JP6783179B2 - 三次元空間情報表示システム、及び三次元空間情報表示方法 - Google Patents
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本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、建物内部の作業に関する情報と、建物内部が撮像された画像とを作業者に平易に提示する技術を提供することを目的とする。
(6)本発明の一態様の前記サーバ装置は、前記受信時刻と、前記記憶部に記憶されている前記作業内容情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させ、前記検出部は、前記記憶部に記憶された前記受信時刻に基づいて、前記作業が前記受信時刻に開始されたことを検出する。
以下、図を参照して本発明の実施形態について説明する。
建物内部等の実空間において、当該実空間に配置される物体(以下、物体OB)を撤去、又は交換したり、当該実空間に物体OBを新設したりする作業が発生する場合がある。作業者は、建物内部等の実空間において行われる作業に関する情報を当該作業の前に把握することが好ましい。また、作業者は、当該作業に関する情報を平易に把握したい場合がある。
重畳画像SPIとは、作業者が可搬する装置(以下、通信端末装置20)によって実空間を撮像した画像(以下、画像IM)に、オブジェクト情報OBIが配置(重畳)された画像である。オブジェクト情報OBIとは、画像IMに撮像される実空間に対応する情報であって、当該実空間において行われる作業に関する情報である。
三次元空間情報表示システムは、通信端末装置20と、サーバ装置30とによって構成される。以下、通信端末装置20と、サーバ装置30との具体的な構成について説明する。
図2は、実施形態に係る通信端末装置20の構成の一例を示す図である。
通信端末装置20とは、例えば、携帯電話、スマートフォン及びタブレット型のコンピュータ(タブレットPC)等の携帯型のパーソナルコンピュータなどである。
通信端末装置20は、測定装置110と、制御部230と、操作部CTと、表示部DPと、通信部232とを備える。
測定装置110と、制御部230と、操作部CTと、表示部DPと、通信部232とは、内部バスによって接続されており、情報の送受信が可能である。
撮像部101は、実空間内を撮像し、画像IMを生成する。撮像部101は、例えば、常時、又は所定の時間間隔において実空間を撮影し、画像IMを生成する。
測距部102は、通信端末装置20から、実空間内に設置される物体や、実空間を構成する物体(以下、物体OB)までの距離を測定する。実空間を構成する物体とは、例えば、壁、天井、及び床等である。測距部102とは、例えば、ステレオカメラや赤外線センサである。
相対位置検出部104は、特徴点検出部103が検出した特徴点と、特徴点を撮像した際の通信端末装置20の位置と、向きとを複数記憶し、通信端末装置20の位置から特定可能な特徴点と、当該特徴点の相対位置とを示す情報(以下、周辺三次元空間情報ASP)を生成する。本実施形態の一例では、実空間における相対位置が、XYZ直交座標系によって示される。
三次元空間情報SPとは、実空間の特徴点と、当該特徴点の実空間における相対位置とが対応付けられた情報である。本実施形態の一例では、三次元空間情報SPは、実空間の物体OBの特徴点の点群を示す点群画像と、当該点群画像を撮像した撮像位置とが対応付けられた情報である。撮像位置は、実空間における相対位置によって示される。
具体的には、位置特定部105は、三次元空間情報SPに含まれる点群画像のうち、特徴点検出部103が画像IMに基づいて生成する特徴点の点群画像と一致する画像を判定(マッチング)する。位置特定部105は、判定した当該画像に対応付けられる撮像位置を、通信端末装置20の現在位置CPとして特定する。これにより、位置特定部105は、三次元空間情報SPにおける通信端末装置20の現在位置CPを特定した後は、通信端末装置20が移動しても、加速度センサ、ジャイロセンサ、及び地磁気センサの検出結果に基づいて、三次元空間情報SP上の座標、及び向きを特定可能である。
なお、位置特定部105は、撮像部101が撮像して得られた画像IMに基づいて、エリアラーニングにより、モーショントラッキングでのずれの累積を補正してもよい。
表示部DPとは、ディスプレイパネル等の表示装置である。表示部DPは、制御部230の制御に基づいて、重畳画像SPIを表示する。作業者は、表示部DPに表示される重畳画像SPIを参照する。ここでは、操作部CTと、表示部DPとが一体のタッチパネルによって構成される場合について説明する。
