JP6787803B2 - 光コネクタおよび光伝送システム - Google Patents

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Description

本開示は、光ファイバ同士あるいは光ファイバと光トランシーバとを接続する光コネクタおよびこれを備える光伝送システムに関する。
データセンターの急速な拡大に伴い、高速な光トランシーバと単一モード光ファイバ(SMF)を用いた光配線が増加している。SMF用光ファイバは波長多重を活用した高速化が従来より用いられているが、近年では複数の同一波長光源を用い多心SMFを用いた並列伝送光トランシーバも普及している。これらの光配線の増大により、データセンター内では光ファイバ心線の輻輳が課題となっている。
空間分割多重技術は既存SMFを大幅に超える超大容量伝送技術として精力的に研究開発が進められているが、その空間利用効率の高さからデータセンター等における光配線の高密度化への応用にも着目されている。例えば非特許文献1では標準的なクラッド径(125μm)に2つのコアを有し、コアごとに伝送方向を変えることで1心で同一波長を用いた双方向伝送を提案している。非特許文献2では1.31μm帯の伝送に特化したマルチコアファイバを開発し、ファンアウトを介して100GE信号を空間多重伝送している。また非特許文献3では、発光/受光素子アレイや多心光ファイバ心線と合わせて直列上にコアを配置したマルチコアファイバが提案されている。
しかしながら、マルチコアファイバと光トランシーバを結合する場合、非特許文献1および2に記載されるファンアウトデバイスを介す必要があり、ファンアウトデバイスの入出力部など接続点が増え損失が増加するといった課題が生じる上、ファンアウトデバイスの出力は従来と同様に複数のSMFを用いた光コネクタとなることから結合部では空間利用効率が悪く輻輳が解消しないといった課題があった。また非特許文献3の光ファイバは直線状に複数のコアを配置するため光ファイバ径が太くなり機械的信頼性の低下や空間利用効率の劣化するといった課題があった。更には非特許文献3ではコア間隔と光トランシーバの受発光素子等の間隔が一般的に一致せず、これを変換するデバイスが必要となる。
このように非特許文献1〜3のマルチコアファイバを用いると光トランシーバとの接続において、入出力部の増加に伴う損失の増大、空間利用効率の劣化、及び機械的信頼性の劣化という課題があった。そこで、本発明は、これらの課題を解決すべく、損失の増大、空間利用効率の劣化、及び機械的信頼性の劣化を防止し、大容量伝送を可能とする光コネクタおよび光伝送システムを提供することを目的とする。
本発明に係る光コネクタは、マルチコアファイバ、数モードファイバもしくは数モードマルチコアファイバと接着固定された光導波路素子を具備するコネクタフェルールを用いることとした。
具体的には、本発明に係る光コネクタは、マルチコアファイバ、数モードファイバもしくは数モードマルチコアファイバと複数のシングルコアファイバもしくは光トランシーバとの接続を行う光コネクタであって、
前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側の接続端面に2つのガイドピンホール、及び前記2つのガイドピンホールの間の前記接続端面から前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバとの接続側のファイバ端面へ貫通する開口部を有するコネクタフェルールと、
前記コネクタフェルールの前記開口部に式C1で表されるずれ許容量で配置され、前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側の出力面において直線状に配列されたN(2以上の整数)本の光導波路を有し、前記光導波路で前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとを接続する光導波路素子と、
を備えることを特徴とする。
Figure 0006787803
ただし、
θは、前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線とが成す角度、
は、前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線との平均間隔、
は、前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線に垂直である直線と、前記出力面の前記光導波路のうち両端にある前記光導波路間の中心との間隔、
φは、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線方向から見たときの前記接続端面と前記出力面との成す角度、
φは、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線方向と前記2つのガイドピンホールの方向とに垂直である方向から見たときの前記接続端面と前記出力面との成す角度
である。
また、本発明に係る他の光コネクタは、マルチコアファイバ、数モードファイバもしくは数モードマルチコアファイバと複数のシングルコアファイバもしくは光トランシーバとの接続を行う光コネクタであって、
