明する。
Claims (24)
- 容量可変領域を有する第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上に位置し、第1のICチップ、および前記第1のICチップと電気的に接続される電磁誘導方式の第1のアンテナとを有する第1の回路と、
前記第1の絶縁膜上に位置し、第2のICチップ、および前記第2のICチップと電気的に接続される電磁誘導方式の第2のアンテナとを有する第2の回路を有し、
前記容量可変領域上において、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナは、それぞれ第1の容量パターンと第2の容量パターンとを有し、
前記第1の容量パターンと前記第2の容量パターンは、前記第1の回路と前記第2の回路に容量を付与するように構成され、
前記第1の回路と前記第2の回路は互いに共振周波数が異なる携帯型無線通信装置。 - 前記第1の絶縁膜の下に位置する第1の保護フィルムと、
前記第1の回路と前記第2の回路との上に位置する第2の保護フィルムをさらに有する、請求項1に記載の携帯型無線通信装置。 - 前記第1の絶縁膜と前記第2の保護フィルムの間に第2の絶縁膜をさらに有する、請求項2に記載の携帯型無線通信装置。
- 前記第1の回路の共振周波数において、前記第2のICチップにかかる電圧は、前記第1のICチップにかかる電圧の1%以上50%以下である、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯型無線通信装置。
- 前記容量可変領域の面積は、1mm2以上500mm2以下である、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯型無線通信装置。
- 前記第1の容量パターンと前記第2の容量パターンは、それぞれジグザグ形状を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯型無線通信装置。
- 前記ジグザグ形状は、
第1の屈曲点、第2の屈曲点、および第3の屈曲点と、
前記第1の屈曲点と前記第2の屈曲点間の第1の直線部と、
前記第2の屈曲点と前記第3の屈曲点間の第2の直線部を有する、請求項6に記載の携帯型無線通信装置。 - 前記第1の直線部と前記第2の直線部は互いに平行である、請求項7に記載の携帯型無線通信装置。
- 前記第1の容量パターンの前記ジグザグ形状の前記第1の直線部と前記第2の直線部は、前記第2の容量パターンの前記ジグザグ形状の前記第1の直線部と前記第2の直線部によって挟まれる、請求項7に記載の携帯型無線通信装置。
- 前記第1の容量パターンと前記第2の容量パターンは、それぞれ渦巻形状を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯型無線通信装置。
- 前記第1のアンテナと前記第2のアンテナはそれぞれ、第1の配線と第2の配線を有し、
前記容量可変領域において、第1の配線と前記第2の配線の端部はそれぞれ、前記第1の絶縁膜を介して互いに離間し、かつ互いに重なる一対の容量電極を形成する、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯型無線通信装置。 - 前記第1の容量パターンは前記第1のICチップに直列に接続され、
前記第2の容量パターンは前記第2のICチップに直列に接続される、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯型無線通信装置。 - ある一定の周波数を基準周波数と定義した際、前記第1の回路の前記共振周波数と前記基準周波数の差の絶対値は0MHz以上1MHz以下であり、前記第2の回路の前記共振周波数と前記基準周波数の差の絶対値は0.5MHz以上5MHz以下となるように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯型無線通信装置。
- 搬送波を送出するように構成されるリーダ/ライターが搭載された警備端末と、
前記リーダ/ライターと無線通信するように構成される携帯型無線通信装置と、
前記警備端末と通信し、警備エリアの開錠を制御するように構成される制御装置を有し、
前記携帯型無線通信装置は、
容量可変領域を有する第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜上に位置し、第1のICチップ、および前記第1のICチップと電気的に接続される電磁誘導方式の第1のアンテナとを有する第1の回路と、
前記第1の絶縁膜上に位置し、第2のICチップ、および前記第2のICチップと電気的に接続される電磁誘導方式の第2のアンテナとを有する第2の回路を有し、
前記容量可変領域上において、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナは、それぞれ第1の容量パターンと第2の容量パターンとを有し、
前記第1の容量パターンと前記第2の容量パターンは、前記第1の回路と前記第2の回路に容量を付与するように構成され、
前記第1の回路と前記第2の回路は、共振周波数が異なる警備システム。 - 前記第1の容量パターンと第2の容量パターンは、ユーザが前記容量可変領域に接触しないときには前記第1の回路が前記搬送波と選択的に共振し、前記ユーザが前記容量可変領域に接触するときには前記第2の回路が前記搬送波と選択的に共振するように構成される、請求項14に記載の警備システム。
- 前記携帯型無線通信装置はさらに、
前記第1の絶縁膜の下に位置する第1の保護フィルムと、
前記第1の回路と前記第2の回路との上に位置する第2の保護フィルムをさらに有する、請求項15に記載の警備システム。 - 前記携帯型無線通信装置はさらに、前記第1の絶縁膜と前記第2の保護フィルムの間に第2の絶縁膜をさらに有する、請求項16に記載の警備システム。
- 前記警備端末は、第1の信号と第2の信号のどちらが送信されたかを判定するように構成される、請求項14に記載の警備システム。
- 前記制御装置は、前記第1の信号と前記第2の信号のどちらが送信されたかを判定するように構成される、請求項18に記載の警備システム。
- 前記警備端末は、前記第1の信号を受信した場合に第3の信号を、前記第2の信号を受信した場合に第4の信号を前記制御装置に送信するように構成され、
前記制御装置は、前記第3の信号を受信した場合には前記警備エリアを開錠し、前記第4の信号を受信した場合には前記警備エリアの施錠状態を維持するように構成される、請求項18に記載の警備システム。 - 前記警備端末は、前記第1の信号を受信した場合に第3の信号を、前記第2の信号を受信した場合に第4の信号を前記制御装置に送信するように構成され、
前記制御装置は、前記第3の信号を受信した場合、および前記第4の信号を受信した場合に前記警備エリアを開錠するように構成される、請求項18に記載の警備システム。 - 警備センタをさらに有し、
前記制御装置は、前記第4の信号を受信した場合、第5の信号を前記警備センタへ送信するように構成される、請求項20または21に記載の警備システム。 - 前記第1の容量パターンは前記第1のICチップに直列に接続され、
前記第2の容量パターンは前記第2のICチップに直列に接続される、請求項14に記載の警備システム。 - ある一定の周波数を基準周波数と定義した際、前記第1の回路の前記共振周波数と前記基準周波数の差の絶対値は0MHz以上1MHz以下であり、前記第2の回路の前記共振周波数と前記基準周波数の差の絶対値は0.5MHz以上5MHz以下となるように構成される、請求項14に記載の警備システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017067649A JP6787829B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 携帯型無線通信装置、および携帯型無線通信装置を用いる警備システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017067649A JP6787829B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 携帯型無線通信装置、および携帯型無線通信装置を用いる警備システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018169884A JP2018169884A (ja) | 2018-11-01 |
