JP6782235B2 - バイパス弁及び流れ連結用組み合わせ型の調整装置を備えた排気ガスターボチャージャー - Google Patents

バイパス弁及び流れ連結用組み合わせ型の調整装置を備えた排気ガスターボチャージャー Download PDF

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Description

本発明は、タービン、タービンホイール、第1流れ及び第2流れ、前記タービンホイールのためのバイパスライン、バイパス流路を通じたバイパスガス流れの大きさを調整するためのバイパス弁ユニットを備え、前記流れでの排気ガス流れの連結程度を調整するための流れ連結ユニットを含むマルチ−フロー排気ガスターボチャージャーに関する。他の態様などにおいて、本発明は、排気ガスターボチャージャー用コントローラ及び排気ガスターボチャージャーを制御するための2つの方法に関する。
マルチ−フロー排気ガスターボチャージャーは、従来技術で知られており、特に6気筒エンジンに使用されている。また、特にターボチャージャーに排気ガスを供給するエンジンの低回転速度でパルスチャージングを発生できるということが知られている。パルスチャージングは、排気ガス中のガスパルスに存在するエネルギーを用いてタービンを駆動する。6気筒エンジンでは、有利には、それぞれの3つのシリンダーが互いに補完するので、好ましくは3つのシリンダーからの排気が1つの流れで組合される。より高い回転速度のエンジン及びそれに対応して増加された排気ガス流れで2つの流れを連結するのが流れ条件に有利なものとして知られている。2つの流れの間の圧力均等化が発生して、排気ガス中のパルスが減少する。次いで、ターボチャージャーは、混合チャージング動作(congestion charging operation)に転換され、ここで、タービンは、排気ガスの密集圧力を主に回転運動に変換する。タービンの周囲のバイパスラインを介して排気ガスをタービンに転換させ、強力な排気ガス流れを有する作動状態でタービンの過負荷を防止するのがまた知られており、バイパス流れの強度はバイパス弁によって調整可能である。
例えば、排気ガスが一方の流れから他方の流れに通過することができる転換メカニズムを提供することがドイツ特許出願公開第102007025437A1号に公知されている。さらに、この特許出願には、流れ連結と無関係なバイパス弁が提供され、これにより、排気ガスが2つの流れから転換され得る。
本発明の目的は、排気ガスターボチャージャーをより容易に制御できるようにするものである。
前記の課題は、独立請求項の特徴によって解決される。従属請求項は、本発明の有利な実施形態を主題として有する。
本発明の目的は、バイパス弁ユニット及び流れ連結ユニットがカップリングユニットによって機械的に結合された方式で作動され得る排気ガスターボチャージャーである。バイパスラインを介してガイドされる排気ガスは、好ましくは2つの流れから転換される。
バイパス弁ユニットは、好ましくは、流れ連結ユニットに空間的に密接に近接して配置される。前記の流れは、好ましくは、少なくともほぼ同じ大きさとして構成される。流れ連結ユニットは、タービンの螺旋状入口への供給部内に配置され得る。代替的にまたは付加的に、タービンに対する流れ連結部の距離は、排気ガスがタービンに到逹する前に、流れ間の圧力脈動を補償するのに十分に大きくなることができる。前記の流れは、より高い回転速度及び/またはより高い負荷で連結されるのが好ましい。
流れ連結ユニットとバイパス弁ユニットの機械的結合は、2つのユニットが共に調整可能になり、これは、結局、作動状態を調整するための実質的に単純化された構造を可能にする。特に、ただ1つの調整装置が必要である。このようにして、材料、重量及び最終的にコストを節減することができる。
カップリングユニットは、調整装置として設計するのが好ましい。この調整装置は、バイパス弁ユニットと流れ連結装置とを結合する。従って、バイパスライン内の排気ガス流れ及び2つの流れの間の排気ガス流れは、ただ調整装置を作動させることによって調整される。
バイパス弁ユニットによってバイパス排気ガス流れに導入された流れ抵抗は、調整装置によって変更するのが好ましいことがある。特に、1つまたは複数の流れからバイパスラインへの移送地点で機能するバイパス貫通流断面は、この目的のために調整することができる。流れ抵抗は、同様に、流れ連結ユニットによって提供される、一方の流れから他方の流れへの移行時に調整装置によって変化させることができる。連結断面は、例えば、その大きさを調整することができ、これは、互いに対する流れの移行時に機能する。従って、流れの分離または連結の程度を調整することができる。
しかしながら、バイパス貫通流断面または連結断面は、1つの流れの内にまたは2つの流れの間に開口部の断面を有する必要はないが、その代わりに、有効断面は、流れ内または他の要素内の開口部に対して一定角度で延び、追加の要素及び開口のエッジと相互作用する。一例は、流れ内の開口を一種のカバーで覆うことであり、これを持ち上げることによって、有効断面がカバーとエッジとの間で生じる。流れ抵抗のための調整装置は、また、良好な密封効果が生じるように、多くの作動状態で流れなどの間及び/または流れとバイパス流れとの間の差圧によって加圧することができる。
調整装置は、ワンピース調整要素として設計するのが好ましい。これは、調整装置が、互いに固定的に連結された一部分またはセクションのみから構成されるということを意味する。調整要素には、バイパス弁ユニット及び流れ連結ユニットの機能を有したセクション間にジョイントまたはガイドを有さない。このようなタイプの調整要素が移動すると、バイパス弁ユニット及び流動連結ユニットの流れ抵抗の変化が同時に起きり得る。これは、調整要素のすべての調整範囲で発生する必要はない。
2つの流れ内の一部とそれぞれ連結される共通のバイパス貫通開口部は、更に、2つの流れに配置するのが好ましい。調整装置は、バイパス貫通開口部の2つの部分を同時に閉鎖することができる。流れと調整装置との間の相対移動によって、バイパス弁ユニットの流れ抵抗を調整することができる。相対移動は、好ましくは、並進相対移動である。代替的にまたは追加的に、回転相対移動を適用することができ、特に、回転軸は、これを中心に旋回可能な調整装置を通って延びる。
好ましくは、調整装置は、調整スライダーの形態の調整要素として設計され、調整スライダーは、流れから離れて直線的に移動可能であり、外部に流れ上に置かれると、閉鎖面によって流れ内のバイパス貫通開口部のすべての部分を閉鎖する。相対移動のためのガイドは、ガイド、特に直線ガイドによって影響を受けることができる。調整装置の回転相対移動を有する他の変形例において、回転軸は、調整装置の偏平な閉鎖部がバイパス貫通開口部を閉鎖するために流れ上、外部に適用されるように配置される。
他の実施形態において、調整装置は、調整ドラムを含む。調整ドラムは、実質的に円筒形に設計され、内部が中空であるのが好ましい。調整ドラムは、好ましくは、それぞれの流れのための流れ連結開口部を有し、これを介して流れが連結可能である。
代案的にまたは追加的に、前記調整ドラムは、排気ガスがバイパスラインに到達できるバイパス凹部、特にバイパス貫通開口部を有することができる。
排気ガスは、前記ドラムの内部を通って流れ、好ましくは、タービンの方向に流れ内の排気ガス貫通開口部を通って及び/またはバイパスラインの方向にバイパス凹部を通って、ここから流出できる。
バイパス凹部、特にバイパス貫通開口部は、好ましくは、流れのエッジまたは他のエッジと共に排気ガス貫通開口部を形成する;開口部は、特に排気ガス貫通流断面において調整可能である。好ましくは、排気ガス貫通流断面の調整は、流れに対して調整ドラムを回転及び/または変位させることによって行われる。
調整ドラムは、2つの流れ内で延びるのが好ましい。それは、好ましくは、流れを横断して行われ、特に、流れの断面全体を満たす。このようなタイプの横断は、排気ガス流れに対して直角に行われることができるが、必ずしもそうする必要はない。
調整ドラムの中心軸とタービンの中心軸は、好ましくは、互いに少なくともほぼ平行に配置される。
調整ドラム内の排気ガス貫通凹部は、1つまたは複数の流れのエッジを使用して調整する際に、排気ガス貫通流れ断面の所定の変化に影響を与える幾何学構造を有することができる。例えば、初期には、調整ドラムの変位の増分ごとに排気ガス貫通流断面の僅かな増加が生じ得るが、他の調整範囲では、排気ガス貫通流断面の実質的により大きい増加が調整ドラムの変位の増分ごとに行われることができる。調整ドラムの内部を2つの異なる流れからの排気ガス用混合チャンバーとして使用するのが考えられるので、排気ガスが調整ドラムの内部を通過する際に、2つの流れ内の異なる圧力間の圧力均等化が行われることができる。
調整ドラムは、好ましくは、ドラムの軸方向に異なる範囲で突出する端部エッジを有する。このようなタイプの調整ドラムは、好ましくは、流れに対して一定角度で端部エッジの領域に配置される。端部エッジを有する端部は、好ましくは、流れの内部に突出する。互いに異なる範囲に突出するエッジ部分は、異なる範囲に流れの内部に突出する。ドラムが回転するとき、互いに異なる範囲に突出するエッジ部分は、排気ガス流れと異なる角度からなり、これは、異なる水準でスロットリングされるということを意味する。