前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側の接続端面から前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバとの接続側のファイバ端面へ貫通する開口部を有するコネクタフェルールと、
前記コネクタフェルールの前記開口部に配置され、前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側の出力面において、2つのガイドピンホール、及び前記2つのガイドピンホールの間で式C2で表されるずれ許容量で直線状に配列されたN(2以上の整数)本の光導波路を有し、前記光導波路で前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとを接続する光導波路素子と、
を備えることを特徴としてもよい。
Figure 0006787803
ただし、
θは、前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線とが成す角度、
は、前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線との平均間隔、
は、前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線に垂直である直線と、前記出力面の前記光導波路のうち両端にある前記光導波路間の中心との間隔、
である。
本光コネクタでは、接続点がマルチコアファイバ等と光導波路素子との間及び光トランシーバ等と光導波路素子との間のみとなる。このため、マルチコアファイバ等を用いて低損失、高い空間利用効率かつ低コストで光配線を実現でき、多数の光配線を輻輳なく実現でき、更に高速化も容易である。従って、本発明は、損失の増大、空間利用効率の劣化、及び機械的信頼性の劣化を防止し、大容量伝送を可能とする光コネクタを提供することができる。
本発明に係る光コネクタは、前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと、前記光導波路素子とが紫外線若しくは熱で硬化する樹脂で接着固定されることを特徴とする。
本発明に係る光コネクタは、石英ガラスで構成される前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと、前記光導波路素子とが融着で接着固定されることを特徴とする。
本発明に係る光コネクタの前記コネクタフェルールは、前記開口部に、前記接続端面から前記ファイバ端面に至るまでの溝もしくは畝を有し、前記光導波路素子は、前記コネクタフェルールの前記開口部に挿入された時に前記開口部の溝もしくは畝に嵌合する畝もしくは溝を有することを特徴とする。溝と畝とを嵌合させることでコネクタフェルールと光導波路素子との位置関係を高精度且つ簡易に合わせることができる。
本発明に係る光コネクタの前記光導波路素子は、前記光導波路がコアである光ファイバであり、前記光導波路素子の前記出力面と前記複数のシングルコアファイバもしくは前記光トランシーバとの間にレンズをさらに備えることを特徴とする。
数モードファイバ又は数モードマルチコアファイバと光トランシーバとを接続する場合、本発明に係る光コネクタの前記光導波路素子は、前記光導波路で形成されたモード合分波部を有することを特徴とする。
本発明に係る光伝送システムは、
前記光導波路素子に、前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバの一端が接続された前記光コネクタと、
フェルールが有する2つのガイドピンホールの間に、複数のシングルコアファイバ、複数の発光素子、複数の受光素子、又は複数の発光素子と複数の受光素子を並列させた接続デバイスと、
前記光コネクタと前記接続デバイスとを接続するときに、前記光コネクタが有する2つのガイドピンホールと前記接続デバイスが有する2つのガイドピンホールとにそれぞれ嵌合する2つのガイドピンと、
を備える。
本光伝送システムは、前記光コネクタを備えるため、接続点がマルチコアファイバ等と光導波路素子との間及び光トランシーバ等と光導波路素子との間のみとなる。このため、マルチコアファイバ等を用いて低損失、高い空間利用効率かつ低コストで光配線を実現でき、多数の光配線を輻輳なく実現でき、更に高速化も容易である。従って、本発明は、損失の増大、空間利用効率の劣化、及び機械的信頼性の劣化を防止し、大容量伝送を可能とする光伝送システムを提供することができる。
本発明は、損失の増大、空間利用効率の劣化、及び機械的信頼性の劣化を防止し、大容量伝送を可能とする光コネクタおよび光伝送システムを提供することができる。
