JP6781990B2 - 非同期光スイッチ制御を可能とする光パススイッチシステムおよび光パス制御方法 - Google Patents
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Description
また、これらのスイッチは光電気変換を用いるため、消費電力が今後課題になることが予測される。
ラック間接続においても、一度ToRにて電気スイッチを介するため、電気スイッチのスループットにおけるボトルネック解消が困難であり、また、スイッチにおける処理遅延も避けられない。
また、高速な切替のためには高速チューナブルレーザーを必要とし、低コストでの実現が困難である。
また、高速な切替のためには高速チューナブルレーザーを必要とし、低コストでの実現が困難である。
ただし、この判定には光学的相関演算を用いるため、複雑な光部品が必要となり、信号を伝送する波長の組合せのみで行先を判定することを特徴とする本提案とは異なる。
これの実現のために光スイッチの導入が期待される。
(1)複数の計算ノードを相互接続する、波長多重伝送路と光スイッチと光スイッチ制御部とから構成され、計算ノードの光送信器部から送出される波長の組合せにより光スイッチ制御部にて宛先を判別することを特徴とする、光パススイッチシステムおよび光パス制御方法。
各計算ノードから、波長多重された光信号が送出される。
この波長多重信号は、波長の組合せにより接続先を示す。
波長組合せは、その波長に該当する光信号の有無(ON/OFF)で表現しても良いし、光信号の強弱により表現してもよい。
送出された光信号は、光カプラにより分岐され、光スイッチおよび光スイッチ制御部に入力される。
なお、光カプラの分岐比は等比でなくてもよい。
光スイッチに入力された光信号は、光スイッチ制御部により設定された行先に接続されることとなる。
各計算ノードでは、配信される波長多重光を変調し光信号を送出する。
この際、接続先に応じて使用する波長を選択し、不要な波長はブロックして送出しない。
送信計算ノードから送出される波長多重信号は、波長の組合せにより接続先を示す。
送出された光信号は、光カプラにより分岐され、光スイッチおよび光スイッチ制御部に入力される。
なお、光カプラの分岐比は等比でなくてもよい。
光スイッチに入力された光信号は、光スイッチ制御部により設定された受信計算ノードに接続されることとなる。
これにより、送信計算ノードから受信計算ノードまでの一方向の経路が設定され、通信が可能となる。
まず、送信計算ノードから受信計算ノードを示す波長組合せの光信号が送出される。
これは、光カプラを介して光スイッチ制御部および光スイッチとの2か所に到達する。
この時、送信計算ノードから受信計算ノードへの光スイッチの経路を導通させると同時に、受信計算ノードから送信計算ノードへの光スイッチの経路も導通させる。
この光スイッチの設定により、送信計算ノードから送出されて光スイッチへと到達していた光信号は、設定された経路に従い光スイッチを通過して受信計算ノードへ到達する。
受信計算ノードから送出された光信号は、光カプラを介して光スイッチ制御部および光スイッチに到達し、光スイッチに到達した光信号は、すでに設定されている経路に従い光スイッチを通過し、送信計算ノードに到達する。
送信計算ノードから受信計算ノードへの復路は、双方向通信が可能な往路と同一システムの光スイッチ経路に設定してもよいし、あるいは、適切な外部インターフェイスを設けて異なるシステムの通信経路に設定してもよい。
まず、送信計算ノードから受信計算ノードを示す波長組合せの信号が送出される。
これは、光カプラを介して光スイッチ制御部および光スイッチとの2か所に到達する。
送信計算ノードでは、光信号送信開始から一定時間以内に受信計算ノードからの光信号が返ってこない場合に、ブロッキングと判断し、光信号の送信を止める。
まず、送信計算ノードから受信計算ノードを示す波長組合せの信号が送出される。
これは、光カプラを介して光スイッチ制御部および光スイッチとの2か所に到達する。
どちらかでも設定不可能な場合には、光スイッチの設定は行われない。
その後も送信計算ノードは光信号を送出し続ける。
その後、ブロッキングが解消されたら、光スイッチ制御部は送信計算ノードと受信計算ノードとを双方向に接続するように、光スイッチを設定する。