排気ガス流れは、好ましくは、調整ドラムの内部へ流れから流出する。端部エッジは、好ましくは、調整ドラムの長手方向軸に対して傾斜面に延びる。このようにして、調整ドラムの軸方向に最大まで端部エッジの突出部の増加をもたらす。このタイプの幾何構造は、設置状態で流れ抵抗の調整に適し、ここで、端部エッジは、調整ドラムの回転によって流れの内部に突出する。
他の実施形態において、調整ドラムは、流れがタービンホイールに移行する排気ガスターボチャージャー内の地点に配置される。調整ドラムは、それぞれ流れごとに1つのノズルを有するのが好ましい。調整ドラムを回転させることによって、有効な排気ガス貫通流断面は、ノズルを通して排気ガスを通過させるために調整することができる。
断面の調整は、ノズル開口部を共に定義するターボチャージャーのエッジと調整ドラムの凹部とを用いて行うのが好ましい。ノズルは、好ましくは、エンジンブレーキとして機能するように完全に閉鎖され得る。
ノズル領域は、ブレードを有するように設計できるか、またはベイン(vane)がないように設計されることができる。調整ドラムの回転によって発生するノズルの断面特性は、異なるタイプの排気ガスターボチャージャーに対して異なって定義することができる。タービンチャージャーの入口断面積対タービンホイールの半径の比としてのターボチャージャーのA/R比は、調整ドラムの調整領域を介した断面特性によって変更され得る。従って、A/R比は、好ましい条件下で作動するターボチャージャーの排気ガス供給エンジンの出力範囲に連結される。
さらに、流れ連結ユニットは、タービンからの好ましい距離を有し、これは、連結された流れ間の圧力補償がタービンに到逹するまで排気ガス流れの実質的な補償を誘導するのに十分である。タービンからの流れ連結ユニットの距離は、好ましくは、流れの平均内径の少なくとも5倍、特に好ましくは、流れの平均内径の少なくとも10倍である。
他の実施形態において、調整ドラムは、調整ドラムの内部を2つのサブチャンバーに分割する分離壁を備えるのが提案される。これらのうちの1つは、流れ連結のために使用し、及び/またはノズル開口の機能的大きさを調整するために使用することができ、他の1つは、バイパスラインを介する排気ガス流れの大きさを制御するのに使用することができる。特に、調整ドラムの2つのサブチャンバーには、排気ガス流れの大きさを制御するのに使用され得るそれぞれの凹部が設けられる。分離壁は、特に、流動的に最適化された方式で調整された転換幾何学を使用して排気ガス流れを転換することができる形状を有する。
調整ドラムが取り付けられることができるシャフトは、調整ドラム上に固定されるのが好ましい。シャフトは、調整ドラムの内部の中間壁に固定されるのが特に好ましい。シャフトは、また中間壁と一体的に設計され得る。
排気ガスターボチャージャーは、可変ジオメトリーを有するタービン、すなわち、ブレード調整装置によって調整可能な特に調整可能なブレードを有するのが好ましい。ブレード調整装置の作動をバイパス弁ユニット及び流れ連結ユニットの作動と、特に機械的に結合させることが提案される。調整装置が調整ドラムとして実行される場合、これは、ブレード調整装置内に、特に調整リング内に組み込まれることができる。このタイプのターボチャージャーは、可変タービンジオメトリーを有するガソリンエンジン用ターボチャージャーのみならず、可変タービンジオメトリーを有するディーゼルエンジン用ターボチャージャーとして適し、これは、流れ分離を有する。
他の実施形態において、調整装置は、少なくとも1つの作動状態で流れの完全または強い分離を引き起こすように設計された分離部(ドラム分離部として称された調整ドラム内)を有し、一方、あまり強い分離または他の作動状態での流れの連結増加を行うように更に設計される。分離部は、また分離要素上に形成され得る。
分離部は、流れに対して相対的に移動可能であり、これにより、流れ間の流れ抵抗が変化し得る。従って、分離部または分離部が位置する調整装置は、ガイドユニット内でガイドされることができ、及び/または回転軸を中心に回転することができる。
特に、ガイドユニットは、分離部または調整装置上に配置及び/または固定される。
分離部は、好ましくは、スロットを有し、このスリットを介して、2つの流れのうちの少なくとも1つのエッジと共に、流れ間の流れ抵抗の変化がなされることができ、スロットの大きさが調整中に変化することができる。分離部は、好ましくは、平坦に設計される。
特に、分離部は、流動連結を調整するために調整ドラムの外部に配置される。このとき、調整ドラムの回転は、分離部と流れとの間の相対移動を引き起こす。
分離要素として形成された分離部は、好ましくは、調整ドラムの外面の曲率に沿って円周方向に、そして、調整ドラムの半径方向に延びる。分離部は、少なくとも1つの作動状態で流れの間の領域に配置されるのが好ましい。
他の実施形態において、2つの流れは、それぞれ排気ガス入口開口部及び排気ガス出口開口部が提供される。1つの流れの排気ガス出口開口部は、他の流れの排気ガス入口開口部に連結されるか、または連結可能である。
排気ガス入口開口部及び出口開口部の連結程度は、調整可能である。これは、排気ガス流出開口部及び/または排気ガス入口開口部の有効大きさを調整することによって達成され得る。
このような目的のために、排気ガス入口開口部及び排気ガス出口開口部は、好ましくは、完全に覆われるか、部分的に覆われるか、カバーディスクによって覆われない。
カバーディスクは、この目的のために、排気ガス入口開口部及び出口開口部と重なるか、部分的に重なるか、重ならないスロットを有し、後者の場合、カバーディスクの材料は、排気ガス入口開口部及び排気ガス出口開口部の前に配置され、これらを閉鎖する。
排気ガス入口開口部及び排気ガス出口開口部が引導される過電流チャンバー(また、流れ連結チャンバー)が設けられるのが好ましい。このチャンバーでは、流れ間の圧力補償が生じることができ、過電流チャンバー内に流れの排気ガス出口開口部からガイドされた排気ガスは、排気ガス入口開口部を通って流れてタービンに戻ることができる。
バイパス弁ユニット及び流れ連結ユニットは、両方とも閉鎖位置で閉鎖されるのが好ましい。閉鎖された位置から、バイパス弁ユニット及び流れ連結ユニットの流れ抵抗がそれぞれ減少される位置に転換する間に、バイパス弁ユニットの流れ抵抗は、好ましくは、閉鎖された状態を離脱すると、流れ連結ユニットの流れ抵抗よりもより早く及び/またはより強く減少される。このようにして、排気ガスは、実質的な流れ連結が生じる前にバイパスラインを介してガイドされるのが好ましい。
既に説明したように、バイパスガス流れは、バイパス弁ユニットのバイパスライン上流によってタービンホイールを通過してガイドされる。バイパスラインの端部は、触媒コンバータへの流入を最適化するために相応して配置されるのが好ましい。特に表面の流れ方向及び流入地点に対する触媒コンバータへの流れは、バイパスラインの端部の対応する位置設定によって明確に構成され得る。このようにして、触媒コンバータの加熱段階が短縮され得る。これは、特に、本発明による構成に基づいて、バイパス弁ユニットがバイパスラインの開始部に配置され、バイパスラインの端部が比較的自由に構成され得るという事実から可能である。
本発明の他の側面において、排気ガスターボチャージャーのコントローラは、前述した実施形態の少なくとも1つの特徴を有する。コントローラによって、好ましくは、調整装置として設計されたカップリングユニットは、特にエンジン速度の増加及び/またはエンジン負荷の増加時に作動可能である。バイパス弁ユニット及び流れ連結ユニットの結合された変位によって、ターボチャージャーの挙動が最適化され、これのために、単一制御信号及び/または単一制御移動で十分である。
本発明の他の態様において、前述した実施形態の1つの特徴を有する排気ガスターボチャージャーを制御するための方法が提案される。この方法において、好ましくは、調整装置として設計されたカップリングユニットは、エンジン速度及び/またはエンジン負荷が増加すると、漸次的に作動する。前記の増加は、閉鎖位置からの作動として理解される。
本方法の一実施形態において、バイパス弁ユニットは、閉鎖位置から開始して流れ連結ユニットよりもより早く及び/または強く作動される。このようにして、バイパス弁ユニットの流れ抵抗は、流れ連結ユニットの流れ抵抗よりもより早く及び/またはより強く減少される。より早く及び/またはより強い減少は、好ましくは、調整装置として設計されるカップリングユニットのメカニズムによって達成される。制御は、単一制御信号及び/または単一制御移動によって行われることができる。
以下、本発明の実施形態を図面によってより詳細に説明する。