JP6787829B2 true JP6787829B2 (ja) | 2020-11-18 |
Family
ID=64017920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017067649A Active JP6787829B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 携帯型無線通信装置、および携帯型無線通信装置を用いる警備システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6787829B2 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001307053A (ja) * | 2000-04-21 | 2001-11-02 | Dainippon Printing Co Ltd | アンテナシートおよび非接触式データキャリア |
JP4016762B2 (ja) * | 2002-08-22 | 2007-12-05 | 凸版印刷株式会社 | 非接触式icカードおよびその製造方法 |
JP2005293485A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Icタグ |
JP4815217B2 (ja) * | 2006-01-12 | 2011-11-16 | リンテック株式会社 | アンテナ回路、icインレット、マルチタグ及びマルチタグ製造方法 |
JP5083036B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2012-11-28 | 三菱電機株式会社 | 無線通信装置 |
JP5077336B2 (ja) * | 2009-12-18 | 2012-11-21 | 三菱電機株式会社 | 無線通信装置 |
JP2011159182A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Nec Access Technica Ltd | 緊急通報システムおよび緊急通報方法 |
JP2013025377A (ja) * | 2011-07-15 | 2013-02-04 | Mitsubishi Electric Corp | 入退室管理システム |
JP6554899B2 (ja) * | 2015-04-24 | 2019-08-07 | 凸版印刷株式会社 | 非接触通信インレイ |
-
2017
- 2017-03-30 JP JP2017067649A patent/JP6787829B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018169884A (ja) | 2018-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8289165B2 (en) | RFID device with conductive loop shield | |
KR101038190B1 (ko) | 무선 주파수 식별 장치 선별 판독 시스템 및 방법 | |
EP2928015B1 (en) | Radio frequency ic device and electronic apparatus | |
US7828221B2 (en) | RFID antenna and RFID tag | |
US9342775B2 (en) | Dual mode chip having radio frequency identification and electronic article surveillance capability | |
US9646242B2 (en) | Booster antenna, contactless chip arrangement, antenna structure and chip arrangement | |
US9269038B2 (en) | Antenna device, card-type communication device, and communication terminal apparatus | |
JP5333707B2 (ja) | 無線通信デバイス | |
EP1862951A1 (en) | IC tag and inlet for IC tag | |
US9281873B2 (en) | Wireless IC device system and method of determining authenticity of wireless IC device | |
JP2006309476A (ja) | 信号処理回路、及びこれを用いた非接触icカード並びにタグ | |
JP2006287659A (ja) | アンテナ装置 | |
CN107408219B (zh) | 具有多频天线的rfid装置 | |
US20160042213A1 (en) | RFID User Input Device with One or More Integrated Circuits for Use with an RFID System | |
US11714988B2 (en) | Wireless IC tag-attached metal medical instrument | |
JP6787829B2 (ja) | 携帯型無線通信装置、および携帯型無線通信装置を用いる警備システム | |
US8720789B2 (en) | Wireless IC device | |
CN103814478A (zh) | 天线以及无线标签 | |
JP5955901B2 (ja) | 無線通信のためのタッチ操作を容易にする方法、電子機器およびコンピュータ・プログラム | |
JP2007142688A (ja) | 電磁誘導方式の無線通信システムで適応型アンテナを有するシステム | |
EP3611670B1 (en) | Rfid tag and rfid attached material | |
AU2015381870B2 (en) | Improved radio frequency identification tag | |
JP2007329589A (ja) | 通信装置 | |
JP2007241517A (ja) | 個体識別が可能な靴及びこれを利用したセキュリティシステム | |
JP2006140607A (ja) | 通信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190807 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200721 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201013 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201029 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6787829 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |