JP6787195B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置では、感光体上に形成した静電潜像に現像装置からトナーを供給しトナー像を形成する。現像装置は、現像槽、トナー補給部、現像剤(トナーとキャリアを含む)、現像剤撹拌・搬送部材部材、現像剤担持体、規制部材などから構成されている。
現像に伴って消費されたトナー分はトナー補給部から現像槽に補給される。補給されたトナーは、現像槽内で現像剤撹拌・搬送部材によって現像剤と撹拌・搬送され、所定の帯電量にされた後に現像剤供給部材を介して現像剤担持体上へ供給される。供給された現像剤は、ブレード状の規制部材と現像剤担持体との隙間で余分な量がすりきられることによって搬送量が均一とされ、そのまま感光体対向部へ搬送され現像が行われる。
現像剤の撹拌、搬送は両端部に現像剤の受け渡し部がある仕切り板などで現像槽を区切り、仕切られた各空間にスクリュー等の回転搬送部材を配置する事で、現像剤を循環しながら撹拌、搬送を行なっている。
近年、現像剤量の低減による低コスト化が実施されている。現像剤量を低減すると現像槽内を循環する循環量が低下する。その場合、トナー消費があると長手方向でトナーの濃度傾斜が生じ、濃度ムラの要因となる。これらの構成において、現像剤の循環量を向上させる際はスクリューの回転速度を速くする事が一般的に用いられる。ただし、単純に回転速度を上げると現像装置のトルクが上昇する、または回転の熱によりトナーが溶融し現像装置が破損する等の問題が発生する。
そこで、例えば、特許文献1には、仕切り板の途中に開口部を設け、さらに開口部に対応するスクリューにパドルを設けることで経路途中で現像剤を供給し、現像剤の循環量が少なくてもトナーの濃度傾斜が発生しにくい構成とされる現像装置が既に提案されている。
また、横方向に現像剤を移動させる方法として、特許文献2には、循環経路に壁を立てて現像剤を滞留させることで、上部に設けた開口部まで上昇してきた現像剤を移動させている現像装置が開示されている。
特開2007−316130号公報 特開2008−203814号公報
しかしながら、特許文献1に記載された現像装置では、開口部に対応してスクリューにフィン(パドル)を付けることで現像剤の受け渡し量を確保しているが、フィンの有無で現像剤の移動量にムラができるため、現像ローラ上の現像剤量にムラができ、濃度ムラの要因となる。
また、特許文献2では開口部を現像剤の排出口として使用しているが、経路途中に同様の構成を設けた場合、壁付近で留まって撹拌の不足した現像剤が隣のスクリューに移動してしまうため、帯電量不足等が起き、画像不良の要因となる。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、現像剤を搬送する循環経路途中で現像剤の受け渡しを行う現像装置において、搬送方向への現像剤の移動速度を低下させずに循環経路途中での現像剤の受け渡し量を多くできる現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の現像装置は、隔壁によって第1現像剤搬送部と第2現像剤搬送部とに仕切られる現像槽と、トナーおよびキャリアを含む現像剤を、前記第1現像剤搬送部内において前記隔壁に沿って第1方向に搬送し、第1連通口を通って前記第2現像剤搬送部内に供給し、当該第2現像剤搬送部内を前記第1方向とは逆方向である第2方向へ搬送して第2連通口から前記第1現像剤搬送部内へ循環させる循環経路を有し、前記第1現像剤搬送部内を搬送される現像剤により感光体上の静電潜像を現像する現像装置であって、前記第1現像剤搬送部内において、前記隔壁に沿って前記第1連通口まで、前記第1方向へ現像剤を撹拌しつつ搬送する第1撹拌搬送部材と、前記第2現像剤搬送部内において、前記第1連通口から供給される現像剤を前記第2方向へ撹拌しつつ搬送する第2撹拌搬送部材とを備え、前記循環経路の途中の前記隔壁に現像剤が移動できる開口部を設け、第1現像剤搬送部と第2現像剤搬送部の少なくとも一方の現像剤搬送部において、前記開口部における現像剤の液面高さを高くする隆起部を設けたことを特徴とする。
この構成によると、開口部に対応する現像槽の壁面の高さを高くすることで現像剤を現像槽の内部において上方に持ち上げて、現像剤の液面高さを上げることにより現像剤を横方向に移動させ易くすることができる。また、現像剤を滞留させずに液面高さを上げることができ、搬送方向での速度低下が起きにくく、また、滞留していない現像剤が横方向に移動するので帯電量不足にならず画像不良とならない。また、現像剤に対して、搬送の進行方向に向かう力と、撹拌搬送部材の径方向外側に向かう力と、の両方が与えられる。したがって、現像剤の循環性と撹拌性とが同時に向上する。
また、上記構成の現像装置において、前記隆起部は前記現像槽の底面の一部を高くした隆起部でよく、第1現像剤搬送部と第2現像剤搬送部の少なくとも一方の現像剤搬送部の前記開口部が設けられる部位の底面の高さが高くなっていることでよく、また、前記隆起部は現像剤の搬送方向に対して階段状に高くなっており、搬送方向の下流ほど高いことが好ましい。