光スイッチ制御部のタイミングの例を図6に示す。
まず、タイミング1(図6では丸1で示される、以下同じ)で光スイッチ制御部は計算ノード1から計算ノード2への接続要求と、計算ノード2から計算ノード3への接続要求を受ける。
その後、タイミング4にて計算ノード1と計算ノード2との間の通信が終わる。
これにより、従来より多くの端点(計算ノード)間に、従来より柔軟に大容量の光パスを設定可能となる。
即ち、波長多重されるN波長のうちM波長(M<N)を使用しその組合せをアドレスとする。これにより、NCMのアドレス空間が構成可能となる。
提案方式では,WDM波長数Nが10程度と少ない場合でも,100を超えるアドレス空間が可能である。
さらに、必要接続容量に応じてMを選択することで、従来手法に比べ、収容可能端末数を減らすことなく、端末間の接続容量を容易かつ柔軟に増加可能である。
そのため、計算ノード間の光パス設立に関して、計算ノードと光スイッチ制御部との間で、シグナリング等のデータをやり取りする必要がない。
これにより、従来のSDNコントローラなどの集中コントローラを必要とする構成に比べて、パス設立までにかかる制御等のオーバーヘッドを削減可能となる。
すなわち、以下に示す実施形態を本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変形して実施できることは言うまでもない。
計算ノードは、光送信器部、光受信器部、および、計算ユニットまたはメモリユニットまたはストレージユニットまたはその他の機能要素またはこれらの組合せから構成される。
また、光送信器部および光受信器部に加えて、EtherポートやPCI Express等の通信インターフェイスを備えても良い。
WDM光源、光ブロッカーアレイ、変調器アレイ、光合波器から構成される。
WDM光源はNの波長出力ポートを持ち、各ポートから異なる波長が1波長ずつ送出される。
光ブロッカーアレイを通過した波長は変調器アレイに到達し、変調器アレイは波長を変調しデータをのせ、光合波器へと波長を送出する。
各変調器アレイおよび光ブロッカーアレイには計算ユニット等からの入力がある。
光ブロッカーおよび変調器のアレイ数は波長多重数と等しいNとなる。
WDM光源、変調器アレイ、光合波器から構成される。
所望の波長以外は変調器によりブロックされる。
本構成は図9の構成と比べて、光ブロッカーがない分変調器の消光比が要求されるが、構成要素が少なく済む。
WDM光源、NxM光スイッチ、変調器アレイ、光カプラから構成される。
WDM光源から送出された波長は、NxM光スイッチにより所望の行先を示す波長組合せを通過させ、それ以外の波長はブロックされる。
送出された波長は光カプラにより波長多重され、計算ノードの外部へと送出される。
本構成は、図9・10の構成と比べてNxM光スイッチが追加で必要となるが、変調器アレイの数をM(<N)に削減可能である。
なお、光スイッチの消光比への要求緩和のために、WDM光源とNxMスイッチとの間に、光ブロッカーアレイを備えても良い。
WDM光源、NxM光スイッチ、変調器アレイ、MxN光スイッチ、光合波器から構成される。
光分波器、光ブロッカーアレイ、変調器アレイ、および、光合波器から構成される。
分波された波長は、1波長ずつ光ブロッカーアレイに到着し、光ブロッカーアレイでは、所望の行先を示す波長組合せを通過させ、それ以外の波長をブロックする。
送出された波長は光合波器により波長多重され、計算ノードの外部へと送出される。
各変調器アレイおよび光ブロッカーアレイには計算ユニット等からの入力がある。
光分波器、変調器アレイ、および、光合波器から構成される。
所望の波長以外は変調器によりブロックされる。
光分波器、NxM光スイッチ、変調器アレイ、光カプラから構成される。
多波長光源から配信された波長は、光分波器により分波された後、NxM光スイッチにより所望の行先を示す波長組合せを通過させ、それ以外の波長はブロックされる。
なお、光スイッチの消光比への要求緩和のために、WDM光源とNxMスイッチとの間に、光ブロッカーアレイを備えても良い。
光分波器、NxM光スイッチ、変調器アレイ、MxN光スイッチ、光合波器から構成される。
光分波器と光受信器アレイとから構成される。
光分波器で1波長ずつに分波されたのちに、光受信器アレイへと入力される。
受信器のアレイ数はNである。
受信信号は計算ユニット等へと接続される。
光分波器、NxM光スイッチ、光受信器アレイから構成される。
NxM光スイッチにより、自計算ノードを示す波長組合せが光受信器アレイへと接続される。
また、所望のM波長分の信号の抽出を光領域で行う構成である。
その後、波長組合せの割当が変わらない限り、光スイッチの設定は変更不要である。
光分波器、ミキサーアレイ(次数N)、光受信器アレイから構成される。
光分波器(K)、光受信器アレイ(N)(光受信器アレイの総次数KN。ただし、Kは当該光スイッチおよび光スイッチ制御部が収容する計算ノード数)、制御回路から構成される。
計算ノードから送出される波長多重された光信号が、光分波器へと入力される。
観測された光パワーにより、各計算ノードから送出される波長の組合せを判別し、対応する光スイッチの制御を制御回路により行う。
なお、ここで使用する光受信器は光パワーをモニタできればよく、光信号からデータを受信する必要はない。
光分波器、光スイッチ、光受信器、制御回路から構成される。
光スイッチは1つでも良いし、複数に分割されていても良い。
また、光受信器は1つでも良いし、複数を使用しても良い。
ラック間光スイッチ制御部へは、各ラック内の光スイッチ制御部から接続要求情報を送出する、あるいは、各計算ノードの光信号をモニタしても良い。
2 光スイッチ制御部
3 計算ノード
4 多波長光源
5 光送信器部
6 光受信器部
7 WDM光源
8 光ブロッカーアレイ
9、9b 変調器アレイ
10 光合波器
11 NxM光スイッチ
12 MxN光スイッチ
13 光カプラ
14 光分波器
15、15b 光受信器アレイ
16 ミキサーアレイ
17 光受信器アレイ
18 制御回路
19 光受信器
20 光スイッチ制御部内光スイッチ制御線
21 ラック間光スイッチ
22 ラック間光スイッチ制御部
Claims (32)
- データ信号をやり取りする複数の計算ノードと、
前記複数の計算ノードを相互接続する波長多重伝送路の光パスを切り替える光スイッチと、
前記光スイッチにおける光パスの切り替えを制御する光スイッチ制御部と
を有し、
前記複数の計算ノードの各々は、光送信器部と光受信機部とを備え、
前記光送信器部は、多波長光源が出力するN波長(Nは3以上の自然数)のうち前記データ信号の送信先に対応するM波長(Mは2以上の自然数であってM<Nを満たす)に前記データ信号を重畳した光信号を前記波長多重伝送路に、他の計算ノード及び前記光スイッチ制御部とタイミングを調整することなく、自計算ノードのタイミングで送出し、
前記光スイッチ制御部は、任意のタイミングで送出された前記光信号のM波長の組み合わせから前記送信先を判別して当該送信先に送信し得る光パスを設定する
ことを特徴とする光パススイッチシステム。 - 前記送信先である受信計算ノードに、前記データ信号の送出元のノードである送信計算ノード以外の双方向通信可能な光パスが既に設定されている場合に、前記送信計算ノードでは所定時間以内に前記受信計算ノードからのデータ信号が届かないことを以て前記受信計算ノードへのデータ信号の送信を止めることを特徴とする請求項1記載の光パススイッチシステム。
- 前記送信先である受信計算ノードに前記データ信号の送出元のノードである送信計算ノード以外の計算ノードと双方向通信可能な光パスが既に設定されている場合でも前記送信計算ノードは前記受信計算ノードに対してデータ信号を送出し続け、前記光スイッチ制御部は、前記送信計算ノードと前記受信計算ノードとの間に双方向通信可能な光パスが設定可能になると、当該光パスを設定することを特徴とする請求項1記載の光パススイッチシステム。
- 前記受信計算ノードと前記送信計算ノードとの間に設定された双方向通信を行う光パスが解放された場合において、
前記光スイッチ制御部は、その後所定の制御周期が経過するまでは前記受信計算ノードの接続要求を優先して他の双方向通信可能な光パスを設定することを特徴とする請求項3記載の光パススイッチシステム。 - 前記光送信器部は、さらに前記多波長光源と光ブロッカーアレイと変調器アレイと光合波器とを備え、
前記光ブロッカーアレイは、前記多波長光源から出力された波長から前記M波長を選択し、
前記変調器アレイは、当該選択されたM波長に前記データ信号を重畳して、
