JP6787471B1 - 養殖管理装置、養殖管理方法、プログラム、及び養殖管理システム - Google Patents

養殖管理装置、養殖管理方法、プログラム、及び養殖管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】所有者が養殖対象の養殖の状況を把握することが可能な養殖管理装置、養殖管理方法、プログラム、及び養殖管理システムを提供する。【解決手段】養殖場に設けられたセンサ装置が取得する養殖対象に関する計測情報に基づく養殖情報を、前記養殖対象を識別する識別情報と対応付けて記憶する記憶部と、前記識別情報を受信する識別情報受信部と、前記識別情報受信部が前記識別情報を受信すると、受信した前記識別情報と対応付けられた前記養殖情報を、前記識別情報の送信元である端末装置へ送信する通信制御部と、を備える、養殖管理装置。【選択図】図3

Description

本発明は、養殖管理装置、養殖管理方法、プログラム、及び養殖管理システムに関する。
養殖業では、養殖対象に応じて様々な場所に養殖場が設けられる。例えば、錦鯉の養殖(養鯉)の場合、山地に養殖場(養鯉場)が設けられる場合がある。一方、養鯉の管理は、山地の養鯉場から離れた平地にある管理事務所で行われることが多い。そのため、養鯉の作業を行う作業者は、作業に応じて養殖場と管理事務所との間を移動する必要があり、この移動が作業者にとっては大きな負担となっていた。そこで、一部の作業を自動化することで作業者の負担を軽減する技術が各種提案されている。
例えば、下記特許文献1には、自動で給餌を行う装置に関する技術が開示されている。当該技術では、給餌時刻として異なる複数の時刻が予めタイマー設定されることで、設定された給餌時刻になると自動で給餌が行われる。
特開2003−180195号公報
しかしながら、養殖場においては、養殖対象を所有(購入)するにあたり、事前に養殖の状況が分かっている方が、所有者(購入者)にとって好ましい。そのため、養殖場にて養殖対象がどのように養殖されたかを示す情報(例えば給餌の履歴)が所有者に提供され、所有者が養殖の状況を把握できることが望まれる。なお、特許文献1の技術は、給餌を自動化することができるが、養殖の状況を把握できるものではない。
上述の課題を鑑み、本発明の目的は、所有者が養殖対象の養殖の状況を把握することが可能な養殖管理装置、養殖管理方法、プログラム、及び養殖管理システムを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様に係る養殖管理装置は、養殖対象の個体を所有する所有者から養殖を依頼された前記養殖対象の前記個体の生存状態を維持可能な養殖場において取得される、前記個体の養殖の状況を示す養殖情報を、遠隔から把握可能な養殖管理装置であって、前記養殖場に設けられたセンサ装置が取得する前記個体に関する計測情報に基づく前記養殖情報を、前記個体を識別する識別情報と対応付けて記憶する記憶部と、前記個体の所有者によって操作されることに応じて端末装置から送信される、前記所有者が所有する前記個体の証明書に記載された前記識別情報を受信する識別情報受信部と、前記識別情報受信部が前記識別情報を受信した際に前記センサ装置によってリアルタイムに撮像される前記個体の生存の様子を示す画像を、前記養殖情報として前記受信した識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部と、前記識別情報受信部が受信した前記識別情報と対応付けられ前記記憶部に記憶され前記画像に基づき、前記養殖場における前記個体の生存状態を把握可能な情報を含む前記養殖情報を、前記識別情報の送信元である前記端末装置に出力させる出力情報として前記端末装置へ送信する通信制御部と、を備える。
本発明の一態様に係る養殖管理方法は、養殖対象の個体を所有する所有者から養殖を依頼された前記養殖対象の前記個体の生存状態を維持可能な養殖場において取得される、前記個体の養殖の状況を示す養殖情報を、遠隔から把握可能な養殖管理方法であって、記憶部が、前記養殖場に設けられたセンサ装置が取得する前記個体に関する計測情報に基づく前記養殖情報を、前記個体を識別する識別情報と対応付けて記憶することと、識別情報受信部が、前記個体の所有者によって操作されることに応じて端末装置から送信される、前記所有者が所有する前記個体の証明書に記載された前記識別情報を受信することと、更新部が、前記識別情報受信部が前記識別情報を受信した際に前記センサ装置によってリアルタイムに撮像される前記個体の生存の様子を示す画像を、前記養殖情報として前記受信した識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させることと、通信制御部が、前記識別情報受信部が受信した前記識別情報と対応付けられ前記記憶部に記憶され前記画像に基づき、前記養殖場における前記個体の生存状態を把握可能な情報を含む前記養殖情報を、前記識別情報の送信元である前記端末装置に出力させる出力情報として前記端末装置へ送信することと、を含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、養殖対象の個体を所有する所有者から養殖を依頼された前記養殖対象の前記個体の生存状態を維持可能な養殖場において取得される、前記個体の養殖の状況を示す養殖情報を、遠隔から把握可能なプログラムであって、コンピュータを、前記養殖場に設けられたセンサ装置が取得する前記個体に関する計測情報に基づく前記養殖情報を、前記個体を識別する識別情報と対応付けて記憶する記憶部と、前記個体の所有者によって操作されることに応じて端末装置から送信される、前記所有者が所有する前記個体の証明書に記載された前記識別情報を受信する識別情報受信部と、前記識別情報受信部が前記識別情報を受信した際に前記センサ装置によってリアルタイムに撮像される前記個体の生存の様子を示す画像を、前記養殖情報として前記受信した識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部と、前記識別情報受信部が受信した前記識別情報と対応付けられ前記記憶部に記憶され前記画像に基づき、前記養殖場における前記個体の生存状態を把握可能な情報を含む前記養殖情報を、前記識別情報の送信元である前記端末装置に出力させる出力情報として前記端末装置へ送信する通信制御部と、として機能させる。
本発明の一態様に係る養殖管理システムは、養殖対象の個体を所有する所有者から養殖を依頼された前記養殖対象の前記個体の生存状態を維持可能な養殖場において取得される、前記個体の養殖の状況を示す養殖情報を、遠隔から把握可能な養殖管理システムであって、前記養殖場に設けられ、前記個体に関する計測情報を取得するセンサ装置と、前記個体を識別する識別情報を取得する端末装置と、前記計測情報に基づく前記養殖情報を、前記識別情報と対応付けて記憶する記憶部と、前記個体の所有者によって操作されることに応じて端末装置から送信される、前記所有者が所有する前記個体の証明書に記載された前記識別情報を受信する識別情報受信部と、前記識別情報受信部が前記識別情報を受信した際に前記センサ装置によってリアルタイムに撮像される前記個体の生存の様子を示す画像を、前記養殖情報として前記受信した識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部と、前記識別情報受信部が受信した前記識別情報と対応付けられ前記記憶部に記憶され前記画像に基づき、前記養殖場における前記個体の生存状態を把握可能な情報を含む前記養殖情報を、前記識別情報の送信元である前記端末装置に出力させる出力情報として前記端末装置へ送信する通信制御部と、を備える養殖管理装置と、を含む。
本発明によれば、所有者が養殖対象の養殖の状況を把握することができる。
本発明の実施形態に係る養鯉管理システムの概要を示す図である。 同実施形態に係る生産証明書の一例を示す図である。 同実施形態に係る養鯉管理システムの構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る成長情報の一例を示す図である。 同実施形態に係る環境情報の一例を示す図である。 同実施形態に係る養鯉管理システムにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る養鯉管理サーバにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