また、上記構成の現像装置において、前記隆起部は現像剤の搬送方向に対して傾斜していることが好ましく、現像剤の搬送方向に対して徐々に高くなるように傾斜し、開口部に対応する部位の高さが最大となっていることが好ましい。
また、上記構成の現像装置において、前記隆起部は前記開口部の上流側において現像剤の搬送方向に対して徐々に高くなるように傾斜し、前記開口部に対応する部位の全域で高さが最大となっていることが好ましい。
また、上記構成の現像装置において、前記撹拌搬送部材はスクリューから成り、前記隆起部を前記スクリューの半径方向においてスクリュー軸の中心より開口部側に設けることが好ましく、前記隆起部を前記スクリューの回転方向の下流側に設けることが好ましい。
また、上記構成の現像装置において、前記開口部に対応する第1現像剤搬送部と第2現像剤搬送部の両方の部位に前記隆起部を設けることが好ましい。あるいは、前記開口部を複数設け、前記複数の開口部のそれぞれに対応する第1現像剤搬送部及び第2現像剤搬送部の一方の部位に前記隆起部を設けることが好ましい。
また、上記構成の現像装置において、前記隆起部を設けた部位に対応する前記スクリューの径を他の部位の径よりも小さくすることが好ましく、前記隆起部を設けた部位に対応する前記スクリューの羽根の条数を増やすまたはピッチを短くすることが好ましく、前記隆起部より下流側の前記現像槽内の底面高さは、前記隆起部の上流側と同じ底面高さであることが好ましい。
また、本発明は、上記構成の現像装置を備えた画像形成装置であってもよい。
本発明の構成によれば、現像剤を搬送する循環経路途中で現像剤の受け渡しを行う現像装置において、搬送方向への現像剤の移動速度を低下させずに循環経路途中での現像剤の受け渡し量を多くできる現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の概略断面説明図である。 本発明に係る現像装置の概略断面説明図である。 現像装置の現像剤循環経路の概略説明図である。 本発明の第1実施形態の現像装置の概略断面模式図である。 本発明の第2実施形態の現像装置の概略断面模式図である。 本発明の第3実施形態の現像装置の概略断面模式図である。 本発明の第4実施形態の現像装置の概略断面模式図である。 本発明の第5実施形態の現像装置の概略断面模式図である。 本発明の第6実施形態の現像装置の概略断面模式図である。 現像剤循環経路の概略説明図である。 現像剤循環経路の概略説明図である。 その他の実施形態の現像装置の概略断面説明図である。 その他の実施形態の現像装置の概略断面模式図である。 その他の実施形態の現像装置の概略断面模式図である。 その他の実施形態の現像装置の概略断面模式図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。また、同一構成部材については同一の符号を用い、重複する説明は適宜省略する。
まず、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は画像形成装置の概略断面模式図である。
画像形成装置1は、図1に示すように、その内部に4つの感光体ドラム(像担持体)10を設けると共に、各感光体ドラム10に対応させて、磁性材料を含む現像剤を収容させた4つの現像装置30を設けており、各現像装置30においては、磁性材料を含む現像剤として、磁性キャリアとトナーとを収容させるようにし、各現像装置30に収容させるトナーの色彩を異ならせ、黒色,黄色,マゼンダ色,シアン色のトナーを収容させるようにしている。
そして、この画像形成装置1においては、前記の各感光体ドラム10を回転させて、各感光体ドラム10の表面をそれぞれ帯電装置11によって帯電させ、このように帯電された各感光体ドラム10の表面に対して、それぞれ露光装置12により画像形成情報に従った露光を行い、各感光体ドラム10の表面にそれぞれ画像形成情報に従った静電潜像を形成するようにしている。
次いで、このように静電潜像が形成された各感光体ドラム10に対して、それぞれ対応する現像装置30から所定の色彩のトナーを各感光体ドラム10の静電潜像に供給して現像を行い、各感光体ドラム10の表面にそれぞれの色彩のトナー像を形成するようにしている。
そして、前記のように各感光体ドラム10に形成された各色彩のトナー像を、回転ローラ13に架け渡されて回転駆動される無端状の中間転写ベルト14の表面に、前記の各感光体ドラム10と対向して設けられた各一次転写ローラ15により順々に一次転写させて、この中間転写ベルト14の表面に各色彩のトナー像が合成されたトナー像を形成するようにしている。また、前記の中間転写ベルト14に転写されずに各感光体ドラム10の表面に残留しているトナー等を、それぞれ第1のクリーニング装置16により、各感光体ドラム10の表面から除去するようにしている。
次いで、前記のようにして中間転写ベルト14の上に形成されたトナー像を、この中間転写ベルト14により二次転写ローラ17と対向する位置に導くようにしている。
一方、画像形成装置1の下部に収容された記録シートPを、給紙ローラ18により給紙してタイミングローラ19に送り、このタイミングローラ19により記録シートPを中間転写ベルト14と二次転写ローラ17との間に導き、中間転写ベルト14の上に形成されたトナー像を前記の二次転写ローラ17により記録シートPに転写させるようにしている。また、記録シートPに転写されずに前記の中間転写ベルト14の上に残ったトナーを、第2のクリーニング装置20によって中間転写ベルト14の上から回収するようにしている。
そして、前記のようにトナー像が転写された記録シートPを定着装置21に導き、この定着装置21により、転写された前記のトナー像を記録シートPに定着させた後、記録シートPを排紙ローラ22により用紙排出部23に排紙させるようにしている。
なお、画像形成装置1は前記のようなものに限定されず、図示していないが、複数の現像装置を保持させた回転式現像装置を回転させて、各現像装置を順々に感光体ドラムに導くようにしてフルカラーの画像形成を行うようにしたフルカラーの画像形成装置や、白黒の画像形成を行う画像形成装置であってもよい。
次に、現像装置30について具体的に説明する。
現像装置30においては、図2に示すように、トナーと磁性キャリアを含む現像剤Dを現像ハウジング31内に収容させると共に、前記の感光体ドラム10と所要間隔を介して対向するように現像剤担持体32を回転可能に設けている。
また、この現像装置30においては、現像ハウジング31の内部に現像剤担持体32の軸方向に沿った隔壁(仕切り板)31aを設け、この隔壁31aにより現像剤担持体32の軸方向に沿った第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35とに分離させると共に、第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35とに、現像剤Dを混合撹拌させながら搬送させる第1撹拌部材34aと第2撹拌部材35aとを設けている。すなわち、現像装置30は、隔壁31aによって第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35とに仕切られる現像槽を有する。
そして、第1撹拌部材34aと第2撹拌部材35aとを図中の矢印で示す方向に回転させて、第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35とにおいて現像剤Dを逆方向に搬送させ、前記の隔壁31aの両側の端部における循環口(本願の第1連通口、第2連通口に相当する)を通して、現像剤Dを前記の第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35との間で循環させるようにしている。
また、前記の第1現像剤搬送部34における現像剤Dを前記の第1撹拌部材34aにより現像剤担持体32の外周面に供給し、このように供給された現像剤Dを、現像剤担持体32の内周側に設けられたマグネット部材33における磁極S、Nの磁力により現像剤担持体32の外周面に保持させるようにしている。
そして、このようにマグネット部材33における磁極S,Nの磁力によって現像剤Dを現像剤担持体32の外周面に保持させた状態で現像剤担持体32を回転させて、現像剤Dを感光体ドラム10と対向する現像領域に向けて搬送させるようにしている。
また、このように現像剤Dを現像領域に搬送させる途中において、板状になった規制部材36を現像ハウジング31に取り付け、この規制部材36の端部を、現像剤担持体32の内周側に設けられたマグネット部材33における磁極Sと対向する位置において、現像剤担持体32の外周面と所要間隔Dbを介して対向するように配置させ、この規制部材36によって、現像剤担持体32の外周面に保持されて現像領域に搬送される現像剤Dの量を規制するようにしている。
そして、このように規制部材36により搬送量が規制された現像剤Dを、現像剤担持体32により感光体ドラム10と対向する現像領域に導き、この現像剤D中におけるトナーを、感光体ドラム10に形成された静電潜像の部分に供給して、感光体ドラム10に形成された静電潜像を現像するようにしている。また、トナーは、例えば第2現像剤搬送部35に外部から補給される。
次に、循環経路途中での現像剤の受け渡し量を多くできる構成とした本実施形態に係る現像装置30の現像剤Dの循環について図3を用いて説明する。図3は、本実施形態に係る現像装置30の現像剤循環経路の概略説明図である。
図3に示すように、現像剤Dに補給されたトナーは図中に示す矢印F1〜F8に示す搬送方向に沿って現像槽内部を循環している。