通信部232は、サーバ装置30と各種情報の送受信を行う。
制御部230は、CPU(Central Processing Unit)を備えており、アプリケーション実行部235をその機能部として備える。
アプリケーション実行部235は、サーバ装置30から受信する情報に基づいて、重畳画像SPIを生成する。
以下、図3を参照してサーバ装置30の構成について説明する。
図3は、実施形態に係るサーバ装置30の構成の一例を示す図である。
図3に示す通り、サーバ装置30は、制御部300と、記憶部600とを備える。
制御部300はCPUを備えており、受信部310と、選択部320と、送信部330とをその機能部として備える。
受信部310は、通信端末装置20から送信される情報を受信する。
選択部320は、受信部310が受信する情報に基づいて、制御装置10に送信する情報を選択する。
送信部330は、選択部320が選択する情報を通信端末装置20に送信する。
図4は、実施形態に係る作業内容情報CW、作業位置情報PW、及び対象装置情報TDWと、三次元空間情報SPとの対応の一例を示す表である。
図4に示す通り、記憶部600には、作業内容情報CWと、作業位置情報PWと、対象装置情報TDWと、三次元空間情報SPとが対応付けられて記憶される。
作業内容情報CWとは、作業者が行う作業の内容を示す情報である。
作業位置情報PWは、作業が行われる位置を示す情報である。作業位置情報PWは、例えば、作業が行われる建物の名称を示す情報(以下、建物名称情報)や、建物内の部屋の名称(例えば、101号室等)又は部屋の場所(例えば、1F南側)を示す情報(以下、部屋名称情報)や、作業が行われる建物内部に配置される装置の位置(例えば、101号室第1ラック上段等)を示す情報(以下、装置位置情報)である。
対象装置情報TDWとは、作業が行われる作業対象の装置を示す情報である。対象装置情報TDWは、例えば、作業対象の装置の名称を示す情報である。
図5は、実施形態に係る三次元空間情報SPと、オブジェクト情報OBIとの対応の一例を示す表である。
ここで、オブジェクト情報OBIには、オブジェクト画像OBGと、オブジェクト位置OBPとが含まれる。オブジェクト画像OBGとは、画像IMに配置する画像である。オブジェクト位置OBPとは、三次元空間情報SPにおいて当該オブジェクト画像OBGが配置される位置である。
ここで、オブジェクト情報OBI1には、オブジェクト画像OBG1と、オブジェクト位置OBP1とが含まれる。オブジェクト画像OBG1は、ピン画像である。オブジェクト位置OBP1は、三次元空間情報SP1が示す第1局舎内部の実空間のうち、(x1,y1,z1)の位置を示す。
また、オブジェクト情報OBI2には、オブジェクト画像OBG2と、オブジェクト位置OBP2とが含まれる。オブジェクト画像OBG2は、メッセージ画像(図1に示す「第3サーバ装置新設予定位置」)である。オブジェクト位置OBP2は、三次元空間情報SP1が示す第1局舎内部の実空間のうち、(x1,y1,z2)の位置を示す。
また、オブジェクト情報OBI3には、オブジェクト画像OBG3と、オブジェクト位置OBP3とが含まれる。オブジェクト画像OBG3は、メッセージ画像である。オブジェクト位置OBP3は、三次元空間情報SP1が示す第1局舎内の実空間のうち、(x3,y3,z3)の位置を示す。
また、オブジェクト情報OBI5には、オブジェクト画像OBG4と、オブジェクト位置OBP5とが含まれる。オブジェクト画像OBG4は、メッセージ画像である。オブジェクト位置OBP5は、三次元空間情報SP2が示す第2局舎内部の実空間のうち、(x4,y4,z5)の位置を示す。
また、オブジェクト情報OBI6には、オブジェクト画像OBG5と、オブジェクト位置OBP6とが含まれる。オブジェクト画像OBG5は、メッセージ画像である。オブジェクト位置OBP6は、三次元空間情報SP2が示す第2局舎内部の実空間のうち、(x6,y6,z6)の位置を示す。
以下、図6を参照して、通信端末装置20と、サーバ装置30との動作の詳細について説明する。
図6は、実施形態に係る通信端末装置20と、サーバ装置30との動作の一例を示す流れ図である。具体的には、図6は、通信端末装置20と、サーバ装置30との情報の送受信に係る動作の一例を示す流れ図である。
通信端末装置20は、作業者が作業対象の実空間を指定する情報(以下、空間指定情報DSP)が操作部CTにより入力される(ステップS310)。
図7は、実施形態に係る操作部CTの入力の一例を示す図である。
通信端末装置20には、例えば、空間指定情報DSPを選択する選択操作が操作部CTにより入力される。ここで、作業者が作業を行う実空間は、例えば、作業内容情報CW、作業位置情報PW、及び対象装置情報TDWによって指定される。換言すると、作業内容情報CW、作業位置情報PW、及び対象装置情報TDWは、空間指定情報DSPの選択肢の一例である。
通信端末装置20は、例えば、空間指定情報DSPをサーバ装置30に送信する際、サーバ装置30にアクセスする。その際、表示部DPには、空間指定情報DSPの選択を促すが表示される(図示する「作業位置情報を選択してください」等)。また、表示部DPには、サーバ装置30に記憶される情報に基づいて、空間指定情報DSPの選択肢が表示される。表示部DPには、例えば、空間指定情報DSPの選択肢として、作業位置情報PW(作業位置情報PW1(図示する第1局舎)、及び作業位置情報PW2(図示する第2局舎))が表示される。通信端末装置20には、重畳画像SPIの参照対象の実空間を指定する操作、つまり空間指定情報DSP選択する選択操作が操作部CTにより入力される。作業者は、表示部DPに表示される作業位置情報PW1、及び作業位置情報PW2のうち、重畳画像SPIの参照対象の作業位置情報PWを選択する選択操作を操作部CTに入力する。以下、作業者が、作業位置情報PW1を選択する場合について説明する。
サーバ装置30が備える受信部310は、通信端末装置20から空間指定情報DSPを受信する(ステップS330)。選択部320は、受信した空間指定情報DSPに基づいて、三次元空間情報SP、及びオブジェクト情報OBIを選択する(ステップS340)。
図4に示す通り、作業位置情報PW1には、三次元空間情報SP1が対応付けられている。このため、選択部320は、記憶部600に記憶される三次元空間情報SPのうち、三次元空間情報SP1を選択する。また、図5に示す通り、三次元空間情報SP1には、オブジェクト情報OBI1〜オブジェクト情報OBI3が対応付けられている。このため、選択部320は、記憶部600に記憶されるオブジェクト情報OBIのうち、オブジェクト情報OBI1〜オブジェクト情報OBI3を選択する。
通信端末装置20が備える通信部232は、サーバ装置30から三次元空間情報SP、及びオブジェクト情報OBIを受信する(ステップS360)。
以下、図8を参照してサーバ装置30の動作の詳細について説明する。
図8は、実施形態に係る通信端末装置20の動作の一例を示す流れ図である。
撮像部101は、実空間を撮像し、画像IMを生成する(ステップS400)。位置特定部105は、通信部232が受信した三次元空間情報SPと、画像IMとに基づいて、現在位置CPを特定する(ステップS410)。
アプリケーション実行部235は、常時、又は所定の時間間隔においてステップS400からステップS430の処理を繰り返す。これにより、アプリケーション実行部235は、通信端末装置20の位置や向きの変化に伴う撮像部101が撮像する範囲の変化に応じた重畳画像SPIを生成し、表示させる。
以上説明したように、本実施形態の通信端末装置20は、重畳画像SPIの参照対象の実空間を指定する空間指定情報DSPを取得する。本実施形態のサーバ装置30は、通信端末装置20から受信した空間指定情報DSPに基づいて、当該空間指定情報DSPによって指定される実空間の三次元空間情報SPと、オブジェクト情報OBIとを選択し、通信端末装置20に送信する。
ここで、サーバ装置30の記憶部600に記憶される三次元空間情報SP、及びオブジェクト情報OBIのデータ量が多い場合、通信端末装置20は、三次元空間情報SP、及びオブジェクト情報OBIを記憶することが困難である。
本実施形態の通信端末装置20、及びサーバ装置30によれば、通信端末装置20の操作者(この一例では、作業者)の所望する三次元空間情報SP、及びオブジェクト情報OBIを供給することができる。
したがって、本実施形態の通信端末装置20、及びサーバ装置30によれば、作業者は、表示部DPに表示される重畳画像SPIを参照することにより、建物内部の作業に関する情報を平易に把握することができる。
ここで、実空間において行われる作業が複数存在し、作業者がすべてを把握することが困難である場合がある。この場合、作業者は、当該作業者が把握している情報に基づいて、空間指定情報DSPを選択可能であることが好ましい。
本実施形態の通信端末装置20によれば、作業者は、多様な表現(作業内容情報CW、作業位置情報PW、及び対象装置情報TDW等)によって空間指定情報DSPが示されることにより、簡便に空間指定情報DSPに選択することができる。
この場合、記憶部600には、対象装置情報TDWと、三次元空間情報SPと、オブジェクト情報OBIとが対応付けて記憶される。