本発明は、養殖対象の養殖に関する管理を行う養殖管理システムに関する。養殖管理システムの具体的な一例として、以下では、養殖対象を錦鯉とする養殖(以下、「養鯉」とも称される)に関する管理を行う養鯉管理システムについて説明する。なお、養鯉における養殖対象は錦鯉に限定されず、錦鯉以外の鯉であってもよい。また、養殖対象及び養殖管理システムはかかる例に限定されない。養殖対象は、例えば、魚介類や海藻類などの水生生物の他に、牛、豚、鶏等の陸生生物であってもよい。養殖管理システムは、例えば、養殖対象に応じて、畜産管理を行う畜産管理システム、酪農管理を行う酪農管理システム等であってもよい。
一般的に、養鯉において、錦鯉は、池の中で養殖され得る。養鯉に用いる池には、山地に存在する池が用いられる場合がある。養鯉に山地の池が用いられる場合、養鯉が行われる場所である養殖場(以下、「養鯉場」とも称される)は、当該池がある山地に設けられる。以下では、養鯉に山地の池を用い、養鯉場が山地に設けられている例について説明する。
なお、錦鯉の養殖は、池の中での養殖に限定されない。例えば、錦鯉の養殖は、水槽の中で行われてもよい。また、池や水槽は、屋外と屋内のどちらにあってもよい。また、池の種類は、特に限定されない。例えば、池は、自然に作られた野池、人口的に作られた池、田んぼ等を再利用した池などであってもよい。また、養殖場のロケーションは、山地に限定されない。養殖場は、例えば、養殖対象に応じて、平地に設けられていてもよいし、海に設けられていてもよい。即ち、本発明は、陸上養殖又は海上養殖のいずれを対象としてもよい。なお、ここでいう陸上養殖は、一般的な水生生物の養殖の他に、上述した陸生生物の養殖も含むものとする。
また、養鯉場が山地に設けられる場合、養鯉の管理は、山地の養鯉場から離れた平地にある管理事務所で行われる場合がある。以下では、養鯉の管理が平地の管理事務所で行われる例について説明する。
また、本実施形態に係る養殖情報は、養殖対象に関する情報を示すものである。養殖情報には、成長情報、環境情報、及び養殖対象画像が含まれる。成長情報は、養殖対象の成長の履歴を示す情報である。環境情報は、養殖対象が養殖されている環境を示す情報である。養殖対象画像は、養殖場における養殖対象の様子を示す撮像画像である。養殖対象画像は、所定の時間間隔で定期的に撮像される画像であってもよいし、リアルタイムに撮像される画像であってもよい。養殖情報は、養殖対象に応じた情報を示す。以下では、養殖対象が錦鯉であり、養殖情報が錦鯉に関する情報を示す養鯉情報である例について説明する。
また、本実施形態に係る証明書とは、証明書に示された養殖対象が、証明書の発行元である養殖場で生産されたことを証明するもの(以下、「生産証明書」とも称される)である。例えば、養殖対象が錦鯉である場合、生産証明書は、生産証明書に示された錦鯉が発行元である養鯉場で生産されたことを証明する。
また、本実施形態に係る端末装置とは、養鯉情報を出力する端末である。本実施形態では、錦鯉の所有者が有する携帯端末が端末装置である例について説明する。ここでいう所有者とは、自身が所有する錦鯉の養殖を養鯉場に依頼した人物であり、実際に錦鯉を養殖する人物(以下、「養鯉者」とも称される)とは異なる。なお、端末装置は、かかる例に限定されない。例えば、端末装置は、管理事務所に設置され、養鯉者が錦鯉の管理のために用いる管理端末であってもよい。
<養鯉管理システムの概要>
まず、図1を参照して、本実施形態に係る養鯉管理システムの概要について説明する。図1は、本実施形態に係る養鯉管理システムの概要を示す図である。養鯉管理システムは、図1に示すセンサ端末10、中継器20、養鯉管理サーバ30、及び携帯端末40で構成される。センサ端末10と養鯉管理サーバ30は、中継器20を介して、互いに通信可能に接続されている。養鯉管理サーバ30と携帯端末40は、互いに通信可能に接続されている。
センサ端末10は、例えば、山地2の養鯉場に設けられている。中継器20は、例えば、山地2に設けられている。養鯉管理サーバ30は、例えば、平地3の管理事務所4に設けられている。携帯端末40は、例えば、平地3の家5に在宅している錦鯉の所有者が所持している。
センサ端末10は、養鯉場に設けられ、錦鯉に関する計測情報を取得する端末である。計測情報の一例として、池の水の水位、池の水の水温、池の水中の酸素量、池の水の水質、給餌量、池や錦鯉の様子を示す撮像画像等が挙げられる。養鯉場にてセンサ端末10が設置される具体的な位置は、上述した計測情報をセンシング可能な位置であれば特に限定されず、任意の位置であってよい。センサ端末10の設置位置の一例として、池のへり、池の水の中、池の上空等が挙げられる。センサ端末10は、中継器20を介して、センシングした計測情報を管理事務所4の養鯉管理サーバ30へ送信する。
中継器20は、複数の装置間の通信を中継する装置である。図1では、山地2に中継器20が1台のみ図示されているが、中継器20の数と位置は限定されない。例えば、各端末のロケーションや通信状況に応じて、中継器20は、複数台設けられてもよいし、山地2以外の平地3に設けられてもよい。
養鯉管理サーバ30は、養鯉場で養殖されている錦鯉に関する情報を管理する端末であり、本発明の養鯉管理装置を実現する装置の一例である。例えば、養鯉管理サーバ30は、外部端末から受信する情報の管理を行う。具体的に、養鯉管理サーバ30は、中継器20を介してセンサ端末10から受信する計測情報の管理を行う。
また、養鯉管理サーバ30は、自装置で生成する情報の管理も行う。具体的に、養鯉管理サーバ30は、センサ端末10から受信した計測情報に基づき、養鯉情報を生成し、生成した養鯉情報を、錦鯉の個体(養殖対象)を識別する情報(以下「識別情報」とも称される)と対応付けて管理する。以下では、識別情報が錦鯉ごとに付与される個体番号である例について説明する。養鯉情報には、錦鯉の成長の履歴を示す成長情報、錦鯉が養殖されている環境の履歴を示す環境情報、養鯉場における錦鯉の様子を示す養殖対象画像が含まれる。
また、養鯉管理サーバ30は、外部端末へ送信する情報の制御も行う。具体的に、養鯉管理サーバ30は、携帯端末40からの要求に応じて、養鯉情報を携帯端末40へ送信する。
また、養鯉管理サーバ30は、外部端末の動作の制御も行う。具体的に、養鯉管理サーバ30は、携帯端末40からの要求に応じて、センサ端末10の動作の制御を行う。
携帯端末40は、各種情報の取得及び出力を行う端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)等により実現される。携帯端末40は、例えば、養鯉管理サーバ30から養鯉情報を取得し、取得した情報を出力する。養鯉情報を取得する際、携帯端末40は、生産証明書が有する識別情報(錦鯉の個体番号)を取得し、取得した識別情報を養鯉管理サーバ30へ送信する。これにより、携帯端末40は、送信した識別情報と対応付けられた養鯉情報を養鯉管理サーバ30から取得することができる。
ここで、図2を参照して、本実施形態に係る生産証明書について説明する。図2は、本実施形態に係る生産証明書の一例を示す図である。
図2に示すように、生産証明書50には、例えば、錦鯉の画像と共に、品種、生年月日、親鯉名、発行年月日、画像の錦鯉を生産証明書50の発行元の養鯉場が生産した旨の記載、養鯉場名等の生産情報が記載される。なお、生産証明書50に記載される生産情報は、かかる例に限定されない。図2に示した生産情報の他に、例えば、錦鯉の性別、大きさ、重さ等が記載されてもよい。
生産証明書50と養殖対象の個体との対応関係は、養殖対象の個体を特定可能な情報が生産証明書50に含まれていればよい。例えば、養殖対象の個体を撮像した画像でもよい。錦鯉は、体型、体の部位の形状や大きさ、色彩、模様等をもとに見分けることが可能であるため、画像を用いることができる。また、オス、メス等の情報を組み合わせてもよい。
また、生産証明書50は、画像の錦鯉の個体番号が含まれる情報を有する読取部52を有する。読取部52は、例えば、1次元コード、2次元コード、IC(Integrated Circuit)チップ、又はホログラムのいずれかにより実現される。これにより、携帯端末40は、撮像部等で読取部52を読み取ることで、個体番号を取得することができる。個体番号の取得後、携帯端末40は、取得した個体番号を養鯉管理サーバ30へ送信する。ここでいう1次元コードは、例えば、バーコードである。また、2次元コードは、例えば、2次元バーコードである。また、ICチップは、例えば、RFID(Radio Frequency Identifier)に含まれるICチップである。