現像槽の隔壁31aには途中に現像剤Dを受け渡すための開口部S(S1、S2、長さは例えば約20mm)が設けてあり、この開口部S1、S2からF2、F6に示すように現像剤Dが移動する。経路途中から新しい現像剤Dを供給することで、長手方向(撹拌部材の軸方向)のトナーの濃度傾斜を抑えることができる。
本実施形態の第1撹拌部材34aと第2撹拌部材35aは、例えばスクリューから成る。従って、上記長手方向(撹拌部材の軸方向)はスクリューの軸方向に相当する。以下、現像剤担持体32に現像剤Dを供給する第1撹拌部材34aを供給スクリューと称し、第2撹拌部材35aを撹拌スクリューと称することがある。
本実施形態では撹拌スクリュー、供給スクリュー共に外径が12mm、軸径が6mmのものを使用した。また、撹拌スクリュー、供給スクリューの隔壁31a途中の開口部以外の底面に対し、開口部S1,S2に対応する部分の底面に高さが約3mmの隆起部Bを設けている。例えば、開口部S1に対応する底面に隆起部B1を設け、開口部S2に対応する底面に隆起部B2を設けている。また、隆起部B(B1、B2)を設けることでスクリューと干渉する場合には、その部位のスクリューの外径を小さくするとよい。
隆起部Bを設ける部位は底面に限らず壁面でよい。すなわち、開口部S1、S2に対応する現像槽の内部に隆起部Bを設けることで現像剤Dを現像槽内において上方に持ち上げ、開口部S付近の現像剤Dの高さ(液面高さ、もしくは、液面と称する)を上げるようにしている。このように、液面が上がることにより現像剤Dを開口部S1、S2から横方向に容易に移動させることができる。本実施形態では現像剤Dを滞留させずに液面を上げることができるようにしているので、長手方向(スクリューの軸方向)での速度低下が起きにくく、また、滞留していない現像剤Dが横方向に移動するので帯電量不足にならず画像不良とならない。
次に、図4〜図9を用いて現像装置30の各実施形態について説明する。図4は第1実施形態の現像装置の概略断面模式図であり、図5は第2実施形態の現像装置の概略断面模式図であり、図6は第3施形態の現像装置の概略断面模式図であり、図7は第4実施形態の現像装置の概略断面模式図であり、図8は第5実施形態の現像装置の概略断面模式図であり、図9は第6実施形態の概略断面模式図である。
<第1実施形態>
図4に示す第1実施形態の現像装置30は、高さを階段状に高くした隆起部Baを設けた実施形態を示している。すなわち、隆起部Baは現像剤Dの搬送方向Fに対して上流側から下流側に向けて階段状に高くなるように形成される。
また、開口部Sの幅に収まる長さで階段状に形成しており、その最大高さを上記したように+3mmとしている。また、階段状にすることで現像剤を上方に向けて移動させる際の抵抗を弱めることができる。
これにより、例えば、第1現像剤搬送部34内を撹拌されながら搬送される現像剤Dを開口部Sから第2現像剤搬送部35内に移動させることができる。
<第2実施形態>
図5に示す第2実施形態の現像装置30は、徐々に高くなるように傾斜した隆起部Bbを設けた実施形態を示している。すなわち、隆起部Bbは現像剤Dの搬送流れ方向Fに対して上流側から下流側に向けて高くなるように傾斜して形成される。
また、開口部Sの幅に収まる長さで傾斜状に形成しており、その最大高さを上記したように+3mmとしている。また、傾斜状にすることで形状変化が連続的であり抵抗が小さいため、現像剤の循環速度が低下し難い効果を発揮する。
この構成であれば、例えば、第1現像剤搬送部34内を撹拌されながら搬送される現像剤Dを開口部Sから第2現像剤搬送部35内にスムーズに移動させることができる。
<第3実施形態>
図6に示す第3実施形態の現像装置30は、開口部Sの入り口前まで徐々に高くなるように傾斜し、開口部Sにおいて最大高さを維持する隆起部Bcを設けた実施形態を示している。すなわち、隆起部Bcは現像剤Dの搬送方向Fに対して上流側から下流側に向けて徐々に高くなるように傾斜した領域を開口部Sの上流側に設け、開口部Sでは最大高さを維持する形状に形成される。
また、開口部Sの下流側端部Saの手前側に隆起終端部Bcaを設ける形状で形成されており、その最大高さを上記したように+3mmとしている。従って、開口部Sの入口前までに液面が連続的に上昇できるため速度低下が起きにくく、かつ開口部Sで最大液面となるため横方向への受け渡し量を多くすることができる。
この構成であれば、例えば、第1現像剤搬送部34内を撹拌されながら搬送される現像剤Dを開口部Sから第2現像剤搬送部35内にスムーズに且つ大量に移動させることができる。
<第4実施形態>
図7に示す第4実施形態の現像装置30は、開口部Sの入り口前までに徐々に高くなるように傾斜し、開口部Sの全域において最大高さを維持する隆起部Bdを設けた実施形態を示している。すなわち、隆起部Bdは現像剤Dの搬送方向Fに対して上流側から下流側に向けて高くなるように傾斜した領域を開口部Sの上流側に設け、開口部Sの下流側端部Saに対応した部位に隆起終端部Bdaを設けた形状に形成される。
この最大高さも+3mmとしており、開口部Sの入口前までに液面が連続的に上昇できるため速度低下が起きにくく、かつ開口部S全域で最大液面を維持するため、より横方向への受け渡し量を多くすることができる。