前記光合波器は、当該データ信号が重畳されたM波長を波長多重した光信号を前記波長多重伝送路に送出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つ記載の光パススイッチシステム。 - 前記光送信器部は、さらに前記多波長光源とNxM光スイッチと変調器アレイと光カプラとを備え、
前記NxM光スイッチは、前記多波長光源から出力された波長から前記M波長を選択し、
前記変調器アレイは、当該選択されたM波長に前記データ信号を重畳して、
前記光カプラは、当該データ信号が重畳されたM波長を波長多重した光信号を前記波長多重伝送路に送出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光パススイッチシステム。 - 前記多波長光源として前記複数の計算ノードに波長多重光を配信する波長バンクをさらに備え、
前記光送信器部は、さらに光分波器と光ブロッカーアレイと変調器アレイと光合波器とを備え、
前記光分波器は、前記波長バンクから配信されたN波長をN個の波長に分波し、
前記光ブロッカーアレイは、当該分波されたN波長から前記M波長を選択し、
前記変調器アレイは、当該選択されたM波長に前記データ信号を重畳して、
前記光合波器は、当該データ信号が重畳されたM波長を波長多重した光信号を前記波長多重伝送路に送出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光パススイッチシステム。 - 前記多波長光源として前記複数の計算ノードに波長多重光を配信する波長バンクをさらに備え、
前記光送信器部は、さらに光分波器とNxM光スイッチと変調器アレイと光カプラとを備え、
前記光分波器は、前記波長バンクから配信されたN波長をN個の波長に分波し、
前記NxM光スイッチは、当該分波されたN波長から前記M波長を選択し、
前記変調器アレイは、当該選択されたM波長に前記データ信号を重畳して、
前記光カプラは、当該データ信号が重畳されたM波長を波長多重した光信号を前記波長多重伝送路に送出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光パススイッチシステム。 - 前記光受信器部は、光受信器アレイと光分波器とを備え、
前記光分波器は、前記波長多重伝送路から受信した前記M波長の光信号を波長毎に分波し、
前記光受信器アレイは、当該分波された波長から前記重畳されたデータ信号を受信し、その後、電気領域にて前記光受信器アレイから前記M波長分の信号を抽出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光パススイッチシステム。 - 前記光受信器部は、光受信器アレイと光分波器とMxN光スイッチとを備え、
前記光分波器は、前記波長多重伝送路から受信した前記M波長の光信号を波長毎に分波し、
前記MxN光スイッチは、前記光分波器のN入力から前記M波長を選択し、
前記光受信器アレイは、当該選択されたM波長から前記重畳されたデータ信号を抽出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光パススイッチシステム。 - 前記多波長光源として前記複数の計算ノードに波長多重光を配信する波長バンクをさらに備え、
前記光受信器部は、ミキサーアレイと光受信器アレイとを備え、
前記波長バンクから配信される波長多重光と前記波長多重伝送路から受信した前記光信号とを前記ミキサーアレイにて干渉させコヒーレント受信して前記重畳されたデータ信号を前記光受信器アレイにて受信し、その後、電気領域にて前記受信器アレイから前記M波長分の信号を抽出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光パススイッチシステム。 - 前記光スイッチ制御部は、各々光受信器アレイを備えたK個の光分波器(前記光受信器アレイの総次数はKNであり、Kは前記光スイッチ制御部及び前記光スイッチが収容する計算ノード数)と制御回路とを備え、
前記光信号は、それぞれ前記光分波器でN個の波長に分波され、前記光受信器アレイに入力されて光パワーが観測され、
前記制御回路は、当該観測されたM個の波長の組み合わせにより前記光信号の送信先を判別し、
当該判別に基づいて前記光信号の光パスを設定して制御することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載の光パススイッチシステム。 - 前記光スイッチ制御部は、K個の光分波器(Kは前記光スイッチ制御部及び前記光スイッチが収容する計算ノード数)と光スイッチと光受信器と制御回路とを備え、
前記光信号は、それぞれ前記光分波器でN個の波長に分波され前記光スイッチにより順次前記光受信器に入力されて光パワーが観測され、
前記制御回路は、当該観測されたM個の波長の組み合わせにより前記光信号の送信先を判別し、
当該判別に基づいて前記光信号の光パスを設定して制御することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載の光パススイッチシステム。 - 各々請求項9記載の光パススイッチシステムを有する複数のラックと、
各前記ラックに接続されたラック間光スイッチと、
前記ラック間スイッチと前記複数のラックとを制御するラック間光スイッチ制御部と
を備え、
前記光信号を受信すべき受信計算ノードが当該ラックに存在しない場合には、当該光信号を前記ラック間光スイッチ制御部に送信し、
前記ラック間光スイッチ制御部は、前記光信号に含まれるM波長に基づいて、当該M波長の光信号を受信すべき他のラックの受信計算ノードに接続されたラック間光スイッチに送信する
ことを特徴とする光パススイッチシステム。 - データ信号をやり取りする複数の計算ノードを相互接続する波長多重伝送路の光パスを切り替える光スイッチと、
前記光スイッチにおける光パスの切り替えを制御する光スイッチ制御部と
を有し、
前記光スイッチ制御部は、
ある計算ノードから、N波長(Nは2以上の自然数)のうち前記データ信号の送信先に対応するM波長(Mは2以上の自然数であってM<Nを満たす)に前記データ信号を重畳した光信号を、前記ある計算ノードとタイミングを調整することなく、任意のタイミングで受信すると、前記光信号のM波長の組み合わせから前記送信先を判別して当該送信先に送信し得る光パスを設定する
ことを特徴とする光パススイッチシステム。 - 前記送信先である受信計算ノードに前記データ信号の送出元のノードである送信計算ノード以外の計算ノードとの双方向通信可能な光パスが既に設定されている場合でも前記送信計算ノードが前記受信計算ノードに対してデータ信号を送出し続ける場合、前記光スイッチ制御部は、前記送信計算ノードと前記受信計算ノードとの間に双方向通信可能な光パスが設定可能になると、当該光パスを設定することを特徴とする請求項15記載の光パススイッチシステム。
- データ信号をやり取りする複数の計算ノードを光スイッチと光スイッチ制御部を用いて相互接続する波長多重伝送路の光パス制御方法であって、
前記複数の計算ノードの各々の計算ノードの光送信器部は、多波長光源が出力するN波長(Nは3以上の自然数)のうち前記データ信号の送信先に対応するM波長(Mは2以上の自然数であってM<Nを満たす)に前記データ信号を重畳した光信号を前記波長多重伝送路に、他の計算ノード及び前記光スイッチ制御部とタイミングを調整することなく、自計算ノードのタイミングで送出し、
前記光スイッチ制御部は、任意のタイミングで送出された前記光信号のM波長の組み合わせから前記送信先を判別して当該送信先に送信し得る光パスを設定すること特徴とする波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 前記送信先である受信計算ノードに、前記データ信号の送出元のノードである送信計算ノード以外の双方向通信可能な光パスが既に設定されている場合に、前記送信計算ノードは、所定時間以内に前記受信計算ノードからのデータ信号が届かないことを以て前記受信計算ノードへのデータ信号の送信を止めることを特徴とする請求項17記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。
- 前記送信先である受信計算ノードに前記データ信号の送出元のノードである送信計算ノード以外の計算ノードと双方向通信可能な光パスが既に設定されている場合でも前記送信計算ノードは前記受信計算ノードに対してデータ信号を送出し続け、前記光スイッチ制御部は、前記送信計算ノードと前記受信計算ノードとの間に双方向通信可能な光パスが設定可能になると、当該光パスを設定することを特徴とする請求項17記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。