<養鯉管理システムの構成例>
以上、本実施形態に係る養鯉管理システムの概要について説明した。続いて、図3を参照して、本実施形態に係る養鯉管理システムの構成例について説明する。図3は、本実施形態に係る養鯉管理システム1の構成例を示すブロック図である。養鯉管理システム1は、図3に示すように、センサ端末10、中継器20、養鯉管理サーバ30、及び携帯端末40で構成される。各端末は、ネットワーク60を介して、互いに通信可能に接続されている。
(1)センサ端末10
センサ端末10は、その機能を実現するために、センサ部110、制御部120、及び通信部130を有する。
(1−1)センサ部110
センサ部110は、計測情報を取得する機能を有する。計測情報の取得後、センサ部110は、取得した計測情報を制御部120へ出力する。
センサ部110は、多様なセンサ装置により実現され得る。例えば、センサ部110は、水位センサ、水温センサ、溶存酸素センサ、水質センサ、給餌量センサ、撮像装置等により実現される。水位センサは、池の水の水位を計測情報として取得するセンサである。水温センサは、池の水の水温を計測情報として取得するセンサである。溶存酸素センサは、池の水中の酸素量を計測情報として取得するセンサである。水質センサは、池の水の水質を示す情報を計測情報として取得するセンサである。給餌量センサは、給餌装置から排出(給餌)された餌の量(給餌量)を計測情報として取得するセンサである。撮像装置は、池の様子や錦鯉の様子を示す撮像画像を計測情報として取得するカメラ(イメージセンサ)である。
なお、センサ装置の種類は、かかる例に限定されず、取得する計測情報に応じたセンサが用いられてもよい。また、センサ部110として用いられるセンサ装置の数も特に限定されず、任意の数のセンサ装置が用いられてもよい。
センサ部110の動作は、所定の時間間隔で計測情報を取得するように制御されてもよい。センサ部110は、例えば、制御部120による制御に基づき、所定の時間間隔で計測情報を取得する。また、センサ部110は、外部端末による制御に基づき、所定の時間間隔で計測情報を取得してもよい。
(1−2)制御部120
制御部120は、センサ端末10の動作全般を制御する機能を有する。例えば、制御部120は、センサ部110の動作を制御する。具体的に、制御部120は、センサ部110に所定の時間間隔で計測情報を取得させる。一例として、制御部120は、タイマー設定により、センサ部110に所定の時間間隔で計測情報を取得させる。
また、制御部120は、通信部130が養鯉管理サーバ30から受信するセンサ部110の動作を制御させることを示す情報(以下、「制御情報」とも称される)に基づき、センサ部110の動作を制御してもよい。通信部130が制御情報を受信した場合、制御部120は、制御情報に基づき、センサ部110の動作を制御する処理(以下、「動作制御処理」とも称される)を行う。動作制御処理の一例として、制御部120は、センサ部110に養殖対象画像を取得させたり、センサ部110の向きを変更したり、センサ部110のオン/オフを切り替えたりすることが挙げられる。センサ部110に養殖対象画像を取得させる時、制御部120は、制御情報に基づき、特定の錦鯉を撮像させる。これにより、センサ端末10は、所有者の錦鯉のみが撮像された養殖対象画像を取得できる。
また、制御部120は、通信部130の動作を制御する。例えば、制御部120は、センサ部110から受信した計測情報を通信部130に養鯉管理サーバ30へ送信させる。所定の時間間隔で計測情報が取得される場合、制御部120は、計測情報が取得される度に計測情報を通信部130に養鯉管理サーバ30へ送信させる。これにより、センサ部110が所定の時間間隔で取得した計測情報は、計測情報の送信先である養鯉管理サーバ30に蓄積される。
(1−3)通信部130
通信部130は、外部端末と通信を行う機能を有する。通信部130は、制御部120から入力される情報を養鯉管理サーバ30へ送信する。一例として、通信部130は、制御部120から入力される計測情報を、中継器20とネットワーク60を介して養鯉管理サーバ30へ送信する。
通信部130は、外部端末との通信にて受信する情報を制御部120へ出力する。一例として、通信部130は、ネットワーク60と中継器20を介して養鯉管理サーバ30から受信した制御情報を、制御部120へ出力する。
(2)中継器20
中継器20は、複数の装置間の通信を中継する機能を有する。例えば、中継器20は、センサ端末10と養鯉管理サーバ30とが行う通信を中継する。
(3)養鯉管理サーバ30
養鯉管理サーバ30は、その機能を実現するために、通信部310、制御部320、及び記憶部330を有する。
(3−1)通信部310
通信部310は、外部端末と通信を行う機能を有する。当該機能を実現するために、通信部310は、受信部312及び送信部314を備える。
(受信部312)
受信部312は、外部端末との通信にて情報を受信し、受信した情報を制御部320へ出力する機能を有する。当該機能実現するために、受信部312は、計測情報受信部3122、識別情報受信部3124、指示情報受信部3126を備える。
計測情報受信部3122は、例えば、外部端末から計測情報を受信し、受信した計測情報を制御部320へ出力する。具体的に、計測情報受信部3122は、中継器20とネットワーク60を介してセンサ端末10から計測情報を受信し、受信した計測情報を制御部320へ出力する。制御部320へ出力された計測情報は、記憶部330へ記憶される。なお、計測情報受信部3122は、受信した計測情報を記憶部330へ直接出力し、記憶部330に計測情報を記憶させてもよい。
識別情報受信部3124は、例えば、外部端末から識別情報を受信し、受信した識別情報を制御部320へ出力する。具体的に、識別情報受信部3124は、ネットワーク60を介して携帯端末40から個体番号を受信し、受信した個体番号を制御部320へ出力する。
指示情報受信部3126は、例えば、外部端末から指示情報を受信し、受信した指示情報を制御部320へ出力する。具体的に、指示情報受信部3126は、ネットワーク60を介して携帯端末40から指示情報を受信し、受信した指示情報を制御部320へ出力する。ここでいう指示情報は、所有者が遠隔操作による外部端末の動作の変更を指示する際に携帯端末40に入力する情報である。指示情報は、例えば、センサ端末10の向きを変更させる指示を示す情報である。
(送信部314)
送信部314は、制御部320から入力される情報を外部端末へ送信する機能を有する。送信部314は、例えば、制御部320から入力された携帯端末40の入出力部440に出力させる情報(以下、「出力情報」とも称される)を、ネットワーク60を介して携帯端末40へ送信する。また、送信部314は、制御部320から入力された制御情報を、ネットワーク60と中継器20を介してセンサ端末10へ送信する。
(3−2)制御部320
制御部320は、養鯉管理サーバ30の動作全般を制御する機能を有する。制御部320は、例えば、養鯉管理サーバ30がハードウェアとして備えるCPU(Central Processing Unit)にプログラムを実行させることによって実現される。当該機能を実現するために、制御部320は、データ処理部322、通信制御部324、及び動作制御部326を有する。
(データ処理部322)
データ処理部322は、養鯉管理サーバ30における多様なデータ処理を行う機能を有する。当該機能を実現するために、データ処理部322は、生成部3222、更新部3224、及び取得部3226を備える。
生成部3222は、データを生成する処理(以下、「データ生成処理」とも称される)を行う。例えば、生成部3222は、記憶部330に記憶された計測情報に基づき、養鯉情報を生成する。具体的に、生成部3222は、計測情報に基づき、成長情報、環境情報、養殖対象画像をそれぞれ養鯉情報として生成する。養鯉情報の生成時、生成部3222は、計測情報をそのまま養鯉情報として用いてもよいし、計測情報に基づき導出される情報を養鯉情報として用いてもよい。生成する養鯉情報が成長情報又は環境情報である場合、生成部3222は、例えば、記憶部330に記憶された計測情報に基づき導出した情報を、成長情報又は環境情報として用いる。一方、生成する養鯉情報が養殖対象画像である場合、生成部3222は、計測情報に含まれる撮像画像をそのまま養殖対象画像として用いる。