本発明の第1実施形態の斜視図を示す。 調整要素が閉鎖位置にある作動状態で本発明の第1実施形態の断面図を示す。 調整要素が部分的に開放位置にある図2の断面図を示す。 調整要素が完全に開放位置にある図2の断面図を示す。 図2〜図4に示したものとは他の変形例における第1実施形態の調整要素を示す。 流れを通した断面における異なって構成されたガイドを有する第1実施形態の追加の変形例を示す。 流れを通した断面における他の異なって構成されたガイドを有する第1実施形態の他の変形例を示す。 図5a及び図5bに示した2つの変形例に対する調整要素を示す。 図5a及び図5bに示した第1実施形態の変形例に対する調整要素の他のバージョンを示す。 第1実施形態による調整要素の他のバージョンを示す。 第1実施形態による調整要素の他のバージョンを示す。 第1実施形態による調整要素の他のバージョンを示す。 第1実施形態による調整要素の他のバージョンを示す。 第1実施形態による調整要素の他のバージョンを示す。 第1実施形態による調整要素の他のバージョンを示す。 第1実施形態による調整要素の他のバージョンを示す。 本発明の第2実施形態の断面図を示す。 上から見た第2実施形態の調整ドラムの展開図を示す。 図7の調整ドラムの展開図を示す。 閉鎖位置で見た第2実施形態の排気ガスターボチャージャーの2つの流れで、設置状態における調整ドラムを通した断面図を示す。 バイパス弁ユニットの僅かな開放を有する位置で調整ドラムを備えた図9と同じ断面図を示す。 より完全に開放されたバイパス弁ユニット及び部分的に開放された流れ連結ユニットを有する位置で調整ドラムを備えた図10の断面図を示す。 完全に開放されたバイパス弁ユニットと完全に開放された流れ連結部を備えた図11と同じ断面図を示す。 追加の変形例における第2実施形態の調整ドラムの展開図を示す。 排気ガスターボチャージャーの第3実施形態におけるバイパス弁ユニット及び流れ連結ユニットを含む調整装置の概路図を示す。 図14の調整装置の設置状態を示す。 閉鎖位置の調整装置を含む図15の設置状態を通した断面図を示す。 調整装置のバイパス弁ユニットが部分的に開放されている図16の断面図を示す。 バイパスユニット及び流れユニットが両方とも完全に開放されている図17の断面図を示す。 シャフトを備えた変形例における調整装置からの切り取りを示す。 本発明の第4実施形態における2つの流れ部を有する排気ガスターボチャージャーから切り取った斜視図を示す。 調整装置を含む図20に示した切り取りを通した断面図を示す。 図21の調整装置を閉鎖位置で示す概略的な上面図である。 バイパス弁ユニットが部分的に開放されている位置で図22の調整装置を示す。 バイパス弁ユニット及び流れ連結ユニットが完全に開放されている位置で図22の調整装置を示す。 すべての実施形態に対して、内燃機関の吸入及び排気ガス管における本発明による排気ガスターボチャージャーの設置状態の図式表現を示す。 第5実施形態による調整装置を示す。 第5実施形態による調整装置を示す。 第5実施形態の第1変形例を示す。 第5実施形態の第2変形例を示す。 本発明の第6実施形態による流れ連結ユニットを示す。 本発明の第6実施形態による流れ連結ユニットを示す。 本発明の第6実施形態による流れ連結ユニットを示す。 本発明の第7実施形態による調整装置を示す。 本発明の第7実施形態による調整装置を示す。 本発明の第7実施形態による調整装置を示す。 第7実施形態の第1変形例を示す。 第7実施形態の第2変形例を示す。
図1は、本発明による排気ガスターボチャージャーの2つの流れ1、2を通した切断斜視図である。流れ1、2は、平行に移動し、分離壁3によって互いに分離される。流れ1、2は、2つの流れ1、2を外部と連結する共通のバイパス貫通開口部4を有する。また、分離壁3は、バイパス貫通開口部4の位置で除去され、この間隙で流れ1、2の連結が可能となる。
図2は、バイパス貫通開口部4が位置される地点における図1に示した流れ1、2を通した断面図を示す。また、調整要素5は、図2に示されている。バイパス貫通開口部4を取り囲むバイパスライン6の端部は、追加的に示されている。調整要素5は、閉鎖部5aを使用してバイパス貫通開口部4を閉鎖する。分離部5bを使用して、分離壁3の間隙で流れ1、2を互いに分離する。調整要素5は、調整要素5を壁3にガイドするガイド部5cを追加に有する。図2において、調整要素5は、流れ1、2が互いに完全に分離され、バイパス貫通開口部4が完全に閉鎖されている閉鎖状態として示されている。
従って、調整要素5は、バイパス弁ユニット107として形成されると同時に、流れ連結ユニット108として形成される。
図3は、図2の断面図を示すが、調整要素5は、2つの流れ1、2からの排気ガスがバイパスライン6に入ることができるように、バイパス貫通開口部4が部分的に開放されている位置に示されている。この位置において、閉鎖部5aは、外壁バイパス貫通開口部4が位置する流れ1、2の外壁から離れた方向に持ち上げる。ガイド部5cは、分離壁3に対して装置の閉鎖位置に対して変位される。調整要素5に対して示した位置において、流れ1、2は、互いに分離する。
図4は、図2及び図3と同じ断面図を示すが、調整要素5が完全に伸長した位置に示しているという点が異なる。バイパス貫通開口部4が完全に開放される。また、ガイド部5cは、分離壁3に対して、流れ連結開口部5dが遮断解除された状態まで変位される。流れ連結開口部5dは、ガイド部5cの脚にそれぞれ配置された2つの個別開口部を含む。分離壁3が流れ連結開口部5dの開放前にガイド部5cの脚の間に配置される場合、流れ1、2は、互いに分離される。流れ連結部5dの開口部を部分的に覆うことによって、流れ連結程度を調整することができる。従って、流れ連結開口部5dは、ガイド部5c内の窓を示す。
図5は、図1〜図4に示した排気ガスターボチャージャーの第1実施形態の調整装置5の変形例を示す。図2〜図4に示した変形例とは異なり、図5において、調整装置5は、摺動可能ではなく回転可能に設計されている。調整装置5は、この目的のために回転軸7を有する。回転軸7は、好ましくは、流れ1、2の長手方向に対して横切るように配置される。閉鎖部5aは、同様に、図2〜図4に示した変形例のように、バイパス貫通開口部を閉鎖することができる。回転軸7を中心に調整装置5の回動は、流れ1、2の外側から閉鎖部5aを持ち上げてバイパス貫通開口部4の少なくとも部分的な開放を行い、排気ガスの流れは、流れ1、2からバイパスライン6に流れる。調整装置5の閉鎖位置において、流れ1、2を分離する分離部5bは、閉鎖部5aに連結される。流れ連結開口部5dは、分離部5bに隣接して配置される。分離壁3は、この変形例では、閉鎖位置の流れ連結開口部5dを完全に覆うように設計される。調整装置の増加された開口部において、流れ連結開口部5dは、流れ1、2の連結の増加する程度が調整されるように、少なくとも1つの調整範囲においてますます遮断解除される。流れ連結部は、バイパス貫通開口部4の開放の開始と同時に開始する必要はないが、代わりに、バイパス貫通開口部4のより大きな開放程度で初期に生じ得る。
図5aは、調整要素5に対して異なって構成されたガイドを備えた第1実施形態の変形例の断面図を示す。図5aは、多くの詳細事項において図2〜図4と一致する。以下では、差異点のみを詳細に説明する。また、バイパス弁ユニット107または流れ連結ユニット108として設計された調整要素5の開放は、図2〜図4と同様の方式で発生することができ、ここで、差異点は、調整要素5のガイドタイプにある。具体的に、図5aの変形例は、調整要素5の地点で流れ1、2の間に分離壁3を有さない。流れ1、2の分離は、調整要素5の分離部5bによって行われる。調整要素5は、流れ1、2の内部のガイド凹部38及び流れ1と流れ2との間の移行領域に配置される。ガイド凹部38は、調整要素5のガイド部5cよりも僅かに大きい幅を有する。図5aに示した調整要素5の閉鎖位置において、流れ連結開口部5dは、調整要素5内のガイド凹部38に配置される。図5aによる表現において右側に移動される調整要素5の開放は、流れ連結開口部5dが遮断解除され、圧力補償が第1流れ1と第2流れ2との間で行われる。代表的な変形例の代わりに、調整要素5のガイドは、調整要素5のガイドユニットで行われることができ、これは、調整要素5の開放方向に機能し、図面の平面外側に置かれ、従って、特に、図面の平面外側の調整要素5に隣接する流れ1、2の分離壁と関連して示さない。従って、調整要素がガイド凹部から引き出され、ガイドユニット内でさらにガイドされるので、流れ連結開口部5dが省略され得る。
図5bは、流れ1、2を通した断面における本発明の第1実施形態の他の変形例を示す。図5bの変形例は、調整要素5のためのガイドが異なって構成されたことを除いて、図5aに示した変形例と同一である。従って、ガイドの構成についてのみ詳細に説明し、他の特徴などについては、図5aを参照する。2つの脚を有する分離壁3は、流れ1、2の間に配置される。ガイド凹部38は、脚の間に配置される。調整要素5は、図5aの調整要素5と同様に設計される。流れ連結開口部5dは、調整要素5の開放中に同様の方式で露出される。
図5cは、図5a及び図5bの変形例に適した調整要素5を通した断面図を示す。流れ連結開口部5dは、調整要素5の端部領域に窓として構成される。流れ連結部5dがガイド凹部38から引き出される場合には、ガイド凹部38において調整要素5をガイドするために、流れ連結開口部5dに隣接して位置するガイド部5cが必要である。ガイド部5cとは独立した調整要素5上にガイドユニットが設けられる場合、図5aを参照して説明したように、流れ連結開口部5dは省略することができる。図5cの調整要素5は、調整要素5の並進開口運動のために設けられる。
図5dは、図5の変形例と同様に、回転軸7を中心に回転できるように構成された調整要素5の他のバージョンの断面図を示す。回転軸7が調整要素5のガイドを引き継ぐので、ガイド部5cは省略することができる。示されたバージョンにおいて、調整要素5は、利用可能な流れ連結開口部5dを有する。1つのバージョン(図示せず)において、ガイド凹部38と周辺部分内の調整要素5の係合が排気ガスのための貫通路が調整要素5の開放中に分離部5bのエッジで遮断解除されるように構成される場合(図示せず)、流れ連結開口部5dは、省略することができる。
図5e〜図5gは、調整要素5の他の実施形態をバイパス弁ユニット107として示すと同時に、流れ連結ユニット108として示す。
図5eによれば、流れ1、2とバイパスライン6との間の排気ガス流れを調整するために、流れ1、2に対して並進移動可能な十字状の調整要素5が設けられる。図5eは、分解図を示す。図5fにおいて、調整要素5は、分かり易くするために省略する。図5gは、配列の部分切り取りを示す。
図5e〜図5gによれば、2つの流れ1、2が開放され、2つの流れ1、2が再びガイドされる共通チャンバー(また:流れ連結チャンバー)が提供される。従って、流れ連結は、共通チャンバーで起こる。さらに、共通チャンバーは、2つのバイパス貫通開口部4を有する。2つの分離されたバイパス貫通開口部4は、両方とも共通バイパスライン6に繋がる。
調整要素5は、閉鎖部5aを有する。閉鎖された状態において、閉鎖部5aは、2つのバイパス貫通開口部4を覆う。調整要素5の相応する並進移動によって、閉鎖部5aが持ち上げ、2つのバイパス貫通開口部4が開放される。
さらに、調整要素5は、分離部5bを含む。分離部5bと閉鎖部5aとは、互いに固定的に連結され、ここに示された設計で互いに垂直である。
分離部5bは、2つの流れ1、2の間の共通チャンバー内に配置される。閉鎖された状態で、分離部5bは、2つの流れ1、2を互いに分離させる。この目的のために、分離部5bは、2つの流れ1、2の間に、及び2つのバイパス貫通開口部4の間に配置される。
調整要素5の対応する持ち上げによって、排気ガスは、2つの流れ1、2から流れ、共通チャンバー内で混合することができる。
好ましい実施形態において、分離部5bは、閉鎖部5aの側面に配置され、一方、調整要素5の連続部5eは、閉鎖部5aの反対側に形成される。連続部5eは、閉鎖部5aの反対側に分離部5bの連続部を形成する。
図5fは、溝として設計されたガイド凹部38を示す。調整要素5は、2つの側方向ガイド凹部38で直線的に移動可能にガイドされる。
連続部5eは、下部ガイド凹部38に挿入される。これは、調整要素5が閉鎖位置から持ち上げる間に、2つの流れ1、2が初めには、連続部5eによって互いに分離された状態で残留する。この状態で、バイパスライン6に対して2つの流れ1、2でのみ開放が行われる。調整要素5の追加的な直線移動後にのみ連続部5eが下部ガイド凹部38から滑り、これは、流れ連結が行われることを意味する。
前述した共通チャンバーは、カバー5fによって閉鎖される。調整要素5がカバー5fの外側から移動可能に、調整要素5がこのカバーを通って外側に突出することが好ましい。
図5h〜図5kは、調整要素5の他の実施形態をバイパス弁ユニット107として示すと同時に、流れ連結ユニット108として示す。従って、図5hは、排気ガスターボチャージャーにおいて、調整要素5及びその配置を図式的に単純化した表現として示す。図5i〜5kは、構築された構成を示す。
図5h〜図5kによれば、調整要素5は、2つの流れ1、2の間で直線的に移動可能に配置される。調整要素5のための収容チャンバーは、カバー5fによって閉鎖される。この目的のために、2つの流れ1、2がまた設計されるハウジングは、ハウジングフランジ5hを有する。カバー5fは、このハウジングフランジ5h上に固定され、特にネジで固定される。
調整要素5は、外側から作動可能に、カバー5fを介して外側に突出する。調整要素5は、カバー5f内のブッシング5gを介して直線的に移動可能に取り付けられる。
バイパスライン6は、同様に、2つの流れ1、2がまた配置するハウジング内に設計される。特に、図5kは、ハウジング内のバイパスライン6の配置を示す。
図5jは、調整要素5を詳細に示す。調整要素5は、分離部5bを含む。分離部5bは、2つの流れ1、2の間に配置される。連続部5eは、分離部5b上に形成される。このような連続部5eは、閉鎖された状態で、及び調整要素5の僅かな開放中に対応する溝に挿入される。溝は、2つの流れ1、2の間の断面範囲を定義する。
さらに、調整要素5は、閉鎖部5aを含む。閉鎖部5aは、円筒面として形成される閉鎖面5iを有する。閉鎖面5iは、バイパス貫通開口部4をバイパスライン6で完全に閉鎖する。
閉鎖部5aの閉鎖面5iは、2つの突出部5jに移行する。2つの突出部5jは、調整要素5の反対側に配置される。1つの突出部5jは、流れ1、2のうちの1つにそれぞれ突出する。突出部5jは、またドーム状の表面として特徴付けられることができる。
閉鎖面5iがバイパス貫通開口部4から移動するとすぐに、バイパス貫通開口部4とそれぞれの突出部5jとの間のクリアランス(clearance)は、2つの流れ1、2からバイパスライン6への開口部断面を決定する。
それぞれの突出部5jは、凸面5lを含む。閉鎖面5iは、2つの凸面5lに移行する。
調整要素5の特性、すなわち、バイパスライン6に対する開口断面及び2つの流れ1、2間の開口断面は、調整要素5の位置に応じて、突出部5jの対応する構成によって、そして、連続部5eの構成によって構成される。
従って、第1実施形態の範囲内で、本明細書に記述されるすべての変形例において、調整要素5がドーム状の表面を有する少なくとも1つの突出部5jを含むのが好ましい。好ましくは、1つの突出部5jが流れ1、2ごとに調整要素5上に形成される。それぞれの突出部5jとバイパス貫通開口部4との間の距離は、流れ1、2からバイパスライン6への断面を定義する。有利な実施形態において、少なくとも1つの突出部5jは、凸面5lを有する。
図6は、本発明による排気ガスターボチャージャーの第2実施形態の断面図を示す。調整装置として、排気ガスターボチャージャーは、バイパス弁ユニット107として設計されると同時に、流れ連結ユニット108としてに設計される調整ドラム8を有する。調整ドラム8は、排気ガスターボチャージャーのタービンホイールに対する収容チャンバー9に隣接して配置される。調整ドラム8は、収容チャンバー9内に入る前に排気ガス流れが少なくとも部分的に通過するように配置される。調整ドラム8は、排気ガスが流れから流入することができ、排気ガスがタービンホイールにガイドされ得る供給チャンバー8aを有する。供給チャンバー8aは、調整ドラム8の内部に配置される。加えて、調整ドラム8は、同様に、調整ドラム8の内部に配置されるバイパスチャンバー8bを有する。供給チャンバー8aとバイパスチャンバー8bは、ドラム分離壁8cによって互いに分離される。
流入する排気ガスは、バイパスチャンバー8b内に半径方向に流入する。流入する排気ガス流れは、バイパスチャンバー8b内で偏向され、従って、バイパスチャンバー8bが配置された調整ドラム8の端部から軸方向に排出する。これにより、排出される排気ガス流れは、バイパスライン6にガイドされる。バイパスチャンバー8bへの供給は、流れ1、2から行われる。ドラム分離壁8cは、バイパスチャンバー8bの側面に形成され得るので、壁の形状は、半径方向に流入する排気ガス流れを軸方向に偏向することを助ける。特に、排気ガス渦流が形成され得るデッドスペース(dead space)は、回避することができる。調整ドラム8は、タービンのボリュートのタービンホイールへの移行部に配置することができる。
図7は、バイパスチャンバー8bを取り囲む調整ドラム8の一部の展開図に対する上面図を示す。調整ドラム8の外壁10は、バイパス貫通開口部4によって遮断される。調整ドラム8を回転させることによって、このようなバイパス貫通開口部4は、流れ1、2内の対応する開口と少なくとも部分的に整列され、排気ガスがバイパスチャンバー8bを流れ1、2から流入することができ、このようなチャンバーは、示された調整ドラム8の展開図部分によって取り囲まれている。調整ドラム8は、バイパス貫通開口部4が完全に閉鎖されるか、部分的に閉鎖されるか、または完全に開放されるように回転することができる。
加えて、調整ドラム8は、その外周にドラム分離部11を有し、ドラム分離部11は、2つの流れ1、2の間でこれらを異なる程度に分離するように設けられる。分離程度を調整するために、調整ドラム8が回転され得る。調整ドラム8の回転は、例えば、流れ1、2の間で分離壁3と関連してドラム分離部11の移動に対応する。
図8は、図7に示した調整ドラム8の展開図を側面図で示したものである。図8において、ドラム分離部11は、外壁10から突出しているということが明らかである。
図9は、バイパス弁ユニット107及び流れ連結ユニット108として再び設計された調整ドラム8の変形例の断面図を示す。調整ドラム8は、調整ドラム8の内部を貫通する排気ガスをバイパスライン6方向に、流れに有利な方式で方向転換させるドラム分離壁8cを含む。調整ドラム8は、図9に示した閉鎖された位置において流れ1、2を互いに分離させるドラム分離部11を支持する。バイパス弁ユニット107は、明示的に示さなかったが、これは、調整ドラム8内のバイパス貫通開口部4(図10参照)を接触し、これは、流れ1、2内の開口と一直線に移動することができ、従って、排気ガスがバイパス貫通開口部を通って調整可能な程度に流れることができる。この排気ガスは、バイパスチャンバー8bに到逹して、バイパスライン6にガイドされ得る。調整ドラム8に流入しない排気ガスは、示されない流路によってタービンホイールにガイドされる。しかしながら、図9に示した閉鎖された位置で、排気ガスは、調整ドラム8を通って流れない。
図10は、排気ガスがバイパス貫通開口部4を通ってバイパス流路6に到逹できるように、バイパス弁ユニット107が示された調整ドラム8の位置で開放されることに差を有した図9の表現を示す。ドラム分離部11は、図9でのように、流れ1、2の間の材料に連結された部分11aを有するので、流れ分離が提供される。
図11は、図10でのように、バイパス弁ユニット107が開放され、更に流れ連結が生じる位置で調整ドラム8を示す。流れ1、2の間の貫通路は、流れ1、2を互いに分離する材料とドラム分離部11の上側エッジ11bとの間で遮断解除され、この状態で効果的である。上側エッジ11bは、調整ドラム8の接線方向に斜めに繋がっているので、調整ドラム8の回転は、ドラム分離部11の高さが流れ連結開口部5dで異なる高さで現れるようにして、これを調整可能な程度に閉鎖する。これにより、調整ドラム8は、その中心軸Mを中心に回転する。
図12は、図11の断面図を示すが、調整ドラム8は、更に回転される。流れ連結開口部5dは、最大流れ連結部で作用する。同時に、ドラム分離部11によって覆われないバイパス貫通開口部4の一部は、排気ガスをバイパスライン6に流れるようにする。このような状況は、図7から明らかであり、図7の水平方向に流れ連結開口部5dの長さのただ約半分を横切ってドラム分離部11が右側から始まって延びることを示す。図7において、その左側に示したバイパス貫通開口部4の一部は、ドラム分離部11によって覆われず、調整されるときに、ドラム分離部11は、流れ連結開口部5dを完全に遮断解除する。また、排気ガスがバイパスライン6に入る最大貫通開口断面を可能にする。このような設定は、図12に示す。
図13は、調整ドラム8の変形例の展開図を示す。排気ガスのための3つの貫通開口部は、調整ドラム8の外周に位置し、すなわち、図7〜図12に示したドラム分離部11を有するバイパス貫通開口部4及び第1または第2流れ1、2のためのノズル開口部12または13である。示された展開図を調整ドラム8に巻き上げる間に、これは、図13において水平方向に移動する軸の周囲に巻かれる。流れ1、2またはノズル開口12、13に属するタービンホイールに対する通路は、調整ドラム8の回転がノズルの大きさを変化させるように配列される。このようにして、ターボチャージャーのA/R比を変更することができる。これにより、タービンホイールの半径は、一定に維持される。しかしながら、排気ガスの供給断面積が変化する。このようにして、ターボチャージャーの特性を変更することができる。このタイプの調整は、両方ユニットに対してバイパス弁ユニット107を有する流れ連結ユニット108の機械的結合によって行われることができ、流れ連結部の調整は、ドラム分離部11で行い、バイパス貫通開口4を利用したバイパス弁ユニット107で調整する。
図14は、排気ガスターボチャージャーの第3実施形態の調整要素として調整ドラム14を示す。調整ドラム14は、ベース形状のチューブを有する。排気ガスは、調整ドラム14のそれぞれの一端部で流れ1、2から調整ドラム14内にガイドされる。排気ガスは、調整ドラム14の内部で流れ連結開口部15または16にそれぞれガイドされる。排気ガスが流れ連結開口部15または16を通って流れた後に、圧力補償が2つの流れ1、2からの排気ガスの間で行われることができる。その後、排気ガスがタービンホイールに供給される。
加えて、調整ドラム14は、2つの流れ1、2のそれぞれに対してバイパス貫通開口部17または18を有する。調整ドラム14は、調整ドラム14の長手方向の中央を中心として対称に設計されるのが好ましい。調整ドラム14内で流れ1、2を互いに分離させる中間壁19は、2つの端部の間及びそれぞれの流れ1、2に割り当てられる流れ連結開口部15、16の間に配置される。調整ドラム14の両端部は、調整ドラム14の長手方向軸Mに対して斜めに配置され、調整ドラム14のチューブ状の端部を含む平面の面取り面として設計するのが好ましい。これは、端部エッジ20及び21を生じるようにする。端部エッジ20及び21は、それぞれ流れ1または2のうちの1つの端部に配列され、流れ1、2は、これらの端部への出口で湾曲された方式で移動する。このようにして、調整ドラム14の回転は、端部エッジ20または21の突出部分が他の方式で流れ1または2の端部内に突出するようになる。端部エッジ20または21の異なる突出部によって、流れ抵抗は、調整ドラム14内に流入するときに変更される。このような方式で調整ドラム14内に流入する間に排気ガス流れを調整し、このような方式でタービンの出力に影響を及ぼすことが可能である。
図15は、調整ドラム14に加えて、バイパス流路6及び流れ連結流路22が示されている図14と同じ実施形態の排気ガスターボチャージャーを概略的に示す。図14と統合された図において、調整ドラム14の流れ連結開口部15及び16から排出される排気ガスは、排気ガス流れ間の圧力補償が生じる流れ連結流路22に入るということが明らかである。調整ドラム14からの排気ガスは、示されない流路を通ってタービンホイールに到逹することもできる。
バイパス貫通開口17、18に隣接した分離壁の開口と関連して、排気ガスドラム14を回転させることによって排気ガスがバイパスライン6に通過する程度が達成され得る。同様に、開口が調整ドラム14の流れ連結開口15及び16に隣接した分離壁の開口と関連して流れ連結の程度は、調整ドラム14を回転させることによって調整することができる。
図16は、調整ドラム14、流れ連結流路22及びバイパス流路6を通じた断面図を示し、調整ドラム14は、排気ガスが流れ連結流路22またはバイパスライン6に流れない閉鎖位置に配置される。
図17は、調整ドラム14のバイパス貫通開口部17または18が部分的に開放され、排気ガスが調整ドラム14からバイパス流路6内に入る位置に調整ドラム14が示されている図16の断面図を示す。流れ連結流路22は、調整ドラム14の内部から分離されている。
図18は、図17と同じ断面図を示しているが、調整ドラム14は、排気ガスが流れ連結流路22内に流入できるように流れ連結開口部15または16が回転される位置に移動される。従って、流れ1、2は、互いに連結されて混合チャージング(congestion charging)が起こる。同時に、バイパス貫通開口部17または18の位置を介して調整可能なバイパス弁ユニット107は、完全に開放されている。
図19は、一例として、端部エッジ20を有する調整ドラム14の端部の斜視図である。示された変形例において、調整ドラム14は、シャフト23を有する。シャフト23は、調整ドラム14の中間壁19に固定され得る。調整ドラム14の両端には、軸23が配置されているのが好ましい。このようにして、調整ドラム14は、各シャフト23に対する軸受の両端部に取り付けられることができる。
図20は、本発明の第4実施形態による排気ガスターボチャージャーの2つの流れ1、2の斜視図を示す。2つの流れ1、2のそれぞれは、排気ガス出口開口部24または25及び排気ガス入口開口部26または27を有する。これらは、流れ1、2のうちの1つの外壁を貫通する貫通部である。開口部24、25、26、27は、好ましくは、4枚葉クローバーの形態で構成され、配列される。排気ガス入口開口部26、27は、排気ガス出口開口部24、25に対して排気ガスの流れ方向の下流に位置する。
図21は、図20に示した流れ1、2のうちの一部を切り取ったものである。加えて、調整要素28が示されている。調整要素28は、バイパス弁ユニット107として形成されると同時に、流れ連結ユニット108として形成される。調整要素28は、4つの開口部24、25、26及び27のすべてを覆う。流れ1、2を対面する調整要素28の端部にカバーディスク31があり、このカバーディスクは、カバーディスク31を回転させることによって、程度の差はあるが開口部24〜27の前方に配置され得る。このようにして、流れ1、2は、互いに異なる程度で連結される。