- 前記受信計算ノードと前記送信計算ノードとの間に設定された双方向通信を行う光パスが解放された場合において、
前記光スイッチ制御部は、その後所定の制御周期が経過するまでは前記受信計算ノードの接続要求を優先して双方向通信可能な光パスを設定することを特徴とする請求項19記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 前記光送信器部は、さらに前記多波長光源と光ブロッカーアレイと変調器アレイと光合波器とを備え、
前記光ブロッカーアレイは、前記多波長光源から出力された波長から前記M波長を選択し、
前記変調器アレイは、当該選択されたM波長に前記データ信号を重畳して、
前記光合波器は、当該データ信号が重畳されたM波長を波長多重した光信号を前記波長多重伝送路に送出することを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1つ記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 前記光送信器部は、さらに前記多波長光源とNxM光スイッチと変調器アレイと光カプラとを備え、
前記NxM光スイッチは、前記多波長光源から出力された波長から前記M波長を選択し、
前記変調器アレイは、当該選択されたM波長に前記データ信号を重畳して、
前記光カプラは、当該データ信号が重畳されたM波長を波長多重した光信号を前記波長多重伝送路に送出することを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1つ記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 前記光送信器部は、さらに光分波器と光ブロッカーアレイと変調器アレイと光合波器とを備え、
前記光分波器は、前記多波長光源として前記複数の計算ノードに波長多重光を配信する波長バンクから配信されたN波長をN個の波長に分波し、
前記光ブロッカーアレイは、当該分波されたN波長から前記M波長を選択し、
前記変調器アレイは、当該選択されたM波長に前記データ信号を重畳して、
前記光合波器は、当該データ信号が重畳されたM波長を波長多重した光信号を前記波長多重伝送路に送出することを特徴とする請求項18に記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 前記光送信器部は、さらに光分波器とNxM光スイッチと変調器アレイと光カプラとを備え、
前記光分波器は、前記多波長光源として前記複数の計算ノードに波長多重光を配信する波長バンクから配信されたN波長をN個の波長に分波し、
前記NxM光スイッチは、当該分波されたN波長から前記M波長を選択し、
前記変調器アレイは、当該選択されたM波長に前記データ信号を重畳して、
前記光カプラは、当該データ信号が重畳されたM波長を波長多重した光信号を前記波長多重伝送路に送出することを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1つ記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 前記複数の計算ノードの各々の光受信器部は、光受信器アレイと光分波器とを備え、
前記光分波器は、前記波長多重伝送路から受信した前記M波長の光信号を波長毎に分波し、
前記光受信器アレイは、当該分波された波長から前記重畳されたデータ信号を受信し、その後、電気領域にて前記光受信器アレイから前記M波長分の信号を抽出することを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1つ記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 前記複数の計算ノードの各々の光受信器部は、光受信器アレイと光分波器とMxN光スイッチとを備え、
前記光分波器は、前記波長多重伝送路から受信した前記M波長の光信号を波長毎に分波し、
前記MxN光スイッチは、前記光分波器のN入力から前記M波長を選択し、