なお、生成部3222は、計測情報以外の情報に基づき、養鯉情報を生成してもよい。計測情報以外の情報とは、例えば、人が養鯉場の環境を測定した情報や、人が養殖対象の体長や重さ等を測定した情報や、人によって外部端末や携帯端末40等から入力される情報などである。ここでいう人とは、例えば、養鯉者である。計測情報以外の情報は、例えば、養鯉者によって外部端末や携帯端末40等から入力されて記憶部330に記憶される。また、生成部3222は、計測情報と計測情報以外の情報とを組み合わせて養鯉情報を生成してもよい。
ここで、図4を参照して、生成部3222が生成する成長情報の一例について説明する。図4は、本実施形態に係る成長情報の一例を示す図である。図4に示す成長情報は、個体番号、池番号、日時、体長、病気履歴、及び養鯉者コメントを含んでいる。
図4に示す3つのレコードの個体番号には、一例として「001」が示されている。当該個体番号は、錦鯉の個体番号である。なお、成長情報は、少なくとも錦鯉の個体番号を含むものとする。成長情報には、当該個体番号の錦鯉の情報が示される。
図4に示す3つのレコードの池番号には、一例として「101」又は「102」が示されている。池番号は、錦鯉が養殖されている池を示す番号である。池番号には、例えば、養鯉者によって外部端末や携帯端末40等から入力された情報が用いられる。また、池番号には、例えば、計測情報に含まれる撮像画像に基づき特定された情報が用いられてもよい。具体的に、生成部3222は、撮像画像に対する画像認識により、成長情報の生成対象である錦鯉が養殖されている池を特定し、特定した池の池番号を用いる。
図4に示す3つのレコードの日時には、一例として、「9月1日12時00分」、「9月2日12時00分」、又は「9月3日12時00分」が示されている。当該日時には、例えば、成長情報が生成された日時が用いられる。より正確な日時を示したい場合、日時には、成長情報の生成に用いられた情報(例えば計測情報)が取得された日時が用いられてもよい。
図4に示す3つのレコードの体長には、一例として、「acm」、「acm」、又は「acm」が示されている。当該体長は、錦鯉の体長である。体長には、例えば、養鯉者が測定した情報が用いられる。また、体長には、例えば、計測情報に含まれる撮像画像に基づき推定された情報が用いられてもよい。具体的に、まず、生成部3222は、撮像画像に対する画像認識により、錦鯉の模様等を認識し、対象となる錦鯉を特定する。次いで、生成部3222は、撮像画像に写る錦鯉の体長を推定する。推定方法の一例として、例えば、生成部3222は、撮像画像に写る錦鯉の部分の画素数と撮像装置から被写体までの距離に基づいて体長を推定する。そして、生成部3222は、推定した体長を成長情報として用いる。
なお、生成部3222が撮像画像に基づき体長を推定する場合、池には、錦鯉がより鮮明に写った撮像画像を取得可能な設備が用意されることが望ましい。例えば、池の中を遊泳する錦鯉を上空から撮像する場合、錦鯉が水面に近いほど、錦鯉がより鮮明に映った撮像画像を取得できる。よって、設備の一例として、池に浅瀬を設け、当該浅瀬の上空に撮像装置を設けた設備が挙げられる。これにより、撮像装置は、浅瀬を遊泳する錦鯉の上空から、模様が映るように錦鯉を撮像することができる。また、浅瀬の深さがより浅くされることで錦鯉がより水面に近くなるため、撮像装置から錦鯉までの距離を推定することができる。また、撮像装置は、錦鯉がより鮮明に映った撮像画像を取得できる。ただし、浅瀬の深さは、少なくとも錦鯉が遊泳可能な深さである。
図4に示す3つのレコードの病気履歴には、一例として、「なし」又は「皮膚に異常あり」が示されている。病気履歴には、例えば、養鯉者が撮像画像をもとに推定した結果、又は直接観察した結果を示す情報が用いられる。病気履歴は、池番号や体長と同様に、撮像画像に対する画像認識に基づき推定されてもよい。
図4に示す3つのレコードの養鯉者コメントには、一例として、「えさをよく食べている」、「活発に泳いでいる」、又は「池001から池002へ移動」が示されている。養鯉者コメントには、例えば、養鯉者によって外部端末や携帯端末40等から入力されたテキストデータが用いられる。
図4に示す成長情報より、個体番号が「001」の錦鯉は、9月2日12時00分時点では、特に異常なく元気だった様子が推定される。しかしながら、9月3日12時00分時点では、池番号が「001」から「002」へ変化している。これは、病気履歴と養鯉者コメントを参照するに、錦鯉の皮膚に異常が見つかったことで、錦鯉が「001」から「002」へ移動されたためと推定される。
このように、所有者は、生成部3222に生成された成長情報を参照することで、自身が所有する錦鯉の成長の履歴を把握することができる。また、養鯉者も、成長情報を参照することで、養殖を担当している錦鯉の成長の履歴を把握することができる。
ここで、図5を参照して、生成部3222が生成する環境情報の一例について説明する。図5は、本実施形態に係る環境情報の一例を示す図である。図5に示す環境情報は、池番号、日時、水位、水温、酸素量、及び給餌量を含んでいる。
図5に示す3つのレコードの池番号には、一例として「101」が示されている。当該池番号には、図4に示した成長情報の池番号と同様の情報が用いられる。
図5に示す3つのレコードの日時には、一例として、「9月1日12時00分」、「9月1日15時00分」、又は「9月1日18時00分」が示されている。当該日時には、例えば、環境情報が生成された日時が用いられる。より正確な日時を示したい場合、日時には、環境情報の生成に用いられた情報(例えば計測情報)が取得された日時が用いられてもよい。
図5に示す3つのレコードの水位には、一例として、「bcm」、「bcm」、又は「bcm」が示されている。当該水位には、例えば、計測情報に含まれる水位がそのまま用いられる。
図5に示す3つのレコードの水温には、一例として、「t℃」、「t℃」、又は「t℃」が示されている。当該水温には、例えば、計測情報に含まれる水温がそのまま用いられる。
図5に示す3つのレコードの酸素量には、一例として、「dmg/L」、「dmg/L」、又は「dmg/L」が示されている。当該酸素量には、例えば、計測情報に含まれる酸素量がそのまま用いられる。
図5に示す3つのレコードの給餌量には、一例として、「cg」、「×」、又は「cg」が示されている。当該給餌量には、例えば、計測情報に含まれる給餌量がそのまま用いられる。
図5に示す環境情報より、池番号が「001」の池では、9月1日の12時00分、15時00分、18時00分のそれぞれの時刻にて、水位、水温、及び酸素量が異なることが分かる。また、9月1日の12時00分にはcgの餌が給餌され、15時00分には餌が給餌されず、18時00分にはcgの餌が給餌されたことが分かる。
このように、所有者は、生成部3222に生成された環境情報を参照することで、自身の錦鯉が養殖されている池の環境の履歴を把握することができる。また、養鯉者も、環境情報を参照することで、養殖を担当している錦鯉が養殖されている池の環境の履歴を把握することができる。
また、生成部3222は、出力情報の生成も行う。例えば、生成部3222は、取得部3226から入力されるレコードの情報に基づき、出力情報を生成する。一例として、生成部3222は、入力されたレコードの情報から表やグラフ等を出力情報として生成する。
更新部3224は、記憶部330が記憶するデータを更新する処理(以下、「更新処理」とも称される)を行う。
更新部3224は、計測情報の更新処理を行う。例えば、更新部3224は、計測情報受信部3122が受信した計測情報を記憶部330に記憶させる。具体的に、更新部3224は、記憶部330に計測情報を記憶する計測情報テーブルを作成させ、当該計測情報テーブルへ計測情報のレコードを追加させる。更新部3224は、計測情報受信部3122が計測情報を受信する度に、受信した計測情報を示すレコードを記憶部330に計測情報テーブルへ追加させる。