カバーディスク31は、バイパス弁ディスク30に両者が共に回転できるようにバイパス弁ディスク30に連結される。バイパス弁ディスク30は、固定された閉鎖要素33と共にバイパス流路6の方向に排気ガスに対するより大きいまたはより小さい流れ抵抗を導入して、バイパス弁ユニット107として作用するスロット(図示せず)を有する。従って、カバーディスク31及びバイパス弁ディスク30のジョイント回転を介して、流れ連結の程度及びバイパス弁の開放程度は、バイペス弁ディスク30及び関連閉鎖要素33から調整することができる。その取り付け部を含む調整要素28が両方の流れ1、2を覆うので、両方の流れ1、2の排気ガスは、調整要素28のオーバーフローチャンバー29で混合される。
図22は、開口部24〜27を有する流れ1、2の側面の上面図を概略的に示す。調整要素28は、象徴的に円として示す。カバーディスク31は、4枚葉クローバーとほぼ同じ形状を有し、調整要素28の内部に配置される。カバーディスク31の葉形状のローブ34、35、36、37は、それぞれ開口部24、25、26または27のうちの1つを覆うことができる。このようにして、調整要素28は、排気ガスが流れ1、2から調整要素28に排出され得ない閉鎖位置で図22に示す。
カバーディスク31は、その中心Mの周りに回転可能に取り付けられる。カバーディスク31は、流れ連結の程度及び排気ガスが調整要素28に入る程度を調整するために回転することができる。同時に、示しなかったが、図21に示したバイパス弁ディスク30は、カバーディスク31と共に回転される。バイパス弁ディスク30による開口を通したバイパス遮断解除の時間及び範囲の適切な調整によって、排気ガスがバイパスライン6に排出する挙動は、カバーディスク31によって調整可能である。
示されたバージョンに代替して、カバーディスク31にスロットを有するバージョンも考えられることができ、スロットは、適切な順序及び適切な程度で調整特徴の意味で開口部24〜27を遮断解除するように配置される。特に、それらを閉鎖するか、部分的にまたは完全に遮断解除する。
図23は、図22と同じ上面図を概略的に示すが、排気ガス入口開口部26及び27は、部分的に露出するが、排気ガス出口開口部24及び25は、依然としてカバーディスク31によって覆われている。このような方式で、排気ガスは、調整要素28の内部に入り、バイパス貫通開口部を通過し、バイパスライン6を介して調整要素28を離脱することができる。バイパス弁ユニット107は、この目的のために少なくとも部分的に開放される。図23に示した調整要素28の設定では、流れ連結が生じない。
図24は、図22及び図23と同じ上面図を示すが、カバーディスク31は、排気ガス入口開口部26、27及び排気ガス出口開口部24、25が遮断解除される位置にある。このような方式で、排気ガス出口開口部24及び25から排出される排気ガスの一部分がバイパス弁ユニット107及びバイパスライン6を介してガイドされる流れ連結が生じる。
図22〜図24によって明示された調整要素28の機能を達成するために、カバーディスク31の葉形状のローブ34及び35は、ローブ36及び37よりも円周方向により広く設計される。このような方式で、ローブ34及び35は、カバーディスク31のより大きい回転領域を横切って出口開口部24及び25を覆うことができ、従って、図23に示したように、排気ガスの調整要素28への流入が排気ガス出口開口部26、27を通した排気ガスの出口である。従って、バイパス弁ユニット107は、流れ連結の発生なしに開放され得る。
図25は、本発明による排気ガスターボチャージャー101を有する6気筒エンジンとしてこの実施例で設計されたピストン駆動内燃機関100の概路図を示す。排気ターボチャージャー101は、新鮮なガスを圧縮し、内燃機関100の吸入管103を供給する圧縮機102を有する。内燃機関100の排気ガス側に2つのマニホールド104a、104bが配置され、それぞれ3つのシリンダーからそれぞれ排気ガスを受け取る。各マニポールド104a、104bからの排気ガスは、それぞれ流れ1または2のうちの1つに供給される。流れ1及び2は、排気ガスを排気ターボチャージャー101のタービン105に供給する。
この排気ガスの一部は、流れ1、2から除去されることができ、バイパスライン6を介してタービン105をバイパスされ得る。排気ガスの除去程度は、バイパス弁ユニット107を介して調整され得る。また、流れ1、2は、流れ連結ユニット108によって互いに連結され得る。流れ連結ユニット108は、流れ1、2が互いに連結されている程度を決定するために調整することができる。
流れ連結ユニット108及びバイパス弁ユニット107の調整装置は、破線で示したカップリングユニット109によって互いに機械的に連結される。このようにして、流れ連結ユニット108及びバイパス弁ユニット107は、共に調整することができ、ただ単一の制御信号または単一の制御移動111が必要である。流れ連結ユニット108及びバイパス弁ユニット107は、調整装置110に概略的に一体化される。
本明細書に図式的に示した調整装置110は、説明された実施形態の調整要素5、調整ドラム8、調整ドラム14または調整要素28を示す。実施形態において、図30を除いて、バイパス弁ユニット107及び流れ連結ユニット108は、調整装置110の移動によって同時に作動するので、調整装置110は、カップリングユニット109として同時に機能する。
図30による実施形態において、流れ連結ユニット108のみが弁本体131の回転によって作動される。バイパス弁ユニット107は、従来のウェイストゲート弁(図示せず)によって実現される。カップリングユニット109は、弁本体131をウェイストゲート弁と機械的方法で連結して、カップリングユニット109の移動によって弁本体131とウェイストゲート弁が同時に移動する。
以下で、本発明の他の実施形態は、図26〜図37に基づいて、具体的な実施例によりさらに詳細に説明されるだろう。
図26〜図29は、第5実施形態を示す。図26は、2つの流れ1、2及び2つの流れ1、2の間の調整装置110を切断したものを示す。この調整装置110は、ここで、バイパス弁ユニット107及び流れ連結ユニット108の機能を統合する。図27は、調整装置110がタービンハウジングの入口にできるだけ近くに2つの流れ1、2の間の壁3を分離する方法を示す。
調整装置110は、ここで、スリーブ130を含む。スリーブ130は、分離壁3に固定配置される。それぞれの流れ1、2に対する開口部は、スリーブ130の側面に配置される。更に、スリーブ130は、その表面側に開口されている。軸方向に移動可能な弁本体131は、ピストンとして設計されたスリーブ130内に挿入される。弁本体131は、図26において矢印で表示された軸方向に対応して移動可能である。
左側にスリーブ130の開放前面は、バイパス貫通開口部4またはバイパスライン6(ここでは、図示せず)に開放される。
ピストンリング133(シール)の3つの対は、少なくとも3つの異なるスィッチ設定を可能にする。流れ1、2に対する開口部及びバイパス貫通開口部4は、図26に示した位置で閉鎖される。弁本体131が右側に移動すると、弁本体131内のテーパーは、流れ1、2に対する2つの開口部を重ねる。弁本体131がさらに右側に移動すると、流れ1、2に対する開口部は、バイパス貫通開口部4に連結される。
図28は、スリーブ130に対する密封面取り部134が弁本体131の左側端部に設計されている第1変形例を更に示す。対応するピストンリング133は、このような密封面取り部134によって省略され得る。
図29は、第2の変形例を示す。第2の変形例において、密封面取り部134がまた設けられる。加えて、スリーブ130は、流れ1、2に対する開口領域に凹部132を備える。このような凹部132の構成に応じて、流れ1、2からバイパス貫通開口部4への通過流量を調整することができる。凹部132は、スリーブ130の内周及び/または弁本体131の外周に構成することができる。
第5実施形態によれば、本発明は、好ましくは、固定スリーブ130が2つの流れ1、2の間の分離壁3内に配置されることも提供する。対応する弁本体131は、弁本体131の位置に応じて2つの流れ1、2が互いに連結され、及び/またはバイパス貫通開口部4に連結されるようにスリーブ130内で軸方向に移動可能にガイドされる。
図30〜図32は、第6実施形態を示す。この場合には、特に流れ連結ユニット108を示す。関連したバイパス弁ユニット107は、この実施形態において従来のウェイストゲート弁(図31及び図32)によって行われる。
図30は、流れ連結ユニット108の構造を分解して示す。図31及び図32は、2つの異なるスィッチの位置を純粋に概略的に示し、ここで、流れ連結ユニット108は、分離壁3で2つの流れ1、2の間に配置されていることが分かる。図31において、流れ連結ユニット108は、開放されている。図32において、流れ連結ユニット108は、閉鎖されている。
図30において最もよく分かるように、流れ連結ユニット108は、再び分離壁3に固定して配置されたスリーブ130を備える。この実施形態において、スリーブ130は、2つの流れ1、2に対する側面で開口部を有する。弁本体131は、スリーブ130内に挿入される。第5実施形態とは対照的に、第6実施形態において弁本体131は、軸方向に移動可能ではないが、代わりに、図30の矢印で示すように、回転することができる。