前記光受信器アレイは、当該選択されたM波長から前記重畳されたデータ信号を抽出することを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1つ記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 前記複数の計算ノードの各々の光受信器部は、ミキサーアレイと光受信器アレイとを備え、
前記多波長光源として前記複数の計算ノードに波長多重光を配信する波長バンクから配信される波長多重光と前記波長多重伝送路から受信した前記光信号とを前記ミキサーアレイにて干渉させコヒーレント受信して前記重畳されたデータ信号を前記光受信器アレイにて受信し、その後、電気領域にて前記受信器アレイから前記M波長分の信号を抽出することを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1つ記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 前記光スイッチ制御部は、各々光受信器アレイを備えたK個の光分波器(前記光受信器アレイの総次数はKNであり、Kは前記光スイッチ制御部及び前記光スイッチが収容する計算ノード数)と制御回路とを備え、
前記光信号は、それぞれ前記光分波器でN個の波長に分波され、前記光受信器アレイに入力されて光パワーが観測され、
前記制御回路は、当該観測されたM個の波長の組み合わせにより前記光信号の送信先を判別し、
当該判別に基づいて前記光信号の光パスを設定して制御することを特徴とする請求項17乃至27のいずれか1つ記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 前記光スイッチ制御部は、K個の光分波器(Kは前記光スイッチ制御部及び前記光スイッチが収容する計算ノード数)と光スイッチと光受信器と制御回路とを備え、
前記光信号は、それぞれ前記光分波器でN個の波長に分波され前記光スイッチにより順次前記光受信器に入力されて光パワーが観測され、
前記制御回路は、当該観測されたM個の波長の組み合わせにより前記光信号の送信先を判別し、
当該判別に基づいて前記光信号の光パスを設定して制御することを特徴とする請求項17乃至27のいずれか1つ記載の波長多重伝送路の光パス制御方法。 - 請求項25記載の、前記複数の計算機ノードと前記光スイッチと前記光スイッチ制御部とを含む光パススイッチシステムを各々有する複数のラックと、
各前記ラックに接続されたラック間光スイッチと、
前記ラック間スイッチと前記複数のラックとを制御するラック間光スイッチ制御部とを用い、
前記光信号を受信すべき受信計算ノードが当該ラックに存在しない場合には、当該光信号を前記ラック間光スイッチ制御部に送信し、
前記ラック間光スイッチ制御部は、前記光信号に含まれるM波長に基づいて、当該M波長の光信号を受信すべき他のラックの受信計算ノードに接続されたラック間光スイッチに送信する
ことを特徴とする波長多重伝送路の光パス制御方法。 - データ信号をやり取りする複数の計算ノードを光スイッチと光スイッチ制御部を用いて相互接続する波長多重伝送路の光パス制御方法であって、
前記光スイッチ制御部は、
ある計算ノードから、N波長(Nは2以上の自然数)のうち前記データ信号の送信先に対応するM波長(Mは2以上の自然数であってM<Nを満たす)に前記データ信号を重畳した光信号を、前記ある計算ノードとタイミングを調整することなく、任意のタイミングで受信すると、前記光信号のM波長の組み合わせから前記送信先を判別して当該送信先に送信し得る光パスを設定する
ことを特徴とする光パススイッチシステム。 - 前記送信先である受信計算ノードに前記データ信号の送出元のノードである送信計算ノード以外の計算ノードとの双方向通信可能な光パスが既に設定されている場合でも前記送信計算ノードが前記受信計算ノードに対してデータ信号を送出し続ける場合、前記光スイッチ制御部は、前記送信計算ノードと前記受信計算ノードとの間に双方向通信可能な光パスが設定可能になると、当該光パスを設定することを特徴とする請求項31記載の光パススイッチシステム。
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