この構成でも、例えば、第1現像剤搬送部34内を撹拌されながら搬送される現像剤Dを開口部Sから第2現像剤搬送部35内にスムーズに且つ大量に移動させることができる。
<第5実施形態>
図8に示す第5実施形態の現像装置30は、スクリューから成る撹拌搬送部材(例えば、第1撹拌部材34a)において、開口部Sに対応する部位に設ける隆起部Bの高さ変化をスクリューの半径方向においてスクリュー軸の中心より開口部側に設けた実施形態を示している。すなわち、隆起部Bはスクリュー軸の中心線34cから距離E1開口部側に寄った部位に設けられる。
スクリューの半径方向においてスクリュー軸の中心より開口部側に隆起部Bを設けることで、液面を上げる必要がない開口部側と反対のスクリューの外側では余計な抵抗を作らずに、開口部側のみ現像剤Dの液面高さを上げることができる。
また、この構成は、前述した第1実施形態〜第4実施形態の隆起部Ba〜Bdのいずれとも組み合わせることができる。いずれの構成の隆起部B(Ba〜Bd)であっても、例えば、第1現像剤搬送部34内を撹拌されながら搬送される現像剤Dの開口部S側の液面高さを上げることができるので、この開口部Sから第2現像剤搬送部35内に現像剤Dをスムーズに移動させることができる。
<第6実施形態>
図9に示す第6実施形態の現像装置30は、スクリューから成る撹拌搬送部材(例えば、第1撹拌部材34a)において、開口部Sに対応する部位に設ける隆起部Bをスクリューの回転方向の下流側の開口部側に設けた実施形態を示している。また、ここに設ける隆起部Bはスクリューの回転方向に沿って徐々に高くなることが好ましく、例えば、図示しているような階段状でもよい。
この構成によると、スクリューの回転方向の下流側の上方に向かう回転力R1が作用する部位に隆起部Bを設けることで、開口部S付近の現像剤Dが上に持ち上げられやすくなる。
また、この隆起部Bも、前述した第1実施形態〜第4実施形態の底面Ba〜Bdのいずれとも組み合わせることができる。いずれの構成の隆起部B(Ba〜Bd)であっても、例えば、第1現像剤搬送部34内を撹拌されながら搬送される現像剤Dの開口部S側の液面高さを上げることができるので、この開口部Sから第2現像剤搬送部35内に現像剤Dをスムーズに移動させることができる。
<その他の実施形態>
上記で説明した第1実施形態〜第6実施形態の隆起部B(Ba〜Bd)は、第1現像剤搬送部34側、第2現像剤搬送部35側、もしくは、供給スクリュー側、撹拌スクリュー側のいずれか一方もしくは両方に設けることができる。次に、供給スクリュー側と撹拌スクリュー側の両方に設けた構成について図10、図11を用いて説明する。
図10に示す現像装置30は、一つの開口部Sを挟む両側の現像剤搬送部に隆起部B1と隆起部B2を設けた構成である。すなわち、第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35とに隔壁31aの略中央部に開口部Sと隆起部B(B1、B2)を設けている。
また、第2現像剤搬送部35内の搬送方向F1から開口部Sの搬送方向F2に分岐させる部位に隆起部B2を設け、その下流側に相当する部位の反対側の第1現像剤搬送部34内の搬送方向F5から開口部Sの搬送方向F6に分岐させる部位に隆起部B1を設けている。
すなわち、一つの開口部Sの半分の領域に隆起部B2を設けて搬送流れF2を分岐させ、残りの半分の領域に隆起部B2を設けて搬送流れF6を分岐させている。このように、第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35とを有する現像槽内に開口部Sと隆起部B(B1、B2)を設けることで、搬送経路途中で現像剤Dを行き来することができる。
図11に示す現像装置30は、二つの開口部S(S1、S2)を設け、開口部S1に対応する第1現像剤搬送部34に隆起部B1を設け、開口部S2に対応する第2現像剤搬送部35に隆起部B2を設けた構成である。すなわち、第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35とに仕切る隔壁31aの略中央部に開口部S(S1、S2)と隆起部B(B1、B2)を設けている。
この構成であれば、開口部Sが二つありそれぞれの開口部に対し撹拌スクリュー側、供給スクリュー側のそれぞれの搬送経路に隆起部Bを設けることで経路途中で現像剤Dを行き来することができかつ、一つの開口部Sでは現像剤Dの移動方向が一方向になるので現像剤Dの受け渡しが単純になり現像剤Dの受け渡しが安定する。
図10に示す実施形態と図11に示す実施形態のいずれの場合でも、搬送方向上流側の現像剤Dがまず移動し、その下流側において別経路からの現像剤Dを受け取る搬送流れにしている。この構成であれば、上流側の隆起部Bを設けた部位で一旦、一部の現像剤Dを移動させた後、その下流側の隆起部Bが無い部位で新たな現像剤Dを受け取る構成になるので、現像剤Dの搬送経路の途中で一部の現像剤Dの受け渡しを行う構成において搬送流れがスムーズになって好ましい。