本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの光導波路素子の構造を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの光導波路素子の構造を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光コネクタにおいて光導波路素子の位置ずれと接続損失の関係を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光コネクタにおいて光導波路素子の位置ずれと接続損失の関係を説明する図である。 本発明に係る光コネクタにおいて光導波路素子の位置ずれと接続損失の関係を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光コネクタにおいて光導波路素子の位置ずれと接続損失の関係を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光コネクタにおいて光導波路素子の位置ずれと接続損失の関係を説明する図である。 本発明に係る光コネクタにおいて光導波路素子の位置ずれと接続損失の関係を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光コネクタの構成を説明する図である。 本発明に係る光伝送システムの構成を説明する図である。 本発明に係る光伝送システムの構成を説明する図である。 本発明に係る光伝送システムの構成を説明する図である。 本発明に係る光伝送システムの構成を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1及び図2は、本実施形態の光コネクタ301の構成を説明する図である。光コネクタ301は、マルチコアファイバ、数モードファイバもしくは数モードマルチコアファイバ(以下、「マルチコアファイバ等50」と記載することがある。)と複数のシングルコアファイバもしくは光トランシーバ(以下、「接続デバイス101」と記載することがある。)との接続を行う光コネクタであって、
接続デバイス101との接続側の接続端面15に2つのガイドピンホール12、及び前記2つのガイドピンホール12の間の接続端面15からマルチコアファイバ等50との接続側のファイバ端面16へ貫通する開口部13を有するコネクタフェルール11と、
コネクタフェルール11の開口部13に式C1で表されるずれ許容量で配置され、前記接続デバイス101との接続側の出力面17において直線状に配列されたN(2以上の整数)本の光導波路18を有し、光導波路18でマルチコアファイバ等50と接続デバイス101とを接続する光導波路素子14と、
を備えることを特徴とする。
Figure 0006787803
θ、d、d、φ、φについては後述する。
光コネクタ301は、マルチコアファイバ、数モード光ファイバもしくは数モード光ファイバに光導波路素子14が接着される。光導波路素子14は、コア配列、伝搬モードもしくはその両方を直線上に配列される光導波路へ伝搬する。光導波路素子14は、位置決めを行うガイドピンホール12の中心を通る直線上に光導波路素子14の導波路18があるようにコネクタフェルール11の開口部13内に配置される。この構成は、マルチコアファイバ等50を伝搬した光波は光導波路素子14のみを経て接続デバイス101と直接結合できるため、接続点が少なく低損失で結合ができる。さらに、この構成は、マルチコアファイバ等50で高密度な光配線ができるため、輻輳なく光配線を行うことができる。また、この構成は、光トランシーバにおける受発光素子を増やすことによる高速化にも容易に対応できる。
なお、図2に示すように、光コネクタ301は、接続デバイス101として光トランシーバだけではなく、MTコネクタやMPOコネクタを有する多心光ファイバコネクタとも直接結合することができる。
図3は、光導波路素子14の構造の一例を説明する図(正面図、平面図、下面図、右側面図)である。本例では、マルチコアファイバ等50が4コアのマルチコアファイバであり、マルチコアファイバの4コアそれぞれの光波を4つの並列導波路18に出力する場合を説明している。光導波路素子14の下面(入力面19)ではマルチコアファイバのコア配置と同じ配列の導波路を有し、曲がり導波路によって直線上に配列された光導波路18へ伝搬される。導波路間隔Dは接続される光トランシーバの発光・受光素子の配置間隔もしくは光ファイバテープ心線と同等の値となり、一般的には250μmである。このような光導波路素子14は、フェムト秒レーザによる多光子吸収を利用した光導波路描画や、多層のフォトリソグラフィを用いた多層平面光回路によって実現できる。
なお、ここでは光導波路素子14、受発光素子が1次元的に配列された場合を説明したが、複数列で配列される場合にも同様に適用できる。その場合、光導波路素子14における光導波路18は、コネクタフェルール11のガイドピンホール12の中心を通る直線と平行な直線上に配置されていれば良い。
図4は、光導波路素子14の構造の他の例を説明する図(正面図、平面図、下面図、右側面図)である。本例の光導波路素子14は、前記光導波路で形成されたモード合分波部を有しており、単一コアの数モードファイバを4つの並列導波路18に出力する。光導波路は複数の平行光導波路を有し、モード合分波部においてモード変換を行い、直線上に配列された光導波路18へ伝搬される。
またマルチコアファイバ等50が数モードマルチコアファイバの場合、図3に示すような複数の並列導波路に対し、更に図4に示すようなモード合分波部を有する平行導波路を具備することで、数モードマルチコアファイバと受発光素子との結合を実現できる。
(実施形態2)
図5は、本実施形態の光コネクタ302の構成を説明する図である。光コネクタ302は、マルチコアファイバ等50と接続デバイス101との接続を行う光コネクタであって、
接続デバイス101との接続側の接続端面からマルチコアファイバ等50との接続側のファイバ端面へ貫通する開口部23を有するコネクタフェルール21と、
コネクタフェルール21の開口部23に配置され、接続デバイス101との接続側の出力面27において、2つのガイドピンホール22、及び2つのガイドピンホール22の間で式C1で表されるずれ許容量で直線状に配列されたN本の光導波路18を有し、光導波路18でマルチコアファイバ等50と接続デバイス101とを接続する光導波路素子24と、
を備える。
光コネクタ302は、ガイドピンホール22が光導波路素子24内に配置される構成が図1及び図2の光コネクタ301と異なる。この構成は、1つの素子内にガイドピンホールと光導波路が製造精度で配置されるため、光コネクタの組み立て精度に関わらず接続精度が高くなり、低損失な結合ができ好ましい。
(実施形態3)
光コネクタ(301、302)において、光導波路素子(14、24)とマルチコアファイバ等50とは、光導波路素子(14、24)の導波路部とマルチコアファイバ等50のコア領域とを一致させ、接着固定する必要がある。接着固定手順は、紫外線若しくは熱によって硬化する樹脂を入力面(16、26)の接着面に塗布するステップ、光導波路素子14とマルチコアファイバ等50とを位置合わせするステップ、紫外線もしくは熱を照射するステップを行う。
(実施形態4)
またマルチコアファイバ等50が石英ガラス系であり、かつ光導波路素子14が石英ガラスで作成される場合がある。この場合、光導波路素子14とマルチコアファイバ等50とを接着固定する接着固定手順は、融着器等で光導波路素子(14、24)の導波路とマルチコアファイバ等50のコアを高精度で位置合わせするステップ、アーク放電による融着もしくは1000度以上の高温下で溶融融着を行うステップを行う。この接着固定手順は、接着固定時における位置ずれが抑えられるため、低損失な接着固定が実現でき好ましい。
(式C1及び式C2の説明)
図6と図7は式C1及び式C2のdとdを説明する図である。それぞれの図で(a)は光コネクタ301、(b)は光コネクタ302を説明している。
は、接続デバイス101との接続側から見て、2つのガイドピンホール(12、22)の中心を結ぶ直線X1と、それぞれの光導波路18の中心を結ぶ直線Y1との平均間隔である。
は、接続デバイス101との接続側から見て、2つのガイドピンホール(12、22)の中心を結ぶ直線X1に垂直である直線X2と、光導波路18のうち両端にある光導波路間の中心Y2との間隔である。
図8は、dとdの大きさと接続損失との関係を説明する図である。光導波路18が接続端面(15、25)内で縦もしくは横方向にずれると、接続デバイス101との接続において損失を生じる。図8は、光導波路18のモードフィールド径が8.6μm(実線)、9.2μm(破線)である場合のdもしくはdの大きさ(ずれの大きさ)に対する接続損失である。接続損失を1dB以下とする場合、ずれの大きさはモードフィールド径8.6μm、9.2μmに対し、それぞれ2.0μm、2.1μm以下とする必要がある。モードフィールド径が大きくなると当然ながら接続損失は小さくなるが、8.6〜9.2μmの範囲では許容される軸ズレ量の差は0.1μm以下と小さいことがわかる。この結果より、
[式1]
≦2.0μm
≦2.0μm
とした。
図9は式C1及び式C2のθを説明する図である。図9で(a)は光コネクタ301、(b)は光コネクタ302を説明している。
θは、接続デバイス101との接続側から見て、2つのガイドピンホール(12、22)の中心を結ぶ直線X1と、それぞれの光導波路18の中心を結ぶ直線Y1とが成す角度である。
図10は、θの大きさと接続損失との関係を説明する図である。図9のようにガイドピン(12、22)間の中点を中心として光導波路18が回転すると、光導波路18の位置に依存した軸ズレが生じる。図10は、光導波路18の数Nに対する接続損失(本発明の光コネクタと光トランシーバ若しくは多心光ファイバコネクタとの接続損失)を示している。ここで光導波路18の間隔Dを250μmとした。光導波路数Nが増えるほど中心から離れた位置に光導波路が配置されるため、同じθでも接続損失が増加する。
図11は図10から求めた、接続損失が1dB以下となる許容回転量である。図11にプロットされた点(白丸)は図10での光導波路数Nに対する接続損失と点線(1dB)との交点であり、実線はその近似曲線である。図11より、近似曲線が光導波路数Nに対する許容回転量をよく近似していることがわかる。したがって、回転量θは光導波路数Nに対して、
[式2]
θ≦4.68/N1.3
である必要があることがわかる。
図12は式C1のφを説明する図である。図12は光コネクタ301を説明している。
φは、2つのガイドピンホール12の中心を結ぶ直線方向(左側面)から見たときの接続端面15と出力面17との成す角度である。すなわち、φはコネクタフェルール11の側面から見た場合に、その接続端面15に対する光導波路素子14の出力面17の傾き量である。
なお、光コネクタ302の場合、光導波路素子24の出力面27にガイドピンホール22を形成するのでφ=0である。
図13は、φの大きさと接続損失との関係を説明する図である。図13では接続面17の接続端面15に対する飛び出し量(高さ)H(μm)に対する接続損失も示している。図13に示すように、接続損失は飛び出し量Hにほぼ無依存であることがわかる。図13より、接続損失を1dB以下とするためには、φを2.65度以下とする必要が有ることがわかる。この結果より、
[式3]
φ≦2.65度
とした。
図14は式C1のφを説明する図である。図14は光コネクタ301を説明している。
φは、2つのガイドピンホール12の中心を結ぶ直線方向と前記2つのガイドピンホールの方向とに垂直である方向(正面)から見たときの接続端面15と出力面17との成す角度である。すなわち、φはコネクタフェルール11の正面から見た場合に、その接続端面に対する光導波路素子の出力面17の傾き量である。
なお、光コネクタ302の場合、光導波路素子24の出力面27にガイドピンホール22を形成するのでφ=0である。
図15は、φの大きさと接続損失の関係を説明する図である。図15では光導波路18の数Nに対する接続損失(本発明の光コネクタと光トランシーバ若しくは多心光ファイバコネクタとの接続損失)も示している。図15に示すように、接続損失は光導波路数Nが少ないほど小さくなり、一定量に漸近することがわかる。
図16は図15から求めた、接続損失が1dB以下となる許容傾き量である。図16にプロットされた点(白丸)は図15での光導波路数Nに対する接続損失と点線(1dB)との交点であり、実線はその近似曲線である。図16より、近似曲線(二次関数)が光導波路数Nに対する傾き許容量をよく近似していることがわかる。従って、傾き量φは光導波路数Nに対して、
[式4]
φ≦−0.0032N+2.64度
である必要が有ることがわかる。
なお、d、d、θ、φ、φは絶対値とする。
(実施形態5)
図17は、本実施形態の光コネクタ303の構成を説明する図である。光コネクタ303は、図1及び図2の光コネクタ301に対し、コネクタフェルール11が、開口部13に、接続端面15からファイバ端面16に至るまでの溝もしくは畝31を有しており、
光導波路素子14が、コネクタフェルール11の開口部13に挿入された時に開口部13の溝もしくは畝31に嵌合する畝もしくは溝32を有する。
図17では、溝もしくは畝31と畝もしくは溝32を説明するために光導波路素子14をコネクタフェルール11の開口部13に挿入する前の状態を記載している。
上述の通り、光コネクタ301はコネクタフェルール11と光導波路素子14の位置関係によって接続損失が大きく変わり、コネクタフェルール11と光導波路素子14の外形について非常に高精度な較差が求められる。そこで図17に示すように、コネクタフェルール11の開口部13において、ガイドピンホール12の中心を通る直線X1上に溝又は畝31を設け、かつ光導波路素子14の対応する位置に畝又は溝32を設けることとした。これらを嵌合させることで高精度な位置合わせを可能とする。光コネクタ303では、コネクタフェルール11や光導波路素子14の寸法公差に依存せず、溝又は畝31と畝又は溝32の位置関係のみで高精度な位置合わせが可能となり、低損失な光コネクタが実現でき好ましい。
なお、溝又は畝31と畝又は溝32の位置は図17の位置に限られず、ガイドピンホール12の中心を通る直線X1と平行な直線上、もしくは垂直な直線上であってもよい。
(実施形態6)
図18は、本実施形態の光コネクタを説明する構成図である。光コネクタ(301〜303)は接続デバイス101との良好な接続を得るため、接続端面(15、25)が光導波路18の光軸に対して垂直な面上に研磨されている(図18(a))。ここで、図13や式3に示すように、接続端面(15、25)の研磨面を垂直面に対し±2.65度の範囲内であれば接続損失を十分低減でき、好ましい。また接続点での反射減衰量を十分低減する必要がある場合、図18(b)に示すように前記垂直面から8度傾いた面で研磨することが好ましく、前述したとおり、研磨面は垂直面に対し、8±2.65度であることが好ましい。
(実施形態7)
図19は、本実施形態の光コネクタ304を説明する図である。光コネクタ304は、光導波路素子が、光導波路をコアとする光ファイバ14aであり、光導波路素子の出力面17と接続デバイス101との間にレンズ41をさらに備える。
光コネクタ304は、光導波路素子14が光ファイバと同じ円柱状の形(光ファイバ14a)である。光ファイバ14aの入力面19ではマルチコアファイバと同様に2次元にコアが配列されており、光ファイバ14a内で形成された導波路により出力面17でコアが直線状に配置される。このとき、出力面17でのコア間隔は、接続デバイス101の受発光素子や光ファイバテープ心線の間隔と同じである必要はなく、コネクタフェルール11に設置されるレンズ41を介して伝搬光の間隔が調整され、受発光素子等と結合する。
この光導波路素子14(光ファイバ14a)は、レーザー照射によって円柱状の石英ガラス等にコアを書き込むことで作成できる。円柱状の石英ガラスの直径とマルチコアファイバ等50のクラッド径が同等であれば接続が容易となり、好ましい。また用いるマルチコアファイバ等50にレーザー照射によって直接コアを書き込む事もできる。この場合、光導波路素子14の光導波路がマルチコアファイバ等50に書き込まれることから光導波路素子14とマルチコアファイバ等50との接続点がなくなり、低損失となるため好ましい。
なお、光導波路素子14の両端をコネクタ接続面とし、入力面19をマルチコアファイバコネクタとし、マルチコアファイバ等50とコネクタ接続を行うこともできる。
(実施形態8)
図20及び図22は、本実施形態の光伝送システム(401、402)の構成を説明する図である。光伝送システム(401、402)は、
光導波路素子(14、24)に、マルチコアファイバ等50の一端が接続された光コネクタ(301〜304)と、
フェルール71が有する2つのガイドピンホール72の間に、複数のシングルコアファイバ、複数の発光素子、複数の受光素子、又は複数の発光素子と複数の受光素子を並列させた接続デバイス101と、
光コネクタ(301〜304)と接続デバイス101とを接続するときに、光コネクタ(301〜304)が有する2つのガイドピンホール(12,22)と接続デバイス101が有する2つのガイドピンホール72とにそれぞれ嵌合する2つのガイドピン60と、
を備える。
光トランシーバは複数の発光素子もしくは受光素子もしくはその両方を有し、それらが直線上に配置され、光コネクタアダプタがインターフェイス(接続デバイス101)となる。その接続デバイス101に、光コネクタ(301〜304)を介してマルチコアファイバ等50を結合できる。
例えば、光伝送システム401は、8個の受発光素子の信号を単一モードのマルチコアファイバで伝送することができる。光伝送システム401における接続点は接続デバイス101と光導波路素子14とのインターフェイス面に加えて光導波路素子14とマルチコアファイバの接着面のみとなるため、低損失かつ高密度な光配線を実現できる。
なお、図20では受発光素子と光導波路素子14が直接結合している場合を説明したが、受発光素子と光導波路素子14との間に光波を誘導する光回路が光トランシーバ内にあってもよく、その場合、前記光回路と光導波路素子14が直接結合することとなる。
図21は、光コネクタ(301〜304)が光トランシーバ内に配置される構成の光伝送システム401aである。光伝送システム401aでは、光トランシーバのインターフェイスは単心コネクタとなり、コネクタ付きマルチコアファイバを直接結合できる。このとき、コネクタが1つとなりインターフェイスを更に高密度化でき、好ましい。なお図21ではマルチコアファイバ側もガイドピンを用いて位置決めを行いコネクタ接続を行う場合を示したが、マルチコアファイバが1心の場合はガイドピンを用いずにコネクタ接続を行ってもよい。
図22の光伝送システム402を説明する。光伝送システム402と図20の光伝送システム401との違いは、光伝送システム402の光導波路素子14がモード合分波部を有する点、及び光導波路素子14の入力面19に数モード光ファイバもしくは数モードマルチコアファイバが接続されている点である。例えば図22の光伝送システム402の構成では、8個の受発光素子の信号を、2種類のモードと4つのコアを用いて1心の光ファイバで伝送することができる。
図23は、光コネクタ(301〜304)が光トランシーバ内に配置される構成の光伝送システム402aである。図21の光伝送システム401aと同様に、光トランシーバのインターフェイスは単心コネクタとなり、コネクタ付きマルチコアファイバを直接結合できる。なお図23ではマルチコアファイバ側もガイドピンを用いて位置決めを行いコネクタ接続を行う場合を示したが、マルチコアファイバが1心の場合はガイドピンを用いずにコネクタ接続を行ってもよい。
本発明は、高密度光配線が必要なビル、データセンター等における光通信システムに利用できる。
11、21:コネクタフェルール
12、22:ガイドピンホール
13、23:開口部
14、24:光導波路素子
15、25:接続端面
16、26:ファイバ端面
17、27:出力面
18:光導波路
19:入力面
31:溝もしくは畝
32:畝もしくは溝
41:レンズ
50:マルチコアファイバ等(マルチコアファイバ、数モードファイバもしくは数モードマルチコアファイバ)
60:ガイドピン
71:フェルール
72:ガイドピンホール
101:接続デバイス(複数のシングルコアファイバもしくは光トランシーバ)
301〜304:光コネクタ
401、401a、402、402a:光伝送システム

Claims (11)

  1. マルチコアファイバ、数モードファイバもしくは数モードマルチコアファイバとN本(Nは2以上の整数)のシングルコアファイバが並列する多心光ファイバもしくは直線状に配列されたN個の受発光素子を持つ光トランシーバである接続デバイスとの接続を行う光コネクタであって、
    前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側の接続端面に2つのガイドピンホール、及び前記2つのガイドピンホールの間の前記接続端面から前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバとの接続側のファイバ端面へ貫通する開口部を有するコネクタフェルールと、
    前記コネクタフェルールの前記開口部に式C1で表されるずれ許容量で配置され、前記接続デバイスとの接続側の出力面において前記接続デバイスの前記シングルコアファイバもしくは前記受発光素子と同じ配列で配列されたN本の光導波路を有し、前記光導波路で前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと前記接続デバイスとを接続する光導波路素子と、
    を備え
    前記光導波路素子は、前記光導波路がコアである光ファイバであり、
    前記光導波路素子の前記出力面と前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの間にレンズをさらに備える