本実施形態の通信端末装置20、及びサーバ装置30によれば、作業者は、表示部DPに表示される重畳画像SPIを参照することにより、作業対象の装置に関する情報を平易に把握することができる。
この場合、記憶部600には、作業内容情報CWと、三次元空間情報SPと、オブジェクト情報OBIとが対応付けて記憶される。
本実施形態の通信端末装置20、及びサーバ装置30によれば、作業者は、表示部DPに表示される重畳画像SPIを参照することにより、作業対象の作業内容に関する情報を平易に把握することができる。
なお、上述では、表示部DPには、空間指定情報DSPの選択肢が表示される場合について説明した。ここで、空間指定情報DSPの選択肢が多数である場合(例えば、予定されている作業が多数である場合)、空間指定情報DSPを選択する選択操作が、作業者にとって手間である場合がある。
ここで、通信端末装置20は、当該通信端末装置20(作業者)が存在する現在位置を絶対座標によって検出する位置検出部を備え、サーバ装置30は、当該現在位置に基づいて、空間指定情報DSPの候補を選択する候補選択部を備える構成であってもよい。
以下、位置検出部、及び候補選択部の詳細について説明する。
候補選択部は、通信端末装置20から受信した現在位置情報ACPに基づいて、記憶部600に記憶される作業位置情報PWのうち、当該現在位置情報ACPの位置の近傍に存在する作業位置情報PW、又は作業位置情報PWと対応付けられている作業内容情報CWや対象装置情報TDWを通信端末装置20に送信する。
通信端末装置20は、受信した作業位置情報PW、又は作業位置情報PWと対応付けられている作業内容情報CWや対象装置情報TDWを空間指定情報DSPの選択肢として表示部DPに表示する。
作業者は、表示部DPに表示される情報であって、空間指定情報DSPの選択肢を示す情報のうち、重畳画像SPIの参照対象の実空間の作業位置情報PWを選択する選択操作を操作部CTにより入力する。以降の処理は上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
したがって、作業者が空間指定情報DSPを選択する手間を低減することができる。
また、記憶部600には、作業内容情報CW、作業位置情報PW、及び対象装置情報TDWに対して、作業者を識別する情報(以下、作業者ID)が更に対応付けられて、記憶されていてもよい。この場合、通信端末装置20には、当該通信端末装置20を操作する作業者の作業者IDが操作部CTにより入力され、通信部232は、入力された作業者IDをサーバ装置30に送信する。
候補選択部は、受信した作業者IDを検索キーとして記憶部600を検索し、当該作業者IDが対応付けられている作業内容情報CW、作業位置情報PW、又は対象装置情報TDWを空間指定情報DSPの候補として選択する。通信端末装置20の表示部DPには、作業者IDに基づいて選択された空間指定情報DSPの選択肢が表示される。
作業者は、表示部DPに表示される情報であって、空間指定情報DSPの選択肢を示す情報に基づいて、空間指定情報DSPを選択する選択操作を操作部CTにより入力する。
したがって、作業者が空間指定情報DSPを選択する手間を低減することができる。
また、記憶部600には、作業内容情報CW、作業位置情報PW、及び対象装置情報TDWに対して、作業の開始予定時刻を示す作業予定時刻情報が更に対応付けられて、記憶されていてもよい。サーバ装置30は、例えば、作業予定時刻情報が示す作業の開始予定時刻、又は作業の開始予定時刻より以前に当該作業予定時刻が対応付けられた作業内容情報CWや作業位置情報PWを通信端末装置20にプッシュ配信する機能を有する。
これにより、作業者は、プッシュ配信によって通知された時刻において行われる作業の詳細を把握することができる。
また、通信端末装置20は、現在位置情報ACPを常時、又は所定の時間間隔においてサーバ装置30に送信する構成であってもよい。この場合、サーバ装置30は、作業予定時刻情報が示す時刻に行われる作業であって、現在位置情報ACPの近傍である作業位置(作業位置情報PW)と対応付けられている三次元空間情報SPを通信端末装置20に送信する構成を有していてもよい。
これにより、作業者は、より簡便に三次元空間情報SPをサーバ装置30から取得(ダウンロード)することができる。
なお、上述では、通信端末装置20が空間指定情報DSPを送信することに応じて、サーバ装置30が三次元空間情報SP、及びオブジェクト情報OBIを送信する場合について説明したが、これに限られない。