また、更新部3224は、養鯉情報の更新処理を行う。例えば、更新部3224は、生成部3222が生成した養鯉情報を記憶部330に記憶させる。具体的に、更新部3224は、記憶部330に養鯉情報を記憶する養鯉情報テーブルを作成させ、当該養鯉情報テーブルへ養鯉情報のレコードを追加させる。更新部3224は、生成部3222が養鯉情報を生成する度に、生成した養鯉情報のレコードを記憶部330に養鯉情報テーブルへ追加させる。
なお、養鯉情報テーブルは、養鯉情報の種類ごとに細分化されてもよい。例えば、養鯉情報テーブルは、成長情報を記憶する成長情報テーブル、環境情報を記憶する環境情報テーブル、養殖対象画像を記憶する養殖対象画像テーブルの3つのテーブルに細分化される。
記憶部330に養鯉情報を記憶させる時、更新部3224は、養鯉情報を個体番号と対応付けて記憶部330に記憶させる。対応付けに用いられる個体番号は、例えば、養鯉の開始時に錦鯉ごとに付与され、当該個体番号は付与後に記憶部330に記憶される。さらに、当該個体番号は、それぞれの錦鯉の生産証明書50の読取部52が有する個体番号としても用いられる。これにより、記憶部330に記憶された個体番号と生産証明書50の読取部52とが対応付けられる。
例えば、更新部3224は、養鯉情報を個体番号と直接的に対応付けて記憶部330に記憶させる。具体的に、更新部3224は、個体番号のカラムを含む成長情報のレコードを記憶部330に成長情報テーブルへ追加させる。これにより、成長情報は、個体番号と直接的に対応付けられる。
また、更新部3224は、養鯉情報を個体番号と間接的に対応付けて記憶部330に記憶させてもよい。具体的に、まず、更新部3224は、個体番号を含ませた成長情報のレコードを記憶部330に成長情報テーブルへ追加させる。次いで、成長情報のレコードの個体番号以外の項目を含む環境情報のレコードを記憶部330に環境情報テーブルへ追加させる。これにより、環境情報は、成長情報と対応付けられるため、成長情報の個体番号とも間接的に対応付けられたといえる。よって、更新部3224は、環境情報が個体番号を有していなくても、環境情報を個体番号と対応付けて記憶部330に記憶させることができる。
養鯉情報の更新処理の実行タイミングの一例として、計測情報受信部3122による計測情報の受信時と、識別情報受信部3124による個体番号の受信時が挙げられる。
計測情報受信部3122による計測情報の受信時は、最新の計測情報が取得されたタイミングである。このタイミングで養鯉情報を更新することで、更新部3224は、記憶部330に記憶された養鯉情報を最新の状態に更新することができる。例えば、更新部3224は、計測情報受信部3122が計測情報を受信すると、計測情報受信部3122が受信した計測情報に基づき、記憶部330に記憶された養鯉情報を更新する。具体的に、更新部3224は、計測情報受信部3122が受信した計測情報に基づき生成部3222に養鯉情報を生成させる。そして、更新部3224は、生成部3222が生成した養鯉情報のレコードを、記憶部330に養鯉情報テーブルへ追加させる。これにより、最新の計測情報が取得されたタイミングで記憶部330に記憶された養鯉情報も最新化される。
識別情報受信部3124による個体番号の受信時は、所有者の携帯端末40から養鯉情報の出力を要求されたタイミングである。携帯端末40へ養鯉情報が出力される前のこのタイミングで養鯉情報を更新することで、更新部3224は、携帯端末40へ最新の養鯉情報を出力することができる。例えば、更新部3224は、識別情報受信部3124が個体番号を受信すると、計測情報に基づき、記憶部330に記憶された養鯉情報を更新する。具体的に、更新部3224は、識別情報受信部3124が個体番号を受信した際に、計測情報受信部3122にセンサ端末10から計測情報を受信させる。次いで、更新部3224は、計測情報受信部3122が受信した計測情報に基づき生成部3222に養鯉情報を生成させる。そして、更新部3224は、生成部3222が生成した養鯉情報のレコードを、記憶部330に養鯉情報テーブルへ追加させる。これにより、所有者の携帯端末40から養鯉情報の出力を要求されたタイミングで記憶部330に記憶された養鯉情報も最新化される。
取得部3226は、出力情報を取得する処理を行う。例えば、取得部3226は、識別情報受信部3124が携帯端末40から受信した個体番号に基づき、記憶部330から出力情報を取得する。具体的に、取得部3226は、個体番号をキーに記憶部330の養鯉情報テーブルを参照して、キーの個体番号と一致する個体番号を有するレコードを出力情報として取得する。
なお、取得部3226は、記憶部330の養鯉情報テーブルのレコードの情報をそのまま出力情報としてもよいし、取得したレコードの情報を加工したデータを出力情報としてもよい。加工したデータを出力情報とする場合、取得部3226は、取得したレコードの情報を生成部3222へ入力し、生成部3222に加工したデータを生成させる。
以上説明したように、データ処理部322は、データ生成処理を行い、生成したデータを個体番号と対応付けて記憶部330に記憶させる構成を有する。かかる構成により、データ処理部322は、センサ端末10が取得した計測情報に基づき生成した養鯉情報を個体番号と対応付けて管理することができる。さらに、当該個体番号は、生産証明書50の発行時に読取部52が有する情報に含まれる。そのため、データ処理部322は、記憶部330に養鯉情報と個体番号を対応付けて記憶させることで、生産証明書50と養鯉情報を対応付けることもできる。例えば、養鯉情報が養殖対象画像である場合、データ処理部322は、記憶部330に個体番号と養殖対象画像を対応付けさせることで、当該個体番号を有する読取部52を有する生産証明書50に、養殖対象画像を対応付けることができる。
なお、養鯉情報が養殖対象画像である場合、記憶部330は、養殖対象画像がどの個体番号と対応付けられているかを少なくとも管理すればよく、養殖対象画像を必ずしも記憶する必要はない。もし、リアルタイムに撮像された養殖対象画像が記憶部330に記憶された場合、養殖対象画像は、記憶された時点で錦鯉のリアルタイムの状態ではなく、錦鯉の過去の状態を示す情報となる。即ち、記憶された養殖対象画像は、錦鯉の成長の履歴を示す情報である。よって、記憶された養殖対象画像は、成長情報として扱われてもよい。
(通信制御部324)
通信制御部324は、養鯉管理サーバ30における通信を制御する機能を有する。例えば、通信制御部324は、受信部312が受信した情報に基づき、送信部314が外部端末へ送信する情報と送信先の外部端末を決定する。
識別情報受信部3124が個体番号を受信した場合、通信制御部324は、個体番号と対応付けられた出力情報を送信部314に携帯端末40へ送信させる。例えば、通信制御部324は、養鯉情報を出力情報として送信部314に携帯端末40へ送信させる。より具体的には、通信制御部324は、養鯉情報である成長情報、環境情報、又は養殖対象画像の少なくともいずれかを出力情報として、送信部314に携帯端末40へ送信させる。これにより、養鯉管理サーバ30は、携帯端末40の入出力部440に成長情報、環境情報、又は養殖対象画像の少なくともいずれかを出力させることができる。
また、個体番号の受信時、通信制御部324は、個体番号の受信後に更新部3224が更新した養鯉情報を携帯端末40へ送信してもよい。これにより、通信制御部324は、識別情報受信部3124が個体番号を受信する度に更新された最新の養鯉情報を携帯端末40へ送信することができる。そして、養鯉管理サーバ30は、携帯端末40の入出力部440に常に最新の養鯉情報を出力させることができる。
指示情報受信部3126が指示情報を受信した場合、通信制御部324は、指示情報に基づき生成された制御情報を送信部314にセンサ端末10へ送信させる。
(動作制御部326)
動作制御部326は、外部端末の動作を制御する機能を有する。例えば、動作制御部326は、携帯端末40などの外部端末から指示情報受信部3126が受信する指示情報に基づき、制御情報を生成する。
動作制御部326は、例えば、指示情報に基づき、養鯉場に設けられた装置の動作を制御する。具体的に、養鯉場に設けられたセンサ端末10の動作を制御する指示を示す指示情報を携帯端末40から指示情報受信部3126が受信した場合、動作制御部326は、受信した指示情報に基づき、センサ端末10の動作を制御させるための制御情報を生成する。制御情報の生成後、動作制御部326は、生成した制御情報を送信部314にセンサ端末10へ送信させることで、センサ端末10の動作を制御する。