弁本体131は、貫通部を有する。ピストンリング133は、密封のために貫通部の両側に配置される。スリーブ130内の弁本体131の回転位置に応じて、弁本体131の貫通部は、スリーブ130の開口部と重なる。このように、2つの流れ1、2の間の交換を調整することができる。
第6実施形態に対応して、スリーブ130は、好ましくは、分離壁3に配置するように設置され、ここで、回転可能な弁本体131は、スリーブ130内に配置され、2つの流れ1、2の間の容量交換を調整する。
図33〜図37は、第7実施形態を示す。第7実施形態において、ウェイストゲート弁135は、バイパス弁ユニット107及び流れ連結ユニット108の機能を達成するように変形される。ウェイストゲート弁135は、本明細書には、図25で説明された調整装置110を示す。
図33及び図34は、2つの異なる観点からウェイストゲート弁135を示す。このようなウェイストゲート弁135は、通常的に、シャフト136を介してレバー137に連結される。レバー137を介して、相応するアクチュエーターは、シャフト136を旋回してウェイストゲート弁135を開閉することができる。図33によれば、2つのバイパス流路141がウェイストゲート弁135に結合される。各バイパス流路141は、流れ1、2に常に連結される。
ウェイストゲート弁135は、バイパスライン6に連結されるフラッププレートに追加して弁本体131を含む。この弁本体131は、フラッププレートに固定的に連結され、従って、ウェイストゲート弁135で開放される。閉鎖された状態において、ウェイストゲート弁135は、バイパスライン6に対して2つのバイパス流路141を閉鎖する。同時に、弁本体131は、2つのバイパス流路141を互いに分離して、2つの流れ1、2の間で交換ができないようにする。
従って、図35は、ウェイストゲート弁135の正確な設計を示す。これにより、弁本体131がフラッププレートに対面する側面に円筒形の側面138を有するということが明確に分かる。このような円筒形の側面138は、円錐形の側面139に移行する。弁本体131の切頭円錐に溝140が提供されるのが好ましい。閉鎖された状態において、図33が例示として示すように、バーが2つのバイパス流路141の間でこの溝140に噛み合わせる。
特に、円筒形の側面138の高さの設計は、バイパスライン6内に貫通流量の対応する調整を可能にする。例えば、円筒形の側面138が相対的に高く設計されると、ウェイストゲート弁135は、それに相応して広く開放されることができ、ここで、バイパスライン6に対する開口は、できるだけ長い間閉鎖された状態に維持され、円錐形の側面139によって、2つの流れ1、2の間で交換が可能である。
図35において、弁本体131は、非対称に(回転対称ではない)設計される。従って、シャフト136に対面する円錐形の側面139の側部は、直径方向に対向する側部よりもより急である。ウェイストゲート弁135が偏心して配置されたシャフト136を介して旋回するのに応じて、このような非対称が好ましく使用される。
しかしながら、図36及び図37の変形例は、また、弁本体131が対称的に設計され得ることを示す。このようにして、生産性が単純化される。
図37の変形例は、溝140が弁本体131の切頭円錐上で強制的に設計される必要がないことを示す。
第7実施形態は、また、好ましくは、本発明による調整装置110が弁本体131を有するウェイストゲート弁135を含み、弁本体131は、バイパス弁ユニット107として機能すると同時に、流れ連結ユニット108として作動するために、円筒形の側面138及び/または円錐形の側面139を含む。
1 流れ
2 流れ
3 分離壁
4 バイパス貫通開口部
5 第1実施形態の調整要素;一般的に調整装置として指定される
5a 閉鎖部
5b 分離部
5c ガイド部
5d 流れ連結開口部
5e 連続部
5f カバー
5g ブッシング
5h ハウジングフランジ
5i 閉鎖面
5j 突出部
5j 凸面
6 バイパスライン
7 回転軸
8 第2実施形態の調整要素としての調整ドラム;一般的に調整装置として指定される
8a 供給チャンバー
8b バイパスチャンバー
8c ドラム分離壁
9 タービンホイールのための収容チャンバー
10 調整ドラム8の外壁
11 ドラム分離部
11a 部分
11b 上側エッジ
12 ノズル開口部
13 ノズル開口部
14 第3実施形態の調整要素として調整ドラム;一般的に調整装置として指定される
15 流れ連結開口部
16 流れ連結開口部
17 バイパス貫通開口部
18 バイパス貫通開口部
19 中間壁
20 端部エッジ
21 端部エッジ
22 流れ連結流路
23 シャフト
24 排気ガス出口開口部
25 排気ガス出口開口部
26 排気ガス入口開口部
27 排気ガス入口開口部
28 第4実施形態の調整要素;一般的に調整装置として指定される
29 オーバーフローチャンバー
30 バイパス弁ディスク
31 カバーディスク
32 スロット
33 閉鎖要素
34 ローブ
35 ローブ
36 ローブ
37 ローブ
38 ガイド凹部
100 内燃機関
101 排気ガスターボチャージャー
102 圧縮機
103 吸入管
104a マニホールド
104b マニホールド
105 タービン
107 バイパス弁ユニット
108 流れ連結ユニット
109 機械式カップリングユニット
110 調整装置
111 制御移動
130 スリーブ
131 弁本体
132 凹部
133 ピストンリング
134 密封面取り部
135 ウェイストゲートフラップ;一般的に調整装置として指定される
136 シャフト
137 レバー
138 円筒形の側面
139 円錐形の側面
140 溝
141 バイパス流路
M 中心軸

Claims (16)

  1. マルチ−フロー排気ガスターボチャージャー(101)であって、
    タービン(105)、タービンホイールを取り囲むタービンハウジングであって、第1排気流れ(1)及び第2排気流れ(2)とを分離するための分離壁(3)を含むタービンハウジングと、
    前記第1排気流れ(1)と第2排気流れ(2)の両方からの排気流れを、前記ターボチャージャーの前記タービン(105)をバイパスさせるためのバイパスライン(6)と、
    前記バイパスライン(6)を介してバイパス排気ガス流れを調整するバイパス弁ユニット(107)であって、前記タービンハウジングにおけるバイパス弁開口部と、当該弁開口部を選択的にブロックするためのバイパス弁とを含む、バイパス弁ユニット(107)と、
    パルスチャージング動作と混合チャージング動作とを切り替えるための流れ連結ユニット(108)であって、前記第1排気流れ(1)から前記第2排気流れ(2)へと、前記第2排気流れ(2)から前記第1排気流れ(1)への双方向排気流れのための前記分離壁(3)を貫通する開口部と、当該開口部を選択的にブロックするための弁とを含む、流れ連結ユニット(108)と、
    を備え、
    前記バイパス弁ユニット(107)の前記弁と、前記流れ連結ユニット(108)の前記弁は機械的に結合された、
    排気ガスターボチャージャー(101)。
  2. 前記バイパス弁ユニット(107)の前記弁と、前記流れ連結ユニット(108)の前記弁は組み合わされて調整装置(5、8、14、28、110、135)を形成する、
    請求項1に記載の排気ガスターボチャージャー(101)。
  3. 閉鎖位置において前記調整装置(5、8、14、28、110、135)によって、複数の流れ(1、2)からの排気ガスのための一つ以上のバイパス貫通開口部(4)が、少なくとも部分的に閉鎖され、そして前記流れに対する前記調整装置(5、8、14、28、110、135)の移動によって、バイパス貫通流断面が、直線、並進相対移動、及び/または回転相対運動で、すなわち、前記調整装置(5、8、14、28、110、135)を通っている回転軸(7、M)を中心とした移動で、少なくとも1つのバイパス貫通開口部(4)内で調整される、
    請求項2に記載の排気ガスターボチャージャー(101)。
  4. 前記調整装置が調整ドラム(8、14)であり、
    前記調整ドラム(8、14)が排気ガスをバイパスライン(6)にガイドするための少なくとも1つのバイパス貫通開口部(4、17、18)を有し、
    −前記バイパス貫通開口部(4、17、18)が、回転によって、及び/または前記流れ(1、2)に対して前記調整ドラム(8、14)を変位することによって、そのバイパス貫通流断面において、調整できる、
    請求項2に記載の排気ガスターボチャージャー(101)。
  5. 前記調整ドラム(8、14)が、前記流れ(1、2)を前記タービンホイールに移行する地点に配置され、各流れに対してノズル開口部(12、13)または前記流れ開口部(15、16)を有し、前記ノズル開口部(12、13)または前記流れ開口部(15、16)の有効排気ガス貫通断面は、前記調整ドラム(8、14)を回転させて調整できる、
    請求項4に記載の排気ガスターボチャージャー(101)。
  6. 両方の流れ(1、2)からの混合排気ガス流れを均質化するために、前記流れ連結ユニット(108)は、前記バイパス弁ユニット(107)の前記弁及び前記流れ連結ユニット(108)の前記弁において、流れ(1、2)の平均直径の少なくとも5倍である前記タービン(105)からの距離を有する、