通信端末装置20は、例えば、常時、又は所定の時間間隔において周辺三次元空間情報ASPを生成し、生成した周辺三次元空間情報ASPに基づいて、三次元空間情報SPを生成する三次元空間情報取得部を備えていてもよい。ここで、通信端末装置20の操作者(この一例では、作業者)は、重畳画像SPIを参照したい実空間において、画像IMを撮像しつつ、当該実空間を把握可能に移動する(例えば、実空間内を一周する)。三次元空間情報取得部は、当該移動に伴って生成された周辺三次元空間情報ASPに基づいて、三次元空間情報SPを生成する。通信端末装置20は、サーバ装置30に三次元空間情報SPを送信する。
アプリケーション実行部235は、三次元空間情報取得部が生成した三次元空間情報SPと、受信したオブジェクト情報OBIとに基づいて、重畳画像SPIを生成し、表示部DPに表示させる。
また、サーバ装置30は、当該作業の開始時刻、及び終了時刻を検出する機能を有していてもよい。以下、サーバ装置30が有する作業の開始時刻、及び終了時刻を検出する機能について説明する。
サーバ装置30は、受信した端末IDに基づいて作業内容情報CWを特定し、作業開始を示す情報を受信した時刻を作業の開始時刻として検出する。なお、サーバ装置30は、検出した作業の開始時刻を作業内容情報CWに対応付けて記憶部600に記憶する機能を有していてもよい。
また、サーバ装置30は、重畳画像SPIに基づいて、作業内容情報CWを特定する構成であってもよい。この場合、通信端末装置20は、作業を開始したことに応じて、重畳画像SPIを送信する。サーバ装置30は、受信した重畳画像SPIに基づいて、記憶部600に記憶される三次元空間情報SPのうち、当該重畳画像SPIに撮像される実空間と合致する三次元空間情報SPを特定する。サーバ装置30は、重畳画像SPIを受信することに応じて、特定した三次元空間情報SPに対応付けられている作業内容情報CWの作業が開始されたことを検出する。
また、サーバ装置30は、作業開始を検出した際、作業開始を示す情報を、端末IDを送信した作業者(通信端末装置20)以外の通信端末装置20に送信してもよい。これにより、作業開始を作業者以外の管理者や監督者も作業の開始を把握することができる。なお、通信端末装置20は、作業の開始を検出した際に撮像部101が実空間を撮像した画像IM(作業開始画像)を、端末IDと合わせてサーバ装置30に送信する構成であってもよい。
これにより、サーバ装置30は、作業の開始や終了の進捗状況だけでなく、作業終了の状態を表す画像を対応付けて記憶部600に記憶しておくができる。
これらによって、サーバ装置30に記憶された情報を参照可能な参照者は、作業開始画像、及び作業終了画像を参照することにより、作業に伴う実空間の変化、及び当該作業の詳細について把握することができる。
サーバ装置30は、通信端末装置20の作業開始を判定してから、当該作業に対応付けられた作業時間内に作業が終了したか否かを判定する。具体的には、サーバ装置30は、通信端末装置20から作業開始時に送信される端末IDを受信してから当該作業に対応付けられた作業時間が経過するまでの間に、作業終了時に送信される端末IDを受信したか否かを判定する。サーバ装置30は、作業時間内に作業が終了しなかった場合、当該作業に対応付けられた端末IDを有する通信端末装置20に、作業が終了していないこと(又は、作業終了時間を徒過していること)を通知する。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
Claims (7)
- 通信端末装置と、サーバ装置とを備える三次元空間情報表示システムであって、
前記通信端末装置は、
建物内部において行われる作業の位置を示す作業位置情報と、前記作業の内容を示す作業内容情報と、前記作業対象の装置である対象装置情報とのうち、少なくとも1つを空間指定情報として送信する端末送信部と、
前記端末送信部が前記空間指定情報を送信することに応じて、建物内部の実空間の三次元空間情報と、前記三次元空間情報に対応付けられたオブジェクト情報とを受信する端末受信部と、
前記実空間内を撮像し、画像を生成する撮像部と、
前記オブジェクト情報の表示を制御する表示制御部と、
を備え、
前記端末送信部は、前記撮像部が生成する画像と前記三次元空間情報とに基づいて、前記撮像部が生成する画像に重畳して前記オブジェクト情報が表示されたことを示す情報と、自装置を識別する端末識別情報とを送信し、
前記サーバ装置は、
前記作業位置情報と、前記作業内容情報と、前記対象装置情報とのうち、少なくとも1つと、前記オブジェクト情報と、前記三次元空間情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記空間指定情報と、前記オブジェクト情報が表示されたことを示す情報と、前記端末識別情報とを受信するサーバ受信部と、