    ことを特徴とする光コネクタ。
    Figure 0006787803
    ただし、
    θは、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線とが成す角度、
    は、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線との平均間隔、
    は、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ線分に垂直、且つ前記線分の中点を通る直線と、前記出力面の前記光導波路のうち両端にある前記光導波路間の中心との間隔、
    φは、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線方向から見たときの前記接続端面と前記出力面との成す角度、
    φは、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線方向と前記2つのガイドピンホールの方向とに垂直である方向から見たときの前記接続端面と前記出力面との成す角度
    である。
  2. マルチコアファイバ、数モードファイバもしくは数モードマルチコアファイバとN本(Nは2以上の整数)のシングルコアファイバが並列する多心光ファイバもしくは直線状に配列されたN個の受発光素子を持つ光トランシーバである接続デバイスとの接続を行う光コネクタであって、
    前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側の接続端面から前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバとの接続側のファイバ端面へ貫通する開口部を有するコネクタフェルールと、
    前記コネクタフェルールの前記開口部に配置され、前記接続デバイスとの接続側の出力面において、2つのガイドピンホール、及び前記2つのガイドピンホールの間で式C2で表されるずれ許容量で、且つ前記接続デバイスの前記シングルコアファイバもしくは前記受発光素子と同じ配列で配列されたN本の光導波路を有し、前記光導波路で前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと前記接続デバイスとを接続する光導波路素子と、
    を備え
    前記光導波路素子は、前記光導波路がコアである光ファイバであり、
    前記光導波路素子の前記出力面と前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの間にレンズをさらに備える
    ことを特徴とする光コネクタ。
    Figure 0006787803
    ただし、
    θは、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線とが成す角度、
    は、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線との平均間隔、
    は、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ線分に垂直、且つ前記線分の中点を通る直線と、前記出力面の前記光導波路のうち両端にある前記光導波路間の中心との間隔、
    である。
  3. 前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと、前記光導波路素子とが紫外線若しくは熱で硬化する樹脂で接着固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光コネクタ。
  4. 石英ガラスで構成される前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと、前記光導波路素子とが融着で接着固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光コネクタ。
  5. マルチコアファイバ、数モードファイバもしくは数モードマルチコアファイバとN本(Nは2以上の整数)のシングルコアファイバが並列する多心光ファイバもしくは直線状に配列されたN個の受発光素子を持つ光トランシーバである接続デバイスとの接続を行う光コネクタであって、
    前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側の接続端面に2つのガイドピンホール、及び前記2つのガイドピンホールの間の前記接続端面から前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバとの接続側のファイバ端面へ貫通する開口部を有するコネクタフェルールと、
    前記コネクタフェルールの前記開口部に式C1で表されるずれ許容量で配置され、前記接続デバイスとの接続側の出力面において前記接続デバイスの前記シングルコアファイバもしくは前記受発光素子と同じ配列で配列されたN本の光導波路を有し、前記光導波路で前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと前記接続デバイスとを接続する光導波路素子と、
    を備え