センサ端末10に養殖対象画像を取得させる指示を指示情報が示す場合、動作制御部326は、例えば、所有者の錦鯉の個体番号に基づき撮像する錦鯉を特定する。そして、動作制御部326は、特定した錦鯉を撮像させるための制御情報を生成し、生成した制御情報を送信部314にセンサ端末10へ送信させる。これにより、養鯉管理サーバ30は、所有者の錦鯉のみが撮像された養殖対象画像をセンサ端末10から取得し、携帯端末40の入出力部440に出力させることができる。
(3−3)記憶部330
記憶部330は、各種情報を記憶する機能を有する。記憶部330は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。記憶部330は、例えば、不揮発性メモリを用いることができる。
記憶部330は、計測情報と養鯉情報を記憶する。記憶部330は、例えば、計測情報と養鯉情報をテーブルの形式で記憶する。養鯉情報の記憶時、記憶部330は、養鯉情報を個体番号と対応付けて記憶する。記憶部330は、例えば、個体番号のカラムを含む養鯉情報テーブルを記憶することで、養鯉情報を個体番号と対応付けて記憶する。また、記憶部330は、生成部3222が生成した出力情報を記憶してもよい。
(4)携帯端末40
携帯端末40は、その機能を実現するために、撮像部410、制御部420、通信部430、及び入出力部440を有する。
(4−1)撮像部410
撮像部410は、撮像対象を撮像する機能を有する。例えば、撮像部410は、撮像対象である生産証明書50の読取部52を撮像し、読取部52の撮像画像を取得する。撮像後、撮像部410は、読取部52の撮像画像を制御部420へ出力する。
(4−2)制御部420
制御部420は、携帯端末40の動作全般を制御する機能を有する。例えば、制御部420は、個体番号の取得処理に関する制御を行う。具体的に、制御部420は、撮像部410から入力される読取部52の撮像画像に対する画像認識処理を行い、読取部52が有する個体番号を取得する。個体番号の取得後、制御部420は、取得した個体番号を通信部430へ出力し、通信部430に養鯉管理サーバ30へ送信させる。
また、制御部420は、出力情報の出力に関する制御を行う。具体的に、制御部420は、通信部430が養鯉管理サーバ30から受信する出力情報を入出力部440へ出力し、入出力部440に出力情報を出力させる。
また、制御部420は、指示情報の送信に関する制御を行う。具体的に、制御部420は、入出力部440から入力される指示情報を通信部430へ出力し、通信部430に養鯉管理サーバ30へ送信させる。
(4−3)通信部430
通信部430は、外部端末と通信を行う機能を有する。通信部430は、制御部420から入力される情報を養鯉管理サーバ30へ送信する。通信部430は、例えば、制御部420から入力される個体番号を、ネットワーク60を介して養鯉管理サーバ30の識別情報受信部3124へ送信する。通信部430は、例えば、制御部420から入力される指示情報を、ネットワーク60を介して養鯉管理サーバ30の指示情報受信部3126へ送信する。
通信部430は、外部端末との通信にて受信する情報を制御部420へ出力する。通信部430は、例えば、ネットワーク60を介して養鯉管理サーバ30から受信した出力情報を、制御部420へ出力する。
(4−4)入出力部440
入出力部440は、入力部としての機能と出力部としての機能を有し、各種情報の入出力を行う。入出力部440は、多様な入力装置又は出力装置により実現され得る。
入出力部440は、例えば、表示部を有するタッチパネルにより入力部として機能し、情報の入力を行う。入出力部440が入力部として機能する場合、所有者は、例えば、当該タッチパネルを用いて指示情報を入力する。そして、入出力部440は、入力された指示情報を制御部420へ出力する。なお、入出力部440は、タッチパネルに限定されず、マウス、キーボード、又はマイク等により実現されてもよい。
入出力部440は、例えば、ディスプレイ等の表示装置やスピーカ等の音声出力装置により出力部として機能し、情報の出力を行う。表示装置により出力部として機能する場合、入出力部440は、制御部420から入力される出力情報を画像に変換し、当該画像を表示装置に表示する。音声出力装置により出力部として機能する場合、入出力部440は、制御部420から入力される出力情報を音声に変換し、当該音声を音声出力装置から出力する。
<処理の流れ>
以上、養鯉管理システム1の構成例について説明した。続いて、本実施形態に係る処理の流れの一例について説明する。
(1)養鯉管理システム1における処理の流れ
まず、図6を参照して、養鯉管理システム1における処理の流れの一例について説明する。図6は、本実施形態に係る養鯉管理システム1における処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
(計測情報の取得から養鯉情報の記憶まで)
まず、センサ端末10は、センサ部110により計測情報を取得する(S102)。次いで、センサ端末10は、取得した計測情報を養鯉管理サーバ30へ送信する(S104)。中継器20を中継し(S106)、計測情報を受信した養鯉管理サーバ30は、受信した計測情報に基づき、養鯉情報の生成を行う(S108)。養鯉情報の生成後、養鯉管理サーバ30は、生成した養鯉情報を個体番号と対応付けて記憶する(S110)。
(個体番号の取得から出力情報の出力まで)
まず、携帯端末40は、生産証明書50の読取部52を撮像部410で読み取ることで個体番号を取得する(S202)。次いで、携帯端末40は、取得した個体番号を養鯉管理サーバ30へ送信する(S204)。個体番号を受信した養鯉管理サーバ30は、受信した個体番号に基づき、出力情報を取得する(S206)。出力情報の取得後、養鯉管理サーバ30は、取得した出力情報を携帯端末40へ送信する(S208)。出力情報を受信した携帯端末40は、受信した出力情報を出力する(S210)。
(指示情報の取得から動作制御処理まで)
まず、携帯端末40は、所有者からの入力に基づき、指示情報を取得する(S302)。次いで、携帯端末40は、取得した指示情報を養鯉管理サーバ30へ送信する(S304)。指示情報を受信した養鯉管理サーバ30は、受信した指示情報に基づき、制御情報を生成する(S306)。制御情報の生成後、養鯉管理サーバ30は、生成した制御情報をセンサ端末10へ送信する(S308)。中継器20を中継し(S310)、制御情報を受信したセンサ端末10は、受信した制御情報に基づき、動作制御処理を行う(S312)。
(2)養鯉管理サーバ30における処理の流れ
続いて、図7を参照して、養鯉管理サーバ30における処理の流れの一例について説明する。図7は、本実施形態に係る養鯉管理サーバ30における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、養鯉管理サーバ30は、計測情報を受信したか否かを判定する(S402)。
計測情報を受信したと判定した場合(S402/YES)、養鯉管理サーバ30は、受信した計測情報に基づき、養鯉情報の生成を行う(S404)。養鯉情報の生成後、養鯉管理サーバ30は、生成した養鯉情報を個体番号と対応付けて記憶する(S406)。記憶後、養鯉管理サーバ30は、S402から処理を繰り返す。
計測情報を受信していないと判定した場合(S402/NO)、養鯉管理サーバ30は、個体番号を受信したか否かを判定する(S408)。
個体番号を受信したと判定した場合(S408/YES)、養鯉管理サーバ30は、受信した個体番号に基づき、出力情報を取得する(S410)。出力情報の取得後、養鯉管理サーバ30は、取得した出力情報を携帯端末40へ送信する(S412)。出力情報の送信後、養鯉管理サーバ30は、S402から処理を繰り返す。
個体番号を受信していないと判定した場合(S408/NO)、養鯉管理サーバ30は、指示情報を受信したか否かを判定する(S414)。
指示情報を受信したと判定した場合(S414/YES)、養鯉管理サーバ30は、受信した指示情報に基づき、制御情報を生成する(S416)。制御情報の生成後、養鯉管理サーバ30は、生成した制御情報をセンサ端末10へ送信する(S418)。制御情報の送信後、養鯉管理サーバ30は、S402から処理を繰り返す。