前記空間指定情報と、前記オブジェクト情報が表示されたことを示す情報と、前記端末識別情報との少なくともいずれか一つを前記サーバ受信部が受信した時刻である受信時刻を、前記作業の開始時刻として検出する検出部と、
前記サーバ受信部が受信する前記空間指定情報に基づいて、前記空間指定情報に対応付けられる前記三次元空間情報と、前記オブジェクト情報とを選択する選択部と、
前記選択部が選択する前記三次元空間情報と、前記オブジェクト情報とを前記通信端末装置に送信するサーバ送信部と、
を備える三次元空間情報表示システム。 - 前記通信端末装置は、
自装置の位置を検出する位置検出部、
を備え、
前記端末送信部は、
前記位置検出部が検出する位置情報を送信し、
前記サーバ受信部は、
前記位置情報を更に受信し、
前記サーバ装置は、
前記位置情報が示す位置の周辺に位置する前記建物の名称を示す建物名称情報、前記建物内の部屋の名称又は場所を示す部屋名称情報、及び前記建物内部に設置される装置の位置を示す装置位置情報のうち、少なくとも1つを前記作業位置情報の候補として選択する候補選択部、
を備え、
前記サーバ送信部は、
前記候補選択部が選択した前記作業位置情報の候補を前記通信端末装置に送信する、
請求項1に記載の三次元空間情報表示システム。 - 前記撮像部が生成する画像に基づいて当該画像に撮像される物体の特徴点を検出して、検出した特徴点を示す特徴点情報を生成する特徴点検出部と、
前記特徴点検出部が生成する前記特徴点情報と、前記端末受信部が受信する前記三次元空間情報とに基づいて、前記特徴点情報が示す特徴点と、前記三次元空間情報が示す特徴点とを対応付けることにより、実空間における自装置の位置を特定する位置特定部と、 をさらに備え、
前記表示制御部は、
前記位置特定部が特定する自装置の位置と、前記三次元空間情報とに基づいて、前記作業の位置、前記作業の内容、及び対象装置のうち、少なくともいずれかを前記オブジェクト情報として前記画像に重畳して表示する、
請求項1又は請求項2に記載の三次元空間情報表示システム。 - 前記通信端末装置は、
前記作業の開始、及び前記作業の終了を検出し、前記作業の間に前記撮像部が生成する前記画像と、前記作業の前記作業内容情報とを対応付けて、前記記憶部に記憶する、
請求項3に記載の三次元空間情報表示システム。 - 前記通信端末装置は、
前記表示制御部が前記オブジェクト情報を表示することに応じて、前記作業の開始を検出する
請求項4に記載の三次元空間情報表示システム。 - 前記サーバ装置は、
前記受信時刻と、前記記憶部に記憶されている前記作業内容情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させ、
前記検出部は、
前記記憶部に記憶された前記受信時刻に基づいて、前記作業が前記受信時刻に開始されたことを検出する
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の三次元空間情報表示システム。 - コンピュータが、建物内部において行われる作業の位置を示す作業位置情報と、前記作業の内容を示す作業内容情報と、作業対象の装置である対象装置情報とのうち、少なくとも1つを空間指定情報として指定する指定手順と、
コンピュータが、前記指定手順において指定される前記空間指定情報に基づいて、前記作業位置情報と、前記作業内容情報と、前記対象装置情報とのうち、少なくとも1つと、建物内部の実空間の三次元空間情報と、オブジェクト情報とを対応付けて記憶する記憶部から前記空間指定情報に対応付けられる前記三次元空間情報と、前記オブジェクト情報とを選択する選択手順と、
コンピュータが、前記指定手順において前記空間指定情報が指定されることに応じて、建物内部の実空間の三次元空間情報と、前記三次元空間情報に対応付けられたオブジェクト情報とを受信する受信手順と、
コンピュータが、前記実空間内を撮像し、画像を生成する撮像手順と、
コンピュータが、前記オブジェクト情報の表示を制御する表示制御手順と、
コンピュータが、前記撮像手順において生成される画像と前記三次元空間情報とに基づいて、前記撮像手順において生成される画像に重畳して前記オブジェクト情報が表示されたことを示す情報と、自装置を識別する端末識別情報とを、前記作業が開始されたことを示す情報として送信する端末識別情報送信手順と、
を備える三次元空間情報表示方法。
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