    前記光導波路素子は、多層平面光回路であることを特徴とする光コネクタ。
    Figure 0006787803
    ただし、
    θは、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線とが成す角度、
    は、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線との平均間隔、
    は、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ線分に垂直、且つ前記線分の中点を通る直線と、前記出力面の前記光導波路のうち両端にある前記光導波路間の中心との間隔、
    φは、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線方向から見たときの前記接続端面と前記出力面との成す角度、
    φは、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線方向と前記2つのガイドピンホールの方向とに垂直である方向から見たときの前記接続端面と前記出力面との成す角度
    である。
  6. マルチコアファイバ、数モードファイバもしくは数モードマルチコアファイバとN本(Nは2以上の整数)のシングルコアファイバが並列する多心光ファイバもしくは直線状に配列されたN個の受発光素子を持つ光トランシーバである接続デバイスとの接続を行う光コネクタであって、
    前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側の接続端面から前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバとの接続側のファイバ端面へ貫通する開口部を有するコネクタフェルールと、
    前記コネクタフェルールの前記開口部に配置され、前記接続デバイスとの接続側の出力面において、2つのガイドピンホール、及び前記2つのガイドピンホールの間で式C2で表されるずれ許容量で、且つ前記接続デバイスの前記シングルコアファイバもしくは前記受発光素子と同じ配列で配列されたN本の光導波路を有し、前記光導波路で前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと前記接続デバイスとを接続する光導波路素子と、
    を備え
    前記光導波路素子は、多層平面光回路であることを特徴とする光コネクタ。
    Figure 0006787803
    ただし、
    θは、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面における前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線とが成す角度、
    は、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ直線と、前記出力面のそれぞれの前記光導波路の中心を結ぶ直線との平均間隔、
    は、前記多心光ファイバもしくは前記光トランシーバとの接続側から見て、前記接続端面の前記2つのガイドピンホールの中心を結ぶ線分に垂直、且つ前記線分の中点を通る直線と、前記出力面の前記光導波路のうち両端にある前記光導波路間の中心との間隔、
    である。
  7. 前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと、前記光導波路素子とが紫外線若しくは熱で硬化する樹脂で接着固定されることを特徴とする請求項5又は6に記載の光コネクタ。
  8. 石英ガラスで構成される前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバと、前記光導波路素子とが融着で接着固定されることを特徴とする請求項5又は6に記載の光コネクタ。
  9. 前記コネクタフェルールは、前記開口部に、前記接続端面から前記ファイバ端面に至るまでの溝もしくは畝を有し、
    前記光導波路素子は、前記コネクタフェルールの前記開口部に挿入された時に前記開口部の溝もしくは畝に嵌合する畝もしくは溝を有する
    ことを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の光コネクタ。
  10. 前記光導波路素子は、前記光導波路で形成されたモード合分波部を有することを特徴とする請求項5から9のいずれかに記載の光コネクタ。
  11. 前記光導波路素子に、前記マルチコアファイバ、前記数モードファイバもしくは前記数モードマルチコアファイバの一端が接続された請求項1から10のいずれかに記載の光コネクタと、
    フェルールが有する2つのガイドピンホールの間に、複数のシングルコアファイバ、複数の発光素子、複数の受光素子、又は複数の発光素子と複数の受光素子を並列させた接続デバイスと、
    前記光コネクタと前記接続デバイスとを接続するときに、前記光コネクタが有する2つのガイドピンホールと前記接続デバイスが有する2つのガイドピンホールとにそれぞれ嵌合する2つのガイドピンと、
    を備える光伝送システム。
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