指示情報を受信していないと判定した場合(S414/NO)、養鯉管理サーバ30は、S402から処理を繰り返す。
以上、本実施形態に係る処理の流れについて説明した。なお、処理の流れは、かかる例に限定されない。
以上説明したように、本実施形態に係る養鯉管理サーバ30は、養鯉場に設けられたセンサ端末10が取得する計測情報に基づく養鯉情報を、個体番号と対応付けて記憶する。養鯉管理サーバ30は、個体番号を受信すると、受信した個体番号と対応付けられた養鯉情報を、個体番号の送信元である携帯端末40へ送信する。
かかる構成により、養鯉管理サーバ30は、錦鯉の所有者が有する携帯端末40から当該錦鯉の個体番号が送信された際に、携帯端末40へ所有者の錦鯉の養鯉情報を送信し、携帯端末40に養鯉情報を出力させることができる。これにより、錦鯉の所有者は、携帯端末40に出力された養鯉情報を確認することで、錦鯉の養鯉の状況を把握することができる。
また、養鯉管理サーバ30は、錦鯉の成長の履歴を示す成長情報を養鯉情報として携帯端末40へ送信する。これにより、錦鯉の所有者は、錦鯉の成長の履歴を把握することができる。
また、養鯉管理サーバ30は、養鯉場における錦鯉の養殖対象画像を養鯉情報として、携帯端末40へ送信する。これにより、錦鯉の所有者は、遠隔地にいたとしても、遠隔から現在の錦鯉の様子を把握する(見守る)ことができる。錦鯉の育成については、養鯉場に一時的に委任するケースもあり得る。
また、養鯉管理サーバ30は、携帯端末40から個体番号を受信する度に、記憶部330に記憶された養鯉情報を更新し、更新した養鯉情報を携帯端末40へ送信する。これにより、携帯端末40には常に最新の養鯉情報が出力されるため、錦鯉の所有者は、常に最新の養鯉の状況を把握することができる。
<変形例>
以上、本発明の実施形態について説明した。続いて、本発明の実施形態の変形例について説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本発明の実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本発明の実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本発明の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本発明の各実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
(1)第1の変形例
上述した実施形態では、携帯端末40が出力情報を出力する例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、管理事務所に設置された管理端末が出力情報を出力してもよい。
養鯉において、養鯉の品質や生産量安定のために、養鯉場にて人手による定期的な目視管理等の作業を行うことは有効であるが、養鯉場が山地等の遠隔地にあるため、作業頻度によっては養鯉者にとって大きな負担となり得る。そこで、養鯉場の池や錦鯉の養殖対象画像を出力情報として、管理事務所の管理端末に出力させる。この時、管理端末は、上述の実施形態で説明した携帯端末40と同様の構成を有し、同様の処理を行うものとする。
かかる構成により、養鯉者は、目視管理の作業に必要な情報を現地に赴くことなく確認することができる。よって、作業者の作業負担を軽減することができる。
(2)第2の変形例
上述した実施形態では、養鯉管理サーバ30が携帯端末40からの指示情報に基づきセンサ端末10の動作を制御する例について説明したが、かかる例に限定されない。養鯉管理サーバ30は、端末装置からの指示情報に基づき、センサ端末10以外の外部端末の動作を制御してもよい。
本変形例における端末装置は、例えば、管理事務所に設置された管理端末であり、センサ端末10以外の外部端末は、例えば、養鯉場に設けられた給餌装置である。当該給餌装置は、センサ端末10と同様に、養鯉管理サーバ30と情報の送受信を可能な構成を有するものとする。
管理端末から給餌装置の動作を制御する指示を示す指示情報を受信した場合、養鯉管理サーバ30の動作制御部326は、まず、受信した指示情報に基づき、給餌装置の動作を制御させるための制御情報を生成する。制御情報の生成後、養鯉管理サーバ30は、生成した制御情報を送信部314に給餌装置へ送信させる。そして、制御情報を受信した給餌装置は、制御情報に基づき動作制御処理を行う。ここでいう給餌装置の動作は、例えば、池に餌を排出する動作である。具体的な排出する動作は、散布、射出、落下等のいずれでもよい。
かかる構成により、錦鯉の養鯉者は、山地の養鯉場へ赴くことなく、平地の管理事務所にいながら養鯉場の錦鯉に餌を与えることができる。これにより、養鯉者の作業負担を軽減することができる。
(3)第3の変形例
上述した実施形態では、養鯉管理サーバ30が計測情報に基づき養鯉情報として成長情報を生成する例について説明したが、かかる例に限定されない。養鯉管理サーバ30は、機械学習の手法により、目的に応じた最適な養殖方法を養鯉情報として生成してもよい。
機械学習の手法の一例として、教師有り学習が挙げられる。養鯉管理サーバ30は、例えば、教師有り学習により、養殖環境と養殖結果の関係を学習した学習済みモデルを生成する。養殖環境の具体例としては、池の水の水位、池の水の水温、池の水中の酸素量、池の水の水質、給餌量、害虫の有無等が挙げられる。養殖結果の具体例としては、高額な錦鯉に成長したか否か、価値の高い模様を持つ錦鯉に成長したか否か、病気にかかったか否か、早期に死亡したか否かなどが挙げられる。
これにより、養鯉管理サーバ30は、学習済みモデルに錦鯉をどのように成長させたいかを示す目的を入力すると、目的を達成するための最適な養殖方法を示す情報を学習済みモデルから取得できる。ここでいう目的は、例えば、高額な錦鯉に成長させること、病気にかからない錦鯉に成長させること、きれいな模様の錦鯉に成長させること、錦鯉を長生きさせることなどである。
(4)第4の変形例
上述した実施形態では、センサ端末10と養鯉管理サーバ30との間で用いられるネットワーク規格については特に限定しない例について説明した。しかしながら、養鯉場が山地にあったり、センサ端末10と養鯉管理サーバ30の設置位置が遠く離れている場合、より安定して通信を行うことができるネットワーク規格が用いられることが望ましい。そこで、センサ端末10と養鯉管理サーバ30との間で用いられるネットワーク規格として、少なくともLPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク規格が用いられることが望ましい。
LPWAネットワーク規格が用いられる場合、センサ端末10が養鯉管理サーバ30へ送信する計測情報には、エッジ処理が行われる。エッジ処理は、センサ端末10の制御部120にて行われる。エッジ処理後、センサ端末10の通信部130は、中継器20とネットワーク60を介してLPWAネットワーク規格による通信を行い、エッジ処理された計測情報を養鯉管理サーバ30へ送信する。これにより、通信部130は、エッジ処理されていない計測情報を送信する場合と比較して通信の負荷を軽減することができる。
養鯉管理サーバ30の通信部310も同様に、中継器20とネットワーク60を介してLPWAネットワーク規格による通信を行い、エッジ処理により加工された計測情報を受信する。具体的には、通信部310の計測情報受信部3122がLPWAネットワーク規格による通信を行い、エッジ処理により加工された計測情報を受信する。養鯉管理サーバ30の制御部320は、エッジ処理された計測情報を用いることで、エッジ処理されていない計測情報を用いる場合と比較して処理の負荷を軽減することができる。
なお、センサ端末10と養鯉管理サーバ30との間で用いられるネットワーク規格は、LPWAネットワーク規格のみに限定されず、他のネットワーク規格が併用されてもよい。例えば、LPWAネットワーク規格は、3G(第3世代移動通信システム)等の他のネットワーク規格と併用されてもよい。
以上、本発明の実施形態の変形例について説明した。なお、上述した実施形態における養鯉管理サーバ30をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1 養鯉管理システム
10 センサ端末
20 中継器
30 養鯉管理サーバ
40 携帯端末