    請求項2に記載の排気ガスターボチャージャー(101)。
  7. 前記排気ガスターボチャージャー(101)が、調整可能なリング及び調整可能なブレードを有する可変タービンジオメトリーを有し、
    前記調整可能なブレードの作動は、前記バイパス弁ユニット(107)及び前記流れ連結ユニット(108)の作動に同時に影響を及ぼし、
    前記調整装置(110)が、前記タービンホイール(9)を取り囲む前記調整リングに一体化された調整ドラム(8、14)である、
    請求項2に記載の排気ガスターボチャージャー(101)。
  8. 前記調整装置(5、8)が、分離部(5b)またはドラム分離部(11)を有し、これにより、1つ以上の連結開口部の大きさによって影響されるか、または分離部(5b)またはドラム分離部(11)の突出程度によって影響される、前記流れ(1、2)の間の流れ抵抗が、前記流れ(1、2)に対する前記調整装置(5、8)の移動によって変化され、前記分離部(5b)またはドラム分離部(11)が前記相対移動によって前記調整装置(5、8)をガイドするためのガイドユニットを有し、及び/またはガイドユニットに固定される、請求項3に記載の排気ガスターボチャージャー(101)。
  9. 前記バイパス弁ユニット(107)の前記弁及び前記流れ連結ユニット(108)の前記弁を作動させるとき、前記バイパス弁ユニット(107)及び前記流れ連結ユニット(108)の完全閉鎖位置から開始して、完全開放位置へと進み、前記流れ連結ユニット(108)が開き始める前に、前記バイパス弁ユニット(107)が開き始める、
    請求項2に記載の排気ガスターボチャージャー(101)。
  10. 前記バイパス弁ユニット(107)及び前記流れ連結ユニット(108)とを、
    前記バイパス弁ユニット(107)及び前記流れ連結ユニット(108)とが閉じて、前記第1排気流れ(1)と第2排気流れ(2)とが分離され、前記第1排気流れ(1)と第2排気流れ(2)とが前記バイパスライン(6)にバイパスされていない第1の状態と、
    前記バイパス弁ユニット(107)が開き、前記流れ連結ユニット(108)が閉じて、前記第1排気流れ(1)と第2排気流れ(2)とが分離され、前記第1排気流れ(1)と第2排気流れ(2)とが前記バイパスライン(6)にバイパスされ、前記パルスチャージング動作を実行する第2の状態と、そして、
    前記バイパス弁ユニット(107)及び前記流れ連結ユニット(108)が開き、前記第1排気流れ(1)と第2排気流れ(2)とが混合され、前記第1排気流れ(1)と第2排気流れ(2)とが前記バイパスライン(6)にバイパスされ、前記混合チャージング動作を実行する第3の状態と、
    の何れかの状態に切り替え可能にした
    請求項9に記載の排気ガスターボチャージャー(101)。
  11. 前記調整装置(5、8、14、28、110、135)が、増加するエンジン速度及び/またはエンジン負荷で作動される、請求項2に記載の排気ガスターボチャージャー(101)のコントローラ。
  12. 前記調整装置(5、8、14、28、110、135)が、増加するエンジン速度及び/またはエンジン負荷で作動される、
    請求項2に記載の排気ガスターボチャージャー(101)の制御方法。
  13. 前記バイパス弁ユニット(107)の前記弁及び前記流れ連結ユニット(108)の前記弁を作動させるとき、前記バイパス弁ユニット(107)及び前記流れ連結ユニット(108)の完全閉鎖位置から開始して、完全開放位置へと進み、前記流れ連結ユニット(108)が開き始める前に、前記バイパス弁ユニット(107)が開き始める、
    請求項2に記載の排気ガスターボチャージャー(101)の制御方法。
  14. タービン(105)、タービンホイール、第1流れ(1)及び第2流れ(2)と、
    前記タービンホイールをバイパスするためのバイパスライン(6)と、
    前記バイパスライン(6)を介してバイパス排気ガス流れの大きさを調整するバイパス弁ユニット(107)と、を含み、
    前記流れ(1、2)で排気ガスの連結程度を調整するための流れ連結ユニット(108)を含む、マルチ−フロー排気ガスターボチャージャー(101)であって、
    前記バイパス弁ユニット(107)及び前記流れ連結ユニット(108)が、カップリングユニット(109)によって機械的に結合された方式で作動され、
    前記カップリングユニット(109)が、単一調整装置(5、8、14、28、110、135)として設計され、前記バイパス排気ガス流れの大きさ及び前記流れ(1、2)の排気ガス流れの連結または分離が、前記調整装置(5、8、14、28、110、135)の同じ移動によって行われ、
    前記調整装置が、調整ドラム(8、14)として設計され、
    前記調整ドラム(8、14)が排気ガスをバイパスライン(6)にガイドするための少なくても1つのバイパス貫通開口部(4、17、18)を有し、
    前記バイパス貫通開口部(4、17、18)が、回転によって、及び/または前記流れ(1、2)に対して前記調整ドラム(8、14)を変位することによって、そのバイパス貫通流断面において、調整でき、
    前記調整ドラム(14)が、異なる端部エッジ部分において異なる程度に軸方向に突出する少なくとも1つの端部エッジ(20、21)を有し、前記調整ドラム(14)が、前記流れ(1、2)内への1一つの流れ(1、2)の排気ガス流れ方向に対して前記端部エッジ(20、21)から突出し、前記調整ドラム(14)の回転が、前記調整ドラム(14)内から流れ(1、2)に移行する地点で異なる流れ抵抗を生じる、
    排気ガスターボチャージャー(101)。
  15. タービン(105)、タービンホイール、第1流れ(1)及び第2流れ(2)と、
    前記タービンホイールをバイパスするためのバイパスライン(6)と、
    前記バイパスライン(6)を介してバイパス排気ガス流れの大きさを調整するバイパス弁ユニット(107)と、を含み、
    前記流れ(1、2)で排気ガスの連結程度を調整するための流れ連結ユニット(108)を含む、マルチ−フロー排気ガスターボチャージャー(101)であって、
    前記バイパス弁ユニット(107)及び前記流れ連結ユニット(108)が、カップリングユニット(109)によって機械的に結合された方式で作動され、
    前記カップリングユニット(109)が、単一調整装置(5、8、14、28、110、135)として設計され、前記バイパス排気ガス流れの大きさ及び前記流れ(1、2)の排気ガス流れの連結または分離が、前記調整装置(5、8、14、28、110、135)の同じ移動によって行われ、
    前記排気ガスターボチャージャー(101)が、調整可能なブレードを有する可変タービンジオメトリーを有し、
    −ブレード調整装置の1つの作動は、バイパス弁ユニット(107)及び流れ連結ユニット(108)の作動に同時に影響を及ぼし、
    −調整ドラム(8、14)として設計された調整装置(110)が、タービンホイール(9)を取り囲むブレード調整の調整リングに一体化されたブレード調整装置に一体化されている、
    排気ガスターボチャージャー(101)。
  16. タービン(105)、タービンホイール、第1流れ(1)及び第2流れ(2)と、
    前記タービンホイールをバイパスするためのバイパスライン(6)と、
    前記バイパスライン(6)を介してバイパス排気ガス流れの大きさを調整するバイパス弁ユニット(107)と、を含み、
    前記流れ(1、2)で排気ガスの連結程度を調整するための流れ連結ユニット(108)を含む、マルチ−フロー排気ガスターボチャージャー(101)であって、
    前記バイパス弁ユニット(107)及び前記流れ連結ユニット(108)が、カップリングユニット(109)によって機械的に結合された方式で作動され、
    前記カップリングユニット(109)が、単一調整装置(5、8、14、28、110、135)として設計され、前記バイパス排気ガス流れの大きさ及び前記流れ(1、2)の排気ガス流れの連結または分離が、前記調整装置(5、8、14、28、110、135)の同じ移動によって行われ、
    前記2つの流れ(1、2)が、それぞれ排気ガス出口開口部(24、25)及び排気ガス入口開口部(26、27)を備え、排気ガス出口開口部(24、25)が、それぞれの場合に、排気ガス入口開口部(26、27)に連結されることができ、
    −前記2つの流れ(1、2)の間のそれぞれの連結は、排気ガス出口開口部(24、25)及び/または排気ガス入口開口部(26、27)と調整可能な程度に重ねるように設けられたスロット(32)で調整装置(28)のカバーディスク(31)を回転させることによって、排気ガス出口開口部(24、25)及び/または排気ガス入口開口部(26、27)の有効大きさの調整によってスロットリングされ得る、
    排気ガスターボチャージャー(101)。
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