また、隆起部Bを設ける際に、スクリュー径との関係で現像槽内の流路面積が確保できなくなる場合には、スクリュー径を小さくしてクリアランスを確保することが好ましい。このように構成した例を図12〜図14を用いて説明する。
図12は、径を小さくしたスクリュー34abを備えた現像装置30の概略断面説明図であり、図13は概略断面模式図を示す。図13に示すように、開口部Sに対応する部位に隆起部Bを設け、この部位に対応するスクリュー34abは他の部位のスクリュー34aaの径よりも小さな径にしている。この構成であれば、隆起部Bを設けると現像槽の半径方向の最小半径が小さくなるため、スクリュー径を小さくすることにより、現像剤が流通するクリアランスを確保することが可能になる。
径を小さくしたスクリュー34abを用いる構成では搬送する現像剤Dの流量や流速が減少する場合があるので、所定の流量や流速を維持するために、スクリューの羽根の条数を増やす、またはピッチを短くしてもよい。
例えば、図14に示すように、開口部Sに対応する部位に隆起部Bを設け、この部位に対応するスクリューの羽根の条数を増やす、またはピッチを短くしたスクリュー34acを採用することが好ましい。この構成であれば、開口部Sを設けた部位に隆起部Bを設け底面や壁面を高くするほどスクリュー径を小さくする必要があり速度が低下するので、スクリューピッチや条数を変化させ開口部での速度低下を防ぐことができる。
開口部Sに対応する部位のみ条数を増やすと搬送力の低下を抑え速度低下を防ぐ効果がある。本実施例では開口部のみ二条にした。ここで、条数だけではなく、ピッチを変更して搬送速度が大きくなるようにしても良い。
開口部Sより下流側の現像槽の底面高さは、変化する前の底面高さと同じにすることが好ましい。この構成であれば、循環速度の低下を防ぐことが可能になる。底面の高さが高いほどスクリュー径を小さくする必要があり速度が低下する虞が生じるが、開口部Sを過ぎた下流側では底面高さを元に戻すことにより循環速度の低下を防ぐためことができる。
例えば、図15の概略断面模式図に示すように、開口部Sの入り口前までに高さを高くなるように傾斜し、開口部Sにおいて最大高さを維持する隆起部B(Bc)を設けた実施形態においては、傾斜部の前の底面高さH1に対して、長さL1の傾斜部に続いて長さL2の最大高さH2を維持し、開口部Sを過ぎた下流側では元の底面高さH1に戻すことが好ましい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
また、上記実施形態では画像形成装置1が所謂タンデム型のカラー印刷用の画像形成装置であるが、画像形成装置はこのような機種に限定されるわけではなく、タンデム型ではないカラー印刷用の画像形成装置やモノクロ印刷用の画像形成装置であっても構わない。
上記したように本発明は、隔壁31aによって第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35とに仕切られる現像槽と、トナーおよびキャリアを含む現像剤Dを、前記第1現像剤搬送部34内において前記隔壁31aに沿って第1方向に搬送し、第1連通口を通って前記第2現像剤搬送部35内に供給し、当該第2現像剤搬送部35内を前記第1方向とは逆方向である第2方向へ搬送して第2連通口から前記第1現像剤搬送部34内へ循環させる循環経路を有し、前記第1現像剤搬送部34内を搬送される現像剤Dにより感光体上の静電潜像を現像する現像装置30であって、前記第1現像剤搬送部34内において、前記隔壁31aに沿って前記第1連通口まで、前記第1方向へ現像剤Dを撹拌しつつ搬送する第1撹拌搬送部材34aと、前記第2現像剤搬送部35内において、前記第1連通口から供給される現像剤Dを前記第2方向へ撹拌しつつ搬送する第2撹拌搬送部材35aとを備え、前記循環経路の途中の前記隔壁31aに現像剤Dが移動できる開口部Sを設け、第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35の少なくとも一方の現像剤搬送部において、前記開口部Sにおける現像剤Dの液面高さを高くする隆起部Bを設けたことを特徴とする。
この構成によると、開口部Sに対応する現像槽内に隆起部Bを設けることで現像剤Dを現像槽の内部において上方に持ち上げて、現像剤Dの液面高さを上げることにより開口部Sから現像剤Dを横方向に移動させ易くすることができる。また、現像剤Dを滞留させずに液面高さを上げることができ、搬送方向での速度低下が起きにくく、また、滞留していない現像剤Dが横方向に移動するので帯電量不足にならず画像不良とならない。また、現像剤Dに対して、搬送の進行方向に向かう力と、撹拌搬送部材の径方向外側に向かう力と、の両方が与えられる。したがって、現像剤の循環性と撹拌性とが同時に向上する。