60 ネットワーク
110 センサ部
120 制御部
130 通信部
310 通信部
312 受信部
314 送信部
320 制御部
322 データ処理部
324 通信制御部
326 動作制御部
330 記憶部
410 撮像部
420 制御部
430 通信部
440 入出力部
3122 計測情報受信部
3124 識別情報受信部
3126 指示情報受信部
3222 生成部
3224 更新部
3226 取得部

Claims (14)

  1. 養殖対象の個体を所有する所有者から養殖を依頼された前記養殖対象の前記個体の生存状態を維持可能な養殖場において取得される、前記個体の養殖の状況を示す養殖情報を、遠隔から把握可能な養殖管理装置であって、
    前記養殖場に設けられたセンサ装置が取得する前記個体に関する計測情報に基づく前記養殖情報を、前記個体を識別する識別情報と対応付けて記憶する記憶部と、
    前記個体の所有者によって操作されることに応じて端末装置から送信される、前記所有者が所有する前記個体の証明書に記載された前記識別情報を受信する識別情報受信部と、
    前記識別情報受信部が前記識別情報を受信した際に前記センサ装置によってリアルタイムに撮像される前記個体の生存の様子を示す画像を、前記養殖情報として前記受信した識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部と、
    前記識別情報受信部が受信した前記識別情報と対応付けられ前記記憶部に記憶され前記画像に基づき、前記養殖場における前記個体の生存状態を把握可能な情報を含む前記養殖情報を、前記識別情報の送信元である前記端末装置に出力させる出力情報として前記端末装置へ送信する通信制御部と、
    を備える、養殖管理装置。
  2. 前記養殖情報は、前記養殖対象の成長の履歴を示す情報である成長情報を含む、請求項1に記載の養殖管理装置。
  3. 前記養殖情報は、前記養殖場における前記養殖対象の様子を示す撮像画像を含む、請求項1又は請求項2に記載の養殖管理装置。
  4. 記更新部は、前記識別情報受信部が前記識別情報を受信すると、前記計測情報に基づき、前記記憶部に記憶された前記養殖情報を更新し、
    前記通信制御部は、更新された前記養殖情報を前記端末装置へ送信する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の養殖管理装置。
  5. 前記計測情報を受信する計測情報受信部をさらに備え、
    前記更新部は、前記計測情報受信部が前記計測情報を受信すると、受信した前記計測情報に基づき、前記記憶部に記憶された前記養殖情報を更新する、請求項4に記載の養殖管理装置。
  6. 動作制御部をさらに備え、
    前記動作制御部は、前記端末装置に入力された指示情報に基づき、前記養殖場に設けられた装置の動作を制御する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の養殖管理装置。
  7. 前記動作制御部は、前記指示情報に基づき、前記養殖場に設けられた前記センサ装置の動作を制御する、請求項6に記載の養殖管理装置。
  8. 前記動作制御部は、前記指示情報に基づき、前記養殖場に設けられた給餌装置の動作を制御する、請求項6又は請求項7に記載の養殖管理装置。
  9. 前記識別情報は、1次元コード、2次元コード、ICチップ、又はホログラムのいずれかである読取部を有する前記証明書の前記読取部が有する情報に含まれ、前記読取部を読み取ることで前記識別情報を取得した前記端末装置から前記識別情報受信部へ送信される、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の養殖管理装置。
  10. 前記計測情報受信部は、中継器を介して、少なくともLPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク規格による通信を行う、請求項5に記載の養殖管理装置。
  11. 前記計測情報受信部は、エッジ処理により加工された前記計測情報を受信する、請求項10に記載の養殖管理装置。
  12. 養殖対象の個体を所有する所有者から養殖を依頼された前記養殖対象の前記個体の生存状態を維持可能な養殖場において取得される、前記個体の養殖の状況を示す養殖情報を、遠隔から把握可能な養殖管理方法であって、
    記憶部が、前記養殖場に設けられたセンサ装置が取得する前記個体に関する計測情報に基づく前記養殖情報を、前記個体を識別する識別情報と対応付けて記憶することと、
    識別情報受信部が、前記個体の所有者によって操作されることに応じて端末装置から送信される、前記所有者が所有する前記個体の証明書に記載された前記識別情報を受信することと、
    更新部が、前記識別情報受信部が前記識別情報を受信した際に前記センサ装置によってリアルタイムに撮像される前記個体の生存の様子を示す画像を、前記養殖情報として前記受信した識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させることと、
    通信制御部が、前記識別情報受信部が受信した前記識別情報と対応付けられ前記記憶部に記憶され前記画像に基づき、前記養殖場における前記個体の生存状態を把握可能な情報を含む前記養殖情報を、前記識別情報の送信元である前記端末装置に出力させる出力情報として前記端末装置へ送信することと、
    を含む、養殖管理方法。
  13. 養殖対象の個体を所有する所有者から養殖を依頼された前記養殖対象の前記個体の生存状態を維持可能な養殖場において取得される、前記個体の養殖の状況を示す養殖情報を、遠隔から把握可能なプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記養殖場に設けられたセンサ装置が取得する前記個体に関する計測情報に基づく前記養殖情報を、前記個体を識別する識別情報と対応付けて記憶する記憶部と、
    前記個体の所有者によって操作されることに応じて端末装置から送信される、前記所有者が所有する前記個体の証明書に記載された前記識別情報を受信する識別情報受信部と、
    前記識別情報受信部が前記識別情報を受信した際に前記センサ装置によってリアルタイムに撮像される前記個体の生存の様子を示す画像を、前記養殖情報として前記受信した識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部と、
    前記識別情報受信部が受信した前記識別情報と対応付けられ前記記憶部に記憶され前記画像に基づき、前記養殖場における前記個体の生存状態を把握可能な情報を含む前記養殖情報を、前記識別情報の送信元である前記端末装置に出力させる出力情報として前記端末装置へ送信する通信制御部と、
    として機能させる、プログラム。
  14. 養殖対象の個体を所有する所有者から養殖を依頼された前記養殖対象の前記個体の生存状態を維持可能な養殖場において取得される、前記個体の養殖の状況を示す養殖情報を、遠隔から把握可能な養殖管理システムであって、
    前記養殖場に設けられ、前記個体に関する計測情報を取得するセンサ装置と、
    前記個体を識別する識別情報を取得する端末装置と、
    前記計測情報に基づく前記養殖情報を、前記識別情報と対応付けて記憶する記憶部と、前記個体の所有者によって操作されることに応じて端末装置から送信される、前記所有者が所有する前記個体の証明書に記載された前記識別情報を受信する識別情報受信部と、前記識別情報受信部が前記識別情報を受信した際に前記センサ装置によってリアルタイムに撮像される前記個体の生存の様子を示す画像を、前記養殖情報として前記受信した識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させる更新部と、前記識別情報受信部が受信した前記識別情報と対応付けられ前記記憶部に記憶され前記画像に基づき、前記養殖場における前記個体の生存状態を把握可能な情報を含む前記養殖情報を、前記識別情報の送信元である前記端末装置に出力させる出力情報として前記端末装置へ送信する通信制御部と、を備える養殖管理装置と、
    を含む、養殖管理システム。
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