JP6786413B2 - ベルトコンベア用防塵カバーおよびこれを備えるベルトコンベア並びに路面切削車 - Google Patents
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Description
この種のベルトコンベアは、例えば廃材が無端ベルト上に載置され、ベルトコンベアの駆動により、廃材が無端ベルトに沿って搬送される。そのため、廃材の搬送時に、粉じんが飛散する場合がある。そこで、周囲への粉じんの飛散を防止または抑制するために、無端ベルトを上方から覆うように防塵カバーが装着される。例えば特許文献1ないし2に記載の路面切削車では、防塵カバーが、コンベア基台の適所に、工具を用いてボルト・ナットによって装着される。
つまり、この種の路面切削車においては、散水用タンク下部とコンベア基台との間が非常に狭い。そのため、防塵カバーの着脱時に、散水用タンクがボルト・ナット締結作業の邪魔になり、工具を操作するスペースが不十分なので、防塵カバーの着脱作業が行いにくいという問題がある。
したがって、本発明の一態様に係るベルトコンベア用防塵カバーによれば、防塵カバーの装着に際し、ボルト・ナットが不要であり、また、装着作業に工具も不要なので、防塵カバーの装着が容易であり、また、装着後には不意には脱落しにくい。したがって、防塵カバーの着脱作業性に優れている。
二つの外側案内ローラ36b、36bは、各ローラ外側の端部が上方に傾斜状態で取り付けられている。これにより、外側案内ローラ36b、36bによって、無端ベルト38の搬送面を断面U字状に支持することで、無端ベルト38両側からの切削屑の落下を防止している。
本実施形態では、搬送側案内ローラ46は、第1コンベア31同様、図3に示すように、無端ベルト48の幅方向で3つ(46a、b、b)に分割され、無端ベルト48の中央部を水平に支持する中央案内ローラ46aと、中央案内ローラ46aの両端にそれぞれ位置する二つの外側案内ローラ46b、46bとから構成される。
二つの外側案内ローラ46b、46bは、各ローラ外側の端部が上方に傾斜状態で取り付けられている。これにより、外側案内ローラ46b、46bによって、無端ベルト48の搬送面を断面U字状に支持することで、無端ベルト48両側からの切削屑の落下を防止している。
特に、本実施形態のベルトコンベア20では、第1コンベア31と第2コンベア41との受継部7には、図6に示すように、路面切削機10側から第2コンベア41の搬出端側に亘って、上方から覆うよう配置された防塵カバー50が装備されている。この防塵カバー50は、散水用タンク8の前側の下方であって、第1コンベア31と第2コンベア41との受継部7を上部から覆う位置に装着される。
前側張出端面60tが張り出した部分には、前側張出端面60tの形状に沿って複数(この例では6個)の掛け止め穴66が形成されている。各掛け止め穴66は、円形の抜き穴であって、コンベア基台側の先端部の位置に設けられた円筒状の凸部(図7に示す防塵カバー支持板90に設けられた複数の掛け止め凸部91)に掛け止め可能な位置にそれぞれ設けられる。本実施形態では、図7に示すように、搭載部材である散水用タンク8の前側下部には、連結板92を介して防塵カバー支持板90が固定されている。防塵カバー支持板90は、金属製の板部材(例えばSPCC材)から形成され、防塵カバー支持板90の前側には、ダストシュート21側に切削屑を導くための第三カバー本体93が、防塵カバー支持板90側から垂下された姿勢で装着される。防塵カバー支持板90の上面後部には、第一カバー本体60の掛け止め穴66を掛け止めるための複数の掛け止め凸部91が対応する位置に立設されており、第一カバー本体60の前側が防塵カバー支持板90に支持されるようになっている。
後側端面70rの近傍には、左右に離隔して複数(この例では2個)の掛け止め穴76が形成されている。各掛け止め穴76は、円形の抜き穴であり、コンベア基台32側に設けられた二つの円筒状凸部39t(図6参照)に掛け止め可能な位置にそれぞれ設けられている。
そして、鉤爪部82fを連結穴77に手で挿入後に、外力を加えない状態にすると、同図(c)に示すように、連結具80は、自身の弾性によって連結穴77内で広がって、連結穴77に対しその裏面側で鉤爪部82fが係合するので(同図の破線で示す部分)、容易に抜けないようになっている。
図6に受継部7に装着される防塵カバー50の分解斜視図を示すように、防塵カバー50を装着する際は、第一コンベア31に対して、まず、第二カバー本体70を装着する。ここで、第二カバー本体70は、上述したようにゴム板一枚からなり、第二カバー本体70の中心部分に沿って、スリット72が装着穴71まで連通しているので、第一コンベア31のコンベア基台32に対し、まず、スリット72の部分でカバー本体70を手で割って、ハンガーアーム33の中央部に、その上方から第二カバー本体70の矩形の挿通穴71を挿通しつつ逆U字形の装着姿勢にて被せる。
図1に示すように、路面切削機10の切削作業によって発生した切削屑は、先ずベルトコンベア20の第1コンベア31によって車両2の先端側に搬送され、その搬出端から受継部7のダストシュート21に投下される。その後、第2コンベア41によってさらに車両2の前方に搬送され、搬出端からダンプトラックの荷台Dなどの所定の搬送場所に搬送される。
また、例えば、連結具80の形状は、図10に示した例に限定されず、例えば図12(a)〜(d)に示す例のように、種々の変形が可能である。つまり、同図(a)に示す変形例では、一対の係合部82は、尖頭型の直線状の端面82tと、尖頭型の直線状の鉤爪部82fから構成されている。また、同図(b)に示す変形例では、本体部81は、自身長手方向の両側面が、凹の円弧面から形成され、これにより、中央部が幅狭になっている。
2 車両
3 車体フレーム(コンベア基台側の部材)
4 前輪
5 後輪
6 運転席
7 受継部
8 散水用タンク(コンベア基台側の部材)
10 路面切削機
11 回転ドラム
12 ケーシング
13 カッタービット
14 ドラム本体
15 油圧シリンダ
20 ベルトコンベア
21 ダストシュート
31 第一コンベア
32 (第一コンベアの)コンベア基台(コンベア基台側の部材)
33 ハンガーアーム
34〜37 (第一コンベアの)案内ローラ
38 (第一コンベアの)無端ベルト
39 (第一コンベアの)防塵カバー
41 第二コンベア
42 (第二コンベアの)コンベア基台
44〜47 (第二コンベアの)案内ローラ
48 (第二コンベアの)無端ベルト
49 (第二コンベアの)防塵カバー
50 (受継部の)防塵カバー
60 第一カバー本体
70 第二カバー本体
80 連結具
90 防塵カバー支持板(コンベア基台側の部材)
91 掛け止め凸部
R 路面
Claims (5)
- コンベア基台と、該コンベア基台上に搬送方向に沿って設けられる複数の案内ローラと、それら複数の案内ローラに巻回される無端ベルトと、を有するベルトコンベアに用いられる防塵カバーであって、
前記無端ベルトを上方から覆うように形成された可撓性を有するカバー本体と、該カバー本体の装着姿勢を保持するために前記カバー本体に装着される可撓性を有する連結具と、を備え、
前記カバー本体は、前記コンベア基台側の凸部に掛け止め可能な掛け止め穴と、前記コンベア基台側の部材が挿通される挿通穴と、カバー本体の端面から前記挿通穴まで連通するスリットと、該スリットの両側に前記スリットを挟んで設けられた少なくとも一対の連結穴と、を有し、
前記連結具は、帯状の本体部と、該本体部の両端に設けられるとともに前記一対の連結穴それぞれに挿入されて前記スリットが開かないように繋ぎ止める一対の係合部と、を有することを特徴とするベルトコンベア用防塵カバー。 - 前記カバー本体を前記搬送方向に沿って複数備えるとともに、該複数のカバー本体のうち、隣接するカバー本体相互を繋ぎ止める第二の連結具を更に備え、
前記複数のカバー本体は、前記搬送方向で隣接する他のカバー本体とで対をなして形成された第二の連結穴をそれぞれ有し、
前記第二の連結具は、帯状の本体部と、該本体部の両端に設けられるとともに前記対をなす第二の連結穴それぞれに挿入される一対の係合部と、を有し、当該一対の係合部が、前記対をなす第二の連結穴それぞれに挿入されて前記隣接するカバー本体相互を繋ぎ止める請求項1に記載のベルトコンベア用防塵カバー。 - 前記ベルトコンベアは、散水用タンクを有する路面切削車に装備され、前記路面切削車で発生した切削屑を最初に搬送する第1コンベアと、当該第1コンベアで搬送されてきた切削屑を受け継いで搬送する第2コンベアとを備え、
前記散水用タンクの下方であって前記第1コンベアと前記第2コンベアとの受継部を覆う位置に装着される請求項1または2に記載のベルトコンベア用防塵カバー。 - コンベア基台と、該コンベア基台上に搬送方向に沿って設けられる複数の案内ローラと、それら複数の案内ローラに巻回される無端ベルトと、前記無端ベルトを上方から覆う防塵カバーと、を備えるベルトコンベアであって、
前記防塵カバーとして、請求項1〜3のいずれか一項に記載のベルトコンベア用防塵カバーを備えることを特徴とするベルトコンベア。 - 切削屑を最初に搬送する第1コンベアと、当該第1コンベアで搬送されてきた切削屑を受け継いで搬送する第2コンベアと、前記第1コンベアと前記第2コンベアとの受継部の上方に配置される散水用タンクと、前記受継部を覆う位置に装着される防塵カバーと、を備える路面切削車であって、
前記防塵カバーとして、請求項1〜3のいずれか一項に記載のベルトコンベア用防塵カバーを備えることを特徴とする路面切削車。
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JP2017022173A JP6786413B2 (ja) | 2017-02-09 | 2017-02-09 | ベルトコンベア用防塵カバーおよびこれを備えるベルトコンベア並びに路面切削車 |
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