また、上記構成の現像装置30において、前記隆起部Bは前記現像槽の底面の一部を高くした隆起部Bであり、第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35の少なくとも一方の現像剤搬送部の前記開口部Sが設けられる部位の底面の高さが高くなっていることを特徴とする。この構成によると、開口部Sの底面の高さを上げることで現像剤Dを上部に移動させることができる。
また、上記構成の現像装置30において、前記隆起部Bは現像剤Dの搬送方向に対して階段状に高くなっており、搬送方向の下流ほど高いことを特徴とする。この構成によると、段階的に高さを変化させることで、現像剤Dを搬送する際の流路抵抗を小さくし滞留しにくくできる。
また、上記構成の現像装置30において、前記隆起部Bは現像剤Dの搬送方向に対して傾斜しており、搬送方向の下流ほど高くなっていることを特徴とする。この構成によると、傾斜した隆起部Bは形状変化が連続的なため、現像剤Dを搬送する際の抵抗が小さく速度低下が起きにくくなる。
また、上記構成の現像装置30において、前記隆起部Bは前記開口部Sの上流側において現像剤Dの搬送方向に対して徐々に高くなるように傾斜し、開口部Sに対応する部位の高さが最大となっていることを特徴とする。この構成によると、傾斜によって開口部入口までに液面が連続的に上昇できるため速度変化が起きにくくかつ、開口部Sで最大液面を維持するため横方向への受け渡し量を多くできる。
また、上記構成の現像装置30において、前記隆起部Bは前記開口部Sの上流側において現像剤Dの搬送方向に対して徐々に高くなるように傾斜し、前記開口部Sに対応する部位の全域で高さが最大となっていることを特徴とする。この構成によると、傾斜によって開口部入口までに液面が連続的に上昇できるため速度変化が起きにくくかつ、開口部全域で最大液面を維持するため横方向への受け渡し量をさらに多くできる。
また、上記構成の現像装置30において、前記撹拌搬送部材はスクリューから成り、前記隆起部Bを前記スクリューの半径方向においてスクリュー軸の中心より開口部側に設けることを特徴とする。この構成によると、液面を上げる必要がない、スクリューの外側では余計な抵抗は作らないことができ、スクリューの内側の開口部側のみ液面を上げることができる。
また、上記構成の現像装置30において、前記撹拌搬送部材はスクリューから成り、前記隆起部Bを前記スクリューの回転方向の下流側に設けることを特徴とする。この構成によると、スクリューの回転方向の下流側に隆起部Bを配置することで、開口部S付近の現像剤Dが上に持ち上げられやすくなる。
また、上記構成の現像装置30において、第1現像剤搬送部34と第2現像剤搬送部35との両方に前記隆起部Bを設けることを特徴とする。この構成によると、搬送経路途中で現像剤Dを行き来することができる。
また、上記構成の現像装置において、前記開口部Sおよび前記隆起部Bを複数設けたことを特徴とする。この構成によると、搬送経路途中の複数個所で現像剤Dを行き来することができかつ、一つの開口部Sでは現像剤Dの移動方向が一方向になるので現像剤Dの受け渡しが単純になり現像剤Dの受け渡しが安定する。
また、上記構成の現像装置30において、前記隆起部Bを設けた部位に対応する前記スクリューの径を他の部位の径よりも小さくすることを特徴とする。この構成によると、現像槽Dの内部に隆起部Bを設けると現像槽の半径方向の最小半径が小さくなるため、スクリュー径を小さくすることにより、現像剤Dが流通するクリアランスを確保することが可能になる。
また、上記構成の現像装置30において、前記隆起部Bを設けた部位に対応する前記スクリューの羽根の条数を増やすまたはピッチを短くすることを特徴とする。この構成によると、隆起部Bの高さを高くするほどスクリュー径を小さくする必要があり速度が低下するので、スクリューピッチや条数を変化させ開口部S付近での速度低下を防ぐことができる。
また、上記構成の現像装置30において、前記隆起部Bより下流側の前記現像槽内の底面高さは、前記隆起部Bの上流側と同じ底面高さであることを特徴とする。この構成によると、循環速度の低下を防ぐことが可能になる。底面の高さが高いほどスクリュー径を小さくする必要があり速度が低下するが、開口部Sを過ぎた下流側では底面高さを元に戻すことにより循環速度の低下を防ぐためことができる。
また、本実施形態に係る定着装置30を備えた画像形成装置1であれば、現像槽内を循環させながら搬送する際に、現像剤Dの移動速度を低下させずに循環経路途中での現像剤の受け渡し量を多くできる現像装置30を備える構成となるので、現像剤Dの量を低減してもトナーの濃度傾斜が生じ難く濃度ムラが起こり難い画像形成装置1を実現することができる。
上記したように、本発明によれば、現像剤を搬送する循環経路途中で現像剤の受け渡しを行う現像装置において、搬送方向への現像剤の移動速度を低下させずに循環経路途中での現像剤の受け渡し量を多くできる現像装置及びこれを備えた画像形成装置を得ることができる。
そのために、本発明に係る定着装置は、現像剤量を低減してもトナーの濃度傾斜が生じ難く濃度ムラが起こり難いことが求められる省エネタイプの画像形成装置などに好適に適用することができる。
1 画像形成装置
10 感光体ドラム(像担持体)
30 現像装置
31 現像ハウジング
31a 隔壁
32 現像剤担持体
34 第1現像剤搬送部(現像槽)
34a 第1撹拌搬送部材(スクリュー)
35 第2現像剤搬送部(現像槽)
35a 第2撹拌搬送部材(スクリュー)
B,Ba〜Bd 隆起部
D 現像剤
S、S1、S2 開口部
F 搬送方向

Claims (14)

  1. 隔壁によって第1現像剤搬送部と第2現像剤搬送部とに仕切られる現像槽と、トナーおよびキャリアを含む現像剤を、前記第1現像剤搬送部内において前記隔壁に沿って第1方向に搬送し、第1連通口を通って前記第2現像剤搬送部内に供給し、当該第2現像剤搬送部内を前記第1方向とは逆方向である第2方向へ搬送して第2連通口から前記第1現像剤搬送部内へ循環させる循環経路を有し、前記第1現像剤搬送部内を搬送される現像剤により感光体上の静電潜像を現像する現像装置であって、
    前記第1現像剤搬送部内において、前記隔壁に沿って前記第1連通口まで、前記第1方向へ現像剤を撹拌しつつ搬送する第1撹拌搬送部材と、
    前記第2現像剤搬送部内において、前記第1連通口から供給される現像剤を前記第2方向へ撹拌しつつ搬送する第2撹拌搬送部材と、
    を備え、
    前記循環経路の途中の前記隔壁に現像剤が移動できる開口部を設け、
    第1現像剤搬送部と第2現像剤搬送部の少なくとも一方の現像剤搬送部において、前記開口部における現像剤の液面高さを高くする隆起部を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記隆起部は前記現像槽の底面の一部を高くした隆起部であり、第1現像剤搬送部と第2現像剤搬送部の少なくとも一方の現像剤搬送部の前記開口部が設けられる部位の底面の高さが高くなっていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記隆起部は現像剤の搬送方向に対して階段状に高くなっており、搬送方向の下流ほど高いことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記隆起部は現像剤の搬送方向に対して傾斜しており、搬送方向の下流ほど高くなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  5. 前記隆起部は前記開口部の上流側において現像剤の搬送方向に対して徐々に高くなるように傾斜し、
    前記開口部に対応する部位の高さが最大となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記隆起部は前記開口部の上流側において現像剤の搬送方向に対して徐々に高くなるように傾斜し、
    前記開口部に対応する部位の全域で底面高さが最大となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記撹拌搬送部材はスクリューから成り、前記隆起部を前記スクリューの半径方向においてスクリュー軸の中心より開口部側に設けることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 前記撹拌搬送部材はスクリューから成り、前記隆起部を前記スクリューの回転方向の下流側に設けることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の現像装置。
  9. 前記開口部に対応する第1現像剤搬送部と第2現像剤搬送部の両方の部位に前記隆起部を設けることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の現像装置。
  10. 前記開口部を複数設け、前記複数の開口部のそれぞれに対応する第1現像剤搬送部及び第2現像剤搬送部の一方の部位に前記隆起部を設けることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の現像装置。
  11. 前記隆起部を設けた部位に対応する前記スクリューの径を他の部位の径よりも小さくすることを特徴とする請求項7又は8に記載の現像装置。
  12. 前記隆起部を設けた部位に対応する前記スクリューの羽根の条数を増やすまたはピッチを短くすることを特徴とする請求項11に記載の現像装置。
  13. 前記隆起部より下流側の前記現像槽内の底面高さは、前記隆起部の上流側と同じ底面高さであることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の現像装置。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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